レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
2回
2019/03訪問 2021/09/21
この日は春日・白山・仙石・巣鴨・駒込周辺へ。
2年8か月ぶり。2回目の訪問です。
他のレビューに比べてUPが遅くなってしまった。
お気に入りのお店は気合いが入るので、レビューがクソ遅くなるのです。お許しを。
仙石にコチラ有りと謳われる「パティスリー・トレカルム」さん。
個性的なモンブランが超有名なパティスリーです。
2019年度の東京スイーツ百名店にも選出されています。
……まぁ、トレカルムさんが選ばれんでどこが選ばれるねんってなモンですがね。
お店の場所は仙石駅から数分。横道を入っていった住宅街の中。
以前と変わらぬ白いファサードで、洗練された印象です。
が、この日は休日だった事もあり、お店の前にめっちゃ自転車が止まってる。
中に入るとご近所と思われるママさん・マダム達。
テイクアウトのお客さんもカフェ私用の方も沢山。
人気店として、定着されている事がわかりますねぇ。
前回訪問時から時間が経ってるし時期も違うので、
ケーキの種類は前回は見た事が無いものが多数。20種類ぐらいはありました。
訪問時はカフェが満席だったので、ケーキだけ取り置きをお願い。
時間を置いて再来店。カフェでたっぷり頂いていきました。
以下食べたもの
◼️モンブラン
スペシャリテ。やっぱりトレカルムさんに来たらモンブランはマスト。
剣山のようにメレンゲが乗りまくってますね~。
中はマロンクリームにシャンティ・カシスソース。
土台はアーモンド生地?サクサクしてて美味しいです。
マロンクリームは最近マイナーチェンジしたらしい。以前より濃厚さが増大。
◼️ピスターシュアプリコ
ピスタチオとアプリコットジャムのタルト。
美しいライトグリーン。ねっとりして濃厚なピスタチオムース!
タルトもサックリ。バターの香りが強くて甘い。リッチです。
その間を取り持つアプリコットいなせな奴。フルーティーな甘さと酸味。
◼️イルガチェフェ
エチオピア産コーヒーとグリオットチェリーを軸に、
スポンジを組み込み、アーモンドとチョコレートで外壁を生成。
見た目はいかにもどっしり系だけど、案外軽い仕上がり。
コーヒーのコクが豊かで苦味のある内層。
粒々コーヒー豆のカリカリが良いアクセント。
◼️マジェストゥ
完全にスライ(ry……カモミーユ・ティムトペッパーと栗のケーキ。
外は焼き上げたメレンゲ。中にはマロンクリーム・カモミーユのムース。
底はメレンゲ。サクッとした食感にマシュマロのような質感の外壁。違いが面白い。
爽やかなカモミーユの香りもナイスです。
◼️ユベーヌ
黒胡椒と濃厚なチョコレートのケーキ。
チョコレートで笠を作っていて、その下に黒胡椒とブルーベリー。
ホンマにこりゃ濃厚。フォークのメリメリ具合が良い。
黒胡椒は笠に隠れてビッシリですが、思ったほどはピリピリ来ないです。
◼️ノヴィス
アーモンドとラズベリー……野バラの実を使ったサントノーレ。
これはまた面白い。3つの小さいシュー生地は柔らかいけど、下地は凄くパリッと。
で、中央に敷かれたバラのソースが美味しい~。高貴な香りと味わい。これはお勧め。
◼️ネージュ
カマンベールにラズベリーとバルサミコを使ったチーズケーキ。
一口目は滑らかで軽いカマンベール。が、下層に別立てで濃いチーズムースがあり、
濃厚さが遅れてご来訪。後半になるとバルサミコのお酢の味が。
すっごくちゃーんとしお酢の味で、これまた個性的です。
◼️アンファンス
苺とライチのブランマンジェ。
こりゃー間違いないね。苺がどこにでも居る苺祭りブランマンジェ。
トップに苺果肉。どろ~っとしたブランマンジェの中にまた細かな果肉。
下層には苺のジャムペースト。甘酸っぱくて最高。
◼️カプリス
以下はテイクアウトし自宅にて。
クロワッサンシュガーグラサージュとドライ木苺
ふんわり系のクロワッサン。グラサージュはじっとり甘い。
パティスリーのヴィエノワズリーらしいお味。
◼️クグロフ
ラムレーズンとオレンジピール入りのクグロフ。
パールシュガーがたっぷりかかってます。
ボリューム大だけど質感は軽く、生地自体はふんわりしてます。
オレンジピールの甘酸っぱさが結構効いててライト。
ラムレーズン入った場所がじゅくじゅくっとしてるのも良い。
いやーやっぱりトレカルムさんは何もかも美味しい!
他に攻略したいお店がまだまだあるので、そうそう来れないかもですが、
行った傍からまた伺いたくなっちゃいますなぁ。
ごちそうさまでした!
巣鴨・駒込・千石周辺食べ歩き。
パティスリー2店目は千石にある「トレカルム」さん。
大通りから外れた落ち着いた住宅街の中。
かつ周りにかなり溶け込んでいるので、場所はちょっとわかりにくいかも知れません。
到着したのは12:30頃。午後には曇りになってる筈だったのに変わらず雨模様……
あの野郎、どうしてくれようか(しつこい)
店内はかなりシンプルな造り。
入口正面がケーキショーケース。右手が焼菓子類。
入口のすぐ左側、ケーキショーケースに背を向けるとパン棚。
更にその左側がイートインスペースになっています。
2014年に出来たばかりの比較的新しいパティスリーなので、店内はとても綺麗。
そんなお店にピッタリの美しいケーキがショーケースには並んでいました。
まだまだ早い時間帯だったので、ショーケースはキチンと埋まっていて、
ケーキもよりどりみどり。選び放題で迷ってしまいました。
お勧めはどれか等伺いつつ、とりあえずパン1個・ケーキを3点チョイス。
とりあえずの量では無い、というご指摘は承っておりませんのであしからず。
以下食べたもの
■ボストック
パンも好評で、近所の人はパンだけ買いにくる事もあるとの話を聞いていたので。
甘いケーキをアホ程食べる予定にも関わらずヴィエノワズリーを購入。
美味しそうだったから仕方ないよね。しかしこれが大正解!
ブリオッシュ生地はしっとり。アーモンドはたっぷり。しかし甘すぎず。
ケーキの前座にしておくにはもったいないぐらいのパンでした。
■モンブラン
特徴的な形のモンブラン。
トレカルムさんを一躍有名にしたこちらのスペシャリテ。
このモンブランは最初から食べようと決めていました。
ここまで見た目でワクワクさせてくれるモンブランも無いでしょう……。
ワクワクの源になっている棒状の物体はメレンゲ。
軽いふわっとした食感です。これを剥がしつつ、中心部にフォークを進めます。
中には2種のマロンクリームと生クリームにカシス。
マロンクリームはまったりとして重くなく、あっさり食べられます。
カシスの甘酸っぱさも良いアクセント。あまりカシスを使ったモンブランを見かけた事が無いので新鮮。
私史上TOP3に入るモンブランと認定!
■アリュール
モンブラン以外のお勧めとして紹介されたガトー。
チョコレートタルトですが、モンブランとはうって変わってこれはかなりの濃厚さ。
上部のチョコレートはキャラメルが入っていて、舌に纏わりつくヌガー。
チョコレートが濃厚な分、タルトはシンプルなバニラ風味。
見事にそれぞれが調和して、味わい深いケーキになっています。
■ミルフォイユ
これもモンブラン以外のお勧めと言うことでチョイス。
最上部の照り照りが美しい。光に当たって反射する様はまさにヴィーナス。
(ここら辺はちょっとテンションがおかしくなってます)
残念なミルフィーユはフォークを刺してもサクッと切れずグチャグチャになりがちですが、
トレカルムさんのミルフォイユはかなり薄い造りなので、スッとフォークが入り食感もパリパリ。
カスタードクリームも濃厚な仕上がりで、素晴らしいと言わざるを得ない。
■ファヴォリ
オーダーしたケーキがどれも抜群に美味しかったので追加オーダー。
見た目は「ザッツ・チョコレートケーキ」ですが、良い意味で裏切られます。
上部の渦巻きは優しいミルクチョコ。外側を包んでいるのはフレークチョコ。
その中身は生クリームとビスキュイでした。
アリュールに比べるとチョコが軽めなので、生クリームはちょっとだけもったり系。
特に外側のフレークチョコがとても美味しかったですね。
■セラード
カップ系ガトーも1個頼んでみようかと。
上部からモカクリーム・エスプレッソムース・マスカルポーネ・最下部はオレンジムースという構成。
これまでに食べた他ケーキとは違い、苦味を効かせたケーキ。
エスプレッソの部分は少しだけですが、これが結構主張してきます。
これだけだと、「う~ん」となりますが、一番下の爽やか担当オレンジ君。
さっぱりした後口にしてくれて、こいつはナイスな調整役です。
どれもこれも美しくて美味しくて……最高でした。
どのくらい良かったかと言うとケーキ5点+パン1個食べてるのに、もっと食べたいと思ってしまう程。
この日は他のパティスリーにもまだ寄る予定があったので、我慢する事にしました。
こんだけ食べといて我慢も無えだろ、というご意見も現在・過去・未来、全てに置いて受付ておりません。あしからず。
ごちそうさまでした!
