19回
2024/02 訪問
中田シェフリミッター解除!
20回目の訪問。
代々木八幡のお気に入りフレンチ。
日曜日のランチにツレと突撃です。
■感想
本日は訳あって中田シェフがかつて修行していた青山の老舗フレンチ『ラブランシュ』の田代シェフと、フランスの3星レストラン『オーヴェルジュ・エ・クロ・デ・シーム」 (現レジス&ジャック・マルコン』のレジス・マルコンシェフへのオマージュメニューの登場。
この2皿が凄過ぎた!強烈過ぎた!
コレだけ通ってると皿を通じてシェフの気持ちが何と無くわかるけど、本日はいつも以上に中田シェフの情熱、気合い、決意、覚悟、悲壮感などいろいろものが伝わって来ました。
1皿目は38種類の野菜を使ったサラダ。
様々な野菜をフレッシュ、グリル、ボイル、蒸したり漬けたりグラッセしたり。
とにかく野菜一つ一つへの手間のかけ方が半端なくて、引き出された野菜の旨みの大洪水!
気合い入り過ぎてもはや暴走気味の中田シェフは物凄いボリューム(笑)
このサラダは中田シェフの想いに溢れていてそれを受け止める私の胃袋もハートもフラフラになりました(笑)
実はこのメニューは2020年に私が初めてシャントレルに来た時に感動したメニューの本格版でまじで凄かった。
中田シェフ曰く野菜が1番美味いこの季節に復活させたかったとの事。
そして2皿目はオーベルニュ・シューファルシ。
川俣シャモとフォアグラとレバーとかをチリメンキャベツでミルフィーユ状に包んで煮込んだフランスオーベルニュ地方の郷土料理。
要はロールキャベツですが私の知っているロールキャベツとは別物。
中田シェフのもはやスペシャリテで私は4回目ですが、本日のコレは過去1の美味さでした。
フランス3星レストランでの修行は伊達ではなく、改めて中田シェフの技術の高さを感じるコース内容でした!
■本日のスペシャルコースの内容は以下の通り。
❶サーモンのリエット、クロックムッシュ。
❷フォアグラマカロン、キノコのスープ。
❸蛤のベニエ、万願寺とうがらしのソース、黄金柑。
❹38種類の野菜サラダ、サワラ、イカ。
記憶してる野菜はトマト、白菜、キャベツ、チヂミホウレンソウ、菜の花、春菊、ルッコラ、ネギ、椎茸、ニンジン、里芋、蓮根、キューリ、金柑で浅漬けにしたカブ、ビーツ、緑大根とか。
❺ ロワール産ホワイトアスパラガス、ベシャメルソースのグラタン。
今シーズン初のホワイトアスパラガス。コレも地味だけど感動メニュー。
ベシャメルソースが重たく無くてジワる!
❻オーベル・シューファルシ
❼黄金柑のスフレ。
このスフレも傑作。
その辺のアシェットデセールの店なんか叶わない美味しさ。
❽ハーブティー、お茶菓子。
2024/02/12 更新
2023/11 訪問
シャントレル、ジロール、セップ、ピエブルー、白トリュフ、舞茸。
代々木八幡のお気に入りフレンチで19回目の訪問。
今回はこの時期のシャントレルのスペシャリテであるキノコを使った料理を食べにやって来ました。
平日夜にツレと訪問。
■感想
いや〜素晴らしいキノコ尽くしコース!
店名のシャントレルとはフランスのキノコの名前であり、キノコの名前を店名にするほどキノコに思い入れのある中田シェフ。
出て来たキノコはシャントレル、ジロール、セップ、ピエブルー、白トリュフ、舞茸の全6種類!
これらのキノコを中田シェフがあの手この手で最大限引き出して堪能させてくれます!
他のお店では経験できない仕立てもあり、マジ美味い!
圧巻は白トリュフ。
使うのは当然イタリア最高峰のアルバ産。
ビンの中で白トリュフとお米、卵を一緒に保管すると見事に香りが移り、それを使ったスクランブルや最後に登場したリゾットはマジで死にそうになりました(笑)
お値段もなかなか行きますが白トリュフのパワフルな香りと旨味の染み込んだリゾットは正にキングであり、禁断の食べ物(笑)
この季節のシャントレルは絶対外せない。
■本日のコース内容は以下の通り
1皿目
サーモンのリエット、クロックムッシュ。
2皿目
キノコのスープ、フォアグラのマカロン
3皿目
大船渡牡蠣の春菊揚げ、舞茸のベニエ、春菊のサラダ、万願寺とうがらしのピューレ。
4皿目
蜂蜜ビネガーを効かせたキノコのムース、ジロール茸のマリネ、シマエビ。
5皿目
セコガニのサラダ仕立て、赤カブのピューレ、カキ
6皿目
サワラ、ニンジンと生姜ピューレ
7皿目
セップ茸煮込み
8皿目
セップ茸のムースのスクランブルエッグ、白トリュフの香。
9皿目
甘鯛のプレゼ、シャントレル。
10皿目
川俣軍鶏とセップ茸の詰め物のロースト、カボチャのピューレ。
白トリュフのリゾット。
11皿目
イチジクのコンポート、シャンパンのジュレ
12皿目
レンズ豆のスフレ
13皿目
ハーブティー、モンブラン
2023/11/11 更新
2023/09 訪問
中田シェフの魚介メニューはたまりません!
代々木八幡のお気に入りフレンチで、18回目の訪問。
日曜日のランチにツレと訪問です。
■感想
一言、本日も素晴らしい!
2020年8月から通い始めて3年ですが毎回ハズレメニュー無しの安定感抜群!
