クロワッサンの有名店のサンドとは？ : 三日月屋 東比恵店

『三日月屋』さんについては言うまでもないんでしょうが、クロワッサンで有名になったお店です。

福岡県内に10店舗近くあり、福岡空港内のＪＡＬプレミアム・ラウンジでは常時提供されてるそう。

本店は北九州市若松にあり、2005年創業だそうですから、あっという間に広まった感はありますね。

ワタシが初めて頂いたのは15年ぐらい前で、その頃はまだ安かったものの、普通のクロワッサンよりは高めでしたが、それでも10個20個と爆買いする方もおられ、目が丸くなったのを憶えてます。

むろん手土産なんでしょうが、まあ、考えようによっちゃスイーツとか買うよりゃお手頃ですからね。

ましてや、実際に頂いてみると確かに美味しく、しかも軽い食感でパクパク食べられちゃうから、そりゃバカ売れする理由も痛いほど分かりましたし。

〝もし東京にあったら爆発しちゃうんだろうなあ？〟

そうも想いましたけど、すでに有ったのかもしれないし、なかったら直ぐに似たようなクロワッサン作るでしょうけどね。

ですが、見えないところでマイナー・チェンジを繰り返してるからこそ老舗となれるように、『三日月屋』さんも例外ではなく、現在でもクロワッサンが核ではあるものの、色んな角度から切り込んだ商品も展開されています。

〝へえーっ、サンドイッチもあるん〟

ってなわけで、ヌボーっと同.食べログを観てたら同店『三日月屋 東比恵店』さんがヒット、クロワッサンやサンドイッチは勿論、写真にあるように持ち帰りカレーまであり、なんだか興味をそそられる。

〝うむ、行ってみるか〟

って、もちろん同じ『三日月屋』さんの他店、北九州の支店にもあるのかもしれませんが、福博に行く用もあったし、その『東比恵店』さんを見たことがなかったんで、興味本位で向かってみることにしました。

そんな場所は551号別府比恵線沿い、112号福岡日田線東比恵４丁目交差点から３号線方面へ入った最初の信号がある交差点の角地にあります。

この道、ときどき使う裏道ですから、先に同店を見たことないと書きましたが気づいてなかっただけで、確か以前はコンビニがあったと憶います。

ですから駐車場もそこそこあり、立ち寄りやすいでしょう。

店内はお土産屋さんのようで、暖簾をくぐるなり、まったくサンドイッチの姿を見なかったから不安になりましたが、よく見たらメニューがあり、注文があってから作るのが分かりました。

ですから以下の２点をオーダー、感じのいい女性従業員さんに２〜３分ほどで作っていただきました。

① あずき生クリーム ￥380

② たまごサラダ ￥480

①は、まず想定外のデカさ！

基本、クロワッサンのサンドだから、そこまでボリュームはないような気はしてたんだけど、さすがに具材が入ると、それなりのボリューム？

だからか、女性従業員さんか予め食べやすいようカットしときましょうか？と訊いてこられ、一旦はお願いしようとは思ったものの、撮影とかあるから

〝踏み止まってて、良かったなあ？〟

などと思いましたし、まずだいたい、そこまで食べにくくはありません。

クロワッサンらしくカスが溢れるのが厄介っちゃ厄介なだけでしょうか。

ましてや、ちょっと食べたことがないような感覚も？

一般的なクロワッサンのパリっとしたクリスピーな食感に、滑らかなあんこと、ベタっとした生クリームが次々と襲いかかってくるんで、なんとも言えない感覚で戸惑っちゃうんですよね。

ってまあ、もちろん不味かろうはずはなく、且つ、あんこ等も甘ったるかろうはずもなく、逆に中々の仕上がり。

クロワッサンらしい香ばしさと、多層だからこそ得られるサクサクした軽い食感が、逆に位置するネットリとした甘みのあんこクリームと交わるから、なんとも口の中が混沌として面白く、そりゃもう言うことありません。

〝しっかし、こんなん本場フランスにあんのかなあ？〟

そう首を傾げられるほど、ある意味、我が国ならではの組み合わせのような気もします。

②は、①はいいけど、惣菜系はどうかと勘繰りましたが、これも悪くない。

ただ、やや品が良すぎ、もっとタマゴサラダは味が濃くてもいいような気もしました。

じゃないとクロワッサンに負けちゃうような、元々ある長所さえ消しちゃうような気がしましたからね。

ってなわけで、いつものように自分で辛子マヨを足しましたが、なんとなく今一つ合ってない？

で、ハっと気付いたんだけど、

〝こりゃ塩だ！〟

と、かけてみたら、ぴったしカンカンでしたが、ただ単に、それもまた自分自身が昭和なだけなようで、いわゆる貧しさが全面に出たようで恥ずかしくもなりましたけどね。

もっとも、決して不味くはなく、逆に美味しいし、レタスのシャキシャキ感も素晴らしく、クロワッサンじたい、①はパリパリ感が強く、②はしっとりしてるような気もし、もし同じなら相変わらずのバカ舌を恨むしかないものの、もし違ってたら、逆にそこまでのコダワリを、まずは褒めてあげたくもなりました。

ですから総括すると、さすが三日月屋さんと改めて感じ入りましたが、正直に言うと、もう少し安ければ文句一つないんですけどね。


● 個人的 食べログ 評価点・・・3.7