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【ディナーコース(12,000円)】 この日は、お久しぶりのよし奈さんでディナー。予約困難店とあって次お邪魔するまでに間があくから、忘れた頃にご褒美がやってくるような、そんな感覚。前回来た時から季節も変わって、暖簾を揺らす風が気持ちいい。 ホタルイカと季節の野菜(マイクロ春菊なるものの存在を創めて知った)、せとか、白味噌と酢味噌を使った前菜からはじまり、一つ一つが本当に美味しくて食べるたびに笑みが溢れる。 目にも楽しく食べて心満たされるお料理たちに、よし奈さんに来たことを実感。そして、それぞれの説明を聞くたび、その工程にかかる時間と手間を想像して頭がクラっとする。(一つ一つ感想を書くと、以前のように長文になりそうなので割愛笑) 心満たされる創作和食と、本格的な洋菓子で締めくくられるディナーに、食べ終わったそばから余韻ひたひた。 今回は、産休でお休みされていた女将さんと天使のような娘さんの姿もあって、さらに幸せな気持ちでいっぱいになった。 【ディナーコース】 この日は楽しみにしていた、よし奈さんでのディナー。その美味しさを知っていると、お店へと向かう足取りも自然と早くなる。前回のランチを思い出しながら、夜はどんなメニューがいただけるんだろうとわくわくで扉を開ける。 前回よりもキッチンに近い席だったので、盛付けの様子や動きが見えて嬉しい。丁寧に仕上げられたお料理を前に、説明を聞きながらその工程をイメージするこの時間も好きだなあ。 ディナーが始まると、お皿が運ばれてくる度に幸せが花開く。歯ざわりのいい鮑に、口の中で溶けていくように甘みが広がるオマール海老。噛むほどに旨みが溢れるお肉と、ソースの味わい深さ。一つ一つ書いてたら前回に負けない長文になっちゃうから自重するけど、どれも美味しくて口にするたびにやにやが止まらない。 一品ごとに手間ひまかけて丁寧に作られたお料理はどれも、素材の魅力がしっかりと感じられつつ繊細な味わい。前回いただいて印象的だったクレメダンジュと小菓子で締めくくられるコースは、最初から最後までずっと幸せだった。 ランチとはまた違った豪華さもディナーの魅力。次またお邪魔できる日が今から楽しみ。 【special lunch(完全予約制)/季節のクレメダンジュ】 予約一年待ちと噂のよし奈さん、念願叶ってやっとこさ突撃。店内は洋風の造りで、和食料理店というより喫茶店に近いカジュアルな内装。オープンキッチンで、調理されている様子が見えるのも素敵。 ◎前菜 栗の冷やし茶碗蒸し。鬼皮も使って出汁を取り、マスカルポーネを使ったソースにデラウェアが添えられてる。栗の風味と甘味が主役ながらも、マスカルポーネとデラウェアがさり気なく華を添えていて不思議と合う。一品目を食べ終えた時点で、この先のお料理に期待しかない。 ◎椀 秋刀魚の真薯とお野菜の椀物。椀物でクセの強い青魚を使ってるお店って、珍しい気がする。臭みのない秋刀魚の旨味とふわふわの真薯、お出汁の美味しさのバランスが絶妙。 ◎季節の一品 お刺身(炙り鰆、雲丹、鮪)に、西洋葱やフェンネル等お花をあしらった一品。登場した瞬間、ため息が漏れてしまう程可愛らしい、女性的なビジュアル。どれもお魚の風味と魅力がぐっと濃く感じられて、鼻に抜ける香りや余韻まで幸せ。 エディブルフラワーってある程度大きさがあったり、口当たりや風味でどうしても存在感が出てしまうイメージだったかど、こちらはその感覚が全然なかった。 ◎シェフの一品 北海道産帆立ソテー。手前には落花生のソースに、落花生の皮を煮て作ったキャラメルソース。添えられているのは胡桃のキャラメリゼにマッシュルーム、梨、イチジク。肉厚で旨味が凝縮されたホタテはバターとの相性抜群。落花生のソースのコクやキャラメルの甘みがまた合う。帆立以外の食材との構成が新鮮で面白いけど、きちんと計算されているのを感じるバランス感。 ◎魚料理 鮎(7時間蒸して揚げたもの)、万願寺唐辛子のソース、牛蒡と桜えび、生姜ソース、薩摩芋(うろ覚え)の松風焼き。岐阜で生まれ育って鮎は色々食べたつもりだったけど、こんなにふわっふわな鮎は初めて。表面のさくっとした食感からしっとりふわふわ食感へと変化して、鮎の味が口に広がる流れはたまらない。スイーツかと思うくらい薩摩芋の甘みが感じられるなめらかな松風に、牛蒡と桜海老が香るサクサクの揚げ物。一皿の中で味や食感のコントラストがついて楽しい。 ◎肉料理 黒毛和牛ランプ肉に信長椎茸、生胡椒。噛むほどに旨味が広がるお肉の魅力は勿論、ソースがまた良いお味なの。生胡椒でアクセントを効かせて食べたら、にやにやしちゃう。肉厚でジューシーな椎茸は、付け合わせ以上の存在感。 ◎ご飯、味噌汁 インカのめざめを使った炊き込みご飯、いぶりがっこと鰹の佃煮。インカのめざめは、じゃがいもなのに薩摩芋と錯覚しそうなくらい甘みがある。御飯の量が選べるとのことで普通盛りにしてもらったけど、これは大盛りにすべきだった。 ◎デザート 季節のクレメダンジュはフロマージュに、イチジクと赤ワインのコンポート。創作和食店で洋風スイーツまで楽しめるなんて想像してなかったから、美味しいデザートにまた衝撃を受ける。コースの最初から最後まで、隙なく美味しさが溢れてた。 お料理が運ばれてくる度、繊細な盛り付けに目を奪われて、説明を聞く度、その工程の奥深さと食材の組み合わせの新鮮さに驚くばかり。旬のものを使いながら、それぞれの素材の魅力を贅沢に感じられるお料理の数々はどれも本当に美味しくて、心と五感が満たされる素晴らしいランチだった。 スペシャルランチ4,800円の価格設定は絶対おかしいと思う。コスパ云々どころか、恐縮するレベル。帰り際に次の予約もさせてもらえたから、またお邪魔できる日が今から楽しみ。
