オイロパさんが投稿したシカゴ(愛知/運動公園前)の口コミ詳細

オイロパの食べログ日記

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シカゴ運動公園前、赤岩口、井原/ステーキ

3

  • 夜の点数:5.0

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.3
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク -
3回目

2023/09 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

美味しく高級なものをお腹一杯食べるというこの上ない贅沢!!!

【下ごしらえにじっくり時間をかけると
料理はいちだん美味しくなります
お食事のひとときをゆっくり楽しんでいただくために
なるべく電話でご予約をお願いいたします】

この文章はシカゴさんのメニュー表の予約の部分にずっと昔から記載されている文言ですが
私はこの文章が非常に好感が持てるんですよね。
実際に予約してコース料理をいただくと、この言葉通りの丁寧で、非常に美味しい料理を提供してくれます。

ということで、これまでは何らかの節目に利用することの多かったシカゴさん(というか高級すぎてそういう時でないと利用できない)
ただ、2021年の年末に思い立って利用して以来、やはり素晴らしいので何だかんだと3年連続利用です。
シカゴさんはハッキリいって超高級の部類に入るお店です。そして、ちょっと割高感がなきしもあらずなお店でもあります。
ですが、このお店は個人的にはコスパが正義ではないと思えるお店です。
やはり昔から大切な日には利用してきたお店で、本当に高級というのはこうまで凄いのかというのを教えてくれたのがこのお店でもあるのでそういう側面もあります。

ステーキ店ではありますが、シカゴさんの本質はコース料理にあると個人的には感じています。
鉄板焼きのお店で本当に長くやっている老舗ならではの非常に素晴らしい火入れが堪能できます。
今は基本的には2代目の息子さんがメインで腕を振るってますが(このシェフはかなり若く大阪の高級鉄板焼き店で料理長を務めてたりした方)、先代のアメリカ仕込みの基本的な味付けが本当に良いです。
凄く豪華に華美にという訳ではないのですが、基本に忠実というか割とクラシカルな一皿一皿が凄く満足させてくれます。
そして、コース調理ですが本当に一皿一皿が主役級です。
アメリカ仕込みのどこか豪快な一皿一皿が確かな満足感を与えてくれます。(よく魚のメインでオマール海老とかが出たりしますが、よくあるちょっとした量でなく大きいのが丸々1匹で出てきます)
そして、感動を覚えさせてくれます
高級ですが、間違いなくそれ以上の価値があると思います。


毎回、一番高級なアミューズメントコースを注文します。
7〜8品のコースです。
予約すれば無理のない範囲で要望も聞いて貰えるので予約が絶対にオススメです。(今は必須かもしれません)
今回も割と前回利用から日付が近かった(約1年)ので色々と要望を出されてもらいました。かなり、柔軟に対応していただけたと思います。こういうのは本当に良いですね。
シカゴさんはとにかく帆立がやばい位に美味しいです。なので前回同様これはお願いしました。(今は中国の影響で多分いいホタテが手に入りやすいと期待・笑)
後は、魚のメインはオマールエビ・鮑以外が理想とか、サーモンも入れて欲しいとか、牛は飛騨牛が続いてるので別の銘柄が良いとか、アミューズは是非牛の握り寿司でとか
とにかく、かなり融通は聞いていただけた感じです。これだけ色々とセミオーダーできる点がアミューズメントコースの良い点なのかな??とも思います。
普通はなかなかこんな融通は効かないでしょうから。

さて、当日の話
妻と二人での利用です。子供を私の両親に預けて、予約した時間に向かいます。
本来ならカウンターが焼いている姿も見れたりなどでおススメなんでしょうが
私達二人ともそこまでお店の人とコミュニケーションを取りつつというタイプでもないので
テーブル席を予約です

いつものように、メッセージプレートでの予約席の目印です。

席に着きます。

今回は調理前の食材を見せて欲しいとオーダーしておりましたが
しっかりその辺りは準備していただけおり、席に着いて、ドリンクなどの用意が済んだら
見せられる食材を見せていただけました。
こういうのもやっぱり特別感があっていいですね(^^)