飽きるなんて事は全く無く本日も感動のメニューに遭遇。
本日のホームランは鰯とイチヂクの白和え。
さっぱりした酸味の効いたフレンチテイストでマリネされた鰯だけでもビンビンに美味い。
付け合わせのイチヂクの白和えだけ食べてもベラボーに美味い。
しかし両方を一緒に食べた時の味のイメージが湧かなくて恐る恐る両方を口にぶち込むと、これが衝撃の相性の良さでマジで心が震える感動の美味しさでした。
味の独創性を感じ、こう言うところに中田シェフの努力、センスの良さ、技術の高さを感じずにはいられません。
また中田シェフのスペシャリテであるカマスの燻製とロックフォールソースもやばかった。
もう何回食べたかわかりませんが、本日は目の前で燻製をかけてからの出来立ての登場だったからか、いつもよりも味の深さが格段に深くてもう泣きそうな程美味かったです。
私も散々あちこちでフレンチ食べてますが中田シェフのテイストは通ってるクラッシックのシェフの中でも1番個性を感じます。
魚介を得意としててシンプルに食材の味を食わせる感じ。
全く重たく無いのでツレもどハマりしており、女性には間違いなくツボると思います。
50歳になる中田シェフであり脂の乗り切ったベテランシェフによる正に完成された圧巻のコース内容。
次回は中田シェフの本領発揮であるキノコの季節に。
この季節のシャントレルはマジでやばいです。
■本日の定連コースの内容は以下の通り
❶サーモンのリエット、クロックムッシュ。
❷フォアグラのマカロン、キノコのスープ。
❸稚鮎の甘露煮、ナスのピューレ、松竹のベニエ、舞茸のベニエ、アオリイカのゲソのベニエ、万願寺唐辛子、ガスパチョ。
甘露煮と言っても味付けはマデラ酒でコレがツボをついてくる旨さ。
❹鰯、イチヂクの白和え
❺金時草、ツルムラサキ、キノコを詰めたアカイカのソテー、バターとバジルのソース、トマト。
中田シェフの修行先である『ラ・ブランシュ』のオマージュメニュー。
トマトの酸味と火の入ったイカの香ばしさとのハーモニーが最高。
❻カマスの燻製、焼きナス、キューリ、ディル、ロックフォールチーズのソース。
❼フォアグラのポワレ、カボチャのピューレ、黒イチヂク。
落花生のキャラメリゼとフォアグラの組み合わせがいぶし銀の美味さ!
❽黒アワビのソテー、肝のソース。
お見事な火入れの食感と噛み締める毎に溢れ出す旨み。
❾白ワインで酒蒸ししたモンサンミッシェル産ムール貝、ジャガイモとポロネギのポタージュ仕立て。
コレもやばかったメニュー。
さっきまで生きてたムール貝の鮮度の良さをビンビンに感じさせる旨味に溢れたポタージュがやば過ぎた。
➓サルティンボッカ、ジロール茸、枝豆
仔牛にイベリコ豚のハムを巻いた物でイタリア料理(笑)
このメニュー今まで経験した事なくて、コレが素朴だけど地味に美味い!
11.桃のコンポート
出てきたお皿を見てびっくり!
種付きの丸々一個(笑)
今シーズン最後の桃のコンポートでしょうか。
美味かったです!
12.ハーブティー、クレームブリュレ。
2023/09/03 更新
2023/06 訪問
まさかの仔羊の牧草焼きの登場!
代々木八幡にあるお気に入りフレンチで、17回目の訪問。
日曜日のランチにツレと突撃です。
■感想
魚介を得意としている中田シェフであり、私が通っているフレンチの中でもお魚メニューの美味しさは、圧倒的にNo.1です。
最近お魚にハマっている私には正にドストライク。
本日全11皿で登場した魚介は、ウニ、アジ、メヒカリ、アナゴ、アオリイカ、カツオ、サクラマス、アイナメの登場。
マリネ、タルタル、ベニエ、スープ仕立てなど様々な仕立てで、どれもめちゃんこ美味い。
そして感じるのがどれも繊細な世界でたくさんの味を重ねてきます。
食べるとめちゃくちゃ計算されているというか、思考錯誤の結果と言うか、中田シェフの長年の努力と経験、そして完成された技術を感じます。
店名からキノコのイメージが強いかもですが、中田シェフの魚介メニューは食べる価値あり。
そして本日のメインには何と仔羊の牧草焼きの登場。
このメニューは開店記念月のアニバーサリーコースや、年末の中田祭でしか出てこないようなスペシャルメニュー。
去年はこだわりの牧草が入らなくてありつけず、2021年7月以来2年ぶり。
ロゼール産仔羊の鞍下肉と牧草をパン生地で巻いて一緒にじっくりを火を入れます。
食べると仔羊の独特の香りと青臭い牧草の香りの素晴らしいハーモニーで絶品!
仔羊と牧草なんて相性悪い訳が無く、ある意味、仔羊の究極の食べ方では。
また仔羊を包んだクルートも食べさせてくれるのですが、コレが絶品。
仔羊の旨味を全て吸い込んでいて、地味ですが奥深味わい。
仔羊の牧草焼きは他のお店や、別の仕立てでは絶対体験できない香りと食感の美味しさであり、絶対オススメ!
■本日の16000円(税サ別)のコース内容は以下の通り。
❶サーモンのリエット、クロックムッシュ。
❷フォアグラのマカロン、キノコのスープ。
❸トウモロコシ、ウニ、トマトと紫蘇のジュレ。
❹アジの酢漬
❺メヒカリ、アナゴ、アオリイカのゲソ、アスパラソヴァージュ、茄子のベニエ、ガスパチョ。
❻アオリイカのタルタル。
❼カツオ、赤キャベツ、オリーブ、ニンニクマヨネーズ。
❽ドイツ産ホワイトアスパラガス.サクラマスのマリネ。
❾アイナメ、シンジャガ、インゲン、トマト。
アイナメの骨から取った出汁、アサリの出汁、サフランのスープ仕立て。
➓ロゼール産仔羊の牧草焼き、トウモロコシのバターライス。クルート(包み焼きにした生地)
11.メロンのスープ。
12.ハーブティー、ウイキョウのクレームブリュレ。
2023/06/05 更新
2023/03 訪問
ナージュ。
16回目の訪問。
代々木八幡のお気に入りフレンチ。
冷たい雨の日曜日のランチにツレと訪問。
■感想
相変わらず魚介のメニューがどれもめちゃくちゃ刺さる。
その中でも本日のホームランはホッキ貝、ホタテ貝柱のナージュ。
スープを飲んだ瞬間、貝から溶け出した濃厚な旨味と油脂が見事に溶け合ったスープの味に感動。
こりゃ美味い!
