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今夜は中華の山猫亭でした
今年はいろいろと忙しくしばらくご無沙汰していましたが、メールで今週は中華の39セットをやると聞いて早速行ってきました。(上海がにの酔蟹は2500円の追加注文です)
写真のようにほぼ中華料理の、それも伊藤さんに言わせると中国北方地方のスタイルメインのコースです。これが3900円というのですからCPの良さには毎回あきれてしまいます。
今回は炊きたての餅米と祖父江の5L!!!銀杏で銀杏餅作ったり、小麦粉を練り始めたと思ったら、丸く伸ばして山猫ダック用の舊鴨餅(カオヤービン)にして、二枚重ねてフライパンで両側を焼いて剥がして作ったりと、面白いこと面白いこと(^_^)
最初に出てきたのは「肉まん」ならぬ、お遊びで作った「鶏まん」でしたが、穀物は一切食べていない宇治田農園の婆さん鶏はしっかりしていて言われなければ鶏肉と気づく人はほとんどいないと思います。
定番の甚五右ヱ門芋(里芋)の煮付けとか、肺吸虫を殺すためにいったん熱湯に入れてその後70度弱で調理した上海蟹の酔蟹とか、健康第一でなおかつ美味しい料理を作る伊藤さんの腕は超一流です。
今年は東濃地方の栗が不作だそうですが、デザートのモンブランも絶品でした。すでにレビューした栗粉餅の大津屋や恵那川上屋より美味しく、今年一番です。
ことしもクリスマスディナー
例年、年末「美味しいものばかり大サービス」みたいな山猫軒のクリスマスディナーですが、今年は常連さんに伊藤さんの方から声をかけたのか、大々的な募集は無しのまま2週間毎日満席になったようで・・・
レビューを振り返って見てみると、1月に服部中村養鼈場のガメラ(もとい5Kgの親スッポン)コースを食べた後は、お値打ちコースばかり「鯛」「鱧」「川岸牧場」「スーパーイタリアン」と、各種39セットを食べまくった感じの1年でした・・・(^^;)
さて今年最後の山猫軒はクリスマスディナーで、15000円のうまいものコース!
還暦を迎えた伊藤さん、身も心も和風になってきたようで(冗談です)コースの前半は日本酒と合わせた和食、後半はワインと合わせて洋風と言った感じの構成でした。
見蘭牛のブレザオラ
すね肉の熟成生ハムで噛めば噛むほど味が出ます。
珍味盛り
赤ナマコのこのわたかけ、スモークカラスミ、くちこ
白トリュフ入りスッポン椀
こりゃ絶品!!!昨年はフグと白トリュフの組み合わせでしたが、写真見て下さい。すっぽんと白トリュフの組み合わせは最強のような気がします。
つきたてからすみ餅
今回のからすみ餅は、写真のようにカラスミを3個入れた三層構造!なんと贅沢な!!!今年はボラは不良で卵が高値だったので、お値打ちに提供するために大量購入したそうで・・・カラスミを数百本作ったそうです!山猫で出てくる魚卵類は、「いくら」も「カラスミ」も臭みの元になる血管は徹底的に取り除いてあるので、凄い労力のはずです。スタッフの皆様もお疲れ様です。
たこ焼き
今年の定番となった、自動タコ焼き器で作った見蘭牛のタコ焼きです。
フグの唐揚げ
焼きアナゴ
八寸は
とろける絶品穴子寿司、ホタテ、フグ三種の味付け、鯛の昆布締め、蕪
上海蟹(酔蟹)
食の安全を重要なテーマの一つとする山猫ですので、肺吸虫のリスクを避けるため、一瞬沸騰させたお湯に入れた後70度でしばらく加熱し、安全にしてから10年物紹興酒に漬けたそうです。ねっとりした味噌と卵の喜びの代わりに、また新しい食感が生まれています。何と言っても美味しい料理ですよね(^o^)
ちなみにPLEYEL家でも昔はワタリガニの紹興酒漬けを作りましたが、上海ガニやワタリガニ、ドウマンガニなど淡水や汽水域の蟹は肺吸虫を持っていて感染する危険性があるので、海水(それも深い)に生息するセイコガニ(香箱蟹とも言われるズワイガニの雌)を生のまま紹興酒に漬けて酔蟹を作るようになりました。海水に生息する蟹でしたらひどい悪さをする寄生虫はいませんので・・・(アニサキスなんてかわいいものです)
フカヒレ(ごはん)
これは山猫軒自慢の「シュモクザメ」のフカヒレで、写真のように大きいものです。繊維も太いですし根元の部分はこの鮫が一番美味しいとか。目の前でいったん手で小さくバラバラにして、スープに漬け味をしみこませてから、紙で余分な水分を吸い取り、フライパンで焼くと言う手のかかった料理で・・・山猫軒の料理はシンプルに見えても実はとても手がかかっているのですが、分からない人が食べログに「ただ乗せただけ」と書いていたと伊藤さんが笑っていました。そう言えば包丁の「ノコギリ切り」も一時期たいした盛り上がりましたが、「ただ乗せただけ」も、大いに話題となっています。
生ハムメロンチーズ
保美豚、卵のタルタル、黒トリュフ
久しぶりに拳の大きさの黒トリュフ見ました。80年代にロブションのジャマンで食べて以来かな・・・皿の上では擦って小さくなっているので皆さん特大トリュフだとは気が付かなかったでしょう。もったいないなぁ・・・一生に何度かのチャンス大きいまま食べたかったなぁ・・・でも大きいままミルフィーユで食べたら、いったいどういう値段になったのでしょう???
「高級食材も、高級ワインも、皆で分ければ怖くない」がポリシーの山猫軒ですね。(1Kg100万円の白トリュフなんて、1g原価で1000円ですから、シュッシュッと擦る度に1000円札が飛んでいくようなものです)
シャラン鴨
メニューにもシャラン鴨と書いてあるので「シャラン産」鴨ではなく、「本当のシャラン鴨」(全くレベルの違う別物です)でしょうか???お代わり可能で3回食べてしまった。美味しかったぁ!あっつ!!!お代わりするのに忙しくて写真を撮り忘れた(^^;)
見蘭牛と干し柿
山猫軒に来ると、見島牛とか見蘭牛とかあまりにも普通に出てくるので、貴重な牛だと忘れてしまいますが・・・
いのしし汁ぶっかけ飯
これもお代わり可能でやめられませんは。絶品豚汁と言う感じ。丹波の西村猟師から送ってきた写真を見て下さい。伊藤さん一頭だけ特別に大きい10番の85Kg猪を注文したとか。脂も乗っていて美味しいはずです。
今シーズン始め(11月)では、日本トップクラスの猪だったかもしれません(^o^)
今年熊や猪など野獣は山の食料不足で脂が乗ってないと言う話もあります。私も以前は背脂が全くない猪や鹿などをシーズン初めに食べて、今年は不作などと生意気な口をたたいていましたが、最近つくづく思うのは、どこの地方でも野生の動物は(熊でも猪でも)強い奴が必ずいて、どんなに山の食料が不足していても、そんな年でもそいつだけは美味しいものを独占して食べているのではないかと!そんな親分を撃つ腕の良い猟師さんはどこかにいる訳で・・・
柚木元でも書きましたが、ジビエはその年が当たりか外れかよりも、誰から(どの猟師から)仕入れたかで全てが決まるようです。
その点に関しては別格の店揃いですので、ジビエ好きの方は東海地方にいらっしゃってください(^o^)
ドルチェ盛り合わせ
美味しかったぁ・・・お酒ワイン、カトラリーの話はまた明日
山猫のスーパーイタリアン39セット
山猫軒は今でこそ伊藤さんの言う「食の安全を考えた体にやさしい料理」を前面に出していて、ジャンルが何とは言えませんが、豊橋で最初に開いた店は確かイタリアンの店のはずで・・・
と言う訳で、西洋料理のベースはイタリア料理なのですが、今回はがっつりイタリアンの39セット(3900円)のメールが来たので飛びつきました。
ご存知の方も多いのか、最初の日程はあっという間に埋まってしまい、追加日程をやっと予約できました。すごい人気です。
料理は
「山猫軒いくら」のクロスティーニ
卵膜や血管を徹底的に取り除いてある鮭の卵は、何の臭みもなく優しい味で、スパークリングワインと合わせても何ら嫌な味が口に残らないのが驚きです。PLEYEL家では菊姫の大吟醸と醤油でつけるのが人気ですが、これはとてもワイン類とは合いません。
アンティパストミスト
