3回
2023/03 訪問
このお店より総合的コスパが高いお店なんて存在するのかな?品数・クオリティー・状況が¥2,500の内容では絶対にない!!
2023/3月中旬最後 連休の中日
訪れたのはここ 幸庵さん です。
ここは自分の好みのあまり有名ではない隠れ家的なお店。
去年の6月に訪れていて、非常に良かったので再訪をうかがっていたお店です。
ですが、何度か予約が取れず(やはり知る人は知る人気店です)
なんだかんだで、そこそこの月日が流れてしまいました。(後、若干、妻が私ほどハマってない・笑)
コスパが本当に凄いです。エグいレベル。
かなり限定の客入れでランチは日1組or2組程度限定という特別感(貸切の可能性も高い)
それでいて
現在の最安(というか標準コース)は¥2,500/人(税込)(去年は¥2,200だったから更に凄かった)
まぁ、ただこれだけなら(それでも格安だけど)
例えば
・サラダ
・スープ
・パスタ
・デザート
・ドリンク
とかぐらいであり得そうな気もします。
ですが、ここ幸庵さんは、この¥2,500で
・前菜
・スープ
・魚料理
・肉料理
・パスタ
・デザート
・コーヒー(又は紅茶)
なんです。
一皿一皿の量は抑えめではあります。
でも、驚異的です。もう、採算度外視としか思えないですね。
そもそも、イタリアンでコースならパスタメインで魚か肉は追加料金でついてくるのが標準
それが込み込みで、それも、魚も肉も含まれるとか。。。。
それでいて、料理のクオリティーは確かなものですからねぇ
本当に凄いです。
幸庵さんは2~3日前までの予約が必要です
ところが、流石に知る人は知っている人気店のようです。
土日のランチは数週間前または1ヶ月位前に予約しないと厳しい感じです。
私は初訪以来、2回程、再訪を狙い、数週間前に土日の予約を試みましたが、こく如く破れました。限定的な客入れなこともあり、やはりなかなか厳しいです。
で、今回は1ヶ月程度前の予約で枠を取ることが出来ました。
スタート時間は12時スタート限定との案内でした。これは多分シェフの都合かなと思います。
それと特に案内なくお任せコース指定でした。
まぁ、お任せコースが希望だったので良かったです^^
ということで、一苦労の予約を得て
ワクワクしながら再訪を待ちました
そして、当日
余裕をみて、幸庵さんに向かいます。
本当に普通にはたどり着けないような場所って感じです。
ここにお店があるなんて中々思えないような場所
マンションの1階の1角が店舗になっています。
ちなみに、駐車スペースは3台程店前にあります。
予定の10分前程に到着。
今日のお客さんは私たちだけでした。
2回連続貸切です(^^)
5分程前に入店です。
店内は本当にシンプル。
ちょっと悪くいうとコンクリートなどが剥き出しな感じもあり殺風景にも思いますが
それが逆に堅苦しさがないです
オペレーションはマスター兼シェフのワンオペです。
テーブル席はありますが、カウンターの6席しかお客さんをとっていないでしょうね。
カウンターに着席します。
着席すると、早速シェフから色々なお話が(笑)
さすが
話好きのシェフです(笑)
その後も本当に料理の豆知識を沢山お話いただきました(^^)
さて、そんなこんなで
私たちだけの贅沢な貸切食事の始まりです(^^)
メニューは以下の通りでした。
●前菜1
自分で作るポテトサラダ(インサラータ・ルッサ)
サーモン・人参・ブロッコリー・ヨーグルトソース
●前菜2
菜の花のソテー
自家製マヨネーズ タラゴン入
●スープ
春人参のポタージュ(隠し味 味噌)
胡桃 ディル
●パン
つぶ塩とローズマリーのパン