更に一緒に入ってるタケノコやグリーンピースと合わせて食べるとその春らしい青臭さとの素晴らしいハーモニー。
これは初体験の美味さであり思わずツレと顔を見合わせてしまうほど美味かったです。
またメインでは今が旬の乳飲み仔羊の登場。
巨大なモモ肉のローストを4人で分けて食べましたが、肉はやっぱり塊で焼いた方が美味いと言うことを改めて実感。
更にイタリア産グリーンピースとモリーユ茸の煮込みと合わせると、これもメタクソ美味い。
こう言う組み合わせから生まれる爆発的な美味さはやっぱりフレンチならではでしょうか。
■本日の16500円のコース内容は以下の通り
❶スモークサーモンのリエット、キノコのクロックムッシュ。
❷フォアグラのマカロン、キノコのスープ。
❸カキの春菊揚げ、白子のフリット。
春菊がいい仕事してます。
パプリカのソースや黄金甘を合わせて食べるとフレンチらしいテイスト。
❹トマト、ヤリイカ、セリ、トマト。
中田シェフの修行先である『ラ・ブランシュ』のオマージュメニュー。
トマトがフルーツのように甘くて酸味もあってメタクソ美味い。
❺メジマグロ、ホタルイカとタゼリ、蕗のとうのサラダ仕立て。
タゼリのワイルドで力強い野草感と蕗のとうの苦味のハーモニーが強烈。
そして脂の乗ったメジマグロと合わせて食べるともう昇天するしかありません。
❻ホッキ貝、タケノコ、グリーンピースのナージュ、玉ねぎのピューレ。
❼サクラマスのグリル、イタリア産ホワイトアスパラガス。
あえて燻製はかけずにグリルしただけで、サクラマス本来の味を楽しんで欲しいと言うメニュー。
❽バスク産仔羊モモ肉のロースト、イタリア産グリーンピースとモリーユ茸の煮込み、舞茸こはん。
❾クレームダンジュ、女峰のスムージー。
最後まで感動。
使っているフロマージュブランがいいのか濃厚と軽さのバランスが素晴らしい。
私のクレームアンジュランキングトップの麹町『パティシエシマ』と張る美味しさ。
➓ハーブティー、ウイキョウのクレームブリュレ
2023/03/26 更新
2023/01 訪問
感動の鰆
15回目の訪問。
代々木上原と代々木八幡の間の静かな住宅街にあるお気に入りフレンチです。
青山の老舗フレンチ『ラブランシュ』出身の中田シェフならではのフレンチが堪能できるお店。
いつもは日曜日のランチでお邪魔してますが、今回は久しぶりに平日夜にツレと訪問です。
■感想
今回は何と言っても今が旬の鰆が衝撃的に美味かったぁ〜❗️
毎回書いてるかもですが、中田シェフの魚介の扱いはマジで素晴らしい。
今回の鰆はマリネとグリルの2種類の仕立てで出て来て、これがメタクソ美味い!
フレンチの真骨頂である足し算レシピで、鰆の味が限界まで引き上げられでます!
正直その辺の有名な和食屋さんやお寿司屋さんで食べるよりも鰆を美味しく食べさせてくれる思います。
その他にスミイカとホタテとトマトを使ったメニューも感動。
半生の火入れでプリップリのスミイカとホタテの甘味に、酸味の効いた静岡県産トマトがヤバ過ぎる。
あとホタテとブロッコリーとシャントレルのブールブランソース炒めもひと口ソースを舐めた瞬間、震えるほど美味しい。
何やらフレンチから外れて中華風にしてみたとの事ですが、これがビンビンに美味くて素晴らしい完成度。
やっぱりセンスと技術を持ってるシェフは何を作らせても美味いのでしょう。
更に本日は爆盛りのアイルランドビーフ、川俣シャモのポシェやシューファルスまで登場。
もの凄いボリュームに撃沈寸前でした(笑)
いや〜怒涛の11皿、3時間半コースでした!
■本日のコース内容は以下の通り
❶レンズ豆のリエット、キノコのクロックムッシュ。
❷フォアグラのマカロン、きのこのスープ。
❸エビ、白子、カキのフリット。トマト。
❹スミイカ、ホタテ、トマト
❺鰆のマリネ、鰆のグリル、根菜
❻ホタテ、ブロッコリー、シャントレル、ブールブランソース炒め。
❼アイルランド産フェアフォード牛のタリアータ、春菊、黒トリュフのサラダ。
❽牛蒡、ネギ、トリュフのスープ。
❾川俣シャモのモモ肉のポシェ、モリーユ。
➓川俣シャモのシューファルス
11.紅玉のスフレ、カルヴァドスのアイス。
12.ハーブティー、お茶菓子
・ヘーゼルナッツの焼き菓子
・マロンパイ。
2023/01/20 更新
2022/11 訪問
この季節のシャントレルは間違い無し!
14回目の訪問。
代々木上原のお気に入りフレンチで、日曜日のランチにツレと訪問。
ってか代々木上原駅よりも代々木八幡駅の方が近いです。
■感想
一言、素晴らしい❗️
お店の名前にキノコの名前を冠しているだけあって、この季節の中田シェフのコース内容は正に圧巻❗️
キノコのスープ、白トリュフのサンドイッチ、セップ茸のムースとハチミツビネガーでマリネしたシャントレル、セップ茸のソテー・・・。
キノコの扱いや仕立が流石であり、他店では絶対味わえないテイストで、私のツボを突きまくります。
基本的に重たいフレンチが好きな私ですが、中田シェフは重たくなくて酸味を効かせて来るサッパリしたテイストで、これが抜群に美味い。
女性向きなテイストです。
そしてコース全般を通して改めて中田シェフの技術の高さと個性を感じる内容で大満足でした。
元ミシュラン1つ星の技術は伊達じゃない。
そして物凄いボリューム(笑)
当店にメニューは無く、新規様と常連では被らないように構成も変えて来ます。
私は完全お任せのボリュームコースで果たして何皿出てくるのか蓋を開けてみないとわからないドキドキコース(笑)
結局皿数はデセール入れて11皿で、更に大食いの私に合わせたポーションでメインの前に既に腹ぱん(笑)
しかしメインの蝦夷鹿がこれまた最高に旨過ぎて、胃袋にあっという間に吸い込まれ完食。
〆の舞茸のバターライスも結局おかわりしてしまいました。
改めて美味しいものはいくらでも入る事を認識(笑)
あ〜美味かったぁ〜。
本日の客層はほぼ常連と思われ満席。この季節のシャントレルは絶対外せない。
素晴らしいコース内容であり今月のシャントレルは間違いなくオススメです。
■本日の18000円(税サ別)のコース内容は以下の通り。
❶レンズ豆、キノコのクロックムッシュ。
❷フォアグラのマカロン、キノコのスープ。
キノコのスープの香り、出汁感が半端ない。
❸白トリュフのサンドイッチ。
実は白トリュフが値段の割にそんなに刺さらない私。
がしかしこれは美味かった!
