5回
2018/05 訪問
改めて感じるプロの焼きの技が凄すぎます。
4.3[ 料理・味4.6 |サービス4.0 |雰囲気4.1 |CP4.0 | 酒・ドリンク4.2 ] が私の評価です。
中3日あけての連休再開。その前の日の夜に東京から戻った連れと再会。
改装後彼女は未訪なので、こちらごずこんさんに予約。珍しく連れが先着。
まずは白ワインのボトルを。Bella addornmentata Pecorino 2016
蜂蜜と果実の混ざった香り、フレッシュな酸味とすこしほろ苦さも。なかなかおいしいイタリアの白。
つきだし 豆乳茶わん蒸し じゅんさいとオクラ
かつお刺身
新玉ねぎの冷たいスープ
甘エビのビスク
ホワイトアスパラボイル タルタルソース
岩ガキのフライ
炭焼き 新玉ねぎ 鰻
地鶏の唐揚げ
赤みその麻婆豆腐
つきだしは豆乳のプリンみたいな感じ。じゅんさいがうまいです。
鰹の刺身。でもしっかりと炭火で炙られたもの。皮の旨さがすばらしい。いきなり、「こんなのあり?」って感じの一撃。しっかりとお味のついたからしとともに。でも醤油があってもいいです。
香港などでよくやるスープ2種。新玉ねぎの冷製と甘海老ビスク。こうしてみると対比が面白いですね。赤と白、温と冷、こってりとさっぱり、海鮮と野菜。
白アスパラ。いろんな角度、サイズで楽しめる一品。タルタルソースも凡百の物とは違う。
牡蠣フライ。肉厚。ウスターソースとタルタル、両方もあり。添えられた野菜類も味わい深いです。
炭焼きは新玉。イタリアンパセリがいいアクセントになっています。そして鰻。いやあまたしても皮目の焼き具合がお見事でんなあ。もう少し焼き過ぎると焦げが勝ってしまいそうですが、そこを寸止めする技がすごい。ここらで赤もあけちゃう。
Sitaré Rosso シチリア産。コーヒーとチョコレート、そしてバナナの香り。まろやかなタンニン、酸味はおだやか。洗練されていてめちゃうまい。
地鶏唐揚げ。周りのお客さんたち(場所柄どうしてもDHばかりです)がみな注文していた地鶏を刺身でなく唐揚げで。ももと胸と両方あって楽しい。そして、以前めん房やまもとさんでも申し上げましたように、余熱も計算したうえで「こんがりきつね色」を求めないベストの揚げあがり。これがいいんですよ。ただ、ほぼ満席でたいそうお忙しそうでしたので、ほんとはずりや肝も揚げてほしかったのですがあきらめました。それはまた次回に。
最後のしめはまたしても非炭水化物で。赤みその麻婆豆腐。うまい。うまいうまい。深い赤みそのソースと純白のお豆腐の出会い。するっといただけました。
どれもほんとうにおいしいのですが、やはり炭を使った焼きの技量に感服でございます。ごちそうさまでした。
2018/07/30 更新
2017/12 訪問
祝!新装再開店! さらにいいニュースも。
4.2[ 料理・味4.5 | サービス4.0 | 雰囲気4.0 | CP3.9 | 酒・ドリンク4.1 ]が私の評価です。
私が思ったよりは早く改装が終わり再開店、まことにおめでたい。
今日はお客様2名をお連れして。
つきだしは意表をついて甘酒。本来苦手ですがここのはいけます。
お酒は最初お客さんたちはビール、私は芋焼酎のソーダ割りでスタート。
刺身 よこわ ナマコ酢 ふぐ 白子ポン酢とカルパッチョ
まず、ふぐ。白子ポン酢に薄切りのフグを合わせて、自由に組み合わせていただきました。
白子がやはりおいしい。冬の味覚の一つの代表ですね。
あと、ナマコ。中華の乾物は好物ですが、生の日本でいただくナマコは正直何がいいのかよくわからん。というものをあえてこちらでいただくとどうなるか。
はい、予想通りに予想を裏切ってくれます。なんせ分厚い。でも楽々噛めます。しゃくしゃくとした歯ごたえがなんとも快感。鵜川さんによると、「箱の中に石を入れて30分くらいナマコとともに振り続けると、こうなるんですわ」とのことでした。まさにこういうのを感動というのでしょうか。
餃子6個、定番ですがうまい。
小かぶらのサラダ柚子風味。さっぱりとしてさらに食欲が増します。
ここらで私は白ワインのグラスを。
たぬき豆腐 京都のたぬきの身上であるとろみの効いたもの。ねぎと生姜がさらに温めてくれます。
白ネギゴルゴンゾーラオーブン焼き
ここらで全員赤ワインをいただきます。