3位
2回
2020/09訪問 2020/10/12
この日は大山・中板橋・上板橋・板橋区役所前・板橋本町周辺へ。
2回目の訪問。4年1ヶ月ぶりになります。
スゲー再訪したいって思ってたんですが、ここまでスパンが空いてしまった。
やはり東京は良いお店が多過ぎて困ったもんですね。
個人的に作っている「再訪したい」リストの数がとんでもない事になっているわ。
さて、コチラ「マテリエル」さん。
大山・ハッピーロードを少し外れた場所にあるパティスリー。
東京の私鉄・「東急」・「小田急」・「京王」各線は名パティスリーの宝庫ですが、
東武東上線にはあまり……な中で、最も輝いているお店。
スイーツ百名店にも、ずっと選出されている名店になります。
まぁ、店名が「マテリエル」ですからね。
オタク的にはFF的な、水晶なイメージを持ってしまいますからね。
今のFFはファンタジー色が非常に薄くて悲しみ……。
昔の「マテリエル」・「幻獣」・「青魔法」・「白魔法」な世界観復権を求ム。
話を戻しまして。コチラは「クープ・ドゥ・モンド・パティスリー」
等でも活躍された、林シェフがオーナーとなっているお店。
ブラウンで統一。洗練された外観が周りとある意味隔絶。
店内はそこまで広くないものの、焼菓子・フレッシュなガトー。様々な商品が。
コチラの売りは6月~10月頃まで実施している、月毎に変わるクープ。
季節のフルーツを用いた、美しいクープを提供。なので冬に行く事は多分これからも無さそう。
当然クープはイートイン限定。ならばケーキもイートイン……。
と、本来はなりますがコロナの影響により、現在イートインはクープのみ。
ケーキはテイクアウトのみ……となっておりました。
インスタでクープ再開時から告知されてたんですが、
しばらく解禁されるかな……と待ってましたが、今シーズンは無理そう。
なので、もう待てぬと。今回はクープのみイートイン。
ケーキはテイクアウト利用とさせて致しました。
以下食べたもの
◼️クープ・グラッセ・オ・ミュスカ
9月のクープ・グラッセ。シャインマスカットのクープ。
フレッシュなシャインマスカットに、フロマージュブランのクレームグラッセ。
青りんごのグラニテに、バニラアイスクリームを重ねています。
うわー何ですかこの美しい物体は!もうヤバヤバのヤバー。
シャインマスカットの粒が華やか!ビューティフル!
フレッシュである程度の質感も保って、うまうまうまし。
その下のフロマージュブランはねっとり。さっぱりした青りんごのグラニテと好相性。
バニラアイスクリームの濃度は程々で、グラニテと良いまどろみを。
中腹にもカットしたシャインマスカットが入っていて嬉しい。
◼️ルビ
以下はテイクアウトして自宅にて。
グリオットチェリーにバニラとオレンジの後味。
美しいルビーレッド球体。ぽちゃんと一粒のグリオットチェリー。
キリッとしたグリオットチェリーの酸味がイカす。滑らかなバニラムース。
オレンジは外観・内観の色合い的には幅を聞かせていないものの、後味にしっかり主張。
◼️カフェ・ブロンド
ブロンドショコラとコーヒーのケーキ。
コチラ的には比較的濃厚に振れたケーキで、ねっとりしたショコラ。
コーヒーのクリアな苦味に、上品で洗練されたお味。
◼️フリュイ・ド・ペッシュ
白桃の風味がわさっと。軽く滑らかなドーム型のジュレケーキ。
も……これは美味しい。ペッシュ……白桃がめちゃうま。
とぅるっと絶妙な爽やかさ。中のクリームチーズもさっぱり。
白桃とのコンビネーションが完璧すぎる。
◼️アメシスト
赤ワインでマリネした、オレンジとカシスクリーム。サングリア風。
トップのメレンゲの部分がバーナーで炙られていて、とろっと甘い。
下層はブドウ果肉入りゼリー。じゅわっとと果汁とカシスが秋の装い。
◼️レコルト
ピスタチオにヘーゼルナッツ等のナッツ系とコーヒーの組み合わせ。
コクのあるピスタチオに、滑らかなコーヒークリーム。
台座のサクサク感と、ヘーゼルナッツのコリコリ食感が楽しい。
◼️ラヴァンド・アローム
ラヴェンダーの香りとミュール(ブラックベリー)の酸味がメイン。
下部はショコラクリーム。フランソワな香りと濃厚なショコラが融合。
◼️モンブラン・イタリエンヌ
イタリア栗のモンブラン。キャラメルとメレンゲが香ばしい。
なだらかな断層を作ったマロンクリームの中にはショコラが。
クリアでさらりとした味わい。濃厚さはモンブランにしては控えめ。
◼️ティラミス・カフェ
中央にコーヒーゼリーを入れたティラミス。
ショコラプレートの笠に、周囲はコーヒークリーム。
ねっとりめですが、ゼリーのちゅるりんとした質感との対比が面白い。
後味もゼリーで相当にスッキリしたものに。
◼️タルト・ショコラ・フリュイ・ルージュ
クレームダマンド・ショコラにカシスやフランボワーズ入り。
中々に大きめなタルトで、しっとりとした質感。ショコラが滑らかで適度な濃度。
フランボワーズの酸味との割合がちょうど良い。大サイズでも全く飽きない。
◼️アマンディーヌ・フィグ
赤ワインで煮た、セミドライいちじくとクレームダマンドのタルト。
てらてら美しい。タルトはしっとり。バターが芳醇。
いちじくはフルーティーで、アーモンドのパリッと感。
いやーやはりコチラは素晴らしい。全体的にムースケーキ多目で軽い仕上がり。
次回もまたクープの時期に。その時はケーキもイートインしたいですにゃー。
ごちそうさまでした!
東武東上線食べ歩き。
大山~中板橋~ときわ台周辺を廻った日。
この日、一番の目的がこの「マテリエル」さんでした。
大山という地にあって、何ともお洒落で本格的なパティスリー。
店名の「マテリエル=素材・物質」という所も、
不治の病である中二病を引きずっている身としては心惹かれてしまいます。
オーナーの林シェフは2006年の「WPTC(ワールドペストリーチームチャンピォンシップ)」の準優勝メンバー。
並びに、2009年のクープ・デ・モンドのキャプテンと、日本を代表して世界大会に何度も出場しているお方。
ちょうどこのレビューを描いている最中はリオ五輪の真っ最中。
スポーツでもスイーツでも、世界大会に出る方の努力ってのは半端無いんだろうなぁ~と改めて感じます。
さて、お店の場所ですが、活気ある下町商店街として有名な大山ハッピーロードから若干外れた場所。
川越街道のちょい近くになるんでしょうか。洗練されたブラウンを基調とした外観でいらっしゃいます。
店内はそこまで広くありがせんが、イートイン席が2テーブル。
外にもいくつかテラス席が用意されています。暑い日だったので当然店内で頂く事にしました。
食べ歩き二ストとしては、パティスリーのイートイン席はホント有り難い。
イートインが無い場合は公園等で食す訳ですが、
夏場は場所探し⇒撮影している時間でケーキの状態変化が心配になってしまうので。
冬場だったら、温度の心配はしなくていいので、気が楽なんですけどね。
以下食べたもの
■フランボワジエ
ピンク色が美しすぎて一目惚れ。
フランボワーズを用いた優しい甘さのガトーです。
ラズベリークリームとバタークリームの共演。
口溶けが良く、舌上でクリームが踊るよう!
■ショコラティエ
見た目・期待通りの濃厚などショコラケーキ。
まったりしたヌガーにショコラビスキュイ。
ミルクチョコクリームに食感用にアーモンドが入っています。
チョコ好きには夏も冬も関係無し(笑)
■ノワゼット・オランジェ
濃い色のオレンジが目を惹くガトー。
中身はミルクチョコムースになっており、
それをオレンジソースでコーティングしています。
オレンジソースのお味が印象的。甘さ十分ながら爽やかな酸味があり。
土台はダックワース?かと思いますが、サクサクしていて美味しい。
■エレガンス
名前さながらの優雅な雰囲気を纏ったケーキ。
紅茶の風味香るクリームに柔らかいビスキュイ。
最下部にはサックリした焼菓子が敷き詰められています。
■和栗のモンブラン
しっとりしたマロンクリームにニヤけてしまう……。
形状は一般的なモンブラン。中にはマロンクリームと生クリームが意外にも多め。
それぞれが、うまーく調和してまったり良い舌触りを醸し出しています。
土台のメレンゲも香ばしくて流石。
■クープ・ア・ラ・ペッシュ
イートイン限定のパフェでございます。
どうやらクープは1種類のみの提供で、毎月旬のフルーツに合わせて内容が変わる模様。
私が来店した8月は「白桃の冷たいクープ」でした。
上からたっぷりの桃。その下にライチのアイス、バニラアイスと来てフランボワーズのソース。
とにかく桃が新鮮で甘くて最高!ライチアイスもさっぱりしてて私好みの味。
桃が最初に無くなってしまうのがもったいなくて、
桃を避けながらアイスをほじくりながら食べました(笑)。
幸せな時間が過ごせて満足~……でしたが、
スペシャリテであるモデルヌは現在作っていないとの事で、それだけちょっと残念。
秋口ぐらいにならないと作らないのかな。
今度はモデルヌがある時に再訪したいですね。
ごちそうさまでした!