さて

席につき、いよいよディナーの始まりです。
本日のコースは以下の通りでした。


●スターター(アミューズ)
源氏和牛の握り寿司

●前菜1
帆立貝の磯部焼き

●前菜2
サーモンと彩り野菜のグリルとエビのフリット
焦しバターソース ポテトとトマトのソース

●前菜3
フォアグラのポワレ 桃をのせて
バルサミコソースで

●ポワソン(魚介のメイン)
ワタリガニと松茸 酢橘を添えて
塩バルサミコの三杯酢
渡り蟹の味噌と蛤の出汁を煮詰めてマヨネーズで伸ばしたソース

●お口直し
レモンのグラニテ

●ヴィアンド(ステーキ)
源氏和牛ヒレ肉のステーキ

●ご飯もの
フカヒレ姿煮あんかけ焼飯

●デザート
栗のタルトと巨峰のコンポート
ジェラートを添えて

●スイーツ&コーヒー
焼き立てソレイユ
モカマタリ

感想です。


●スターター(アミューズ)
源氏和牛の握り寿司

こちらは去年と変わらず、シカゴさんオリジナルの木箱に入って登場です。まるで宝箱
映えを意識していて良いなと思います。
そして、箱をあければ宝石のように光り輝く美しい牛肉の寿司。今回は今まで違い牛肉に細かく包丁が入っています。手が込んでます。
この牛肉寿司は本当に昔からシカゴさんのアミューズ。
肉寿司ブームが来る遥か前からありますね
本当に美味しい。ただそれだけ。
というか最高品質の肉寿司がアミューズな段階でやはりこのコースの異常さが分かります。
今回は源氏和牛という牛の肉寿司。
源氏和牛はかなりさっぱりした牛肉でしたので酢飯の酸がややたっていました。

●前菜1
帆立貝の磯部焼き

これは前々回に食べてあまりにもの旨さに感動したもの。前回もお願い。
今回も是非にとお願いしました。
シカゴさんは帆立がエグい程美味い
今日も相変わらず素晴らしかったですが、前回のほぼレアとは違い今日は割と火が入り気味。ただそれがほぼレアより甘味が引き立ち、香ばしさも加わりで非常に美味でした。私は今年のが好き。
塩気を纏う梅ソースが柔らかさしかない帆立の旨味を引き出し、軽く炙られた海苔と極上のハーモニーを作り出します。本当に美味しい。

●前菜2
サーモンと彩り野菜のグリルとエビのフリット
焦しバターソース ポテトとトマトのソース

これが一応前菜の位置付けで登場するところがシカゴさんのアミューズメントコースの恐ろしさです。
普通にポワソンレベル。下手すればメインを張れます。
サーモンは食べたいと要望を出したらこのような形となりました。
サーモンはもう間違いのない美味しさ、臭みは一切なく、フワフワの身質で口に入れた瞬間溶けました。
ポテトのソースにはバルサミコ酢が忍ばせてあり濃厚なソース
トマトのソースはピュアでストレートな味わい
どちらもサーモンやエビや野菜に合います。
エビのフリットはエビの身にもの凄い弾力がありこれも良かったです。
しかし、シカゴさんの炒め野菜は本当に美味しい。適度な油分で野菜の臭みがなくて素晴らしいです。

●前菜3
フォアグラのポワレ 桃をのせて
バルサミコソースで

これも前菜という位置付けなのがシカゴさんのアミューズメントコースの異常さですね。
普通ならメインの料理となるレベルです
しかも、今日の一番は間違いなくこれ
とにかく
桃!!!もう一口食べて昇天しました。
決して柔らかくはなく、ちょっとちゃんと甘いか心配になる硬さ
だけど、しっかり甘く、適度な酸味。これが調理によりより引き立ってて本当にやば過ぎでした。
また、この桃とフォアグラ相性がもう凄すぎて。どうしても濃厚になりがちなフォアグラを絶品桃が見事に中和しつつ、更に美味しさを引き立ててました。
フォアグラは最早スイーツなレベルのコクと甘さ
しっかり火入れされた表面の焦げがまた旨さを引き立ってました。
本当にこれはやば過ぎる美味しさでした。

