2回
2017/03 訪問
「いりや御前」と「岩塩焼きひつまぶし」ダブルメインで鰻三昧
入谷鬼子母神門前のだや
2017/03/22
HAMACHI!様
この度はご来店頂き、心より御礼申し上げます。また、香港からの大切なお友達をお連れ頂き、こんなに嬉しい事はございません。
お召上がり頂いたお品も、のだやの自信の新メニューをお選びいただいたようです。
「うなぎの珍味3点盛り」は、江戸時代より続く鰻料理人総本家の引き出しをちょっと開けて、
様々なうなぎ料理をご紹介するもので、そのときどきで、内容を少しずつ変えて行こうと考えております。「うなぎハムとクリームチーズの酒盗和え」もお気に入り頂けたようで、ありがとうございます。
メインは「いりや御膳」と「岩塩焼きひつまぶし」。江戸焼きのきょうすい重と、地焼きの三河一色産塩焼きの焼き分けをお楽しみ頂きました。また「塩焼き」と「岩塩焼きひつまぶし」の微妙な塩加減の違いにもお気付き頂き、感激しております。
これからも、入谷鬼子母神門前のだやを、どうぞよろしくお願い致します。
HAMACHI!様の、またのご来店を、心よりお待ち申し上げます。
2017/03/20 更新
2015/08 訪問
岩塩の「ひつまぶし」がすごかった!「入谷鬼子母神門前 のだや」
もうね,家に帰ってくる前から,また,食べたくなってるんですよ,ここの「ひつまぶし」。
しかも,「塩」のひつまぶし。これ,絶品です。
入谷の鬼子母神のすぐ向かい側にある「のだや」は,創業明治元年の老舗です。
鰻星人の友人から勧められて,ずっと気になっていたお店に,やっと行くことができました。
地下鉄「入谷」の駅からも,すぐなんですね。
店内は,明るくてとても綺麗で,梁をそのまま柱にするなど,木のぬくもりも感じさせる作り。
「はなれ」もあるんですね。
「野田屋」は,川魚専門調理士の「匠の技」をもつ技術者集団として,鰻文化の継承,啓発を行ってきたのだそうです。しばらくは台東区の根岸にお店を構えていて,2012年に入谷に引っ越ししてきたようです。
最初に頼んだのが,この「うなぎとクリームチーズの酒盗和え」
こんな組み合わせ,初めて!
鰻と,クリームチーズと,酒盗ですよ。
ウナギの洗いに,しかも酒盗は,まぐろの酒盗。
夏なので,生ビール!と思ったのですが,お店の優しいお姉さんに聞いたところ,和歌山の純米酒「黒牛」がオススメとのこと。
やわらかい香りと清涼感のあるあっさりした,料理の味を引き出す旨味のお酒。
なので,「うなぎとクリームチーズの酒盗和え」,とても良く合います。
うなぎ屋さんに入ると,いつもは,「う巻き」,「鰻ざく」程度しか,前菜に頼むことはなかったのですが,これは,いいですね。
いきおいで,「お造り」もお願いしてみました。だってこの日は,ヒラマサに,タイ,カンパチですよ。
ウナギだけじゃないんですね,三河湾や房総半島の漁港から直送された食材で,旬の味を楽しめるように,いろいろと工夫されているようで,タイの香りとか,ヒラマサの食感とか,ああ,そこまで海の魚のこともわかって,出しているんだなというのが,伝わってきます。
さらに,もう一品。
酢で〆たウナギです。「〆鰻のうら梅造り」
わかります?この形。
「裏梅」なんです。裏から見た梅。粋ですね。
後で気がついたのですが,実はお店の家紋が
「裏梅」なんですね。なるほど!
