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店名 |
閉店
中勢以 本店(なかせい)
|
---|---|
ジャンル | 惣菜・デリ、牛料理 |
住所 | |
交通手段 |
東急東横線田園調布駅から10分 九品仏駅から543m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード不可 |
個室 |
無 |
---|---|
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 2台 |
利用シーン |
|
---|---|
ホームページ | |
オープン日 |
2008年11月 |
備考 |
※熟成但馬系精肉とその加工品の販売。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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外食を控えざるを得ず、ムンムン、違う!
モンモン、とした日々を過ごしておりますが、移らない、移さないためにはここが我慢のしどころ。
昔のレビューが続きますが、ご容赦ください。
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2010年の四月です。
等々力渓谷を家内と散策した午後、ちょっとだけ脚を伸ばし、ある雑誌の肉特集で紹介されていたこちらにお伺いします。
当時はまだ、熟成肉というカテゴリーを知りませんでした。
『肉は腐りかけが美味い』なんて、熟女好きの半可通のコメントだけは得意でしたが、腐敗と熟成の違いも分からず、単に酸化して暗赤色に変化した旧い肉と勘違いしておりました。
ところがその雑誌でドライエージングという、当時はまだポピュラーではない熟成方法を知りました。その技術を駆使したお肉屋さんが田園調布にあるとのこと。
ページをめくると大胆な写真が刺さります。
表面を露出させた枝肉が冷蔵庫に吊るされておりました。今でこそ焼肉屋さんやお肉屋さんの店頭ディスプレイでよく見かけますが、当時はまだ珍しかった筈。
しばしヨーロッパ駐在時代を思い出します。
そういえば肉屋で青カビ付きの塊肉や生ハム、サラミなどを売っていたよなぁ〜。アムステルダムでも、フィレンツェやバルセロナの食肉市場でも、それが普通の景色だった・・・
ムクムクムク、パックン!
好奇心が爆発。
その週末には家内を誘い、お店の前に佇んでおりました。
ううっ。
さすが田調のお肉屋さん。店構えがオシャレ。町のお肉屋さんじゃない。代官山のブランドショップみたい。
若干ひるんだものの、意を決して中に入ります。
おおっ、空気が美味い。
変な動物臭がしない。
奥から純白の仕事着を着こまれた若い方が出ていらっしゃいました。後に別の雑誌で店長の加藤氏と知ります。
『どのようなお肉がお好みでしょうか?』
『どのようなお料理にお使いですか?』と店長。
ビスポークかよ!
どうもこちらでは対面形式でお客の嗜好や目的を聞きだし、最適なお肉を提案するスタイルのようです。
『あのぉ、かぶりつきたいんです!』
『ギャートルズの骨付き肉みたいに』とラッコ。
『骨付きですか、Tボーンステーキのように』と店長。
『あっ、骨は面倒なのでパス』
『ステーキで食べます』
『赤身で分厚くて適度に脂がのってて』とラッコ。
いくつか食べごろの部位を提案していただきます。
全て但馬牛でした。
詳細は覚えておりませんが、ウチモモとシンタマをお願いしました。
店長が冷蔵庫から取り出し、表面の乾燥部位やカビを大胆かつ丁寧にトリミングします。見てくれは暗赤色の塊でしたが、内側は薄めのルビー色。
艶めかしい。
艶めかしすぎる。
肝心のお値段ですが、市販肉より三割程度高めの印象(今はどうか分かりませんが)でした。さらしに巻いたり真空パックで保管するウェットエージングと異なり、裸なので表面は乾燥するしカビも付着します。その部分は捨てるので歩留まりが悪く、仕込み期間も長いので仕方ありません。
フライパンでの焼きかたをアドヴァイスいただき、自宅で早速トライ。
並の肉より膨らみます。膨張度が半端ない。
外側が乾燥しているので内側の水分は失われない、ということなのでしょうか?
それに匂いも違います。
獣の体臭がしません。
例えると草のような緑色の香り。
これは塩と胡椒だけで充分。
豊潤な旨味と芳醇な香り。
しかと堪能しました。
そしてご馳走様でした。
追記:
十年前のことですが、その後の熟成肉ブームは皆さまの知るところ。中勢以さんがその嚆矢であることは間違いないと思います。