新型コロナウィルス感染症の影響でノンビリ : クッチーナ イタリアーナ ガッルーラ

　今回は新型コロナウィルス感染症で騒然としている名古屋市の第二日赤病院近くのガッルーラさんに来ました。定期的な食事会ですが、少し躊躇しながらの訪店です。案の定、いつもなら常に満席の店内ですが、我々の定位置の座席の部屋は我々4人だけでした。したがって、とてもノンビリとゆったりと食事できました。
　相変わらず安定の味なんですが、ここ2回程は我々には少し味が濃い感じがしました。味そのものは美味しいのですが、濃い目の味だと最後のメイン料理の頃には結構満腹感が出てしまい少し残念な気がします。少し躊躇しましたが、長年の付き合いなので森岡シェフにその事を告げると謙虚に気をつけて見ますとの返答。さすが、一流の料理人、奢り昂らず人の意見に耳を傾ける、この姿勢がある限り色んな意味で成長は続くと思いました。シェフ、勝手な事言って申し訳なかったです。
　今回は時期的に少し恐る恐るの感じでしたが、ノンビリとゆったりとした時間を貰えました。

ご馳走さまでした！

　定期的に伺っているガッルーラさん。今日はまだ年始という事もあるのか、前菜のチョイスメニューが仕入れの関係で少し数少なく寂しい気がしました。正月に近いせいか、伊勢海老のあったりして、いささかいつもとは違ったメニュー構成でした。しかし、どんな食材も森岡シェフにかかればいつもの安定感抜群の料理に変身させられて我々の口に入ります。満足感は半端なくあります。今回はいつもよりお腹一杯になったので、森岡氏に聞いたらば、小生のチョイスした料理がソースにピューレにした食材を使用したものばかりだとの事でした。ピューレは美味しいですが要注意だと勉強しました。
　珍しくロールキャベツが前菜にあったのでオーダーしました。我々が知っているロールキャベツとは別の、中にフォアグラが入った特別な物でとても美味しいかったんですが、これも満腹感を早める料理でした。
　そんなこんなの美味しい森岡氏の料理を定期的に頂ける幸せを噛み締めながら、森岡シェフ、林ソムリエに見送られて店を後にしました。

　御馳走様でした！

定期的に伺っているガッルーラさん。ミシュランに掲載されてから更に予約困難店になってしまったらしいのですが、我々には何時ものガッルーラさんです。最近、アジアソムリエコンクールで優勝されたソムリエさんが期間限定でお見えで、一緒に行く先輩はワイン好きなのでとても興奮していましたが、小生にはその部分はなかなか入ってきませんでした。
今回はジメジメした梅雨から夏のフレッシュなメニューで少々疲れ気味の身体と胃腸にとても優しい味わいでした。
特に果物を使ったズッパは秀逸で、ともすればデザートっぽくなってしまうところを、森岡シェフの手にかかると、とても胃腸に優しいアッサリフレッシュな味わいに変化して、ズッパは喉から胃腸に直行する様にスーッと入っていきます。それでいて、食材の邪魔をしないとても美味しい物でした。なので、二品も頂きました。最近、トウモロコシが甘くなり過ぎて、ズッパにはいささかクドイ物がありますが、さすが森岡シェフはその辺りのバランスは最高に調整されて提供され、少しくたびれた我々に元気を与えてくれます。
今回も、色々頂き森岡シェフの夏のメニューに大満足。

