あっさりめで上品な出汁の沖縄そば定食 : 東京うりずん

【再訪】

久し振りに沖縄料理をいただきたくて再訪しました。

平日１１時半頃訪れると、お店はまだ空いていて２、３割の入りでした。

ランチメニューは以下の通り。

ゴーヤーチャンプル定食　1,320円
半ゴーヤー＆半そば定食　1,320円
ソーキそば定食　1,320円
沖縄そば定食　990円
島豚スペアリブ煮付け定食（ソーキの煮付け定食）　1,320円
ラフテー丼定食　1,320円


私は沖縄そば定食、連れは店頭にあったメニューから塩ソーキそば定食（1,100円）を注文。

程なくして料理がお盆にのって運ばれて来ました。
お店が空いていたこともあるかと思いますが、かなり提供が速いです。

沖縄そば定食：　沖縄そばにジューシー、スヌイ（モズク酢）、お漬け物、デザートのセット。

沖縄そば：　三枚肉とかまぼこが２枚ずつのり、刻み葱が散らされています。

まずスープを一口いただくと、さらっと澄んでいて、ほんのり甘さがありつつ上品な出汁風味を感じます。
麺はコシというか硬めに茹でてあり、つるつると喉越し良いです。
少し太さがあってややぼそっと粉っぽさを感じるような麺ですが、これが沖縄そばらしいところで、噛み応えを楽しみながら出汁が効いたスープと一緒にいただくと美味しいんですよね～。

三枚肉は柔らかく、脂身もしつこくないです（ただ、肉派ではないので脂身は少し残しました）。
柔らかいかまぼこが又沖縄そばらしくて良いです。

コーレーグースが卓上にあったら入れて少し味変させて楽しんだと思いますが、入れなくても十分美味しかったです。

ジューシー：　小さく刻んだ豚バラ肉、ニンジン、ヒジキ、椎茸が入っていました。
肉からの脂がご飯に回っていますがしつこさはなく、あっさりめの仕上がり。
ぱらりとしつつもふっくらとした炊き上がりで、出汁が効いていて美味しかったです。

スヌイ（モズク酢）：　モズクの上にキュウリのスライスがのっていました。
酢加減がちょうど良く、さっぱりといただけました。

お漬け物：　ゴーヤの梅酢漬けでした。
梅酢と言っても適度な円やかさがあり、ゴーヤの食感とほろ苦さが適度に残っていて、箸休めとして最適でした。

デザート：　メニューには特に書いてありませんでしたが、紫芋のサーターアンダギーが付いていました。
表面が硬めでサクッと揚がっていて香ばしく、中はふわっと感があり、甘さも程良かったです。

塩ソーキそば定食：　塩ソーキそば以外は私がいただいた沖縄そば定食と同じセット内容。
そばの上にかなり大振りなソーキが二つドーンとのっていて、ボリュームはあるけれど、塩味のソーキであっさりめの味付けで美味しかったそうです。


上品な出汁の沖縄そばに沖縄らしい副菜が付くセットで美味しくいただけました。
紅生姜がのっている沖縄そばも多い中、あえてのせていないのは出汁の効いたスープに自信があるからかもしれません。
（紅生姜があるとアクセントにはなりますが、特にスープが紅生姜の味になってしまう傾向があるので。）
コロナの関係か、コーレーグースは卓上にありませんでした（言えば出していただけたかと思いますが、上記したように、無くても問題ないほど美味しかったです）。

ジューシー他すべてがあっさりめで上品なお味でした。
このセット一つで沖縄料理が少しずつ味わえて嬉しかったです。

私がいただいた定食は沖縄そばがメインでもジューシー他副菜も付くので、量的にも十分でコスパの点でも良いと思います。

久々にこちらのお店を訪れましたが、ジューシー、スヌイ、漬物、デザートすべてが安定した仕上がりでした。

いつか又再訪させていただきたいと思います。

東京駅丸の内口から近い新丸ビル５階にある沖縄料理店。

入って右側にカウンター席（厨房は更に右奥のよう）、左側に掘りごたつ式の座敷席、奥にテーブル席があります。
カウンターにはずらりと泡盛が並び、居酒屋風な気取らずに入れる店構えと内装です。
平日１３時頃だったのでお店は５割程の入りで空いていて、掘りごたつ式の座敷席に通されました。

