DEATH13さんのマイ★ベストレストラン 2008

（2009年12月追記）

　しばらく京都でアルコールを楽しむこと無かったのですが、
今回はメインでアルコールを楽しむ予定なのでそれなりに
段取りしているために合間に再訪しようとこちらに向かい
ましたが休みでした…。

　せっかくなので自分が好きなこの外観だけ撮らせていただき
ましたが、どう見てもどこにでも貼ってそうなポスターが無粋
です。

　こう言うポスターを貼らせてもらいに店舗や一般宅に交渉
したことが私もあるので、数を消化するのに大変なのは
わかります。が、ここは風情を考慮して自粛して欲しいです。
直接グルメと関係ないですが、これ以上美観を損ねて欲しく
ないのでこの場であえて述べさせていただきます。

　　　　　　　↓↓↓以前のレビュー↓↓↓

寺町通りにある１９１８年創業の老舗バーです。神戸の
花隈発祥のサンボアの１つです。

　私事ですが、大学の時に使用していた英語の教材にこち
らの外観写真が使われていて、何となく憧れを持っていた
お店です。
　京都に住んでいた時、何度もこの店の前を通り、１度入
ってみたいとは思うものの、まだ２０代なりたての頃の自
分にはふさわしくない店と自ら心の中で封印をして１０数
年。今だ落ち着きのない自分ではありますが今回意を決し
て訪問してみました。

　暗い店内のカウンター両サイドに先客がいらっしゃり、
ちょうど真ん中に陣取らせていただきました。店主は寡黙
な感じで落花生と夕刊・灰皿を差し出してくれました。
　あまり自分の柄ではないのですが、マティーニをオーダ
ー。やや離れたところでの店主の仕事ぶりを拝見しました。
無駄のない動きでグラスに並々と注いでいただきました。

　ゆっくりマティーニを味わいながら、年季の入った店内
を拝見しました。壁にディスプレイされたたくさんの栓抜
き。フードメニューとしての缶詰のストックは宮津の竹中
缶詰の物で、渋いチョイスです。なぜか２０００円札も混
じった状態で古紙幣が透明なBOXに乱雑な感じで詰めら
れていたり年季のなせる味わいです。
　BGMも無く、外の喧騒と隔絶したような状態でお客も
思い思いに楽しんでいます。スコッチと軽いフードを楽し
む人。カクテルを手に読書にふける人。１歩下がって店主
は黙とした接客をされています。こう言う間が個人的には
すごくいい感じです。

　思いのほかお酒の回りが早いので、後の移動手段の都合
などもあって残念ながら１杯のみで退散しました。マティ
ーニ１杯1,450円。お金の話は無粋ですがこの素晴らしい
雰囲気を味わっての酒代としては決して高くないと思いま
す。

　ただ、思っていたよりも心から楽しむことができません
でした。何故か突き詰めて考えてみましたが、やはり移動
手段を考慮したりで雑念が多かったことと、自分が未だこ
の店の風格に負けてしまう程度の人間のように思えて気後
れしていたのかなぁと思いました。やや残念な感じです。
（決して敷居の高いお店ではありません。念のため。読ん
でいただいている皆さんは普通に楽しんで下さいね。）

　いつか、この店の風格に気後れしない人間になった時に
改めてスコッチでも楽しみたいなぁと三十路男がしみじみ
感慨にふけってしまいました。

カミングアウト発言以降初めての京都です。
京都に行くときだけはいろいろと思い入れもある
ので素直に楽しんで来ます。今回も3軒回りました。

　今回のメインイベント店はこちら。贈答の相手
はご想像の通りです。
嵐山にある京都では有名な和菓子のお店です。

京都に住んでいた頃、上七軒のお店を何度か利
用させていただいたお店です。

　以前もわらび餅等をいただき、クオリティに非常
に満足させていただきました。

　大事な人に贈答品を贈ることになり、いろいろ
思案してこちらの夏柑糖を贈ろうと思いました。

　私自身は未食のため、自分が勝手知らぬ物を
贈るのも失礼なので、まずはお店に訪問してい
ただこうと思い訪問しました。

　昼下がりに訪問し、喫茶スペースで夏柑糖と
コーヒーをいただきました。

　お店の机や椅子がデンマークのデザイナー・
モーエンセン作の物ですが違和感無く雰囲気に
マッチングしていました。BGMはありません
ので非常に落ち着いた雰囲気があります。(ただ
観光客が多いので、そのためにやや騒がしい
感じがあります)