●魚料理
真鯛のアクアパッツァ
●肉料理
豚フィレ肉 サルティンボッカ
セイジに生ハム
●パスタ
アクアパッツァソース 生パスタ
朝つきをちらして
●ドルチェ
どら焼き生地とクリームチーズ餡のパンケーキ
キュウイのコンフィチュール・金柑のコンポート
●ドリンク
紅茶
以下が、感想やマスターから講義いただいた内容などです。
●前菜1
自分で作るポテトサラダ(インサラータ・ルッサ)
真ん中にマッシュポテトを添えて周りに具材を配置。自分好みに混ぜてポテトサラダを作る仕組みです。工夫が凄い!!面白い。
ポテトサラダはイタリア語でインサラータ・ルッサといい、インサラータはサラダ、ルッサはロシアという意味で、ロシアのサラダという意味らしい。何故かイタリアではロシア人がよくポテトサラダを食べてる認識とのこと
こういう面白い話があります。
人参は軽く茹でた後、20分丁寧にソテーしてあるとのことで確かに美味しかった。
サラダは私はまず具材を少しずつ個別食べ、その後は混ぜました。
ヨーグルトソースが割と良い仕事をしてて、中々面白いポテトサラダでした。
●前菜2
菜の花のソテー
自家製マヨネーズ タラゴン入
なんか前菜の後はスープのはずなのに何故か何かをソテーしている。
???でしたが、その後も明らかにスープじゃないものを用意
あれ??と思っていたら、まさかの前菜もう一品!!(これ、¥2,500のコースだよ?)
どうも前菜1のポテトサラダじゃ寂しいのと、自分でポテトサラダを作ってもらうのにお皿を分けたことでもう一品になったらしい。
菜の花はイタリアでこの時期だともっと苦いものを食べるけど、苦味は控えめのものを使用とのこと
確かに苦味控えめで、噛むと甘味が出でくるものでした。
というか、この菜の花ソテーは本日のベストレベルに美味しかった。
適度な塩味でソテーされた菜の花が酸味控えめの自家製マヨネーズと良く合いました。
美味しかった。
●スープ&パン
春人参のポタージュ(隠し味 味噌)
つぶ塩とローズマリーのパン
これまたビックリで小さいながらパンまでついてきました。(これ¥2,500のコースですよね??)
春人参のポタージュは春人参自体に深みがないので隠し味に味噌を加えたとのこと
前に人参入りの味噌汁が出て美味しかったので着想したとのこと
パンは割と塩辛いイタリアンらしいパンとの説明。スープが甘いので合ってくるでしょうとの話
実際にスープは確かに甘いです。スープは野菜のペーストに近いレベルの粘度です。
美味しい。
更に確かに隠し味の味噌がコクを与えてます。
言われなければ分かりませんが、伝えてもらうことでその深みを楽しめました。
スープの胡桃が良いアクセントでした(^^)
●魚料理
真鯛のアクアパッツァ
アクアパッツァとはアクア=水、パッツァ=怒り沸き立つとのことで怒った水とのこと。イタリアの漁師町の料理で単純には魚介を塩水で茹でたもの、イタリアでは海水を使ったりするようです。(前にも説明受けた・笑)
シンプルな味で煮込んだだけだけど、良い旨みになるのをお楽しみくださいとのこと
実際にめちゃくちゃ旨味の強いスープでした。
真鯛もしっかり大きく、これがこのコース内での量とはビックリです。
●肉料理
豚フィレ肉 サルティンボッカ
セージに生ハム
サルティンボッカとは口に飛び込むとの意味があるとのこと
肉を薄く叩いて焼くので火が通りやすく、すぐできるので、すぐ口に入ることが由来
後は、美味し過ぎて口に飛び込んで来るとの意味もあるとか
本来は仔牛でやるけど、豚フィレ肉で
セージが必須で生ハム等と焼く料理とのこと
白ワインとバターのソースがかかっています
シンプルだけど美味しい!!
