4回
2021/08 訪問
鹿肉ハンバーグに驚き
Facebookを見ていると、お客さんが少ないのでお得な6390円のセットをするとのこと。
いつもはもう少し秋が深まってから訪ねている山猫軒さんですが、Facebookにあった鹿肉のハンバーグに惹かれておじゃましました。
指定された時間の10分前にお店に着くと、まだ伊藤シェフの講義中だったので、久々に拝聴することに笑。
その後、まずサービスとして出てきたのが鮒ずしの飯だったことに驚き。
通常の鮒ずしはメスで作っているため魚卵の臭みが飯にもついてしまうため、特別にオスで作ってもらっているとのこと。
普段、鮒ずしは食べないので違いはわかりませんでしてが、たしかにイメージする鮒ずしの臭みはなく意外にスッキリとした印象でした。
続いて山猫軒名物のすずきの洗い。
こちらも白身魚の臭みゼロで、だからこそ塩でまずは食べてほしいとのこと。
自信のあらわれですね。
その後の松茸ご飯・見島牛・バスク豚のベーコンサラダといずれも美味しかったですが、やはり特筆すべきはラストの鹿肉ハンバーグ!
脂ジュワーなハンバーグではなく、鹿肉の旨味をガツンと感じられる一品で、牛や豚のハンバーグとは異なる赤身本来の味を楽しむハンバーグとなっていました。
締めはプリン。
山猫軒さんのプリンはウオコーさんと双璧をなすマイ・ベスト・プリンで、たまごの甘さとキャラメルの苦さ、プリンの硬さが相変わらず完璧でした。
今回は鹿肉のハンバーグに惹かれましたが、秋の味覚も魅力的なので、また近々おじゃましたいです。
ごちそう様でした。
2021/09/01 更新
2019/10 訪問
この季節に山猫軒はマスト!
久々の食べログ投稿。
秋の味覚を探していたところ、Facebookに「モンブラン始まりました」のコメントが!
9ヶ月ぶりに山猫軒さんへおじゃましました。
(毎度のことながら、また食べるのに夢中で撮り忘れた料理がいくつかあります……)
今回はすでに山猫軒さんへ来たのことのあるお客さんだけと言うことで、樹グラスなどの説明は割愛。
最初に臭みが全くない宇治田鳥の肉まんからコースが始まります。
前菜のピータン・黄ニラ・クラゲに続いてマス茸の天ぷら。
はじめて食べさせてもらいましたが、ほんとにキノコとは思えない食感と風味!
たしかにマスと言われれば、そんな感じもする楽しい経験でした。
その後、鮭のおにぎり・甚五右ヱ門芋の煮物と続き、今回の目的のひとつ雲丹パスタが登場。
ほんとにフルーティー&甘い……
去年はタイミング悪く食べられなかったので、積年の想いもあり、感動的な旨さでした。
この後も酢豚やフカヒレ・松茸のお吸い物などの豪華料理が続いて舌鼓。
〆に白トリュフいくら丼。
毎度のことながら、この組み合わせを考えた山猫軒さんのセンスには脱帽。
白トリュフの風味にいくらが負けておらず、お互いにマッチしています。
最後にもうひとつの目的、モンブランもいただきます。
去年のタルト風とは違い、今回はモンブランが豪快に皿の上に。
去年よりクリーミーさが増して、これはこれで旨い!
毎年、マイナーチェンジを重ねて、飽きることがありません。
ただ残念だったのが、隣のグループ。
うんちくやらを大きな声で話してしかもしばしば間違ってる。
日頃の行いのせいでこんなグループの隣になっちゃったのかな……
山猫軒さん自体には今回も大満足だったので、善行を積んで、またおじゃましたいと思います笑
ごちそう様でした。
2019/10/08 更新
2018/10 訪問
美味しい以上の経験が味わえる
3年以上前に知人の紹介で連れていってもらって以来、ずっと再訪したかった山猫軒さん。
食欲の秋にようやくお邪魔させていただくことができました。お店のシステムが少しだけ変更されているようでしたが、スタンダードコースはそのままだったので、悩んだ末にこのコースを予約しました。(ワインが主食コースも気になる……)
2回目でしたが3年ぶりだったので、シェフ伊藤さんの解説を真剣に聞きます笑。
どれも美味しく、載せてある写真以外にも料理がありましたが、撮るのを忘れてしまいました……(そのぐらい料理に夢中)。
どれも経験したことがない美味しさでしたが、とくに印象的だった料理をいくつか紹介。
・甚五右エ門芋の煮付
「えっ!?これが里芋!!?」という衝撃の味・食感。なんでも、室町時代から品種改良されずに当時の姿そのままの里芋らしいです。最初の食感は里芋のぬるぬるというより、むしろホクホクでした。しかし、噛めば噛むほど里芋の優しい甘味が染み出てきます。
・栗御飯
これは写真を撮る前に思わず手を出してしまった一品なのですが、撮り忘れたことを激しく後悔することに……。栗御飯のお米って栗のおまけぐらいにしか考えてませんでしたが、ここの栗御飯はお米にしっかりと栗の味が染み込んでいる。むしろ、お米の甘さと合わさって、栗の甘味が際立っていました。個人的にこの日一番の料理でした!
・モンブラン
これを目当てに山猫軒さんを予約したと言っても過言ではなかったのですが、期待を裏切らない一品でした。栗のつぶつぶ感がほどよく残り、余計なクリームなどを省いた栗本来の甘さで勝負してあります。正直、デザート前にお腹いっぱいでしたが、もう一皿食べたくなってしまいました笑
紹介させていただいたのが、里芋・栗・栗とメインの肉や魚は触れていませんが、もちろんどれも美味しかったです。メイン料理と遜色ないレベルに旬の食材を料理される山猫軒さんに脱帽。ほんとうにいい時間をいただきました。季節をずらしてぜひ再訪させていただきます。ごちそう様でした。
2018/10/22 更新
年1ペースでおじゃましている山猫軒さん。
職場の異動により、通勤圏内から外れてしまうので、そうなる前に記念でおじゃましてきました。
ここ2回、お得な39セットが続いていて満足感がありつつも、スタンダードコースのあの品美味しそうだなぁと思っていたので、今回はスタンダードコースで予約。
伊藤シェフの講座を聞きつつ期待を膨らませました。
どの料理もシンプルながら満足度が高い品々でしたが、特筆ものだったものをピックアップ。
①刺身(特にサーモン)
スタンダードコースではおなじみの刺盛りですが、今回はサーモン・まぐろ・鯛を様々な味で楽しめました。
サーモンはクドくて最近あまり食べていませんでしたが、脂がさらりとしていて臭みも無し。
塩だけでサーモンの美味しさを再確認できました。
②見島牛のポトフ
山猫軒さんで牛といえば見島牛。
それを味付けは塩だけというこれ以上ないシンプルな調理でいただきます。
しかし、見島牛の旨味がしっかりと感じられ、それがじゃがいもに染み込んで大満足の一品でした。
③オレンジのブリオッシュ
ブリオッシュというと、パンのようにもっさりとしたイメージでしたが、本来ブリオッシュとはお菓子とのとこ。
今回のブリオッシュは本来のブリオッシュらしく、外側はサクサク、中はもっちりとしていました。
ほのかに香るオレンジにより、最後まで飽きずにいただくことができました。
山猫軒を余すことなく食べられるスタンダードコースは、やはり満足度が段違いでした。
お店を移転されるとのことなので、その前にまたおじゃまします。
ごちそう様でした。