　銀製?の器に盛られた夏柑糖はほの甘さと酸
味がうまく調和しています。それでいて繊細な
味わいです。口当たりも滑らかです。

　洋菓子のゼリーの類とは似て非なるものです。
コーヒーは苦味のやや強いものでした。夏柑糖
とのマッチングは悪くなかったです。
満足させていただいたので、贈答の手配させて
いただきました。

　他の方の口コミにもあるように、全体的な価
格設定は高めです。決して懐に優しくはありま
せん。

　しかし、こちらの商品にはその金額に見合っ
た実が伴っていると思います。(残念ながら
京都にはのれんに頼った実の無い老舗も
少なからずあると思います。)

商品の単価云々でしか判断できない方は、最
初から利用されないことをお勧めします。

　White fangさんの情報提供で、いつの頃からか日替わりが
ワンコインではなく７００円になっているとの情報を得ました。

　個人的にはそれでもコスパは悪くないと思います。

　　　　　　　　↓↓↓過去の口コミ↓↓↓

　諸事情で新規の訪問しづらいため過去画像から2件目です。
写真はワンコインランチ(500円)のカムジャタン定食で
す。(日によって違うようで、他にもデジカルビ煮込みなど
もありました。)

　画像はカムジャタンだけですが、小さく切り分けたチヂミ
やナムルなどの一品と、デザート代わりのゆず茶が付いてま
す。もちろんご飯もあります。そしてご飯はお替りさせてく
れますので非常にコスパが良いです。

　カムジャタンに入っている背骨の肉の旨味がしっかり味わ
えて満足です。まだ寒い時期に訪問したのですが、暖まりま
す。

口コミ文はこちら。

　天神橋筋から少し外れたところにある焼肉店。ランチは500円
の日替わりからやっています。(私が来店したときはカムジャタン
でした)

　1000円の焼肉ランチをオーダー。お店の方が焼いてくれるの
で贅沢な気分が味わえます。肉はやわらかくて質が良かったと思い
ます。ボリュームの方はそれほど多くないですが、ご飯はおかわり
できます。

　これにナムルや一口サイズののチヂミなど4点とゆず茶が付いて
います。

新神戸駅よりやや東側に行った住宅地にある
蕎麦屋さん。マンションの一階部分をお店にされ
ています。

若い店主と奥さん?が切り盛りされているお店で、
漆喰の後の残った白壁と自然石や木を使った内
装が独特。BGMの無い店内はあまり通行する人
が多くないため、住宅地ながら山中で一服できる
店にでも来たかのような雰囲気があります。(通り
に面した所は全て開放的なガラス戸の為気にな
る方もいらっしゃるかもしれません。車以外の通行
はそんなにありませんが)

　こちらの店主は大阪の蔦屋で修行されたそう
です。もり蕎麦で2品(太切りと手挽き)を頂きました。
ご丁寧にどちらから供するか尋ねてくださいました。

　どちらでも結構ですと答えましたので細切りの
手挽きから供されました。蕎麦は細めの切り方で、
ねぎと山葵のシンプルな薬味に、つゆと塩が添えら
れています。手挽きの蕎麦を何も付けずにたぐって
みました。口に近づけた辺りから蕎麦の香りが感じ
られます。風味の良い麺です。つゆも付けて食べて
みましたが、出汁よりもかえしの風味の強いつゆの
ようでした。

(嗜好の問題ですが、個人的には出汁の風味がもう
少し立っているつゆが好きなのです)

　一通り食べ終わって太切りの蕎麦が運ばれました。
(つゆもちゃんと新しいものに交換していただきました)
太切りは一見するとうどんと見間違うような太さの物
です。つゆ・塩と共にたまり醤油が供されて、手打ち
うどんの刺身感覚で食べる趣向です。蕎麦はうどん
ほどしならないのですが、太さだけあって結構な噛み
応え。

