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安いは旨いは!平ガニ
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記事URL:https://hamada.air-nifty.com/raisan/2022/11/post-ef6dad.html
八戸の地魚で陸奥男山
八戸にやってきたことをFacebookに投稿したところ、地元在住のBさんから、『ご予定が合えば「南部もぐり」へ』というコメントをいただいた。
「南部もぐり」は、去年、八戸に来たときに初めて入り、地元の魚介類をつまみに、八戸の地酒をたっぷりといただいたことを覚えている。
なるほど、「南部もぐり」は地元の方々にも人気のお店なんですね。
そんなわけで、今回も昨年と同じ同行者のKさんと二人で、ビルの2階にある酒場、「南部もぐり」にやってきた。
店に着いたのは午後6時。
入口引戸を開けて、正面のカウンター席の中の厨房にいる大将に「二人です」と告げると、入口から見て右側にある小上がりの1卓(4人掛け)に案内された。
大ジョッキ(800ml、1,045円)、555ジョッキ(555ml、880円)、中ジョッキ(400ml、715円)、小ジョッキ(300ml、495円)と4種類の大きさが選べる「生ビール」(アサヒスーパードライ)を、Kさんは小ジョッキで、私は中ジョッキでもらって乾杯する。
すぐに出される「お通し」(550円)は、昨年と同様、ひとりに2品ずつの小鉢である。内容は漬物と、山芋千切りにとろみのある野菜を加えたもの。
ビールで喉を潤したところで、壁の大きなホワイトボードに書き出されたメニューを確認する。
前回の「南部もぐり」訪問記事に対して、読者のPONTAさんから、『冬の陸中、八戸なら、ホタテはもちろん、カスべ、ソイ(訛りでは、スイっコ)、あと穴子。これは江戸前の穴子ではなく、岩手ではハモと言われる黒穴子(50cmから1mほどあります)です。脂がのっています。あと、三沢のホッキがあれば頼んでください』というコメントをいただいていたので、それを探したのだが、9月というこの時期だからか、オススメいただいたものの中でメニューにあるのは、「ホタテ刺」(770円)、「ソイ刺」(660円)ぐらい。
その「ソイ刺」と、八戸の主要海産物である「イカ刺」(660円)、「サバ焼」(660円)を注文した。
「イカ刺」にはワタも添えられているのがいいですね!
生ビールを飲み干したところで、飲みものを「燗酒(大)」(880円)に移行する。
メニュー上には「燗酒」の銘柄は書かれていないんだけど、聞けば地元・八戸酒造の「陸奥男山」とのこと。
八戸酒造の創業銘柄が「陸奥男山」で、1998年に立ち上げた新銘柄が、おなじみの「陸奥八仙」なんだそうな。
ちびりちびりと飲んでるうちに、店内のお客さんも増えてきた。さすがは地元の人気店だ。
午後8時まで2時間ほど楽しんで、「燗酒(大)」は二人で3本。お勘定は7,000円(ひとり当たり3,500円)でした。どうもごちそうさま。
お店を出ようと小上がりを降りると、目の前のカウンター席で飲んでいるお客さんは、Facebookでこの店をご紹介いただいたBさんでした。
Facebookへの投稿記事はよく拝見していたのですが、実際にお会いするのは初めて!
おすすめいただいたとおりにこの店に来て、本当に良かったです。
お店を出て、今度は飲み友達の宇ち中さんから、「八戸に行ったらぜひ!」とオススメいただいていた「洋酒喫茶プリンス」を目指します。
この店は、れんさ街という、昭和20年代後半から続く飲食店街の中にあるらしい。しかも店の創業が1957年(昭和32年)というから、もうすぐ創業65年を迎える老舗だ。
発見!ここだ!
お店には無事にたどり着いたものの、その扉の外に「コロナ感染拡大防止のため、地元の方のみの予約営業です(洋酒喫茶プリンス店主)」という張り紙。
う~む。これは遠慮せざるを得ないですねぇ。残念!
《YouTube動画》
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記事URL:https://hamada.air-nifty.com/raisan/2022/05/post-a40fda.html
ビルの2階の人気酒場
八戸での二夜め。同行のKさんと共に、八戸での課題店、1967年(昭和42年)創業の老舗酒場「ばんや」を目指すものの、なんと閉まっているではありませんか!
定休日は日曜・祝日らしいんだけど、今日は臨時休業なのかなぁ。つくづく縁がない……。
「ばんや」が閉まっていたときのために、事前に検討しておいた第2候補が、すぐ近くのビルの2階にある居酒屋「南部もぐり」である。
入口引き戸を開けると、すぐ目の前には7席ほどのカウンター席があり、その中の厨房にいる男性が大将だろうな。
「二人です」と声をかけると、「奥へどうぞ」と迎えてくれた。
この店も地元の人気店なんだそうで、予約なしで入れるかどうかちょっと心配していたんだけれど、スッと入ることができて、まずは良かった、
入口から見て右手側が奥の間。通路の両側が小上がりの座敷席になっていて、我われは右手に2卓並んでいる4人用座卓のひとつに陣取った。
まずは生ビールをもらって乾杯する。
っくぅ~~っ。仕事終わりの、この1杯がうまいっ!
追いかけるように出されたお通しは、ひとり当たり二つの小鉢。
ひとつはメカブと長芋で、もうひとつは枝豆。
メカブと長芋のほうには、黄色い食用菊も一緒に盛られている。
青森の南部地方は「菊の里」とも呼ばれていて、食用菊の生産量は全国一なんだそうな。
生ビールで喉を潤してから、おもむろにメニューを確認する。
メニューは壁に掲げられたホワイトボードに手書きで書き出されている。
刺身から始まって、煮物、焼き物、揚げ物などなど、その数ざっと64品。
ここだけじゃなくて、カウンター席の側にも、きっと同じホワイトボードがあるはず。毎日、これらを書き出すのもひと苦労ですねぇ!
