年末豪勢焼肉 : 濱田屋 焼肉 ホルモン 五代目 市郎右衛門

前年暮れから約１年弱ではあるが松山に単身乗り込み修行していたT君が年末松山に来てくれた。
前夜しこたま飲んで昼食の時は疲れているようだったが、こちらの仕事が終わり再び会ってみると全快の様子。
大好きな銭湯でサウナも満喫してきたようだ。
お互いの一年間の健闘を称え合うのを名目に2021年の贅沢だとこちらで焼肉を敢行。
年末でコロナ禍も一旦収束感があるとはいえ終息はしておらず運良く部屋が空いていた。
しかも勝山通りサイド。
塩上タン、上カルビ、上ロース、ホルモンに究極ハラミ。
たまの贅沢とばかりに上級メニューをオーダーし舌鼓を打つ。
どれも美味いがさすがの究極ハラミ。最近になってロース、カルビだけでなくハラミも楽しむようになってきたが、究極と銘打つだけあって柔らかく美味い。
焼肉にこれまた白秋ハイボールのすっきりさがこの上無い相性でグイグイ行く。
〆にはデザートでなく胃に余力を残しての特選ロース。
ここのそれは初めて食べたが激ウマ( *´艸｀)
高くて美味いは当たり前とはいえ、絶妙な脂と柔らかさ、口の中に拡がる美味さは絶品。
次の機会には家族にも味わせてあげたい。

我が家では入籍日と結婚式の両記念日に食事に出掛けることにしている。
例年後者については式の二次会で利用した独身時代からの愛するイタリアンレストラン「アマーレアマーレ」に行くのだが、昨年に続き今年はリニューアルオープンが遅れており、別の選択肢を捜すことになった。

そこで白羽の矢を立てたのは濱田屋。
年1程度で気が向くと利用させてもらう焼肉店である。
焼肉といえど、ここは個室でゆったりしており大人な焼肉の店。
洗練され清潔感のある店内は程好いクラス感で嫌みが無い。
そこがよく水商売の同伴、アフター等に利用されていると評判のある証拠でもあるのだろう(笑)

日曜日ということもあり、予約せずに飛び込みで入ると早めの時間ながら割りと一杯。
急いで部屋を準備して迎え入れてくれた。

開店以降1,2年はスタッフの接客等決して悪くは無いもののオペレーションに関する試行錯誤もあったのであろう、こちらもついつい厳しめな見方をしていたが、近年はブラッシュアップされており確実に良店と言えるであろう。
そもそも肉自体は元から良質だったのだから。

さて、乾杯（以降も飲み続けた）に自分が選んだのは白州のハイボール。
すっきりした飲み口が焼肉にはビール以上に合うと個人的には思う。
こういうセレクトがお店のセンスとしてはgoodだろう。

まず運ばれたのは上塩タンと上ハラミ。

鶏ももにホルモン（小腸）。

チョレギサラダに石焼きビビンバ。

一つ落ち着いたところで上カルビ。

オーラスには特選上ロース。
本日は宮崎牛A5サーロインだそうだ。

どれも厚み、一口頬張るにあたり絶妙なサイズの切り方で口福を味わうに丁度良い。
美味しいのは当然言うまでもない。

あえて最高を目指すのであれば、会計を部屋で終えたあとはその客が退出するまでどれだけの時間を要するかは人それぞれで難しいが、
スタッフが誰か一人は店頭に待機しておくべきだろう。
バックヤードに全員が引っ込んでいては気付くのも遅れる。
迎え入れも大事だが、名店はどこも送り出しも素晴らしいものだ。
そこがあれば、この店もパーフェクトだろう。

勝山通りのこの店は、こんな表通りにあって夜遅くまで営業しているにもかかわらず以前は知る人ぞ知る的な店だったはずですが、昨今口コミが広がってきたのか結構流行ってるようです。
個室で区切られているものの、空気の通りを考慮したのか結局は部屋の上の方に隙間があるため大声で話す方が隣の部屋にいる場合はよく聞こえます(笑)
まあ、でも概ね落ち着いた雰囲気で美味しく食事が出来るお店です。
肉はA5を提供するのが売りですが、最近は他の店でもちらほら出てきました。
が、そうはいっても味もそれなりのものを出してますしコスパはかなり高い。
A5だからって最高に美味しいとは限らない訳ですから期待しすぎは禁物で、でも期待はそうそう裏切らないのではないかと思います。

ただ、店員が空いた皿を下げるとか食事の進み具合を見て次を出してくるといったようなサービス面のレベルの低さが残念です。
料理に追い付いてない( ノД`)…
この日はコースだったんですが、何か出てないよね？って言ってて満腹になった残り10分かそこらで豚肉出してませんでしたって持ってきて…。
こんな時間になって提供されてもみんな食べれないし、店側のルール違反でしょっ？て言ったらお詫びにアイスクリームが出てきました(^-^;

とりあえず、家族、恋人といった大事な人との記念日云々、予算も考慮しつつ良い食事と酒を楽しむことを考えればお奨め出来る店の１つかなとは思います。