　たまりを付けてから食べると醤油の辛味の後に蕎麦
の甘みが引き立ちます。変わった趣向とは思いますが
非常に美味しいです。

　〆の蕎麦湯も結構濃度があって楽しみました。

　個人的にはもう少しつゆで楽しめると…、と思う所はあ
りましたが、あくまでも趣向の違いで麺を楽しむ分には十
分すぎるクオリティがあると思います。

　会計しての帰り際、店主と奥さん?お二人とも本当に心
をこめた挨拶をされました。受けるこちらとしては少々恥
ずかしくなる思いもありましたが、本当にお客さんを大事
にされているんだなぁと感じられて好印象でした。

　まだまだお若い店主なので、是非とも末永く商売される
ことをこちらとしても切に願います。

有馬街道沿いに何気なく建っているヴィー・ボヌール
神戸と言うホテルに併設されたイタリアンのお店です。

　旬の食材を取り入れたイタリア郷土料理と自家製の生パ
スタがこちらの売りのようです。
　ほとんどノリでランチに訪問しました。入り口すぐのカ
ウンターバーと、白を基調とした内装がオシャレな感じを
醸し出しています。

　ランチのコースは4種類あり、一番リーズナブルなÅコー
ス（1,050円）でオーダーしました。

　Åコースはパスタをメインにサラダ・パン・デザート・
ドリンクといった内容。パスタは3種類から選べます。何と
なく珍しさからパッパルデッレ　仔羊のラグーソース添
えをチョイス。他にスルメイカのアラビアータ・ツナと
青菜のアンチョビソースがありました。（コースの内容は
週替わりです）

　サラダはレタスに千切りにした人参・黒オリーブが乗っ
ていました。酸味がやや強いドレッシングでさっぱりした
味です。

　パンは少し離れたところにあるベーカリーレオノーラ
製とのことです。バターを添えていただきます。シンプル
なので特徴を述べるのも難しいですが、食感も良く美味し
かったです。

　メインのパスタは幅広のパッパルデッレの食感もさるこ
とながら、ラグーソースの味付けが絶妙でした。こってり
した風味がくどすぎずベストなバランスでの味付けかと思
います。上にバジルと黒胡椒がさりげなくかけられていま
すが、その量もまた絶妙。ソース自体の味を壊すことなく、
使い方のうまさを感じます。

　デザートはアプリコットソースのヨーグルトとベリーソ
ースのム-ス？でした。（イタリアンに関するボキャブラ
リーが少ないので変な表現かと思います。ちゃんと説明聞
いたらよかったですね）
　私、あまりスイーツ・デザートの類は食べませんが、甘
ッたるい感じも無く、ドリンクのコーヒーとあわせて食後
にさっぱりと頂けました。特にムースの方に添えられたミ
ントの香りが移っていて美味しかったです。

　ここまで書いて味の方は間違いなく高いクオリティを保
っているお店だと思います。（ただ、普段ほとんどイタリ
アンなどを食べないので他の店との比較判断があまりでき
ないので悪しからず）
　ボリューム感もそれなりにあるのでコスパの面でも悪く
ないと思います。

　それよりも、接客面での印象が非常に良かったです。ホ
ールは女性一人でこなされていましたが、つかず離れずの
サービスは見事という感じです。水をある程度飲むと完全
に無くならないうちにボトルで注いでくれます。食べ進む
うちの配膳のペースも早すぎず遅すぎず。そんなにまめに
様子を見られているような気もしませんでしたが、さりげ
なくこなされているという所にプロの仕事と言う仕事を覚
えました。
　
　次回はランクアップしたコースメニューを満喫してみた
いですね。

　神戸南京町の西側にある人気の焼肉店。予約していくのが
ベターです。私は予約なしで行きましたが、たまたま一つ席
が空いてたぐらいの混雑振りの上、生ものなど結構品切れが
多かったです。

　上ロースと数品のホルモン(あかせん・レバー・上みの・
そっちゃん)をいただきました。上ロースは1200円で後
のメニューは1000円以下です。値段に関して言えば、格
安ではなくそれなりって感じです。が、それぞれの味が価格
からして抜群に美味しいです。

　どれも比較的大きめにカットされている上に鮮度がいいの
でちょっとあぶる程度で十分頂けます。何より脂の質が非常
に良いです。口の中でスッと溶けるような口当たりで、旨味
が後味として残る感じ。

　どちらかと言うと歯ごたえを楽しむ部位であるあかせんで
も脂の口当たりの良さが味わえたのが結構感動モノです。
お店の方の接客も、そつなく動かれています。一皿に盛っ
て出されたオーダーの品も、口頭でどれがどの部位か説明し
てくれるところが好印象です。

　近隣にはいくらでも安くて楽しめる焼肉店がありますが、
少々お金に余裕がある時はこちらを選びたいと思います。
次回は予約限定メニューのタンユッケ狙います!