2024/03訪問
3回
【真鰯の3種盛り/生鰹の3種盛り/箱雲丹/ぷるぷるだし巻きたまご/カニクリームチーズinコロッケ/すたみなにんにくちゃーはん/マスター気まぐれパスタ】 お魚が食べたい!とお邪魔したのは、長良の柚風さん。コロナ前に知り合いの方からお店の存在を聞いて、気になってたの。黒板いっぱいに書かれたメニューにテンションが上がる。 まずは贅沢に、箱雲丹。箱の状態からいただくのは初めてで、ドキドキしながらぱくり。うわ〜美味しい。雲丹が口の中でとろけていくと同時に、甘くて濃厚な風味が広がっていく。そのままでも十分魅力的なんだけど、海苔にご飯、雲丹を乗せて卓上の岩塩をぱらり。雲丹の甘みがぐっと引き立って、思わず笑っちゃう美味しさ。 盛合せを頼んだのは、真鰯と生鰹。それぞれ3種類の食べ方ができて、お醤油やポン酢の他に、なめ茸や胡麻塩でも楽しめる。脂の乗った真鰯の旨味に、もっちりとした生鰹の濃い味わいがいい。青魚特有の匂いって、鮮度が落ちると臭みが出て味が濁るイメージがあるんだけど、それが全然ない。 臭みのない、素材のクリアな味がストレートに伝わってくるのは、新鮮だからこそなんだろうな。店主さんの思いと目利きの良さ、素材に対する真摯な姿勢が伝わってきた。岐阜の居酒屋さんでこんなに美味しい鮮魚がいただけるなんて、正直びっくり。 だがしかし、驚くのはお魚だけじゃない。お料理もまた美味しいの。お出汁が飽和状態のだし巻きに続いて出てきたのは、カニクリームコロッケ。中にフレッシュタイプのチーズが入ってて、蟹クリームの濃厚さとトマトソースの酸味とのバランスが絶妙。 半熟の目玉焼きを崩していただくにんにく炒飯は、にんにくゴロゴロ × しっとり系でやみつきになる味わい。この炒飯で白いご飯食べれそう。マスター気まぐれパスタはリクエストできるらしく、クリーム系に。お皿いっぱいに盛り付けられた茸香るフェットチーネで、幸せに〆。 お魚からお料理まで、その幅広さとクオリティの高さに「店主さん、何者…?」ってなった。気になるメニューが沢山ありすぎて一度で食べきれない〜。必ずまたお邪魔しよう。
2023/08訪問
1回
【上塩タン/和牛カルビ/和牛ロース/希少部盛合せ(3種)/脂つきホルモン(味噌)/塩ミノ/中ライス/石焼ビビンバ/ナムル盛合せ/もつ鍋(塩)/ちゃんぽん】 去年お邪魔して以来、通いたいお店の一つになった芭蕉苑さん。今回も焼肉ともつ鍋をいただきに突撃。 どのお肉も旨味がしっかりしててたまらない。程よく脂が乗りつつも胃が重くならない。何食べても美味しいもんなあ。お肉のお供は勿論つやぴかご飯。お肉の味を引き立たせるタレも魅力。 希少部位の盛り合わせは幸せそのものなので、5種盛りやコースも頼んでみたい。 気付いたらほとんど前回と同じオーダー内容。今回初めて食べた石焼ビビンバは味に深みがあって、これまで食べた中でベスト3に入る美味しさだった。迷いつつ頼まなかったカレーを含めて、ご飯物やサイドメニューも開拓しなくちゃだ。 〆は勿論もつ鍋。今回はスープを塩味でオーダー。湯気と共に香るにんにくと、臭みの全くないぷりんとしたホルモン、具材全部の美味しさが溶けたスープは最高。モツ鍋屋さんに来たのかと錯覚するくらいのクオリティ。 写真を見返してたら、また食べたくなってきちゃった笑 【塩タン/和牛カルビ/キムチ盛り合わせ/希少部位盛り合わせ(三種盛り合わせ 華)/脂つきホルモン(味噌)/中ライス/博多牛もつ鍋(胡麻香る醤油)/ちゃんぽん】 気になっていたこちらのお店。向かってみると、小学生の頃に一度焼肉を食べに来た場所(店名は覚えてないけど違う焼肉店)でびっくり。時の流れを感じながらいざ突撃。 焼肉は全体的に脂がのって柔らかく、少量でも満足感のある美味しさ。希少部位に関しては、よく食べるハラミですらこれまでに食べたことのない感じ。噛んだ瞬間じゅわっと溢れる。どれも美味しくて、満たされる。 嬉しいことにここではもつ鍋もいただける。焼肉からのもつ鍋なんて最高。にんにく香るスープは濃すぎず、焼肉後でもあっさりいただける。ごぼうが入ったもつ鍋って初めてかも。〆は京都から麺を取り寄せてるというちゃんぽん。もっちりした麺はスープとの相性抜群で、ちゅるりと完食。 焼肉だけじゃなくもつ鍋、そして〆まで食べられる3stepって凄い。食いしん坊大喜び。個人的に重視してる白ご飯も、ふっくら艷やかで美味しくてテンション上がった。
2021/06訪問
2回
ご縁があって連れてきていただいたお店。久しぶりの回らないお寿司にわくわく。 一つ一つについて書いたら凄い文章量になりそうなくらい、本当に美味しかった。食べるたびに無言になって頬が緩む。 同じお寿司なのに、酢飯もお魚もこんなに違うの?って驚いてばかり。食感や味、味の変化、香り、余韻、どれも素敵すぎる。鯵と鮪が特に衝撃的で感動した(忘れられなくて追加させていただいた)。 美味しいって言葉しか使えない語彙力が悔しい。これまでの自分の「美味しい」のスケールで表現できない次元。お魚の味でこんなに奥行きを感じたのは初めてかも。煮物やだし巻き卵も本当にいいお味。 今まで食べたお寿司の中で一番美味しかったなあ。思わず「美味しい…どうしよう…」って呟く。キャパを越える幸せに戸惑った笑 岐阜にこんな素敵なお店があるなんて知らなかった。季節によって旬も変わるから、何かのご褒美にまたお邪魔したいな。
2020/07訪問
1回