4位
2回
2022/05訪問 2022/06/19
この日は浦和・武蔵浦和・川口・赤羽・東十条・池袋周辺へ。
当日のメインイベントとして考えていたお店。
川口が……いや埼玉が……いや最早日本が誇ると言っても差し支えないパティスリー。
スイーツ百名店EASTの常連。今新規発表があっても確実に選出されます。
あれですね。MLBで今引退しても確実に殿堂入りする……って議論と同じ(同じか?)
打者なら「ミゲル・カブレラ」・「アルバート・プホルス」
投手なら「マックス・シャーザー」・「ジャスティン・バーランダー」・「クレイトン・カーショウ」辺り。
メジャーは各選手の数値・指標を細かく収集して、
歴代選手と比較出来るようにしてるのが素晴らしいですね。
だからこそ殿堂入りの価値が非常に高まるし、
得票率や初年度で入れるか?何年かかるか?議論が白熱する訳です。
それに比べると日本のプロ野球は……。
WARとかFIPとかWHIPとかRC系の数値とか全然出してないし。そもそも公式サイトがクソ(ry
はい。いつもの如き脱線はこのぐらいにして。
もう何年ぶりになるでしょうか。行ってきました「シャンドワゾー」さん。
前はイートインが無かったのでテイクアウト利用でしたが、
数年前にグラス&ショコラの姉妹店「シャンドワゾー グラシエ&ショコラティエ」さんが誕生。
本店で購入したケーキをそちらで食べていける!
と聞きまして。ケーキを頂いて、かつ姉妹店限定のケーキやジェラートも食べていこうと画策。
お店の外観は真っ白。清楚。清廉。エルフの柔肌のようです。
あ、ここで言うエルフのイメージはロードス島戦記です。
決して「異種族レビュアーズ」のエルフは思い浮かべないように。
店名が意味する「鳥の囀り」にピッタリの外観ですね。
住みたくなっちゃうような美しさですわ。
店内は右手窓際にパンの棚があり。中央と右奥に焼菓子棚。
パンはヴィエノワズリー中心。パン屋さん的品揃えを期待するのは野暮。
中央に鎮座するショーケースは壮観の一言。
朝一だったのでフルラインナップ。美しすぎるでしかし。
見ているだけでうっとりするような姿形。
得意なショコラに偏らず、多種多様なジャンルが揃ってるのも素晴らしい。
姉妹店は歩いて数分なので、コチラで購入→箱詰め。
それを自分で姉妹店に持って行けばイートイン出来るようになっています。
以下食べたもの
■ピスターシュ・フランボワーズ
ピスタチオのクレームオブールとフランボワーズ。
ピスタチオのビスキュイで層を成しているケーキ。
鮮やかなエメラルド。濃厚なピスタチオにサクサクタルト生地。
フランボワーズの甘酸っぱさが、ピスタチオだけで終わらない違いを創出。
■アンシェン
滑らかなチョコレートに、しっとりしたチョコレート生地。
外周にナッツを埋め込んだバリッとチョコで、中は全面しっとりチョコ。
全てがミルキーなチョコレート。優しきチョコレートの四方体。
■サントノーレ・ピスターシュ
しっかり炊き込んだパイ生地に、2種類のピスタチオクリーム。
ベリージュレをアクセントに。このビジュアルヤヴァイわ~。
土台のパイ生地はサクサクで香ばしい~。シュー生地はふんわり柔らか。
生地の違いを楽しめます。クリームは中までビッシリ入っててまろやか。
■ショコラ・フリュイルージュ
たっぷりラズベリーに、ビターチョコレートでクリームを作り、
軽めのビスキュイショコラを層に。アクセントにチェリーブランデー。
しっとりしたビスキュイ。ショコラはブランデーで大分大人味に。
シャリッとしたフランボワーズの存在が好き。
■ロワイヤル
ロイヤルミルクティーをイメージした球体。
表面に金箔が貼ってあってエレガント。ねっとりしたミルクティー。
中は冷え冷えミルクティークリーム。とぅるとぅる。
台座のビスキュイにもミルクティー茶葉練り込み。めっさ香り高い。
■トロワ・ショコラ
ビターとミルクの2種類のムースショコラと、ショコラの生地を重ね。
ホワイトチョコレートのクリームを絞り。トップにはマカダミア・アーモンド・カシューナッツ等。
ゴージャスでガッツリ甘めなチョコレートの王宮。
■ミゼラブル
フランス産発酵バターのみ使用したバターケーキ。
ブルターニュ産の海塩に、ラムレーズンをアクセントに。コチラのスペシャリテ。
リピート。やっぱ最高に美味しい~。バターが良い具合に口内の温度で溶け。
塩の刺激が後からやって来る。得も言われぬ爽快さを感じられる。
■スーヴニール
キャラメルを効かせた滑らかなムースショコラに、ベリーのコンポート。
赤いショコラのデコレーション。真紅に輝くギラついた宝石。
濃厚なムースショコラ。ショコラ×キャラメルでガツガツ濃い。
ベリーのサポートでやや軽くなるも、本質はガツンと。
久し振りのシャンドワゾーさん、堪能しましたわ~。
あんま知られてないのか、本店から持ち込みされてる方は少なかったですね。
ごちそうさまでした!
埼玉名パティスリー巡り。
今回、一番楽しみにしていたお店がコチラ。
川口の名店「シャンドワゾー」さん。
埼玉県内では元々、浦和の「アカシエ」か川口の「シャンドワゾー」か、
と言われている程、非常に評価の高い人気店(私調べ)。
お店の場所はそごう側を出て、駅から数分ほど。
商店街を抜けた先の大通り沿いにあります。
そこまで歩きませんし、かなーりシックな出で立ちなので、見つけやすいと思います。
お伝えしましたようにお店はかなりシック。
真っ白な外観で、とっても美しく清楚な感じさえします。
中の模様は入口より右、窓際にパン棚。真ん中と右側面に焼菓子があり、
中央ショーケースにケーキ。入口左はショコラのショーケースとなっています。
お客さんは右側から並んで、まず自分の手に取れるものをトレーに取り、
その後に生菓子等、お店の方に取って貰う商品をチョイスするという流れ。
人気店で行列が出来る為でしょうか。お客さんが流れやすいような配置にしている模様。
実際、早い時間帯に行かないと売り切れになるケーキも多数、と聞いていたので午前中に行きましたが、
行列では無かったものの、平日朝にも関わらず店内には絶えず5、6人程度のお客さんが居ました。
ちなみにイートインはありません。だので取り置きをお願いし、自宅で頂くことにしました。
以下食べたもの
■ミゼラブル
シャンドワゾーさんのスペシャリテ。
フランスのイズニー社製のバターを使ったケーキです。
一口食べた瞬間「マジか!」とつい口に出してしまった。いやガチで。
このケーキの特色は何といっても、しっかりと塩が効いているところ。
濃厚なバタークリームにブルターニュ産塩が絡まり、レーズンと一体化。
塩味がかなりしっかりしているケーキで、こんなに美味しいものは初めて!
かなり驚かされたケーキです!超オススメ!
■フランボワジエ
スクエア型フランボワーズのケーキ。
こちらもバタークリームを使ったケーキになっています。
上部のアーモンドとラズベリーがとても美しい。
中間層のキルシュが効いたフランボワーズクリームが絶品。
■タルト・ヴァニーユ・マルティニック
上部はバニラのババロア。下部はタルトの2種構成。
ババロア部は滑らでクリーミー。中に入ったラムレーズンは洋酒が結構効いてます。
天に伸びる弦のようなチョコレートも綺麗ですね。
■ムース・オ・ショコラ・トンカ
見た目からかなり濃厚なチョコレートケーキかと思いきや、そうでもない。
滑らかなクレームショコラとビスキュイショコラの組み合わせ。
オレンジピールが爽やかな酸味を与えてくれます。
■スーヴニール
宝石のような美しさ!即惚れです。
煌びやかな赤の中には、キャラメルが効いたムースショコラが。
そして果肉入りのベリーコンポート。チョコチップも入っていてザクザクと心地良い。
土台のココアスポンジもふわっとしてGOOD。
■シュー・ア・ラ・クレーム
バニラビーンズがたっぷりのシュークリーム。
上部のカリカリアーモンドが飽きさせず、楽しい食感に。
■クイニーアマン
一般的なパン屋さんでは見かけないような「濃い」色のクイニーアマン。
キャラメリゼされた表面はカリカリして香ばしい。
流石、名パティスリーのヴィエノワズリーだけあって、お菓子色の強いパンです。
■クロワッサン・オ・ザマンドエラブル
とってもサクサクした生地のクロワッサン。
アーモンドたっぷり、エラブル(メープル)たっぷり。
甘いの大好き!な人には最高のクロワッサンです。
文句無く川口最強のパティスリー。何を選んでも美味しく、そして美しい。
これでイートインがあれば……と願ってやみません。
ごちそうさまでした!
5位
1回
2016/09訪問 2018/12/10
大阪の超有名パティスリーが新宿伊勢丹「マ・パティスリー」に出店!
