旨いお酒と旨いアテ。 : 味感 ことほぎ

「蟹始まりました」とご連絡頂き、お伺いしました。
大好物の雌蟹。此方の香箱はダブルピース仕様で、ちゃんとピースしている小さな爪も食べられるように包丁が入っています。ニクい！
外からは見えませんが、ゆり根も一緒に入っています。食感がいいですし、飽きが来ないので何匹でも食べたくなる味です。
そして何より素晴らしいのは温かいという事です。香箱って、どのお店でも冷たい事が多いのですが、こちらは蒸し器で温めてから提供してくれますので、味の広がりが凄くいいです。

「茹でますけど食べますか？」と大将が聞きながら雄のずわいを連れてきてくれました。今日の彼は兵庫の浜坂漁港です。
「はいっ！」と勢いよく返事をした数十分後、良い色をして再登場^ ^
此方の茹で汁は、ずわいシーズンを通して継ぎ足し、火を入れながら使われますので茹で汁に蟹の旨味が凝縮されています。
そんな茹で汁で茹でられた蟹を爪、脚、腹、ミソに剥き分けてもらい、部位ごとに味と食感を楽しみます。
美味くないわけがないです。
脚の香り、甘さとジューシーさは格別です。ここでも温かさが凄く活きていると感じました。

背骨に分厚く残された身を焼いて食べる河豚や、落花生の茹で加減、蟹味噌の香りが良い手巻きと、いくらを解き入れた手巻きはちゃんと舎利など大将の気持ちが随所に現れ、光ったお料理が多いと感じました。
少しずつですが確実に前に上にと向かわれています。
女将の笑顔とお酒のセレクトは相変わらずの一級品でした^ ^

ミシュラン名古屋で1つ星をとられたという噂を聞きつけてお伺いさせて頂きました。

【サザエの白和え】
サザエと胡麻とキャビアのバランス取れたトライアングル美味ですね。

【どんちっちアジ 白子 山芋のせ】
島根県浜田市で取れた鯵です。どんちっち三魚（どんちっちカレイ・どんちっちノドグロ・どんちっちアジ）のひとつです。身は脂を纏い歯応えはモチモチモチモチ！同じ鯵の白子のコクをプラスした絶品。生姜醤油と山芋で混ぜて頂きます。

【鱧と茄子の出汁餡】
出汁と鱧の旨味、揚げた茄子のコクがプラスされた太い優しさを感じる味です。

【赤貝とくろも出汁醤油】
石川のクロモのぬめりと歯応えが気持ちいい逸品。赤貝の爽やかな香りと出汁醤油がよく合います。

【海鼠腸茶碗蒸し】
極限まで柔らかく伸ばされた卵出汁の食感と海鼠腸の柔らかさが合っていて美味しい。磯の香りが鼻から突き抜けて悶絶します。

今回の料理すべてに味に深みと広がりを感じました。とても好感が持てる味です。
今は、味を広げて挑戦されたい時期なんだと感じました。

是非、此方の大将と女将の人柄に触れて頂きたいです。落ち着ける雰囲気と美味しい料理。星ひとつ取られても謙虚な姿勢でいられるのは素晴らしいと思います。常連さんや地元の皆さんから支持されるのは当たり前かもしれません。

大将と女将さんとズワイ蟹に癒されに訪問。
今シーズンも此方で香箱・雄蟹をたくさんいただきました。
2019年からはなるべくおまかせコースに専念されるそうです。遅くからのアラカルトを控えるようなので私的には残念ですが、オープンして3年が経たれ機が熟したという事でしょう。良いサービスと、美味しい料理を向上しながら長く提供していくのにはこういった変化も必要になります。応援し続けたいお店です。

時間が随分と遅くなってしまったが、ダメもとで連絡してみると「良いですよー」と二つ返事の女将さん。伺えば22:00過ぎだというのに賑わっています。流石です^ ^

日本酒を楽しむべくお願いしたのは、お刺身の盛り合わせ、海鼠腸の茶碗蒸し、桜えびのかき揚げ、ゲソのいしる焼の4つになります。どれもこの時間帯に食べられるクオリティを楽勝で超えています。鰯は脂がよく乗っていましたし、真子鰈とイサキも良いですね。此方は山葵の質も素晴らしい物を使われていますね。香りが凄くいいです。海鼠腸の茶碗蒸しは旨味と、磯の香りが茶碗蒸しと良いバランスで兼ね合っています。ゲソ焼は箸が止まりませんね^ ^

大将の美味しい料理と、女将さんセレクトの日本酒は相性抜群。合わせてたわいもない話をお二人とすれば、楽しくて長居決定です(._.) ご馳走様でした！！

気付けばクチコミの6回目。アップをしていない訪問を含めると何度お邪魔しているか分かりません。

大将と女将さんはいつお伺いしても温かく迎え入れてくれます。自分にとって美味しいものを食べられて落ち着ける場所の一つです。時間によってはアラカルトでお願いできる自由度もツボです。大将のお料理ももちろんですが、女将さんセレクトの日本酒セレクトもツボです。