北海道メロンとパルマのプロシュートの生ハムメロン、猪肉の燻製、特製カプレーゼに、ゆで卵バゲットなど・・・
イチジクとはちみつブラータ
山猫のブラータ美味しいんですよね・・・
ホタテ貝柱とトスカーナパン
サフランバターソースが抜群です
ポルチーニのアーリオオーリオのパスタ
これは超絶品!!!生ポルチーニを現地で瞬間冷凍したもので、朝採り松茸のように鮮度が良いので噛むとシャキシャキと音がします。何度も書いているように、長野県飯田の柚木元で毎年朝どり松茸でシャキシャキ感を味わっていますが、ポルチーニは松茸以上に時間の経過と共にすぐ柔らかくなってしまうので、こんな新鮮なポルチーニを食べたのは初めてでした。もちろん毎日のように欧州からポルチーニは空輸されていますが、食感に関しては生をチルドで輸入するより、現地で瞬間冷凍した方が美味しく食べられるようです。今後はきっとそれが分かって冷凍が増えていくと思います。
一子相伝の里芋 「甚五右衛門芋」と
田原市吉田さんの保美豚プレミアムの熟成ハム
出来立て燻製ぶつ切りのローズマリー風味炒め
写真のようにがっつり出てきました。量的にも大満足。
唯一残念だったのは、がっつり出てきたポルチーニを食べた後は、ゲップがポルチーニの香りでうれしかったのに、その後にスモーク豚をたっぷり食べた後は、ポルチーニの香りは消えて翌日まで燻製の香りだけが残ったという・・・
デザートは500円で
牛乳氷と絶品山猫モンブラン
牛乳氷は即PLEYEL家で採用決定。モンブランは作るところから見ていましたが、栗1.5Kgを焼いて、一つ一つナイフで中身を取り出し、砂糖と混ぜた後、バターとクリームと混ぜるというシンプルさ。岐阜で今の時期人気の「栗きんとん」にバターとクリームが加わった味ですので、もうこれ以上はないですよね。本当に美味しいです。一応家でもトライしてみますが・・・
それにしてもがっつりイタリアンでした。これが3900円というのは、名古屋最強かもしれません。
川岸牧場の3歳牝牛を39セットで・・・
今週末は、泣く子も黙る?と言うか全国焼肉のブランド肉中のブランド兵庫県「川岸牧場」のホルモンや牛肉が手に入ったと言うことで、急遽「川岸牧場3歳牝牛の39セット」です(^o^)
もちろんシャトーブリアンやロースは100gうん万円の世界ですので、その手の高級焼き肉店でしか食べられません。こちらは同程度に貴重なホルモン類です。
本日のメニューは
@神戸牛のたこ焼き風
おまけに三河一色の茹でたて「亀の手」
@神戸牛のホルモンてっぱんやき
@神戸牛のセンマイ
@神戸牛の心臓炭火焼
@神戸牛の肉みそを乗せたお豆腐
@神戸牛のシンシンとスモークしたトモサンカクミニステーキわさび添え
アサリのアーリオオーリオと神戸牛ご飯
@台湾から届いたマンゴー
@神戸牛のギアラのスープと
@神戸牛ご飯の卵かけご飯黒トリュフ(+500円)たっぷりのせ
(@がついていないのは当日のおまけ)
ホルモンの油がくどくないのにはびっくり。焼き方もうまいのでしょうがさすが神戸牛です。トモサンカクのスモークが美味しかったので、さっそくPLEYEL家でも試してみることにしました。我々の年齢になると胃にもたれるのでA5のロースを食べる気にはなれませんが、A5ランクの神戸牛と言っても、さすがにシンシンやトモサンカク(太ももの一部最高部位)はサシがほとんど入っていなくて、噛めば噛むほど美味しい赤身の美味しさを楽しめます。
私とカミさん以外は20-30台と思われる若い男女ばかりで、皆さん15000円のスタンダードコースを楽しんでらっしゃいました。凄いなぁ山猫軒・・・
P.S.
ワインは伊藤さんに「神戸牛に合う安くて美味しい赤ワインちょうだい」と言ったら「そりゃぁテンプラニーニョでしょう」と写真のスペインのペスケラティント・クリアンサ2014を飲みました。安くて美味しくて肉料理にピッタリなのですが、4月にここで1992年のマグナムを飲んだばかりだったので思い出して比べてしまうと・・・やはりこの手の赤ワインは、「しっかり20年くらい寝かせると100倍美味しくなるんだなぁ」とつくづく思いました。
鱧尽くしの39セット
ここのところ伊良湖水道の質の良い鱧(もちろん天然)が安定して入荷しているそうで、鱧尽くしの39セットが続いています。このメニューで3900円は超お値打ち!山猫入門には良さそうですね(^O^)
本日のメニューは
いしかわおとうふ工房の豆腐2種
鱧の炭火炙りと湯引きセット。梅肉、最高の紅生姜、海苔ソース添え
鱧西京漬け焼き、砕き山椒と一口のご飯
じゅん菜の芽入り鱧とナスの揚げ浸し椀
グラスフェッドビーフの炭焼きステーキとフレッシュ夏ポルチーニ
で、締めは三つから選択できて大盛りも可能です(^O^)
フカヒレ入りの鱧のスープのあんかけ天津飯風
天然記念物 見島牛のカレー
山猫ニャーボー豆腐飯
鱧の椀は鱧の骨で出汁を取って醤油をたらしたものですが、茄子の揚げ浸しがいつもとは違ったアクセントになっていてこれも美味しかったです。フレッシュポルチーニのクリームソースも思ったより味が濃くてたまりません。今回お酒は3000円の飲み放題(^O^)セットコースではなく、八海山の夏限定バージョンで少な目に・・・
食べて飲んで税込5000円未満。何となくお店の雰囲気を聞いて尻込みされている方も?容易に山猫軒を体験できるチャンスですので、この機会にぜひどうぞ・・・
スーパー39セット
GW明けはどこのお店も空いているようで、山猫もこの日はなんと予約0!!!だったそうで、メールでスーパー39セットのお誘いが・・・一日で19席埋まったそうです。
定員は16名が適切のはずですが、本日は19名。過去には予約受付ミスで20名入ったこともあるそうなので、一応許容範囲(^_^;)でしょう。
全自動たこ焼き器という物があると聞いたことはありますが、今回初めて実物を見ました。三島牛の脂と出汁と一切れで、美しい三島牛のたこ焼きです。カチカチ音を立てながらたこ焼きがくるくる回るのは面白かったです。
美味しいワイン飲みまくりの極上3980(サンキュー)セットです
4月は1年ぶりにサンキューセット(3980円)復活です。
伊藤さんに言わせると、
「究極にお得なお料理とお酒、ディスカウントショップ山猫軒」
だそうですが・・・(^^)
内容は写真のように、
国産ブラッドオレンジと自家製マーマレード練り込みパン
三河一色町のトリ貝、伊良湖水道の6Kgの鯛刺身盛り合わせと卵の煮付
宇治田鶏の焼き鳥、おこわ、出汁巻き玉子の三点セットに鶏スープ
トスカーナのブリナータとブッラータの蜂蜜がけに生ハムとルッコラのサラダ
無添加サルシッチャソーセージとジャガイモのピュレ
フカヒレ入り鶏飯黄金(玉子)チャーハン
追加に服部5Kgスッポンのリエット600円と、鯛の頭で炊いた鯛飯に鯛の塩から600円。
と、あり得ない超お値打ち!!!で、山猫軒にメール登録している(だれでもなれる)常連さんに許された特権です(^o^)。
料理はいつもの山猫軒のエッセンスそのもの!健康で塩醤油は薄味です。まあ美味しいもの集めてありますし、フカヒレなんて笑っちゃうくらい(一人100g以上)鶏飯チャーハンに乗っているし、まだ行ったことのない方は一度お試しください。
ワインはいつもの3000円飲み放題や、銘柄物超お得1万円セットもありましたが、勘違いして30分早く着いてしまったので、伊藤さんと相談してご推薦のワインを選んでもらい飲んできました。
まずは
スペインのペスケラ ティント クリアンサ1992年のマグナム
シラーはオーストラリアでミトロ サヴィター・シラーズ 2012年
ブルゴーニュは仲田さんのコルトン・シャルルマーニュ2015年をダブルで
イタリアチーズに熟成したコングスガード・シャルドネ2006年を追加して
鯛飯と鯛の内臓の塩辛には、日本酒で秋田の「鳥海山純米吟醸生酒」
デザートワインにシン・クア・ノン ミスターK ノーブルマン 2003年
さすがにこれだけ美味しいワイン飲むとワイン代は1万円をはるかに超えました。まぁ本日今期の仕事始めですしね・・・(^^;)
P.S.
