私の好みが変わったのかも・・ : うなぎ家 しば福や

この日はとても鰻を食べたい気分であった。いつも行っているうなぎ屋さんでも良かったのだがたまには冒険してみようかな、と思い、パッと思いついたのがこちらのお店である。かつて訪問した時にはなかなか美味しかった記憶があるのでかなりの待ちにはなりそうであったが、並ぶことにした。

こちらは入口で名前を書いてひたすら待つ、というスタイルのようである。知らなかったが電話予約もできるようである。まあ朝も遅くに朝食を食べた後だったので、そうもお腹も空いてはおらず円頓寺を散歩して気長に待つことにした。

あたりをぐるりと回り、いろいろなお店があるのを見つけるのはなかなか楽しいものである。こういう機会でもないとこんな散歩はしないと思うのだ。数軒行ってみたい！！と思ったお店もあったので今度訪問してみようと思う。またしば福やさんの数軒南にはかつて行列の絶えなかったカフェドリオンがあったが、客はほとんどおらず暇そうにしていた。かつてはこちらしかお店がなく、その希少性もあり皆さん行列したものだが、支店を２店舗？出したせいなのかその希少性もなくなりあまり流行っていないようであった。なかなか厳しいねえ～～

さて名前を書いて約50分後に呼ばれ店内に入ることができた。こちらでのオーダーはもちろん上うな丼である。うな重とうな丼、どちらが好きかと言われれば迷うことなくうな丼なのである。その理由は丼の方がご飯が冷めにくいと思うのだ。やはり美味しいうな丼は熱々で食べたいものである。

最初にう巻き、そしてうな丼がやってきた。まあう巻きはそこそこの美味しさであった。うな丼を食べてみると身は厚く中がふわっふわでとても美味しいものであった。上うな丼はご飯の舌にも鰻が入っており、かなり多くの鰻を楽しむことができた。

しかし・・・かつてはメチャ美味しいと思って食べていたうな丼ではあったが、だんだん食べ進めていくうちに飽きるというかくどくなって美味しくなくなってくるというか、何となくそんな感じがするようになってきた。かつては御飯の下の鰻を見つけると、まるで宝物を見つけた気分になれたのだが、今回は少々事情が異なっていた。まあこれは店側の問題ではなく自分の好みの問題なのだろう・・・

最後まで美味しく・・とはいかなかったがそれなりに楽しむことはできた。また日を置いて訪問したい。

休日の昼にお邪魔してきた。今回こちらはミシュランのビブグルマンに掲載され、混んでいるかな？と思い若干早めの時間ではあったが行ってみると・・

やはり多くの人が並んでおり心が折れそうになったが、まずは店内に入り名前を告げ待つことにした。周りで時間を潰し、待つこと約30分やっと私の番が回ってきた。カウンターに座り、オーダーしてまたここから30分、やっと上鰻丼が運ばれてきた。

食べるのを始める前に1時間かかったが人気店で鰻を食べるにはこれ食らいはガマンしないとね～～

丼の上には鰻がギッシリ乗っていた。食べてみると中はふんわり・・・私の一番好きなタイプの焼き方である。皮のパリッとさはあまり感じられなかったがこれくらい身がふんわりしているとそんなことはどうでも良くなってしまう。
そしてこちらは何と言っても丼のご飯が美味しいのだ。せっかく鰻が美味しくてもご飯が不味いとテンションが下がってしまうのであるが、こちらはご飯自体がとても美味しいので、ついつい食べ過ぎてしまうのだ。

「美味しい鰻＋美味しいご飯」

これ以上は何も望むものはないと思うのだ。最近はこちらの大将のご出身であるうな富士には行ってないが、あちらに行かなくてもうな富士以上の鰻を楽しめるのである。

スタッフの方の気配りも嬉しい。お茶がなくなるとすぐに注ぎに来てくれるし、声もかけてくれる。繁盛店でもこういう居心地の良さがまた再訪したくなる理由であろう。

ミシュラン掲載は当然だと思うし、こういう店こそ繁盛してもらいたい。これからも名古屋を代表する鰻屋さんであり続けて欲しいものである。

四間道にできた今話題のうなぎ屋さんに行ってきた。行列で有名なカフェドリオンの数軒北なのですぐわかった。少々遅い時間のランチだったので中に入るとすぐに席に案内してくださった。いつもなら上うな丼なのであるが、お店の人によるとうな重の方が良いうなぎを使っているとのこと。それならば・・・と普段はあまり食べないうな重をオーダーした。

テーブル席で待っている間暇だったので周りを見渡してみると・・・ありました！！！

Facebookやインスタでよく見かけるうな富士の卒業証書である。それによるとこちらの大将はうな富士で１５年間働いたらしい。１５年とはとてつもなく長い時間である。凄いと思う反面、何故今になってこちらを開業したのだろう？？と思ってしまった。というのもうな富士は今激動期のようで、母体もろともかぶらやグループに買収されたようなのだ。そのタイミングでお店を辞めたとなればいろいろな憶測が出てくるのも自然な流れであろう。

さてうな重であるが、結論から言うとメチャ美味しい！！若干たれの具合はうな富士とは深みが違う気もしないでもないがまあその程度の違いである。どちらのお店も甲乙つけがたいと思うぐらい美味しいのだ。
しかしなぜうな丼のうなぎよりうな重のうなぎの方が良いものを使っているのかは謎であった。私は個人的にはうな重よりうな丼の方が慣れているせいか食べやすくて好きなのだ。

どちらにせよこちらのうなぎはとても美味しい。行列店になるのは必至である。