パティスリーラヴィルリエさんがマ・パティスリーにやってくると知って、
いつなら仕事帰りに寄れるかシフトを確認し、しばらく前から計画を立てていました。
スイーツ好きには当たり前中の当たり前な話で今更な解説ですが、
マ・パティスリーは有名店が一週間ごとに出店する、ケーキ好きにとってはたまらないスタイルの催事スペースです。
ただ、出店するパティスリーは大抵が東京都内のお店。
都内のお店なら直接行けますし、何よりお店の雰囲気・空間を肌で感じる事が出来るので、
まだ行けていないパティスリーであっても「本店に行くから」と我慢しています。
しかし……この度は久しぶりに関西のパティスリーが上京!
流石に大阪までは行けないので、この機会を逃すべからずと色々購入しました。
以下食べたもの
■ミゼラブル
ダックワース生地にバタークリームがたっぷり。そして煮付められたレザン。
バタークリームがかなり濃厚ですが、ダックワースが軽くふわっとしていて、
食べ進めるていくうちに、重さを感じなくなっていく食べやすいケーキ。
ちなみに「ミゼラブル」=「惨め・虚しい」という名前は、
牛乳が高価だった時に、水を使ってクリーム作っていた為らしいです。
■トール・ショコラ
言わずとしれたチョコレートの重鎮・ドモーリ社の「アリバ」を使用したショコラケーキ。
見た目から期待させられ、その期待通りの濃厚なケーキになっています。
ビターなチョコレートが舌に纏わりつくストレートなショコラケーキです。
■ピエール・タンタシオン
今回購入したガトーの中で一番気に入ったケーキです!
見た目がまず惚れ惚れするような美しさ。見事なライトグリーン。
色からわかるようにピスタチオのケーキですが、スペイン産のピスタチオを使っているとの事。
中身もピスタチオクリームが入っていて、中心部にはカシスが。
このカシスの酸味が絶妙で、ピスタチオと合わさると身もだえるような美味しさ!
横に添えられたらグリオットチェリーも良いアクセント。これは間違いない。
■タシェット・ド・ティラミス
新宿伊勢丹限定のケーキ。
ティラミスとショコラのケーキですが、ショコラの方がやや強め。
下から2つめの層になっているクリームチーズが、
ショコラとマスカルポーネとの良い繋ぎになっています。
■タルト・アラカルト プルーン
実は売り切れを危惧してランチタイムに注文だけして、後で引き取りに行く事にしたのですが、
まだ12時過ぎにも関わらず、4種類あったタルトはプルーンのみになっていました。
かつ、このプルーンも私が最後の購入者。売り切れ早すぎやろ……。
お味の程は速攻売り切れになるのがわかる美味しさでした。
一般的なるタルトに比べ、しっかりとした甘さ。
プルーンは酸味が強い系かなと思いきや、さっぱりとした味。タルトの甘さを引き立てます。
■ジョルジュⅤ
フランスの通り名が付けられたショコラ系ガトー。
キリッとした酸味のあるフランボワーズがかなり効いていて、
ガナッシュショコラとのマリアージュが素晴らしい。
■メランコリー・ド・メロン
これも伊勢丹限定だったはず筈……。スプーンで頂くヴェリーヌです。
普段はあまり購入しないヴェリーヌですが、面白い組み合わせだったのでチョイス。
上からメロンが薫り立つクリーム・スペキュロスのクランブル。
その下はなんとほうじ茶を用いたムース!で、一番下はフランボワーズソース。
何とも和洋折衷極まる組み合わせですが、これが合うんです。ふしぎふしぎ!
あまりお目にかかれない……というか、
マ・パティスリー出店時じゃないと購入出来ないので7点も購入しちゃいましたが、
食べ終わると「もっと買っておけば良かった」と感じてしまう。
それだけ美味しかったのですが、スイーツへの欲望が止まる事を知らない自分が恐ろしいw
ごちそうさまでした!
6位
2回
2020/07訪問 2021/06/27
この日は白金高輪・白金台・目黒・五反田方面へ。
再訪。4年云ヵ月振りの訪問になります。
最早、パン好きには語るべくも無い有名店「ブーランジェリー・セイジアサクラ」さん。
パン百名店に4年連続で選ばれている超人気店。
まぁ、コチラが選ばれなければどこが選ばれるんだって話ですが。
歴代ロボットアニメの人気ランキングで
ボトムズやマクロスが選ばれないぐらい、あり得ないですね。
……最近、本当にロボアニメが少なくなって悲しいですね。
90年代後半~2000年代の、小難しい・独自の世界観なロボアニメが恋しいですわ。
「ラーゼフォン」とか「アルジェントソーマ」みたいな、
鬱屈した詩的で、良い意味でトーンダウンする演出のロボアニメが見たいです。
さて、大分久しぶりの訪問になりました、セイジアサクラさん。
元から「パンオブザイヤー」にて、バゲットやカレーパンが表彰されるなどありまして。
相当な人気店ではありましたが、近くに高輪ゲートウェイ駅が開業し、
アクセスが良くなった事から、更に人気が高まった……印象がありますね。
まま、私は白金高輪駅から下って行きましたが。
白金高輪からでも徒歩15分もあれば着くので、ラクショーラクショー。
お店は赤の外観がギラッと目立つもの。
超絶人気店ではあるんですが、意外に店舗はこじんまりなんですよね。
開店してほぼすぐの訪問でしたたが、パン棚は9割型埋まっています。
逆に昼過ぎ伺うと、ちょっと棚が寂しくなっているケースもあるようなので、
出来るだけ午前中に訪問するのを心がけた方が良いかと。
コチラの名物はパンオブザイヤー受賞作のバゲットやカレーパンですが、
そのバゲットやフォカッチャを使った、惣菜系のサンドもたんまり。
思いっきそ種類が豊富……ってな陣容ではありませんが、
置かれているパンが本当にどれもこれも美味しそうで……選びきれませんねw
以下食べたもの
◼️クロワッサン
コチラのスペシャリテの一つ。
何層にも複雑に重なりあった薄皮に、しっっとり芳醇なバターのクラム。
パリパリの生地が何とも~。食感とバターの染み具合がヤヴァイ。
◼️キャトル・フリュイセック
ぶどうパンもスペシャリテだったのか。
レーズン・クランベリー・パパイヤ・パイナップル・オレンジピールまで入った豪華版。
ストレートなぶどうパンと違って、様々な果実を味わえる贅沢さ。
パパイヤ・パイナップルは珍しいですね。トロピカルで爽やか。
◼️野菜たくさんのロングウインナー
野菜たっぷりラタトゥイユとウインナーをフォカッチャ生地でサンド。
ふかふかなフォカッチャ旨し。ラタトゥイユは甘めでウインナーはパリッと。
ボリュームある、満足度も高いサンドですね。
◼️ごぼうサラダ
さきがきごぼうサラダと、グリュイエールチーズ入り。
シャキシャキしたごぼうたっぷり。単にマヨじゃなく、
グリュイエールチーズを入れる事でコクのある味わいに。
◼️ゆずロール
徳島県本頭村産のゆず使って酵母を生成したとの事。
ほんのりゆずの香りがするバターロールで、ふわっと軽いライトなおやつロール。
◼️ゴルゴンゾーラとハチミツのフォカッチャ
ゴルゴンゾーラチーズエルボリナートと、ハンガリー産のアカシアはちみつ使用。
厚切りフォカッチャの上に塗り塗ーり。ゴルゴンのブルーがちょいちょい見える。
ツンと鼻に来るような濃厚さ。フォカッチャじゅわっと染み込む。
◼️マカダミアチョコレート
ビターチョコたんまりマカダミアナッツ入り。
ハード&スウィーツなパン。マカダミアナッツ大きい~。
ゴリゴリです。チョコもたっぷり全面に。生地は噛む度に味わいが増す……見事なり。
◼️バゲット トリュフラタトゥイユ
長~いバゲットにラタトゥイユを挟み。
バゲットはふかふかしてました。野菜たっぷりのラタトゥイユ甘みがあって優しいお味。
◼️トロピカルマンゴー
マンゴーパティシエールとアップルマンゴーサンド。
サックサクなクロワッサンに、とろーりカスタード。
マンゴーのとろ甘~がベストマッチ。
◼️チーズカレー
リピート。人気ナンバーワンのカレーパン。スイス産グリュイエールチーズ使用。
野菜いっぱい~。やっぱり美味しいですわー。
生地は厚めだけど、具の量が多いのでバランスは悪くない。
カレーフィリングは野菜に比べると少ないけど、ピリピリスパイシーでパンチがある。
そんでもってチーズがどろ~っと馴染む。間違いない。
もう本当、どのパンもレベルが高くて高くて素晴らしい!
店員さんも明るくて親切だし、非の打ち所が無いとはこの事やで。
ごちそうさまでした!
白金高輪・高輪台・白金台食べ歩き
このエリアのブーランジェリーと言えば!
