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店名 |
今井総本家 栗子茶屋
|
---|---|
ジャンル | 甘味処、かき氷、ソフトクリーム |
お問い合わせ |
052-262-0728 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
地下鉄 上前津駅徒歩1分 上前津駅から176m |
営業時間 |
|
予算(口コミ集計) |
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー可 |
席数 |
8席 (店外の「栗子茶屋」にベンチ椅子4つ、2人掛けテーブル1つ。) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オープンテラスあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 可 |
ホームページ | |
備考 |
ティッシュ:「栗子茶屋」の販売口にボックスティッシュあり。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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母「栗子焼は売ってないのかなぁ?」
娘「栗子焼って?」
母「昔、この辺で売っていた、中に栗が丸ごと入った栗の形をしたどら焼きだよ」
娘「そんなのがあったんだ。食べたいなぁ」
母「でも、売ってないみたい」
娘「えーっ! 」
私が、今井総本家の"栗子茶屋"の前で、「やっぱり栗子焼はもう作ってないのかなぁ」と、ガラス張りの小部屋の中で稼働している栗まんじゅう自動製造機のユニークな動きをぼんやりと見ながら、そう思っていたら、母娘連れがこの店にやって来て、私のそばでこんな会話をしたのです(部分的に創作しています)。
☆☆☆
「ゴールデンウィーク特集2017 Appendix」
以下【長文注意】です。おヒマな人はどうぞ。
☆☆☆
ある年代以上の人にとって、今井総本家と言えば栗子焼というイメージなのです。もちろん、取扱商品のメインは天津甘栗なのですが、それ以上に記憶が残る商品が、店頭で作って販売していた栗子焼だったのです。
以前は、万松寺通の東の入り口を挟むように、その両側に今井総本家の店舗があって、向かって右側が今と同様、天津甘栗や豆類、和菓子類を売っている店舗で、左側には現在の栗子茶屋に相当する実演販売コーナーがあったのです。そこには栗子焼を作る機械が設置されており、中でスタッフが必死(?)に栗子焼を作っていて、それがガラスを通して"見学"出来たのです。
現在の機械は、それより遥かにコンパクトで、なおかつ半自動なので、女性一人でも楽々製造が可能で、栗子焼機と同様に見ていて面白いのですが、迫力の点では昔の栗子焼機に軍配が上がってしまうのです。
"母さん、僕のあの栗子焼、どうしたんでせうね?"
思わず、西条八十(さいじょうやそ)の詩(※)の一片が頭に浮かんでしまうのです。前出のお母さんにこう尋ねてみたいほどです。
(※ この「ぼくの帽子」と言う詩は、1977年に上映された森村誠一原作の角川映画「人間の証明」で、印象的なシーンに引用され、記憶に強く残っているフレーズなのです。詳しくは?こちらをご覧ください → https://tabelog.com/rvwr/suna8/rvwdtl/B184899925/)
☆☆☆
この界隈、つまり大須あるいは上前津と呼ばれる名古屋市中区に属する地域は、40年近く前から数年間においては、私のいわゆる"庭"でした。今の会社の一つ前に勤めていた会社がこの付近にあり、毎日のように大須界隈に出没していたのです。また、その前の学生時代にはマイコンブームが到来し、親友の影響でマイコンにハマってしまい、マイコンがパソコンと言う呼称に取って代わるまでの時期に、やはりこの界隈を闊歩していたのです。