セージがハーブの香りをしっかり立たせ、生ハムが良い円味をプラスします。
凄く美味しいハーブ入りのソーセージを食べてる感はありました。
食べ応えも適度にあり、非常に満足度の高い肉料理でした。
●パスタ
アクアパッツァソース 生パスタ
シンプルに先程出したアクアパッツァソースをパスタに絡めたとのこと
色々食べてきたので、シンプルなパスタが良いだろうとの意図があるようです。
生パスタなのでソースをしっかり吸う
だから、アクアパッツァの旨味をしっかり纏ったパスタになるでしょうとのこと
その通りに、アクアパッツァの旨味、シンプルながら深い塩味が感じられ美味しい
そして、パスタはモチモチで小麦の仄かな甘味もあり美味しい
この時点で、本当に¥2,500のコースかよ⁈って感じです。
凄いなぁとしか思えなかったです
●ドルチェ
どら焼き生地とクリームチーズ餡のパンケーキ
で
最終のドルチェでこれだけ手の込んだ感じなのはビックリでした。
見た目パンケーキですが、生地はまんじゅうのような感じ。まぁ、どら焼き生地
それにクリームチーズには白餡を混ぜて
見た目は洋のパンケーキだけど、本質は和の饅頭にしたとの話でした。
この前も感じましたが、幸庵さんはクリームチーズがかなり旨い!!
今日も美味しっ!!!って感じでした。
とこんな感じです。
ドリンクはコーヒーがこだわっているみたいですが
現在、我が家はコーヒー飲まない一家なので
全員紅茶でした。
娘に砂糖を出す時に
エリザベス女王はしっかり砂糖を入れてた
とか
そもそも欧米人は紅茶にしっかり砂糖を入れる
日本人程、甘いことに引け目をもたないと教えてもらいました(笑)
まぁ、こんな感じです。
再訪でしたが
本当にマスターの料理の博識からくる
トークの数々は本当に知的好奇心を満たしてもくれます。
好きな人は好きかもしれません
私はやはり好きです(妻は。。。)
この話も価値があるものだよなーと感じます、
そんな中で
これだけの品数
それも一品一品も思い他、十分な量
貸切の可能性も高い(今日も貸切)
そして、博識のマスターが織りなす、こだわりとクオリティーの高い料理の数々
これで
何度も言いますが
¥2,500
です。
ディナーでも、一組貸切確約で
¥4,600〜
再訪でしたが、やっぱり凄いお店です。
品数と値段のコスパがえげつないのはもちろんなんだけど
料理のクオリティーが高いんですよね。
また、食べログの口コミの少なさから分かるように
案外知られていないお店というのも何かいいですよね。
個人的にはやっぱりまた来たいなぁと思えるお店です。
本当に見つけれたことが嬉しくなっちゃうようなお店
また絶対に来たいと思います♪♪
2023/03/19 更新
2022/06 訪問
想像の上をいく素晴らしさ。このお店を見つけれて幸せを感じます。
江南市にてちょっと行ってみたい場所があり、ただ、一日遊ぶような場所でもなくメインスポットにはなりえない
だったら、ランチで江南市へはなかなか行かないとは思うので、その辺りでどこかよそそうなお店ないかな~とネットで調べていたら、ふっと目に入り見つけました。
自分の好みはあまり有名ではない隠れ家的なお店。
最近、この探し方すると割と見つかるなーというのはあって、それで見事に条件に当てはまり
詳細をチェック
ちょっと、身震いをしましたね。
まさに隠れ家です。
とにかく情報から凄さが分かります。
ランチはちょっと詳しいシステムまでは分からないけど、1日1組or2組程度限定という特別感
(一応11:30~又は13:00~みたいになっているけど、2部制なのか、1部でどちらかの選択なのかは不明)
(ディナーは一組限定みたい)
そして、コスパが本当に凄いです
かなり限定の客入れに関わらず(貸切の可能性も高い)
現在の最安は¥2,200/人(税込)
まぁ、ただこれだけなら(それでも格安だけど)