溶けたバターと白トリュフがこんなに相性いいとは!
これは正に白トリュフの香パワーを感じました。
❹セップ茸のムース、ハチミツビネガーでマリネしたシャントレル。
中田シェフの傑作。
口の中にまったりと広がるキノコ感。キノコの風味を殺さずハチミツビネガーの甘味、酸味とのバランスが素晴らしい。
❺鰆のマリネ、生姜とオレンジ風味のニンジンソース。
中田シェフの十八番。
酸味の効いた〆た鰆が旨過ぎる。
❻セップ茸のソテー。
セップ茸の1番美味い食べ方。
❼セイコガニ、内子、りんごのジュレ、ユズ。
りんごの甘味とユズの香りがとにかくさっぱりしていて食欲がススム。
❽牡蠣のスパイス焼き、マデラ酒のソース。
カキバターをガチのフレンチシェフが作るとこうなるんだと言うテイストで激うま!
❾ジロール茸と甘鯛のヴァプール、里芋、長ネギ。
甘鯛と里芋がこんなに合うとは!
これは目から鱗の旨さでした。
➓蝦夷鹿のロースト、干し葡萄。
散々蝦夷鹿食べてて飽き気味の私(笑)
しかしこれは衝撃を受けました。
鹿肉と甘味の効いた果物を合わせるのは鉄板ですが、中田シェフは生ハムで巻いてキャラメリゼしたアンディーブを合わせるのですが、そもそもこの甘ーく煮詰めたアンディーブが主役を張れる衝撃的な旨さ。
更に鹿肉と一緒に食べると私の知らない世界へ引き込まれこれは頭をぶったたかれました。
メインを食べる前に既に満腹に近かった事を忘れさせる感動の旨さでした。
更にお約束の舞茸のバターライス。
酸味と甘味の効いたソースを吸わせて食べるともう思考停止。
あまりに美味いので、おかわりしてしまいました(笑)
11.洋梨のコンポート。
ベトナム産カカオを使用したチョコレートテリーヌ、栗のスフレ、洋梨のコンポートからの選択。
スフレも迷いましたが、洋梨のコンポートを。
ツレはスフレを。
コンポートの上にはたっぷりとホワイトチョコレート。重たいようでそうでも無くて、ペロッといってしまいました。
13.ハーブティー、お茶菓子(モンブラン)
キノコを模した可愛いビジュアル。
食べるとメレンゲとマロンクリームの構成でモンブランでした。
12.バースディプレート
今月で50歳になる中田シェフ。
そして偶然私も今月誕生日でありその話をしてたら、何とサプライズでバースディプレートを頂きました。
2022/11/14 更新
2022/09 訪問
ここでしか食べられないフレンチがあります。
代々木上原のお気に入りフレンチで13回目の訪問。
日曜日のランチに、すっかりシャントレルの虜になってしまったツレと訪問です。
■感想
初訪問しその時衝撃を受けて通う理由になったのが、なんと言っても中田シェフの魚料理の旨さ。
以来この印象は今日まで1ミリもブレません。
散々あちこちのフレンチ食べてますが、中田シェフの魚料理は唯一無二の仕立てと美味しさです。
本日はメヒカリ、鯵、鮎、甘鯛と出てきましたがどれもマジで唸る旨さ。
食べてて幸福感に包まれる(笑)
あと今が旬のモンサンミッシェル産ムール貝のビシソワーズ風はオーソドックスな仕立てですが、これがメタクソ美味い。
こう言うところに中田シェフの技術の高さを感じる
全体を通して良い食材ルートを持っているのか食材のレベルがとても高い。
また恐らくは丁寧な仕事でガッツリ仕込みに手が込んでると思うのですが、それを感じさせない軽さと言うか。
重たく無くて食べ疲れしないけど、しっかりと胃袋とハートに突き刺さる美味しさです。
本日のメニューは夏の終わりの疲れた胃袋にはドンピシャでした。
■本日の13000円のコース内容は以下の通り
❶スモークサーモンのリエット、クロックムッシュ
❷キノコのスープ、枝豆のマカロン
❸メヒカリのベニエ、ガスパチョ、ミズナス、グリルしたトマト、ナスのピューレ、レモン塩。
❹愛知県産小鯵のマリネ
❺郡上八幡の天然鮎、イチヂク、ダシ
❻モンサンミッシェル産ムール貝、ビシソワーズ
❼山口県萩の甘鯛のブレゼ、ズッキーニ、ジロール茸、
❽ランド産ピジョンのロースト、ジュのソース、鴨茄子のロースト
❾山梨県産イチヂクのコンポート、シャンパンのグラニテ。
➓ハーブティー、お茶菓子
2022/09/04 更新
2022/07 訪問
11周年、おめでとうございます。
代々木上原のお気に入りフレンチ。
2年前の8月から通い初めて本日で12回目の訪問。
そしてシャントレルはこの7月で11周年になります。
日曜日のランチにすっかりシャントレルにハマってしまったツレと訪問。
■感想
特にアニバーサリーコースとかやってないけど、本日のメニューは車海老、アワビも登場しいつも以上に力の入ったメニューのラインナップ。
更に皿数もいつもよりも多くてデセールまで全11皿。
いつもより2皿多く当然コース料金もアップですが、その分満足度もアップで全部美味かった〜❗️
その中でも印象に残ったのは、アワビのシャンパン蒸し。
これはゴールデンウィークに食べた志摩観光ホテルの『ラ・メール・ザ・クラッシック』のアワビに次ぐ旨さでした。
あとマナガツオのポワレのブールブランソースもキレッキレでヤバかった〜。
やっぱり中田シェフのソースって凄いと思います。
全体を通して輪郭のハッキリしたフレンチだけど重たくなくて、何処か懐かしい味わい。
ここでしか味わえないフレンチです。
ちなみに12時から始まり、最後のハーブティーにたどり着いたのは15時40分。
