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麗宮飯店/初めての麻婆麺
遠くの台風の影響とのことで東京はちょっと前に激しい雨が湧き、濡れて黒光るアスファルトの上をズボンの裾に水を飛ばさぬよう注意して歩くのだが、それはスパゲッティのケチャップが跳ねないように注意してフォウクを回転させた時とまったく同様、その用心が結果にまるで反映されないということが泣ける。
濡れた地面に碧い空。
未だ大気中に浮遊するH2Oのミストと突き刺す熱射の相乗が私に遠い過去の季節、あの人といた真夏のプールサイドをやおら連想させてくるが、それは今の私の経年劣化した心にとって、ありがた迷惑以外の何ものでもなかった ……
<R1.8.14 柏>
「麗宮飯店」
午前11時半。
この早い時間を利用すれば髙島屋のレストラン街に手が届くのではないかと思い、それがある“新館”という方までデパートに沿って地上を歩いてきたら、(中華屋と言うのが憚られるような)中国料理店の看板が見えたので、近寄っていく。
すると、お店はホテル併設のレストランのようで一見高級そうだったが、店頭の看板で価格レンジも確認出来た為、ガラスの自動ドアを幾つかすり抜けつつフロアに足を踏み込んだ。一人と告げてウェイター氏に案内された席は、高級は高級であったけれど、それはファミレスを幾分高級にした程度に留まる(笑)。
まあ私にはこのくらいで上等だけど ……
BGMは胡弓。
ウェイター氏が、注文がお決まりになりましたら呼びボタンでお知らせくださいと去っていったが、それがいけなかったのかも知れない(笑)。いや、お店がいけないということでもなんでもなくって、そのことに依って図らずも与えられてしまった心の余裕により、お昼にも拘わらず、グランドメニュウという禁断の扉を開いてしまったことが ……
“麻婆ラーメン” @850
“焼き餃子” @500
税込みで〆て1,450円也。
麻婆ランチで880円とかだったと思うのでちょっとやらかしてしまった感は否めないが、高島屋で食おうと思っていたくらいなので、このくらいは良いだろうと自分に言い聞かせる。
餃子を先に持ってきてくださるよう希望したので、それなりに時間が掛かっていた。舞い降りたそれは餃子には定番のオーヴァル白。ちょっと皮の両端がシャープ過ぎ、私の軟弱な口腔に対する攻撃性を放っていたがそれも許容範囲、ふつうのに美味しい餃子であった。
餃子を先にとお願いしたのは、ラーメンが食べ終わってから餃子が涼しげにまるまる出てきたら嫌だなといった意味で、同時に出てきてくれればかまわないといった程度のことだったんだけど、こちらの意を汲んでくれていたかのように、餃子3つ残したところでラーメンどんぶりがやってきてくれたことには、さすが ! と感心させられた。
麺はカップラーメンのノンフライ縮れ麺に似たやつ(笑)。
それは私にとっては批判的意味ではないが、ラーメンバカ一代の人たちにとってどうだかは知らない。最初スープだけ啜った時にはそれほどピンとこなかったけど、これは私の麻婆人生の中でも(お前に麻婆人生など1mmもないけどな)麻婆ラーメンとして、もっとも麻婆豆腐とスープの協調がとれたものだと思った
これまで私は麻婆ラーメンをやる時、麻婆豆腐のところをなるたけ崩さず、スープとは独立させて食べ進めるようにしていた。何故ならば、麻婆豆腐をスープに溶いてしまうと味気なくなった豆腐がスープに浮かぶだけのラーメン、略してただの“豆腐ラーメン”になってしまうことを避ける為であったのだが(笑)、こちらのそれは麻婆豆腐のスパイスが上手くスープに溶け込んでいって、スープそのものが完成された状態をキープし続けてくれることと、そしてまた味に比較的パンチがあるので、その状態でも豆腐が味気なく孤立することなく、料理全体として完成され続けてくれて、正直こんな麻婆ラーメンは食べたことがなかった。
補足ながら、未だ時間的に空いているせいもあろうが給仕の方々の感度は良く、それは水が欲しくなっても、卓備え付けの呼びボタンを使わなくても気づいてくれるくらい。
汗と鼻水が良い調子で吹き出はじめたが、おもても晴れとざーざー降りを交互に繰り返しているので、画的にはこれでちょうど良いくらいだろう(笑)
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Jackie_m
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店名 |
閉店
麗宮飯店(リキュウハンテン)
|
---|---|
ジャンル | 中華料理 |
住所 | |
交通手段 |
JR・東武野田線柏駅西口駅前 柏駅から134m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 |
席数 |
300席 |
---|---|
個室 |