【マルコサラダ/タコの香草ガーリック/カルパッチョの盛り合わせ(おまかせ3種)/4種類チーズのピザ/焼きおにぎり】 この日はお酒好きな友人と夜ご飯へ。知らないと通り過ぎてしまいそうな場所にあるビストロ。 まず驚くべきはお通し。こんなにいいんですか?ってくらい、いただける。この日は、自家製のツナ、パプリカと原木椎茸のマリネ、メンチカツ(細かいとこは自信ない)。ツナもりもり、椎茸肉厚、メンチカツに関しては2切れ×卵とじ的なものがたっぷり乗ってる。どれも美味しくて幸せ。 店名がついているサラダは、蟹や焼き鯖、生ハムが散りばめられた贅沢な一品。鼻に抜ける香りがたまらない香草ガーリックにぷりぷりの蛸。おまかせにしたカルパッチョはスズキ、鯖、蛸の3種類。鮮度が良いのか臭みもなくて美味しい〜。茗荷とジュレがまたいい仕事してる。 次々現れる美味しいお料理達にはしゃぐあまり、一段落すると若干放心状態笑 最後はピザ(私はおにぎりも)。切ってびっくり、溢れそうになるくらいたっぷりのチーズ。この時点ですでに嬉しいのに、口に入れるとチーズの香りが凄い。幸せしかない。 おにぎりは表面に少しだけお醤油の香ばしさを纏った、シンプルな焼きおにぎり。おこげを思い出す焼き目にもにやにや。野沢菜漬けの優しい塩分と、はちみつ漬けの梅干しがまた合う。 どれを食べても美味しくて幸せなひとときでした。
2020/07訪問
1回
【牛たん/豚カルビ/ハラミ/わかばのさんちゃん/ごはん(中)/キムチ/明宝ハム】 夜は郡上の友人(食いしん坊)オススメのお店へ。お肉屋さんがやってる焼肉屋さん。入る前から美味しそう。 入口すぐには焼肉屋さんには珍しいカウンター。その奥にあるお座敷でいただきます。お肉がどれも美味しくて、ご飯が進む進む。気付いたら中サイズのごはん2杯をぺろり(^O^)半円状のロースターで焼くのがまたいいよね 友人曰く牛ホルモンが特に美味しいらしい。牛豚鶏を欲張りに食べられる「わかばのさんちゃん」もいただきます。お味噌のお味がしっかり馴染んでいて、鉄板で焼かれる香ばしい匂いがたまらない。鉄板の端に向かって余分な脂と罪悪感が流れてく笑 脂の旨味とお味噌のコクが合わさったホルモンの美味しいこと。柔らかい鶏ちゃんも含めて、これは野菜やご飯がもりもり食べられちゃうわ。 美味しいお肉に会話も弾んで満たされる。友人やお店の方の様子を眺めながら、郡上の人の温かさも感じた。なんだか帰るのが淋しくなっちゃう笑 少し肌寒い郡上の夜が心地良く思えるくらい、心ほくほくで帰路につきました。
2020/07訪問
1回
【季節のおまかせコース/アールグレイ オハラ】 この日は、ずっと行ってみたかった和らんさんでお食事。Google Mapの位置情報を頼りに向かうと、飲食店らしからぬ外観。何度も通ったことのある場所なのに、ここにお店があるなんて今まで気付かなかった。 どこか無機質な入口から着物姿の女将さんが現れて、中へと案内される。店内は間接照明と和モダンなデザインが印象的な落ち着いた雰囲気で、文字通り隠れ家のような場所。どんなお料理がいただけるのか、期待が高まる。 (お料理一つ一つのコメントを書いていると、文章量が大変なことになりそうなので一部割愛。) 竹炭で黒く色付いた球体は、アメリカンドッグ。口にした瞬間、帆立と烏賊の香りがふわりと広がって、クールな見た目とのギャップにドキッとする。抹茶クレープで包んだ鮎のリエットに、発酵ソースを使ったピリ辛稲庭うどんと、趣向を凝らしたお料理が続く。 お吸い物は、からすみ入りの餅巾着。お汁のいいお味に心ほぐれる〜。巾着を開くとからすみがゆっくりと溶け出して、キラキラと光を反射しながらお椀の中を橙色へと染めていく。お吸い物にからすみの風味、程よい塩気が加わって、さっきまでとはまた違った表情に。なんだかもう、組み立て方が芸術的。 真魚鰹のカツは、目の細かな衣のクリスピーな食感と、ふっくら柔らかくて上品な味わいの真魚鰹とのコントラストが絶妙。甘酢茄子の酸味がいいアクセント。続いて提供された時鮭の大根ソースは、程よく脂の乗った身と優しい味わいのソースで、ふわふわと浮かんでいるような感覚になる。 お肉料理は、なんと鹿肉。写真では伝わりづらいけど、鹿のすじ肉を使った肉じゃが乗せ。上品な鹿肉の旨味を噛み締めてにやけ、鹿肉と野菜の魅力が凝縮された肉じゃがに思わず笑っちゃう美味しさ。てっぺんに乗せられた牛蒡が繊細な細さで素揚げされていて、牛蒡の香りを出しつつ食感で強く印象付けすぎない、主役を引き立たせるような奥ゆかしさがあった。 そしてここで、まさかのお寿司の登場。ここまでのお料理に加えて、鹿肉からのお寿司という贅沢な流れに狼狽える。これがまた一つ一つが本当に美味しいの。 特に印象的だったのは、可愛らしくも存在感抜群だった、いくら丼。蓋を開けるといくらがたっぷり敷き詰められていて、きらりと輝く姿はもはや宝石のよう。掬って食べた瞬間、幸せの波に飲み込まれていく。生と半熟の2種類のいくらが使われているから、色の抑揚だけでなく、口の中でぷちっと弾ける食感の違いも楽しめる。 「お腹に余裕があれば…」とお声がけいただきお願いした、海老のカレー。これ、「余裕があれば…」で出てくるクオリティじゃなかった。ルーを口にした瞬間の濃厚な海老の風味は、殻から出汁をとってるであろう本格的な味わい。この頃になると、美味しいもののオンパレードに脳が混乱してた。 お品書きのない季節のおまかせコース。次は何だろうとわくわくしながら待つ時間も、お料理が提供された瞬間に動く心も、食べ終えた後の余韻も、お料理が提供される合間の余白がより一層引き立たせてくれた気がする。素材やお皿の取り合わせも素敵だったなあ。 ビオワインが豊富なお店だけど、意外にもノンアルコールも充実。お茶のラインナップに惹かれて頼んだのはアールグレイ オハラ。お煎茶にベルガモットの香りを纏わせたものらしい。一口飲んでびっくり。まろやかな口当たりにはじまり、ベルガモットの爽やかな香りが広がった後、すっきりとした余韻が残る。お食事の合間に飲んでも、流れを乱さない味わいだった。ワインとのペアリングを考えるように、ノンアルコールでも繊細なお料理と愉しめるようなドリンク選びをされているんだろうな。 隠れ家のような場所でいただく、五感が喜ぶ創作和食の数々。お店を出た瞬間、現実に戻ってきたような錯覚にすらなる、素敵なお店だった。また必ずお邪魔したい。