●ポワソン(魚介のメイン)
ワタリガニと松茸 酢橘を添えて
塩バルサミコの三杯酢
渡り蟹の味噌と蛤の出汁を煮詰めてマヨネーズで伸ばしたソース

これもシカゴさんのアミューズメントコースの凄さを象徴する一品。
今回はちょっと無茶を言って、ポワソンはオマール海老か鮑以外が良いとオーダーしたところ
この様にワタリガニを丸々、割とシンプルに茹でたほぐし身で贅沢にという豪華な一皿
これに寄り添うのは松茸というのがまたなんとも贅沢です。
ワタリガニは本当に美味しい、そして個人的には塩バルサミコの三杯酢がやば過ぎでした。何あの旨味の塊のような三杯酢は。多分質の良いバルサミコからくる複雑な旨味でしょうが、素晴らしかった
そして、妻は蟹味噌と蛤出汁のマヨネーズソースを絶賛。これは非常に濃厚で煮詰めている分、蟹味噌と蛤出汁が主張する素晴らしいソース。それがマヨネーズでクリーミーさが加えられていて良かったです
しかし、このお皿で感動したのが、松茸!!
松茸をここまで美味しいと思ったことないです。というか、松茸ってジューシーでもあるんだなと感じました。松茸でジューシーさを感じるなんて初めてで感動でした。
また、酢橘もいちいち質が良くて、本当にさっぱりしました(^^)

●お口直し
レモンのグラニテ

レモンがしっかり効いてました。だけど良い塩梅のちょっと強めな甘さもありました。
今日の器はシンプルでした。

●ヴィアンド(ステーキ)
源氏和牛ヒレ肉のステーキ

今回は飛騨牛以外でお願いしますとオーダーそうしたら、源氏和牛という銘柄でした。
中々、聞き慣れないですよね?(私もです・笑)
ここで源氏和牛について引用を

〜引用開始〜

JAL国内線ファーストクラス機内食に採用。
国内のミシュラン店で大絶賛。
なぜみんな「源氏和牛」を知らない?
それは、育てるのに手間がかかりすぎて流通量が極端に少ないから。
1か月たったの10頭にも満たない。これは「源氏飼育組合」の久保田名人のご家族だけで育てているからです。
愛知を代表するブランド和牛「鳳来牛」に当てはまるこちらの源氏和牛は、ここが違う。
関谷醸造さんの銘酒「蓬莱泉」の酒かすを生後10か月から飼料の5%に含ませる
脂肪の融点が低いため、サラッと美味しい!
口に入れた瞬間から溶け始めるぐらい、脂肪の融点が低いのです。
〜引用終わり〜

だそうです。
この説明を見ないまま食べましたが、確かに物凄くサラッとしていました。脂は凄いので決して凄くさっぱりではないですが本当に口当たりがサラッとしているんです。なので他の牛に比べたらさっぱりはしてました。
いや、美味しかったです。ただ、個人的にはもう少しコッテリで良かったかも

今回も焼き方をお任せにしましたが
やはり火入れが素晴らしい。また、凄いのが前回と若干焼き加減が違うこと
前回はかなり優しい火入れでしたが、今日は割と表面はしっかりパリっと焼かれていて、中の火入れも前回より明らかに強い
ちょっと心配しましたが、先述の通り、口の中で溶け、サラッとしています。
恐らく源氏和牛だからこその火入れかな?と
こういうのは素晴らしいなと感じました。

しかし、この超貴重な源氏和牛を仕入れられる所にシカゴさんの凄みを感じます。
長年かけて築き上げた強力なルートがあるのかなとか感じました。

●ご飯もの
フカヒレ姿煮あんかけ焼飯

ここまで来て〆のご飯にフカヒレとは恐れ入りました。
贅沢もここに極まれりです(笑)
しっかりしたフカヒレは多分初めてですが、それでもあぁ質が良いフカヒレなんだろいなと感じました。
繊維が凄くしっかりしてて、口にするとほどけていきます。上手く言葉に出来ないけど凄いなと思いました。

●デザート
栗のタルトと巨峰のコンポート
ジェラートを添えて

栗が上品な甘さでタルト生地も良かったです。
ただ伝え忘れてしまったのがシナモンはやめてほしいというところ
ちょっとタルトにシナモンが効いていたのが失敗でした。


●スイーツ&コーヒー
焼き立てソレイユ
モカマタリ

ソレイユは持ち帰り。
モカマタリはコーヒーまでいちいちそこらとは違うコク深さ。美味しかった。


長くなりましたが以上です。


正直なところ
最近は個人的にはシカゴさんは決してコスパが良いという訳ではないと思っています。
色々なお店を調べたりしてると、シカゴさんの料金を出せばかなりの有名店の最高クラスのコースが食べれることが分かってます。

ただ、その杞憂はやはり利用の度にその料理の美味しさと量にそんなことはどうでもよいなとなってしまいます。

高いなりに他店では味わえない満足しかない量をいただけます。
全品がメイン。
そう思わせてくれるこのコースはやはり素晴らしいものです。
本当に贅沢の極地にあるような凄い満足感しかないコースを味わえます