まるで銀座大石並みのマラソンフレンチであり、中田シェフはフラフラでした(笑)
■本日のコース内容は以下の通り
❶スモークサーモンのリエット、キノコのクロックムッシュ
❷枝豆のマカロン、キノコのスープ
❸稚鮎、ズッキーニのフリット
ナス、クミンのピューレ
メロン、トマト、生ハム
ガスパチョ
❹島根県浜田港のアジのマリネ、ズッキーニ、トマト、柑橘
❺気仙沼カツオのマリネ、赤キャベツ
❻サクラマスの瞬間燻製、ロックフォールチーズのソース、なすの煮浸し、きゅうり、オクラ
❼黒アワビのシャンパン蒸し、肝ソース
❽車海老と夏セップのフリカッセ
❾マナガツオのポワレ、ブールブランソース、インゲン
➓ロゼール産仔羊の鞍下肉のロースト、トウモロコシのバターライス
11.山梨の桃のコンポート、フロマージュブランのアイス
12.ハーブティー、ウィキョーのクレームブリュレ
2022/07/03 更新
2022/05 訪問
初めてリードヴォーに感動したかも(笑)
代々木上原のお気に入りフレンチで、11回目の訪問。
いつもは日曜日の12時に突撃しますが、映画『銀河英雄伝説激突、第三章』に付き合わされ、本日は13時からの訪問。
■感想
2年前の夏初めて来た時、その魚系のメニューのあまりの美味さに雷に打たれてから、こちらに通い始めました。
以来そのメニュー構成はほぼ変わる事無く、中田シェフの頑固なポリシーを感じます。
今回で11回目の訪問ですが飽きる事は無く、逆に中田シェフのこの味を食べるために通ってます。
出てくるメニューはオーソドックスでシンプル。
がしかし他のフレンチでは決して味わえない仕立てで、しっかりと舌と脳を感動させてくれる美味さ。
そんな中、本日1番感動したのはリードヴォー(胸腺)。
実は牛の内臓系が苦手な私であり、リードヴォーもそんなに積極的に食べる食材ではありませんでした。
しかし本日食べたリードヴォーは、まさかの感動の美味しさで、初めて感動したかも(笑)
私が今まで経験したリードヴォーで1番美味い!
中田シェフが本物のリードヴォーと言うだけあって、鮮度が良いのか内臓独特の臭さが全く無く、それでいて旨味全開。
モリーユ茸のソースも激うま。
フランス時代の本物の味を知っている中田シェフの味わいには、毎回感動させられます。
好き嫌いの多いツレもすっかり中田シェフの味にハマってしまった模様で、本日は過去1の反応(笑)
ワインのペアリングも良かったとの事です。
次回7月はシャントレルの11周年であり、コレまた楽しみ。
■本日の12000円のコース内容は以下の通り
❶豚と鴨のリエット、キノコのクロックムッシュ
❷キノコのスープ、そら豆のマカロン
去年の今頃は確か枝豆のマカロンを食べたけど、そら豆は初めてのような。
コレが激うまでわコレいくつでも食べられる。
❸メヒカリ、コシアブラ、タラノメ、コゴミのベニエ
メヒカリはアッツアツで、トロットロのフワッフワの脂の乗った白身。
そしてこの春何処のお店でも食べられずに諦めていたコシアブラがまさかの登場。
山菜の女王たる力強い風味がやっぱりたまらない。その他の山菜も最高。
❹淡路島新玉ねぎのムース、トマトのジュレ
コレは前回も食べましたが正に傑作。
玉ねぎの甘味とトマトの酸味の素晴らしいハーモニー。
❺カツオのマリネ、赤キャベツ、玉ねぎ
定番のカツオのマリネ。
寿司で言えば漬けですが、素晴らしいフレンチ感。この味付け癖になります。
❻サクラマスの瞬間燻製、ロワール産ホワイトアスパラ、ホタルイカ、アスパラソバージュ
サクラマスも定番メニューで、ニンニク、ケッパー、アンチョビのソースが激うま。
中田シェフのスペシャリテのロックフォールチーズのソースと張る美味さ。
❼アイナメのポワレ、アイナメの出汁から取ったスープ仕立て、そら豆
アイナメとそら豆の相性の良さに感動。
❽リードヴォーと仔牛のロースト、チベット産モリーユ茸のソース、タケノコ
最後に出てくる炊き込みご飯ですが、今月はフランス?イタリア?のえんどう豆。
コレが激うま。
最近豆の味にはかなわないと感じんでます。
内臓系が全く駄目なツレも美味かったと(笑)
それにしてもシャントレルで出てくるモリーユ茸の量が、毎回他のお店に比べると明らかに多いような(笑)
流石キノコの名前を冠したフレンチです。
❾黄金甘のスフレ
黄金甘の風味が強烈過ぎる(笑)
➓ハーブティー、クレームブリュレ
2022/05/16 更新
2022/03 訪問
魚介を使ったメニューは、私の通っているフレンチの中でNo.1の美味しさ
代々木上原のお気に入りフレンチで、2ヶ月毎に通ってます。
1月以来、10回目の訪問。
前回のツレの反応が良かったので今回も連れて日曜日のランチに訪問です。
■感想
魚介を使ったメニューは私の通っているフレンチの中でも間違いなくNo.1の美味しさ。
特に生魚を使ったメニューは、頭を抱え込む旨さです。
私がこちらに初めて来て雷に打たれのも魚介を使ったメニューであり、それ以来通い続けていて毎回感動。
本日は旬のヤリイカ、ホタルイカ、ホッキガイ、カツオ、サワラ、ホタテを使ったメニューで、いずれも激うまで感動の連打。
中田シェフの経験、技術、パッションを感じます。
またコース全体を通して生クリームの使用を控えて軽めのテイストに仕上げており、本日もツレはどハマり(笑)
重たいフレンチが苦手な女性なんかは絶対ハマるフレンチでありオススメです。
■本日の11000円(税サ別)のコース内容は以下の通り