これ読んでいる方、今週3980セットまだやっていますよ(^o^)
P.S.2
来月は、高価になりすぎたDRCを飲みたい人のために、ロマネサンヴィヴァン1989、リッシュブール2011、エシュゾー1996、どれか1本と100点ワイン4本くらいの「DRC入り山猫高級ワイン3万円セット」出そうかと計画しているそうです。まあ、私が成人した頃はロマネコンティはまだ1-2万円で、親父がお歳暮にもらっていたので飲めましたし、自分がバリバリ働き始めたバブルの頃もロマネ・サンヴィヴァンはまだ2万円くらいで、DRCはもらったり自分で買ったりして、もう少し高かったラ・ターシェまではたまに飲んでいました。しかし今は1本100万円とか200万円とか馬鹿馬鹿しい値段になって、大金持ちしかとても飲めませんもんね・・・飲んだことがなくて是非一度飲みたい方がいるのもよくわかります。
P.S.3
名古屋では調理担当だった伊藤B君が独立して1年経ちましたが、もう二回りさせるのはやめて16席の予約を二回に分ける方式にしたので、いくらか余裕が出来てきたようです。しかしそれでも猛烈に忙しいので、いつかは料理はカウンターの6-8人だけにして、あとの10席は飛び込み可のワインバーにしたいとか・・・それも良さそうですね。
40cm5Kg超のすっぽんを食べる夕べ(^o^)
まずは写真をご覧ください!!!
伊藤さんが持っている「ガメラの弟のような」大きなスッポン!!!は、服部中村養鼈場で繁殖用に育てられた10年超の大物で「大丸」と言うらしいです。
服部中村養鼈場では、4年に一度これを放出するそうで、そう言えば前回は2013年に名古屋に移ったばかりの山猫軒で、普通の1Kgサイズと養老の天然ものとこの「大丸」と、スッポン3種類の食べ比べをしたのを思い出します。(三回位クリックすると、一番下のレビューに写真あります)
今回は30匹手に入れたそうで・・・
冬眠中で大人しいので噛みつかれる心配もなく、持たせてもらいましたが甲羅だけで40cm近くありずっしり重くて驚きます。以前食べログに紹介した滋賀県の「きたむら」では琵琶湖の3-5Kg級の天然スッポンを使うのですが、これほど大きな活きたスッポンを見たり触ったりするのはそれ以来です。
料理は
正月気分のつきたてカラスミ餅に・・・と言っても料亭でよく出てくる「餅にカラスミを挟んで食べるカラスミ餅」ではなく、「カラスミでつきたて餅を挟んで食べると言う超豪華バージョン」で、さっそくPLEYEL家で採用となりました。
スッポンの肩の脂で焼いたスッポンの出汁巻き卵など前菜数種
スッポン炭火串焼き
唐揚げ
スッポン鍋
スッポン雑炊
なのですが、6900円とサービス価格です。フルコースは毎年食べていますがこちらは15000円なので今回は本当にお得ですね(^o^)
10年物のすっぽんは、身がしまっていて固いですがしっかり噛み締められる感じ。エンペラも分厚くコリコリと言うよりゴリゴリと言った感じでかなり迫力あります。
肩甲骨に噛り付くと筋肉や筋膜は滅茶苦茶美味しいですし、鍋と雑炊は絶品です。
山猫では臭みの無い「服部のすっぽん」を活かすために、あえて生姜や酒を使わず、水とスッポンと塩(と香り漬けのわずかな醤油)だけで鍋を作ります。通常の4年物1Kgサイズのすっぽんでも十分美味しいですが、若干物足りなさもあり酒を少量入れた方が美味しいかなぁと思うこともあるのですが、5Kgすっぽん「大丸」で作った鍋と雑炊はあまりにもスープが素晴らしいので、酒が入っていなくても何ら不満を感じません。
昔は一流フレンチでは必ずウミガメのスープがあって、本当に美味しかったですがウミガメは絶滅危惧種で捕獲禁止になったので、日本でもフランスでもこのスープをメニューで見ることはなくなりました。服部中村養鼈場は、親スッポンを育てて卵を産ませて育てるという自己完結した完全養殖ですので、日本では、世界中の誰からも文句言われることなくスッポンのスープを楽しむことができます。鰻も何とかして完全養殖できるといいですね・・・
京都の「大市」、東京「西麻布のすえとみ」、「銀座の江ぐち」で、服部のすっぽんを食べると3万円は飛んでいきます。美味しいスッポンを食べたい方は、服部の「大丸」を6900円で食べられる山猫軒が今は旬でお得です(^o^)
P.S.
日本酒も関東で最近人気のM-310酵母を使った「栃木の富美川」や「千葉の甲子」など、美味しく珍しい貴重なお酒を飲ませてもらいました。
P.S.2
通常の加温養殖スッポンは独特の臭みがあり(食わず嫌いの方は別にして)スッポンを食べて嫌いだと言うのはこの臭みが原因だと思います。蚕を餌にした露地養殖の服部のスッポンは、臭みが本当に無く美味しいので値段が高いのも納得できます。これ以上のスッポンを望むなら、長良川上流や安心院など清流に住む天然スッポンですが、これを食べられる店は、「名古屋の柳家錦」とか、「安心院のやまさ旅館」とか極めて限られていますし、冬は冬眠中なので食べられません。
天然スッポンと言っても、食べログ掲載拒否の和食店で、知多半島愛知用水の天然スッポンと天然ウナギが二回連続して出てきましたが、臭くて食べる気にならずもうその店に行くのをやめました。天然でも中流下流に住むスッポンは臭い泥の中で育つのか?美味しい訳ではありません。天然といっても上流の清流で過ごしているスッポン以外はお勧めできません。
P.S.3
温泉などを使った加温養殖のスッポンは冬眠しないそうですが、天然のスッポンと同様に服部の露地養殖のスッポンは冬眠するそうです。実は冬のスッポンが美味しいとは・・・考えてみれば冬眠初めは一生懸命に食溜めして脂も乗っているのでしょうし、美味しいのは当然かもしれません。
今年もクリスマスディナー
カメラをがらにもなく試しにおまかせモードにして見事失敗してしまいました(^^;)
それでも輝きを放っているのは、18-20世紀のイギリスのカップとお皿。昔のロイヤルウースターやコールポートどころかそれよりさらに古い窯とか・・・伊藤さん、今年はオークションでどっさり集めたようです。ウン万円どころか10万円をはるかに超えてそうなのもずらずら並んでいます。お店で使っても割れずに無事生き残ると良いですね(^o^)
お酒も普段のお任せ3000円以外に6000円コースを頼みましたが、写真のように日本の市場ではプレミアム価格になっているカリフォルニアワインだらけ。30ccずつでしたが十分楽しめました。
まずはカップとワインの写真から・・・
料理はそれぞれ説明を付けておきましたが、前半は備前焼の皿と根来塗り椀で日本酒と、後半は山猫本来の?白い廉価皿にイタリアン風でワインと合わせてあります。
絶品の「フカヒレと見蘭牛トモバラの中華風煮込み」とボロネーゼの写真が抜けています。フカヒレは最近手に入れるのが大変になった結構大きなもので、繊維も太く東北物を仕入れたとか。こういうのを見ると意地汚くすぐに食いついてしまうので、写真撮るのつい忘れるんですよね・・・(^_^;)
巨大フカヒレ、今年分は80Kg来年分は200Kg確保したそうですので、相当楽しめそうです。
来年は服部養鼈場協賛で、(通常のスッポンフルコース1万5千円以外に)鍋と雑炊などの入門セット6500円を2月末まで出すそうですので、スッポンを初めて食べてみたい方は是非試しに行くと良いでしょう。京都の「大市」や東京の「江ぐち」、「すえとみ」など、有名店で服部養鼈場のスッポン(丸鍋)を食べると3万円はかかりますので、山猫軒で6500円と言うのは(先代社長時代から同社と仲が良かった伊藤さんだからこそ出来る)破壊的価格です!
