palogさんが投稿したオマージュ(東京/浅草)の口コミ詳細

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オマージュ浅草(つくばEXP)、浅草(東武・都営・メトロ)/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥30,000~¥39,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2021/08 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

浅草、オマージュ

浅草でフレンチと言えばオマージュは外せない。とはいえ、なかなか訪れる機会がなく、この日は恐れ多くも前日に予約を入れて訪問。浅草寺の裏辺りの住宅街の中に現れる打ちっぱなしビルの1階(入口)がオマージュ。予約時間に訪れると、入り口でカバがお出迎え。名前を伝えて2階に通される。実はこのカバ、聞いてみたら椅子だそうで、帰りに座らせてもらいました 笑

席に座ると、これまたカバがマスクをしたイラスト入りの小さな封筒。マスク入れにお使いください、とのこと。ほっこりしたデザインで緊張をほぐしてくれるのが良い。店内は落ち着いた雰囲気で、席数もそれほど多いわけではない。20席弱ぐらい。アットホームな空間だ。

早速アミューズ・ブーシュから料理が始まる。お店にとって最初の印象を与えるアミューズ。結論から言うと、このインパクトが大きかった。一つ一つはブーシュというだけあって一口サイズだが、クオリティが高い。4種類は大皿の周りに配置される。きゅうりのタルト、真鯵、うずらの卵、玉蜀黍のフリット。そして別皿で提供されるのが「鴨フォアグラ」。このフォアグラはめちゃくちゃ美味しかった。いぶりがっこの燻製香といちじくの酸味、そして焼き茄子の旨味がフォアグラにベストマッチ。持ち帰れるならもう一皿ほしい。もう一つ別皿で出てくるのが、モッツァレラチーズ。パッと見たら黄色く見えるが、それは宮崎マンゴーのソースに包まれているから。カリカリに焼かれたパン・ド・カンパーニュを割り入れて食べると、サクサクとした食感も一緒に楽しめるという一品。

続いても前菜。「馬肉」と書かれていたが、でてきたお皿は牡蠣の形。そう、馬肉と牡蠣のマリアージュ。ちょっと見えづらいがウニも潜んでいて、馬肉と海の幸がこんなに合うのかとびっくりしてしまう。

ヴィシソワーズはポロネギにチョウザメ、燻製にしたビーツ。上に乗るのはベルギー産のキャビア。ビーツの燻製香がいいアクセント。お口直しには少しインパクトがあるけど、コースとしての構成を崩す感じではなかった。

魚料理は真名鰹。しっとりとしながらフワッフワに仕上がっている。横に添えられているのは山形名物「だし」。ソースはコラトゥーラという魚醤とルバーブを使っており、複雑な味わい。ホッとする味わいだけど、きっちり爪痕を残すというか、コースのアクセントになっている。

次の料理は「村越シャモロック」と書かれているだけ。でてきたのはスープ皿で中にはトリュフ。あとからスープが注がれて、完成される仕組み。青森のシャモロックから取ったスープ、具材はシャモロックを使ったラビオリに、アワビ、そしてトリュフ。癖がなく飲みやすいスープだ。

サラダが出てくる前にテーブルに置かれた台紙。書かれているのは豊富な野菜類。20〜30種類の野菜がたっぷりはいったボウルがやってくるのだ。この料理が変わっているのは温かいというところ。沢山の野菜に加えて、豆鼓醤やカシューナッツ、野菜のピューレなどがアクセントに。普通のサラダとは違って、存在感が強い。

そしてメインである。この日は仔羊。最近、なんとなく最近仔羊が多い気がする。そしてナイフは9.47。なんとなく最近9.47が多い気がする。そんな事情はさておき、、火入れ、ソースとのバランス含めて完璧。感動的なメインだ。このメインを演出しているのが、その前のスープと野菜。この構成が舌を整えてくれていたのだと思う。

最後のデセール。最初は雷おこし風味のブランマンジェ。そしてお口直し代わりのひとしなは桃の上にミョウガのグラニテをかけた一品。ここに続くフィナーレがサントノーレだ。シュー生地にはプラリネ。ソースには姫レモン。甘いだけじゃない、酸味をうまく使ったバランスが一級品。最後まですごいわ。

お茶菓子は、マドレーヌにかりんとう、カヌレ。かりんとうは3種類とも味が違ったが、何味だったかを失念!あっという間に食べてしまったというのもある。しかしカヌレは美味かったなぁ。お皿にはこれまたカバのイラストがあって、最後までほんわかさせてくれる。

いつか来たいと思っていたお店だったけど、期待を全く裏切らない高いクオリティだった。一つ一つの料理だけじゃなく、流れの作り方、接客のスタイル、細かい気遣い。心地よく食事をするということも、フレンチにとっては大事な要素の一つだ。良いお店だった。

2022/04/23 更新

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