❶キノコのクロックムッシュ、スモークサーモンのリエット
中田シェフのスペシャリテで、必ず出てきます。
❷キノコのスープ、フォアグラのマカロン
こちらも中田シェフのスペシャリテ。
飲むとそのキノコの出汁の奥深さに感動すること間違い無し。
❸蛤と蕗のとうのベニエ、ホタルイカ
中田シェフのコースではほぼ3皿目に季節の食材のベニエが出てきます。
これが、軽くて美味いんです。
今回はセロリで和えたホタルイカも刺さりました。
❹新玉ねぎのムース、トマトのジュレ、ウニ
本日の感動メニューその1
新玉ねぎの優しい甘味と、トマトの甘味と酸味のエッジが効いたジュレ、そしてウニの旨味の素晴らしいハーモニーで、これは傑作。
丼で食べたい(笑)
❺ヤリイカ、トマト、セリ
本日の感動メニューその2
中田シェフの修行先である青山『ラ・ブランシュ』田代シェフへのオマージュメニュー。
直前に軽く火で炒めてあり、生と香ばしさの中間の絶妙な歯応えと香ばしさ。
シェリービネガー?のような酸味の効いたソースとトマトの甘味酸味、セリの青臭さが口の中でも爆発して旨すぎる。
❻ホッキカイ、カツオ、サワラ
本日の感動メニューその3
中田シェフの真骨頂。
中田シェフの生魚メニューは激うま。
直前にソテーした長万部産ホッキガイが甘いのなんの。
ニンニクマヨネーズ?に漬け込んだカツオは相変わらずの旨さ。
軽く炙ったサワラは、にんじんとオレンジの酸味の効いたソースでサッパリしていて、食欲がパワーアップします。
❼新ワカメとホワイトアスパラガスのスープ仕立て
本日の感動メニューその4
中田シェフの新メニューとの事。
ブールブランソースのようですが、何やらいろんな旨味の塊のスープで、新ワカメは歯応えとなんとなくえぐ味が感じられ、これがたまらない。
そしてホワイトアスパラガスの甘味。
素晴らしい。
❽ホタテ貝のパイ包み焼き、白ワインソース
本日の感動メニューその5
重たいはずのパイ包み焼きですが、中田シェフが作ると不思議と軽い。
それでいてホタテの旨味は濃厚で全開。
ホタテ以外にも何やらいろいろ入っててこれが旨さをブーストしてる。
それにしてもツレがパイ包み焼きの1/4で、私が3/4カットでの提供で、笑ってしまいました(笑)
❾アイルランドビーフのステーキ、ソースモリーユ、モリーユ茸
今が旬のモリーユ。
マデラ酒?で煮込んでありこりゃ美味い!
アイルランドビーフは、あくまでモリーユのオマケになるくらい、モリーユが美味い。
それにしても物凄いポーション(笑)
ツレが2切れで、残りが全部私のお皿に。
恐らく300g以上あったような(笑)
ステーキの下には前回感動したほうれん草のソテー。
そしてなんとかお肉を完食してホッとしてたら、なんとそら豆のバターライスの登場。
もう食えないと思いながら口に入れると、これがめちゃくちゃ美味い!
春の甘味全開で、いくらでも食べられる。
中田シェフのバターライスシリーズは傑作。
恐らく和食屋さんで食べる炊き込みご飯よりも美味い(笑)
➓デセールは4択。
チョコレートのテリーヌ
トチオトメのミルフィーユ
あんぽ柿とアーモンドのヌガーグラッセ
黄金甘のスフレ
この時点で胃袋を使い果たしたので、1番軽そうなスフレを(笑)
前回は紅玉のスフレを食べてますが、中田シェフのスフレは間違い無し。
ツレは腹パンなのにミルフィーユを(笑)
このミルフィーユのクリームがメタクソ美味い。どんだけバニラビーンズ使ってるのか?メタクソ濃厚(笑)
11.ハーブティー
クロッカン
いや〜本日はシャントレルで過去1食べたかも(笑)
2022/03/27 更新
2022/01 訪問
中田シェフの素朴な味とその技術力に感動
代々木上原のお気に入りフレンチで、2ヶ月毎に通ってます。
11月以来9回目の訪問で、本日は初めてツレを連れて来ました。
■感想
本日は看板メニューのキノコを使ったメニューから、相変わらず美味い生魚を使ったメニュー、そしてメインの川俣シャモまで中田シェフらしい素朴でジワジワ来るは味わいの連打。
細部まで中田シェフの確かな技術を感じる旨さです。
その中でも私のツボに刺さってしまったのが、メインの付け合わせで出できたほうれん草のソテーと舞茸の炊き込みご飯。
普段家でも食べてるメニューだからこそわかるシロートとプロの圧倒的な技術の差とその味の違いに衝撃を受ける旨さでした。
最近の流行りのモダンフレンチのようなビジュアルの美しさや、味の派手さは全くありませんが、美味いにカッコいいとかプライドなんていらないでしょ❗️と思わせる中田シェフの味。
あちこち連れて行ってるツレもスタートからいつもと違う反応(笑)
私の予想通り全て刺さったようで大満足のようでした。
私が思うにこちらのテイストは女性には間違い無く刺さるように感じました。
中田シェフは青山の老舗フレンチ『ラ・ブランシュ』出身。
私が通っている『オルタナティブ』の斉藤シェフ、麻布十番『ラリューン』の永田シェフもラブランシュ出身であり、何処も田代シェフのDNAをしっかりと引き継ぐ素晴らしいフレンチです。
■本日のコース(11500円)内容は以下の通り
❶キノコのクロックムッシュ、スモークサーモンのリエット
❷キノコのスープ、マカロン
❸白子、ゴボウ、トマト、黄金柑のベニエ
ビジュアルは田代シェフっぽい素朴。
白子とトマトや柑橘の酸味がこんなに合うとは。目から鱗の旨さ。