スーパー暇猫セット
予約がほとんど入っていない日の数日前に突然メールで飛び込んできた、スーパー暇猫セット7000円です。
在庫調整も兼ねた特別サービス価格とのことで、通常ならきっと1万円のコースでしょう。
HPからのコピーですが・・・
季節のトウモロコシパンと
野菜のクロスティーニ
年に1ヶ月間だけの
宮古島のマンゴーと
台湾マンゴーの食べ比べ
松茸のパスタブッロ
美味しいヒラメ刺身ほんの一口
穴子の醤油煮
金時草のお浸し
天然鮎炭火焼干し
三河湾の天然海うなぎちょこっと炭火タレ焼き
利休の鱧椀 じゅん菜
グラスフェッドアンガス牛のロースト
そよ風のように優しいガスパッチョ
伊良湖の釣りたいのスープで、、山猫風
タスマニアサーモン3種盛り合わせ
暖かい皮付きスモークサーモン
フレッシュスモークサーモン
サーモンのマリネ
シャインマスカットナガノパープル
ちょこっと火入れしたけんらん牛の
カルパッチョと
フレッシュモッツアレッラの
作りたてバジルペースト添えの
盛り合わせ
仔羊のスモークロースト
エナドリ手羽のスモークロースト
グラスフェッドビーフの炭火ローストビーフの
盛り合わせ
カポナータとパタータグラチナータ添え
すっぽんスープぶっかける
精米したて白米ご飯
以上で7000円はお値打ちです。あっという間に満席になったそうです。突然のメールにもかかわらず、隣のお客さんは東京からだったり豊橋からだったり・・・凄い人気の店です。3時間ほどかけて楽しんできました。
ガスパッチョが滅茶苦茶美味しいと思ったら、天然鯛で出汁を取ったそうで!!!和風出汁で作る夏野菜のガスパッチョは即PLEYEL家で採用です(^-^)
大体過去にも食べたことのある料理ですが、鱧のお椀は、鱧の骨で出汁を取って一瞬だけ昆布をくぐらせた利休椀で美味しかったです。眺めていると、大きな昆布はほんの1-2秒ほど鱧出汁にくぐらせてそれで終わり。そのままごみ箱直行です。それでもグルタミン酸が加わることによって味に深みが加わるところが日本料理の魅力でしょうか。
鱧の骨切りも見事でしたが聞いてみると「祖母から習いました」だそうで・・・。
フレッシュモッツァレラにバジルペーストも美味しかったので、プランターのバジルで作ってみようかと・・・
まあとにかく伊藤さんの料理は、家庭での料理にもすぐ応用できるので、カウンターから眺めていると大変参考になります。
しばらく39セットはステーキです
キャンセルが出たなど店が空いているときに、ゲリラ的にメールで案内が来る3900円の39セットですが、今回はニュージーランドから、穀物や動物の骨などを食べさせずに、「草だけで育てた安全なグラスフェッドビーフ」を仕入れて、半分試食会的なセットでした。
まずは鯛の季節なので、人気の鯛飯!写真のように6Kgの鯛の頭をきれいに掃除してご飯と炊き込みます。頭をよけてからまず醤油をスプレーし、各自に盛り分けて鯛だけで炊いた鯛飯です。
二杯目は、鯛の切り身を瞬間漬けにしてこのご飯の上に乗せ、お湯をかければ山猫風鯛茶漬けの出来上がりです。毎年この時期に京都からこの鯛茶漬けを食べにくる料理人さんもいるそうで・・・昆布やカツオで出汁を取るのではなく、大きな鯛だけで味を作っちゃうというのも凄い技ですね。
先日レビューで、この料理を「お出汁やフォンの概念が無いのかあえて無視してるのか、確かに全てが独特な創作料理です」と書いてらっしゃる方がいましたが、まさにその通りで昆布出汁でも美味しく作れるのにあえてそうせずに旬の巨大鯛を使って「鯛だけ出汁」にしているのを凄いと評価する客が大勢いて、全国からわざわざ食べに来るのだと思います(^o^)
次は魚介類の大盛り!
浜名湖のアサリ
剣先イカの墨煮
三河のトリガイ
北海道水ダコ
タスマニアサーモン
蛍烏賊
ブロッコリーとのれそれ
菜の花
フルーツトマト
帆立
そしてメインがニュージーランドのアンガス牛のロース炭火焼き一人150g(2.5Kgを16人で)たとえ3900円のセットでも炭火焼と言うのが、さすが山猫軒です!
付け合わせがカポナータにロックフォールチーズのリゾット
口直しに、メロンとプロシュートにチーズ盛り合わせ。
これですっかり満腹です(^o^)
お酒も、ワイン6種類に日本酒3種類で2500円と相変わらず超お値打ち!
入口の看板には、11歳の猫の写真が張られるようになりましたが、今年も山猫ますます繁盛しそうです。
P.S.
ニュージーランドのグラスフェッドビーフは、赤身で噛めば噛むほど味がある感じで、思ったより柔らかくなかなか美味しかったです。自分の好みでは、もう少し肉汁たっぷりのジューシーな赤身が好きですが、今回は少し熟成がかかっていたのかもしれません。しばらくニュージーランドの牛肉を仕入れるそうで楽しみです。
今年も鯛尽くしです
伊藤さんによると毎年桜の咲き始めるこの時期は、伊良湖水道の巨大な鯛が美味しくなるんだそうです。
豊橋時代から鯛尽くしはありましたが、名古屋に来てからも柳橋市場で5-8Kgの一本釣り鯛を仕入れているようで・・・和食の職人さんが、「あんな鯛を使えるなんて」と羨ましがっていました。
写真の骨で5-6Kgクラス、今日の鯛は8Kgです。大きいからと言って大味になる訳でもなく、美味しいことは食べれば一目瞭然!山猫軒の鯛尽くしはすっぽん尽くしと並んで、この時期に絶対に逃がせないメニューで、楽しみにしているお客さんが沢山います。
人気の鯛飯と鯛茶漬けは、鯛で炊き込んだだけのご飯に醤油で味付けしたもので、お茶漬けと言ってもお湯をかけるだけです。しかしこれがどうしようもなく美味しいんです。
鯛の刺身も、焼き霜に湯霜に昆布締めと味の違いを楽しんだ後、横に置いてある鯛内臓の塩辛に鯛子の煮つけと、お酒が進みます。「酒で儲けるつもりはない」との伊藤さんの言葉通り、例によって2500円でお酒とワインが10種類飲めます。こんなに酒類がお値打ちな店を私は知りません。
P.S.
4年間いた伊藤B君が昨年独立し、伊藤Aさん料理を作ったり説明したり雑談したりと大忙しです。いつのまにか豊橋時代のように食事に3時間半かかりました。客を選ぶ山猫らしさがもどってきたようです。
今年も山猫軒始まりました
新春は店のリニューアル、と言ってもカウンターを60cm引っ込めて、座席の後ろを通りやすくしただけなんだそうですが・・・
7500円の限定コースは写真の、
焼き上がりのイタリアパンで
その場で作るガーリックトースト
ムール貝のインボルティーニスープ仕立て
マッシュルーム
帆立貝柱
のれそれ
オマールエビ
人参の
クロスティーニ盛り合わせ
イワシのアンチョビソテーと、京菜の花と
カラマーリ リゾッットネーロのインボルティーニ
盛り合わせ
4キロクラスのフグのカルパッチョ
イノシシスモークと、
キヌア入りインサラータヴェルデ
見蘭牛のステーキ
パスタ
でした。
伊藤君(お弟子さんの方)が池下にビストロを出す準備でやめたので、親分の方の伊藤さんはバタバタと忙しそうに働いていました。今年はしばらく時間をかけながら、少しずつ豊橋時代の山猫軒メニューに戻していく予定だそうです。
「スッポン尽くし」以外にも、以前あった「鯛尽くし」、「海老尽くし」とか「尽くしコース」また食べてみたいですね(^o^)
P.S.
年末の税金対策ワイン大放出、意外に購入者少なかったそうです。美味しいワインを破格の値段で販売していたのですが・・・チャンスだったのになぁ・・・結局山猫軒のセラーからPLEYEL家のセラーに一部移っただけでしょうか?伊藤さんに「今年も年末に放出してください」とお願いしたら、毎年やったら山猫軒つぶれますとやんわりと断られました。しかし「絶品薄塩からすみ」は、お弟子さんの教育用に今年の年末も沢山作るそうです。厚め切ってカラスミ餅にするとやめられません。皆さんお楽しみに(^o^)
山猫軒の年末お楽しみセット(^o^)
美味しさと食の安全だけに命を懸けたお店です(^o^)そのために店主の言葉を借りれば「ビジュアルには全くお金をかけていません」。
雰囲気重視の方には向かないお店ですのでご用心を・・・(^^;)
何も知らずに食べに行ってもとにかく美味しいのですが、店主の伊藤さんの知識と経験が凄いので、食材や調理法に酒やワインの知識があればあるほど唖然とすること間違いないお店です。
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今年の年末おせちセットは超豪華です!!!
