西池袋１丁目、ロサ会館隣の海鮮居酒屋。【5th】 : 浜焼次郎 池袋西口店

今、地元で池袋西口の激安ランチと言えば、この店の名前をあげる人が多い。一度テレビで放映されてからは、かなり混むようになった。ただ、先着10名限定メニュー×３種類なので、お昼の12時ジャストくらいの入店が望まれる。

「生まぐろ丼」「生まぐろカツ定食」「生まぐろ唐揚げ定食」の３種類が、火曜日～金曜日の12時から各々先着10名まで￥398という驚愕価格で提供されている。前回は、「生まぐろ丼」が売り切れで、通常の「海鮮丼」にしたが、それも味・鮮度ともに納得のいくモノだった。

「生まぐろ丼」(￥398)　――　これ、ちょっと申し訳ない気がする。冷凍していない生のまぐろを、この価格で頬張るのは、罪の意識さえ芽生える。浅く酢を効かせた酢飯の上に、生まぐろの刺身が豪快にのっている。ご飯が見えないくらい。安すぎる。まぐろは、メバチかと思われるが、「沖縄近海生まぐろ」の文字なども店内のメニューには記載されている。冷凍していないまぐろは、その味わいもさるコトながら、食感が全く違う。冷凍技術が進歩したとはいえ、妙な水分を感じる冷凍モノとは一味違う。
大満足でした。ごちそうさまです。

こういう感じの店は、海鮮品の仕入れにかかっていると思う。前回も書いたように、見切り品の安値仕入れをしているような店では、味も鮮度も疑わしいし、実際食べてみても、？？？となるコトが多い。池袋西口でも、「魚○」とか「○○水産」など夕方から並んでいるような店でも、決してウマいと思ったことが無いし、何故人気があるのか不思議でならない。だから味がわかる年配の客層は、入らない。その点、この店は、今まで食べたモノでは、そういうことを感じたコトが無いし、良心的にやってくれていると思う。僕は、イイ店だと思う。

（文責：京夏終空、2014.5.28）

（※写真は、後日掲載。）

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こんな感じの店が多い。いや、僕自身が、深夜ツレ達と呑みで行っているのに、あまり覚えていないっていうパターンの店。酔った勢いで行くのだが、昼間にシラフで入ろうとすると、どうも入りづらいし、シラフで店員と顔を合わせるのも何だかバツが悪い。ロサ会館で用事があって、隣のビルのランチメニューが目にとまり、昼は初めてだが、ココ「浜焼次郎」に久々に訪問してみた。

「焼魚定食（鮭ハラス焼）」(\798)　――　やや細身ではあるが、３０cm位はあろうかという鮭のハラス焼きにおろしとレモンが添えられている。これに、漬物とご飯と具だくさんなスープが付いてきた。ハラスは焼が浅かったが脂ののりも申し分なくウマくて皮ごとキレイにいただいた。スープはいつもコレなのかは知らないが、豚汁の具が中華スープに入っているような感じのスープで、予めコショウがふられていた。これも食べ応えのあるウマいスープだった。
「カキフライ単品（裏メニュー）」(\390?)　――　実は、カキフライ定食と迷いハラスを選んだので、店の方に尋ねたら、確か単品でもあるはずだと、メニューの後ろの方に裏メニューと書かれたページがあり、そこからの単品注文をした。小粒ではあったのだが、まぁ普通の感じのカキフライが５コだった。ボードには「岡山県産殻付カキ入荷」と書かれていたが、当然ソレとは別物だった。
あと、ライスを半分おかわりした。合計で\1,296だったが、どういう計算かちょっと分からなかった。

ランチメニューは、刺身定食・焼魚定食・海鮮丼・マグロ炙り定食・なめろう茶漬けなど、すべて￥７９８。今日の焼魚は鮭ハラス焼き以外に、サンマ塩焼き、サバ塩焼きがあった。以前来たときは、深夜で刺身や串モノを食べたはずだ。ココの串は海鮮モノで、鮭串・つみれ串・ししゃも串・たこ串・まぐろ串・まぐろ頬肉ねぎま串・ホタテ串・エビ串などがある。また普通の食事も、海鮮シチュー・海鮮カレー・海鮮やきそばなどかなり海鮮系のメニューが並ぶ。海鮮好きにはたまらない店でもある。

年中無休の、ほぼ２４時間営業で便利。今回のランチ訪問では女将さんらしき方が１人で切り盛りされていた。泥酔で行ったときの男子従業員がいなくてホッとした。「浜焼太郎」っていう店が池袋東口にあるのだが、姉妹店かどうかはわからない。
店内最奥に、「函館魚市場・寅一丸」の大漁旗が飾られてあり、店内のいたるところに海関係の装飾がなされている。最近「○○水産」などという感じの浜焼きをイメージさせる店が増えてきてはいるが、若い元気のいい店員が空回りしているところが多く、コミッション制の給与体系に無理な営業をして、尚且つ出てくる海鮮は見切り品のオンパレードでは、僕らの年代ではちょっと足が向かない。そういう意味ではコノ店は、そんな店々とは一線を画している感じで、使える店でもある。そんなコトを強く感じた。

（文責：京夏終空、2013.11.16）