で,この〆た鰻が,嚙めば嚙むほど,味がしみ出てくるんです。
酢〆って,こういうこと,なんですね。
で,ワサビが,ちゃんとした生ワサビなので,甘みも香りも良くて,梅肉のソースと合わさって,これが,また,美味くできてます。
良い具合にほろ酔い加減になってきたところで,
さて,塩のひつまぶしが到着。
ひつまぶしというと,今までは,タレのひつまぶししか食べたことがなかったのですが,このお店の名物だという,岩塩で味付けをしたひつまぶしを,今回はチョイス。
香の物,
肝吸いも,
この佇まいです。全く手を抜いていないのが,見た目ですぐわかります。
薬味は,こちら。
一口,そのまま食べてみました。
鰻は,蒸さずに関西風の「地焼き」。なので,香ばしくて外側はパリッと,中はじわっとして,蒲焼きとはまた違った美味さ。で,すごいのが,うなぎの脂。これが,塩とご飯とからんで…,あぁ,今書きながら,唾を飲み込んでます。
で,薬味と共に,もう一口。
このバランスですよ。
もうね,ズルいくらい,美味い…。
お茶漬けにすると,出し汁ではなくて,お茶なので,ちょっとあっさり目の仕上がりになります。
ひつまぶしは,サイズで,「うらうめ(大)」,「いっしき(中)」,「ことぶき(小)」に分かれていますが,僕は,ひとりで,「うらうめ」いけるほど,のだやの塩のひつまぶしの虜になりました。
これは,なかでもかなりオススメです。
デザートにフルーツを頼んで出てきたのが,甘〜いスイカ。
仕上げに,このスイカっていうのも,うまい組み合わせですね。
うなぎ屋さんで,ここまで感激したのは,なかなかありません。
まだ,試していないお料理がたくさんあるので,仕事帰りにまた途中下車しようっと!
スタッフの方も,つねに笑顔で対応していただき,美味しい鰻を堪能できました。
ごちそうさまでした。
記事URL:http://mawari.cocolog-nifty.com/mawariblog/2015/08/nodaya-unagi-ir.html
入谷鬼子母神門前のだや
2015/08/25
HAMACHI!様、この度は当店にご来店賜り、誠にありがとうございます。
岩塩で焼いた塩焼きひつまぶしは、名古屋の地焼のうなぎをヒントに作りました、当店オリジナルのひつまぶしです。ローズソルトを用い、まさに外はカリリ・中はジューシーな逸品です。
お気に召して戴いたと拝見し、とても嬉しく思います。
ひつまぶしは、調理手順も炭の温度も、蒲焼とは全く違いますので、その使い分けもまた、匠の技の成せる技と自負しております。関東風と関西風の、その違いをまた、食べわけて戴ければ幸いです。
今後も、当店の“匠の技”の真髄をご理解頂いているお客様の為にも、更なるスキルアップに努めて参りたいと存じます。
お客様のご声援が、当店従業員の最大の励みでございます。
今後とも、お客様にご満足頂けるお店を目指して鋭意努力して参りますので、「入谷鬼子母神門前のだや」を末永くご愛顧賜りますようお願い申し上げます。hamachi様の、またのご来店を、従業員一同心よりお待ち申し上げます。
これからも入谷鬼子母神門前のだやを、どうぞ宜しくお願い致します。
2015/08/27 更新
香港在住の親しい友人が,香港にはまともなウナギがないので,「東京に来たときにちゃんとした鰻を食べさせろ♡(はーと)」とご所望されたので,とっておきのお店にお連れしました,空港から直行です。
もちろん,お店は「入谷鬼子母神門前 のだや」です。
来日の日はわかっていたので,事前に予約をしてお迎え。
まずは,ヱビスの生ビールで再会を祝って乾杯。ぷはぁっ!