例えば
・サラダ
・スープ
・パスタ又はメイン
・デザート
・ドリンク
とかぐらいであり得そうな気もします。
ですが、ここ幸庵さんは、この¥2,200で
・前菜
・スープ
・魚料理
・肉料理
・パスタ
・デザート
・コーヒー(又は紅茶)
なんです。確かにどうも一皿一皿の量は抑えめではあるみたいです。
でも、驚異的です。もう、採算度外視としか思えないですね。
そもそも、イタリアンでコースならパスタメインで魚か肉は追加料金でついてくるのが標準
それが込み込みで、それも、魚も肉も含まれるとか。。。。
本当に凄いです
そんな感じで、すげぇと感心して、これは是非とも訪問したいと
確か5月の下旬に早速予約の電話をしました。【2~3日前までの予約が必要です】
ところが、流石に知る人は知っている人気店のようです。
6月の土日のランチはほとんど埋まっているとのことで
なんとか、入れたのがこの6/19(日)でした。
それも、これは先約がいるからか12時スタート限定で、おまかせコースのみになりますとの案内。
まぁ、お任せコースが希望だったので良かったです^^
ということで、一苦労の予約を得て
ワクワクしながら当日を待ちました
そして、当日
予定通りに、当初の目的地を訪問し、その後、幸庵さんに向かいます。
本当にこれは普通にはたどり着けないような場所にありました。
ここにお店があるなんて中々思えないような場所
マンションの1階の1角が店舗になっています。
ちなみに、駐車スペースは3台程店前にあります。
グーグルマップのストリートビューだと工事中の外観しか分からなくて、店すら分からない状態になってます(笑)
予定の10分前程に到着。
どうやら今日のお客さんは私たちだけのようでした。
私たちが到着したら店を開けてくれたので入店です。
店内は本当にシンプル。
ちょっと悪くいうとコンクリートなどが剥き出しな感じもあり殺風景にも思いますが
それが逆に堅苦しさがない感じにも思えました。
オペレーションはマスター&シェフのワンオペです。
テーブル席はありますが、カウンターの6席しかお客さんをとっていないようで、カウンターに着席します。
写真撮影の許可を聞いたら
「全然大丈夫です。何ならマスクもとっていただいて大丈夫です。オゾン発生器がうんたら〜」と説明いただき
その後も、色々なお話をされます。
なる程、口コミの通り話好きのシェフなようです。
その後も本当に料理の豆知識を沢山お話いただきました(^^)
さて、そんなこんなで
私たちだけの贅沢な貸切食事の始まりです(^^)
メニューは以下の通りでした。
●前菜盛り合わせ
海老のカルピオーネ(南蛮漬け)
Insalata calda di patate ai prezzemoli(じゃがいもとパセリのサラダ)
キャロットラぺ 紫蘇風味
グリーンサラダ特製ドレッシング(スパイスオイルに塩麹)
●スープ
ミネストラ(ミネストローネ)
●魚料理
青アジのアクアパッツァ
●肉料理
イタリア式鳥のソテー
グリーンカレー(風味)のソース
●パスタ
ストランコッチ(小麦粉で作る中太パスタ) トマトソース
●ドルチェ
ライムの水羊羹
クリームチーズとサブレ 果物添えて
以下が、感想やマスターから講義いただいた内容などです。
●前菜盛り合わせ
海老のカルピオーネ(南蛮漬け)
Insalata calda di patate ai prezzemoli(じゃがいもとパセリのサラダ)
キャロットラぺ 紫蘇風味
グリーンサラダ特製ドレッシング(スパイスオイルに塩麹)
海老のカルピオーネです。フランス語でいうとエスカベッシュです。日本語で南蛮漬けです。と早速博識を披露していただけました(笑)
海老は嫌味のない酸味で美味しく、付け合わせの玉ねぎのマリネが絶品でした。