まずは、税金対策在庫調整で写真の年末用豪華ワインセット。格安に原価?(原価以下???)での販売でした。
シャンパンは
ブルーノ・パイヤール ブラン・ド・ブラン 1999
ロブションが惚れて絶賛していた頃の、ブランドブラン。2011年のデゴルジュマンでよだれが出ます。
ワインはまず偉大なコルトンの丘を所有するルイ・ラトゥールの赤白で
コルトン・シャルルマーニュ 2006
コルトン グランクリュ 2001
最後に
ベガシシリアのピンティア 2007
フィロキセアに侵されていない純粋なティンタ・デ・トロ(テンプラニーリョ)で作られた名ワイン!
食後酒には
もう幻になりつつあるバコというブドウを使った、シャトー・ラ・ベロージュのバザルマニャック1974
実はすでに開けてしまいましたが、分かりやすく言うと過去最高級のブランデー(正確にはアルマニャック)です
実は、山猫軒のセラーには、こんなセットを組めるほど高価なワインが眠っています。ワインが分かる方はきっとこんな年末ワインセットがあるのかと驚かれるのではないでしょうか・・・先日山猫軒で飲んで、まだ若くて飲むには早すぎて開けるのはもったいないと思ったので購入しませんでしたが、ケンゾーのアイ2009も税込3万円以下での販売でした!
年末おせちの方は
奥左から黒豆
仔羊のスモークロースト
もち豚を使った山猫風ローストチャーシュー
タスマニアサーモンのマリネ
チーズ2種
二列目
バスク豚のサラミ(世界最高のサラミだそうです)
パルマの美味しい生ハムたっぷり
すっぽんスープのお雑煮セット(服部すっぽんの贅沢なスープと島根県仁多の棚田でできるもち米の究極丸もち)
すっぽん雑炊セット
からすみもち
オーガニックのもち米で
お餅をつくところからはじめます
自家製の筋子のからすみを練り込んだ餅にボラのカラスミを挟んだ本当に美味しいからすみもち
ピスタチオオイル
ミニ猫パン
の12種!
PLEYEL家では30日に食べてしまおうかと・・・思っていましたが、シャンパンやブランデー、カラスミ餅は待ちきれずに開けてしまいました。
カラスミと言えば、イタリア産のボッタルガに比べると、長崎や台湾のカラスミは臭みも少なく美味しいですが、山猫軒のカラスミを食べると血に由来する臭みが一切なくて、突き詰めてゆくと「これぞ究極!なのだ」と納得できます。今年は大きなのを山猫軒で購入してスライスを自分で餅に挟み、京都料亭風カラスミ餅を作って食べましたが、家族にも大好評でした。名だたる料理屋や料亭からお土産にもらうカラスミ餅より美味しいです!
伊藤さんが作るカラスミはピュアさでは日本一かもしれません!!!
毛細血管まで徹底的に取り除いた伊藤さんのボラのカラスミは、味はウミヘビの卵のカラスミと似ているような気がするのですが・・・気のせいかな?
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2016年12月
山猫軒の今年のクリスマスは肉尽くし!
写真、料理内容はは日記を見て下さい。←ここをクリック
これで料理が12000円。お酒12種で3000円は、あり得ない価格だと思うのですが・・・
さて今年の山猫軒かなり変化がありました。
1.急な階段に手すりが付いた!
酔っぱらった客が落ちやしないか心配でしたが、大家からもやっと許可が出たようです。
2.弟子が独立して池下に田舎フレンチを来年オープン!
3.税金対策か???高級アンティークカトラリーや高級ワインを購入した上で一挙放出!
4.こんな客には来ないでほしいと明記するようになった。
画期的ですね、でも宮沢賢治を子どもの頃に読んだ人は分かりますね、注文の多い料理店ですから・・・要するに食べること飲むこと以外に金をかけない店だと宣言しているんだから、来る以上は値段が高いくせに店が汚いとか文句をつけるなということですね(^^;)
5.食の安全性について強調するようになった。
自然食とかうわべだけの店が多い中、伊藤さんは食材の安全性に関しては年季が入っています。
豊橋時代より客が大幅に増えてお金が回るようになっても、店の内装には一切金をかけず、料理や酒で客に還元してくれるところが伊藤さんらしいですね!(^^)!でも本当は猫の皿じゃなくて、アンティークカトラリー使いたかったんですね!(思わずクリスマスが済んだら売って下さいと頼んじゃいました)
P.S.
宮沢賢治のお店では、客が逆に食べられそうになってぎりぎり逃げだす訳ですが、こちらのお店では、HPを引用すると「グルメサイトの口コミに卑しい心で書き込みをするかた」は山猫軒のHPにぎりぎり晒される等、強烈なしっぺ返しを受けていますのでご用心を(^_^;)
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2016年11月
年末が近くなり在庫の税金対策で高級ワインを一挙に原価で放出するとメールがあり、行ってきました。
料理に合わせて、ルイラトールのコルトンシャルルマーニュをたらふく飲んだ後、赤は写真のカリフォルニアワインを4本どうぞご自由に・・・
まずメルローはアミューズ・ブーシュの「ヴァン・ペルデュ」!私は高価なカリフォルニアワインは自分で購入することはないので、ハイジ・バレットの「マヤ」と「スクリーミング・イーグル」はトウ・ラ・ジョアで飲みましたが、まさか山猫軒で「ヴァン・ペルデュ」を飲むことになるとは!と驚いていたら、カベルネはケンゾーの「アイ」!!!が出てきました。
一杯2000円くらいで飲ませてもらいましたが、普通の店は通常原価の2-3倍の値段でワインを客に提供することを考えると、山猫軒は信じられないくらいワインがお値打ちです(^o^)
食べログでマニアックなカリフォルニアワインのことを書いて、興味のある方がどのくらいいるのか?ですが、実はさりげなく置いてある写真のワインは普通の販売価格が1本1万~4万円くらいはします。レストランで開けたら一体お幾らになることやら・・・とにかく普段はおまかせ中心でお値打ちで美味しいワインを客に飲ませる伊藤さんですが、実は高級ワインもセラーに置いてあるのです。
興味のある方は聞いてみてください。予算に応じて廉価で開けてくれますよ(^o^)
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6月
今年の夏はお弟子さんの卒業前試験?をかねて、2-3週で変わる洋食(イタリア料理)39セットをやっています。
今回も鱧とあさりのアーリオオーリオとその出汁で戻したクスクスサラダは今の季節にピッタリ!早速PLEYEL家の夏のレパートリーに採用しました。出てきたワインがアントワンヌ・シャトレのムルソーに年代物のモンタニー。こんなワインが2500円で実質飲み放題なのには、毎回呆れるばかりです。
目の前に大きなアワビがゴロゴロと転がっていたので、聞いてみると、下準備が終わったステーキ用アワビで、三日前に予約してもらえれば7月末までならいつでも出せますとの返事。このアワビは行先(胃袋)が決まっているのか聞くと、これからと言うことでしたので迷わず注文しました。600gの巨大アワビが1万円と、我々が魚屋で買うより安い超お値打ち価格です。娘が父の日祝いにとバイトの給料で奢ってくれたので、喜びも10倍増しです(^o^)
G8でも晩餐会で出されたそうですが、伊勢のアワビは上手に料理すると柔らかくてスーとナイフが通る独特の食感があり堪りません。食べごたえがありますので2-3人で一つ注文することをお勧めします(^O^)
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4月
篠山のどんこが4匹手に入ったとメールがあり、うれしいどんこづくし3900セットです。
どんこと言っても普通に思い浮かべる大分の肉厚椎茸ではなく、10Kg前後の子猪のことです。篠山では猪は出世獣?で、「うりぼう」、「どんこ」、「ふるこ」、「いのしし」、と成長と共に呼び名を変えるそうです。
ところでコースが始まる前に、今年食べ損ねた「むじな」を食べたいと伊藤さんに言ったら、写真のむじなのハムを食べさせてくれました。
日本では、馬鹿な裁判官が「たぬき」と「むじな」は同一の生物であると判決を下したため、ひどい誤解が生じていますが、「むじな」とは「アナグマ」のことで「たぬき」とは、見た目も顔の長さと色が違います。
みなさんも機会があったら「むじな」食べてみてください(^o^)
どんこセットは写真のとおりで美味しかったです。絶品の骨付きバラ肉のスモークローストの写真抜けていますが、とにかくこれで3900円は信じられませんし、それ以上に驚きだったのは今回の2500円のお任せお酒セット!
