無料会員登録/ログイン
閉じる
携帯電話会社の提供IDはこちら
食べログ
元町カラスの禁煙レストランガイド
メッセージを送る
元町禁煙カラス 認証済
この口コミは、元町禁煙カラスさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する
1回
夜の点数:4.3
2016/01 訪問
元町を代表するフレンチ
トアウェストの生田新道を隔てて北側の一画。旧ホテルトアロードを中心に広々と再開発されたエリアが最近になってようやく活気づいてきた。その中心でぶれることなく、媚びることなく気品のあるフレンチを呈し続けてきた店が、ここ。店の構えもそう、一歩入った時の印象もそう。決して威圧することなく穏やかに迎え入れてくれるけれども、そこには凛とした品が感じられる。店内はもちろん全席全時間帯禁煙。それに加えて三宮からのほどよい距離感が質の悪い同伴族や接待族を拒んでいるので、食事の途中で電話や喫煙のために席を立つような客もいない。店外からの煙の流入を心配せず、安心して食事ができる。ここの特徴としては季節の野菜がふんだんに用いられること。そのうちのかなりの部分はシェフの手作りらしい。たとえば前菜ではズッキーニが三つの異なる表情を見せてくれる。花の部分は帆立のムースと彩りを競い、茎の部分は肉を包み込み、根元の部分は軽く炙られたサーモンの風味をしっかりと支える。こうした豊かなアレンジメントはフォアグラでも共通で、ある時は軽やかなフランとなってビーツとトリュフのソースを引き立てたかと思うと、次の瞬間にはずっしりとした重みでホロホロ鳥のテリーヌと旨みを競い合う。こうした店では前菜からメインに行くにしたがって驚きが減じていくのが普通だけれど、最後の和牛のワイン煮込みも、きたあかりのピューレの滑らかさと季節野菜の色合いと組み合わされて、十分に新鮮な驚きを味わわせてくれた。一つもったいないと思ったのは前菜のあとに出されたスープ。枝豆と甘海老と帆立を包み込んだ、氷点下まで冷やされたコンソメジュレ。前菜のあとにではなくて、もしアミューズとしてこれが出てきたら、夏の暑い日など、客は全員悶死するに違いないと思ったりもしました。〈追記〉冬に再訪。今回のメインは鳩。コースの流れからジビエももっと洗練された感じで提供されるかと思ったら、意外と「血」の香りを前面に押し出した味付け。なるほど、このワイルドな生命力なら技巧を凝らした前菜に対抗しうる。
2016/01/25 更新
エリアから探す
開く
このエリアを地図で見る
ジャンルから探す
指定なし
ランチ
夜10時以降入店OK
夜12時以降入店可
始発まで営業
朝食
カード可
個室
貸切可
駐車場
飲み放題
食べ放題
子供可
ペット可
クーポン
テイクアウト
家族・子供と
デート
女子会
合コン
大人数の宴会
接待
一人で入りやすい
知人・友人と
禁煙 分煙を含む
喫煙可
ワインあり
日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
カップルシート
カウンター席
ソファー席
座敷
トアウェストの生田新道を隔てて北側の一画。
旧ホテルトアロードを中心に広々と再開発されたエリアが最近になってようやく活気づいてきた。
その中心でぶれることなく、媚びることなく気品のあるフレンチを呈し続けてきた店が、ここ。
店の構えもそう、一歩入った時の印象もそう。
決して威圧することなく穏やかに迎え入れてくれるけれども、そこには凛とした品が感じられる。
店内はもちろん全席全時間帯禁煙。
それに加えて三宮からのほどよい距離感が質の悪い同伴族や接待族を拒んでいるので、食事の途中で電話や喫煙のために席を立つような客もいない。
店外からの煙の流入を心配せず、安心して食事ができる。
ここの特徴としては季節の野菜がふんだんに用いられること。
そのうちのかなりの部分はシェフの手作りらしい。
たとえば前菜ではズッキーニが三つの異なる表情を見せてくれる。
花の部分は帆立のムースと彩りを競い、茎の部分は肉を包み込み、根元の部分は軽く炙られたサーモンの風味をしっかりと支える。
こうした豊かなアレンジメントはフォアグラでも共通で、ある時は軽やかなフランとなってビーツとトリュフのソースを引き立てたかと思うと、次の瞬間にはずっしりとした重みでホロホロ鳥のテリーヌと旨みを競い合う。
こうした店では前菜からメインに行くにしたがって驚きが減じていくのが普通だけれど、最後の和牛のワイン煮込みも、きたあかりのピューレの滑らかさと季節野菜の色合いと組み合わされて、十分に新鮮な驚きを味わわせてくれた。
一つもったいないと思ったのは前菜のあとに出されたスープ。
枝豆と甘海老と帆立を包み込んだ、氷点下まで冷やされたコンソメジュレ。
前菜のあとにではなくて、もしアミューズとしてこれが出てきたら、夏の暑い日など、客は全員悶死するに違いないと思ったりもしました。
〈追記〉
冬に再訪。
今回のメインは鳩。
コースの流れからジビエももっと洗練された感じで提供されるかと思ったら、意外と「血」の香りを前面に押し出した味付け。
なるほど、このワイルドな生命力なら技巧を凝らした前菜に対抗しうる。