二郎は二郎であって、ラーメン二郎ではない。極上チャーシューと今更『麺屋二郎』 : 麺屋二郎 キャナルシティ博多店

さて、ラーメンスタジアムに帰ってきました。
　
年始恒例のアフォ行事たる新年三麺詣り。
『蟹専門けいすけ北の章』と『肉玉そば　おとど』に行って満腹。
休憩の為に『BAR　FIZZ』でゆっくりしてたら満腹ゲージが下がってきた。
　
よっしゃ！ラースタ第３弾行ってみよう！ヽ(*ﾟ∀ﾟ)ノ
　
という、頭のおかしい行動を、年始早々からやってます。
　
まぁ、
これで三麺詣りもつつがなく完了である。
　
　
.
　
　
で、
どこに行くかと言えば、『麺屋二郎 キャナルシティ博多店』である。
　
『ラーメン二郎』ではありません。
『ラーメン金二郎』でもありません。
『麺屋二郎』です。
　
鹿児島は、砂蒸し風呂で有名な指宿（いぶすき）が本拠地の人気店。
　
「 二 郎 は 二 郎 で あ っ て 、 ラ ー メ ン 二 郎 で は な い ！」
という名言はあまりに有名。（嘘）
　
　
鹿児島は遠くて、いつか遠征に行こうと画策してるが、全然行けてない地域の一つ。
指宿までとなれば、また遠いので、ここでファーストタッチをキメておこうという、逃げ腰な魂胆なのであった。
　
　
.
　
　
で、
ラースタの施設に入って、店の様子を遠めに確認。
行列の具合を見てみると、「おお、並んでないじゃないか！ラッキー♪(*ﾟ∀ﾟ)」
　
そう思って、早速券売機を購入に行った。
　
すると・・
　
さ～て何食おうかなぁ～♪(*´ー｀)
　
　
(　´∀｀)＜お並びになってお待ち下さい。　 (´ー｀ )ﾁﾗｯ
　
　
食券ポチッとな♪ ( ´ー｀)ノ
　
　
(；´ー｀) お並びになって？
　
　
！？Σ(ﾟ皿ﾟ；≡；´ー｀)
　
　
(；ﾟωﾟ；)
　
　
行　列　隠　れ　て　た　！ ！ ｗｗｗｗ
　
　
ちょｗｗｗ奥の引っ込んで影になったところに行列が！？ｗｗｗ
　
遠目から見ると全然並んでないように見えるんだけど！？ｗｗｗ
　
　
ここは列の長さで店を決める場合は注意が必要ですね。(；￣ー￣)
　
　
まぁ、並んでるのは１０人にも満たなかったのでそのまま並ぶことにした。
　
　
.
　
　
すると店員がちょくちょくと様子を見にきます。
　
この店、行列に対するケアが良くて、キメ細かな心配りが好感高い。
また、元気も良く、活気ある応対で心地良かった。
　
　
【　外　観　】
外観はラーメンスタジアム内はほぼ共通の基本デザインで統一されており、よくある恣意的なレトロ感出した、木や波状鋼板で造られたチープな昭和の小屋的イメージ。
開放的な造りになっており、屋台風で、大衆感を出してる入り易い雰囲気です。
　
シンプルなデザインの看板と、「中太自家製麺」と描かれた提灯が印象的。
　
　
.
　
　
【　店　内　】
●座席
カウンター、テーブル席の構成。
　
●内装
木目を基調とした恣意的レトロ調の大衆感だしたデザインが気兼ねない空気を出す。
チープな椅子とテーブルが、逆に感じが良いｗｗ
簡素で質素だけど、ラーメン屋”らしさ”を感じる点が、このスタイルの良いところ。
　
　
ちなみに、お持ち帰りで「チャーシューの切れ端」３５０円が売ってある。
しかも、これを使って本格チャーハンの作り方を貼り出していた。（写真参照）
　
　 ∧,,∧
　(；`・ω・）　　｡･ﾟ･⌒） チャーハン作るよ！！
　/　　 ｏ━ヽニニフ))
　しー-Ｊ

　　　　　　　　アッ！　｡･ﾟ･
　 ∧,,∧ て　　　　　｡･ﾟ･｡･ﾟ･
　(； ´ﾟωﾟ）て　　　／／
　/　　 ｏ━ヽニニフ
　しー-Ｊ　　 　彡

　　　　∧,,∧　　　　ｼｮﾎﾞｰﾝ
　　　（ ´・ω・）
　　c(,＿Ｕ_Ｕ　　　　　　･ﾟ･｡･ ﾟ･｡･ﾟ･ ｡･ﾟ･
　　　　　━ヽニニフ
　
このようにならないように注意下さい。
　
　
.