2023/08訪問
1回
【夜のコース料理】 オープンからずっと気になりつつも、なかなかお邪魔できなかった糧さん。ジビエ料理をいただくべく、やっとこさ突撃。ナチュラルテイストの店内は、大きな窓とゆったりとした客席の配置で広く感じる。 メニューを見てみると、食材からドリンクまで岐阜尽くし。食材別に生産者の方々も載っていて、見ているだけでも色んな発見があって楽しい。いただいたドリンクは、揖斐春日 傅六茶園の天空の古来茶 ほうじ茶。岐阜に住んでいながら、揖斐のお茶ってあまり飲む機会がなかったかも。香ばしい風味に包まれながら、おしながきを見る。文字だけで思わずにやけちゃう。 ◎前菜 自然卵のフランは、鳥の巣のような演出が可愛らしい。優しくも卵の風味がしっかりと感じられて、穏やかにはじまるコースの序章。 飛騨馬のタルタルは、あっさりとしつつも濃い味わいな馬肉の魅力が活きた一品。レバーも鹿を使用したというパテドカンパーニュに鹿の自家製ハム。初めての鹿肉にドキドキしながら口にする。癖のない風味と、噛むほどに広がる旨みが美味しい〜。鹿を見る目が変わっちゃいそう笑 一夜干しにした鰻を使ったあぶり焼きは、干したことで食感に弾力があって、風味がぎゅっと凝縮されてる。バルサミコ酢の酸味がよく合ってて、私の知らない鰻の一面を見た。なれ寿司は特徴的な発酵した香りがありつつも、不思議と癖は強くなくて意外にも食べやすい。 ◎スープ 2種類の天然きのこと名古屋コーチンを使ったコンソメスープ。テーブルに運ばれてきた瞬間漂ういい香りに驚く。スープを飲んだら、思わず頬が緩む。風味の良さが想像以上。きのこの歯ざわりと香りの良さも相まって、シンプルながら奥深い味わい。一口の満足度が凄いから、この量感にも納得。 ◎サラダ 野菜の濃い味わいもさることながら、衝撃を受けたのは自家製の鮎魚醤バーニャカウダ。淡いグリーンのソースを口にすると、鮎の風味がしっかりと広がる。初めていただく鮎の楽しみ方に、一瞬頭が混乱する。程よい塩気とにんにくの香りがフレッシュな野菜と合わさって、手が止まらなくなる美味しさ。 ◎メイン1 ひのき牛を長良天然赤ワインで煮込んだ一品。このひのき牛、抗生物質やホルモン剤を使わず健康的に育てられていて、出荷頭数も取扱うお店も限られる貴重な牛らしい。光を反射する深い色合いにドキドキしながらフォークを入れて、びっくり。軽く触れただけでほろりと解ける柔らかさ。それはもう、ナイフが要らないレベル。断面を見たら、思わず溜息が出るビジュアル。食べる前から幸せすぎる。一口食べれば、しっとりした口当たりにお肉の旨み、じっくり煮込まれた深みのあるソースが合わさって美味しい〜。穏やかにの広がるほろ苦さもまた素敵。 ◎メイン2 お次は、ひのき牛の炭火焼き。ピンク色が綺麗に輝く断面に惚れ惚れしちゃう。ナイフを滑らせる感触にわくわくしながら、ぱくり。サシは多くなさそうなのにとても柔かくて、噛むほどに赤身の旨味が感じられる。絶妙な火入れ加減。蛇穴わさびのほのかな甘みと強すぎない爽やかな辛さがまた合う〜。塩を加えたら旨味が引き立てられて、一層魅力が増す。お肉を口へ運ぶ幸せと、お皿からなくなっていく悲しさで心が忙しい笑 ◎お食事 選べるお食事は、飛騨高山の猪を使ったラグーパスタをチョイス。トマトを使わずコンソメのみでシンプルに味付けされていて、臭みのない猪肉は奥行きのある大人な味わい。自家製のむちっとしたパスタとの相性も抜群で、フォークが止まらない。 ◎本日のデザート それぞれが頼んだデザートをシェア。薔薇の香るふわとろな豆花に、香り高いほうじ茶の濃厚なテリーヌ。最後まで隙なく、心を豊かにしてくれるメニューの数々で余韻がすごい。 素材への拘りやお料理の魅力は勿論、一皿一皿が作り上げられるまでのことをイメージせずにはいられないくらい、時間を惜しまず丁寧に作られているのが伝わってきた。正直、この価格帯でいただけるのは凄いと思う。 岐阜県産にこだわった、素晴らしいお料理の数々。岐阜で生まれ育った私の知らない岐阜を再発見できるコース料理だった。キッチンに面した客席もあって、小さなお子さん連れでも利用できるらしい。岐阜県産の自然派料理店でジビエやコース料理もいただけて、子連れでも利用できるってかなり貴重。今度、友人親子も誘ってみよう。
2023/07訪問
1回
【ディナーコース】 この日は、ずーっと気になってた河原町のお店へ。1日2組限定の完全予約制フレンチ、La Nouvlle Luneさん。シンプルな外観故に通り過ぎてしまいそうな一軒家は、隠れ家的な雰囲気。大きな一枚板のカウンターの向こうには、深みのあるブルーのキッチンが広がる。 素材しか書かれてないコースメニューに、どんなお料理がいただけるのか想像力を掻き立てられてわくわく。目の前で仕上げられていくお料理を見つめながら過ごす時間も、オープンキッチンならではの楽しみ。 ◎トウモロコシ/雲丹 とうもろこしのムースに雲丹が添えられた、涼やかな見た目のアミューズ。とうもろこしの甘みと雲丹の塩味、それぞれの色味のコントラストを楽しんだら、種類の違うクリーミーさが混ざり合って変化していく。 ◎桜鱒/枝豆/フルーツトマト 瞬間燻製した桜鱒は、いい香りがふわりと広がったかと思うと、やわらかな桜鱒の風味が広がる。身の中心はレアに近くて、臭みの全くない旨味と口溶けの良さに思わずにやける。初夏を感じさせる顔ぶれに、コクのあるソースとの相性も抜群。 ◎鮎/梅/オリーブ パリパリの春巻きの中にはふっくらとした鮎、そして中央には鮎の内臓を使ったペースト。ナイフを入れるととろりと溢れ出るペーストは、内臓と聞いてイメージするような鋭い苦味や臭みはなくて、鮎の身と自然に調和する味わい。