大箱の店ですが、気が利いた居酒屋です。 : 那古野 沢瀉食堂

昨晩は私がインストラクターをしているネオスインプラントの吉田社長が今年のお礼と来年度の講習会のスケジュールの打ち合わせということで加藤さんと名古屋までやってきた。まあ、実質的には忘年会だ。店は、この店で、以前私が自分のネオスインプラントの講演会の後席にと紹介した店だったが、忘年会としては少々寂しい店だ。この医療業界は昔は接待などが華やかな業界だったが現在はコンプライアンスの点から、このような機会でも一人当たりの金額が制限されているのは寂しいばかりだが、まあ、時代の流れとなれば止むを得ない。

ただ、私がこの店を自分のネオスインプラントの講演会の後席にと紹介したのには訳がある。つまり、飲み放題プランがついているという点と、料理の見た目が、そんなに悪く無いからだ。そして、名古屋駅に近いというのが一番の理由だ。昨晩も薄いハイボールを沢山お代わりしながら料理をいただいたが、料理は値段の割には気が利いている。ハイボールが薄すぎてウイスキーを味わう感じにはならないが、この薄さであれば二日酔いになる確率は随分減ると思う。ちなみに店名の沢瀉（おもだか）というのは、クワイに似た？植物だ。

私は昨日までが夏期休暇で、今日が仕事始めだ。初日からいきなりサイナスリフトとインプラント同時埋入のヘビーな手術を終わり、自宅に帰ると家内が「デイーンアンドデルーカに買い物に行くのでミッドランドスクエアへ行って」という。私は家内の亭主兼、運転手なので、逆らわずにミッドランドの地下に車を入れた。昼御飯を食べようと言うことになったが、メッドランドスクエアの店はほぼ制覇してしまった。午後からも仕事なのでミッドランドの人気店で行列に並ぶ時間は無い。そこで隣のビルの地下で冷や汁定食を食べることにした。

冷や汁と言うのは宮崎の料理で、焼いた秋刀魚をすり下ろし、キュウリや茄子を加えた味噌汁で氷が浮いている冷たい汁だ。御飯を入れて食べるととても美味しい。この店はランチタイムは御飯のお替わりが自由で、冷や汁には御飯を一杯半程入れると丁度良い辛さ加減になる。うん！なかなか美味しい。家内は週代わりの沢瀉定食￥980円だったが、こちらもなかなか美味しそうだ。私の冷や汁は￥780円で安いと思う。この辺りの店はまだ開拓していないので、今後いろいろ見て回ろうと思う。

以下は2010年11月のレビューでした。その時のタイトルは「飲み放題込みで一人￥5,000円。味よし、立地よし、営業時間よし、店内奇麗で言うことなし。」でした。

昨日は夕方まで中部インプラント学会が四日市であり、終了してから車で名古屋に急いで戻った。というのはウインク愛知で友人の先生が講師としてバイオメット3iの新しいインプラントの発表講演をしている。講演は夜の7時から9時までだ。家に一度帰って息子の運転する車でウインク愛知へ向かう。ミッドランドのすぐ裏の新しい建物だ。時計を見たら、8時15分で講演終了まで残り45分だ。前日に電話で彼と講演後に呑みに行く約束をしていた。しかし、講演が夜の9時に終了して、質疑応答を受けると、9時30分になってしまう。彼も食事は昼からしていない筈だ。この時間からでは有名店はオーダーストップでマトモな食事をすることは難しい。先日さなぎ.com様に案内していただいた藤が丘の人情屋台なら、朝5時まで営業しているし面白いので彼のテンションが高かったら、とよ松さんとまこちゃんへいこうと考えていた。一所懸命講演する彼は私と同い年なのに世界中を駆け回り、京都でプライベートオフィスも運営しているのでスーパーマンだ。拍手の中、講演は無事終了した。講演成功おめでとうと、彼の目を見ると少々お疲れモードだ。「これからどうする？朝まで呑む？」「明日、朝から東京入り」「じゃあ近場にしますか。」「人情屋台も行ってみたいけど、お腹減って疲れたからそうする。」近場といえば、このビルの地下が一番近場だ。電話すると席が確保できた。この店は夜12時まで営業しているので便利だ。今日の彼の宿はキャッスルプラザなんで帰るのも楽だ。講演会場には、偶然友人の口腔外科医がいたので「今日これから暇？いっしょに呑みに行く？」「いくいく」ということでメーカーの2人も引き連れ総勢5人で地下にあるこの店に来た。

この店は地下一階にあるが、玄関が引っ込んだところにあり、少々分かりづらい。店内は新しく奇麗だ。「今から会席コースできる？」「すいません。今日はもう会席は無理です。」「じゃあ、美味しいところ適当に」と頼むと一旦引っ込んでから「幾らぐらいで御用意しましょう？」「じゃあ一人￥5,000円くらいで」「分かりました。」また、一旦ひっこんでから「飲み放題付きで一人￥5,000円でいいですか？」「よいよい」すでにビールで乾杯し、話が弾んでいたので、酒さえあれば正直料理は何でもよかった。とりあえずこの店で2時間半はここで皆の再会を楽しむことができる。こういう時は冷えたビールとちょっとした肴があれば、それはそれで構わない。しかし、飲み放題の大きな器で飲む日本酒も美味しい。料理は鍋以外は一人づつ個人の皿で出されるので会話がメインの席では楽だ。話が弾む中、次々と料理が出てくるが、どの皿も悪く無い！というか美味しい！あまり期待していなかったが、全ての皿が美味しかった。鍋の後の雑炊もとっても美味しかった。講演に疲れきった彼の表情も美味しい食事とお酒でずいぶん元気になったようだ。12時になって閉店時間なので再会を約束して京都の彼と分かれた。私は本日偶然会場であった口腔外科医とも久しぶりだったので彼とも話したかったので二人でタクシーで私の自宅に向かった。自宅で彼ともう一杯飲もうと思ったのだ。でも、急に酔いが回ってきたので、タクシーの中から自宅に電話して息子を呼び出した。「息子よ。私の客人を家まで送ってやってくれ」。息子は自宅の駐車場でエンジンをかけて待っていてくれた。息子の車に後部座席に二人で乗り込み、つもる話の続きをすることができた。彼の自宅は八事で、彼の自宅につくまでのおしゃべりの時間は楽しい時間だった。彼の家について彼が車の扉を閉めるとき、息子に言ってくれた。「お父さんは、ただの酔っぱらいじゃないんだよ」息子は答えた。「はい。よく分かっています。」彼が車から降りて自宅に帰る車の後部座席で、なんか嬉しくて涙が溢れてきた。涙でボロボロになりながら神に感謝した。今日も一日素晴らしい日でした。ありがとうございました。