「ふくしん」無き今、福井ソースカツ丼は、どこで食べればよいのだろうか？ : ヨーロッパ軒 総本店

本日のディナーは、福井市「ヨーロッパ軒 総本店」です。

福井のソースカツ丼の名店「ふくしん」が惜しまれながら5月に閉店した。
ホントに福井県の損失だ。
あの独特な香辛料が香るウスターソースにジャブ漬けされた平なカツが丼の蓋からはみ出たビジュアルは、ふくしんの専売特許だった。
ヨーロッパ軒のソースカツ丼が福井県のご当地グルメの元祖と言われているが、なんとなく観光客向けで味もビジュアルもインパクトに欠ける。
蓋は、キッチリしまっていないがカツがはみ出るほどではない。
薄く叩かれたカツは、福井のソースカツ丼だがソースにスパイシーさが足りない。
やはり、「ふくしん」に比べ味も値段も2歩も3歩も劣るな。
正直、この地方都市でカツ3枚のソースカツ丼で1,080円は、観光客向け価格である。

福井県は、ソースカツ丼やらボルガライスやら何やら西洋の香りがする。
どうも福井県のソースカツ丼は、この店が元祖のようだ。
しかし、福井県のソースカツ丼と言えば、「ふくしん」の方が有名ではないだろうか？
ふくしんは、観光客やらライダー達がひっきりなしに訪れている。
ヨーロッパ軒といえば、県内に何店舗かチェーン展開されている。
しかし、このチェーン展開のお陰で味にばらつきがあり、微妙なのである。
総本店の味が本物と思い訪問したが、やはり、ふくしんより劣る。
パン粉が粗いのとソースの香辛料が足りない。
平べったいカツは、健在だがふくしんより薄い。
地の利の悪いふくしんに軍配はあがったかな。
そもそも、ふくしんが百名店に選ばれていないことが不思議なのである。

本日のランチは、福井県福井市「ヨーロッパ軒 総本店」です。

２日間に渡るサクラマス・フィッシングも２人共成果を出すという好結果で幕を閉じ、１２時にストップフィッシング。
体を動かすと減るのは、腹。
で、帰京の前に腹ごしらえ。
いつものように「レストラン ふくしん」で”ソ-スカツ丼”と思ったが、それも芸がない。
ならば、行ってみようソースカツ丼発祥の店。
「ヨーロッパ軒　総本店」
福井市内の飲み屋街の一画にありました。
恐らく、自社ビル。
ソースカツ丼一発で安泰とは、羨ましい。
では、入店です。
地方都市は何処でもそうだが、店内がいつも素朴。
拘りなんて全くない感じ。
お客もそんな事求めないのでしょう。
如何に東京がかぶれているか思い知る。
ヨーロッパ軒は、デパートで開催される福井県物産展では、必ずと言って出店しているので、元祖の味は知っている。
メニューを覗くと旨かった”３種盛り(カツ・エビ・メンチ)”もあった。
でも、折角の総本店なので”ソースカツ丼”をチョイス。
待つこと５分。
運ばれてきました。
「(あれ？カツがはみ出していない・・・。インパクトに欠けるが、食べ物は、味だ)」
待望の一口目。
パクリンコッ。
「旨～～～～～！」
ラードなのだろうか、独特の風味と食感。
きめ細かいパン粉をサクサク、そして、ジューッとソースの芳醇な旨味を堪能し満足である。
「ふくしん」とどちらに軍配が上がるかと言うと「ふくしん」であろう。
味は、たいして変わらないが、インパクトと費用対効果では、圧倒されている。
やはり、小生は、元祖よりＢ級に惹かれるのである。

本日のランチは、福井県福井市「ヨーロッパ軒総本店」です。

新宿京王百貨店で「越前若狭の物産と観光展 福井県」が開催されていた。
イートインコーナーで福井県のラーメンでも食そうと思い足を運んだが、出店していなかった。
福井のラーメンと言えば、敦賀の屋台ラーメンが有名だ。
今回のイートインコーナーでは福井が誇る洋食店「ヨーロッパ軒」が出店していた。
この店は、ソースカツどんの元祖と言われている。
小生、福井県には１０年前から欠かさず足を運んでいるのだ。
春先になると九頭龍川にサクラマス釣り行脚に出かけるからだ。
市内の洋食の名店「ヨーロッパ軒」の存在は知っていたが、ついついコンビニ飯や乾き物で食事を済ましていた・・・。
初めて食す「ヨーロッパ軒」の”ソースカツ丼”。
現在主流のソースカツ丼と似て非なるものだった。
キャベツ無し、極薄。
脂身無し。
今回は、１００食限定の”三種盛りスペシャルカツ丼”を注文。
通常のソースカツ丼は、カツ３枚。
スペシャルは、カツ１枚・エビフライ１匹・メンチカツ１個。
３種類味わいながら食したが、メンチカツが一番旨かった。
肉汁と油の熱々感が口内で爆発する。
エビフライも巨大で食い応えあり。
でも、メインのカツは薄っぺらく満足感に欠ける・・・。
また、ソースカツ丼の醍醐味”ソース”が薄い。
やはり、カツはどっぷりとソースの中に漬け込んで”ブジュブジュ”にして欲しいな。