お皿に添えられた、梅とオリーブのペーストがまた合うの。鮎と梅にオリーブが入るの、新感覚。 ◎メークイン/プラム 2年熟成のメークインを使ったビシソワーズに甘熟プラム。口にした瞬間伝わってくるじゃがいもの濃厚な風味。スープなのにどこかむっちりとした質感さえ感じる。青臭さがなくて、じゃがいもの魅力だけをスープにしたみたい。スープの程よい塩気に完熟のプラムが合わされば、また違った表情になる。完熟ならではなしっかりした甘さがあるのに、甘く重く傾きすぎないバランスの良さ。 ◎ホワイトアスパラガス/もち海老 ホワイトアスパラガスにもち海老(脱皮してすぐの甘海老)を使った一品。立派なホワイトアスパラガスは、その瑞々しさと素材の甘みにびっくりする。さっくりと揚がったもち海老は、身の甘さと口当たりの良さがすごい。それぞれの魅力を楽しんだら、下に敷かれたソースの出番。卵黄のコクが感じられるソースを纏って、味に厚みが出る。 ◎甘鯛/ズッキーニ 鱗焼きにした甘鯛に、香草を効かせたズッキーニ、自家製ドライトマト、サフランソース添え。パリッパリの鱗にふっくらふわふわの甘鯛、そのままでもたまらなく美味しい。ここにサフランソースが加わることで、奥行きのある味わいに。パエリヤやブイヤベース、ビリヤニ以外でもサフランって使えるのね。甘みの引き出されたドライトマトと、香草たっぷりのズッキーニ、これがまた美味しいの。 ◎阿蘇王/ヤングコーン このお肉、本当に美味しかった…。ナイフを入れた瞬間、まず感触が違う。ヒレ肉でこの厚みで、中は綺麗なピンク色。それでいて、噛んだ瞬間「ほわほわ」って表現が浮かぶくらい柔らかいの。それはもう、一瞬混乱するくらい。しっとりやわらかくて、お肉のキメが細かくて、旨味もしっかり感じられる。この状態でこの食感は経験したことないかも。同じビジュアルだと、少なからず弾力を感じるけど、それがない。素材の良さと技術の為せる技なんだろうなあ。同じ阿蘇王の骨や内臓から取ったスープで作られたソースは、さり気なく、でも確実にお肉をしっかりと引き立たせる味わい。口にする度に頬が緩む。 ◎ほうじ茶/いちじく ほうじ茶ブリュレ、キャラメルアイス、無花果のコンポート。ほうじ茶もキャラメルアイスも香り高くて、口にする度その世界に引き込まれる。無花果のコンポートは芳醇な香り。溶けたアイスに赤ワインソース、それぞれが混ざり合っても自然と味が一つにまとまるのが面白い。 ◎マスカルポーネ/熟成本味醂 マスカルポーネに熟成本味醂をかけたもの。味醂の文字にドキドキしたけど、食べてみるとまるでメープルシロップのような味わい。コクがあって満たされる。 ◎小菓子 最後は小菓子。飲み物は珈琲、紅茶、ジャスミン茶から選べる。ふかふかのフィナンシェは、バターが香りつつも軽やかで、食後にいただくのにちょうどいい。穏やかなジャスミンの香りで、ほっと心が解ける。 どのお料理も本当に美味しくて感動した。お料理が出来上がる過程、キッチンからダウンライトの下を通って目の前に運ばれてくる姿、お味、余韻、どれも素晴らしくて、すっかり虜になっちゃった。 洗練された空間でいて、不思議と肩肘張らずに居心地よく過ごせるのは、お店の雰囲気とシェフの物腰の柔らかさも理由の一つかも。美味しさは勿論、食材の組み合わせの発想や見た目、立体感のある味わい、どれも素晴らしくて、尊敬の眼差しでシェフのお話を聞いていた。皆に全力でおすすめしたい反面、ちょっぴり秘密にしておきたくなっちゃうなあ。必ずまたお邪魔したい。
2023/06訪問
1回
【極みネギベーゼ塩タン/ランプ/ミスジ/トウガラシ/ラムシン/シャトーブリアン/シルクロース/ホルモン/和牛の炙りと野菜のカルパッチョ/霜降り肉の炙りユッケ/本日の自家製キムチ 三種盛り/自家製烏龍茶のアイス/ピスタチオとホワイトチョコの風船レアチーズケーキ/静岡産茶葉100%の自家製烏龍茶】 大垣の居酒屋さんが去年、和牛雌牛のみを扱う焼肉屋さんにリニューアルされたと聞き突撃!住宅街に現れる豪華絢爛な木彫りが目印、焼肉Dining迦楼羅さん。バリ島を思わせる店内には、掘り炬燵に個室、VIPルーム、離れの貸切利用まであるらしい。 運ばれてきたお肉を目にした瞬間、その美しさに思わず見惚れちゃう。まずは、極みネギベーゼ塩タン。網の上で焼き上げられていくにつれて、じわりと滲む肉汁がたまらない。ドキドキしながら、ぱくり。美味しい〜!噛んだ瞬間じゅわりと広がる旨味とネギベーゼやレモンの風味が絶妙。青臭さのない、葱の甘みがタンの魅力をより引き立たせてる。 お次は、黒毛和牛雌牛の希少部位。部位ごとに違った食感や味の魅力があるんだけど、驚いたのは脂の質や口にした後に広がる香り。口の中でさらりと溶けた脂は全然重さがなくて、お肉の旨味が綺麗な輪郭のまま残る感じ。雄牛と比べて「肉質がきめ細かく柔らかい」と言われる雌牛の美味しさ、食べて実感した。 炙ったシルクロースですき焼き風の葱を巻いて卵黄へダイブさせるこれ、幸せなビジュアルとお味に終始にやけてたと思う。口にした瞬間の口溶けの良さも幸せ。お洒落な器に入ってるけど、この後すかさず白米を食べた笑 食感がもはや「ふわふわ」に感じるシャトーブリアンに、臭みのないぷりっぷりのホルモン。良質なお肉の数々に、頬が緩みっぱなしだった。 でも、驚くのはこれだけじゃない。メニュー動画を見て分かる一品料理のバリエーションと、そのクオリティも素晴らしい。一つ一つ書いてたら文字数凄いことになるから我慢するけど、お洒落な洋食店でいただくようなものから、居酒屋さんメニューまでどれも美味しかった〜。焼肉は勿論、一品料理もオススメ。お酒弱いから普段からお茶派なんだけど、ここの自家製烏龍茶は口当たりがよくて、お肉の余韻を断ち切らない後味が印象的だったなあ。 近くにこんな素敵なお店があったなんて…必ずまたお邪魔しなきゃ!
