Avignon_mats1984さんが投稿したおそばの甲賀(東京/乃木坂)の口コミ詳細

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おそばの甲賀乃木坂、六本木、広尾/そば、居酒屋、日本料理

2

  • 昼の点数:5.0

    • ¥5,000~¥5,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.3
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク -
2回目

2023/12 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.3
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人

かきそばと白子に悶える

フェアウェル・今年・ツアーで改めて行っておこうという店を考えた時、予約を取る店はさっと思い出したのだが、さて、蕎麦屋で今年を象徴するお店はどこだろう、と考えた時に、ああ、この店は忘れちゃいけない、と、再訪することに。
日曜、11:30過ぎに辿り着くと2組さんお待ち。一巡後、さらっと入れて、15分ほどの待ち。

待っている間、表に張り出してある季節のそばに〈かきそば〉が張り出してあるのを見ると、うん、これに〈せいろ〉でさらっとお付き合いしようか、、、なんて思っていたら、以前もぐらついた「季節のおすすめ」のところに〈白子ポン酢〉なんていう魔性のアイテム。初志貫徹できず、意志薄弱。しかしこれを見てしまったら……ねぇ。
ということで〈白子ポン酢〉を前菜に、〈せいろ〉と〈かきそば〉。濃厚な白子の旨味に悶える。今年、初の白子。白子の濃厚さとバランスを取る、ポン酢、薬味。一流の酒肴。高くなってしまうから躊躇するけど、ここの蕎麦前、ハイレベルなんだよな…。
蕎麦と濃い口のつゆが均衡し、張り詰めた緊張感がすばらしい〈せいろ〉を楽しんだ後、堂々の〈かきそば〉。軽く粉をつけて揚げた牡蠣、刻まれた小葱、完璧。再度悶える。
蕎麦を持って来るタイミングなんかもほぼ完璧。あらためて、素晴らしい蕎麦屋だ…。
〈海老天そば〉とか〈うにそば〉とかも気になるんだけど、このペースで行くと季節のものに目が向いて、いつまで経っても辿り着かなさそう。

今年も色々蕎麦屋を回ってみて、通ってみたい蕎麦屋や、さすが名店の誉れ高いお店、と感じ入ったお店はあったけど、春に出逢ったこちらを超える店には出逢わなかった。渡り合えるレベルの店も思い当たらず、肉薄するレベルのお店も、数えるほど。
ということで、「お気に入り」ゆえのひいきも込みで、最高点を献上。同じくひいきの引き倒しをしている浅草の某蕎麦屋とともに、通い続ける蕎麦屋・殿堂入り。

2023/12/29 更新

1回目

2023/03 訪問

  • 昼の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気4.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

春が薫り立つ名品

〈室町砂場〉(赤坂のほう)で修行をしたご主人の店として、かねてから認知はしてきたものの、何となく後回しにしてきたのだが、ようやく間合いが合った。
諸事情あって少し出遅れて、12:00過ぎの着。カウンター席に空きがあり、すんなり入ることができた。
じつは〈鳥南蛮〉と〈せいろ〉にしようと心に決めて出て来たのだが、念のため眺めようと席に置かれた品書きを手に取ったところで、花番のお姉さんの「あちらに季節のおすすめもありますので…」という囁きに意志が挫かれる。
蕎麦屋くらいでしか季節を感じることのできない私には、これ以上ない魅惑の囁きだ。眺めてみれば〈若竹そば〉を筆頭に、あれやこれや、魅惑的な品が揃っている。
ご主人の仕事を確かめる意味でも〈せいろ〉は外せない、と、そこだけ初志貫徹し、〈若竹そば〉と〈紋甲いかとふきのとうの天ぷら〉をもらうことにした。

〈若竹そば〉が何と言ってもこの日の傑作。木の芽、筍、わかめ、さやえんどう、春の香りがつゆに温められて薫り立つ。蕎麦との相性も抜群で、春の香りと味を楽しみながら蕎麦を啜る。やがてつゆに香りが溶けていく。春の香りを吸い込むようにつゆをいただき、ああ、今年も漸く春が来たなぁと感懐に浸る。盛り付けも美しい。〈若竹そば〉を頼むことはほとんど無いから、他との比較感を語ることはできないが、何とも優れた逸品であると思う。
先駆けて出て来た〈紋甲いかとふきのとうの天ぷら〉。分量が一見すると少ないが、肉厚で、まるでかまぼこのような柔らかさのいかの天ぷらの仕上げといい、山菜の花形であるふきのとうの香りの活かし方といい、見事だ。
〆に選んだ〈せいろ〉も、〈室町砂場〉直系の、私が好む蕎麦だ。つゆが醤油のカベでしょっからくて、ダシの旨みが厚くて、そこにキリッと〆た蕎麦が絡む。釜湯のままの、さらりとした蕎麦湯で延ばして〆る。大満足。

天ぷらが分量を考えると値段がやや麻布価格というか、お高めに感じてしまう部分はあれど、他は値付けも含めて納得。小さな店だが物を持って来る間合い・呼吸も本家〈室町砂場〉の業を知っていると「あと少し」を望みたくなるのだが、ここまで出来れば立派なものだろう。
私にとっての蕎麦屋最高峰・〈吾妻橋やぶそば〉とようやく真っ向勝負ができる店に当った手応えがあり、今後、通いたい蕎麦屋の一つとしてリストに入れることにした。いったんは〈室町砂場〉の日本橋と同格として評価したものの、あくまで暫定(上向き)。
ここはまた、必ず訪れたい。

2023/03/12 更新

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