当店のロースをモリモリ美味しく食べ続けられる自分でありたいと思う : とんかつ燕楽

2022年7月2日、2024年3月7日の夜2回訪問。その直前の訪問からは9年半ぶり、通算3回目

万人にとって既知のとんかつを、きちんと丁寧に直球勝負で作られている。真っ当な正々堂々とした気持ちのいいとんかつ。2回とも揚げ油の鮮度等も含め、非常にいい状態のものを頂けた。訪問間隔が1年8か月開いたが、全品が価格据置だったのも素晴らしい

ロースの脂を分解する力がめっきり弱くなっているので、最後はやや苦しくなった。当店のロースをモリモリ美味しく食べ続けられる自分でありたいと思う

■主要メニュー
・カツランチロース90g1,150円
・とんかつ定食ヒレ90g1,500円
・カツ丼1,200円
・ヒレカツ丼1,600円
・ロースカツ200g定食2,500円
・ヒレカツ200g定食2,500円
・エビフライミックス定食2,500円
　エビ、ヒレ、牡蠣(冬季のみ)
・ご飯、汁物、お新香　各300円
・ご飯お代わり、ご飯大盛100円
・ポテトサラダ900円
・瓶ビール(中瓶)600円
・日本酒550円
(カツカレーはメニューから消されていた)

■頂いた品
2回とも同じ品
・ロースカツ200g定食2,500円
・カツは7～8つ切り
・付け合せはキャベツ＆パセリ
・豚汁
　豚コマ肉、大根、人参、牛蒡
　具材に味がしみており美味
　お新香(胡瓜、大根、蕪)と
　ポテサラが先に出てくる
　ポテサラは芋がゴロゴロ
　人参が入り、胡瓜、レタスがアクセント

■卓上の調味料等
ソース、辛子、醤油、七味唐辛子、ピンクソルト
割箸、つま楊枝

＜訪問記録＞
■日時・混み具合
2回とも入店待ちはなく提供待ち25分
・2022年7月2日18:10
　先客3名、後客5名
　食事時間40分
・2024年3月7日19:03
　夜の揚げ物提供のピークタイム
　先客と持帰り対応で立て込む
　食事時間44分

■構造
1階はカウンター6席+奥に4人卓
(席間隔に余裕を持たせてある)
2階席があるが未確認

■状況
4人体制
メインの調理は店主様が一手に引き受ける
着席すると、ほうじ茶が出てくる
飲み干すと注ぎ足してくれた
おしぼりは布
BGMはラジオ

■トイレ
突き当たり奥
男女兼用。洋式。TOTO製
タンクから手洗い用の水が出る
消毒剤あり

(2024年3月26日)
評価平均3.88
レビュー1045人。3.76
マイレビュアー様40人。3.88

2012年12月24日の18：00過ぎの訪問。以前から、伺いたいと思っていたとんかつ店。御成門の燕楽さんには、かなりいい印象があり、燕楽出身のご主人が切り盛りする当店が高い評価を受けていることもあり、急遽、東京に戻っていた連休の最後に京都への帰りしなに立ち寄らせて頂いたもの。

本来は定休日は月曜だが、祝日のため、特別に営業を行っていた。事前にお店に電話確認のうえ、訪問。

伺うとカウンターの先客は1名。加えて、奥のテーブル席に2名。2階の座敷に5名程、計8名程の先客。（2階席は注文の数からの推測です。）ご主人の調理のお姿が一番よく見えるカウンターの奥から2番目の特等席に着席し、工程をライブで拝見しながら待つという贅沢な時間です。

■注文の品：ロースかつ定食2000円。

■味
とん汁は、具材は大根、人参、豚のコマ肉、牛蒡、葱と極めてシンプルだが、肉の味、牛蒡の風味等がしっかりと出ていて美味い！

メインのとんかつは、やはり揚げ加減が素晴らしい。

とんかつには、10分から15分近くかけて、中まで丁寧に火を入れていて、しかも余熱も利用している。比較的、低い温度で揚げられていたようにお見受けしたが、にもかかわらず、衣はサクサク。中までやさしく火を通しているので、お肉もとても柔らかい。また、個人的には、とんかつの一番の醍醐味である脂の甘味も非常にいい感じ。卓上にあるヒマラヤ産の岩塩を付けて食べると至福でした。

■総評
万人がとんかつと言って想像するものを、丁寧にきちんと積み上げていらっしゃるとの印象。その意味で、まさに直球勝負。何ら奇をてらうこともなく、真っ当な正々堂々とした気持ちのいいとんかつ。

加えて、この日に関して言えば、お客様の数が比較的少なく、混雑していなかったこともあり、揚げ油の鮮度等も含め、丁寧に仕事をされた非常にいい状態のものを頂けたのではないかと思う。

本当に美味しかったです。昔より肉の脂を分解する力がめっきり弱くなっているので、頻繁にというわけにはいきませんが、必ずまた伺いたいと思います。

ご馳走様でした♪♪♪