2023/03訪問
1回
【乗ってるオムライス トキワ(1.5倍)/チーズサラダ(オムライス トキワ/エッグサラダ)】 オムライスが食べたくて久しぶりに突撃したのは、関のトキワさん。オムライスの美味しさを知ってるからこそ、メニューを見るたびにお値打ちでびっくりする。 まずはサラダの登場。サラダが見えないくらい山盛りのチーズがもう幸せ。チーズ単体で食べても不思議と飽きがこない。にんにくの香るドレッシングと合わされば、フォークが止まらなくなる味わい。このチーズを少し残しておいて、オムライスに加えて食べると二度楽しめて好きなんだよね。 そしてお待ちかね、乗ってるオムライス トキワ。お皿を動かすとたゆんと揺れるオムレツに、思わずきゅんとする。ぱっかーんしたビジュアルもいいけど、食感的にはそのまま食べたい…!と葛藤した結果、半分だけぱっかーん。 スプーン越しの感触にドキドキしながら進めると、切れ目から上がる湯気。開いていくと、ドレスが広がるようにふわとろ卵が顔を出す。このビジュアル、たまらない。見た目を裏切らないふんわりとろとろ食感の卵は、チキンライスをも飲み物にしちゃうから恐ろしい。食べ始めたら止まらなくて、別添えのケチャップを忘れて半分食べ終えてた笑 そしてこれ、チキンライスも美味しいの。程よい食感の硬めのご飯に、しっかり味がつきつつも濃すぎない絶妙なバランス。ここで、サラダのチーズを投入。オムライスの熱で少し溶けたチーズと一緒に頬張れば、ふふっと笑っちゃう味に変身。 次はフレンチを食べてみたいなあ。今回1.5倍を頼んだけど、Wでも余裕で食べられちゃうんじゃないかしら笑
2023/01訪問
1回
【豚焼き/ねぎま/焼肉(ほほ肉)/豚バラ/イカダ(ネギ)/軟骨/おでん(たまご/どて)/ウーロン茶】 ずっと行ってみたかった各務原の老舗つたやさんへ、やっとこさ突撃。渋い外観に、おでんの文字が浮かぶ赤ちょうちんが素敵。コの字形のカウンターに座ると、中央の焼き場とおでん鍋がよく見える。 まずは店名にも書かれている豚焼き。程よく弾力があって美味しい〜。塩とタレ両方いただいたけど、ずっと食べ続けていられそう。豚の串焼きって独特の香りがしやすいイメージだったけど、臭みが全然なくてびっくり。新鮮なものを丁寧に処理されてるんだろうなあ。 柔らかなほほ肉に、噛むと脂の甘みが広がる豚バラ。香ばしく焼き上げられた葱を生姜醤油でいただくイカダもタイプ。 そして勿論、味噌おでんもオーダー。お味しみしみのどてがまた美味しい〜。お鍋からお皿へ移したばかりの熱々を頬張る幸せ。やっぱり味噌だよね、味噌文化万歳。たまごの黄身と味噌が混ざり合うこの感じがたまらない。 何食べても美味しくて、近くにあったら通っちゃう名店だった。平日の17時すぎでおでんの豆腐は売切れだったので、次はオープン狙っていこうかな。串メニューも是非制覇したい。
2022/12訪問
1回
【ハイブリッドサムギョプサルチゲ(2人前)/コンボチキン/ヤンニョムトッポギ/ふわふわケランチム/赤海老のフェ(刺身)レギュラー/ナムル盛り合わせ/ボンボン(葡萄ジュース)/ヘテ梨ジュース】 韓国料理を食べたくて向かったのは、多治見駅前のシグマポチャさん。ネオンに包まれた店内は、韓国アーティストのPVが流れるお洒落な空間。種類豊富なチャミスルやミチョをはじめ、韓国ドリンクが沢山あって選ぶのも楽しい。せっかくなので、普段飲む機会のない韓国ジュースで乾杯。 今回のお目当ては、ハイブリッドサムギョプサルチゲ。なんとこれ、サムギョプサルとチゲが同じ鉄板でいただける欲張りメニュー。 まずはサムギョプサル、野菜や調味料と巻いてぱくり。色んな組み合わせで楽しんだら、サムギョプサルで使った調味料と共に材料を投入して、あっという間にチゲの完成。豚肉を焼いて出た脂も一緒に使うことで、スープに旨味が加わって美味しい〜。お鍋を楽しんだあとは麺を入れ、サムギョプサルで使ったお酢を加えてラーメンに変身。お酢で少しマイルドになったスープが麺と絡んで〆にぴったりな味わい。一つの鉄板でこれだけ楽しめるなんて凄い! サムギョプサルからラーメンまで全てお店の方が作ってくれるから、鉄板の景色が変わっていく様子を見てるのも楽しかった。ハイブリッドサムギョプサルチゲは、冬の間の期間限定でコース料理に入ってるらしい。これは通年販売してほしいかも笑 他にも色々オーダー。コンボチキンはザクッとしつつも軽い衣で、ハニーマスタード、ガーリック醤油の3種類がいただける。どの味も美味しくて、かぶりつく度ににやにや。印象的だったのは、初めて食べたケランチム。卵と刻んだ具材が入った、焼いた茶碗蒸しのようなもの。ふんわりした食感と程よい塩気で、ついつい手が伸びる味わいだった。 どれも美味しくて、最後までお箸が止まらなかった〜。本格的な韓国料理が堪能できて、ずっと行きたかった韓国旅行気分も味わえちゃった。メニュー豊富で他のも色々食べてみたいから、是非またお邪魔しなきゃ。
2022/12訪問
1回
【麓庵 民宿たきざわ】 岐阜のお宿でソーシャルディスタンスを保ったステイを企画。7月末ということもあって、県内の宿泊割引を活用して奥飛騨へ。 お邪魔したのはたきざわさん。古民家を一棟貸切った宿泊プランがあって、温泉は家族風呂(内風呂、露天風呂両方あり)というコロナ禍にぴったりなスタイル。 夕食は川魚のお刺身に味噌焼き、飛騨牛陶板焼きなど、地の物を使ったお食事。朝食には朴葉味噌や分厚いだし巻き卵、お魚と茸のホイル焼きとご飯が進む顔ぶれ。テーブルにお櫃が置かれているので、勿論おかわり。 綺麗なサシの入った飛騨牛は、見た目を裏切らない旨味と良質な脂。歯がいらない柔らかさ。川魚(確かイワナ)のお刺身は活造り、臭みが全然なくてあっさりとした口当たりで美味しかった。 写真撮りきれてない分や文字に起こせてないメニューもあるけど、特に好きだったのは里芋の揚げ出し。カリッとした食感の向こうには、すりおろした里芋の滑らかな口当たりに、蓮根や人参の食感のコントラスト。お出汁のお味も絶妙で、一緒に食べるとまた更に美味しかった。 全体的に優しい味付けでほっとする美味しさ。ボリュームもしっかりあって心もお腹も満たされる。お宿やお風呂も含めて、幸せなひとときでした。