❹暖かいシャントレルのマリネと森のキノコのムースのショーフロワ。
中田シェフの看板メニューであり、これは絶対食べるべきメニュー。
キノコの旨味とハチミツビネガーの甘味と酸味の素晴らしいハーモニーで、感動する事間違い無し。
去年は確かボタンエビが乗っかっていたような。
❺メジマグロとサワラ
相変わらず中田シェフの生魚を使ったメニューは素晴らしい。
メジマグロはカブのソース、サワラはニンジン、オレンジのソースで、しめ鯖に近いニュアンスで猛烈に食欲を煽ります。
❻ホタテとユリネのソテー、根セロリと栗のヴルーテ
これはフレンチらしい濃厚でパワフルなテイスト。そんな中でも光ってたのが、ホクホクなユリネの歯応えと甘味。
❼ほうれん草のソテー
本日の感動メニュー(笑)
他のお客さんのメインの付け合わせを出してくれました。
ほうれん草をニンニクとタマゴを炒めただけとの事ですが、味の決め手はトリュフか。
素朴だけど心に刺さる旨さ。
❽川俣シャモとチリメンキャベツのシューブレゼ
川俣シャモの胸肉とその出汁、ベーコン、フォアグラ、チリメンキャベツで煮込んだ物で、こんなの美味いに決まってます。
そして半分くらい食べ終えたところで、中田シェフが舞茸ご飯を入れてくれます。
この舞茸ご飯だけでも強烈な旨さ。
そして煮汁を吸い込むと更にパワーアップしてもう言葉が出ません。
舞茸ご飯のおかわりを要請(笑)
❾ゴボウ、フォアグラ、トリュフのスープ
川俣シャモで終了かと思ったら、トドメのスープの登場(笑)
土臭いゴボウとフォアグラのアブラ感がこんなに合うとは。素晴らしい。
➓紅玉のスフレ、リンゴのキャラメリゼ、カルバドス(リンゴの蒸留酒)のアイスクリーム
デセールはチョコレートのテリーヌか、スフレかカキを使った物からの3択。
中田シェフのスフレが美味いの知ってるので、スフレを選択。
リンゴのキャラメリゼが強烈。
11.ハーブティー、アーモンドクロッカン
このアーモンドクロッカンが、ただのお茶菓子では片づけられ無い旨さ。
2022/01/17 更新
2021/09 訪問
常連繋がり
代々木上原のお気に入りフレンチで2か月毎に通わせてもらってます。
7月にシャントレル10周年アニバーサリーコースを食べて感動して以来7回目の訪問。
日曜日のランチにオヤジ1匹フレンチで突撃。
■感想
今回もいつもの如く、中田シェフの生の魚介を使ったメニューは正に感動レベル。この味は私が通っているフレンチの中ではオンリー1の独創性、そしてナンバー1の旨さです。
特にロックフォールを使った瞬間燻製は傑作であり、コレは絶対オススメ。
そして今回、更に凄かったのがソース。
1つはアワビの肝のソース。
よく聞くど定番ソースですが、ひと口なめた瞬間、今まで経験した事のない味がして、雷に打たれます。
シロートの私には何が入ってるのか、全くわかりませんが、よく出てくるアワビの肝のソースとはひとひねり、ふたひねりしてありこれは唸りました。
そしてメインのピジョン。
コレもジュを使った定番のソース。
しかしよく知る粘度のあるドロっとしたソースでは無くて、超〜シャバシャバ。
しかしその味は強烈に深い。
カットしたピジョンの身に、シャバシャバ過ぎてソースがひっつかないので、スプーンが欲しいなぁと言おうとすると、中田シェフからスプーンを出すように指示が飛びます(笑)
パンとスプーンを駆使して当然1滴残らずソースをなめ尽くして完食。
青山の老舗フレンチ「ラ・ブランシュ」、そしてパリ「ル・ベルクール」、オーヴェルジュ「オーヴェルジュ・エ・クロ・デ・シーム」 (現在レジス&ジャック・マルコン)での修行経験のある中田シェフ。
抜群の経歴であり、ベテランシェフとしてはそろそろ自分の味に落ち着いてもいい歳でしょう。
がしかし中田シェフによると、昨年辺りからいろいろ試行錯誤をしているとの事。
去年から通い出した私には以前の中田シェフの味わいを知りませんが、ベテランシェフの常にチャレンジングな姿勢に感銘を受けるのでした。
■本日の15000円(税サ別)のコース内容は以下の通り
❶スモークサーモンのリエット
クロックムッシュ
❷キノコのスープ
枝豆のマカロン
❸アナゴ、イワシ、舞茸、車海老のフリット、ガスパチョ
仕込みの差が露骨に出るアナゴですが、このアナゴのフリットは美味すぎて涙。
❹魚介
・カツオとカリカリのニンニクの歯応えとトマトの酸味のハーモニーで激うま。
・鹿児島県産の軽く炙った新イカ。スミイカの赤ちゃんである新イカのトロトロの歯応えと甘みが強烈で、コレは言葉を失いました。
・島根県産アジとズッキーニ
・愛知県イワシ、パッションフルーツ、オリーブオイル。
❺カマス瞬間燻製、ロックフォールのソース
シェフのスペシャリテで絶対食べるべきメニュー。
羊乳から作るブルーチーズのソースで癖が強いのですが、燻製との相性は抜群で、素晴らしい化学反応。
❻モンサンミッシェル産ムール貝のヴィシソワーズ
美味いけど身が小さいのがモンサンミッシェル産の特徴。
しかしこのムール貝は、明らかに身が大きい。
そして甘味も強烈。シェフによると拘りの仕入れ先から入れてるとの事。
そしてポロネギとじゃがいものポタージュであるヴィシソワーズが強烈で、このムール貝と食べると美味すぎて泣けて来ます。
❼宮城県産黒アワビの肝のソース
食べてる途中でシェフから、ソースを残して置くようにと指示が入ります。
すると舞茸のリゾットをソースにオン!