次回は9月の秋口のメニューを楽しみにして、シェフ直々にお見送りをしてもらい、満足してお店を後にしました。

ご馳走さまでした。

隔月のガッルーラでの食事会です。今宵は昨日に発売されたミシュランガイド愛知、岐阜、三重県版で１つ星を獲得したばかりでのホヤホヤの中での食事会でした。小生は１つ星には多少合点がいかないのですが、まあ、それはそれ、我々の間では全く関係なく美味しく大好きな店である事は間違いないわけで、今後も宜しくって感じです。
森岡シェフに反響を聞いたところ、他府県からの電話での問い合わせが増えたらしいのですが、ご存知の通り、この店の予約はまず土日は取れないので、今まで通り我々にとっては変わらないんですが、やはりそれなりの反響はあるみたいです。
本日のメニューは、鳥貝、青柳、平貝、蛤と貝づくしっていうか、小生がそれらのメニューをチョイスして頂きました。お寿司で食す貝類はとても美味しく大好きですが、森岡シェフがその素材を生かしイタリアの息吹を与えて提供してるくれる料理も最高でした。
その他、空豆と雲丹のタリオニーニは岡山産卵を練りこんだ麺で、紫雲丹のサルサ風味のソースとの抜群の相性でとても美味しく頂きました。そして、その皿は森岡シェフ自らが運んできてくれたので、イタリアで雲丹？って聞いたところ、彼がイタリアにいた時は修行していたレストランの皆で海に獲りに行っていて、鉄製の手袋をして素手で掴み取りして、これまた鉄製の網に入れて沢山獲っていましたよって話をしてもらい、日本のように生では殆ど食さないけど、ソースには良く使うというこも聞きながら頂くタリオリーニは最高でした。

今宵も最高のひと時、ミシュランの星とは全く関係ないんですが、何となくモヤモヤしてしまう夜でした。

次回は7月です。どんなメニューになるのか楽しみです。

ご馳走さまでした！

先週は大名古屋ビルのお店に伺い、少し違和感を感じていましたが、やっぱりこの八事のお店は別格だと確信しました。ガッルーラを語るのはこの店で語らなければいけないですね。森岡シェフの作る渾身の料理はいずれも全く文句のつけようがない、ほぼ完璧なすがたかたちであり、味に関しても円熟の境地に達しつつある感じてす。文句なく美味しい。それ以外の表現は細かくしない方がいいと思います。食材も春の息吹を感じさせる物が多く使用されていて、特に前菜で出た、あまおう苺とフルーツトマトを使った冷製パスタは、まさに森岡ワールドの集約を感じさせれました。フルーツを使った料理はよくイタリアンやフレンチで出されるものですが、これはデザート？って感じてしまうテイストの物もあります。しかし、ここのフルーツを使った料理は、本当に上手くアクセントとしてフルーツをあまり主張させない利用の仕方で、バランス感覚抜群の美味しさです。今回はオープンキッチン近くの個室風の席でしたので、シェフ自ら料理を運んできてくれ、色々話しができ、それが更に美味しさを増してくれた様な気もしました。料理が美味しく感じるのは、料理そのものの味も大切なのは当たり前ですが、その様なホスピタリティが更に美味しさを増す事は間違いないと思います。
また再来月の来店を確認して店から出た時は寒さを感じず、料理でも肌からも春を感じながら帰路に着きました。

今日も大満足、美味しかったですよ。

ご馳走さまでした！

この店は隔月の土曜日のディナーを先輩夫妻と定期的に8年程前より訪れています。本日は我が妻は娘の急用に付き合って東京に行った為、小生だけでの参加だと諦めていましたが、幸いな事に先輩夫妻の2人の娘さんがご一緒して頂き、大変楽しい時間を過ごさせて頂きました。
本日も地元の食材をふんだんに使った森岡シェフの魂のこもったお皿か次々と提供されてきました。この店は前菜をチョイスするのにいつも大変迷います。本来、妻と一緒ならばシェアして多くの種類を堪能できるのですが、本日はそれができない為、真剣に考えてチョイスして、ズワイ蟹とキャビアのパスタ仕立てと手長エビを選びましたが、甲殻類好きがバレバレな選択でした。しかし、選んで大正解で、まあ美味しいに決まってますね。この店のソースは柑橘類やイタリアンの王道のトマトを素材を上手く生かすのを当たり前の如くされてますが、これは簡単そうですが実は凄く難しい事で、この技術の高さにはいつも感服いたします。
メインには寒鰤の腹身の焼き物を頂きましたが、グリエにすると鰤などは少し臭みやクセのある味が残ってしまうものですが、シェフは敢えて炭火焼にして提供してくれて、とても芳醇な仕上がりにはなっており、ビックリする程美味しい逸品でした。今日の皿の中で一番興奮するスグレモノでした。
5人での楽しい食事は気がつけば、約4時間、美味しい料理と楽しい会話。そんな空間を提供してくれるこの店は、我々にとって最高のおもてなしです。今日も本当にありがとうございました。ご馳走様でした。また、再来月楽しみにしてます。次回は妻と一緒に伺います。