つぎに「Insalata calda di patate ai prezzemoliです。日本語でいうとじゃがいもとパセリになります」との説明。このサラダもじゃがいもにほんのり酸味のアクセントが美味しいです。
キャロットラペはほんのり紫蘇が香りしっかり食感がありつつ人参の嫌味はないもの
最後に特筆だったのはグリーンサラダのドレッシング。
マスターから色々説明いただいたドレッシングですだもう筆舌に尽くしがたい美味しさでした。
この時点で
あーこのお店、味も凄いわと感服
それと自分はイタリアンの味付けは好みなんだと悟りました。
●スープ
ミネストラ(ミネストローネ)
野菜たっぷりのトマトベースのスープです。
何も言われないとミネストローネと思いますが、ミネストローネは本来もう少し野菜を荒くカットしてゴロゴロした野菜を楽しむもので
これだけ細かいてミネストラになるとのこと
出汁はとっておらず、シンプルに野菜から出る旨味のみの味付けらしく、それだけでこれだけの旨味にになるのを楽しんでください
と
実際に本当に野菜の優しい甘さが旨味が出ていて、満足度高いスープでした。
てか、ミネストローネって美味しい(^^)好き(笑)
●魚料理
青アジのアクアパッツァ
アクアパッツァとはアクア=水、パッツァ=怒り沸き立つとのことで怒った水とのこと。イタリアの漁師町の料理で単純には魚介を塩水で茹でたもの、イタリアでは海水を使ったりするようです。
今回らアジを軽く焼き、少し白ワインで味を整えただけのシンプルな塩水で煮たとのことでそれがこんな旨味にたるのを楽しみくださいと
実際にめちゃくちゃ旨味の強いスープ。あれがシンプルとは信じられない感じでした。
アジはしっとりしていて臭みは一切なくこれまた本当に食欲をそそる味でした。
●肉料理
イタリア式鳥のソテー
グリーンカレー(風味)のソース
イタリア人やフランス人は辛いのは嫌いだが、カレー味は好きとのこと
それを意識とグリーンカレーはやはり強いのでグリーンカレーの強い部分は抑えめにした、風味ソースとの説明
椎茸は原木椎茸。
鳥のソテー具合が素晴らしく、ジューシーかつ旨味溢れ、さらに香ばしく本当に美味しい
グリーンカレーソースは確かにグリーンカレーの嫌な感じは一切なく美味しかった
●パスタ
ストランコッチ(小麦粉で作る中太パスタ) トマトソース
ストランコッチとはシンプルに小麦粉・水・塩で作る中太のパスタでイタリア中部のパスタとのこと
一本一本伸ばすらしく、割と手間がかかるらしい
小麦粉は岐阜県産のものを使用したと
ちなみに、イタリアのもう少し北部、トスカーナ地方にいくと小麦粉で水を使わず、代わりに卵を使った黄色の強いパスタになるそうで、きしめんのようなトスカーナの代表的なタリアテッレはまさにそのように作られる。
また、南部にいくと小麦粉を使わずに、セモリナ粉を使うようで、セモリナ粉も黄色なのでこれまた黄色のパスタになるそうです。
セモリナ粉で作るパスタは硬いのでショートパスタが主流とのこと、最近よく聞くフィットチーネなんかはこの部類
と
まぁとにかく沢山の説明を受けながらのパスタ食でした(笑)
本当にもちもちの中太パスタにトマトソースが良く絡んで美味しかった。また、トマトソースもニンニクが良く香り、イタリアン大好き!ってなる味でした。
●ドルチェ
ライムの水羊羹
クリームチーズとサブレ 果物添えて
最近、若い和菓子職人の間で和菓子も新しい方向性が出てきてるらしくそれに刺激を受けて和の水羊羹を合わせてみたとのこと
また、イタリアでもわらび餅のようなデザートを食べたりするらしく、だから良いかなという割とチャレンジしたデザートらしい
とにかく、水羊羹も合っていて美味しかったけど
クリームチーズがヤバ過ぎた
こんな旨いクリームチーズがこの世にあんの?って思いました。これがまた旨いサブレと合わさったらまぁやばかったです
とこんな感じです。
ドリンクはコーヒーがこだわっているみたいですが