　妙心寺北門近くにあるカフェ。ブックカフェ的な地位を
確立されたお店です。北野白梅町の北東側にお店があった
数年前、サブカルごった煮的な内装に魅力を感じて度々利
用させていただきました。

　それから数年、移転先に今回訪問しましたが、相当パワ
ーアップしていました。

　訪問すると2階席に案内されましたが、コミックをはじ
めいろんなジャンルの蔵書の多いこと!ある意味で内装の
一部と化した感じで大量の本が置いてあります。懐かしい
コミックもありますが美味しんぼのような続刊のもの
はちゃんと最新刊まで置いてました。

　また、小さなスペースで京都ゆかりの写真家の方(お名前
失念しました)の個展を行っていたり、トイレはアイドル
系やら音楽系やら玩具系やら強烈なまでに異彩を放つディ
スプレイが施されており何かのテーマパークに来たのかと
錯覚するほど各所に見所満載です。

　食べ歩き小旅行の途中なのでランチのカレーセット(S)
をオーダー。カレーはスープ状で、野菜がふんだんに入っ
ています。指定が無ければ辛口での提供です。あまり無い
独特な味付けですが具材に入っていたブロッコリーの風味
と食感が良かったです。(トッピングは日によって変わる
ようなのでいつも入ってるわけではないかも?)

　これにミニサラダ(ポテトサラダと醤油味のドレッシン
グの風味が混ざると美味しい)とドリンク・デザートに小
さなフルーツ入りヨーグルトが付いていました。結構盛り
だくさんの充実感があります。

　他にパスタも種類豊富で美味しいです。また、同伴者は
シュークリームを頼んでいましたが、ボリュームがあって
食べ応えありそうでした。

　一通り食べ終わっても、店の中に流れている空気が独特
で実際よりもゆっくりと時間が流れているような錯覚を覚
えます。そのせいか、集中して読書ができること請け合い
です。お店の方も滞在時間が長いからと言って退店を促し
たりしないので、独特の空気を満喫できます。サブカル好
きの方はこの説明しがたい雰囲気を是非直で味わってほし
い良店です。

さんプラザ地下にある焼肉店。メイン通路と違う
奥まった通り沿いにあります。

　安価な価格で神戸牛の焼肉を提供してくれるお店
です。
　１６時からの営業ですが遅い時間からでも定食の
オーダーができるので、何度か主に定食利用で訪問
させていただきました。（ただし、そのものズバリ
の焼肉定食みたいなものが無いので、どうしても焼
肉って方は焼きしゃぶ膳で妥協するか、単品オーダ
ーしてください。）

　久しぶりに訪問し、安部え丼（１，０００円）を
オーダー。店はほとんどおばちゃん一人で切り盛り
されていますので、オーダー通り次第黙々と調理さ
れます。

　安部え丼はビビンバ（石焼では無いです）に、細
切りの牛焼肉が添えられた王道ながら豪華な丼です。
　これに塩味のスープとサラダが付いています。卓
上に備えられている韓国味噌を１・２さじかけて、
その上からスープをかけてスプーンで混ぜて食べる
ように勧められます。

　物は王道ながらさすがに美味しいです。具に乗っ
たもやし・ぜんまい・玉ねぎのしゃっきりした食感
と柔らかい牛肉。味のベースになるお店手作りの味
噌の味が強すぎないのであっさりいけます。（多少
濃い味にしたい方は、にんにく入りの辛口の方を多
めに入れることをおススメします。）

　もちろん単品の肉のほうも肉質が良く、おいしく
食べられます。

　何よりもお店のおばちゃんの応対が丁寧で、一度
定食のみでは物足りないので単品をオーダーした時、
うっかり知らずに単品オーダーが時間的にまだでき
ない時間だったのにオーダーしたのですが、時間前
倒しで提供していただきました。（ありがとうござ
います！）