値段にしては割と雰囲気はカジュアルで人によってはこの値段を出すならもっと洗練したサービスを求める人もいると思います。
また、もっともっと手の込んだ、目で見ても圧倒的に楽しい料理だったり、派手なパフォーマンスを求める人もいるかも知れません
シカゴさんには確かにそこまでの派手さ華美さはないです
でも、その分
シンプルに美味しく、極上の素材を惜しげもなく使い、満足しないことはあり得ない量を提供してくれます。
これはこれで正義です。

よく先代はコースを注文した際の帰り際にいつもこの様に聞いてくださってました。

「お腹は一杯になりましたか?」



この精神が本当に息づいているお店だと思います。

本当に3年連続で来てみて、やっぱり来て良かった思えます(^^)
ワクワク感が凄いですね(^^)

改めて
シカゴさんはステーキ屋さんですが
とにかくコース料理こそその本領が発揮されます。
もうあまり下手に出し渋るよりも、腹を決めて一番上のアミューズメントコースで行った方が
贅の極みを味わえて、価格が高いだけの美味しさの上積みがあることを教えてくれます。

本当に素晴らしいお店です(^^)

  • ●ヴィアンド(ステーキ) 源氏和牛ヒレ肉のステーキ

  • ●ご飯もの フカヒレ姿煮あんかけ焼飯

  • ●前菜3 フォアグラのポワレ 桃をのせて バルサミコソースで

  • 食材

  • ●スターター(アミューズ) 源氏和牛の握り寿司

  • ●前菜1 帆立貝の磯部焼き

  • ●前菜2 サーモンと彩り野菜のグリルとエビのフリット 焦しバターソース ポテトとトマトのソース

  • ●ポワソン(魚介のメイン) ワタリガニと松茸 酢橘を添えて 塩バルサミコの三杯酢 渡り蟹の味噌と蛤の出汁を煮詰めてマヨネーズで伸ばしたソース

  • ●デザート 栗のタルトと巨峰のコンポート ジェラートを添えて

  • 食材

  • 源氏和牛ヒレ肉

  • 食材

  • 食材

  • お品書き

  • ●スターター(アミューズ) 源氏和牛の握り寿司

  • ●スターター(アミューズ) 源氏和牛の握り寿司

  • ●スターター(アミューズ) 源氏和牛の握り寿司

  • ●スターター(アミューズ) 源氏和牛の握り寿司

  • ●前菜1 帆立貝の磯部焼き

  • ●前菜1 帆立貝の磯部焼き

  • ●前菜2 サーモンと彩り野菜のグリルとエビのフリット 焦しバターソース ポテトとトマトのソース

  • ●前菜2 サーモンと彩り野菜のグリルとエビのフリット 焦しバターソース ポテトとトマトのソース

  • ●前菜3 フォアグラのポワレ 桃をのせて バルサミコソースで

  • ●前菜3 フォアグラのポワレ 桃をのせて バルサミコソースで

  • ●前菜3 フォアグラのポワレ 桃をのせて バルサミコソースで

  • ●前菜3 フォアグラのポワレ 桃をのせて バルサミコソースで

  • ●前菜3 フォアグラのポワレ 桃をのせて バルサミコソースで

  • ●ポワソン(魚介のメイン) ワタリガニと松茸 酢橘を添えて 塩バルサミコの三杯酢 渡り蟹の味噌と蛤の出汁を煮詰めてマヨネーズで伸ばしたソース

  • ●ポワソン(魚介のメイン) ワタリガニと松茸 酢橘を添えて 塩バルサミコの三杯酢 渡り蟹の味噌と蛤の出汁を煮詰めてマヨネーズで伸ばしたソース

  • ●ポワソン(魚介のメイン) ワタリガニと松茸 酢橘を添えて 塩バルサミコの三杯酢 渡り蟹の味噌と蛤の出汁を煮詰めてマヨネーズで伸ばしたソース

  • ●お口直し レモンのグラニテ

  • ●お口直し レモンのグラニテ

  • ●ヴィアンド(ステーキ) 源氏和牛ヒレ肉のステーキ

  • ●ヴィアンド(ステーキ) 源氏和牛ヒレ肉のステーキ

  • ●ヴィアンド(ステーキ) 源氏和牛ヒレ肉のステーキ

  • ●ヴィアンド(ステーキ) 源氏和牛ヒレ肉のステーキ

  • ●ご飯もの フカヒレ姿煮あんかけ焼飯

  • ●ご飯もの フカヒレ姿煮あんかけ焼飯

  • ●デザート 栗のタルトと巨峰のコンポート ジェラートを添えて

  • ●デザート 栗のタルトと巨峰のコンポート ジェラートを添えて

2023/09/17 更新

2回目

2022/09 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

やっぱり凄い!!贅沢の究極系!!!

