富里市訪問　フレンチ編　Ｐａｒｔ ３ : エスポワール

訪問日 ： ２０１２年８月ＸＸ日 （Ｘ曜日）　ランチタイム　　同伴者 ： しろくま　　お会計 ： ￥５，７００ （￥４，７００）

オーダーメニューとコメント　

しばいぬ

Course B　￥３，２００ （￥２，７００）
＜構成＞
①アミューズ （パッパ・アル・ポモドーロ）　
②オードブル （フォアグラとマッシュルームを詰めた伊達鶏のガランティーヌ）
③スープ （ヴィシソワーズ）　
④パン （バゲットとフォカッチャ）　※ おかわり自由　
⑤メインディッシュ （イベリコ豚と仔羊のグリル マスタードソース 有機野菜のグリルとともに）
⑥デザート （リコッタチーズのシブースト）　
⑦ドリンク （アイスストレートティー）　※ おかわり自由　

しばいぬの独り言・・・
　お店は、八千代方面から、国道２９６号線沿い、南七栄ＮＴ入口交差点手前左側にあるが、油断すると通り過ぎてしまうかもしれない。結婚式場のレストラン利用は通算２件目。専用駐車場完備で、館内禁煙、クレジットカード使用可。まず、ロビーで受付をして、しばし待ち、ご案内・・・披露宴会場を抜けて、奥の待機室のような部屋に通される。採光も良く、５テーブルほどセッティングしてあったが、予約の段階で１日数組のご案内という意味が理解できた。コースは３種類用意されており、￥２，５００のパスタコース、￥３，２００のメイン選択コース、￥５，０００のフルコース・・・。いつもなら、メイン選択コースを魚と肉それぞれで注文するところだが、今日の魚料理がイマイチ心ときめくものではなかったので、パスタコースとメイン選択コースをチョイス。コースの固定料理以外に、それぞれ２～３種用意されている、前菜、パスタ、メイン、デザートのアラカルト料理をコースの固定料理と差し替えが可能ということで、実質プリフィクス・・・これはうれしいところ、しかも追加料金なし・・・素晴らしい！　接客もしっかりしているし、邪魔にならない程度にテーブルに目を配ってくれているので居心地が良い。ただ、一点だけ指摘するなら、料理の説明をもうちょっと加えて欲しいという点かな。まぁ、それでも、質問すれば答えてくださるので些細な点ではあるけれど・・・。また、コースを注文し終えたところで、登録するとコース料金から￥５００引きクーポンＧＥＴとなるメルマガ登録の案内に来てくれたんだけど、￥５００引きはかなり大きいよねぇ・・・そんなにサービスして大丈夫かなぁって心配になったりしたけど、これも戦略なのかな・・・邪推はやめておこう。一方、料理に関して、どれも美味しくいただけたんだけど、パスタ料理だけが今日は選択ミスだったかな・・・まぁ、基本、フレンチのお店なのでパスタがイマイチだったとしてもそれほど印象は変わらないし、次回はしっかり魚料理は食べてみたいかなぁと。ただ、こちらのお店、面白い手打ちのパスタ料理を展開しているということで、基本はメイン選択コースをそれぞれチョイスして、アラカルトでパスタ料理を注文する作戦でもいいかなぁ・・・そのぶん、値段は張ってしまうけど、ピタッとはまったときの満足度も大きいような予感がしたりして・・・。


しろくま

Course A　￥２，５００ （￥２，０００）
＜構成＞
①アミューズ （パッパ・アル・ポモドーロ）　
②オードブル （柔らかく煮込んだイノシシとポルチーニ茸のパートブリック包み）
③有機野菜の一皿 （有機野菜のグリル）　
④パン （バゲットとフォカッチャ）　※ おかわり自由　
⑤パスタ （富里産の甘いトウモロコシとイベリコサラミの冷製パスタ フェデリーニ）
⑥デザート （柑橘類のブーシェ 牛乳のアイスを添えて）　
⑦ドリンク （アイスコーヒー）　※ おかわり自由　