　
　
【ラーメン用卓上調味料･無料サービス】
卓上にはおろしニンニク、細挽き黒コショウ、ラー油、ラーメンタレが置いてある。
　
箸は洗い箸と割り箸、両方揃えていた。
店内禁煙で、ティッシュ常備。
荷物カゴもありました。
ウェイティングスペースには椅子も置いてあります。
　
営業時間がキャナルシティと同じで、通し営業な上に、夜もやってるのが嬉しいですね。(´ー｀)y─┛~~
　
　
で、
　
　
【メニュー】
食券制なので、メニューは券売機参照。
タッチパネル式の最新式。
　
ここで、俺は失敗する。
デフォルトは２種類で、「らー麺」７００円と、「かさね味」７５０円
　
どちらかと言えば、「かさね味」を食べたかったが、食券機は人気順に表示されており、
「かさね味煮玉子のせ」８５０円
「かさね薩摩富士」９５０円
「らー麺」７００円
が目立っており、普通の「かさね味」がどこにあるのか分からなかった。
　
　
よく見れば分かるのだが、後ろに人が並んでると焦っちゃうんだよね。
だから、俺は券売機が嫌いだ！(；`皿´)
　
結局、「らー麺」を購入して、列に並ぶこととなった。
　
　
　ζζζ
.＿＿＿＿
.＼∽∽／
　└─┘
　
　
【らー麺】 ７００円
オーダーからのサーブタイムは、この店も予め食券を渡しておくのでスムーズ。
席に着いてからは、あまり待たずにサーブされました。
　
　
で、
到着したラーメンだが、見た目は素朴感高めで、大人しめのヴィジュアル。
穏やかな表情。
　
見るからにアッサリ系。
　
　
まぁ、それは事前の店選びの時も、スープの写真を見て、分かり切っていたことだ。
　
今　更　ジ　ロ　ー　で　あ　る　！ (｀･ω･´)　（←これ分かる人、昭和の人）
　
　
≪　スープ　≫
　
●見た目･概要
スープは濁度中級で、色は薄茶色の豚骨スープ。
濃度はアッサリめで、トロみは無く、脂の溶け込みもないサラッとした感じ。
脂の量は適度で、全体に薄っすらと、中小粒の粒子が浮いておりました。
　
揚げネギも浮いてて、食欲をそそります。
　
　
●味
味付けは適度か、やや薄めの、塩梅穏やかなアッサリ系ライト豚骨スープ。
シンプルな旨塩味で、醤油は控えめ。
大人しめの面持ちの、見た目そのままの味わいで、優しい素朴な旨味。
　
素直な飲み口で、軽やかな食べ心地。
ゆったり伸び伸び食べれるけど、ラースタの中では異色のやわらかさｗｗ(*ﾟーﾟ)
　
インパクト抑えた、じんわりコク勝負の、優しく沁みる味が癒し系。
　
　
が！
　
チ ャ ー シ ュ ー 齧 る と 世 界 が 変 わ る ！ｍ９(｀☆ω☆´)
　
　
チャーシューからはすっごいインパクト感じるｗｗｗ
メッチャメリハリ出る出る出るね！ｗｗ
　
このお陰で、味に飽きずに最後まで食える！食い応えが出る！
　
　
何 こ の 急 展 開 モ ー ド ｗｗ(ﾉ∀`)
　
二　段　構　え　の　ラ　ー　メ　ン　で　あ　る　！(｀･ω･´)
　
　
●スープ飲み口
飲み口はライトでキレがあり、口当たりは適度。
まろやかで素直に飲めるスープでした。
　
　
●スープ味の構成･構造
大人しめのバランス感で、チャーシューを含めた２段攻撃の味の構成。
元ダレとベーススープは、互いに大人しめに主張し、先行はせず、後ろからついてくる感覚。
　
　
インパクトはチャーシュー単体の攻撃力は結構強いが、ラーメン自体はそこで勝負してない感覚。
ゆったり食わせることを考えた、地味めの衝撃値だった。
　
　
コクは申し分なく、じんわりと沁みます。
深みと奥行きはそこそこで、適度なキレがあって後口は良好だ。
余韻はそこそこ伸びやかに響く。
　
抑揚はスープ自体にはあまり無い”じんわり系”の装い。
だが、チャーシューに強い牽引力があり、緩やかな波で平坦になりがちな味に刺激を与えていた。
　
　
●個性･特色
臭みやクセ、エグミ、嫌味はなく丁寧な仕事で、真面目な姿勢。
クドさもしつこさも感じません。
　
食べ易いじんわりした味わい。
ラーメンスタジアム内では、異色の存在感！(=ﾟωﾟ)
　
唯一の癒し系！？(*ﾟдﾟ)
　
ある意味個性的で、食い手を選びそうな、玄人向けの仕上がりだった。
　
　
.
