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トントンマンさんの他のお店の口コミ
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店名 |
十割蕎麦 嵯峨谷 浜松町店 (さがたに)
|
---|---|
ジャンル | そば、うどん、カレー |
お問い合わせ |
不明の為情報お待ちしております |
予約可否 |
予約不可 |
住所 |
このお店は「港区浜松町2-3-22」から移転しています。 |
交通手段 |
浜松町駅から123m |
営業時間 |
|
予算 |
~¥999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
15席 (カウンター3席、カウンターテーブル2卓(6人×2)) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキングあり |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ホームページ | |
オープン日 |
2019年7月 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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立ち食いそばの業界では、「富士そば」「 ゆで太郎」「小諸そば」の御三家が圧倒的な勢力を誇りますが、そこに「しぶそば」がチャレンジャーとして台頭しつつあるのが首都圏での現在の大まかな構図と言っていいのではないかと思います。
その一方で、上記を大衆立ち食いそばと位置付けると、新勢力と言ってもいい差別化志向の立ち食いそば店の台頭が暫く前に注目された時期がありました。
それが、「いわもとQ」であり、「さ竹」であり、当店=嵯峨谷であるわけですが、その勢力図についても、近年大きな変化を見せてきているように思われます。
まず最初に脱落しかけたのが「さ竹」(株式会社StyLe)で、その評判はあまり芳しくなく新御三家というのはやや語弊があるように思われたこともありました。
それでも、店舗の拡大戦略には早々と見切りをつけ、恵比寿店に集中したのが功を奏したのか、現在も同店は健在で、食べログ評価も現在は3.48点と復活の兆しを見せています。
逆にさ竹の脱落により当店=嵯峨谷と2強とも言われた「いわもとQ」(有限会社ライトスタッフ)については、ここに来てセンセーショナルな情報が飛び込んできました。
何と10月の中旬に全店舗を閉店して廃業したと言うのです。
試しに神保町交差点際にある「いわもとQ 神保町店」を訪れたところ、シャッターが閉まっており、何の貼り紙もありません。
これはあまりハッピーでは無い形で終焉を迎えた可能性が高そうです。
思えば、私はいわもとQに対してはあまり高い評価をしていませんでした。
一時交流していた某食べロガーにいわもとQの熱烈なファンがいて、私とは意見が真っ向から対立していたのですが、どうやら私の見解の方が優ったのかなという思いも持ちますね。
さて、当店=嵯峨谷ですが、嵯峨谷は、外食企業のカリスマ経営者の1人としても挙げられる江波戸千洋氏が経営する株式会社越後屋のブランドとして2011年に1号店をオープンしています。
現在は都内に8店舗(当店のほか、渋谷東急本店前店、神保町店、秋葉原店、神田小川町店、新宿京王モール店、有明ガーデン店、新橋銀座口店)を展開中ですが、ピーク時には10店舗以上はあったところ、やはり頭打ちの状況にあるようで、スクラップされたお店も散見されます。
1号店である渋谷東急本店前店(今は東急本店は無くなりましたが・・)は、わずか12坪で月平均・約1000万円を売り上げている超繁盛店と言われるなど業界の風雲児的存在であった神通力にもやや翳りが見えてきているということでしょうか。
ただ、いわもとQのようなドラスティックな帰結になっていないのには、2015年に経営権を越後屋グループ(株式会社さがたに)から、株式会社フォーユーに売却したことも寄与しているのかもしれません。
加えて、個人的には、いわもとQの経営コンセプトが「ありえないお店を目指す店」という分かったような分からないような抽象的なものであったのに対し、嵯峨谷は、十割蕎麦という明確なコンセプトを持っていた差も大きいのではないかと考えています。
それでも、経営譲渡先の株式会社フォーユーは、独自ブランドもあるものの、基本はフランチャイジーとして発展してきた会社であるだけに嵯峨谷のブランド力も質的には変化しているように思います。
当店は、2019年7月のオープンですから、株式会社フォーユーに経営が譲渡された後に出店したお店です。
場所は、浜松町の古くからのランドマークである世界貿易センタービルの南側の一角です。
この日は、勤務先からの帰路、18時ちょっと前の訪店になりました。
入店後は、入ってすぐ左手にある券売機でまず食券を購入します。
もりそばの単品は@400円ですから、かつて(確か@290円だったような)のような迫力あるお値段ではありませんが、それでも十割そばという差別化がある上でのお値段ですからお得感は感じますね。
購入したのは、おおもりそば@550円とかきあげ@150円で計700円になります。
立ち食いそば御三家と比べると安さは感じないかもしれませんが、これは致し方ないところでしょう。
店内は、ハイチェアのカウンター席が3席の他、向かい合わせのローチェアのカウンター席が2か所に14席あり、計17席のキャパです。
夕方の空いている時間帯の訪店でしたが、店内は6割くらいの客入りで、さすがの集客力ですね。
食券は注文&受渡し口があるので、そちらに食券を渡すと、番号の書かれた半券をくれますので、それを持って席で待ちます。
2分くらいで番号が呼ばれましたので、受渡し口まで取りに行きます。
受渡し口のところには無料のワカメが置かれているので、トングで取りますが、卓上と違ってスタッフのいる目の前に置かれているので、無茶な大量トッピングはやりづらいですね。
それでも、ワカメ無料は嵯峨谷の特徴の一つなので、たっぷり取らせてもらいました。
そばは、太めの平打ちそばでなめらかな喉越しながらなかなか強いコシがあり、十割そばならではの粉っぽさも感じられます。
そばの風味も強めで私としてはかなり好みでした。
このそばは、御三家とは明らかに違いがありますね。
美味しかったです。
かきあげは、恐らく注文を受けてからサッと揚げているものと思われ、揚げたての提供です。
そばつゆに付けてもいいですが、卓上にアルペンザルツ岩塩が置かれているので、それを振って食べてもいいですね。
玉ねぎ、にんじんの他に千切りのさつまいもとインゲンを揚げているかきあげで厚みもあってホクホクで美味しかったです。
たっぷりトッピングしたワカメも瑞々しくて美味しかったですし、全体にクオリティについては十分満足です。
やはり経営主体が変わっても、嵯峨谷の良さは受け継がれていますね。
改めて自分自身のいわもとQのレビューを読み直してみると、気を衒い過ぎていることや基本となるそばの味が今ひとつということ、店造りに営利面が強調され過ぎていることなどが書かれていますが、嵯峨谷の場合は、ど真ん中にそばのクオリティを位置付けているので、そこに大きな差があったのだと思います。
「初心忘れべからず」や「凡事徹底」あるいは「千里の道も一歩から」など、基本の大切さを訴えることわざは色々ありますが、嵯峨谷といわもとQの差はそこが分かれ道だったのかなと。
この日当店を訪れて、改めてそんなことを感じました。