現在、我が家はコーヒー飲まない一家なので
全員紅茶でした。
それはちょっと残念そうでした。
まぁ、こんな感じです。
ここまで真面目に読んでくれた方なら分かるように
本当にマスターの料理の博識からくる
トークの数々は本当に知的好奇心を満たしてもくれます。
この他にもマナー的な話やイタリア文化など
本当に色々なお話を聞かせていただきました。
下手すれば、あの講演だけで¥2,200の価値があるかも
そんな中で
これだけの品数
それも一品一品も思い他、十分な量
貸切の可能性も高い
そして、博識のマスターが織りなす、こだわりのとてつもないクオリティーの料理の数々
これで
何度も言いますが
¥2,200
です。
ディナーでも、一組貸切確約で
¥4,400〜
ここは凄いお店です。
確かに期待もしてましたし
凄いと思ってはいました
ただ、クオリティーが想像以上でした。
一回行って満足かなぁーと思ってましたが
とんでもなかったです。
素晴らしいお店でした。
また、是非行きたいです。
2022/06/20 更新
2023/11月初旬 世間一般的に3連休の中日
訪れたのはここ 幸庵さん です。
ここは自分の好みのあまり有名ではない隠れ家的なお店。
過去2回程に訪れていて、非常に良いので適度にうかがいたいお店です。
本当ならもう少し頻繁に訪問したいレベルですが
なんだかんだで、前回利用から半年程の月日が流れてしまいました。(後、若干、妻が私ほどハマってない・笑)
コスパが本当に凄いです。エグいレベル。
かなり限定の客入れでランチは日1組or2組程度限定という特別感(貸切の可能性も高い)
それでいて
現在の最安(というか標準コース)は¥2,500/人(税込)(去年は¥2,200だったから更に凄かった)
まぁ、ただこれだけなら(それでも格安だけど)
例えば
・サラダ
・スープ
・パスタ
・デザート
・ドリンク
とかぐらいであり得そうな気もします。
ですが、ここ幸庵さんは、この¥2,500で
・前菜(前回は何と2皿・他の方の投稿をみると最近はどうも2皿)
・スープ(前回はパンもついた・他の方の投稿を見ると最近はどうもつくようだ)
・魚料理
・肉料理
・パスタ
・デザート
・コーヒー(又は紅茶)
なんです。
一皿一皿の量は抑えめではあります。
でも、驚異的です。もう、採算度外視としか思えないですね。
そもそも、イタリアンでコースならパスタメインで魚か肉は追加料金でついてくるのが標準
それが込み込みで、それも、魚も肉も含まれるとか。。。。
それでいて、料理のクオリティーは確かなものですからねぇ
本当に凄いです。
幸庵さんは2~3日前までの予約が必要です
ところが、流石に知る人は知っている人気店です。というかこれだけの採算度外視レベルなら人気じゃない訳がない。
土日のランチは数週間前または1ヶ月位前に予約しないと厳しい感じです。
前回の予約の時は2回程、再訪を狙い、数週間前に土日の予約を試みましたが、こく如く破れました。限定的な客入れなこともあり、やはりなかなか厳しいです。
今回は1ヶ月程度前の予約で枠を取ることが出来ました。それでも前日の夜に予約が入っているとのことで、時間を少し遅めに設定して欲しいとのお願いをされたほどなので、タイミングにもよりますがやはりすごいです
そんなこんなで
スタート時間は12時スタート限定との案内でした。
それと特に案内なくお任せコース指定でした。
まぁ、お任せコースが希望だったので良かったです^^
ということで、一苦労の予約を得て
ワクワクしながら約半年ぶりの訪問を待ちました
そして、当日
余裕をみて、幸庵さんに向かいます。
本当に普通にはたどり着けないような場所って感じです。
ここにお店があるなんて中々思えないような場所
マンションの1階の1角が店舗になっています。
ちなみに、駐車スペースは3台程店前にあります。
予定の10分前程に到着。