和牛ヒレステーキ しっかりと噛みごたえのある、がっしりした肉質と優しい味わいが両立しています。添えられた海の塩がさらに風味を増進。食欲も増進。
改装してさらにおしゃれな感じの内装、そしてうれしいのが1階の全面禁煙。場所柄同伴のカップルも多いのですが、皆さん苦笑しつつ喫煙スペースがある2階にて一服しに上られます。お客さんがいたので2階の見学はいたしませんでしたが、次回はちょっとのぞいてみよう。
毎度ながら隙のない仕上がりと刺激に満ちたお料理、ごちそうさまでした。
2017/12/17 更新
2017/08 訪問
しばしのおわかれ
4.0 [料理・味4.5 サービス3.7 雰囲気3.5 CP3.5 酒・ドリンク3.6] が私の評価です。
さて、私の渡米も近くなってきましたね。大丈夫かな準備。
今夜は仕事上お世話になっている方と二人で。お店選びは地元である私が。
食事のお好みとかよく知らなかったので、守備範囲の広い、そして間違いのないお店であるこちらを迷うことなく選ばせていただきました。
今日は幸いお客さんも少なく、煙草を吸われる方もいなかったのできわめて快適。鵜川さんにお魚のお勧めなどを聞いて。お連れもすぐに来店。
お酒はワインでいいですか。
「任せますよ今日は。私なんでも食べるし」
ああよかった。ではふみちゃんにお勧めしてもらっていたアルザスのロゼ。Rieflé Rosé Complexe 最近アルザスに裏切られたことがないのですがこれも絶品でした。ロゼらしからぬしっかりとした辛口の味わいが夏向けでいいです。どんな手強いお皿にも合います。
つきだしはずいき。相変わらず美しいなあここの料理は。
続いて野菜の焼き物を、と選んだのはズッキーニと万願寺唐辛子。ズッキーニにはバーニャカウダソースと塩、万願寺には鰹節が。お連れの表情が緩んでくるのがわかる。
そして前半の山場はお造り。ボストン産のマグロ大トロの炙り。さらに大阪湾産の鯵。大トロは白髪ねぎと山葵を加えて海苔で巻く。いい感じです。鯵には沖縄の海ブドウ。見た目が美しく、味はさらにすばらしい。
あとは主に本日お勧めから松茸のフライ。ウスターソースで。初物です。
あの、国産じゃないですよね。
「はい、吟味してありますけど、中国から入ってますんで中国か北朝鮮です。」とは鵜川さん。あはは、今話題のお国の名が出てしまいました。
続いて焼き物、対馬産のノドグロと、ホルモン系からガツを。特にノドグロが脂の乗りもよくて最高の味わい。
まだ入りそうな雰囲気なのでお肉二種。豚ロース西京漬けと、イチボ。イチボには太めのヤングコーン。うまいなあどっちも。
〆には鮑とポルチーニのリゾット。鵜川さん自ら丁寧に仕上げていただくのが席から見えました。お皿が来る前から絶対旨いとわかるしくみ。
こちらともずいぶん長いお付き合いですが、御店主、若い料理人の塩さんと甲斐くん、ソムリエのふみちゃんというコアスタッフは不動。ただ諸事情にてタイトルにあるようにしばらくお別れでございます。その間はぜひ餃子ごずこんで。
2017/08/15 更新
2016/06 訪問
My Ichiro-Suzuki in Gion
本日は連れが仕事で一区切り、をお祝いする夕食をこちらにて。現地集合で、私が一足先に、まずはジントニックで喉を潤します。
つきだしは鶏ハム。こういうやわらかなしっとり感が鶏肉で出せるのですね。と、連れ到着。それまでに注文済みなのは、岩もずく、冷やしトマト、ラーキュウリの野菜系3品のみ。あとは相談して決めます。
つぶ貝のアヒージョ
天草岩牡蠣のガーリックオイル
イワシの蒲焼
というお魚系の品、そして白ワインは
Monte Tondo Soave Classico 2014
蜂蜜、アカシアの香りが大き目のグラスに溢れる。黄金色で輝きがあり粘度は控えめにある。丸みを帯びた第一印象で、酸味は穏やか。やや甘口で中程度のアルコール度、余韻も長い。自宅買い候補。
まずは冷やしトマトが。心地よい冷やされ具合。トマトは汁気たっぷりかつ甘味が深い。添えられた塩をつけるとさらにうまさ倍増。
岩もずく。もずくってほとんどが海藻に付着したものを収穫するのですが、これは名前の通り海底の岩から育っているので、海女さんなどによる手摘みということになります。珍重品です。それをたっぷりと、お酢のお出汁、そしておろし生姜とともに。体に良さそうだけど、なによりおいしいです。