しろくまのつぶやき・・・
　パッパ・アル・ポモドーロは、パンとトマトを煮込んだもので、てっぺんにバジルを添えてあります。トマトの酸味が効いて、パンのなめらかさもあり、積極的な意味で面白い食感・・・。酸味が食欲をそそるのでスターターにはうってつけですね。柔らかく煮込んだイノシシとポルチーニ茸のパートブリック包みは、前菜なのでそれほどボリュームがあるわけではありませんが、マリネして煮込んである、スライスした薄切りのイノシシ肉と細かいポルチーニをパートブリックに包んで揚げてあります。くずしながらサラダに合わせて食べてくださいとのことでしたが、パリパリとした食感もあいまって、コレは完成度が高いような気がします・・・もう１本くらいイケたかな・・・。イノシシも野性味があると思いきや（実は初体験）、牛肉のような上品な味わいでした。フォアグラとマッシュルームを詰めた伊達鶏のガランティーヌは、手が込んでいますね。大ぶりに使用したナスとズッキーニのグリルをアクセントに差し込んで、ガランティーヌ単体でいただいても美味しいですが、一緒に頬張るともうそれはそれは・・・。洋風八幡巻き的な要素もあり、この料理あたりから野菜使いがなかなか面白いお店だなぁという印象が沸きました。ヴィシソワーズは、繊維質というよりも、かなりなめらかな口当たりで、クリーム系の味が先行して、ジャガイモの風味が後から追いかけてくる感じでしょうか？　有機野菜のグリルは、こちらのお店が力を入れているという言葉のとおり（八街市の「ルッコラステーション」の有機野菜使用）、いろいろ珍しい野菜が楽しめて良かったです。皿の上の岩塩かオリーブオイルをつけていただくのですが、シャドウクイーン、アワビダケ、バターナッツ、白ナス、黄色ズッキーニ、シチリアズッキーニ、紅芯ダイコン、キオッジャビーツ、ニンジン、インゲン、落花生・・・どれも美味しかったです。一番印象に残ったのは、やはり、シャドウクイーンでしょうか？　富里産の甘いトウモロコシとイベリコサラミの冷製パスタ フェデリーニは、甘いトウモロコシの冷製ソースで和えたフェデリーニですが、料理名どおり確かにトウモロコシの甘さが際立っています。焼いたトウモロコシを投入してはいますが、何というかやはり、黒胡椒なんかを投入すると味が締まって個人的には食べやすくなるかなぁなんて・・・。イベリコ豚と仔羊のグリル マスタードソース 有機野菜のグリルとともには、Course Aで有機野菜の一皿として登場した有機野菜のグリルが、付け合わせとして登場しています。Course Aのパスタコースだとこういう使い方はできませんからねぇ・・・。甘めのマスタードソースが、コントラストが楽しめる歯応えのあるイベリコ豚と柔らかくジューシーな仔羊によくマッチしていて、こちらも美味しいです。２種の肉盛りってところが何となく珍しいですが、おトク感もあって良かったです。リコッタチーズのシブーストは、レアチーズ的な味わいで、ブラッドオレンジのシャーベットが個人的にヒットなので、組み合わせ的に秀逸でした。柑橘類のブーシェ 牛乳のアイスを添えては、ピンクグレープフルーツ、グレープフルーツ、オレンジがのっかったカスタードパイですが、こちらは牛乳のアイスがとにもかくにも絶品でした。甘味はありながらさっぱりもしている・・・う～ん、最後まで手を抜いていません。そして、パンもドリンクもおかわり自由・・・ドリンクもちゃんとしているし・・・素晴らしいです。ただ、パンに関しては１コ１コが大ぶりで２種盛りでよかったと思うのですが、バゲットもフォカッチャも若干食感も味わいも近かったような気もしたりして・・・そこは、付け合わせのバターとオリーブオイルでメリハリを個人的につけていただくということなのかな・・・まぁ、些細な点です。さて、こちらのお店、野菜推しであるということなら、野菜のコース・・・是非作っていただきたいですね。非常に期待が持てそうです。