カヴァで始まり、日本酒三種、カリフォルニア白三種のあと、写真の赤ワイン4本を開けてくれました。さらにデザートのスフォリアテッレに合わせてモーゼルのアウスレーゼを飲んで酒は計12種類・・・で2500円ですよ!この値段で本当に良いの???の山猫軒です。
(普段は日本酒もワインも出てくるのは安くて美味しいものをセレクトしてありますが、この辺の赤は通常卸売価格7000円くらいはします)
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2016年3月
山猫メール会員2000人突破記念特別3900セットと言う名前で、お値打ちセット開催中です。
写真を載せましたが、鯛出汁で炊いたご飯に鯛を乗せてお湯をかけただけのお湯漬けは、最近オープンした鯛茶漬け屋よりはるかに美味しくて絶品だとカミさんの感想です。実際凄かったです。鯛出汁で炊いたご飯で作る茶漬けは、早速PLEYEL家で採用となりました。
自家製パンチェッタ入りアマトリチャーナも絶品。この写真のコースで3900円は冗談のような値段設定です。
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2016年2月
今年も天然記念物の見島牛のコースです。和牛のルーツと言われる貴重な牛です。
前回は14歳メスの廃用牛でしたが、今回は4-5歳の去勢牛です。
前回のおばあさん牛が噛めば噛むほど味が出る感じだったのに対し、今度は美味しいステーキと言った感じでしょうか。しかし歯がスーッと入っていく柔らかさはさすがです。この独特の柔らかさは筋繊維が細かいことに由来するのでしょうか?そして写真のようにサシが入っていてもくどいことはありませんでした。
先週東京青山の「よろにく」で、フィレミニョンが舌の上で崩れそうになるのを経験しましたが、和牛の線維の細かさ柔らかさは、この見島牛のDNAからきているのだなと改めて納得です。
ステーキでたっぷり堪能しましたが、スジ肉で作った牛丼がまた絶品でした。
日本酒は越乃寒梅の純米と吟醸氷温熟成7年物とか、春鹿の新商品「倭姫」(五百万石の純米吟醸無濾過生原酒)など、相変わらず面白くて美味しいのが出てきました。
見島牛は一生に一度食べればもう良いかな。何といっても年間MAXで12頭(今年は少なくて2―3頭かもという事です)しか市場に出てこない超幻の天然記念物です。写真のコースでお酒を入れて2万円。話のタネに貴重な経験をしましたが、昨年今年とオスとメスを食べたので、次回の貴重なチャンスは他の方にお譲りしましょう。
見島牛のステーキは一度食べれば、こういうものが世の中にはあるのだと視界が開けます。しかし一番美味しかったのはスジ肉の牛丼!使っている生卵が良いこともあるのでしょうが、噛んだ時の脂と肉の味が素晴らしく、こちらは年間を通じて今後もメニューに時々出てくると嬉しいです。
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2015年12月
さて今年も山猫軒のクリスマスメニュー1万2千円です。フグにスッポンに山猫鶏に水牛に・・・と14皿もあるのですが、料理に合わせた酒がひとつずつ出てきて10種類以上!それでも酒代は3000円と、もうほとんど冗談のような値段設定です。
今年はおもいっきり和風の前半で始まり、後半は洋風といった構成でした。
美味しい日本酒とワインをたっぷり飲んですっかり酔っぱらったので、料理と酒の感想は後にして、まずは写真だけアップしておきます。
ちなみにお酒は比較的お値打ちで、かつ美味しいものを見事に選んであります・・・
新潟鶴亀の日本酒度-10を超えた甘い食前酒
山口の五橋 ひやおろし
五橋 山廃純米4年物
富山の羽根屋純米大吟醸 翼
愛知県東栄町の蜂龍盃 原酒生
香川の川鶴 讃岐くらうでぃ 濁り酒
五橋 紅麹で赤い純米濁り酒
ここからワインになり
ベルナール・レミィ ブラン・ド・ブラン(グランクリュのシャンパン)
ラインのアウスレーゼ
シャンソン ペール エ フィスの ヴィレ クレッセ(白)
この辺から怪しくなり
カリフォルニアのジンファンデルとカベルネ赤2種類
希望者はスピリッツ
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2015年9月
天然記念物の「見島牛の雌」のコースを食べてきました。今回はロース、サーロインは高すぎて購入しなかったとのことで、量的には物足りなかったですが、天然記念物ですので文句はありません。写真のように各部位をいろいろな料理方法で食べてきました。
14歳の雌と言うことで固くないか心配でしたか、全く問題ありませんでした。変な脂はなくて噛めば噛むほど味が出てくる感じです。
伊藤さんの話では、東京でサーロインが20万円とかいう噂ですが・・・来年はロースもお値打ちに食べてみたいです。
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2015年8月
驚いたのは、なんといっても新イクラのクロスティーニ。まあ見事なまでに卵膜や血管が掃除されていて全く見当たらず、雑味や臭みのない味に仕上がっています。PLEYEL家でも毎年イクラの醤油漬けを作るので分かるのですが、これは普通なら大変な作業なので、いったいどうやってイクラをばらしているのか秘密を聞いてきました。
味付けも良い塩だけを使った優しい味で見事でした。牛乳と生クリームだけを使ったハマグリのチャウダーとか、家庭でもできそうですが同じ味になるのかどうか?山猫軒の料理は目立たないですが、実に見事な技法が使われていたりして、分かる人は本当にびっくりすると思います。
P.S.
見島牛とホルスタインの雌から生まれたF1の見蘭牛は珍しいとは言えネットでも販売されていますが、見島牛は天然記念物で、去勢したオスは毎年12頭が出荷されるだけの幻の牛。ましてや見島牛の雌は本当の幻で、そんなものが本当に食べられるのかと信じられないくらいですが、焼き方が上手だと生産者に気に入られて手に入れることが出来たとか・・・凄すぎますね!どこかのグルメ漫画(美味し○○)じゃないですが、本当にこういう話ってあるんですね。
P.S.2
天然記念物と言えば、オオサンショウウオとかトキとか丹頂鶴とか・・・こちらは美味しいから絶滅しそうになるのでしょう。牛は事情が違うとは思いますが天然記念物は天然記念物。そんなものを食べても良いのでしょうか?今からドキドキです!!!
P.S.3
肉好きの方は後から聞いて千載一遇のチャンスを逃したと後悔するより、キャンセル待ちなり追加席分を予約することをお勧めします。天然記念物を食べられるチャンスというのは一生に一度あるかないか?でしょう。
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2015年8月
伊藤さんが豊橋から名古屋に移ってきてくれたおかげで、我々名古屋の住人は3900円(税別)でサンキューセットをときどき楽しむことができます。幸せいっぱいです(^o^)
今回は写真の、
@ 見蘭牛のスープ(少し酸味のあるコンソメ)
@ 熊本の馬刺し山猫風(酢飯と食べる馬刺し!)
@ 見蘭牛のソテーと美味しい木綿豆腐かるーくサラダを添えて(噛めば噛むほど美味しい見蘭牛の切り落とし)
@ 水牛のフレッシュモッツアレッラとたっぷりの生ハムとメロン(定番で美味しいです)
@ 見蘭牛100パーセントの地味深い優しいミートソースのパスタ(コーンビーフのような感じです)
@ トリュフとマッシュルームのペーストとハルユタカ天然酵母の山猫パン(早速家で真似することにしました)
+天皇の料理番で話題になった阿寒湖産アメリカザリガニと、お任せお酒セットは、日本最古のお酒を再現した?庭酒・・・
まあ楽しませてもらいました。私の読者には山猫メールマガジンに登録することをお勧めします!
9月には、いよいよ日本の四大和牛のルーツと言われる、幻の見島牛(それもメス)が登場するそうです!お見逃しなく!!!(国の天然記念物なので、よほどのチャンスに恵まれない限り二度と食べられませんよ!!!)