のだやさん,常に,新商品の開発に余念がない様子で,Facebookページの新商品の紹介がタイムラインに流れてくると,もう,食欲が刺激されちゃって,大変なんですよ,もう(笑)。
お通しは,鯛の松前煮。
昆布のダシたっぷりで,あっさりと鯛の香りを楽しめます。
で,そのFacebookページに出ていた新しいお料理が,こちら。
3月4日に発売されたばかりの,うなぎ珍味3点盛り
これですよ,これ。
左から,「うなぎ西京焼き」,「うなぎ八幡巻き」,「うなぎ一夜干し」
全部,うなぎ料理です。
うなぎ西京焼きって,珍しいですよね。
うなぎを西京漬けにして焼くというのを思いついたのは,すごくクリエイティブですね。
うなぎの旨味をと,しっかり染み込んだ西京味噌の風味と,これが最強な感じ。
いや,冗談はさておき,こういうのを「調和」というんでしょうね。
うなぎ八幡巻き。
八幡巻きというのは,甘く煮たゴボウをうなぎで巻いたもの。
ゴボウの柔らかさと,甘さ,鰻の食感と香りが,これまたよくマッチしていて,とてもバランスの良い一品。
そして,うなぎ一夜干し。
うなぎを,一夜干しするって,すごいことを考えましたね,また。
さばいてすぐ焼くことが普通のうなぎを,さばいて,塩入れして,熟成させて,干して…って,手間がかかっただけあって,うなぎの味と香り,脂がぎゅぎゅっと凝縮されています。
ビールが進むこと,進むこと。
「うなぎ珍味3点盛り」,しっかり味わいながら,食べました。
そして,「うなぎとクリームチーズの酒盗和え」からバージョンアップされた「うなぎハムとクリームチーズの酒盗和え」
クリームチーズの酒盗和えで十分美味しかったのに,さらにうなぎハムで挑んでくるとは,のだやさんのあくなき探究心を感じます。もちろん,さらに美味しくなってます。
この料理だけ,酒盗+うなぎハム+クリームチーズを一口で運ぶためのスプーンか,サラダ風なのでレタスに包んでペロリっとできるような工夫があったら,より口の中に広がる組み合わせの妙を,さらに楽しめるかもと思います。
で,うなぎからの連想で,「龍力(たつりき)ドラゴン」の日本酒を。
うなぎハムのジューシーさと柔らかさ,クリームチーズのねっとり感,酒盗のアクセント,
これが,お酒と合わないわけがない!酒盗とは,よく言ったものですね。
クイッといけちゃいます。美味いなぁ…。
そして,メインは,新開発の「いりや御膳」
こちらは,三河一色産のうなぎを使った地焼き塩焼き。
「いりや御前」は,今年の1月5日より始まった新商品で,簡単に言うと,塩焼きのうなぎと,鰻重の組み合わせ。
でも,鰻重のうなぎは,鰻本来の美味しさを第一に考え品質研究を重ねて開発された「きょうすいうなぎ」というかなりレアな鰻で,なかなかお目にかかれない鰻です。
これが食べられただけで,かなりラッキー。
塩焼きは,皮がパリッと,中はふっくら,ワサビをつけると,甘みが引き出されてきます。
美味しいなぁ…しみじみ。
そして,お待ちかね,きょうすいの鰻重ですよ。
お店のヒトに,シェアしたいと伝えたら,最初から分けてもって来てもらいました。
この,ホスピタリティ。
そうそう,このお店,入るとスタッフさんが,みなさん,ニコニコしてらっしゃるのが,また良いんですよ。
笑顔で迎えてくれるお店って,最近,しばらく入ったことがありませんでした。癒される〜。
「いりや御膳」には,肝吸いと香の物などがついてきます。
身も皮も柔らかくて,香りのよいうなぎ。厚みのある肉の部分は美味い脂がバランス良くて,とろけます。
またね,ご飯の炊き方が巧いんだな。さすが,鰻の匠。
で,香港でも,ニホンでも,なかなかないのが,岩塩焼きひつまぶし。
タレのひつまぶしは,東京でも名古屋でもかなり食べられるようになってきましたが,塩焼きのひつまぶしは,のだやだけじゃないのかなぁ…。塩とタレでは,焼き方から違うんですよ。
この焼き色。ボリューム。たまりません。
え?もっとよく見たい?
どーん!
で,ひつまぶしなので,混ぜたら,
最初はそのまま,
二杯目は薬味を加えて,
三杯目は,お茶漬け風でいただきます。
タレのひつまぶしだと,ダシ汁で食べることが多いのですが,岩塩焼きのひつまぶしなので,基本は,本当にお茶で。味の好みで,鰻のたれなどを加えると,味わいが広がります。塩焼きのうなぎと,塩のひつまぶしの味付けは,塩梅がそれぞれ違うというこだわり。
ああ,幸せ。
仕上げのデザートは,「うなアイス」
みたらし団子風の味付けなんだけど,鰻重のタレとうなぎの骨の粉がかかってます。
元気が出ますね。
どれも美味しかった。
香港から直行した友人も,とても満足してもらえたようです。
ごちそうさまでした。