2021/08訪問
1回
【本日のおまかせコース】 以前から気になってたカルタジローネさんへ、やっとこさ突撃。初めましてなのでコースをオーダー。 ◎イカのジェノベーゼソース 臭みのない口当たりのいいイカに、バジルの風味が心地いい。黒っぽいのはトランペット茸。味、食感ともに癖がなくて綺麗に馴染んでる。さり気なく和えてある茗荷で後味爽やか。初めての組み合わせだけど、かなりタイプ。 ◎ズワイガニと焼き茄子のタルタル 焼き茄子の香ばしい香りとズワイガニの旨味がじんわり広がる。前菜だけど、思わず「もっと…」ってなっちゃう、後を引く味わい。 ◎しらすとレモンのパスタ てっぺんにたっぷり盛られたしらすは、ふんわりとした食感と塩気。レモンの風味であっさりしつつ、ほどよくにんにくが効いたソースが食欲をそそる。もっちりした麺によく絡んで美味しい〜。 ◎飛騨鮭のアーリオオーリオ 皮目はパリッと、身はふっくらという最高の状態に焼き上がった鮭。にんにくとオリーブオイルで強めな味をイメージしてたけど、柔らかな雰囲気でびっくり。 ◎鶏肉のスープ煮込み 塩気の効いたスープに浮かぶ鶏肉は、触れるとほろほろと崩れる柔らかさ。スプーンでいただけちゃうという見た目とのギャップ。素材の旨味がしっかり出てて、シンプルだけど鶏肉がしっかり主役。 長くなるから割愛するけど、パンもデザートも含めてどれも美味しくて、本当に心満たされた〜。運ばれてきたお皿を見てわくわくして、味を想像しながらフォークを手にとって、食べて思わず笑顔になる。 料理が運ばれてくるたびに楽しくて幸せな気持ちになった。緊急事態宣言下ということもあって外食控えめにしてたけど、この幸せはやっぱりお店でなきゃ味わえない醍醐味だなあ。
2021/09訪問
1回
【ビーフシチューオムライス】 メディアコスモスでまったり過ごす夜。夕食にお邪魔したのは、お久しぶりのグリルあかつきさん。重厚感のあるデザインの机や天井のステンドグラスは、ちょっぴりタイムスリップ気分を味わえる。 運ばれてきたお皿は、写真を撮らずにはいられないビジュアル。サイズ感のあるごろりとしたお肉に、卵の表面をつたうシチューの質感、色味がたまらない。スプーンを入れる瞬間の高揚感に、思わずにやけちゃう。 薄焼きなのに表面のなめらかな卵を崩せば、胡椒の効いたしめじ香るライスが顔を出す。スプーンでほろりと切れちゃう牛肉に、ほろ苦くて奥深い味わいのビーフシチュー。渋い魅力のあるこのオムライスは、あかつきさんならでは。ボリュームもあるのに、飽きずにぺろりと食べられちゃう。 サラダの他にお味噌汁がつくのがまた嬉しいポイント。メニュー開拓したいけど、ついついリピートしちゃう魅力があるのよね。メニューの顔ぶれに優柔不断になる予感しかしないから、次は誰かとシェアしよう笑 【ビーフシチューオムライス/ビーフシチューハンバーグ】 ずっと気になってたお店へ、メディアコスモスからの帰り道に突撃。 重厚感のあるカーテン、見上げると天井にはステンドグラス。昔から愛されてるお店なのが一目で分かる店内(^O^)わくわく どれも気になったけど、ビーフシチュー系のインスタ写真にとても惹かれてたので二種類をシェア!ちょうど店内に私達だけだったので、卵を溶く音やご飯を炒める音がダイレクトに聞こえてきて終始そわそわ。待ち遠しいと出来上がるまでがこんなに長く感じるのね笑 じっくり煮込まれたビーフシチューの美味しさよ。お肉がごろごろ、ほろほろ。オムライスの卵はしっかり焼き目がついてる。中のご飯は甘めのケチャップライスではなく、茶色がかったTHE食事系。こういうの好き。ハンバーグもソースが絡んで進む進む〜。 どちらも同じビーフシチューソースだけど飽きなかった。すごい。
2023/06訪問
2回
【唐揚げ定食(ごはん中)】 唐揚げが食べたくなった時、最初に思い浮かぶのは小塩屋さん。暖簾をくぐって席についたら、お目当てを迷わずオーダー。 大きなお皿に山になって運ばれてくる唐揚げは、何度見ても迫力がある。大きな口でぱくりと頬張れば、「あ〜これこれ!」と笑顔になる。ふわりとした衣に柔らかくてジューシーな鶏肉、そして、ご飯を誘う絶妙な下味が美味しい〜。飽き性の私が最後までぱくぱく食べちゃうくらい、食べ進めても幸せが持続する味わい。 食べ終わる頃には、その味とボリュームに心もお腹も満たされる。ほかほかでお店を出て、入口のサービスメニューを見つめる。色々食べてみたいのに、唐揚げ定食から離れられないや笑 【唐揚げ定食(ごはん中)】 がっつり定食が食べたくなって、久しぶりの小塩屋さんへ突撃。平日、ピークタイムを外して行ったからすんなり入れたけど、それでも客足は絶えない。 貼り出されたオススメメニューや棚の中のお惣菜に目移りしつつ、心に決めていた唐揚げ定食をオーダー。 しばらくして運ばれてきたのは、お山になった唐揚げ。一瞬たじろぐボリューム感に思わずにやけちゃう。 わくわくしながら早速ぱくり。うわ〜ふんわりジューシーで美味しい。さっくりな部分もありつつ、ふわりと軽い柔らかな衣。じゅわりと肉汁が感じられる鶏肉は、下味具合が絶妙。初めて出会うタイプの唐揚げとその美味しさに、また一つまた一つとお箸が伸びる。唐揚げの進みに比例して減っていくご飯。 夢中で食べてたらあっという間に完食。食べ進めても、衣がきついとか味が濃くて飽きるとかが全然なかった。揚げ物をこれだけ食べたのに、不思議と重さも感じない。小塩屋さんのメニュー、開拓したいのにリピートもしたくなって困っちゃう笑 【サービスランチ(みそかつ/ライス中/ラーメン小)】 ずっと行きたかったけど、一人で行く勇気がなくてタイミングを図っていた小塩屋さん。