Malouinさんが投稿した望洋樓(福井/三国港)の口コミ詳細

『ミヤシュラン』(”ミヤ”って間違ってる? いえ、分かる人にだけ分かります)

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望洋樓三国港/料理旅館、かに、日本料理

1

  • 夜の点数:3.8

      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 1.5
      • |酒・ドリンク 1.5
  • 昼の点数:-

      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2016/11 訪問

  • 夜の点数:3.8

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP1.5
    • | 酒・ドリンク1.5
  • 昼の点数:-

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-

☆~一言で言えば : I know, but I just can't stop spending for this crab ** マロワン<Malouin>の Smug tongue,


*** マロワン<Malouin>の Smug tongue,,,,, Just for your information,,,,,

====2016・11 恒例の再々・・・・訪====

今年は海が嵐。風も強く顔が凍りそうな寒さで露天に長時間は入れなかったが、荒波を至近で眺めながら心はどんどん幸せに。
夜眠れないほどの風と波音がしていたので、それを理由に夕食時のお神酒を多めに、、、予定通りぐっすり。
今年の蟹は蟹ビル多めでサイズも大きく立派な姿(写真参照)。前日、山代の無何有で橋立蟹を頂いてきたが、やはり三国の蟹は別格。
刺しも、焼きも、そして茹でも、舌は唸りっぱなし。
根本的には献立構成は毎年同じなので、詳しくは去年のレビュー↓をご参照。(今年は香箱を撮り忘れましたが、内子がすごく美味しい香箱も供されました)

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◎心はどれだけ幸せだったか?

蟹が大好きである。私の好きな食材の頂点には常にブルータニュのオマール海老(カナダ産やメイン州産はブルターニュのオマールとは味や身の感触が別物)と北陸のずわい蟹が君臨していると言って過言ではない。特に三国の越前がには格別である。松葉蟹とも橋立蟹とも違う旨みがある。
三国の蟹の解禁日は文化の日を過ぎてからであるから、だいたい解禁直後の11月10日前後に望洋楼に毎年予約を入れている。
翌年の予約はチェックアウトの時に行い、お互い忘れないように短冊の予約票を頂いて帰る。
翌年の予約日2週間前には望洋楼から確認の電話が入り、今年も”献上蟹でいいですか?”とコース確認を受ける。”お部屋は普通の部屋(露天風呂の付いてないResonableな和室)でね”と応える。もう、このやりとりが何年続いているであろうか?最初の1−2年は露天風呂付きの部屋にしていたが、最近は普通の部屋で蟹のサイズを最大にする知恵がついた。というのもこの宿の海に面した露天付きの大浴場(と言ってもどちらも家族風呂サイズ)は素晴らしく、かつ、ほとんどいつも無人なので貸切状態であるから部屋に露天風呂が無くても大過ない。むしろ過半の部屋が露天風呂付きなので誰も大浴場にこないのでは?と推察している。

予約する1年前には宿泊日の天気は読めないし、(いつも満室なので)直前に変更もできないので、美しい夕焼けが映える沖合いの岩礁に足の長い海鳥がとまる絶景の日もあれば(写真参照)、重い空の下で荒ぶる海に向かって湯に浸かりながら不思議に心が静謐に包まれた嵐の日に宿泊したこともある(我が家の財務大臣は怖がって露天風呂に入らなかったが)。天候がどうであれ、この宿を発つときに心が幸せに包まれていなかったことは無い。

蟹を食べるための北陸行の始まりは、アラサーの頃に開高健氏のエッセイ”越前がに”を読んで、氏の定宿であった「こばせ」を訪れたこと。その後、「こばせ」には何度も蟹を食べに泊まりに行ったが、こちらも歳を重ね「こばせ」はそのローケーション(東京から時間がかかりすぎる)、宿としての設えが改善されない(昭和基準では旅館だが、今や料理民宿)ことがだんだん辛くなり、10年前ぐらいから「こばせ」に代えて望洋楼を目指すようになった。
三国は小松空港から近いのがありがたい。昨年からは北陸新幹線経由も選択肢に加わり更にアクセスが良くなった。

◎舌はどのくらい唸ったか?

三国の蟹は蟹肉の甘みが上品で、滲み出る蟹のエキスがまるで出汁のようである。つながっている海で、同じ日本海のずわい蟹の中で、なぜ三国の蟹がこれほどまで美味いと感じるのか? という質問をだいぶ前に、宿の人にぶつけたことがある。
三国沖は、暖流と寒流のぶつかる漁場でここにいる蟹のエサである、プランクトンや小魚、甘えびなどが他の漁場と違うから、加えて、生きた蟹を宿の水槽で数日寝かせて上手に泥を履かせているという説明であったが、すっと腹落ちはしなかった。
以前は焼き蟹が一番好きだったが、最近は蟹はできるだけ茹ででいただく。
福井には「カニ見十年、カニ炊き一生」という言葉があるそうだ。
これは、カニの目利きが満足にできるには十年かかり、カニを満足に茹で上げるには一生かかるという意味らしい。上手く茹でられた蟹はその旨味を一番愉しませてくれる。一方で茹で蟹の美味しさは塩加減や茹で加減で大きく変わる。そして、望洋楼の茹で方は最高である。
仲居さんに聞くには、望洋楼で蟹を茹でる人は常に一人(調理長?)に決まっているそうである。
望洋楼で、蟹の前に供される、のど黒の焼き物なども実はかなりうまいのであるが、食後にはそれらを食べた事を忘却してしまうほど、この宿の三国蟹は舌を唸らせる。

◎足が自然と、またここへ来たいと動くか?

北陸蟹食旅行は毎年の恒例行事となって久しい。
望洋楼の前後に組み合わせる2−3泊の宿泊先は毎年変えている。べにや無何有、能登のどこかの宿などに1−2泊、金沢市内か富山市内を1−2泊組み合わせるのが通例だ。
金沢は小松弥助が無くなったが、他にも舌を唸らせてくれる店が多いので、毎年楽しみである。しかし、北陸行の軸としての三国の蟹を外すことはない。
足が動く限りいつまでも訪れ続けたい。

◎会計担当の我が家の財務大臣の反応は?

Spiraling price of crab over the past decade is beyond my comprehension.

☆In a word ~一言で言えば : I know, but I just can't stop spending for this crab.

●他の人は言わないかもしれないA straight tip

我が家の財務大臣も嘆息しているが、蟹の高騰は物価上昇の3倍速の感がある。
望洋楼のお会計も、黒龍などのお神酒をほどほどにいただき、ちょっとしたお土産(みるくぷりんやへしこ)を買うと、ざっくり二人で一泊20万円となってきている。(一人蟹一杯コースにすると更にグンと跳ね上がる)
もはやCPの良否を論じる領域にはなく、”蟹好き”として矜持を試されていると言える。
さあ、今年も蟹の季節がやってきた!(cold sweat....)

  • ここから2016年

  • 雲丹と鮑

  • 蟹刺し、ちょっと炙り

  • 蟹刺し

  • 焼き

  • 焼きの味噌

  • 茹で蟹! 今年も立派

  • 茹での味噌

  • 蟹飯

  • ここまで2016年

  • タグつき

  • 香箱

  • 夕映え

  • ロビー

  • 沖合いの岩場に鳥

  • 雲丹

  • のどぐろ

  • 蟹ご飯

  • あらい

  • 焼き

  • 味噌

  • 茹で

2018/11/21 更新

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