【下ごしらえにじっくり時間をかけると
料理はいちだん美味しくなります
お食事のひとときをゆっくり楽しんでいただくために
なるべく電話でご予約をお願いいたします】

この文章はシカゴさんのメニュー表の予約の部分にずっと昔から記載されている文言ですが
私はこの文章が非常に好感が持てるんですよね。
実際に予約してコース料理をいただくと、この言葉通りの丁寧で、非常に美味しい料理を提供してくれます。

ということで、結婚の15周年記念にここシカゴさんを利用です。
高級なので本当に稀にしか利用できていないです(笑)
今年に入り、ちょっといろんな店を見る機会が増えました。その経験からいうとちょっとシカゴさんは割高なのかもしれないとは思うようになりました。(それは勘違いだと改めて感じました)
ただ、やはり昔から大切な日には利用してきたお店で、本当に高級というのはこうまで凄いのかというのを教えてくれたのがこのお店です

ステーキ店ではありますが、シカゴさんの本質はコース料理にあると個人的には感じています。
鉄板焼きのお店で本当に長くやっている老舗ならではの非常に素晴らしい火入れが堪能できます。
今は基本的には2代目の息子さんがメインで腕を振るってますが(このシェフはかなり若く大阪の高級鉄板焼き店で料理長を務めてたりした方)、先代のアメリカ仕込みの基本的な味付けが本当に良いです。
凄く豪華に華美にという訳ではないのですが、基本に忠実というか割とクラシカルな一皿一皿が凄く満足させてくれます。
そして、コース調理ですが本当に一皿一皿が主役級です。
アメリカ仕込みのどこか豪快な一皿一皿が確かな満足感を与えてくれます。(よく魚のメインでオマール海老とかが出たりしますが、よくあるちょっとした量でなく大きいのが丸々1匹で出てきます)
そして、感動を覚えさせてくれます
高級ですが、間違いなくそれ以上の価値があると思います。

たまにの利用なので、せっかくならと
毎回、一番高級なアミューズメントコースを注文します。
7〜8品のコースです。
予約すれば多少は無理のない範囲で注文も聞いて貰えるので予約が絶対にオススメです。(今は必須かもしれません)
今回は割と前回利用から日付が近かったので色々と注文を出されてもらいました。かなり、柔軟に対応していただけたと思います。こういうのは本当に良いですね。
シカゴさんはとにかく帆立がやばい位に美味しいです。なので前回同様これはお願いしました。
後は、オマールエビは割と続いたので今回は別の魚のメインが良いともお願いしました。
とこのように、割と融通は聞いてくれる感じです。

さて、当日の話
妻と二人での利用です。子供を私の両親に預けて、予約した時間に向かいます。
本来ならカウンターが焼いている姿も見れたりなどでおススメなんでしょうが
私達二人ともそこまでお店の人とコミュニケーションを取りつつというタイプでもないので
テーブル席を予約です

いつものように、メッセージプレートでの予約席の目印です。

席につき、いよいよディナーの始まりです。
本日のコースは以下の通りでした。


●スターター(アミューズ)
飛騨牛の握り寿司
●前菜1
帆立貝の磯部焼き
●前菜2
フォアグラが主役のロッシーニ風薄切りステーキ
バルサミコソースにトリュフソース
●ポワソン(魚介のメイン)
贅沢ダブル鮑のステーキと彩り野菜
ポテトの濃厚なソースとピュアトマトソース 肝を添えて
●お口直し
コアントローとオレンジのグラニテ
●ヴィアンド(ステーキ)
飛騨牛シャトーブリアンのステーキ
●ご飯もの
脂ののった鮭と漬けイクラの釜飯
三河産蛤のお味噌汁
●デザート
サバイヨンソースによる黄桃のグラタン
●スイーツ&コーヒー
焼き立てソレイユ
モカマタリ

