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食べログ 天ぷら 百名店 2023 選出店
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店名 |
てんぷら 近藤(こんどう)
|
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受賞・選出歴 |
2020年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2020 Bronze 受賞店
2019年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2019 Bronze 受賞店
2018年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2018 Bronze 受賞店
天ぷら 百名店 2023 選出店
食べログ 天ぷら 百名店 2023 選出店
天ぷら 百名店 2022 選出店
食べログ 天ぷら 百名店 2022 選出店 |
ジャンル | 天ぷら |
予約・ お問い合わせ |
03-5568-0923 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
東京メトロ 銀座駅 徒歩3分(B5出口) 銀座駅から119m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥20,000~¥29,999 ¥8,000~¥9,999 |
予算(口コミ集計) |
¥20,000~¥29,999
¥15,000~¥19,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
25席 (カウンター25席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、日本酒にこだわる、焼酎にこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
シャンパン、ワインはございません。 |
ホームページ | |
オープン日 |
1991年6月 |
備考 | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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休暇を取った平日の夜、〈てんぷら近藤〉の予約が運よく取れた。
天ぷらも料理としては好きなのだが、蕎麦屋で出される天ぷらも中々なものが多く、食べてはいるが専門店に中々足を運ぶ機会がない。そのせいで経験が薄く、座標軸をどこに定めたらいいのかわからないジャンル。3年前に訪れた〈みかわ是山居〉は凄すぎて、座標軸というより頂点の一つといった感じで、距離を測るために使うには店が凄すぎる。
そんな中で、「現代の天ぷらにおいて野菜を主役に押し上げた」のが〈てんぷら近藤〉の大将の功績だ、なんて論評を目にしたこともあり、いつか訪れたいレジェンドのお店の一つでありました。
予約の17時に訪れる。中から一組、一組、案内していく。カウンター席のカド、横から近藤の大将の揚げを見ることのできるいいポジション。
<いただいたもの>
・前菜:卵豆腐(だと思う)
・八寸:しゃこ、バイ貝、あんきも、鴨、菜の花、筍。サーモンに見えるものはマスかも。
・海老の頭
・海老(2尾)
・アスパラ
・蓮
・キス
・茄子
・しいたけ
・すみいか
・ふきのとう
・たまねぎ
・穴子
・天丼(かき揚げを使い、天丼、天茶、かき揚げ+ご飯から選べる)
〈楓〉コースという前菜の小鉢、八寸がついたものにした。これはこれでレベルが高かったけれど、本チャンの天ぷらがとにかく総てスゴかったし、他の人が食べてらした蛤やらウニやらを追加する余地が無くなったので、徹頭徹尾天ぷらで進む〈天ぷら定食〉で追加するほうがこのお店の楽しみ方として正しい気がする。
この日はキホンのキと言うべきネタの数々で楽しむ。「野菜を天ぷらの主役に…」なる言説は確かに正しく、茄子、しいたけ、たまねぎなどが特に好みだったが、海老やキス、スミイカ、穴子という江戸前の主役たちに挟まっていても、花形のような存在感。茄子などは、こんなにもみずみずしい食材なのかと驚かされる。揚げ切られているのに。それはしいたけ、たまねぎでも同じで、こんなにも旨味が凝縮しているのか、あるいは、甘みのある食材なのか、と目が開く。
でも、この日のイチバンは、小えびとアオヤギを寄せ揚げたかき揚げで作った天丼であり、天つゆにジャブジャブにつけた穴子天だった。
これは私のリサーチ不足なのだが、悔やむべきは、天ぷらを追加できる中で、ほとんどの人が頼んでいた「さつまいも」を追加しなかったこと。中には「これが目当て」なんてお店の人と話している人も居たりした。最初、「さつまいもを追加なさいますか?」と何で繰り出して聞かれるのかよくわからず、コースの総量もわからない中でお断りしたのだが、この店のいわゆるシグネチャーなんだな。普通のさつまいも天とは待ったく違う、分厚く、大きくカットして丸のまま時間をかけて揚げる品。その他、蛤やら牡蠣やら、お決まりの中には入って来ないものでも美味しそうなものがちょこちょこある。本当は、ああいうのを拾い上げるべきお店なんだろうな…。
なお、びっくりしたのは油紙。少しでも油の滲みがついたらどんどん替える。ほぼ1ネタに1枚くらい。これは見栄というか、心意気というか。上手く説明できないけど、江戸前の粋みたいな印象を受けた。
客筋も落ち着いている。〈てんぷら近藤〉の数十年来のお客様といった感じの人も居れば、私のような一見も居るけれど、銀座という土地ならではというか、落ち着いた年齢層高めの紳士淑女が多い印象。奥に個室もある。
日本酒を徳利2本頂いて、23,100円税込。あれ、ここ、銀座だよね、と頬をつねりたくなる。
この道数十年の名人。一度行って、全貌を知れようはずもなく。また訪れて、その業の懐深くに飛び込んでみたい。そんなお店でありました。
なお。
3年前に私が訪れた〈みかわ是山居〉と比較して、「そんなに差があるの?」と言われる方があるかもしれないので一応弁明。どちらかと言えば、今回、〈てんぷら近藤〉で、お店の深淵に入り切れなかったことが点数の差の要因。これは調べの甘い私の問題でもあるが、このお店の懐が深く、一度で全貌を知れないし、また、一度に全貌を見せようともしていないところによると思う。裏を返せば絶対的な立ち位置を確立したお店ならではの余裕でもあると感じる。