念願の突撃にそわそわ。 11時の開店を狙って行くと、すでにほぼ満席。まだ暖簾かかってなかったけど、いつからやってるんだろ? この日のサービスランチが店内に貼り出されていく中、とんかつの文字を見つけて即決。 サクサクの衣に揚げたて熱々のお肉。選べるタレは勿論味噌。お肉の柔らかさや脂の具合もいいバランス。白いご飯を頬張れば、心がじんわりあったかくなる。お肉もご飯もボリュームがしっかりあって嬉しい。ご飯に関しては、お茶碗に深さがあるから見た目よりたっぷり。 ラーメンはどこか懐かしい味の醤油ラーメン。赤だしと迷ったけど、気付いたらラーメンの方頼んでた。シンプルながら飽きのこないスープはつい飲んじゃう。 ほっとする美味しさがあるから、食堂って魅力的。こんなにリーズナブルに心もお腹も満たされるんだもん、最高。また絶対食べに来よう。
2022/11訪問
3回
【咲万牛タン塩/ほるもん】 ここの牛タンが気になってたので、寄り道。基本的にお肉にはご飯がマストなんだけど、今回は2軒目なのでお肉だけをオーダー。 お通しは白だし?(うろ覚え)がかかった千切りキャベツ。器に山盛りで登場。お肉の前にも、箸休めにもぱくぱく食べられちゃう。 最初に運ばれてきたのは、咲万牛タン。その美しさに思わず見惚れちゃう。店員さんから「焼き過ぎに気を付けてくださいね」と説明があったので、一枚ずつ向き合って焼き上げる。 熱で脂が滲んできて、艶々になっていく牛タン。見ているだけでもお米が食べられそう。 頃合いを見計らって網から上げたら、ネギ塩を乗せてぱくり。肉厚だけど柔らかくて、噛んだ瞬間旨味と脂の甘みが一気に押し寄せる。美味しい〜。これはたまらないわ。はしごして良かった。 お次はほるもん。盛り合わせも気になったけど、レバーが苦手なので念の為単品を頼むことに。焼き上がるにつれて、ぷりぷりに変化していく姿にテンションが上がる。端が少し焦げて漂う香ばしさは食欲をそそる。口にしたら、途端に美味しい脂が溢れ出す。臭みのない、脂の味わいににやにや。 他のお肉も食べてみたくなるくらい、どちらも美味しかったなあ。カウンターがあって一人で入りやすいのも素敵。次は1軒目でお邪魔して、色々頼もうっと。
2022/05訪問
1回
【おまかせディナーコース】 この日お邪魔したのは、大垣のCUCINAさん。ミシュランガイド掲載のイタリアンに、お邪魔する前から期待が高まる。 店内に足を踏み入れた瞬間、思わず声が出る。アルミ製の調理器具が敷き詰められた壁の華やかさに、モノトーンの店内、木目調のカウンター。お店の奥には石垣と緑が見えて、圧迫感なく、この迫力の壁がしっかり映えてる。お料理をいただく前からわくわくが止まらない。 コース開始とともに感じたのは、カウンターと同じ高さで、遮るものなくシェフの手元を見ることができる臨場感。こんなに近くで見るのは初めて。シェフの手の中で仕上げられていくお料理の数々から目が離せない。 お料理はどれも本当に美味しくて、香りの立ち方一つとっても立体感がある。一皿一皿、口にするたびに自然と頬が緩む。創造性の高いお料理の数々は、軸がしっかりしているからこそできる技なんだと実感する味わい。 目の前で素材が料理へと変化していく様子を眺めて、変身を遂げたお料理達が手元へと運ばれ、見て香って食べて自分の中で花開く感じ。まるで、魔法使いのライブを見ているようだった。この言葉があの感覚を上手く表現できているかは分からないけど、それくらい非日常的な刺激に溢れてた。 コース内容(覚書) ◎雲丹のカッペリーニ オレンジの香り ◎フォアグラのピーナッツ最中 ◎帆立フライ タルタル キャビア添え ◎カラスミとゴルゴンゾーラのロワイヤル ◎シャインマスカットのモッツァレラサラダ ◎白ナスのカルボナーラ 生ハム添え ◎フォカッチャ ◎卵のトリュフがけ ◎ポルチーニ茸のフリット ◎ボロネーゼのカプチーノ ◎ブリのパイ包み ブールブランソース ◎牛の心臓 ◎とうもろこしと黒トリュフのリゾット ◎ドルチェ 独創的な器や和食器が使われていたのも印象的。テンポ良く料理が提供される、シェフ率いるチームのオペレーションも凄いなあ。食にまつわるエピソードやジョークを交えながら料理の説明をされる、シェフのチャーミングな姿も素敵。 CUCINAさんの世界観にすっかり惹き込まれて収まらない高揚感と余韻に、帰り道もにやけちゃった。
2023/11訪問
1回
【おまかせコース】 この日は瑞浪にある柳家さんへ、念願の突撃。日本全国だけでなく、世界からも来客のある名店。季節ごとに郷土料理がいただけて、冬にはジビエが楽しめる。 寒さで白く染まる息、入口から漏れる明かり、浮かび上がる柳家の文字。古民家を移築した建物と冬の空気が合わさって、趣ある雰囲気が漂う外観。お店の奥へと進み戸を引くと、囲炉裏を囲む席と焼き手の前女将さんの姿が。席につくと、時折パチパチと鳴る炭の音と肌に伝わる熱に、静かに胸が高鳴る。 串が焼かれていく様子を眺めながら、まずは前菜を。初めていただく蜂の子の佃煮はほんのり甘みがある。囲炉裏を囲んで、目の前で焼き上げられていく様を楽しみながら過ごす贅沢な時間。 いただいたのは鹿、猪、羆など普段いただかないものばかり。美味しさは勿論、どれも臭みや癖がなくて、それでいてちゃんと味の個性と魅力が感じられることに驚く。詳しいことは全然分からないけど、焼くというシンプルなスタイル故に、お肉の処理や火入れ加減一つで違いが出そう。 特に印象に残っているのは、鹿ロース。目で見て分かる脂のつきなのに、焼き上がったそれは重さを感じない。赤身の部分は柔らかさがありながら、あっさりとしてる。脂身と赤身のコントラストも含めて美味しい。柚子胡椒のアクセントがまた素敵。 猪と野菜の旨味が溶け込んだ猪鍋に、ふわとろの自然薯ごはんと、最後まで美味しくて幸せなひとときだった。