セイジアサクラさんに寄っとかなきゃ、あまりにももったいないので、
パンが潤沢にあるであろう朝早くに突撃です。
高輪台駅からも白金台駅からもそこそこ離れているので、少々不便な立地にはなります。
が、外からちょいと中を覗いてみると店内にはお客さんがたっくさん。
遅れてはなるものか、と店内に入ると予想以上の狭さ。
お客さんが溢れてるので、余計そう感じるのかも知れませんが、
あまり身動きが取れず、気をつけていないと他の人にぶつかってしまいます。
その中でどんどん焼あがってくるパンを店員さんがかいくぐって陳列していきます。
普通に手に持ってると運べないので、トレイを頭の上に乗せて移動したりと結構大変そう。
そんな状態で、せわしなく動きながらも「○○焼き上がりました~」と元気な声。いいですね~。
魅力的なパンが本当に沢山で、見とれてしまいますが、
パン・オブ・ザ・イヤーの2014年度でバゲット部門の第1位。
2015年度でカレーパン部門の第1位になっているので、
やっぱり人気なのはバゲットとチーズカレーという中にチーズが入ったカレーパン。
他の料理に合わせて……というパンの食べ方をあまりしない為、バゲットは購入せず。
チーズカレーと他気になったパンをいくつか購入しました。
以下食べたもの
■チーズカレー
看板商品の一つ。
揚げてないタイプ。もう完全に定着した「焼きカレーパン」ですね。
その場では食べず、自宅に持ち帰ってリベイクして頂きました。
カレーパンは丸型・楕円形が多数かと思いますが、こちらはスクエア型。
中のカレーは万人受けするタイプのマイルドな味。それをたっぷりのチーズが覆っています。
カレーも良いですが、リベイクした後のチーズがまた格別でした!
中でいい具合にとろけて、カレーとの相性が抜群!
これは美味しい……。今まで食べたカレーパンの中でも1、2を争う美味しさでした。
■メロンパン
ニュートラルなメロンパン。
商品名もそのまま「メロンパン」で、形も一般的。
中にクリームが入ってたり、○○が練り込まれて~とかも無いシンプルなもの。
しかし、皮はサクサク。中はしっとりとしていて、
「普通の美味しいメロンパン」を食べたい人はチョイスすべきです。
■タンドリーチキン
個人的にはチーズカレーに匹敵する美味しさでした!
チーズカレーとは違って、効かせている香辛料は結構なスパイシーさ。
チキンもジューシーで柔らかく、辛さと相まって食欲をかき立てられます。
パンも他に頂いたパンよりは若干柔らかめ?だと思いますが、
チキンにとっても合うふんわり感。これはマスト!
■木苺のクリームクロワッサン
これだけは自宅では無く、食べ歩き最中に頂きました。
クロワッサンも複数種類用意されてたのですが、
他で濃厚なケーキを食していたので、爽やかな味を求め選択。
クロワッサンはパリッと。木苺は酸っぱすぎない程度の酸味。
ただホイップはもう少しあった方が嬉しいかな~。
はい。甘党だからこそのワガママでございます。
まさにハズレの無いパン屋さんだと感じました。
地理的にあまり来れないのが口惜しいですが、
近くに寄る機会がありましたら是非とも再訪したいです!
ごちそうさまでした!
7位
2回
2023/01訪問 2023/02/10
埼玉スイーツレジェンド訪問。
都内には数量的にどうにも太刀打ちは難しいですが、
質的な部分で言えば、どの地域とも戦える!と思えるのが埼玉南部のパティスリー。
浦和の「アカシエ」さんに、春日部の「オークウッド」さん。
さいたま新都心の「アングランパ」さん、川口の「シャンドワゾー」さん。。。
等々、クオリティの高いパティスリーが集結。
南に固まってるのが、北部民からすると若干ぐぬぬですが。
上記列挙したお店には既に訪問済みですが、
レベチなお店は何度行っても良いですからね。
そういやこないだ萩尾望都先生の「ポーの一族」を再読しましたが、
やっぱ何度見ても良いですね。見る度に感嘆に浸ってしまう。
さて、コチラ「シンフラ」さんも、埼玉レジェンドパティスリーに名を連ねるうちの一つ。
数ある百名店でも超絶激戦のスイーツ百名店で、5回連続受賞を果たす程の名士。
お店がありますのは志木市。
大宮から武蔵野線を使って、朝霞台より東武東上線に乗り換え。
ちょっち乗り換えが面倒くさいですが……。
あ、都心からだと池袋から東武東上線一発で行けるので、こっちのが楽。
駅から結構離れた場所にありますが……。
人気はかなーりのもので、平日開店前から数人は並んでいます。
前回はテラス席にてケーキをイートインさせて頂きましたが……。
2023年2月現在では、テラスのイートインは廃止されております。
となるとテイクアウトのみ……と思いきや、
何と店内に1席だけイートイン席が用意されています。
事前に電話して上記把握したのですが、
時間制限等々特に無しとの事だったので店内利用で。
お客さんの視線が気になるかな……と思いましたが、
結構ショーケース前から離れてるので、あんま見られる事はありませんでした。
以下食べたもの
◼️アーモンドフランボワーズ
アーモンドのババロアの中にラズベリームースとジュレ。
抹茶のマドレーヌ生地。めっちゃババロアがまろやか~。
とろりんとしてラズベリームースがキュッと酸味で、抹茶の苦味と調和。
◼️アプリコット・マロン
アプリコットムースの中に、マロンムースとアプリコット風味のガナッシュショコラ。
モンブランクリームとアプリコットのコンポートジュレ。
あ、こりゃーかなり個性。アプリコットどっしり。
マロンムースとガナッシュもしっかりだけど、アプリコットが超存在。
◼️Nes 生チョコシート
スイス・フェクトリン社のミルクチョコレート。
「マラカイ」とフランス・ヴァローナのダークチョコレート。
「クールグアナラ P125」をブレンドしたチョコに、
チョコレートのカスタードと苺のサンド。
なんですかこのビスキュイ……ふわふわすぎる。
チョコレートはミルキーで、カスタードも甘くお子さんでも好きなヤツ。
◼️ヘーゼルナッツシトロン
爽やかレモンムースの中に、ヘーゼルナッツダイス入りビスキュイ。
プラリネノワゼットのムース。これは超さっぱりー。
メレンゲのようなふわふわレモン。ムースがとっても軽い。
そしてヘーゼルナッツダイスなサクサク。ナイスアクセント。
◼️マロニエ
フランスのマロンペーストを加えたマロンムースの中に、
芳ばしい黒豆茶のブリュレとフィアンティーヌ。
中にモンブランクリームも。芳醇なマロンの濃厚さ。
高貴な香りのマロンに、黒豆のしっかりとした和の雰囲気。
◼️モンブラン・フランボワーズ
ラズベリー風味のモンブランクリーム内に、
マロンシャンティと渋皮栗が丸ごと1つ。
ララララズベリー!ビビッドなバイオレット。
強固な甘酸っぱさが最初に襲い来る。マロンシャンティの濃厚さが神魂合体。
◼️キャラメル・ポワール
洋梨ムースにソテーした洋梨と、アールグレイ風味のダックワーズ生地。
そこにサンドしたキャラメルのクレームブリュレ。フォトジェニック!
ザッツ洋梨なビジュアル惚れる!ムースはとろとろ。ぷるぷる。
完熟な洋梨。アールグレイの苦味がバッチリ効いてます。
◼️ライチティー・フランボワーズ
華やか香りのライチの紅茶ムースの中に、リュバーブのコンポート。
ベリージュレとラズベリーのガナッシュ。
ライチのピリッとした香りと、リュバーブの芳しき苦味。
ガナッシュが結構強くて、濃厚な仕上がりです。
◼️苺 ~ピスタチオ~
フランス産センガナ種の苺ムースの中に、
ピスタチオムースとピスタチオクリーム・ベリーのジュレ。
これまたビューティフル。可愛さ無限大。
淡いピンクの苺ムースは甘めで、コクのあるピスタチオと溶け合う。
◼️フロマージュ・アス
こちらのスペシャリテ。リピート。
レア・ベイクド・スフレ。3つのチーズケーキを1つに。
レストランのチーズワゴンをイメージしたというケーキ。
土台はスフレ。飾ってあるのがベイクドとレア。
中にプルーンが入っています。ザ・キング・オブ・チーズケーキ。
全てのチーズが高品質。贅沢してるって満足さがすばらっ。
いや~~堪能堪能。げに全てのケーキがハイパーキュート。
誰でも満足出来る、埼玉の雄ですね。
ごちそうさまでした!
川越~志木食べ歩き。
「何でこんな所に」。辺鄙な場所にある名店に対して良く聞くセリフですが、
これまで訪れたパティスリーの中で私的に「シンフラ」さんが最も相応しいと感じたので。
お店の場所は志木駅よりかなり西に。
駅から徒歩で行くと15分~20分程かかります。
また、周囲に目立ったお店は無く、住宅街……と言うほど家々も無く、
かと言って緑に囲まれている訳でも無く、工場とか公共施設とかがポツポツある中にあります。
そんなお世辞にも、交通の便が良いと言える場所では無いので、来店されている方は大概が車が自転車。
しかし、土曜日に行ったという事もあるのでしょうが、ひっきりなしに来店するお客さん。
テイクアウト購入するのに数組程、待ちが出る時間帯もあるぐらい。人気の程が伺えます。
内部は白を基調とした清楚な佇まい。
あまり広くは無く、焼菓子コーナーもあるにはありましたが少しだけ。
やっぱりケーキが中心のパティスリーです。
また、ちゃんとイートインがあるのも嬉しいところで、テラス席が数席設けられています。
店内にもイートイン席はありますが、ショーケースのすぐ隣。
ここで食べていたら、確実に他のお客さんにチラチラ見られる事請け合いなので、
余程寒くない限り、イートイン時はテラスを利用するのがお勧めです。
以下食べたもの
■フロマージュ・アス
レア・ベイクド・スフレと3種のチーズケーキを一つにした、シンフラさんのスペシャリテ。
とてもチーズの味が濃厚ながら、飾られたビスコッティを間に挟むと非常に食べやすい。
中央に配されたプルーンも程良い酸味で美味しいです。
■SSC 苺のショートケーキ
ケーキショーケースに「ショートケーキは飲み物です(シェフ談)」と……100%同意しますぜシェフ!