感想です。


●スターター(アミューズ)
飛騨牛の握り寿司

出てきた瞬間にちょっと感動。
シカゴさんオリジナルの木箱に入って登場です。まるで宝箱
やはり代替わりして少し映えを意識してますね。
そして、箱をあければ宝石のように光り輝く美しい牛肉の寿司
この牛肉寿司は本当に昔からシカゴさんのアミューズ。
肉寿司ブームが来る遥か前からありますね
本当に美味しい。ただそれだけ。
というか最高品質の肉寿司がアミューズな段階でやはりこのコースの異常さが分かります。

●前菜1
帆立貝の磯部焼き

これは前回食べてあまりにもの旨さに感動したもの。
今回も是非にとお願いしました。
シカゴさんは帆立がエグい程美味い
今日も相変わらず素晴らしかった。
塩気を纏う梅ソースが柔らかさしかない帆立の旨味を引き出し、軽く炙られた海苔と極上のハーモニーを作り出します。本当に美味しい。

●前菜2
フォアグラが主役のロッシーニ風薄切りステーキ
バルサミコソースにトリュフソース

これが前菜という位置付けなのがシカゴさんのアミューズメントコースの異常さを表しています。
普通ならメインの料理となるレベルです
スラムダンクの山王工業の松本です(笑)
フォアグラは最早スイーツなレベルのコクと甘さ
しっかり火入れされた表面の焦げがまた旨さを引き立て、これに酸味がしっかり主張するバルサミコソースが良く合います。
また薄切りステーキも抜群に柔らかく単体で美味しい
そして、軽く添えられたトリュフソースがキノコの芳醇な香りを一気に広めます。

●ポワソン(魚介のメイン)
贅沢ダブル鮑のステーキと彩り野菜
ポテトの濃厚なソースとピュアトマトソース 肝を添えて

これもシカゴさんのアミューズメントコースの凄さを象徴する一品。
この皿は普通の店なら鮑をメイン据えたコースの大メインです。
いや、それでもこの分量は出ないと思う
肉厚の権化のようなとにかく分厚い鮑がお皿の中央に鎮座します。
それも。。。二枚!!!!
もう狂ってます(笑)
鮑は弾力の塊。噛むたびに旨味が溢れ出ます。かと言って硬い訳ではない。本当に美味しい。
そして、ソース代わりのマッシュポテトこれが本当に絶品でした。
野菜もいちいち美味しく。本当にこの一皿がまだ前座なのが恐ろしいです。

●お口直し
コアントローとオレンジのグラニテ

オレンジがシックに効いてました。かなりスッキリしたお口直し。
器が大分おしゃれになったなぁと思います。

●ヴィアンド(ステーキ)
飛騨牛シャトーブリアンのステーキ

説明不要ですね(笑)
ただ、今回は焼き方をお任せにしましたが
ビックリ。本当に完璧な火入れだと感じました。
これは凄い。極限までに軽い火入れがなせる、一切赤味のない美しいまでにピンクでしっとりした断面。
これが、牛の脂身の甘さを最大限に引き出してました。
妻はレアにしてましたが、これと食べ比べたらその違いを凄く感じました。
いや、これは本当に感動しました。

●ご飯もの
脂ののった鮭と漬けイクラの釜飯
三河産蛤のお味噌汁

鮭の脂のりが本当に凄かった。もう一々食材の質が高いです。イクラも普段私はあまり好きではないけど臭み一切なし。美味しい。
お味噌汁も蛤から良い出汁が出ていて、赤味噌と本当に良く合います。
お代わり可能とのことで、腹パンでしたがお代わりしました(^^)

●デザート
サバイヨンソースによる黄桃のグラタン

サバイヨンソースは、卵黄に水やお酒を加えて温めながら泡立てて作るソースとのこと
これを使いグラタン風のデザートを作ることがあるようで本日のデザートはこれでした。
なかなか食べることが出来なそうなデザートで大満足。
また、器やパイ生地やソースは温かいのに、冷たいアイスも入っていて本当に美味しかった

●スイーツ&コーヒー
焼き立てソレイユ
モカマタリ

ソレイユは持ち帰り。
モカマタリはコーヒーまでいちいちそこらとは違うコク深さ。美味しかった。


長くなりましたが以上です。


正直なところ
実は今回、シカゴさんを利用するかは迷っていました。

それは四月にこのご時世による価格改定があり
かなり痛い値上がりがあったのが一つ
後は今年に入り色々なお店を調べるようになった時にシカゴさんの料金を出せばかなりの有名店の最高クラスのコースが食べれることが分かり
決してコスパは良くないのかなと思ったこと
等が理由です。