迷うほどの品数の中から、まずはやっぱり刺身をいただく。
「生クジラ刺」(700円)、「イカ刺」(600円)、「自家製しめさば」(600円)の3品である。
「イカ刺」に肝(きも)が付いてるのもいいね!
そして生ビールに続く飲みものは「燗酒(大)」(800円)である。
メニュー上には、日本酒(冷酒)はずらりと並んでいるんだけど、燗酒はこの「燗酒(大)」と「燗酒(小)」(450円)の2種類しかない。
徳利の後ろ側に「陸奥八仙」、「陸奥山海」、「陸奥遊山」なんて書かれているので、いずれにしても地元の八戸酒蔵の日本酒なんだろうな。
Kさんも私も、つまみはあまり食べないほうなので、刺身だけで「燗酒(大)」をもう1本。
さらに「ホタテ焼」(700円)をもらって、3本めとなる「燗酒(大)」をいただいた。
最後は「磯雑炊」(600円)、「お茶漬(さけ・すじこ・たらこ・梅)」(400円)、「おにぎり(さけ・すじこ・たらこ・梅・みそ)」(200円)などが並ぶ、〆の炭水化物の中から、「お茶漬け(すじこ)」を注文した。
お茶漬けに、ちょいとのってるこのスジコがいい味を出しますねぇ!
この記事を書くのにあたって、改めてメニューを確認していて知ったんだけど、メニューの中には「せんべい汁」(600円)もあったんですね。次の機会には「せんべい汁」も食べてみよう!
2時間ちょっと楽しんで、今夜のお勘定は二人で9千円(ひとり当たり4,500円)でした。どうもごちそうさま。
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浜田信郎
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店名 |
南部もぐり
|
---|---|
ジャンル | 居酒屋 |
予約・ お問い合わせ |
0178-72-3632 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
本八戸駅から849m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥4,000~¥4,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
個室 |
無 |
---|---|
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり、座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり、日本酒にこだわる |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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3年連続3回目の「南部もぐり」。
今宵の絶品は、なんといっても「平ガニ(オス)」(550円)でした。
値段からも想像がつくとおり、そんなに大きくはなくて、甲幅が10cmぐらいの中型のカニなんだけど、その身がすごく美味しい。
地元の「陸奥男山」の燗酒ともよく合いますねぇ。
この記事を書くのにあたって、改めて調べてみたところ、八戸で『平ガニ(ヒラガニ)』と呼ばれるこのカニの標準和名は『ヒラツメガニ(平爪蟹)』。
日本中の海でとれるんだけど、食用とされているのは主に東日本なんだそうな。
それで今まで知らなかったのかなぁ。いいものを知ることができて本当に良かった。
火曜日の今日、同行のKさんと一緒に「南部もぐり」にやって来たのは午後6時半。
今回もまた奥の座敷の一卓に座り、Kさんは「生ビール(中)」(400ml、715円)を、私は「生ビール(大)」(800ml、1,045円)をもらって乾杯すると、すぐに出された「お通し」(550円)は、ひとり2品ずつ(山芋千切り系とキュウリ系の小鉢)。
生ビールでのどを潤しながら、壁のホワイトボードに書き出されたメニューを確認する。
つまみは330円から、一番高くても「カンパチ刺」の880円。ざっと50品が並んでいる。
そんな中から、まずは「イカ刺」(660円)と「ミズコブタタキ」(330円)を注文した。
「イカ刺」は、スルメイカの身、耳、そして肝の部分が盛り合されている。
肝を醤油皿に取って溶かそうとがんばったが、新鮮でギュッとしまった肝はなかなか溶けない。そのままツルッといただいた。
ッショ~~~ッ。こりゃまた濃厚で旨いねぇ!
「ミズコブタタキ」は、東北の山菜「ミズ」(ウワバミソウ)のコブの部分。
春にはミズの根っこや茎の部分を食べるそうだが、夏から初秋になると茎の先端、花が咲いた葉の付け根に、赤茶色くふくらんだコブができる。
これをいただくのが、この時季ならではの楽しみなんだそうな。
生ビールを飲み切ったところで、飲み物は「燗酒(大)」(880円)に移行する。
この燗酒の銘柄が、地元・八戸酒造株式会社の「陸奥男山」なのだ。
同じ酒造で造られている「陸奥八仙」も有名だが、この店には実に10種類もの『八仙お酒メニュー』が出されている。
そして追加のつまみとして注文したのが、冒頭でご紹介した「平ガニ(オス)」(550円)と「皮はぎ刺」(660円)だったのだ。
今日の「皮はぎ刺」には、残念ながら肝はありませんでした。
3本目の「燗酒(大)」をもらったところで、〆も兼ねたつまみとして、Kさんは「お茶漬(すじこ)」(440円)を、私は「せんべい汁」(660円)を注文した。
出てきた「せんべい汁」は、ひとり用の小鍋にたっぷりで、具もたっぷりだ。
とにかく汁が美味しくて、ちょっとアルデンテに煮込まれた『せんべい』もいいんだなぁ。
「せんべい汁」もまた、八戸に来ると必ず食べたい料理のひとつなのだ。
3時間近く、ゆっくりと過ごさせてもらって、今夜のお勘定は二人で8,800円(ひとり当たり4,400円)でした。
今日もまた、すべての料理が美味しかったが、平ガニの存在を知ることができたのが最大の成果だったなぁ。これまた八戸に来たら必ず食べたい料理のひとつになるだろう。
どうもごちそうさま。また来ます!
《YouTube動画》