　
　
で、
　
≪　麺　≫
　
●麺線
中太麺ストレートで、断面はエッジの削れたスクエア形。
加水率は高めで、半透明部があって小麦の粒が見えるシースルー仕様。
　
さすが自家製麺だ！(｀☆ω･´)
　
●食感
表面はツルッツルッと艶やかで、スベスベ滑らかな舌触りの美肌さんなので、喉越しが素直だ。
クニクニ、ムニッと柔軟性があり、モチッとした弾力と伸びがあって、歯応えは健康的だ。
プツンプツンと切れる快活な歯切れがあって、食感が良かった。
　
　
●麺全般
麺の硬さは標準で丁度良く、麺の量は多めに感じて好印象。(´ー｀*)
スープの絡みは上々だった。
　
　
.
　
　
で、
≪ トッピング ≫
　
トッピングは、チャーシュー、もやし、青ネギ、焦がしネギの取り合わせ。
　
●チャーシューは豚バラ・ロース肉両方あって、カットは大きめで、厚みも厚めの、好感持てるボリューム感。
肉の繊維方向（厚み方向）に噛むと、やわらかホロリ食感。
逆に長手方向だと、肉肉しい弾力ある歯応えで、噛み締めると味で出る。
　
味は強い塩気と、醤油の染みた味。
醤油は深みがあって、香り高く、極上のチャーシューに仕上がっていた。
　
こ れ は ウ マ ス ！！(*ﾟ∀ﾟ)=3
　
しかも、地味めなスープに抑揚とメリハリを与える大切な役割を担っており、ある意味このラーメンに於ける主役といっても過言じゃない。
　
　
●もやしは中細の太さで、ボリュームが多く食べ応えがあった。
　
●焦がしネギはスープに香ばしい香りを落としていた。
意外と大人しめの主張です。
　
●ネギは多めに入ってて、香味は控えめのアクセントだった。
　
　
チ ャ ー シ ュ ー の 存 在 感 が ハ ン パ ね ぇ ！！ｗｗｗｗ(ﾉ∀`)
って言うか、
コイツの独壇場的な、シャレにならんスペックだった。
　
　
.
　
　
≪ 総括 ≫
スープは控えめで、チ ャ ー シ ュ ー が 全 力 で 突 っ 走 る 独 走 態 勢 ｗｗ(ﾉ∀`)
なので、アッサリ軽やかなのに、結構食べ応えもある。
　
そこを繋ぐ、橋渡し的な自家製麺のおいしさ。
地味だが、縁の下の力持ちだ。(´ー｀*)
　
　
ラーメンスタジアムと言う、目立ってナンボな戦場で、これだけインパクト控えめな優しい味で勝負を仕掛けるとは肝が据わっている。
　
どちらかと言えば、その地に根付いて、ジワジワと常連を獲得していくタイプの味わいと思ったが、やりますね！(￣ー￣ )
　
　
シンプルでセンスは地味だが、この２段構えな味の構成は面白い。
ボリュームがあって、ＣＰは普通だが、そこそこ満足度が高かった。
　
芯は結構幅広いと思うが、どちらかと言えば年配層向けかな？
　
是　非　地　元　に　欲　し　い 店　で　あ　る　！(´ー｀)y─┛~~
　
単体評価：☆３．６
※評価詳細基準は下記をご参照願います。
【味評価基準】
http://tabelog.com/rvwr/neokunno1/diarydtl/36529/
　
　
.
