変わらず暖かい雰囲気 : ダルバァッヴォ

愛知に戻って久々のダルバァッヴォ。
前日にイタリアンを欲して急遽予約が叶った次第。

JR勝川駅からはやはり少々歩く。
余裕がある時には丁度良い運動となろう。
商店街のメインロードからも離れて住宅街にポツンとあるのも特徴だ。

店内には変わらず暖かい雰囲気を感じる。
シェフの人柄が溢れているのであろう。
徐々にお客さんも入ってきて本日もほぼ満席。

さて、今宵は5,500円のバァッヴォコースをお願いしておいた。
前菜の盛り合わせは南マグロのカルパッチョにいわしのベッカフィーコ、トリュフキッシュ、人参と大根の胡桃ドレッシングサラダ。
一品一品に丁寧さを感じる。前菜はどれも好みなシンプルイタリアン。
メニューにあったベルギーホワイトビール825円が丁度良い。
普段なら飲まないビールだが料理とセットならばいい。

ビールは直ぐに空くのでハウスワイン白605円で本日の逸品わかさぎのフリットをいただく。
大き目で食べ応えのあるわかさぎにレモンがあう。

パスタは手長エビのトマトクリームソースリングイネ。
クリームが付いたので残念かと思ったが、クリームはくどくなくトマトが勝っていたので美味しかった。何より立派な手長エビが嬉しい。
パスタがリングイネというのもマッチしていた。

メインは北海道産赤牛のもも肉のマルサラ酒ソース。
合わせたのはDolcette di Diano d'Albaのボトル6,050円。
たっぷりのキノコに濃厚なソースは確かに旨いし、赤ワインとも相性が良い。
ただ折角の赤牛はもっとシンプルでもいいかなと感じたのは贅沢か。

最後にエスプレッソとソルベとティラミスのドルチェでお腹を整えた。
美味しい食事に感謝しつつ、今度は単品でクッキリ味の皿も食べてみたいと思った。
ご馳走様でした！

忘年会第6弾。そろそろ大詰めである。今回は嫁さんとの忘年会でダルバァッヴォを訪問した。会員メールの案内で23周年記念なるものがあり立食ベースながら3,000円で食べ放題とのこと。とあれば利用させていただくしかない。

忘年会ということで本当は二人ともワインを飲む気でバス＆電車移動のつもりだったのだが、とある嫁さんミスにより急遽車で向かい、自分だけが飲ませてもらうことに。いつもの通りとなった。店の前に到着すると既に行列が出来ている。そして店の前の3-4台の駐車場は満車。有料の駐車場も近くになくて焦ったが第2駐車場があるとのこと。そこにも4-5台停められる上、1台もなかったので助かった。そりゃあ皆さん飲む気満々なのであろう。

入場時に1人3千円を支払うと3杯分のドリンクチケットを頂く。これも3,000円に入っているらしい。有難い。自分はシャンパン→白→赤と3杯のグラスを飲み干して、別料金で赤ボトル4,000円→グラッパ1,300円と楽しませて頂いた。忙しいのに無理を聞いていただき有難うございます。

料理はと言うと食べ放題という名の通り食べきれない量を提供してもらった。基本一つの料理に大皿2-3皿が出てきたのだが、人気があり過ぎて食べれなかったムール貝、ピクルス、じゃがいものキッシュ、トマト＋アンチョビ・リコッタチーズのブルスケッタ、レバーペースト、マッシュポテト、トマト＋バジル＋キャベツのパスタ、ローストビーフなどなど多種の美味しい皿達をお腹一杯に食べた。最後にはイタリアのお菓子と言うプロフィットロールやパネトーネ、キャラメリーゼ　ドライフルーツのデザートも。良く食べた日だ。

更にこの日は音楽好きの店主が招待したゲストによるエレキギターとピアノによる生演奏付き。音楽にそんなに近しい生活をしていない自分でもイタリア料理とワインと音楽で素敵な一夜を過ごさせていただいた。

一つ正直なところを言えば、当然ビュッフェスタイルなので自分も苦手なように全てを温かくいただけるわけではなかった。それと23周年ということで大勢の方が駆け付けていたのでスペースがゆったりという訳にもいかなかった。それでも価格のサービス、料理の種類のサービス、音楽のサービスを考えれば店の優しさが伺える。

長く元気に美味しい料理を提供し続けてほしい。
ご馳走様でした！

思い立って以前ディナーを頂いたダルバァッヴォのランチを訪問してみることにした。前日の夜にかけたので果たして空いているか？幸い2名分の予約が出来た。実際当日は回転もしながら満席。やはり大人気のようだ。空いていたカウンター2席に感謝。