ラーキュウリは、こちらの名物の一つですが初トライ。辣油と胡麻、ニンニクなどがからんで複雑かつしっかりとした味付け。(ただ、ワインとはあまり相性がよくない、ということでこれは3割くらい残してお持ち帰りしました。ご飯にかけて食べるとこれがまた予想通りうまかったのです)。
そろそろこれから出始める岩牡蠣、こちらで何度となくいただいていますが、これまでは刺身、フライ、昆布焼き、蒸しなどで。初めての調理法ですが、これが我々の好み、そして白ワインにぴったりです。レモンを絞って、にんにくの香りをまとったオイルに絡めて食べるともう最高です。
つぶ貝のアヒージョ。こちらでのアヒージョも初めてです。つぶ貝がでかい。そしてマッシュルームもたっぷりと。
イワシの蒲焼、をいただきながらメニューを見ていると、私と連れと同時にあるものを発見。それは「イワシの生ずし」。うーんそれも食べたい、ということでできるだけ少量をお願いしました。
このあたりで赤ワインを。
Seven Daughters Pinot Noir 2012
茶がかった明るい赤色、澄んでいる。炭の香り、酸味なし。きめ細かいタンニンが感じられ、余韻は短い。なかなかに美味しいカリフォルニアの赤。これは先ほどのいわしの蒲焼にもちょうどいい感じ。
イワシの生ずし、これのために白ワインをグラスに残しております。生姜醤油とともに一口食べると、うーん、たまりません。究極の柔らかい身が全く尖っていない酢に包まれて見事な仕上がり。やはりこちらは、すごいお店です。イワシを魚へんに弱いとした方に反省を迫る一品。
最後にヘレステーキ レモンバター、定番メニューから。豚のヒレ肉はふつう薄く切りますがこちらのはサイコロ状の食べ応えあるもの。レモンバター風味のソースがたまらん。
今日は金曜、タクシーは電話ではむずかしいので、少し東に出て東山通でつかまえることに。ご店主鵜川さん以下の皆様のお見送りをいただいて、家路につく。ごちそうさまでした。
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(2016年4月)
今日はこちらに、ワシントン出張中何かと雑用をお願いしてしまった酣友達のSぼんを連れてごずこんに。
予約して7時半すぎに入店。あはは、まあ予想通りというか、他のお客さんは各種の同伴。男同士は我々だけですが、そんなの関係ねえ。
ワインはソムリエのふみちゃんがいつものように私の価格帯を知ったうえでおすすめの白を。
Monte Tondo Soave Classico D.O.C. 2014
モンテ トンドは、ソアーヴェでは珍しく自社畑でのみワインを生産する小さなワイナリー。軽やかなフルーツ香と微かなミネラル香、魚介のシンプルな料理と相性が良さそうです。
まずはつきだし。氷魚(ひお)琵琶湖でとれたアユの稚魚。おお、たしかにすでにもう苦みを帯びていますね。さっぱりした味つけが素敵。
続いては、かつおの刺身。付け合わせは安易な大根のケンなんかは出てきません。にらとタケノコ。そしてからし。鵜川さんによると、わさびより合うのだそうで。さっそくいただきます。あれま、ほんとに合う合う。かつお独特のくせとの相性がいいです。そしてにらもタケノコもうまい。
そして野菜たっぷりのサラダ。写真では見えませんが白い蕪がなんとも甘くておいしい!こういうサラダ、どうしたって家ではできないですね。
定番中の定番、餃子はSぼんに食べてもらいたかったもの、正統派のおいしさ、あふれる肉汁、極薄の皮。
鵜川さんが申し訳なさそうに、注文しておいたイワシフライが無くなったと告げられる。あはは、私の好きなパターンだ。
「ここは代わりに、鯛をフライにしてみてはどうでしょう」
あはは、ほらね、私の好きなパターン。もちろんお勧めに従います。そういや鯛ってフライにして食べたことなかったなあ。発想を自由に、と思ってはいるけどまあそんなもんですわ。
鯛の肉厚でおいしい部分をこんがりと揚げてくださいました。ソース、そしてタルタルソースをたっぷりとつけて。
お決まりのコメントですが、これがフィレオフィッシュに入っていたらマクドも安泰です。上品なお嬢様がちょっとふざけて男装のコスプレしているみたいな意外性にあふれた一皿。
そろそろ白が空きかけたので、お勧めの赤を。Château La Rame 2012 しっかりしたタンニンと軽い酸味とのバランスのいいボルドー。
