令和→昭和にタイムトラベル！！ : いせや

2018年3月の「おさしみや」から始まったレビューですが、地道にお店を訪ねて回った結果、「行ったお店」が遂に節目の200件になりました。
記念すべき200件目のお店は何処にしようか…？
勤務終了後におやじとサシ呑みしようという話になり、選んだのは中村公園内にある休憩所「いせや」です。
こちらのお店はぴあ別冊の「名古屋名酒場」にも掲載され、また私が近隣の「太陽食堂」を訪れた足で場所を確認したことがあります。
その雰囲気と客層を見て、これはおやじを連れていつか呑みに来たいな、と思っていました。

今日は勤務終了後に恒例の勉強会がありました。去年もやりましたが、業務内容の理解度確認テスト付きです…orz
ま、どうせ再試験になるので余り気にしないようにしましょう。(職場での人事査定は下がりますが…)

おやじとは名古屋駅東山線ホームで集合し、中村日赤駅にて下車しました。
この駅はなかなか独特な造りをしており、2番ホーム(高畑方面)の改札口からは日赤病院方面にしか出ることができません。従って清正公通に向かうには少々遠回りになってしまいます。
歩くことおよそ10分、中村公園内「いせや」に到着しました。開け放たれた入口や窓からはお客さんの姿が見えます。
早速入店してみますが、競輪ファンのお客さんでほぼ満席です。辛うじてテーブル席が一卓と、小上がり席が空いていましたが…小上がり席の奥には大型テレビが競輪中継を放送中です。これは座ってはいけない席ですねwww
ということで、唯一空きのテーブル席に着席。前後を競輪ファンに囲まれ、少々アウェイな雰囲気ですが構わず瓶ビールを注文。この手のお店では冷蔵庫から勝手に出して呑んでもよさそうですが、お店のおばちゃんが出してくれました。
店内を見渡すと、中ほどにおかずケースがあります。冷蔵と常温があり、どれも250円均一です。その中から「焼き鯖」「どて煮」「もずく酢」「イカとキュウリの酢の物」をチョイス。電子レンジもありますので、セルフで温めます。

さぁ、おやじと乾杯！！いただきま～す！！

おかずをあてに呑むビールは旨いッ！！仕事終わりのご褒美タイムですね。
そして、おやじがいつの間にか注文していた「冷奴」が到着しました。ん？？豆腐が別皿？？かなり独創的な冷奴ですねwww
このスタイルの冷奴は見たことがありません。
おかずはどれも家庭的な味わい。母ちゃんが作ってくれたおかずって、こんなんだよね～といった印象です。
あっという間にほろ酔いになったおやじは、隣の競輪ファンのおじちゃんと楽しそうに雑談。見たところ同世代かなぁと思いましたが正解！ズバリの団塊世代でした。私から見たら親世代ですが、世間的に見ればおじいちゃん世代というところに時の流れを感じました。

楽しそうに雑談しているおじいちゃん達…まるでこのお店自体がタイムマシンのようです。おじいちゃん達が吸い込まれるように店内に入ると、一気に4～50年ほど遡ったかのような錯覚に陥ります。きっと彼らの心の中では2～30代に若返っているのでしょう。私には理解できない古い話をしています。

そんなおやじ達を眺めながらビールをスイスイ呑み、おかずばかりではアレなので入口脇のおでんを見に行きます。タマゴ、コンニャク、厚揚げ、はんぺん等々あり、おばちゃんにピックアップしてもらいました。
「味噌つけていい？？」と聞かれたのでそこは勿論つけてもらいます。名古屋人なので。
ということは、基本的に関東煮なんですね。ここは是非とも味噌おでんもラインナップに入ってほしいところです。

おでんを摘まみながらのビールはとまりませんw
気がつけば4本目に突入しました。
次のアテは「串かつ」にします。それと冷蔵庫から「マカロニサラダ」をチョイス。
串かつには卓上のソースをかけて…くぅ～～っ！！旨い♪♪何本でもいけそう。

雑談相手のおじちゃんはこれから競輪場に向かうらしく、ここでお別れ。周りのお客さんも競輪場に向かったようで一旦はお客さんがはけました。
そのタイミングでご飯モノが食べたくなり、車券を買うわけでもないのに「かつ丼」を注文しました。
やがて提供されたかつ丼は見るからに旨そう。そして甘辛いつゆがだくだくでした。タマネギのシャキシャキとした食感がいいアクセントになっています。
(あぁ～旨いかつ丼だぁ…)

これだけ食べて、呑んで、お会計は4950円。
おやじと楽しいひとときを過ごせ、遅い父の日の親孝行になったかな？と思いました。

令和の時代でもずっと変わらずに残ってほしい、貴重なお店です。ごちそうさまでした！！