眺望レストランでの眺望の楽しみ方はこうだ！ : 中国飯店 麗穂

飲食店の活かし方は使い手次第というのが私の持論だ。それぞれのお店の良いところを最大限活かして使ってこそ、外食の醍醐味があると思っている。そのためには、飲食店の基本部分に重大な欠陥があってはならないのは当然であるので、根本的にダメなところがあるお店は2・00とか3・00をつけさせてもらっている。例えば、タバコ対策が今の常識ラインをクリアしていないお店などが2・00になっていたりするのだ。基本がOKなお店は、そのお店の良いところを最大限に評価して、それを総合点にもしているのだ。例えば、このお店は、『雰囲気』が4・5なので、総合点も4・5なのだ。

このMDSQの41F・42Fのレストランは、眺望とエントランスを楽しんでこそ値打ちが出てくる。料理はお店任せだが、アテンドをする場合には以下の点に気をつけると良いだろう。

1）自身の車でご案内する場合には、MDSQの地下駐車場を利用する。ここはやたらに駐車料金が高いが、そのため満車はほとんどないのが良いところだ。麗穂での食事の場合は2人以上なら5万円を超えるはずなので、3時間無料になるので、この地下駐車場を使わない方が損なのだ。（笑）41Fの麗穂に行くには、この地下駐車場のエレベータと上層階行きのエレベータを乗り換えねばならないが、地下1階または１階で乗り換えが可能だ。この上層階行きエレベータは２階建スタイルなので、地下一階で乗れば４１階に、地上階で乗れば４２階に到着する。ゲストをお連れしてアテンドする場合は地下一階で乗り換えると良い。吹き抜けのあるインフォメーションカウンターを通って、吉兆（日本料理）の前を過ぎて麗穂にご案内すれば良い。ここにお連れするゲストは大事な方のはずなので、事前に経路をチェックしておくと良いだろう。現地での待ち合わせの場合は、インフォメーションカウンターの前（ソファがある）辺りで待っていれば、42Fに着いても、41Fに着いても、このまえを通るので出会えるだろう。シースルーエレベータに一緒に乗る場合は、ツインタワー越しに西側の景色が観れる。個室は東側、通常テーブル席は南側の景色なので、その辺りの話題も仕込んでおくと良い。（笑）

2）お帰りのシースルーエレベータはディナーだと夜景になっているわけだが、なかなかいい景色だ。到着するのは地下一階なので、電車などへの乗り継ぎは地下街経由、タクシーならば1Fのタクシー乗り場になる。これも経路をチェックしておこう。地下駐車場の利用の場合はエレベータの乗り継ぎになる。これもチェックだ。

3）ゲストご自身が運転しての場合は、この地下駐車場のことをきちんとご案内しておこう。

このお店の場合は。眺望レストランということで、この眺望を活かし、本来デメリットのアクセス部分を『きちんと慣れておく』『きちんとお知らせしておく』ことが、おもてなしの気持ちを相手に伝えることにつながるのだ。

さて、料理だが、今回で3回目の利用であるが、華やかさの面で少しレベルアップした気がする。お店のハードウエアに負けない感じでポイントアップだ。味も間違いのないレベルだ。タイミングも良い。安心しておもてなしに使える。

ＭＤＳＱに新しく入ったレストラン６軒のうちの１つです。あの「福臨門」の後釜という位置づけですね。今回は、昨年春からスタートした私が総合プロディースしているビジネスモデル展開でたいへんお世話になっている先生（女性）に、プロジェクトの成功を報告してお礼の意味を込めての会食です。（デートではない！笑）

このようなおもてなしの場合は、お店のレベルをよく吟味して間違いのないよく知っているお店を選ぶのが基本だが、決まったお店のローテーションに陥る可能性もある。そこで気心の知れたお相手の場合には、今話題の旬なお店を「ご一緒に」体験しましょう！というのも１つの手である。

１ＦまたはＢ１からのエレベーターや４１Ｆのラウンジも広々としてザワザワ感がなく気持ちが良い。お店のエントランスから一番奥の落ち着ける見晴らしの良い窓際の席に案内されたので、お店全体をぐるっと見て回れた感じです。質感もよく、非常にゆったり感があって、１０年前の福臨門の「高級店なのに家賃回収を強烈に意識した詰込み的」レイアウトとは対極をなしていて、麗穂さんは「福臨門」が撤退に追い込まれた訳をちゃんと把握しているような気がしました。

ディナータイムでは十分な人の配置もなされていて、オープン直後でありながら質の高い応対だった印象です。

料理も十分に美味しいのですが、食材原価をかけずに手間をかけるタイプという印象で、コースメニューの構成が総花的でインパクト感が乏しい印象でした。
ランチや価格帯の異なるディナーコースも試してみたい思います。

前テナントの福臨門は私が２００店に１回ぐらいの頻度でしかつけない総合評価「１」だった。その同じ場所で「ちゃんと名古屋人が受け入れて繁盛するお店があるんだ！」というところをぜひ見せてもらいたいと思います。