最上級の肉とホルモンがリーズナブル : 炭火焼 ゆうじ

幾度通ったかしれないこちらのお店に、また訪問しました。都内の焼肉店ではやはり一番のお気に入りです。

炭火モクモクで席の間がキツキツの、ちょっと猥雑な店内。それなのに、出されるホルモンや正肉はとても繊細で丁寧な処理、味付けがされています。鮮度は折り紙つきで、全く臭みはありません。

友人と2人で訪問。ハツ刺、レバー、フワ(肺)、希少部位のヤン、ホルモン、カシラ、ロース盛合せ、カクテキを頼みました。飲み物は、私は生ビール１杯に緑茶２杯を、友人は緑茶を3杯注文。つきだしは枝豆です。

レバーは焼き用として提供されますが、ゴマ油と塩を付けていただくと本当に新鮮で、甘味があって、最上級の美味しさでした。

ヤンは他のお店では食べたことがないですが、ムニュっとした食感に甘味と旨味がある、クセになる内臓です。

カシラはかなり薄切りにしてあり、シャリシャリした食感でアッサリ食べられます。全てにおいて、食感、処理、タレが変えてあるため、肉だけ食べてても全く飽きません。

トリのロース盛合せは、和牛のサシの甘味と香りが堪能できます。おろしポン酢でサッパリと、永遠に食べ続けられそうです。

店は常に満席で、予約は午後４時から、もしくは午後６時からのどちらかしか受けていません。我々は６時に予約しました。

入店は予約時間きっかりから可能で、早めに来たお客さんたちは、店外に用意されていく炭火コンロを眺めながら待ちます。開店前には待ちきれない大勢のお客さんたちが、手前の道路沿いに立ち並んでいます。

上着や鞄は大きなビニールに入れて床に直置き。汚れても良い格好で来ましょう。席に着いたら、飲み物のおかわり以外は最初のオーダー時に全て頼んでしまった方がよいと思います。

この内容で、このご時世に、会計は１人約7500円です。信じられない安さだと思います。貴重なお店です。

夜６時に予約し、肉友と訪問しました。
2人で計15530(税込)。定期的に通っていますが、今回も満足度は高かったです。

繁盛店なので、最初に店員さんに相談しながら一気に注文してしまいます。そのため、皿一つ一つの料金は覚えておらず、何を頼んだのか記憶が曖昧な部分もあります。

おぼろげな記憶をたどってみると、
◼️ハツ刺
◼️センマイ刺
◼️フワ(肺)
◼️ミノ
◼️ホルモン
◼️ハラミ
◼️ロース盛り(トモサンカク、サーロイン、イチボ等々)
◼️白菜キムチ
◼️ナムル盛合せ
◼️冷たいお茶×2
◼️生ビール×2
だったように思います。このラインナップで、ひとり8000円を切る価格は、リーズナブルだと思います。

やはり、感激するのは内臓系。

ミノは、普通分厚く切って、切込みを入れてコリコリとした歯触りを楽しむパターンが多いと思いますが、今回いただいたものは、薄切りの塩ダレでした。9割方火が通ったところで引き上げて、レモン汁でいただきます。あっさりしていながら、アミノ酸の旨味もあり、いくらでも食べられそうです。

フワも塩味にレモン汁です。
文字通りのフワフワで、他所では食べたことのない食感。毎回注文しています。

ハツ刺も安定した美味しさ。九州風の甘い醤油に浸かっています。センマイ刺は、ゴマダレでした。味付けにも工夫があって美味しい！やはりここは唯一無二のホルモン屋さん。

とはいえ、ロースなど正肉も絶品です。おろし醤油でサッパリ仕上げます。

店内はぎゅうぎゅう詰め。隣には大声で話すグループがいて、会話には難渋しました。上着や荷物は、備え付けの大きなビニール袋に突っ込んで床に置きます。

換気は多少改善したのでしょうか。奥の席でしたが煙は今回、それほど気になりませんでした。そうしたシチュエーションをものともせず、ただ、肉を食べるのが無性に好きな人用のお店ですね。

10年以上前から、我が肉友と10回は訪れました。熱心な固定客のいる店で、とても常連さん達の域には達しませんが、毎回、楽しませていただいています。

ここは、本当に肉が大好きで、特に内臓系を食べまくりたい人が、なりふり構わず欲望を満たす店だと思います。

店内は結構、隣同士の間隔が狭いです。換気扇は付いていますが、煙でモクモクしています。一度、それ程肉好きではない友人を連れて行ったら、「胸焼けした」と言われたので、それ以来、この店には特定の肉友としか行っていません。

昔はホルモンの盛合せと正肉の盛合せを頼んでいましたが、この日は、「内臓系はお目当てがあるなら、アラカルトにした方がいい」と店員さんに勧められ、従いました。とても忙しい店なのに、好みを伝えれば、店員さんは親身に相談に乗ってくれます。

ちなみに私は「他では食べられない珍しいものを、それぞれ味や食感にバラエティをつけて食べたい」などと、アバウトなお願いをしましたが、意をくんで、要領よく勧めてくれました。

内臓系は相談しながら、あれこれ頼んでしまったので記憶が定かでない部分もありますが、大好物のフワ（肺）、シビレ（胸腺、リードボー）、レバー、ホルモン、ミノサンド、ヤン（ハチノスとセンマイのつなぎ目）をいただきました。

部位の特性に合わせて、最適なタレ等で提供してくれます。味付けと食感がバラエティに富んでいて、全く飽きないし、スルスル胃袋に落ちていきます。

1番やられたと思ったのは、ホルモン。塩ダレが揉み込んであるのを、レモンだけで食べます。とてもサッパリしていて、他店の「コッテリ脂の塊」を食べているようなものとは別物です。ヤンのコリコリ、ザラザラした食感と、辛めの味付けも、目先が変わって好きです。

全く臭みのないレバーにも、いつも驚かされます。我が肉友はこの店で、苦手なレバーを克服しました。レバーが1番店の実力を感じさせます。仕入れと処理の腕が、本当に優れているのだと思います。お勧めしませんが、私はここのレバーだけは、良く焼かずに半生で食べてしまいます。

正肉の盛合せは、サーロイン、ザブトンなど5種類が出てきました。タレと卵ですき焼き風に食べる方法と、大根おろしの入ったタレでいただく方法があるとのことで、今回はおろしダレにしました。

後半戦は流石に少しずつ胃袋が重くなってきたので、サッパリしたおろしダレを選んだのは正解だったと思います。頼んでおいたライスの小が、このタイミングで投入されます。肉を乗せて食べると美味しい！ただ、贅沢を言えば、正肉は都内の他店で、もっと美味しいものも食べられると思います。

その他、ハツ刺しも勧められて頼みました。看板メニューかと思います。甘いタレと練りがらし、ネギのみじん切りで、食事の最初にいただきました。ハツ自体は、美しく、新鮮でとっても美味しかったですが、タレはすっきりした醤油味の方が私は好みです。

肉に集中したいので、ゆうじでは、肉以外には小ライスしか注文しません。昔はライスも食べませんでした。味の均整がとれているので、余計な副菜で味変しなくても、最後まで肉だけを食べ続けることができます。

二人で、ビールとウーロン茶を2杯ずつ飲みました。

いつもと違い内臓系をアラカルトにして食べまくったので、お値段がはってしまったのではないかと危惧していましたが、むしろいつもよりちょっと安かったように思います。渋谷で、このクオリティで、これだけ食べまくって、ひとり8000円弱はあり得ない高コスパだと思います。

何よりも、この店には、ここでしか食べられない味があるのが素晴らしい！