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「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店名 |
お食事処千家
|
---|---|
ジャンル | 海鮮、食堂、郷土料理 |
予約・ お問い合わせ |
04-7095-3733 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
電車→安房小湊駅より徒歩。 安房小湊駅から103m |
営業時間 |
|
予算 |
¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済可 (PayPay) |
席数 |
20席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 店舗前5台 店舗裏に無料市営駐車場有 |
空間・設備 | 座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 海が見える |
お子様連れ |
子供可 |
お店のPR |
地元市場の新鮮地魚を使った、絶品和食を提供しています。
金目鯛・おらが丼・さんが焼きなど 房州名物料理のお店です。 地元の地魚を使用しており、新鮮で美味しい魚が自慢です。 定食にミニ刺身がつくメニューをご用意していますので 思う存分、房州のお魚を楽しんでいただけます。 ぜひ当店で地元の味をお召し上がりください! また、当店では赤ちゃん・お子様連れのお客さまも大歓迎です。座敷席ですので、ねんねの赤ちゃんもゆっくりお過ごしいただけます。 お食事できるお子様には、お子様の椅子の貸し出しや、抱っこベルトの貸し出し・飽きないようにおもちゃの貸し出しもございます。 パパ・ママもゆっくりお食事できるようにご用意しておりますので、安心してご来店ください。 |
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都会の喧騒を忘れて、現実から離れた世界にこの身を投じたいとき、僕は房総半島に向かうことが多い。
内房だろうが、外房だろうが、房総半島は山と海に囲まれていて、海沿いをドライブすることは、豊かな景色とともに時間がゆっくりと流れていき、生き急いでいる毎日を忘れられる。現実逃避したい数と房総半島を訪れた数は比例しており、そういう意味では既に房総半島は馴染みのある土地になっている。
この日は18時から九十九里浜付近にあるウシマルを予約しており、僕は昼すぎに鴨川に抜けて、久しぶりに池田屋でお昼をとり、そのまま沿岸部を北上する予定にしていた。お腹の空き具合まで計算された完璧なプランだ。
さして渋滞にもはまらずにアクアラインを抜けて、房総半島の中央を横断し、無事に池田屋に着いたのは13時30分。ここまでは完全に予定通りであり、僕は房総の伊勢海老でも食べてからドライブにふける気でいた。
が、池田屋の前には、かなりのひとが並んでいる。ぎぎぎぎぎゃゃゃゃゃゃゃゃ...このまま行列に参加すると、お腹が空かない状態でウシマルにいかなければならないだろう。僕はやむなく池田屋を放棄、完璧なプランはあっけなく崩れ去る。きっと僕は何かに憑かれている。
気を取直して、長く連なる鴨川シーワールドの駐車待ちの列を横目に、僕は鴨川を抜けて外房の海沿いを北上する。しかし、お腹が空く。このまま何も食べないまま北上しても、ウシマルに到着する前に餓死するだろう。何でもいいから口にしよう。もはや僕は食べ歩きとは無縁な野生的に餓えたただの狼と化している。がるぅぅぅぅ.....
ふと、海沿いにお食事処の看板が現れる。吟味する間もなく、僕はそのお店に車をつける。お腹が空いているのだから、もう、どこでもいい。駆けるようにお店に入る。現実を忘れるために房総を訪れたのに、結局、僕は生き急いでいるではないか。
地元の暖かさというのだろうか、このお店のお勧めなどをお伺いすると、かなり丁寧に暖かみのある言葉で教えてくれた。テレビにも出たことがあるというおらが丼をお勧めされるが、時間的に米を避けたい僕は、刺身盛り合わせ、さんが焼き、なめろう、そしていつも金目鯛の煮付けばかりを食べているという理由からかさごの煮付けをお願いする。
最初に刺身の盛り合わせが提供される。あじ、タイ、いさき、いか、海老、マグロの赤身、マグロの中トロだ。どれも鮮度が高く、美味しい。次にさんが焼き、久しぶりに食べたが、あじのハンバーグと言ったところ、酸味もあり、香ばしい。
続いてなめろう。舟盛りになって提供されて、予想していたのより、遥かに豪華だ。とろとろのあじがクリーミーであり、口の中で甘く溶けていき、かなり美味しい。何も考えずに訪れたが、けっこう美味しいではないか。
かさごの煮付けは身に弾力があり、歯ごたえが良く、ここら辺一帯の煮付け同様に甘いタレをたっぷり吸って、美味しい。このとき隣のテーブルで金目鯛が提供される。わあ、大きい、という驚きの声が聞こえてきて、横目でこっそり覗き見すると、かさごの二倍ぐらいの大きさだ。やっぱり金目鯛にすればよかったと、小さな後悔が芽生える。いや、かさごも美味しいぞ、と僕は箸でかさごのエラの身をほじくる。
途中、この店の主人らしきおばあちゃんが何度か話しかけてきて、都内から?オシャレさんだね、と何度か仰られてたが、いえいえ、全然ですよ、とそのたびに謙遜してかぶりを振っていた。心の中ではまんざらでもないと思っていたが、今思えばそれは僕のほうではなく、一緒にいた相手のほうであり、今更のように恥ずかしい想いに駆られる。
にしても、こころとお腹が暖まるお店だ。ただお腹を満たそうと思っていた割には美味しく、十分に癒される。予定外のことが起こりやすく、トラブル発生確率高めの自分ではあるが、それさえも呑み込んで生きていけば、きっと数々の偶然にも感謝できる日々を送れるのだと思う。
こうして、良い形で餓死を免れた僕は、ゆっくりとお店を後にして、再び房総半島を北上していく。