純白の生クリームが美しい長方形のショートケーキで、
苺の断面が見えるように形成されています。
中にも全面に苺。そして生クリームが大半で、スポンジは申し訳程度。
この生クリームがまったり舌触りで甘々!クリーム好きは絶対ノックアウト!
■ピスタチオ・ブラックベリー
ピスタチオムースのドームの上にはピスタチオクリーム。
更にピスタチオ味のブラウニーに、スポイトの中にはピスタチオオイル。
ピスタチオ好きによる、ピスタチオ好きの為の、ピスタチオまみれのケーキ。
さて、ここまで何回ピスタチオと言ったでしょ(ry)
最初は濃厚なピスタチオを味わって、中程に差し掛かったらピスタチオオイルを回しかける。
すると、まろやかな味わいに変貌するので、味の違いを楽しめます。
■黒糖のフォレノワール
ほんのり紅茶が香るチョコレートムースにグリオットチェリー。
黒糖とチョコレートのグラサージュが美しい。
スポイトの中も当然黒糖ソース。どろりと濃厚。
■モンブランパフェ
菊の節句「重陽の節句」と、お月見「中秋の名月」をイメージしたパフェ。
一般的なパフェとは違い、背の低いワイングラスのようなものに入れ提供。
表面には菊の花弁と青の楓。その下に満月に見立てたという飴細工があり、
ここをスプーンで割って、栗の甘露煮をミキサーでまわしたソースを回しかけて頂きます。
中には和栗のアイス、黒糖と塩の効いたキャラメルアイス。
栗の渋皮煮に、きな粉のクランブル等が入っています。
私が気に入ったのは生キャラメル入りの白玉!
白玉はもちもちで、グニュッと噛むと中から固形物に近い生キャラメル。
この食感、癖になりそう……。
シェフパティシエの中野氏はまだ30代で、ロブションやナリサワで修行された正統派。
どのケーキも繊細かつ美麗で当然美味しく、今後に期待大のパティスリーです!
ごちそうさまでした!
8位
1回
2016/03訪問 2020/01/07
谷根千巡り。
ケーキ好きなら知らなきゃモグリ。
行きたい行きたいと思いながら、中々行けなかったイナムラショウゾウ。
谷根千食べ歩きを敢行する事となったこの日。ようやくの初来店に漕ぎ着けました!
観光客がわらわらの谷中銀座やよみせ通りから離れ、鶯谷駅から若干歩きます。
ほのぼのした雰囲気漂う中にポツンと建っている小さなお店。
決してオシャンティーなエリアではありませんが、店頭にはがっしりしたドアマンが。
お店の前に歩を進めると「どうぞ」と低音で案内。何だか緊張。
中に入るとうって変わって明るい女性店員さんが複数名。
ショーケースは小さく、ケーキの種類も15種ぐらいとあまり多くはありませんが、どれも美しい!
「気になるケーキはございますか」と声をかけてくれたお姉さんに相談しながら4点チョイス。
が、ここで事件……というか予定が狂ってしまう事態が!
この「パティシエ イナムラショウゾウ」さんにはイートインスペースが無くテイクアウト専門店なのですが……
谷中銀座の程近くにある、ボンボンショコラやチョコレートケーキのみ取り扱う「ショコラティエ イナムラショウゾウ」さんはカフェ併設。
姉妹店なのでてっきり持ち込みでイートイン出来ると思いこんでいたのですが、
「ショコラティエさんの方に持ち込みって出来ますよね?」と伺ったところ、
「すみません……こちらの商品の持ち込みは出来かねまして……」との回答。がいーん。
「すぐお召し上がりになる際は店頭のベンチで……」
との事ですが、ガチムチドアマンさんのすぐ隣でゆっくり写真を撮ったり、食したりは難しいと判断。
そこらを15分~20分程歩き回って、何とか人目を気にせず食べられる場所を見つけました。
以下食べたもの
■上野の山のモンブラン
イナムラショウゾウさんと言えばコレ!
一般的なモンブランとは違い丸型フォルムで、薄い板を巻いたようなクリームが特徴的。
最近はモンブランは「和栗で拘ってます」というパティスリーが多いように思いますが、
イナムラショウゾウさんはフランス産の栗を使用しています。
他に和栗使用のモンブランもありましたが、やっぱりスペシャリテのこちらを選択しました。
栗の味わいは滑らかでとろけるよう!栗がそのままゴロッと入ってはいませんが、
中のカスタードとマロンクリームの相性が絶妙です。
■特製苺ロール
こちらもスペシャリテの一つ。
中の渦は苺クリームかと思いきやジャム!
クリームとジャムだとクリームの方が有り難いような気がしますが、
事このケーキに関してはジャムがズバリ正解でしょう!(丸尾君風)
濃厚で苺の味がそのままガツンとやってくるジャムを、
柔らかなビスキュイが包み込んでいます。これまた至高の一品でした。
■サバラン
飾らないシンプルなサバラン。
下手なお店だとただ単にラム酒が入っただけで、お酒の味しかしないサバランがありますが、
こちらはラム酒の香りはしつつ もきちんとケーキになっています。
レーズンも適度な量。挟み込まれたカスタードもやはり美味しいです。
■苺のミルフィーユ
そろそろ苺の季節も終わりなのでチョイス。
ちょっと形崩れしてしまいました。
パイがサクサクで美味しいのですが、ちょいとフォークの通りが悪く、
不格好な感じで食べる事になってしまいました。
流石に名の通ったパティスリーだけあって美味でした~。
チョコレートケーキはショコラティエの方でも食べられるのでチョイスしませんでしたが、
次回このエリア散策をする時には、必ずショコラティエの方でチョコレートケーキを食べようと思います。
ごちそうさまでした!
9位
2回
2018/05訪問 2023/04/06
この日は高円寺・阿佐ヶ谷周辺へ。
バゲットが激烈超絶ケミカルエクスカリバー美味しい「SONKA」さん。
……途中から、褒め言葉のチョイスがおかしくなってるのはスルーして下さい。
今回が2回目の訪問。1年9ヶ月ぶりです。
高円寺・阿佐ヶ谷にお出かけする時には、絶対再訪しようと画策しておりました。
いや~も~ホントにバゲットがハンパ無く美味しいんですよ!
前回訪問時のレビューにも書かせて頂きましたが、
SONKAさんのバゲットを食べると、他店のバゲットが食べられなくなるんじゃないかと思うぐらい。
圧倒的なまでのクオリティを発揮するバゲットを作られていて、
作ってるのはバゲット類と、バゲットを使ったサンドイッチのみ。ザ・シンプル。
駅からはかなーり離れてるんですが、今回も新高円寺方面から徒歩で行きました。
道なり的には、五日市街道をずーーっと下ってくだけなのでわかりやすいですが。
大体20分ぐらいですかね。「フランスパンと、ジャムとジャズ」という看板が目印です。
当日はちょっとだけ雨降りだったんですが、開店の10時前にお店の前をうろうろしてたら、
奥様が「どうぞ、店内でお待ち下さい」と迎え入れてくれました。ありがたや。
当日はサンドイッチとテイクアウト購入両方でいったろうと。
サンドイッチは前回あったWランチセットは無くなってしまった模様。
残念ですが、食事系・甘い系の両方とも頂きたかったので、
ランチセットを頼んで、追加でもう1品オーダーしました。
以下食べたもの
■サンドイッチランチセット 3種のチーズ
カマンベール・ミモレット・ゴーダの3種チーズが入ったバゲットサンド。
スープとドリンク付き。ドリンクはホットコーヒーで。
バゲットは相変わらずバリッとした最高の食感。このクラスト最強。
クラムももちもちで風味豊か。チーズまみれの中身はねっとりと。
バゲットにチーズが溶け出して濃厚な味。特にミモレットが美味しかった~。
■あんバター
こちらはスライスして2つのカットされた状態で提供。
粒が残ったあんこの上には等間隔にバター。あんこはさらりとしてます。
バターはコクがあってあんことのマッチングバッチリ。
あんこは薄引きですが、バゲットが主役と考えるとこのぐらいでいいかも。
■フランスパン
「今の僕の全てです」……やっぱカッコイイ!
クープのしっかり入った焼き色ガッシリフランスパン。
ブレッドナイフを入れると「ガリガリッ」と手応えあり。
気泡が沢山入っていて、外カリッ・中もちっを体現。
■塩ナッツフランス
球根のような形のプチフランス。
生地はやっぱうまうま。ちょいむち感がたまらん。
中にはナッツぎっしり。アーモンドやココナッツ等の塩っ気がナイス。
■チョコフランス
パウダーが振りかけられて、中には砕いたナッツが少しだけ。
チョコレートはミルキーでとろっとしています。
久々に頂きましたが、バゲットは変わらずの高レベル。
どれだけ駅から離れていようが、ハードパン好きは這ってでも行くべきですな。
ごちそうさまでした!