ただ、その杞憂はやはり今日、吹っ飛びました。

高いなりに他店では味わえない満足しかない量をいただけます。
全品がメイン。
そう思わせてくれるこのコースはなかなか他所では経験出来ません。
本当に贅沢の極地にあるような凄い満足感しかないコースを味わえます

値段にしては割と雰囲気はカジュアルで人によってはこの値段を出すならもっと洗練したサービスを求める人もいると思います。
また、もっともっと手の込んだ、目で見ても圧倒的に楽しい料理だったり、派手なパフォーマンスを求める人もいるかも知れません
シカゴさんには確かにそこまでの派手さ華美さはないです
でも、その分
シンプルに美味しく、極上の素材を惜しげもなく使い、満足しないことはあり得ない量を提供してくれます。
これはこれで正義です。

そういえば、昔利用する度に
先代は帰り際にいつもこの様に聞いてくださってました。

「お腹は一杯になりましたか?」



なんか今日はその言葉が無性に沁みた
そんな気がします。

本当に来て良かったです(^^)

改めて
シカゴさんはステーキ屋さんですが
ランチなどが決してコスパが良いお店ではないと思います。
とにかくコース料理こそその本領が発揮されます。
もうあまり下手に出し渋るよりも、腹を決めて一番上のアミューズメントコースで行った方が
贅の極みを味わえて、結果的にコスパも良いです。

本当に素晴らしいお店です(^^)

  • ●ヴィアンド(ステーキ) 飛騨牛シャトーブリアンのステーキ

  • ●ポワソン(魚介のメイン) 贅沢ダブル鮑のステーキと彩り野菜 ポテトの濃厚なソースとピュアトマトソース 肝を添えて

  • ●スターター(アミューズ) 飛騨牛の握り寿司

  • ●前菜2 フォアグラが主役のロッシーニ風薄切りステーキ バルサミコソースにトリュフソース

  • 南側から外観

  • 北側から外観

  • 北側から外観

  • 入り口

  • 予約はプレートに名前が入る

  • お品書き

  • 内観

  • メニュー表

  • スターターまるで宝箱。素敵な演出。

  • ●スターター(アミューズ) 飛騨牛の握り寿司 木箱が高級感を醸し出す

  • ●スターター(アミューズ) 飛騨牛の握り寿司

  • ●スターター(アミューズ) 飛騨牛の握り寿司

  • ●スターター(アミューズ) 飛騨牛の握り寿司

  • ●前菜1 帆立貝の磯部焼き

  • ●前菜1 帆立貝の磯部焼き

  • ●前菜1 帆立貝の磯部焼き

  • ●前菜1 帆立貝の磯部焼き

  • ●前菜2 フォアグラが主役のロッシーニ風薄切りステーキ バルサミコソースにトリュフソース

  • ●前菜2 フォアグラが主役のロッシーニ風薄切りステーキ バルサミコソースにトリュフソース

  • ●ポワソン(魚介のメイン) 贅沢ダブル鮑のステーキと彩り野菜 ポテトの濃厚なソースとピュアトマトソース 肝を添えて

  • ●ポワソン(魚介のメイン) 贅沢ダブル鮑のステーキと彩り野菜 ポテトの濃厚なソースとピュアトマトソース 肝を添えて

  • 肉厚過ぎる鮑

  • 肉厚過ぎな鮑

  • ●お口直し コアントローとオレンジのグラニテ

  • ●お口直し コアントローとオレンジのグラニテ

  • ●ヴィアンド(ステーキ) 飛騨牛シャトーブリアンのステーキ

  • ●ヴィアンド(ステーキ) 飛騨牛シャトーブリアンのステーキ

  • ●ヴィアンド(ステーキ) 飛騨牛シャトーブリアンのステーキ

  • ●ヴィアンド(ステーキ) 飛騨牛シャトーブリアンのステーキ

  • ●ご飯もの 脂ののった鮭と漬けイクラの釜飯

  • ●ご飯もの 脂ののった鮭と漬けイクラの釜飯 三河産蛤のお味噌汁

  • ●ご飯もの 三河産蛤のお味噌汁

  • ●ご飯もの 脂ののった鮭と漬けイクラの釜飯 焼いた皮を乗せて

  • ●デザート サバイヨンソースによる黄桃のグラタン ●スイーツ&コーヒー 焼き立てソレイユ モカマタリ

  • ●デザート サバイヨンソースによる黄桃のグラタン モカマタリ

  • ●デザート サバイヨンソースによる黄桃のグラタン

  • ●デザート サバイヨンソースによる黄桃のグラタン

  • ●デザート サバイヨンソースによる黄桃のグラタン

2023/09/19 更新

1回目

2021/12 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.8
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