今日もお客さんは私たちだけでした。
3回連続貸切です(^^)
5分程前に入店です。
店内は本当にシンプル。
ちょっと悪くいうとコンクリートなどが剥き出しな感じもあり殺風景にも思いますが
それが逆に堅苦しさがないです
オペレーションはマスター兼シェフのワンオペです。
テーブル席はありますが、カウンターの6席しかお客さんをとっていないでしょうね。
カウンターに着席します。
これは途中で話が出たのですが、今日からちょうどコース内容の変わり目だったみたいです。ちょっとその影響でバタバタしてるとか(笑)
相変わらず話好きのシェフです(笑)
さて、そんなこんなで
私たちだけの贅沢な貸切食事の始まりです(^^)
メニューは以下の通りでした。
●前菜1
ロースハム風 インボルティーニ
モンテ風ピクルス
舞茸素揚げのオリーブソースマリネ
●前菜2
キャロットラペ フレンチ風ドレッシング
●スープ
蕪のスープ
●パン
全粒粉のパン(ローズマリーとオリーブオイル)
チャバタ(イタリアのパン)
●魚料理
ブリのブッラータ
●肉料理
鹿肉のポルペッティ(ミートボール)
●パスタ
キノコのトマトソースパスタ
ストランゴッチ
●ドルチェ
柿の白ワインゼリー クリームチーズ
りんごのコンポートのピュレ
●ドリンク
紅茶
以下が、感想やマスターから講義いただいた内容などです。
●前菜1
ロースハム風 インボルティーニ
モンテ風ピクルス
舞茸素揚げのオリーブソースマリネ
今回は前菜の盛り合わせのような一品。
インボルティーニは巻き込むという意味のあるイタリアの料理ですが、ロース肉で生ハムなどを巻きこんでボイルした料理とのこと、普通に美味しいハムでした。
ピクルスはしっかり味が染みていて酸味がしっかりで美味しい、パプリカなんかはその風味と合わさって美味しかったです。
舞茸の素揚げは水分を飛ばしてからオリーブやらを刻んだソースでマリネしたとのこと、舞茸の香りがしっかり香り美味しかったです。
●前菜2
キャロットラペ フレンチ風ドレッシング
本当に前回からですが、これで¥2,500なのだから恐れ入ります。前菜2皿とか凄すぎますよね。
キャロットラペは人参のサラダ。大概は細切り人参になりますね。
人参は塩と少しの砂糖でよく揉み込んで水分を出させた後に、フレンチドレッシング的なオイルと酢からなるドレッシングに漬け込んだもの。
これは非常に美味しい。軽くくる砂糖の甘さが良いアクセントになってます。
キャロットラペには胡桃が散らされていて、また、それも良いアクセントです。
それにしても、やはり一品一品手が込んでます。これで、この品数で¥2,500とか本当に凄い。
●スープ&パン
蕪のスープ
ローズマリーの全粒粉のパン
チャバタ(イタリアのパン)
小さいながらパンまでついてきます。これ¥2,500のコースなのだからヤバい
しかも、今日はテストも兼ねてもう一種類パンをサービス。チャバタというイタリアのパンで水分が多く、表面はフランスパンのように硬くなるが、中はモチモチのパンとのこと。これからパンを替えることを検討中らしく試食を兼ねている感じ
蕪はまだ少し時期が早いかな?と思ったそうですが、出回ってきたので
スープは旨味はあえて足さずに、蕪をクリームで伸ばしただけのもの、甘いやら苦いやらの複雑な味をお楽しみくださいとのことでした。確かにその通りにかなり繊細な味でした。
パンは両方かなりローズマリーが効いてる塩っぱめなパンで、繊細なスープには合います。
チャバタは先述したように中がかなりもったりした食べ応えのあるパンでした。
ここでイタリアがよく食べるものは、実はパスタでなくパン
パスタは食べる人で週2日程度、ピザはそれこそ外食で食べるものという話がありました。というのもイタリアは電気・ガス代が高いので家であまりピザなど焼いていられないなどの話がありました。