高円寺・阿佐ヶ谷周辺食べ歩きの続き。
「フランスパンだけを焼き続けるパン屋」として、かなり高評価を得ているお店です。
甘いものに目がない私はパン屋さんに行っても、どうしてもヴィエノワズリーばっかり選んでしまって、
ソフト系のパンばかりトレイの上に並んでいる事がしばしば。
あんまりハード系パンを進んで購入する事がありません。
特にシンプルなバゲットは、食事に合わせるパンの為、基本選択肢に入らないのです。
が、この「SONKA」さんはテイクアウトのバゲット販売だけで無く、
バゲットを使ったサンドイッチも提供されていて、イートインも可能との事。
パン好きとしては一度食してみなければ、と思いバゲットサンド目的で行ってきました。
お店の場所はどの駅からも遠く、「ついで」では中々行かない所。
駅としては新高円寺駅が一番近いんでしょうが、私は高円寺駅から歩いていきました。
トリアノンとかがある大通りを南にずーーーーっと進んで、約20分ぐらいでしょうか。
五日市街道沿いに「フランスパンとジャムとジャズ」と書かれた白い縦看板が目印。
外観はちょっとくすんだオレンジ色の壁。
トランペットや顔が描かれたフランスパンが出迎えます。
お店の中はこじんまりとしつつも、オシャレな造り。
入口右手にパンの販売棚とイートインのカウンター席。
左手には常にジャズを流し続けるスピーカー。
奥にはキッズスペースもあって、お子さん連れも安心して食事出来そうな環境ですね。
早速、店内利用である事を申告し、お店の中を見回していると、
ありました!バゲットの下に書かれた「今の僕の全てです」。
他レビュアー様が撮影した写真を見て、一度自分の目でも見たいと思ってたんですよねー。
凄い一途な気持ちが伝わってきてカッコイイ。
以下食べたもの
■Wランチセット 生ハムとクリームチーズ
そうこうしているうちにオーダーしたバゲットサンドが到着。
注文したのはバゲットサンド2個+スープ+ドリンクで1350円のWランチセット。
1個目のバゲットサンドはシンプルな生ハムとクリームチーズのサンドにしました。
出来立てなのでほんのりあったか。
写真撮影も早々に頂いてみると、まずバゲットらしい硬さに歯が押し返されます。
そこから少し強く噛みしめると、耳の奥に響くような「サクサクッ」とした歯応え。
驚きはその後にやってきました。中のクラムが凄いもちもちしています!
外側サクサク・中もちもち。ここまで外と中の食感が違うバゲットは初めて!
もちもちしたクラムは、噛む毎に深い小麦の味が口内を包み込み込んでくれます。
ブラックペッパーがかけられた生ハムとクリームチーズもバゲットを邪魔せず良い存在。
安直な表現ですいませんが、滅茶苦茶美味しいですコレ!
■Wランチセット バゲットショコラ
2個目はスイーツ系で。
板チョコを挟み込んだバゲットサンドです。
中に挟まれた板チョコはミルクチョコレート。これがまた、味わい深いバゲットに合うんだなあ。
真夏、かつバゲットが暖かいのに、チョコが食べ終わるまで一切溶けなかったのは謎(笑)。
大きなスピーカーでジャズを聞きながら、オシャレな店内でイートイン。
で、最高に美味しいバゲットサンド。朝から素晴らしい時間を過ごす事が出来ました。
「凄い美味しかったです~」と退店時に伝えると、
お店のご主人も「ありがとうございます!」と素敵な笑顔で見送って下さいました。接客もGOOD!
……ただ一つだけ大きな問題点が。
SONKAさんのバゲットを一度食べてしまうと、
適当なチェーン店のバゲットはもう食べられないんじゃないかという事。
それだけ私にとってコチラのバゲットは衝撃的でした。
文句無しに現時点で、人生No.1のバゲットです!
ごちそうさまでした!
10位
2回
2022/06訪問 2022/07/16
この日は巣鴨・白山・駒込・千石・新大塚周辺へ。
湯浅政明監督の最新作「犬王」公開より一月と少し。
いやー湯浅監督らしい、ケレンミバリバリの映画で楽しかったですね。
平家物語・能楽を題材にしてるのに、ミュージカルをやっちゃうとは。
で、それが「音楽好きなんで」の独りよがりにならず、見事にポップスターとして能楽師が描かれてます。
映像の美しさ……と言うより「何を見せられてるんだ」感。
この感覚は中々他の映画では見出だせない。稀有な体験が出来ます。
アニメーション文化が一般化していくと共に、
作家性の強い作品、描写は少なくなって来ましたが……。
湯浅監督のデザイン・動き・美術etc……は、
現代のアニメーション界においては、特別な存在だと再認識致しました。
さて、コチラは「パティスリー・ヨシノリアサミ」さん。
……「湯浅政明」……「ユアサマサアキ」……「ヨシノリアサミ」……。
「アサ」繋がりという事で。相当無理矢理なのはわかってますが。
湯浅監督語りしたかったんじゃー……(駄々っ子)。
巣鴨という場所。イメージ的に「和」の印象が強いですが、
何気に高レベルなパティスリーもいくつか存在しています。
特に双頭と思われるのが「フレンチパウンドハウス」さんとコチラ。
……なんですが、どちらもスイーツ百名店に選出されてないんですよねー。
やっぱスイーツ百名店は、もう少しジャンルを分けるべきだわ。
オーナーパティシエの浅見氏は、フランスのアルザス地方「キュブレー」で修行。
M.O.F(フランス国家職人選手権)のグラシエ部門で、ファイナリストになった経歴をお持ち。
アルザスの象徴でもある、コウノトリが店頭には大きく描かれています。
駐車場も完備。23区内のパティスリーとしてはめっさ珍しいのでは。
ハイパー煌びやかでオシャレなパティスリーなんですが、
場所が巣鴨なので、お客さんが家族連れだったりお婆ちゃんが多かったり。
良い意味で「日常」の雰囲気が色濃く出ているのも、
外面から印象と大きく違って、妙に魅力を感じますね。
並んでいるケーキはキラキラ。結構キツめの色使いをしてます。
特に赤。紅。ギラついたルビーレッドな色のケーキが多いです。
先述のように、グラス(アイス)で大きな功績をお持ちなのでアイスクリームも販売。
前はパフェもありましたが……コロナ影響でイートイン中止の現在はやってない模様。
しかーし!店頭にあるテーブルなら買ったものを食べていってもOKとの事。
お許しが出ましたので、ケーキとアイス。両方たんまり頂いていきました。
以下食べたもの
⬛️アイスクリーム デーツバニラ&チョコミント&マンゴーソルベ
コーンはダブルまでなので、トリプルがイケるカップで。
チョコミン党としてはチョコミントはマスト。
チョコの塊がゴツゴツで清涼感あるミント。
マンゴーはサラッとした夏らしい爽やかさ。
そんえ甘酸っぱいデーツが入ったバニラの組み合わせ。
⬛️メロンのショートケーキ
夏!いよいよ!と思わせるメロンのショートケーキ。
シンプルなシャンティとスポンジ・メロンのみで構成。
スライスされためろんはやや固さがありましたが、甘さはしっかり。ジューシー。
スポンジはしっとり。シャンティも軽やかです。
⬛️フランボワーズとピスタチオ
ピスタチオクリームとフランボワーズのムースを重ね。
いちごのジャムをプラス。美しい層になったカップデザート。
キリッとイチゴジャムの酸味に、ねっとり系のピスタチオクリーム。
トップにはストロベリー・サクランボ・ブルーベリー果肉。
⬛️カフェショコラ
サロン・デュ・ショコラ・パリで準優勝のケーキ。リピート。
コーヒームースとチョコレートムースにキャラメルナッツ。コチラのスペシャリテ。
てろっとムースにザクッカシュッとしたナッツがナイスな存在。
⬛️キャラメルポンム
りんごを入れたタルト生地に、キャラメルミルクチョコムースとりんごのコンポート。
めっちゃ可愛いです~。完全にりんごです。ビジュアル完璧すぎ。
中身もりんごの味わいがガッツリ。球体の中はとろっとりんごのコンポート。
下部のタルトにもりんご&キャラメルの甘苦さがあり、アップルパイを思わせる仕上がり。
⬛️ドントレスオランジュ
チョコレートムース・オレンジのクレームブリュレにアーモンドクランチ。
オレンジの甘酸っぱさに、とろーりブリュレの香り。
アーモンドクランチはオレンジの芳香が纏わり、甘苦+カリカリ。
⬛️こうのとりのたまご
苺ジャム・カスタードクリーム・スポンジ生地・苺を重ね生クリームを絞り。
これまたビジュアルが素晴らしきケーキ!クリーム色で覆われた球体はまさに卵
周囲にスポンジ・中にはたんまりのカスタードクリーム。
このカスタード……とろーりコクがあって旨~~。
ほぼほぼカスタードで構成されてて、カスタードクリーム好きにはたまらん。
⬛️ロシアンテール
シャンパンにミックスベリーのムース・バニラムースとダークチェリーのクーリー。
これまた可愛い~。これはやられたわ。ギラリと輝くワインレッド。
ぷるぷる震える姿が愛おしい。震えるゼリーののようなとろっとムース。
中はジャムになった爽やかな味わいのベリー。
⬛️山形県産さくらんぼのタルト
季節限定。たっぷりさくらんぼにベリーのジャム乗せ。
中層スポンジですが、シフォンのように軽く、しかし濃厚な甘さを併せ持つ。
タルト部より中層の印象が強い。
前回頂かなかったアイスも食べれて満足!