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2015年6月
天ちゃんがプリューレ・ロックのクロ・ド・コルベ1996とル・スショの1997を店に持ち込んで、スッポンのフルコースを食べてきました。
今回はメスは手に入らず、1.5Kgのオス3匹だそうです。写真は重なるので日記の方にアップします。例によって肩肉のスモークに合わせて、50年前にビン積めされたというハイランドウイスキーがさりげなく出てきます。
すでに何度も書いていますが、全国のスッポン好きの方、山猫軒のフルコース(一万五千円)は超お勧めですよ・・・
5月
また39セットのお知らせがあり、神島の鯛(6Kg)と見島牛のF1(見蘭牛)を食べてきました。見島牛とは日本の在来種の牛ですが、ホルスタインと掛け合わせたF1(一代きりの雑種)見蘭牛の切り落としですらこんなに美味しいのですから、純血種はどんなに美味しいんでしょうね・・・ちなみに天然記念物の見島牛ですが、オスは年間12頭食用にだされるとか!
鯛は伊良湖の神島、三島由紀夫の小説の舞台になった神島ですが、急な海流で鳴門同様美味しい鯛が育つそうです。伊藤さんに言わせると、明石・神島・五島列島が日本3大鯛だとか。山猫では6-8Kgの大きな鯛を一日で使い切ってしまうとか・・・名古屋の天ぷら屋や寿司屋が羨ましがるのも分かります。
メインはニュージーランドのラムですが、スモークしたラムラックをあばら骨二本ずつの厚さで豪快に切り分けてくれます。美味しいんですよねぇ~ワインは変化球でヴァンサン・ジラルダンのムルソー赤!!!私たちは骨までしゃぶりつきましたが、お隣さんは二人とも残していました。
6月はフルコースを予約していますが、スッポンにしようか、季節ものにしようか悩んでしまいます。
1月
突然、明日3900円(サンキュー)セットやりますのメールが来て、今回は応募が間に合いました。二日分が2時間で埋まったようです。
普段は1万円からのコースがメインのヤマネコですが、キャンセルがあったり席が埋まらなかったときに、突然メール会員に3900円セットのメールが回ります。前回もすぐに席が埋まって残念な思いをしましたが、今回はぎりぎりセーフです。
料理はごらんのとおり、お酒は良識のある人に2000円くらいで飲み放題と、超お値打ちです。山猫軒が豊橋から移って来たおかげで、こういう瞬間は名古屋に住んでいて良かったなと喜びを味わえます。
写真は料理が絶品ブラータ、ハマグリにホタテのサフランソースの二皿、お酒が1996年のブルゴーニュ赤が抜けています。お酒に関しては、手に入りにくい日本酒に、1984年のロワール白ワインに1996年のブルゴーニュ赤ワインと、分かる人が見れば「2000円なんてあり得ない」の一言でしょう。料理はもちろん滅茶苦茶美味しいのですが、酒類も呆れるほど凄いうえに、仕上げの食後酒は何と40年物のカティサーク!!!ウイスキーは瓶に詰められた後でもしっかり熟成するのを実感できました。
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2014年
最近は全く予約が取れなくなってしまった名古屋の某天ぷら屋の大将の話ですが・・・
彼は毎朝、最高の食材を仕入れるために朝一番に名古屋の柳橋市場に向かうのですが、そこでいつも顔を合わせるのは寿司屋の浜○の若大将とか、吉○とか、寿司割烹○など鮨職人に、あとは和食のし○○の店主なのだそうです。ところが、なぜかそこに割り込んでくるのが山猫軒の伊藤さんと言う人で、いつも最高の食材を仕入れていく。イタリアンぽい料理との話は聞いているが、和食の店でもないのにあんな素晴らしい魚を仕入れていったいどんな料理を作っているのか、一度食べに行きたい・・・
だそうです。参考までに・・・
今までも予約が非常に取りにくいトウ・ラ・ジョアをあきらめて、ガッルーラの予約を頼まれることは度々ありましたが、今年は山猫軒の予約を頼まれることが増えてきました。県外から来る方は、この店で食べたいのなら予約が取れる今のうち!名古屋では美味しい店はあっという間に超予約困難店になります。今回も連れて行った県外のレビュアーから、二人ともまた予約を取って欲しいと頼まれました。名古屋に移転して一年経ちましたが、この店もそろそろ予約困難になってきています。
参考までに私のお勧めは、
スッポンコース ☆4.5 通常のスッポンコースが飽きた方に
クリスマスコース ☆5.0 どなたにでもお勧め
3900円セット ☆5.0 食べられたらラッキー
お任せお酒コース ☆5.0 本当に感心します
鯛づくし、海老尽くし等各種づくしと、普段のコース ☆3.5~4.0 少々の当たり外れはあり
ですです。
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2014年11月
今年の三連休は、東京、宮崎、福岡から友人が来て、山猫軒-柳家錦-トウラジョアの豪華三連荘!!!
まずは山猫軒のスッポンフルコースです。
フルコースは一年ぶりでしたが、今年は肩肉のスモークが絶品でした。スコッチと合わせて楽しみましたが、どうしてこの料理が今まで無かったのかと不思議になるくらいです。スッポンの肉の強さは、強烈なスモークに負けるどころか張り合って素晴らしい料理です。
今年は常に満席のようで、以前に比べると料理もサービスも丁寧さは落ちていますが、これはしかたがないでしょう。それでも☆を落とす気にならない位、本当に楽しいお店です。
P.S.
スッポンファンのために、知られざる?スッポンの名店まとめておきましたのでご覧下さい。
滋賀県大津市の「きたむら」(琵琶湖の巨大な天然スッポン)
大分県日田市の春光園(三隅川の天然スッポン)
大分県安心院の「やまさ旅館」(津房川の天然または養殖スッポン)
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2014年5月
食べログオフ会で、鯛づくしを食べに行ってきました。
厳選素材山猫パンセットをアップしておきます(^o^)
食事が終わった後、締めに食後酒をリクエストしたら100年以上前のスコッチとか40年前のバ・ザルマニャックとかがカウンターの下から次々と出て来て、皆さん驚いていました。
お店はほぼ満席が続いているようで、非常に順調なようです。
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2013年12月
10月にお店を食べログに紹介したら、あっと言う間に、トウ・ラ・ジョア、ガッルーラに次ぐ愛知県3位になり、紹介したこちらもビックリの山猫軒です。まあ私もスッポン尽くしの味に☆4.0を付けましたが、お店を訪れれば他の方も高い評価をしている理由が分かると思います(店主の素敵なバリトンの声に皆さん痺れるのかも・・・)。
ただし、前回はお店が綺麗で、豊橋時代との違いにある意味驚きましたが、今回訪問したら開店して三ヶ月にもかかわらずお店はもう以前のようにダンボール箱だらけになっていました。店内が随分広くなっても結局お店のポリシー(冗談です)は変わらないようで、料理に1万円以上払う店に相応の「綺麗な落ち着いた雰囲気を期待する方」には向かないお店ですのでご留意を!
さて、スッポンに続きクリスマスディナーのレビューです。料理11000円(お酒込みで大体15000円くらい)の感謝メニューと言うことです。
最高の食材を集めましたよ!一番の美味しい組み合わせでお出ししますよ!お値打ちにしておきますよ!ですから他の事は目をつぶって下さい!とアマチュア的な発想の美味しい料理です。
夜7時に一斉に開始ですが、カウンターは初日から17人で埋まっています。蒲郡から来た方が二組で4人、安城からも二人と、もともと豊橋にあったお店ですので、三河地方の住人はこの店のことをよくご存じです!