まずメニューと共に冷えたお水とおしぼりが出されました。

ランチメニューは以下の通り。

★ゴーヤーチャンプルー定食　1,200円
★半ゴーヤー＆半そば定食　1,200円
★ソーキそば定食　1,200円
★沖縄そば定食　900円
★ラフテー丼定食　1,200円
★島豚スペアリブの煮付け定食（ソーキの煮付け定食）　1,200円
★レディースランチ　1,200円
★ヘルシー御膳　1,410円
★うりずん琉球定食　2,500円

■ドリンク
ソフトドリンク　500～700円、ビール　470～650円、泡盛　900～3,800円、カクテル　600～800円


「タイムサービスで１３時以降は1,200円がすべて1,000円になります」とのこと。
店頭に、「本日のオススメ！　半ゴーヤチャンプルーと半ソーキそば　1,000円」というのが料理サンプルと共に置かれていて惹かれていたのですが、一応メニューをざっと一読します。
両方の料理を味わえるので、やはり初志貫徹で半ゴーヤー＆半そば定食をお願いすることにしました。

１０分弱で大きなお盆に全てセットされて到着。

半ゴーヤチャンプルー：　ハーフサイズにしてはかなりな量が盛られていました。
ゴーヤは薄めにスライスされ、サクサクと食感良く、わずかな苦味がカリッと焼かれた豚肉、細切りの沖縄かまぼこ、食材をつなげる玉子と一緒になって旨味たっぷり。
少し食べ進んだら、中からゴロッと大きな豆腐が出てきて、かなりなボリュームでした。

油っぽさがそれほどないので、食べ進められました。

半沖縄そば：　大きめなソーキに沖縄かまぼこ、葱のみじん切りがのっています。
スープは澄んで、鰹出汁がベースとなった柔らかい喉越し。
そばは中細でやや平たく縮れが見噛みられ、噛み応えが少しぼそっとします（これが沖縄そばの特徴でもあるかも）が、喉越しは良いです。

甘めに煮付けたソーキは骨からボロッととれるほど柔らかく、こちらもハーフサイズにしてはかなりなボリューム感でした。
もちろん、豚肉の嫌な臭みはありません。
最後の方にコーレーグス（島唐辛子の泡盛漬け）を入れてみました（やっぱりこれがないと！）が、お味が変わって又美味しいです。
食べ終わった後になって気づいたのですが、こちらの沖縄そばには紅生姜が入っていませんでしたが、それすら忘れてしまうほどでした。（笑）

ジューシー：　細かく切った豚肉、ニンジン、昆布が入っていて、パラリとした炊き上がり。
具材は非常に細かく小さかったですが、旨味は出ていました。
沖縄料理の定番ですが、やっぱりこれがあると嬉しいですね。

スヌイ（モズク酢）：　上にキュウリのスライスが２枚のっていました。
鰹出汁が効いた甘めの三杯酢で、つるっとしたモズクが美味しかったです。
かなり酢が効いているのですが、甘さもけっこう強めなのでちょうどバランスが取れていました（こういう味付けって沖縄っぽいです）。

漬物：　ゴーヤの醤油甘酢漬け？のような感じで、柔らかめ。
色がかなり濃かったので、黒砂糖が使われれていたかも？
発酵の度合いなのか？、泡盛のような風味もあったので、隠し味に使っているかもしれません。

デザート：　小さめのサーターアンダギーが一つ。
周囲がサクッと、甘さがすぐにやってきます。
定番の沖縄揚げドーナツですが、これもあると嬉しいです。
もしかしたら自家製かもしれません。


沖縄の代表料理を２品、定番の品々をいただける、満足のランチでした。
ゴーヤチャンプルーは、ゴーヤの苦味をそれほど感じずとてもいただきやすかったので、独特の苦みが苦手な方でも大丈夫ではないかと思います。
沖縄そばもソーキが大きく、優しい味わい。
他の料理も総じて、油っぽさが少なくあっさりいただけました。

定食の種類も他にいろいろありますが、こちらの定食が人気だという理由がわかるような気がしました。

一品の量が多めで、全体的にボリュームたっぷりな定食でした。
お腹はかなり空いていましたが、とても完食できるような量ではなかったので、男性でも十分満足していただけるのではないかと思います。

1,200円が1,000円になる１３時からのタイムサービスは大いに利用したいお得なサービスですね。

１３時以降は混雑無く、座敷席でゆっくり食事を楽しむことができたのも良かったです。

駅からも近く、窓際に座れば景色も楽しめ、東京駅の近くに居ながら沖縄料理を楽しめる良店だと思います。
夜は泡盛をかたむけながら沖縄料理をいただくのに向いてそうです（但し、たくさん飲むと高くついてしまいそうですが。（苦笑））

沖縄料理はけっこう好きなので、又利用させていただきたいと思います。