コース料理こそシカゴの真骨頂。素材の質が良く、その扱いが抜群。知る人ぞ知る名店。

【下ごしらえにじっくり時間をかけると
料理はいちだん美味しくなります
お食事のひとときをゆっくり楽しんでいただくために
なるべく電話でご予約をお願いいたします】

この文章はシカゴさんのメニュー表の予約の部分にずっと昔から記載されている文言ですが
私はこの文章が非常に好感が持てますし
予約してコース料理をいただくと
何となくですが、この言葉通りの丁寧な姿勢で長いこと料理と向かい合ってきたのかなと思わせてくれるような素晴らしい料理を提供してくれます。

高級なので本当に稀にしか利用できていないですが、本当に素晴らしい料理を提供してくれます。

ステーキ店ではありますが、シカゴさんの本質はコース料理にあると個人的には感じています。
とにかく、火入れが次元が違うというか
色々な食材の炒め具合や揚げ具合が本当に絶妙です。
野菜、肉、魚介、海老、果てはデザートまで、食材の旨味をこれでもかと引き立てるような火入れを感じます
また、それを成せる食材の質の良さもあるのだと思います。
とにかく、美味しい
そして、感動を覚えるレベルです。
高級ですが、間違いなくそれ以上の価値があると思います。

たまにの利用なので、せっかくならと
毎回、一番高級なアミューズメントコースを注文します。
7〜8品のコースです。
予約すれば多少は無理のない範囲で注文も聞いて貰えるので予約が絶対にオススメです。(今は必須かもしれません)
今回は過去に食べた帆立貝の美味しさから、どうしても帆立貝が食べたくてお願いしました。(シカゴさんの提供する帆立貝は絶品です。帆立の概念が変わりました(笑)本当にオススメです)
今回提供してもらえた帆立貝の磯辺焼きは本当に素晴らしいものでした。

今回のコース内容は以下のようなものでした。

・飛騨牛の握り寿司
・帆立貝のムース タラゴン風味
・帆立貝の磯辺焼き
・飛騨牛のパイ包みシチュー
・オマール海老のソテー
・お口直しのコアントロー 熊本産デコポンのせ
・飛騨牛のサーロインステーキ
・牛テールで出汁をとったカレーライス
・フォンダンショコラと自家製塩キャラメルソースをかけたバニラアイス

オマール海老は調理前に生きているものを見せていただけました。
この辺りのちょっとしたサービスは楽しかったです

少し過去より、盛り付けが華やかになったような気がします
色々、工夫されてもいるのかなと思います

長くなりましたのでこの辺りで

とにかく一回はシカゴさんのコース料理(出来ればアミューズメントコース推奨)を食べてみて欲しいなと思います

冒頭の言葉にあるような、丁寧な姿勢が感じられる
素晴らしい料理が堪能出来ると思います。

最後に
これだけ素晴らしい料理を提供してくれますが
それ程、堅苦しい感じではなく、割と誰でもウェルカムなスタンスに思えます。
ただ、値段は流石にウェルカムではないですが(笑)

しかし、本当に素晴らしいです
個人的には間違いなく名店です

  • 飛騨牛の握り寿司

  • 帆立貝のムース タラゴン風味

  • 帆立貝の磯辺焼き 逸品

  • 規格外の帆立貝と海苔が織りなすハーモニーに悶絶

  • 飛騨牛のシチュー パイ包み

  • 牛肉は柔らかいというレベルを超越(笑)

  • 調理前に生きたオマール海老を見せてもらえた。こういう計らいは嬉しい

  • オマール海老のソテー。絶妙に火入れされた野菜が一々美味しい。

  • お口直しのシャーベット。リキュールの芳醇な香りが凄かった

  • 説明不要な高級牛肉のサーロインステーキ。

  • 牛テールでブイヨンをとったカレーライス

  • フォンダンショコラと自家製塩キャラメルソースをかけたバニラアイス。スイーツ単品でやれるレベル。塩キャラメルソースは絶品

  • ソレイユ

2022/01/17 更新

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