　
　
で、
ご馳走様でした。
　
　
これにて、年始の三麺詣りは、今年も無事に締め括られました。
　
めでたし、めだたし～♪ヽ(´ー｀)ノ
　
　
.
　
　
とは、ならないのが、俺の終わってるところです。
　
無論逝きます、４軒目！く(｀ＴωＴ´)
　
　
毒 を 喰 ら わ ば 皿 ま で じ ゃ ぁ ぁ ー ー い ！！щ(ﾟДﾟщ)
　
　
で、
食い終わったら、再び満腹ゲージがＭＡＸ付近まで上がってきた。
　
もう一度小休止してから、４軒目に行くか･･･。
そう思って俺は歩き出す。
　
　
とりあえずキャナルシティの外へ。
那珂川の畔まで出ました。
公園になっており、夜は屋台で賑わうこの近辺。
　
適当に腰掛けて、先ほどのレビューを纏めました。
　
　
.
　
　
すると嫁からＴＥＬ。
嫁 「さっきザックと会ったよ！」
　　ザックとは、こっさん（娘５歳）が行ってる英会話教室の先生の友人のアメリカ人。
　
ゆ 「は？(；ﾟдﾟ)」
　
嫁 「偶然キャナルに来てたみたいｗｗ」
　
ゆ 「へぇ～、その群衆の中でよく分かったな。」
　
嫁 「うん。旦那は？って訊かれたから、一人でラーメン食べてるって言ったら、ＯＨって言ってたｗｗ」
　
　
余計なことを吹聴するんじゃないｗｗ(；￣ω￣)
　
　
.
　
　
余談だが、
ウチの一家は、英会話教室の先生の家のパーティーには毎回呼ばれる。
　
ある日のパーティーにザックが来ており、話をしてたら、見た目は外国人だが中身完全に日本人だったので面白かったｗｗ
　
　
屋台でおでん食いながらクダ巻いてるおっさんレベルの日本人っぽさｗｗｗ(ﾉ∀`)
　
人間って環境が育てる生き物なんだ(；´Д｀)　とつくづく理解した。
　
　
ところで、
島国に住んでると、外国人が何だか違う生き物みたく見えるけど、まぁ同じ人間ッスね。
酒飲めば同じように酔っ払うし、陽気にもなる。
ウマイもんはウマイし、面白いと笑う。
考えることも、やってることも、大して変わんないって実感するに至った。
　
この”実感”までが結構遠いのよねｗｗ（；＾∀＾）
　
　
色んな国の人と接したが、まぁ皆、単なる人間である。
　
同じ人間って枠組みにハマった、しがない動物同士である。
　
単 に 言 葉 が 違 う だ け 。
　
　
そんな訳で、俺はあまり外国人に警戒心がない。
　
　
.
　
　
で、
嫁の話によると、他の奥様方から、よくこう（↓）言われるそうだ。
　
パーティに毎回俺が来るので、
「旦那さん、よく来てくれますね。ウチの旦那絶対来ないし。」
「社交的で羨ましい。」
　
おお、俺高評価じゃん！(*ﾟ∀ﾟ)=3
　
まぁ、俺、物怖じしないしね。
やりたいことを好きにやってる（飲んでる）だけだしｗｗ
　
　
で、
嫁はこう（↓）返すそうだ。
　
嫁 「あ～、あの人、昼から飲めるんで、喜んで来るだけｗｗ」
　
　
お お お い ！！щ(ﾟ皿ﾟ；щ)
　
単なる飲兵衛呼ばわりするんじゃねぇ！！ヽ(`Д´；)ﾉ
　
　
確かに日本人の男、俺一人なんだよね･･･。
何でかなぁ？(´･ω･`)
　
　
.
　
　
次回予告！「福岡家系攻略編？意外なルートと新たなる決意」の巻！
絶対観てくれよな！(*^∀ﾟ)b
　
　
ラーメン王に俺はなる！ｍ９(｀☆ω☆´)　
　
　　
≪関連レビュー≫

『ラーメン二郎三田本店』
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