メニューを見るとお子様ランチを含めて4種類ある。そのお子様ランチはバンビーニ。我々はそのバンビーニではなく、せっかく来たのでコースランチ3,000円をお願いする。一皿の値段設定は無論異なるだろうが、前回のディナーから2,000円安くて一皿少ないだけ。しかも税込！やはりランチはお得である。パスタは嫁さんに先に譲って彼女がバジリコのリングイネ、自分がペンネ　アラビアータを頼んだ。当然ワインも飲みたかったので3-4,000円ほどでフルの赤ワインをお願いしたところCantonovo Primitivoというワインを選んでくれた。

カウンターでキッチンの動きを見ながら待っていると彩り鮮やかな前菜がやってきた。サラダにきのこのキッシュ、もち豚の自家製ハム。そしてキハダマグロのカルパッチョはマグロそのものが美味しかった。勝川にして凄いと思う。なめらかなれど、タンニンもしっかりしている美味しいワインと共に食事も進む。

次のパスタはどちらかと言えば優しい味なので辛さは足りないかもと思って口にしたが十分。ぴったり好みのパンチがある。これにトマトソースとチーズが加わりワインと一緒に味わえば言うことなし。嫁さんのバジルを少しもらったが香りはもっときつい方が好きかもしれない。ただ苦手な酸味のあるタイプではなく好みの味。

牛ロースのローストはたっぷりのオリーブオイルと煮込んだというバルサミコソースと共に。バルサミコ酢の酸味は大好きだが少し抑えられてコクが出ている気がする。ロースの主張は強くないからフレッシュなバルサミコより合うかも。勿論フルの赤ワインとの相性は抜群。

最後にデザートとエスプレッソを楽しんで幸せなランチタイムを終えたのであった。
嫁さん目線のコメントとしてオリーブオイルが少し多いらしい。美味しいオリーブオイルが大好きな自分には参考にならないが、確かにどの皿にもタップリかかっているので気になる人はいるかもしれない。

実は次の予約も済ませている。
またよろしくお願いします。
ご馳走様でした!

今日は結婚記念日。家を離れてイタリアンにでも行こうと二人で探して隣町の当店にお邪魔してみることにした。前日に1人5000円のコースを予約しておいた。

当日JR勝川駅からスマホの地図を頼りに歩いて行く。結構駅からは離れており商店街から外れた道へ。近くに到着したはずなのだけれど雰囲気がない。周りはひっそりと静まった住宅街だ。街灯もまばら。最後の曲がり角まで来ても店の照明が控えめなのであれか？と思うくらい。夜道で初めて行く場合にはちょっと迷うかも。

扉をくぐって名前を告げると4人掛けのテーブル席に案内された。予約席も含めて店内満席。予約は必須のようだ。途中来たお客さんは入ることが出来なかった。店内は暖色系の照明で壁はメニューの黒板や絵画で一杯だ。料理教室やライブも行うらしい。ダルバァッヴォなる店長は声も張り上げてお元気そうだ。

さてコースと決まっているのでまずは飲み物を考える。嫁さんはお気に入りのミモザ、自分は昨日の飲み会の影響でボトルを飲み干す自信がなくお任せ3種2,100円を頼んだ。ただこれが正解。単純にシャンパン、白ワイン、赤ワインと各種楽しめるのも良いのだが、どれも美味いのだ。シャンパンとミモザで節目の日に嫁さんと乾杯。次の白ワインは色からして黄金色で料理と合わせるからこそ活きてくる濃厚さを持っていた。そして一杯はスペシャルだそうで赤ワインがそれであった。店長が大型のワインセラーから取り出してくれたそれはトスカーナのレ・クーポレの2013。グラスで頼むと2,000円らしいのでお任せ3種はここでは相当お得ということになる。香りはそれほどたつ感じではなかったが、重みもあり味が深く余韻が残るタイプ。かなり好みであった。それとワインを出すときに優しそうな店長とちょっと会話が出来て何だか嬉しかった。

料理はバケット、前菜4種、焼ガキ、ポルチーニ茸のパスタ、グリーンサラダ、鴨のローストカシスソース、デザート、ドリンクと続いた。量は十分。味はクッキリ、ハッキリのイタリアンというよりは全体的に優しめな感じだ。バケットをテーブルに置かれたオリーブオイルで食べてみると丁度良い苦みが抜ける美味しいオイルだ。料理全般にこのオリーブオイルがふんだんに使われている。前菜も凝っていてカボチャのサラダやもち豚の自家製ハムなど一品一品に手をかけているのが分かる。一番気に入ったのはメインの鴨であった。ソースのカシス・バルサミコの甘みと酸味、そして先のレ・クポーレと抜群の相性。鴨をいつまでも噛んでいたかった。デザートの一つであるヨーグルトのシャーベットは甘みが抑えられていてデザートにやや無関心の自分でもさっぱり美味しく頂けた。

そう言えば飲み放題のコースもあるようだ。ワイワイやるにもいいかもしれない。
ご馳走様でした！