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静謐なる昭和酒場遺産
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こぐまの森
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店名 |
閉店
大林
|
---|---|
ジャンル | 居酒屋 |
住所 | |
交通手段 |
JR・地下鉄・つくばエクスプレス 南千住駅より歩15分 南千住駅から725m |
営業時間 | |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
14席 (カウンターのみ) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、焼酎にこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
備考 |
店内での携帯電話・携帯端末の使用、写真の撮影は、厳禁です。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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師匠と行く古典酒場巡りは南千住。
最近ではこの界隈もマンションが沢山建ったり、インバウンド向けの格安宿泊施設が増えたり、変化しつつある街とは知りつつも。
いわゆる山谷の飯場ドヤ街として、オンナ子供が足を踏み入れるのにはハードルの高いエリアという子供の頃っからの刷り込みがありまして、なかなか来る機会が無いエリア。
しかしそういうハードルの高い中にこそ、オトナとなった今となっては、行ってみたい古典酒場は現存しているってもんです。
本当の事を言えば、この日は丸千葉の2回転目狙い。しかし、敢え無く撃沈。
やっぱりアソコは予約しなきゃダメですなぁ…
ならば…超絶ハードル高いところにチャレンジしてみるかと、大林の暖簾をくぐった訳なんで。
ガタガタと鳴るガラスの引き戸を開けると、一気に昭和な世界に包まれる。
扉ひとつ隔てた中に広がっていたのは、どっしりとしたコの字カウンターに土間の、まるで映画のセットのような空間。
聞きしに勝るホンモノの空気感。
この気持ちの持っていかれようは凄いや…
促されるままにカウンターに座り、
注文したのは
◆カジキフライ
◆牛モツ煮込み
◆ネギぬた
◆煮こごり
いや〜ホントたまらんね。
入場料払ってもいい…と思ってしまうくらい、ここの設えは古典酒場好きに響くのですよ。
カウンターの中も外も煤けた風情が良くてね。
暖をとる熱源が達磨ストーブひとつっていうのも、色々な想像が広がる。
写真撮影不可で、携帯電話の使用はおろかカウンター上にスマホを置いていじる事も、イエローカードが出るはず。
レビュアーとしては、写真撮りたくてうずうずしちゃうけど、そこはグッと我慢。
お店のルールである以上に、我々はアウェイな存在でありますから、迂闊な行動がトラブルに発展し兼ねませんしね。
あくまで静謐な雰囲気。
どれくらい静謐かと言えば…
神楽坂の伊勢藤と同じくらいかなぁ…
こう書くと、古典酒場ファンの同志は激しく同意するか、激しく仰け反っているに違いない(笑)
酔っ払ってきたとしても、話す時には声高にせずというのは、暗黙の了解ですね。
料理はどれも実直真っ当で美味しい。
それに合わせるのは…日本酒をぬる燗で。
いくつか種類を変えて飲み進めて、やはり最後はコレだろうと「合成酒」に手を出す。
翌日絶対二日酔いだわ…と覚悟しつつね(笑)
酸っぱくて甘いその味わいに、どっぷりと昭和という時代に浸った気分。
ちなみにこちら、伝票は無く注文ごとにカウンターの下側にチョークで内容を記載されるシステム。
お勘定をお願いしたら、そのチョークのメモ書きを見て、大きな五つ玉のソロバンで計算。
いや〜こんなん、今日日なかなか体験出来ませんって!コレがホンモノの持つ魅力ですな。
徹頭徹尾、凄かった〜
古典酒場好き大満足!