どえりゃ～うみゃー喰いモンだがや～！ : あつた蓬莱軒 本店

どうしたらええもんかのぉ。
この日の夜はいつも通り松坂屋店のあつた蓬莱軒に行っていつもどおり飲んで食べる予定でおったのに、急に休業中とは聞いとらんがね。
こん日はよー、名古屋２日目で熱田神宮へお参りに行くことになっちょってよー、たまたまHP見ちょったら松坂屋店が拡張工事のため６月末まで休業と書いてあるがや。
こりゃーちょこっとどころかどえりゃーあ困るわー。
やっとかめ２年振りに名古屋に来ちょるのに、これはかなわんわー。
こうなりゃ～夜のひつまむしの予定を昼に前倒して本店で食事だぎゃあ！！！


と言うことで、本店で食事するのは社会人になりたての頃だから２０年振り位か。
あの頃は週末でも早い時間帯であれば並ばずに普通に母屋に入れ、普通に大広間の座敷に通されて正座、もしくは胡座を書いて畳の上で食事をしたものだ。
当時もひつまむしとう巻きを戴いている。
かくして超力旅の一行は・・・・・


ちょこっと舐めとったでぇ。
熱田神宮を先に参拝してから１２時４０分頃本店に行ったら２時間３０分待ちだとよ～。
名前と人数を告げて案内の時間を確認すると、３時１０分の回に呼ばれるだと。
以前と比べるとめちゃんこ凄まじいことになっちょるのぉ。。。
ただし、店の前でずっと待ってニャーあかんかというと、そうでもニャ～。
時間になるまで何処へ行っていても店を離れてもええゆうちょる。
こりゃ～助かるね。
とは言えもう熱田神宮へのお参りは済ませたし、他に観光する場所はニャーし。。。
近場の喫茶店を検索していたら１０分行ったところにコメダがあることを発見し、そっちに待避。
このまま暑い日差しの中、店の前で待たされていたのではおうじょうこいたわーおそがいわー。


とのことで喫茶店で涼みながら時間を潰し、適当なところで切り上げて、本店へ戻ってみるとちょっとだけ案内が早く成っていることに気付く。
たった５分だけどそれでも有難いところだ。
この時の順番整理係の人は松坂屋店の人だったでよ。
チョイと今晩本来はそちらにお邪魔する予定だったでよと伝えたぎゃあ(泪)
３時ちょい前に３時１０分の回のメンバーが招集されて母屋に通された。
そこからはあまり待たされずに名前が呼ばれる。


「超力様あ～○名様、こちらへどうぞ」

時間だけみればどえりゃ～あ待たされた感もするが、待避出来たのでまだ身体的には楽だったがね。
今回は前回通された大広間の座敷では無く、拡張されたフローリングの床にテーブルと椅子席の間に通されたぎゃあ。
そこそこの広さの空間に４組分のセッティング。
隣との席間も十分に取られてあり、きちきちでのおて(窮屈感は皆無で)快適にうみゃ～あモンを喰えるがね。

あつた蓬莱軒の事はの他のレビュアーが詳しくレビューしちょるんで、そちらを見たってチョ！
メニューは基本本店から支店も同じものだがね。

松坂屋店で喰うてからハマったうざくでいっぴぃゃ～やるきゃのぉ。
蓬莱軒のうざくと肝焼きは超力マストだでよーっとおねぎゃ～したでぇ。

先ずはうざくが提供されたぎゃぁ。

何でぃやぁーー！このうざくはぁ？！
どえりゃぁ～美味やぁでぇ！！

と連れが目ん玉まん丸くしとるでよーぉ。
このうざくの酸味とタレの調合の塩梅がどえりゃぁことになっとるでぇ。
正に筆舌し難い味わいだぎゃあ。
午前中から熱田神宮を歩きまわり、コメダで休憩入れたからと言ってもそこそこ歩いてえらいことになっとるでぇ。
身体の疲れがこの酸味がドンピシャで、かなり親和性の高い代物と成っとるでぇ。
えらい分、この酸味が前回よりも美味しく感じさせる装置となっとるだがね。
塩揉みの胡瓜も泣かせるねぇ。
鰻と食べても良し、単体の口直しで食べても良し。
最後に薑を囓って口内を整えてっと。

肝焼は今更言うこと無いデラ美味だがやぁ～！
肝は大きめでプリンと張りが有って弾力がある。
臭味は皆無で噛む毎に肝の旨味が口いっぱい広がるんだぎゃぁ。
タレも濃厚であるがキレもあり、だだ甘味の強いだけのタレではノーて。

ひつまぶしの説明も松坂屋店でさんざんしてきよったからに、割愛するわ。
ただ言わしてもらうと、良い炭を使うと外側がパリっとカリっと香ばしく焼けて内側はシットリふわりと、且つ、炭自体のもつ良い香りが燻煙となって返ってきて良い具合に燻し上げる。
これが大鋸屑炭だと独特のあまり良い香りのしない匂いが鼻についてしまう。
煙過ぎても駄目だぎゃあ。
煙く成りすぎぬ様団扇で調整して煙を適度に飛ばし、炭火の火力を調整しながらじーっくりと焼き上げていくんだぎゃ。
カリッとコーティングされているので出汁を掛けても弛れ無い、最後の一膳まで美味しく頂戴できるでぇ。
これで山葵の質がもっと良かったら相当うみゃぁだろうなぁ、鰻の味を倍加させるんだろうなぁと思ってしまう。
また、小骨なんぞは皆無でしっかりとした処置と手間暇惜しまぬ作業がこの口当りと美味しさを生んどるんよ。

という訳で超力ご一行、あっという間に平らげてしまいご馳走様！！
随分と待たされたがこの質と美味しさ、ボリュームであれば大満足だ。
値段は張るが、サービス料等取られていないので皆が言うほど高杉晋作なイメージはニャーよ。

来る度に待ち人が多くてどえりゃあ難儀するきゃあも、また来るでぇよ！