Malouinさんが投稿したフロリレージュ(東京/明治神宮前)の口コミ詳細

『ミヤシュラン』(”ミヤ”って間違ってる? いえ、分かる人にだけ分かります)

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移転フロリレージュ外苑前、表参道、国立競技場/フレンチ、イノベーティブ

1

  • 夜の点数:4.2

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.9
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク 3.5
  • 昼の点数:4.0

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.3
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.8
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2015/07 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.9
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人
  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

☆一言で言えば : magnificent cooking show with aesthetical thoughts *** マロワン<Malouin>の Smug tongue

*** マロワン<Malouin>の Smug tongue,,,,, Just for your information,,,,,

◎心はどれだけ幸せだったか?

好きなフレンチは、所謂、重い系。
というのも、本格的なフランス料理店デビューは中学生の時に連れて行ってもらったクラッシックフレンチ全盛時代のレカン(城シェフ時代)であり、自分のお金でフレンチに通える様になった頃の行きつけは(南青山のパン屋の二階にあった)JOELであったから、その頃の味が舌への刷り込みとして消えないのかもしれない。
digestionがだいぶ衰えたであろう現在でもその嗜好にあまり変化が無く、食後の胸焼けなども全く無いのはのは自分でも些かこわい。
ただ、重い系の許容レンジが広いのか、(今や死語になりつつあるが)ヌーベルキュイジーヌを謳う皿でも概して軽いとは感じず、例えばヌーベルキュイジーヌの御本尊であるポールボキューズ本店(リヨン)で食べた皿々(ブレス鶏の豚の膀胱包みとか)は、寧ろしっかり重くて好みだな、、と感じたほどだ。

それでも、昨今、林立する黒い素焼きの皿などの上にわずかなソース(あるいは泡かピューレ状のもの)とともに、小さなポーションの肉・魚・甲殻が供されるスタイルのフレンチ(勝手にinnovative系と呼んでいる)はどうにも得意ではなく、カンテサンスや、それ系の店では、今まであまり心が幸せになったことがなかった。

そして、フロリレージュ。
シェフがカンテサンス出身などの前知識は全く無しに、知り合いのご招待で初めて訪れた。
調理中・盛り付け中の皿や、客全員の食事風景がお互いに見えるレイアウトに驚きつつ、食べ始める前に置かれた奇妙なメニューや他の人の皿を横目で見ている間は、招待いただいた席だけに口には出さなかったが、上述の不得意系かな、、、と思っていた。

しかし、食べ始めると、舌は唸りっぱなしで、心はどんどん幸せになり、久々に気分が昂揚して、帰り際に、プライベートでの次回ディナーを予約するという結果に。

黒い割烹着の様なユニフォームを着たサービスマンも非常に良い。馴れ馴れしくないが丁重で、テーブルウオッチ(カウンターウオッチかな)にも怠りがない。そして、この店では主役が皿々であることをきちんと意識させてくれる秀逸なサービスだと感じた。
言い換えれば、皿々の素晴らしさを料理人とサービスマンが黒子の様に支えている。
店のレイアウトからすれば、普通の店より彼らが目の前に居て立ち働いているのだから意識に入り易いはずなのに、それを感じさせないオペレーションに敬意を表したい。

食べ歩きの本来の目的が、心を幸せにしてもらう事であるのを、改めて感じさせてくれた時間と空間だった。

◎舌はどのくらい唸ったか?

全ての皿で何らかの驚き、愉しさ、旨味を感じることができ舌は唸りぱなしだった。正に皿に思いがこもっているのが舌に伝わってきた。
メインの肉は、キッチンで唯一、客席からちょっと見えない場所にあるグリルで、川手シェフ自らが調理をしてくれる。
この肉の仕上がりが傑出している。ボリューム感、火入れの加減、肉質(をよりよく感じさせる技術)とも抜群で舌が唸りまくった。
魚も肉も火加減、塩加減次第だといつも思う。同じ素材でもその加減がわずかでもずれれば別物になる。
加減を左右するのは経験や努力も含めた料理人のセンスに他ならない。フロリレージュの皿々は見た目の斬新さにとどまらず、この加減がoutstandingだった。

◎足が自然と、またここへ来たいと動くか?

また来たいと足が自然に動く店で、この初訪時のレビューを書くまでに、すでに3回伺ったが、赤本掲載後予約が取りづらくなっているのが残念(?W)

◎会計担当の我が家の財務大臣の反応は?

comfortably pay the bill

☆In a word ~一言で言えば : magnificent cooking show with aesthetical thoughts of the chef.

●他の人は言わないかもしれないA straight tip

キッチンを幅の広いコの字カウンターが囲む店のレイアウトは愉しい。席と席の間隔も広く、カウンター型店内にありがちな隣との窮屈さは微塵もない。
しかし、このカンターの素材は、ちょっと気になった。ダークグレー色で、一見すると石板、錆びた銅板のようで意匠的には良いのだが、実際に手を置くと、表面にベタッとしたヌメリ感があり心地がよくない。悪く言えばその感触が油の拭き取りの悪い食堂のテーブル板のようなのだ(もちろんこの店で拭き取りが悪いはずがないから塗料などの素材の問題だと思う)
全てが素晴らしいこの店で、唯一の??である。できたばかりななので、先のことになろうが次回の改装の際には検討をお願いしたい。

レセプションの女性はちょっと冷たい感じがするかもしれないが、お願い事にはしっかりと対応してくれるので心配はない。


2017/01/16 更新

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