炭火焼はSぼんに選択してもらいます。アスパラ、タケノコ、そしてサラダで出色だった蕪、そしてカイノミ。若いのに渋いチョイスに感心。
どれもおいしかったけどやはり特筆すべきは蕪。甘味がさらに前面に、そして炭火であぶったゆえの仄かな苦み。それをアンチョビソースにつけていただくともう最高です。
『カイノミ』は、牛の脇腹付近、ヒレ肉の近くにあるお肉です。切り出した形が貝の身に似ているためこう呼ばれています。たくさんとれない希少な部分で赤身でサシがはいりやすい。
赤身肉特有の歯ごたえを残しながら、柔らかい牛肉らしい旨味が濃い。お好みでわさび、そして粒マスタード。
〆は大ちゃん炒飯。ピリッと辛味がアクセント、でもそれが突出しない絶妙の味付けです。
いやあ、やはりここはいいです。
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(2015年12月)
ここは夜遅くまで営業されているので、連れとの合流にもよく使います。今日は羽田経由でご帰還の連れ、午後10時集合です。
先に入店した私はとりあえずキンカンのサラダだけを注文しておいて、あとは連れにおまかせ。
まずは連れが白ワインをグラスで。 Appellation Mâcon Contrôlée 2014
私がシャンパンChanpagne Maurice Vesselle
どちらもすっきりとして料理をじゃましない。
つきだしは砂糖エンドウとバチ海老。砂糖えんどうはきぬさやを品種改良した、肉厚で甘いエンドウ。うちわ海老ともよばれるバチ海老といっしょにいただきます。
キンカンのサラダ、美しくて驚きがあってしかもまっとうにおいしい。いかにもごずこんさんらしい一皿。リンゴ、きゅうり、赤い大根、セロリ、プチトマト、イタリアンパセリなどがカクテルになって、またドレッシングがうまくこれらをまとめています。
つぶ貝のアヒージョ。にんにくが控えめで優しい味。肉厚のつぶ貝は歯応え最高。
続いてはズワイ蟹たっぷりのカニ玉。ここは中華もおいしいんです。ほんのりと甘い蟹、そして餡。ショウガが体を温めて寒い京都の冬を忘れさせてくれます。
ここらで赤ワインのボトルを注文。Chateau Les Hauts d’Aglan 2009 マルベック90 メルロー10
豊かな香り、やや発酵系の味わい、色は少し弱いがタンニンが安定して強い。
シャラン鴨の炭火焼。付け合せの山葵菜が強烈な個性を主張。鴨の焼き具合は完璧です。
マナガツオを柚庵焼で。独特の風味のマナガツオですが、こちらではうまあくてなづけられて、ぱくぱく食べちゃうくらい癖のない仕上がりに。
名物の餃子、皮が薄くてパリパリ、餡もおいしくて。
最後に初めていただくまかないカレー。これが賄いだったら社員になりたい。
やはりここは一流のお店、素晴らしい料理を堪能しました。ごちそうさまでした。
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(2015年8月)
今日は、東京からのお客さんを連れて、二人でこちらに。午後7時、店はほぼいっぱいです。まずは、蒸し野菜、水なすとトマトのサラダ、そして餃子。この餃子のファンは多い(秋元康、気に入ったのはいいけど東京で吹聴しすぎて一時品薄になり通販が滞ったのは我々常連には有名な話)。お酒はお好みで、私はジントニック、そのあと焼酎、お客さんはビール。お久しぶりで話がはずむ。トマトと卵の中華炒め。トマトが勝っているけど、おいしい。さらにお肉も二種類、豚バラ西京焼きと、鳥もも醤油漬け。私はほかにももっと食べたかったのですが、お客さんがもうお腹いっぱい宣言。そうなんだ、じゃそろそろ失礼しましょう。
ごちそうさまでした。
8月お盆休みは16日から18日です。19日から平常営業です。
http://www.tripadvisor.co.uk/ShowUserReviews-g298564-d7663376-r299362607-Gozukon-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.html
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NHKに勤める後輩が深夜の祇園で見つけたお店。入ると、店のスタッフと若干の常連さんたちが、もう完全なる宴会状態だったそうです。店のブログ見ても、時々そのようになっています。時間帯が早いことが多い私はまだ参加したことないけど。