*ディナーはいきなり6~7年物の蛤の吸い物で度肝を抜かれます。こんなハマグリは「桑名の日の出」以来でしょうか、グリコーゲンたっぷりで美味しかったです。徳島のフルーティな日本酒「壱」でスタートです。
*日本酒やワインはお任せで、料理に合わせて例の「万能ワイングラス樹」に好きなだけ注いでくれるのですが、先に書いておくと、この後、秋田の「新政」純米吟醸(ただしラベル無しの限定酒)、山田錦と若水を掛け合わせた酒米117号で作った三河の「夢吟香」と、「一年前の試作品」、白ワインは「ラトゥールのモンタニー1989」に、ハンガリーの「トカイ辛口」、スパークリングが「ヴィラ・エステ」、赤が2種・・・以降酔っ払って覚えていません。食後にアブサンを飲むはずでしたがたどり着けませんでした。
*続いて美味しいフォアグラはキビと食べます。これがなかなかいけます。
*次は服部養鼈場のスッポンの煮こごりに、鯛の刺身に内臓塩から乗せ、桜チップでスモークした手羽先に干し数の子
*鱈の白子(たち)乗せパスタ
*白トリュフのクロスティーニ(素晴らしく香ります)
*生ハムメロン、サラミ、ゴルゴンゾーラと蜂蜜の盛り合わせ。ここまで日本酒でしたが、皆さんこの料理では皿に手を付けずにワイングラスに白ワインが注がれるのを待ちます。
*次は魚(帆立にハゼのマリネにサーモンと海老)
*赤座海老(ランゴスティン)のリゾット
*表面を炙って削り取る本格的ラクレット
*モッツァレラとトマトにバジルのナポリタン。(この三種の組み合わせは本当にたまらないですね)
*メインは蝦夷鹿のTボーン!焼き上がった骨付き肉の塊を目の前でフィレとロースに切り分けてくれます。(こちらも瑞浪の柳家以外では食べたことのない美味しさでした)
*締めは神島の鯛茶漬け(尾にコブ付きの骨をご覧になれば分かるように4Kgオーバーだそうです)
*そしてデザートに珈琲
例によって4時間近くかかりますが、客はこの店のファンばかりですので、初対面の周りの人達とグルメ話も盛り上がって、時間はあっと言う間に過ぎてゆきます。どの料理も美味しくてマスターの解説付きで楽しく食べられるのもうれしいです。
使っている食材にしても、調理法にしても、マスターとの会話にしても、本物を知っていて本質が見える客にとっては全てが納得できるお店です。美味しさのエッセンスを少しずつ気楽にお値打ちに食べられるとでも表現しましょうか・・・
トウ・ラ・ジョアがプロフェッショナルの洗練の極致ならば、山猫軒は本物を知るマスターが虚飾を取り去って作る、ある意味(プロが作る)アマチュア的な料理の最高峰(えへへ褒めすぎたな・・・まぁまぁ)とでも言いましょうか・・・
こんな風に紹介すると、来年のクリスマスディナーは予約が難しくなるんだろうなぁと思いつつ、このまま名古屋で大成功して欲しいお店です。
P.S.
気になる方のために以前のレビューで書いた注意事項を再掲しておきます。
再掲
この店が気に入る条件を箇条書きにしておきます。
1.本当に美味しければ、後は何もいらない。
2.たとえ食事に4-5時間かかっても、全く気にならない。(現在はスタッフも増えて2-3時間で終わるようになりました)
3.食器がネコの皿でも、百円均一でも気にならない(余裕が出たのか一時よりだいぶ高級化されましたが・・・)。
4.部屋がどんなでも(段ボールが積み重なっていても)、気にしない(トイレは改善されました )。
5.料理は何が出てきても驚かない・・・
6.マスターのお話(別名蘊蓄とも言われる)は楽しく聞いて、その間料理のお預けを食っても、ワンちゃんのようにおとなしく待てる
等々
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2013年10月初紹介レビュー
豊橋の名店「山猫軒」が名古屋に移転しました・・・全国スッポン巡りその五
東京在住のまどん奈さんから豊橋の山猫軒が名古屋に移転したとの情報が・・・食べログにレビューはありませんが、すでにお店は登録されていました!
HPで確認しましたが、そろそろスッポンの季節も終わりそうなので、まずはスッポンコースを食べたいと電話してみました。親父さんの話では、豊橋時代は浜松服部養鼈場の4~5年物がメインでしたが、今年は何と10年物の親スッポンや、養老の天然スッポンもあるとのお言葉。値段は14000円と変わりません。期待に胸を膨らませての訪問です。
店は名古屋丸の内の駿河台予備校の裏、日本料理店「かみその」の隣にあります。目立たない看板を頼りに階段を上ってゆくと「やまねこけん」と書いた扉が。ドアを開くと広々とした厨房をカウンターが囲んだ大きな店に変身していました。
以前の店の狭さとは打って変わって、全てに余裕があります。助手も一人いて忙しそうに働いています。
スッポンコースは写真の通り。服部養鼈場の5年物、10年物、養老の天然物の肩肉食べ比べもありました。10年物の巨大スッポンは肉質は固いですが、さすがにエンペラは厚くて歯ごたえもあって食べごたえがあります。こんなエンペラは滋賀のきたむらの巨大天然スッポン以来です。
卵巣のからすみは、以前沖縄のウミヘビの卵のからすみを食べた時以来の珍味でしょうか。固めでネットリと仕上がっていました。干卵管はまるでなまこのくちこを丸めた様な感じです。雑炊や炊き込みご飯はもちろん、他にも胃袋の串焼きとか肝の時雨煮とか、後足根元の脂肪の串焼きとか、スッポンのパーツを隅々まで食べられるのは以前の通りです。参考までに「豊橋時代のレビューもどうぞ」
今回一番感動したのは肝の串焼きでしょうか。写真を見てください。臭みもなく食感は鮟鱇の肝よりフォアグラに近いですが、油があっさりしていて独特の味でした。
最後に上海蟹の老酒漬けを二人で一つずつ食べて、その後はフルーツで食事は締めとなりました(その後サプライズが・・・)
平田さんの「万能グラス樹」で飲んだのは、カヴァから始まり、石川県の天狗舞、菊姫、常きげん、の山廃純米、PLEYEL家でも昨年からハウスワインにしているラトゥールのモンテニーの白1996,1990,1989。の、飲み比べ。分かる人には分かるでしょうが、これって結局石川県の日本酒の各地「蔵付き糀別の水平テースティング」と、「モンテニー白の垂直テースティング」ですよね。
さらに100年物の紹興酒とか、100年物のスコッチとか、多種多様の酒を飲んでお開きです。
前回は4時間かかって、豊橋からの帰りの新幹線に乗り遅れそうになり焦りましたが、今度は名古屋なので時間制限もなく余裕を持って楽しめます。実際始まってから終わるまで、食事に4時間半かかりました。
開店してまだ一ヶ月、親父さんはまだ18席満席になったことがないと言ってましたが、3900円程度のコースもあるそうですし、TVにでも取り上げられてお店のことが知り渡れば、数ヶ月先まで予約で一杯になるのは時間の問題でしょう。
P.S.
こちらのスッポンコースは、スッポンを各パーツ隅々まで味わってみたい方にお勧めです。毎月食べようとは思いませんが、一年に一度は食べたくなります。カウンターの普通のコースでは、イクラのクロスティーニとか、フィレンツェのポルチーニの丸焼きとか、各種フルーツとパルマのプロシュート巻きとか、美味しそうな料理が沢山出ていました。オリジナルのスッポンコースが有名になりましたが、もともとはイタリアンがベースで、スッポンだけのお店ではありませんので、興味のある方は豊橋時代のレビューをご覧になってください。店の扉も「リストランテやまねこけん」です。
P.S.2
もちろん何も知らずに食べに行っても美味しいお店ですが、食や酒に関する知識と経験が尋常ではないくらいに豊富なご主人ですので、こちら食べ手にも知識があればあるほど楽しいお勧めのお店です。地元贔屓で総合☆0.5アップです。
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PLEYEL
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店名 |
山猫軒(ヤマネコケン)
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受賞・選出歴 |
2022年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2022 Bronze 受賞店
2021年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2021 Bronze 受賞店
2020年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2020 Bronze 受賞店
2019年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2019 Bronze 受賞店
2018年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2018 Bronze 受賞店
2017年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2017 Bronze 受賞店 |
ジャンル | 創作料理 |
予約・ お問い合わせ |
090-6574-1242 |
予約可否 |
完全予約制 店内の見た目に価値観を置く方 |
住所 |
このお店は「豊橋市松葉町3-55」から移転しています。 |
交通手段 |
地下鉄丸の内駅 8番出口 徒歩2分 丸の内駅から248m |
営業時間 |
|
予算 |
¥15,000~¥19,999 |
予算(口コミ集計) |
¥20,000~¥29,999
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支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料やチャージはいただいていません。消費税はかかります。 |
席数 |
16席 (カウンター16席) |
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最大予約可能人数 |
着席時 16人 |
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 吸いたい方はドアの外に灰皿あり |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキングあり |
空間・設備 | カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、日本酒にこだわる、焼酎にこだわる、ワインにこだわる |
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料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる、健康・美容メニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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ロケーション | 隠れ家レストラン |
お子様連れ |
お子様不可ですが |
ドレスコード | 心のドレスコードです。 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
お店のPR |
今月は スーパー美味しい鶉あります。 シンプルに美味しく食べてください
2024、3月 の幸せは、 |
初投稿者 |
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