名古屋通いでいちばん好きになったランチ : 蔵人厨 ねのひ 名古屋駅前店

この一年半名古屋にちょこちょこ通って、いろんなお店でランチを楽しんできましたが、いよいよそろそろ終わり。
ラストのランチはうなぎと決めているので、セミファイナル名古屋ランチです。
となると、やはりこちら。

開店10分前にレストラン階のキープアウトが解除されるので、そこからまっすぐ向かって名前を書いて開店を待ちました。

1回目の訪問しか口コミ書いていませんが、かなりの回数通いました。
そしていつも「魚介の馳走膳」（1980円）をいただいて来たのですが（こちらは本当にコスパがよくてお値打ち）、今回は「ねのひ彩り弁当」（2970円）をいただきました。

まず、いつものお漬物3種（刻み奈良漬け、刻みたくあん、柴漬け）、そこに前菜のめかぶと小松菜のお浸しが来ます。
この刻み奈良漬けも香りがよくて美味しいんですよね。

それを食べ終えると、長角の木製の箱に入ってお料理が到着。
さわらの粕漬けはお酒の香りがふんだんにして、ねのひさんならではですね。
海老の変わり揚げは、できあいのあられをまぶしたのではなく、お餅をあられにしているようです。
頭やしっぽまでからっと揚がっているので全部食べられます。

木箱の蓋の部分に木瓜型のお皿をのせて、両脇にごはんと赤だしを並べるのがなんとも美しい佇まい。
松花堂のように華やかです。
お皿にはお魚のたたき。ポン酢はしっかり酸味がきいて、ほかのお料理とのバランスもいいです。

ごはんは炊き込みご飯。これなんの炊き込みご飯なのかな...。
最初見た目はわかめ、食べたら青菜かと思ったのですが、お茶の葉っぱなのかも。
聞けばよかった。
そうだとしたらとてもいいアイデアですが、葉唐辛子な気もします。
お料理がまだたくさんあるので「半分だけ」とおかわりをお願いしたのですが、
店員さんは厨房に「おかわり」としか伝えておられず、やっぱり1杯まるまる来ました(^^;
なんとかすべていただきました(笑)

お味噌汁は、魚介の馳走膳のように大きな器で根菜ごろごろではなく、大根のみでシンプル。
粕汁は季節ものなので、3月までで提供が終わったそうです。
赤だしの粕汁、ものすごく美味しかったので、冬に行かれる際はぜひにとお勧めしたいです。

お料理はどれも酒の肴によさそうで（飲んでいませんが）美味しく上品で、お値打ちだと思います。

そうそう、この時は食べなかったのですが、お腹に余裕があったら「黒豆のパンナコッタ」をぜひ食べてみてください。
甘いものそんな好きじゃないのですが、上品な甘さで舌の上でやわやわと溶けてとっても美味しいです。

器のいくつかに松の葉があしらわれているので、こちらのオリジナルオーダーの器なんでしょうね。

いつか名古屋に通う時が来たら、またうかがいます。
何度も何度もごちそうさまでした✨

この半年せっせと名古屋に通っておりますが、こちらの「魚介の馳走膳」は素晴らしいです！
和食好きのハートを射抜かれ、手放しで褒めたいお店に久しぶりに巡り合いました。

税込み1848円で、大皿に乗った4種類の魚料理が提供されます。
この日は鰆の西京焼き、鯖の赤味噌煮、はまちのお造り、アジフライ（赤味噌のたれをつけて）。
鯖味噌が赤味噌とか、アジフライに赤味噌のたれをつけてとか、愛知に来たなぁと思わせてくれますし、
またお味噌汁も赤味噌なんですが、根菜がゴロゴロ入って大きなお椀で、これも美味しいのです。

ごはんのおともに、3種類のお漬物（刻み奈良漬け・刻みたくあん・しば漬け）が箱膳で出され、
さらにはちりめん山椒まで。
（たくあんはごく普通ですが、刻み奈良漬けとしば漬け美味しかった・・・）
京都のちりめん山椒と違い甘辛くはなく、山椒の風味がきいたちりめんじゃこで、
これまたさわやか（お漬物はお代わりできるそうです）。

アジフライに味噌煮のたれをつけるのも美味しく、また刻み奈良漬けを乗せるのも一興。
お酒もごはんも進んでしまいそうです。

立地と内容を考えると、この御膳そうとうお値打ちです。

あわせて、純米酒の利き酒（700円）もお願いしました。
塩が添えられているのが、酒好きの心をそそります。

純米　案外辛口。すっきりと飲みやすく、料理を選ばず合うお酒。
純米吟醸　わずかな酸味と淡めの吟醸香。爽やかでいくらでも飲めそう。
純米大吟醸　濃醇で甘く、華やかな吟醸香。食事を終えてから味わいました。

もう少し飲みたい気持ちを、観劇前ですのでグッとこらえました。

ミッドランドスクエア4階フロアは、10：50にキープアウトが解除されます。
そこから開店まで待ちましたが、開店時には年配のお客さまが結構来られていました。
帰る頃もまだ12時前でしたが10人ほど並んでおられました。

入って右奥は調理場をぐるりと囲むカウンター席メインですので、おひとり様でも入りやすいです。
左側にはテーブル席が並んでいました。

お茶は「ねのひ」の大きなおちょこで出てきますし、店先には杉玉があり、酒屋さんの情緒がありますね。
みなさまに是非お勧めしたい、よきお店です。
（SONYの創業者さん一族が営まれている酒屋さんだそうです・・・）