和洋中なんでも出します、という感じのメニュー構成。特に豚肉の品質には相当なこだわりが。ボスの鵜川さんは、いろいろと研鑽されて、料理の造詣が深い方であります。「鱧はもう、韓国産が一番ですわ」と保守的な京都のお客なら目を剥くようなことをあっさり言われる、自由な発想の持ち主、話をしていて飽きません。
今日は遅めの午後11時すぎに2人別々で入店、連れは富山から最終のサンダーバード46号で京都駅着、その足でこちらに。しかし、こういうことも3月14日でできなくなるのですなあ。北陸新幹線、きらい。
ワインは女性スタッフのふみちゃんが手頃な値段のものをお勧めしてくれます。
付き出し、餃子、サラダときて、豚串を2種類、ミンチカツ、ナポリタンで仕上がり。
美味しくない皿が出てきたためしはありません。例えば私、トリガイというもの、寿司ネタでも刺身でもまったく駄目で、ぐにゃぐにゃして意味不明。だったのですが、試しにこちらで注文したら、あれ、うまいじゃないですか。みたいな事例はしょっちゅうです。
まあ、唯一の問題はメニューにお値段の表示がないことですかね。最初は祇園ということもあり、緊張しましたが、慣れると大したことなし。少しずつ頼んで、料理だけで5000円超えたら教えてください、とかお願いする手もありです。
外人のお客を連れて行っても、常に好評。2階は鉄板焼きカウンターとソファー席カラオケあり。いろいろなシチュエーションで使えるし、連れはイタリアン、私は和食、といった違う気分の二人でも難なく対応可。イチローのようなお店でございます。
トイレ 1階入り口近くに広々とした清潔な個室。男女共用。ウォシュレット。マウスウォッシュなどのアイテムあり。
2016/07/04 更新
4.3[ 料理・味4.6 | サービス4. | 雰囲気4.2 | CP4.1 | 酒・ドリンク4.2 ]が私の評価です。
お互いに慌ただしくて、ちょっと遅くなったバースデイ。もうお祝いするような年齢ではないけれども。
連れが選んでくれた店は、長年お付き合いのあるこちらでした。
入店時は1階満員でしたが、すぐに余裕が出来ました。
頂いたもの一覧。
お造り トリガイ・鮪
ブッラータチーズとトマトのサラダ
冷奴
蛸の柔らか煮
炭焼き 茄子・鰻
ビーフシチュー
魚そうめんが付きだし。鰻の皮がアクセント。ワインはソムリエのふみちゃんがお勧めしてくれたうちから、結局ロゼに。
スキッとしていて爽快な味わいです。
トリガイ。本来ずっと苦手だったけどここので好きになりました。が、今日はラッキーなことに特製トリガイの肝ソースが添えてありました。鮮度がよくないと到底出せないものだそうです。濃厚ですが食べ易くてすばらしい。
鮪。沖縄産と高知産と2種類。色合いが濃いのが沖縄。海苔を巻いても、なくてもうまい。とろけます。
ブッラータとトマト。フレッシュチーズの中でも特に賞味期限が短くて扱いが難しいそうです。トマトとあえていただきます。
冷奴、蛸の煮物、焼きなすとはからずもごく普通の居酒屋メニューの連続みたいになりました。でもそういうどってことなさそうな品がいいのも、こちらの本領です。どんな小品であっても、全力で旨さが押し寄せてくる感じ。
ここで赤ワイン、いろいろと出してもらって、飲みごたえのあるものを選びました。
主役の鰻。さすがの仕上がり。皮目のがっしりした固さと肉のほわほわの対比がいいですね。
で、〆にはすっぽんラーメンでも、と思っておりましたが、特にお勧めと言われたのが、「滅多に出さない」と鵜川さんがおっしゃるビーフシチュー。首をぶんぶんと縦に振るふみちゃん、こやつ賄いで食べとるな。ではそれで、ということで。バゲットもついているのでラーメンは今後の宿題に。
これが本当においしいんです。絶対にお勧めの逸品。メニューにあったら四の五の言わないで注文しましょう。
そして鵜川さんから(我々の誕生日トークが聞こえたのでしょう、申し訳ありません)、赤ワインをいただいてしまいました。幸いもう1階は我々だけだったので、スタッフの皆さんと一緒に乾杯。なんだかとっても良い気分。
いい店と出会えて、その店がしっかりと続いてくれている。それだけでもう、申し分のない幸福です。
これからもどうかよろしくお付き合いのほどを、と申し上げて辞去しました。
ごちそうさまでした。