見目麗しいケーキの数々に、身も心も蕩けてしまいましたw
ごちそうさまでした!
「俺の妹がこんなに可愛い訳が無い」みたいなタイトルになったのは別に狙った訳じゃないんだからねっ!
はい。誰得なツンデレはこれだけにしておきます。
巣鴨・駒込・千石周辺食べ歩き。
3店目のパティスリーは去年10月に出来た「ヨシノリアサミ」さん。
まだ開店して1年も経って無いのに凄い人気店になっていますね。
それもアサミさんの経歴を見れば当然か。
フランスはアルザスの名店「キュブレー」でシェフ・パティシエを務め、
M.O.F(フランス国家職人選手権)のグラシエ(アイスクリーム)部門で外国人初のファイナリストとなったお方。
日本云々~というより世界のスイーツ界で注目されているパティシエが独立!
なんて話題にならない筈が無いってもんですよね。
店内はかなり遊び心溢れた感じ。
いたるところにコウノトリがいて、リスやネコ等の動物達。
シルクハットを被って背筋がピンとした紳士なカエルさんも居たりします。
ケーキショーケースの周りも焼菓子の周りも可愛く装飾されていて、
これは小さなお子さんは楽しいだろうなぁ。
スタッフさん達もお店の雰囲気にピッタリあった、
ニコニコ朗らかな対応で凄くほんわかした気分になれました。
以下食べたもの
■ハワイアン
フランスで長年トップを走ってきたパティシエが「ハワイアン」とはこれいかに。
と気になってしまったので、チョイスしたケーキ。
周りはココナッツがまぶされていて、中にはパイナップルの果肉が。
クリームが軽く、パイナップルの風味が爽やかでまさにハワイ!
■カフェ・ショコラ
フランスで賞を取った時のガトーと聞きチョイス。
名前と見た目から分かるようにチョコレートケーキな訳ですが、
中心核にはチョコレートクリーム。その周りにコーヒームース。
周りにはまったりと濃いめのチョコレートヌガー。
チョコレートが甘く、コーヒームースがあまり苦めでは無いのに、
一緒に食べると不思議と重たくない調和が取れたケーキ。
アーモンドのシャリシャリも食感の違いを楽しめてGOOD。
■ベイクドチーズ・ユズ
追加オーダーの1個目。
……何だか追加してばっかりとお思いの貴方。これは作戦なのですよ。
オーダーを分ける事によって、「コイツ何個食うねん」的な印象が薄くなる……
薄くなるかもしれない……薄くなるんじゃないかな……薄くなるといいな……。
まぁ、自分が幸せならそれでいいのです。他の人の視線などキニシナイ!
で、こちらは名称通り柚子を用いたチーズケーキですが、
予想以上に柚子の薫りがしっかりしています。
チーズをそこまで濃厚なものにしていないので、
柚子の風味が消えず、名前負けしていません。
■桃のショート
定番苺ショートもありましたが、
季節物&フォルムが素晴らしかったのでコチラを。
桃がジューシーで頬張ると果汁が溢れます。
生クリームも軽すぎず重すぎず。スポンジもふわっと。
バランスが本当に良くて気づいた時には無くなっていましたw
こちらのパティスリーも美味しかった~と幸せな気分で次の目的地に向かった後、
重大な過失に気づいてしまいました。
「アイス食べてないじゃん!」
ぐぬぬ……何という……。これは大失態ですぞ……。
しかし、ここで逆転の発想「もう1回来る理由が出来た」とポジティブに考える事に。
次は必ずアイスクリームパフェを食べようと思います。
ごちそうさまでした!
この日は研修で赤坂周辺へ
大事な大事な研修終了後(ココ大事)。
さて、どのお店に行ってみようかと思案しながら道中を巡ります。
赤坂辺りは魅力的なパティスリーが何店舗がありますが、
ケーキ以外も色々食べたいなぁとの思いから、
パンケーキやパフェも提供しているデリーモさんへ!
お店は小さめ。かつビルの奥まった所が入口になっているので、
早歩きだと見逃してしまうかも知れませんので注意を。
来店時は18時を廻っていたので、人気パティスリーにありがちな、
「ケーキはほとんど売り切れ」なる悲劇を回避する為にも即座に入店です。
店内に入ると左手がすぐショーケースになっている為、この時点でケーキは無事(?)と認識。
ホッとしていつものように「店内って撮影しても大丈夫ですか?」と伺うと、
「もちろんです♪」と明るく気持ちの良いお返事が。
お礼をしつつパシャリと撮っていると「スタッフの写真は大丈夫ですか?」
と、おどけた感じのご対応。こーゆーフランクさ好きですね~。
その後、カフェ利用を告げ着席しましたら、まずは名物のパンケーキをオーダー!
もうこの時点でケーキを後から追加注文しようと思っていたので、
「甘いもの大好きなんで、頼みすぎてもヒカないで下さいねw」
と予防線を貼っておこうとしたところ……
「全然大丈夫です!スタッフ全員甘いの大好きですから!」
と満面の笑顔で返されてしまいました。惚れてまうや(ry
以下食べたもの
■ブラックダンディ ショコラアイス添え
ショコラティエでショコラ系パンケーキをチョイスせずどーする!
と、コチラにお邪魔した時は必ず注文しようと思っていた一品。
トッピングにアイス追加出来ますが、ショコラ尽くしがオススメとの事で、
ショコラアイスをトッピング!まさに黒の王国やで!(隠しきれない中二感)。
パンケーキ生地はスフレ系でふわっとして軽め。
そこに濃厚なチョコレートソースとショコラアイスが絡んで……。
美味しいのは当たり前ってなもんですよね。
■チョコレートドリンク バナナラム
パンケーキorケーキとドリンクを一緒に頼むとセット割引になるとの事でオーダー。
普通はショコラ系スイーツにチョコドリンクは合わせないと思いますが、
せっかくなのでコーヒー等では無く、オススメのバナナラムを!
リキュールが効いているようですが、アルコール感はあまり無く香り付け程度かと。
お味も良かったですが、注文した時の「チョコ尽くしですね!」
がものすごーく印象に残ってます。惚れてま(ry
■デュオピスターシュ
後から注文のケーキ。美しいガトーばかりで迷いましたが、
チョコまみれの後なので爽やかなピスタチオのケーキを。
球体の中はもちろんピスタチオクリームがたっぷり。
スタッフの方が仰っていましたが、比較的軽めのクリームです。
下部にあしらわれたタルトのサクサク感もGOOD。
■シューショコラ
ショコラクリーム入りのシュークリーム。
デュオピスターシュとは一転して、濃厚なクリームが味わい深いシュークリームです。
クリームもかなーり美味しかったのですが、中にチョコチップがたんまり!
細かく刻んで~という風体で無く、塊で結構な数が入っていますので、
食感の違いが本当に楽しく美味な逸品です。
■アールグレイ
紅茶クリームに紅茶シフォンが層になったケーキ。
味覚には自信が全くないので、恐らくですが上部のマカロンにも紅茶が入っていたかと。
仄かに苦味のある優しいお味のケーキでした。
■オセロ
プティガトーの中ではコチラのスペシャリテの一つ。
黒の光沢が美しいショコラケーキです。
期待通りの濃厚なお味。ミルクチョコレートの味が全身に染み渡る……。
ショコラティエでの締めに相応しいですよね。
実はオーダー時にまとめてケーキは4点チョイスしたのですが、
私が指定した順番で一つづつ持ってきてくれました。
お忙しいのに有り難かったです。感謝。
■イチゴランデヴー
「さっき締めと言ったな。アレは嘘だ」
……本当は頼むつもりは無かったんですが、
あまりに良い対応だったので、ついついオーダー。
期間限定のイチゴのパフェでございます。
最上部にはカットした苺とストロベリーアイスにストロベリーソース。
その下にはカスタードクリームが表面張力が働く程もりもり。
更に下部にはフレークと果肉入りの苺ジャム!
カスタードを残しつつ、フレークやジャムを混ぜて食すと最高です!
途中、男性のスタッフさんが「好きなお店は~」とフレンドリーに話しかけてくれたのですが、
まぁ、こちらが提示したお店について「これが美味しかった」、「アレがオススメ」等出るわ出るわ。
最初の方に女性スタッフさんが言っていた『全員スイーツ大好きですから』は、
営業トークなんかじゃなく本意気で完全にガチのマジでした(しつこい)。
で、最後には伝票の裏に書かれたコレですよ(写真参照)。
惚れて(ry……まうのはもう仕方の無い事ですよね。
誤解の無いよう言っておきますが、お店とお味と最高の接客についてですよ?
そこんとこ間違え無きよう。
他にも行きたいお店が山ほどあるので、
すぐに再来店!……とはいかないと思いますが絶対にまた行きたいです!
大好きなお店がまた増えました♪
ごちそうさまでした!