東京の秋葉原、大阪の日本橋、そして名古屋の大須、これらが三大都市のいわゆる電気街です。規模こそ劣りますが、名古屋で電子パーツを揃えるなら大須のラジオセンターアメ横ビル(現在の名称は第1アメ横ビル)だ、というぐらいのメッカでした。ラジオセンター以外にも、仲野無線やカトー無線(ちょっと歩いた先の矢場町にあった)など、なんとなく大須を中心として電気街が形成されて行きました。個人的には、小さな店舗の「奥村電機」(ODEC)が印象的で、そこで買った中古の紙テープ穿孔機が、一時期自分の部屋に鎮座していたりしたのです。よくあんなものを買ったなぁ、と今でも不思議に思ったりもします。(結局、その大きな装置は、宇宙戦艦ヤマトのドット絵を作るためだけに買ったようなもので、今でもラインプリンター用紙に印刷されたヤマトの勇姿が手元にあったりしますが)
電気街と同時に、今の日本のパソコンの事実上の元祖機と言われるNECのPC−8001の発売の瞬間をリアルに体験した、NECの名古屋地区のアンテナショップ"Bit-INN名古屋"にも足繁く通いました。かつて、現在の今井総本家の斜め前のビルの2FにあったBit-INN名古屋は、その後大津通を挟んだ向かいのビルに移動しましたが、最初のBit-INN名古屋では、中に入ると自動的にお茶が出てくるほどの常連になっていました。サービスステーションなので、飲食は出来ないはずなのに、体験コーナーのテーブルに座ると、小柄でとても綺麗な美人のスタッフ(名前を忘れちゃったなぁ、O原さんっていったっけなぁ?)が、素敵な笑顔とともに熱い日本茶を出してくれたのです。
そこで出会ったのが、TK−80でありTK−80BSであり、そして往年の名機PC−8001だったのです。私はこの店を中心とした大須地域で、マイコンからパソコンへの歴史的遷移をリアルに体験したのです。8Bit CPUの代表とも言えるインテル8080の機械語を、ソラで16進数で打ち込めるほどになったり、キーボードが痛むほどまで、展示機を使い込んだりしました。打ち込んだたくさんのプログラムは、カセットテープに記録されて、今でもそのテープを持っていたりしますが、もう何の役にも立たないゴミです。でも、数々の思い出と共に自分の人生の記録が、そのテープに詰まっているような気がするので、なかなか捨てられないのです。
同時期に流行ったApple社製の"Apple]["は、マニア垂涎のマシンで、その高価格な点でなかなか買えずに、大阪の日本橋まで行って、互換機(俗称"毛ガニ"と言うデッドコピー機)を買って、フロッピー装置(これも互換機)で起動するゲーム(LODE RUNNER、WAYOUT、HUDRON等がお気に入りだった)で遊んでいたと言う、思い出すと苦笑いしてしまうような思い出もあったりします。あるいは、フルTTL−ICで構成されたコンピュータもどきの製作に四苦八苦した思い出とか、なんだか"筆"が止まりません。「栗子焼」と言うキーワードから、どんどん芋づる式に、過去の思い出が引き出されてくるのです。人間の記憶って不思議ですね。
☆☆☆
話を現在に戻して、かつてBit-INN名古屋があったビルの2Fには、今は「TOLAND名古屋店」というカフェがあるのですが、今ではこの大阪店の常連になっていたりするので、不思議な繋がりとも言えます。
→ https://tabelog.com/rvwr/suna8/rvwdtl/B221772453/
そして、かつての思い出と共になくなってしまった「栗子焼」なのですが、復活して欲しいと思うのは私だけでしょうか? 今、この店で売られている"栗まんじゅう"や、ベビーカステラもどきの"くりむす"より人気になると思うのですが、無理でしょうかねぇ。もしかしたら、私が知らないだけで、どこかで密かに作られて売られていたりしたら最高だったりもするのですが、そんな情報もなさそうだし。
実は、食べログにはこことは別に「今井総本家 万松寺本店」(https://tabelog.com/aichi/A2301/A230105/23003873/)という店舗も登録されており、そこには美味しそうな栗子焼の写真が投稿されていたりするのですが、それは2年前のものであり、おそらくその後、以前の栗子焼の実演販売コーナーが閉鎖され(今ではお菓子屋になっている)、この「栗子茶屋」の名称で今の場所に移転・新装オープンしたということなのだと思います。
なお、前出の「今井総本家 万松寺本店」の食べログ上の地図は(例の如く)ずれているようで、もしかしたら、と思い、先日その場所に行ったのですが、やはり全く関係ない店があるだけでした。
今回食べた「甘栗ソフトクリーム」は、濃厚な風味でそれなりに美味しかったのですが、栗子茶屋という名前にもかかわらず、栗子焼が売られていないという残念感の方が強くて、こんな"妙ちきりん"なレビューになってしまいました。
ごちそうさまでした。