らーめん♪（男寿狼） : ラーメン男寿狼

　前回エントリーの旬会の際、大曲に一泊しやした。せっかく大曲まで来たのなら、横手に出来たセブンイレブンに行こう！　といふことになり、横手に向いやした。しかし、昨日はあまり食べ物を頂いていなかった為、ものすげくお腹が空いてしまいやした。ちょうど、セブンイレブンの向いに話題のらーめん屋さんがありやしたので行ってみやした。

　まだ新しめのお店みたいでしね。

　外観＜写真参照＞

　セブンイレブンの向かいでし。黄色い看板と、のぼりがいくつか出ておりやし。国道に中央分離帯があり、上り車線側から右折での進入はできません。お気をつけくらさいでし。

　１１時をちょっと過ぎたばかりでしが、満席に近い客入りでし。店内は狭く、カウンターと背中合わせに壁側にもカウンターでし。１０人ちょっと座れるくらいの席数でせうか。手荷物用のかごがありやし。バッグ類がある方は利用しませう。

　メニュー＜写真参照＞

　味は一種類で、トッピングが変わるだけみたいでしね。

　その他ビールがありやした（貼り紙）。　

　卓上＜写真参照＞

　こしょうは、白と黒がありやした。奥の銀色の入れ物は紅しょうがでした。

　　割りばしは、刺してあるところから抜き取ると、おがくずが吹き出しやし。お店の方、これなんとかしてください。せっかくのらーめんに入ってしまいやしよ。

　サイドメニューが先に登場。

　たまごめし（¥２５０税込）＜写真参照＞

　
　…なんでせうこれは…　分析すると、けっこう多めのごはんに白ごまがふってあり、そのうえに大量のけずり節と、青ねぎがのっておりやし…　しょうゆが付いてきやした…

　玉子の器が一個なので、器は殻入れでしね。ごはんの上に割って落とせといふことなのでせう。やってみやしたが、玉子がごはんの器から逃げさうになりやし！　危険でした。恐らくでしが、最初にごはんとけずり節をよく混ぜて、ある程度整地してからくぼみを作って、ここに玉子を落とすといふ作業がひつようなのかなーと思ひやした。付いてきたおしょうゆをちらっとかけて、玉子と混ぜていただいてみやした…

　まず、けずり節はだし用の流用なのでせうか？　判りやせんが、玉子の水分を吸っておだんごのやうに塊になり、猛烈にかたーいものになりやし。こんだけ食べづらいものもめずらしいといふくらい苦戦しやした。味も変哲無いといふか、ごはんと玉子とごまとねぎとけずり節の硬いおだんごが混ざっただけでし…　うーむ。これ、正しい食べ方があるのでしたら、店内に書いておいていただくか、教えてほしいでし。

　たまごめしに苦戦しているなか、登場。

　鶏骨鶏チャーシューのせ（¥８５０税込）＜写真参照＞

　鶏骨ネギのせ（¥８００税込）＜写真参照＞

　麺リフト＜写真参照＞

　麺は四角で、細めでし。博多らーめんほどの細さではありやせんが、一般的にはかなり細いと思ひやし。

　食べてみやした。

　この二つのらーめんの違いはトッピングだけなので、感想はひとまとめで。麺はさほど多くありやせん。替え玉があるので、大盛りが無いのでしね。すぐのびる印象はありやせんでしたが、最初からやや柔らかめといふか、硬くはありやせん。麺硬めができるかは未確認でし。

　スープでしが、ごらんのとおり白濁しておりやし。鶏だけのスープなのでせうかね。味もそんな感じで、濁っているのは脂といふよりはコラーゲンかなーと。味はすっきりとまではいかないでしが、とんこつのやうな臭みはありやせん。ただ、のっぺりしているのでこしょうとかのアクセントは欲しいでしね。たぶんけずり節の出汁は入っていないと思ひやし。味は塩味だと思ひやし。醤油のコクとかかほりは感じやせんでした。

　チャーシューは鶏のもも肉で作ってあると思ひやし。タコ糸の破片が付いていたので間違いなく糸で巻いて締め付けているのでせう。これをスライスして炙るか焼くかしてありやし。写真では判りづらいでしが、あっしが頼んだ鶏骨ねぎのせに入っていたものは、断面に焼き目が付いておりやした。味でしが、うーむ…　これもまったりのっぺりしているので、味のアクセントにはなりやせんね。食感も麺に近い、やわらかいものでした。

　メンマが入っているのでしが、すこーし防腐系のかほりがしやした。形はそろっており、硬さも味も、いたって普通でし。そのためらーめんにおよぼす影響がほとんどないのがさみしいでし。

　ねぎでしが、これは入れたまま麺を食べ進むと、スープに良くなじみ、スープを『食べながら』味わうには良い塩梅でした。ねぎトッピングでもぜんぜん多いとは思ひやせんでした。水菜に関しては印象がありやせん。いつのまにか食べておりやした。

　いかんせん単調なので、少なめのらーめんでしが、途中で白ごまミルと、白こしょうを追加しやした。しかし、あんまし変わらなかったでし…

　残っていたたまごめしを、あとめしにしてみやした。麺と具材を頂いた残りのスープに投入。けずり節はほぐれてきやした。が、生卵・ごはん・おかかと、このスープが混ざったところで何か変化があるわけではないでし。

　あとめし状態になったものをすべて食べ終えた後、この辺になってようやくスープにそれなりに塩分があることが判りやした。最初はしょっぱさを感じなかったのでしが、それなりに効いていたのでしね。いかんせんパンチがないので…

　文句が多くてもしわけなしでし。あっしの主観では、一番シンプルな鶏骨らーめんを頼んで、気が済むまで替え玉を食べる、これが一番ではないかと思ひやした。替え玉にねぎが入れてもらえるなら、ねぎのトッピングもいらんでせう。何回か替え玉しても耐えうるやうに、充分な塩分があるのだと推測いたしやし。

　これから変化していく要素はあるでせう。上記のへむ推奨の食べ方でもいずれ飽きはくると思ひやし。博多らーめんの鶏版として考えていらっしゃるのでしたら、紅しょうがだけでなく、辛子高菜とかあるとよいなーとおもひやした。
　
　らーめんに何を求めるかといふことであり、結論としては好みだと思ひやし。ごはんにかけるものが、カレーや麻婆豆腐よりもクリームシチューが好き、といった方は、食べてみていただきたいでし。　

　ついしんでしが、学生さんは替え玉が１００円と書いてありやした。玉数の記録が貼り紙として飾られておりやし。大食いな高校生たちにはありがたーいでしね♪　あとはお冷やがんまいかったでし。横手の水はんまいでし（セルフサービス）。