とにかく、色々なお話があります。
●魚料理
ブリのブッラータ
ブッラータとはサルディニア島の名物料理
白身魚のトマト煮とのこと
トマトに酢を加えたスープで煮込みことによって、魚の味が締まらずにふわっと煮えるとのこと
その通りに身はフワッとしています。ただブリなので割と身はねっとり
それが酸味が効いてトマトが引き立ったソースで非常に美味しい
トマトソースには玉ねぎが入ってますが、それがまた水々しくて美味しいです
この時だかに、イタリア人は職場は家に近い場所を選ぶ、それは昼食も家に帰って食べるからだという話がありました。
●肉料理
鹿肉のポルペッティ(ミートボール)
白ワインと玉ねぎのソース(隠しトマト)で少し煮込み、ミートボールに煮含ませたもの
ソースには刻んだベーコンも入りそこからのやや燻製の旨味も出ているでしょうとのこと
ミートボールはチーズとパン粉。チーズがふんだんに使われたているので、ミートボール自体にもしっかり味がついているかとの話
いや、しかし
この値段のコース&品数の肉料理に鶏肉でなく鹿肉とかたまらないですね。
鹿肉は言われなければ絶対に変わらない感じでした。チーズからくるクリーミー感が淡白な鹿肉に程よい脂感を与えてました。
ソースは非常に美味しい。確かにベーコンからの旨味が良い仕事してました。
イタリアやフランスでは粉チーズは調味料として使うとの話。日本のトッピング感覚とは違うようです。
●パスタ
キノコのトマトソースパスタ
ストランゴッチ
ストランゴッチとはシンプルに小麦粉・水・塩で作る中太のパスタでイタリア中部のパスタのこと。一本一本伸ばすらしく、割と手間がかかるらしい(これは前々回の説明より)
ピチと言われる場合もあるのかな?
前々回もトマトソースでしたが、今回はキノコがたっぷり入ったソースでした
説明にあまりトマト・トマトしてないてありましたが、確かにトマトの酸味が控えめなソースでした。美味しいです。
いやいや、しかし、¥2,500でこれだけ食べてきてこうやって〆にパスタも出るとかやはり凄すぎますね(^^)
●ドルチェ
柿の白ワインゼリー クリームチーズ
りんごのコンポートのピュレ
白ワインゼリーが非常に大人な風味でとても美味しかったです。
そして、毎回感じますが、幸庵さんはクリームチーズがかなり旨い!!
今日も美味しっ!!!って感じでした
ドルチェはいつも中々悩むというか、どうしようかと試行錯誤して、力を入れているらしいです(笑)
この辺りで
イギリスとフランスは仲が悪いとか、イギリスがフランスに嫉妬するのは自国でワインが取れないこととか、イタリアの歴史などの簡単な話がありました。
とこんな感じです。
ドリンクはコーヒーがこだわっているみたいですが
私は現在、ほとんどコーヒー飲まないので、紅茶でした。
妻はコーヒーにしてました。
まぁ、こんな感じです。
3度目の訪問でしたが
本当にマスターの料理の博識からくる
トークの数々は本当に知的好奇心を満たしてもくれます。
好きな人は好きかもしれません
私はやはり好きです。
この話も価値があるものだよなーと感じます、
そんな中で
これだけの品数
それも一品一品も思い他、十分な量
しかも、しっかり手が込んでいる料理
貸切の可能性も高い(今日も貸切)
そして、博識のマスターが織りなす、こだわりとクオリティーの高い料理の数々
これで
何度も言いますが
¥2,500
です。
ディナーでも、一組貸切確約で
¥4,600〜
3度目ですが、やっぱり凄いお店です。
品数と値段のコスパがえげつないのはもちろんなんだけど
料理のクオリティーが高いんですよね。
また、食べログの口コミの少なさから分かるように
案外知られていないお店というのも何かいいですよね。
個人的にはやっぱりまた来たいなぁと思えるお店です。
本当に見つけれたことが嬉しくなっちゃうようなお店
また絶対に来たいと思います♪♪