味もサービスも・・・ : 熟成豚骨ラーメン専門 一番軒 今池店

今池付近を車で通っていたら目についたので久しぶりに寄ってみた。ホントは「ぐすく」に行きたかったのだが、遅かったせいか閉まっていたので仕方がなくこちらとなった。

オープンしたころに一度行ったことがあるが、それ以来である。その時はとっても賑わっていたのだが今回は店に入ると客数は数人程度であった。

カウンターに一人で坐ってもだれも注文にも来ない・・・しばらく待つとやっと気づいてくれたのか女性の店員さんがきてくれた。この方は日本人であったが、店内、中を見ると多分日本人はこの方だけである。他の方は東南アジア系の外国人のようであった。やはり飲食業は人手不足が深刻何だなあ～

今回はチャーシューメンと煮タマゴの乗ったご飯をオーダーした。麺は当然バリカタである。九州の麺は細くてコシがないので茹で過ぎると美味しくなくなるので私は固めが好きなのだ。

で、普通のラーメン屋よりも長く待たされ、ラーメンがやってきた。まず見て気になったのはチャーシューの色である。何だか安っぽいハムのような色なのだ。食べても旨味はあまりない。そして麺はバリカタをお願いしたはずなのに普通の固さであった。麺の固さは聞いてもあまり気にせずに作っているのかな？？
豚骨スープは塩加減が薄目で美味しいとはとても思える味ではなかった。何だか何もかもがめちゃめちゃの感がなきにしもあらず、という感じである。経営者の方はもう少し指導監督した方がよいのでは・・・と思ってしまった。
場所が良いのにこの客の入りでは・・・という感じであるあ。

こちらの店舗は急激に支店を増やしているが味が追い付いていないようである。一番軒で食べれるならやはり少々遠くても本店に行った方がよいのでは、と思ってしまった。

というか、この店の姿勢を見ていると一番軒自体に行きたいという気も失せるのである。

今池交差点のすぐ西にひときわ目立つラーメン屋がオープンした。
かなり明るく広小路を車で走っていてもとても目立っていた。まだオープン間もないみたいな感じだ。
名東区の人気店である一番軒はいつも混んでいるイメージがある。先日行った時にはほとんど待つことなく入れたが、以前は20分、30分待ちは当たり前のお店であった。ネットで見るともうすでに何店舗か出しているようで、チェーン店展開しているとは全然知らなかった。
本店は単なる豚骨ラーメンなのに、こちらはなぜか熟成豚骨ラーメン。何だか最近の流行りの単語をくっつけているだけのような名前だ。
とても軽薄な感じがする。

これって普通の豚骨といったい何が違うの？？？

扉を開けてなかに入るとカウンター席はほぼ満員。奥のテーブル席が空いていたのでそちらに向かおうとすると店員さんに止められ、後ろの待合の椅子に座れと言われた。言われるがままに座ると30秒もしないうちに奥のテーブル席に通された。
なんだか感じ悪いマニュアル通りの接客という感じだ。よく見ると店員さんはほとんど日本人ではないようだった。
会計をしている人でさえ名前を見ると韓国の方のようだった。最近の人手不足は大変だなあ～～

今回トンギョウセットを注文。トンギョウとは豚骨ラーメンに餃子のセットのことのようだ。その他唐揚げとのセットはトンカラなど面白い呼び名があった。
私は豚骨ラーメンの黒、つまり普通のとんこつラーメンにニンニク油を入れたものにした。もちろんこれではなくニンニク油の入っていないオリジナルの「白」も選べる。
麺は細麺のストレートなのでやはり茹で過ぎない方が好きだ。それゆえバリカタでお願いした。
待つこと約５分、トンギョウ到着。見渡すと餃子のたれがないので聞いてみるとしょう油を使うように言われた。しょう油とたれは違うでしょ！！

餃子の味は普通はそれ以下。ほとんど旨味のないアンだ。パリパリ感はあるがそれだけの味だった。
ラーメンであるが麺はバリカタを頼んだのにかなり柔らかめに茹で上がっていた。

鶴亀なら提供するとき

「はい、豚骨ラーメンバリカタお待たせしました。」

など確認するのにここでは黙って丼を置いていくだけだった。
情報の共有ができてないんじゃないの？？

またチャーシューはあまり美味しくない。できの悪いハムのようだった。またスープも本店と比べて旨味が少ないように感じた。ニンニク油との相性も？？？だ。やはり普通の方がよかったかなあ～～

もう多くは言いたくないような味であった。

昔は美味しい豚骨ラーメンのお店は多くはなかったが最近ではこの程度のお店はいくらでもある。
今はネームバリューと目新しさでお客さんが入っているがこれが続くようだと厳しいだろう。
味も大事だが接客はもっと大事である。不愛想なお店には誰も好んで行かないだろう。
改善が望まれる。