おひとりのお客さんもよく見かけ、最近は満席が多くなったきました。
ずっと通い続けたいお店です。ご馳走様でした。

ずわい蟹が好き過ぎて香箱をアテにお酒を飲もうとお伺いしました。私、此方のポッテリとした香箱の容姿にくびったけで、無くならないように事前に連絡をしてMy香箱のキープをお願いしました。そのお陰で二軒目でしたが安心して伺いました。

少し遅めにお伺いしたのにもかかわらず大将と女将さんはいつも通り温かく迎えて頂けて嬉しかったです。
女将さんにセレクト頂いたお酒とお目当のポッテリ香箱ちゃんを愉しみながら、大将と女将さんとの会話にも花が咲き、ついつい長く居座ってしまいました。すみません…

ご馳走様でした！！

ずわい蟹好きには堪らない季節真っ只中ですね。特に香箱は年内までの漁ですので、今からのラストスパートが求められています！誰からも求められていませんがそんな気がして来ます笑！
心理的な問題で、カウントアップは希望を感じますが、カウントダウンは危機感を感じてしまい、「年内で終わりだよ」と言われると「急がなきゃ！」「もっと食べなきゃ」と私は思ってしまうのです 笑。。。
香箱蟹には蟹好きは勿論のこと、そうでなくてもその容姿で全ての人を魅了してしまう力を持っている気がします。そして香箱特有の味。味噌・内子・外子・小さな足。堪りませんね。

甲羅の中にスッポリ収まった芸術性も味同様、ため息が漏れてしまいます。お店毎に見せ方が違うのですが此方の香箱の綺麗な事と言ったらないです。顔を近づけてお皿をぐるぐる回して全ての角度から眺めたくなるような美しさがあります。金沢からの直仕入れですので味も折り紙付き！是非この時期に目で楽しみ、食べて頂きたい逸品です。今しかないっ！

ご馳走様でした！

いつの間にか定期的にお伺いするようになりました。いつもの通り大将と女将さんは温かく迎えて頂けホッとします。

この日も良い産地はもちろん押さえられていますが、地場を大切にした旬の食材と、美味しいアテにお酒がすすみます。

カウンターでチビチビとやりながら、美味しい料理と何気なくも楽しい会話に気持ちが癒されていくのが分かります。

【今回のお気に入り】
・鰆の炙り、汐子
旬の始まった脂の乗った鰆の炙りは香ばしく、キメの細かい汐子は歯ごたえも良く旨味が濃いです。

・生牡蠣
仙鳳趾は言うまでもなく旨味と甘味が強くクリーミーです。

・河豚
知多産の河豚は身の弾力も良く奥から出てくる旨味も申し分ないですね。刺身も良いですが、あら焼きの芳ばしさとプリプリ感は 骨までしゃぶり尽くす美味しさです。

・口子
厚みがあって大きかったです。口に含むと広がる磯の香りと、噛むほどに滲み出る旨味。アテ界レジェンドの１つです。

次回頃から「ずわい」が始まるようです。楽しみで仕方ありません。ご馳走様でした！！

平日22:00に再訪しました。相変わらず大将と女将さんの人柄に惚れ惚れしてしまいます。丁寧な料理と、美味しいお酒にざっくばらんで愉しい会話は最高のひと時になりますね。

【今回のお気に入り】
・お造り
鱸と真子鰈はお塩で頂きます。歯ごたえが良く旨味が奥から溢れ出てくる逸品でした。美味し過ぎてお代わりしました 笑

・ばちこ
ばちこは酒のアテで四天王に入りますよね。今回のモノは身が大きく厚みがあり、ばちこ特有の風味が素晴らしかったです。

・3色生麩の味噌焼き
3種類の生麩それぞれに合わせたお味噌を塗って炭火でじっくり焼き上げられます。生麩特有のモチモチ感と味噌の香ばしさがマッチして手が止まりません。


美味しい料理を落ち着いて頂くことができ、自分の居場所が感じられる良いお店です。

ご馳走さまでした！

此方は知り合いからお勧めされて気になっていたお店になります。

電話すると男性が出られ、23時近くでしたが席を用意頂けました。その時点で非常にいい印象を覚えました。

お伺いするとオープンキッチンを囲むようにⅬ字のカウンターがあり見た目にもスッキリしています。目隠しなどの細部は気になりますが掃除も行き届いて気持ちが良いです。大将と女将の2人で切り盛りされているようでした。

はしごで３軒目になりますので量を少なめにお願いしました。

【今回のお気に入り】
・あまだい
白あまだいです。脂ものって旨味も濃いです。お腹がいっぱいでも美味しいものは別腹ですね 笑。

・このわた
処理もうまく旨味、味共に申し分ありません。


遅くからの訪問でしたが嫌な顔一つせず此方の要望に応えて頂けて気持ちの満足感が凄く高まりました。

大将は寡黙で丁寧な仕事をされ、女将は裏表のない気持ちの良い接客をされます。お二人に癒され落ち着いて晩酌が出しました。

刺身も現時点で並以上ですが、研鑽と経験をつまれ技術は更に上達されていくと感じました。またそれが私の楽しみにもなりました。名古屋でまた一つお気に入りのお店ができました。

またお伺いします。御馳走様でした！