3回
2023/04 訪問
理想のお寿司屋さん
◼️【訪問理由】◼️
以前の感動が忘れられず、予約サイトを開いたら、都合が良い日時に空席があったため。
◼️【食事内容】◼️
~お通し~
○空豆
~ツマミ~
○平目の刺身
○平目のエンガワ
○平目の肝
○鳥貝
○あおり烏賊
○赤雲丹
○紫雲丹
○鮑
○鮑のツユ
○鮑の肝
○中トロ
○鰆
○煮蛸
○ビーンズトマト
○大トロの雲丹巻き
○白魚
○半生くちこ
○春子と菜の花の巻き物
○カマの炙り
○ツマの海苔巻き
~握り~
○鯛
○赤貝
○細魚
○青柳
○鯵
○蛤
○小柱
○鰹(ニンニク入り)
○ダルマイカ印籠詰め
○漬け赤身
○中トロ
○中大トロ
○大トロ
○マグロ砂ずりの炙り
○ゆず大根べったら漬け(箸休め)
○車海老
○根室産(国後島)の雲丹
○穴子(塩)
○穴子(ツメ)
○玉子焼き(通常の倍量)
○ほおずき
~追加注文~
○赤貝
○マグロ砂ずりの炙り
○根室産の雲丹
○干瓢巻
○さわ田スペシャル(マグロ+赤雲丹+紫雲丹)
~ドリンク~
○ガリ酢サワー(麦焼酎)×2
○ガリ酢サワー(芋焼酎)×2
○温かい緑茶
○麦茶
◼️【店の雰囲気・特徴】◼️
1回転6席で営業のお寿司屋さん。
店内が狭小のため、お客様と大将の距離が必然的に近くなります。常連・一見分け隔てなく、大将と女将が接して下さるため誰もがプレミア感を味わえます。
また、新規やおひとり様が利用しやすいように、予約受付人数を1組1名~2名迄とされていることには唯々頭が下がります。貸し切り営業も不可とのこと。
常連の方ばかりで、ワイワイガヤガヤと会話される中、気まずい思いをしながら一人食事をした経験がある身としては、この配慮は本当に有難い限りです。
スマホ使用禁止
動画・写真撮影禁止…
全ての方一律“OMAKASE”からのみ予約受付…
15分以上の遅刻はいかなる場合もキャンセル扱い…等、色々と制約の多い当店ですが…
寿司を食べることに、のめり込みたい方にとって、理想形であるように思われます。“場所”として利用する御店ではなく、“寿司を食べに来る御店”なのだと改めて実感しました。
◼️【食事について】◼️
繊細で端正な寿司は魅力的ですが、当店は合わせて豪快な印象を受けます。
基本はお客様の腹具合に合わせ、大将がツマミや握りの量を調整して下さいます。しかしその調整を断り「そのままで」とお伝えした場合、ツマミや握りのビジュアルがとんでもないことになりました。写真撮影禁止なのが残念ですが、撮影できたらインスタ映えの極みになるビジュアルです。
大食いの私としては堪りませんでした。
例えばツマミの煮蛸を「そのままで」とお伝えした場合、タコ串サイズでそのまま登場します。こんな大きい煮蛸を他所でまず見かけません。ふっくらと柔らかな噛み心地でバランスの良い甘さと相まって至福の一品です。
今度は車海老の握りについて、「そのままで」とお伝えしたら、“屋台のチョコバナナ”並の大きさで登場しました。こんな大きい握りなかなか見かけません…。最初にこれを見た時カルチャーショックに陥りました。ほおばると甘さが口いっぱいに広がる車海老です。
豪快です。
〆の段階で注文可能な“さわ田スペシャル”と呼ばれるマグロの巻きものは、その極みです。マグロの量はもちろん調整可能ですが、たっぷりマグロを入れていただくと、口に含むたび"マグロのジュース"を味わっているような感覚になります。とてつもなく豪快で贅を尽くした食べ方です。
ちなみにこの回は、“さわ田スペシャル”を注文されるお客様が私を含めて二人だけでした。
もう御一方はマグロの量をセーブされておりましたので、結果としてこの回ほぼ全員分のマグロを私の“さわ田スペシャル”に入れていただくことになりました。プラス雲丹も二種類入れていただきました。ネタだけで拳2個分ぐらいありそうな質量になりました。そして贅沢に海苔を4枚も使っていただきました。「こんな大きさの巻きもの作ったことないですよ」と大将は苦笑いされておりました。
食後は「うおおぉぉ!!寿司食ったぁ!!!」という感動に包まれます。
「ご馳走」という言葉が正に相応しい寿司コースでした。
ご馳走様でした。
2023/11/28 更新
2022/06 訪問
理想のお寿司屋さん
懇意にしている食通の方が
「私にとって【さわ田】さんは、構成・雰囲気・味、全ての点で完璧に近いと感じる寿司屋なんです」