有 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
分煙 ランチタイム完全禁煙、ディナータイム分煙 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、席が広い、無料Wi-Fiあり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | ホテルのレストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可 |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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カンヌを獲って大韓民国を狂喜乱舞させた監督の過去の作品がかかっていて、新作もパッとしたのがなさそうなのでこの隙をついて押さえておこうかと、12時5分からという私にとっては随分と早い上映時間だったが、意を決して柏くんだりまでやって来る。
微妙なことは、時間的にご飯を先に食べるか、あとにするか。
しかしながら先にご飯をやるということは先ず11時始まりのレストランを探すということと、確かその劇場での旧作映画の上映は先着順の自由席ではないかと思っていたので、となると良い席を確保するには余裕をみて映画館入りしなければならなく、それはほぼ無理と判断して劇場に直行すれば、何だか知らないけど指定席制になっていた
(が、やはりこれからご飯はタイト過ぎるだろうと、そのまま上映時間を待って映画鑑賞タイムへ)
<R2.6.28>
「麗宮飯店」
で、映画を観終わったら観終わったで、これは事前調査に依ってのことだが柏駅界隈の食事処は意外にも通し営業のところが少ない感じで、もう高島屋のレストラン街に頼るしかないかなと思ってその幾つかの建屋の間を移ろい歩いていたところ、一度訪問したことのあるHOTEL系列 ? の中華料理店の札が未だ営業中へと返っていることに気付き、ラストオーダーの5分前(ランチタイム3時までの2時半ラストオーダー)であったが恐る恐る、ダメ元で入店を敢行 !
店内に足を踏みいれれば、残っているお客が見える範囲で2組ほどは確認出来たので期待が募った。ウェイトレスの女性も二人確認出来、その内手前のお一人が私に気付いてくれて、席へと無事に案内していただくことにまんまと成功。
私もお店に迷惑をかけるつもりはなかったが、でも食べたいものくらいちょっと選ばせてもらおうと思い、即決は出来なかったがそこそこのタイミングでは注文出来たつもり。
そしたらウェイトレスさんが厨房に向かって、「今からラーメンセット入りました~」だって
―― “今から”って ……(笑)
“ラーメンセット” @900也。
ドリンク&スープバー付きとのことでダッシュしてコンソメスープに飛びついてしまったが、ラーメンが出てきたのを見て、ラーメン注文して何をスープバーに有り難がってしまったのか、そんな自分が滑稽に思えると同時に、ひどく愛おしい。
お盆の上にはラーメン、白いご飯/ふつうのご飯茶碗に八分目ほど、小ぶりのシュウマイ二つ、それと大根かなぁこれ ? 何らかの小鉢一つ。
ラーメンどんぶりのセンターには由緒正しくナルトが鎮座ましまし、どんぶりの縁に掛かるようにという意図的オフセット配置で、ラーメンの具最高峰の名を欲しいままにする海苔が奢られていた
それは化学調味料のうま味がしっかりと出たスープ。
とても科学の力を感じ、あらためて、やはり日本は科学立国でなければならないと思う。日本人は在る地点からどいういわけか科学をなおざりにしてしまったが、それに代替すると錯覚し、期待した要素(エコ、省エネ、持続化可能性 etc.)がすべて幻だった為、お家芸であった家電さえまさか他国に負けてしまう国となってしまった。
そして小さなシュウマイのたった二つだけが(ちょっと酔ってるので支離滅裂感が否めないことをお詫びしません)、ホテルのレストランとしてのこちらの品格を強引にキープする。よそい控えめなご飯は、シュウマイがそんなことなので最悪ラーメン投入かなと思っていたんだけど、小鉢の漬物的何者かが(なんだよそれ !)効果を発揮し、ラーメンとは独立平行する形で、白いご飯とおかずとの耽美な口中調味ということを難なく実現させてくれて、結局今度はお店の営業時間的にタイトなお昼ご飯となってしまったが、close時刻には余裕を残すかたちで、満足して立ち上がることが出来た。
ガラス扉を越え、お会計は、これはホテルのフロントか。
ぎりぎりに滑り込ませてもらった感謝の気持ちから、私はふだんこういうこと言わないんだけど、控えめなボリウムでの「ごちそうさまでした」が口をついて出てきてしまい、でもその語尾が切れる前にもう、あっ ! ご飯をもらったのはこの人じゃなくって、この人は単なるホテルのフロント係だったわと、ふと恥ずかしくなっちゃって ……