業務連絡・隊長及び隊員の皆様、携帯機種変の
ドサクサでカレーの画像が消えてしまいました…。

　そういうわけで、口コミ文にはカレーも食べた
旨を書いてますがタイトル的にはドビーライスの
みにすることをお許しを。

南京町の路地裏にあるこじんまりとした洋食店。
50年代アメリカっぽいレトロ感のある内装の店
内はカウンターと奥の小さなテーブル席2つの為、
キャパがそんなにありません。いつも、コック服
にバンダナ・眼鏡のちょっと渋い店主と奥さんで
切り盛りされています。

　揚げ物主体の洋食メニューとカレーライス・ド
ビーライスが味わえます。大抵のメニューが1,
000円以内でオーダーできるので良心的な価格
です。(ビフカツ・海老フライはオーバーしてま
す)別々の日にミンチカツドビーライスと、カツ
カレーライス(共に850円)をオーダーしました。

　ドビーライスは褐色のソースがかかったライス
とサラダが大皿に半分ずつ盛られています。ライ
スの上にミンチカツが2個。

　一見するとよくあるハヤシライスのようなドビー
ライスですが、ソースに独特のほろ苦さを感じ
るあまり無い風味です。ベースのドミグラスソー
スの味がしっかりしているので深みがあって美味
しくいただけます。

　上に乗ったミンチカツは神戸で初めてミンチカ
ツを販売した製肉店三ツ輪食品から肉を卸し、
直伝のレシピで作っているとの事です。

　通し揚げで盛り付けられたミンチカツを口にす
ると、すごくジューシーな肉汁が出てきて美味し
いです。

　サラダは刻んだキャベツ・温野菜(人参・キャ
ベツ)・マカロニと彩りもきれいです。合間に口
にするとやや濃いめのドビーライスの味付けとメ
リハリが付いて美味しいです。温野菜が素材の甘
さをうまく出しているので、特に印象的でした。

　カツカレーライスはドビーライスと違って、サラダ
を別皿にして盛り付けています。やや薄めの
トンカツを中央に乗せています。ルウは煮込んで
いるためか、繊維状になった牛肉が所々見受けら
れる程度で、ほとんど具材がありません。

　やはり通し揚げなのですごくいいカツの食感が
楽しめます。

　カレーのルウもドビーライスとベースが同じな
のでしょうか?深みのある風味の後に、やんわり
と辛さが伝わってきます。そんなに辛くないので
万人向けかもしれません。

　全般的に、子供の頃食べたような味と言うよう
なものでは無く、大人向けに洋食を作ってみたよ
うな渋い味わいです。安価で味わえる洋食では相
当なクオリティの高さを感じます。

南京町はもはや中華料理のみを味わいに行く場
所ではないことを証明するかのような良店だと思
います。

唯一の難点はキャパがそんなに無いので、ピー
ク時には結構待つことになったりします。

　が、11:00〜20:00まで通しで営業されているので
時間をずらして利用すれば、余裕で食べられます。

三宮にある中華料理店タオシアターが母体の坦々麺
専門店です。昨年、初めて北野坂のお店に行きスープの美味しさに是非再訪したいと思っていました。（現在は三宮のお店はこちらのみになっています。）

　北野坂のお店と違い、黒く塗った打ちっぱなしのコンクリートに中国風のテーブル・椅子、デザイナーの絵とヌーベルシノワのお店っぽくもあるオシャレな内装です。

　各種坦々麺メニューが充実しているお店です。以前に食べて美味しかった麻辣坦々麺をオーダーしました。

　意外にほとんど時間をかけず供されました。いかにも辛そうな色合いのスープにひき肉・ねぎ・香菜？が具材です。
　
　スープをすすると中国山椒の風味がまず口の中に広がります。麻辣の麻の字が示す通り、舌を痺れさせる感覚が癖になります。
　山椒の風味の後からしっかり唐辛子の辛味・スープの旨味が感じられますので非常に美味しいです。さすが中華料理店の系列店というところでしょうか？

　それに比べて、改めて食べると麺のクオリティが負けているような気がしました。あえて意地悪い表現をするとインスタントの麺を家で固めに茹でた食感に似ていたと思います。が、それを十分にフォローするぐらいの魅力がスープにあると思います。　

　やや、残念なポイントとして、北野坂のお店ではジャスミンティが飲み放題だったのですが、こちらでは普通の水になってました。復活させてもらえるとうれしく思います。