とおっしゃていました。
予約サイトの【OMAKASE】ですぐに予約をとらせていただきました。
平日昼間に一人で訪問。
時限まで入口が施錠されているので、当店があるビル3階の踊り場もしくは階段で入店を待ちます。
正午とほぼ同時に入口のあかりが灯り開錠されます。それと同時に銀座のシンボル“和光”の鐘の音が聞こえてきます。銀座のド真ん中であるということが改めて実感されます。
先程までと打って変わり、入店して真っ先に感じたことは店内の静けさです。外音は殆ど聞こえません。
そして一般的なお寿司屋さんの店内と比べ、とても狭い造りだなと感じました。席数5席(コロナ前6席)のために造られた店内のため、どこに座ったとしても大将との距離感が近いサービスを受けられるわけです。
この回は私含めお客様全員が一見の方でした。店の構造上、その方達との距離がとても近くなります。もちろん大将との距離も近い。そのお陰か、この回はその場にいる皆様全員で目の前のお寿司を楽しむムードを共有できたように感じました。
大将は一見恐そうな方だなと思いましたが、とても丁寧で気さくなお人柄でした。こちらが何か質問をすると、必ず話を広げていただき盛り上げて下さります。
また、お客様の反応を観察されながら、一人一人に分け隔てなく気遣いの言葉をかけて下さります。「シャリの量は多くありませんか」「お腹の具合はいかがですか」…など。女将さんも「なにかお飲み物は飲まれますか?」「暑くはありませんか?」など、小まめに言葉をかけて下さります。私は決して多くのお寿司屋さんに行っているわけではありませんが、ここまで丁寧にそしてマメに言葉をかけてくださった経験は初めてでした。
シャコが美味しくて思わず表情を歪めてしまった時に、大将が大慌てで「タレが濃すぎましたか…?」と声をかけてくださったのが印象的でした。
大将申し訳ありませんでした。美味しさのあまり顔を歪めてしまいました。
お客様のなかで女性の方がお一人いらっしゃいましたが、その方に対する大将の気遣いは、とても紳士的でユーモアに溢れておりました。女性の方の表情がどんどん柔らかくなっていくのを感じとらせていただきました。
今回は沢山質問をさせていただき、大将から様々なお話を聞かせていただきました。
寿司屋を志されたキッカケや、全面的に予約を【OMAKASE】からのみ受け付けるようになられた経緯など沢山お話いただきました。今の形に落ち着くまでに様々な事件が起こり、たくさんの葛藤や苦悩があったようです。話の断片から、ご夫婦の働き方はなかなかハードな働き方だと窺えましたが、大将いわく今が一番ご自身が望まれた形でお仕事をされているそうです。
動画・写真撮影禁止、スマホ使用禁止等、いろいろ制約が多い当店ではありますが、「純粋にお寿司を楽しみたい」という方には、理想形のお店であると個人的に思いました。もちろん人よって相性の違いはありますが、少なくとも私にとっては最高の体験をさせていただきました。
有難うございました。
▼この日いただいた内容(握りのコース)
〇ほしがれい
〇まこがれい
〇10日熟成のあおりイカ
〇赤貝
〇キスの昆布締め
〇サワラの藁焼き
〇蛸の煮付け
〇氷見の鮪 赤身漬け
〇境港124㎏鮪 中トロ
〇境港124㎏鮪 中大トロ
〇境港124㎏鮪 大トロ
〇水茄子
〇アジ
〇シャコ
〇唐津産 赤ウニ
〇海老
〇鮑
〇シマアジ
〇ミル貝
〇カツオい
〇剣先イカの印篭詰め
〇鮪砂ずりの炙り
〇ゆず大根べったら漬け
〇余市産 バフンウニ
〇穴子 白焼き
〇穴子 煮詰め
〇玉子焼き
〇ホオズキ
◎ガリ酢サワー
◎お茶2杯
▼追加オーダー
〇さわ田スペシャル
〇穴子 煮詰め
〇干瓢巻
噂の【さわ田スペシャル】は強烈でした。マグロの様々な部位が入った手巻きですが、シャリの量よりも圧倒的にマグロの量が多いのです。シャリが添え物程度にしか感じられない程のマグロの多さに度肝抜かれました。“マグロのジュース”を飲んでるような感覚でした。
2023/04/20 更新
久しぶりに訪問致しました。
前回までとは、所々で大分異なる印象を受けました
大将と女将さんのおもてなしから
言葉では表せない感動を毎回頂いております
美味しくて楽しい時間を、ありがとうございます。
多く伺えてませんが
生涯通わせていただきたいです