前回羊の牧草焼にもバターライスが乱入してきましたが、今回のリゾットも美味すぎて死ぬ。
この流れは米好きにはたまりません。
❽ピジョンのロースト、ジュのソース
事前にシェフと相談して、1羽丸々でお願いしました。(通常は半身であり追加料金)
出てきたお皿は、美しいシンメトリーのピジョンのクラッシックなビジュアル。
この見た目だけでも萌えますね。
❾パッションフルーツのスフレ
今回は久しぶりにスフレ。
コレも安定感抜群の美味さ。
本日もお腹いっぱいのボリュームで大満足でした。
ちなみに実はこの日カウンターでとある男性と仲良くなる事に。
ほぼ毎日フレンチの強者で、シャントレルも昔から通われていると。
そして話しているうちに思い出しました。
数年前、赤坂の某フレンチのカウンターでもやっぱり一緒になり、シェフと男性と3人でフレンチの話で盛り上がり、4時間居座った記憶が(笑)
通っているフレンチは私とモロかぶりですが、私など足元にも及ばない経験年数の大先輩でした。
今回も中田シェフと3人でアクリル板越しではありましたが盛り上がり、シロートの私は知らない業界裏話やらディープな話も聞けてめっちゃ楽しかったです。
又何処かでお会いするが楽しみです(笑)
こうやって、シェフを通じて常連客通しで繋がるのも食べ歩きの醍醐味でしょうか。
2021/09/13 更新
2021/07 訪問
10周年アニバーサリーコースに悶絶。
5月以来、6回目の訪問。
昨年8月から2か月毎に通っている代々木上原のフレンチです。
シャントレルさんはこの7月で10周年とゆう事で、アニバーサリーコース。
中田シェフの気合の入ったメニューが予想され、ワクワクしながらの訪問です。
3月に青山『モノリス』で11周年、5月に五反田『メイ』で7周年のアニバーサリーコースを食べて超絶感動した私であり、今回も行かない訳には行きません(笑)
日曜日のランチにオヤジ1匹フレンチです。
■店内の様子
お店に入ると通路が都内の名だたるシェフから送られた胡蝶蘭の山で歩けません(笑)
そして本日もどうやら、常連様多数で満席。
10周年との事で、座り心地の良い椅子と麻のプレースマットを新調したとの事です。
■感想
いや〜今回も期待を裏切らない素晴らしいコースでした。
特に感動したのは、トキシラズの瞬間燻製ロックフォールのソースと、ロゼール産仔羊の鞍下の牧草包み焼き。
中田シェフの魚料理の味は折り紙付きですが、本日の魚料理は、スペシャリテとの事で正にシェフの魚料理の集大成的な完成度。
半端ないトキシラズの脂ののりに絶妙なスモーク感。
そこにロックフォールのブルチーズの風味が加わり、これは素晴らしいハーモニーで頭を抱える旨さ。
そして仔羊のパイ包み焼きは食べた事ありますが、そこに北海道の少し発酵させた牧草を絡めて来たのは初めて。
シェフの狙い通り、牧草の香りと羊臭さの相性は完璧。
更に低音でゆっくり火入れされパイ生地の中で閉じ込められたそのに旨味の塊は、もう何も言えない旨さです。
仔羊の旨さをマックスまで引き上げたメニューでした。
そして本日も調理、接客、ワインの試飲、予約の対応とフル回転の中田シェフ。
銀座大石の大石シェフのような、正にワンマンショーです。
そんな中でしっかり客を見ていて、カウンターに座るとかなりシェフからいじられますが、最近は私もすっかり慣れてしまい、逆に気持ちいい(笑)
10周年との事で去年から通い出した私はまだまだ新参者。
当店は長年の常連に愛されているお店だなぁと、行くたびにつくづく感じる素晴らしいお店だと思います。
■本日のアニバーサリーコース内容は以下の通り
❶ひよこ豆、クロックムッシュ
❷フォアグラのマカロン、キノコのお茶
❸千葉県産天然稚鮎のフリット、メロンのスープ、ヤマシナ唐辛子
稚鮎は琵琶湖産ほど苦みはありませんが、力強い旨味。そしてきゅうりの相性をインスパイアしたとゆうメロンのスープが絶妙な塩加減で激うまです。
❹アジのマリネ
鮮度の良いアジにトマトの酸味と旨味のハーモニーで、夏を感じる爽やかさ。
❺湯河原産アオリイカ
シェフの奥さんが山形出身との事で、ダシをインスパイアして、なす、オクラ、キューリ、枝豆を刻んでフレンチっぽくアンチョビオイルとエシャロットで和えたもの。
食べるとイカの甘味全開のところに、エシャロットの酸味、ダシのネバネバ感が加わり、これは素晴らしいまとまり感。
❻トキシラズの瞬間燻製、ロックフォールのソース
到着した瞬間、酸味の立った香りが鼻腔をくすぐります。
これは食べる前から美味いのわかるやつでしたが、食べると予想を遥かに超える旨さでした。
素晴らしい。
❼アイナメのスープ仕立て。
サフランソース、チキンブイヨンとトマトのスープが激うま。
これ飲むと中田シェフのスープドポワソンを飲んでみたくなる私でした。
❽ロゼール産仔羊の鞍下、牧草包み焼き
私を含めた4〜5人にシェフが切り分けての提供。
予想はしてましたが、私だけ圧倒的に巨大な肉塊(笑)
食べると仔羊独特な脂身の旨味がたまりません。ガンガン食べてると、シェフがトウモロコシのバターライスをよそってくれます。
仔羊の肉汁のソースをこのバターライスが吸い込み、それを食べるともう旨過ぎてひっくり返りそうになりました(笑)
更に包み焼きに使ったパイ生地(クルート)が登場。
これも初めて食べましたが美味いのなんの。
仔羊の肉汁と牧草の香りを全て吸い込んでおり、これは地味ですが奥深い味わい。
仔羊をたいらげ、余韻に浸っているとデセールですと言って出てきたのはなんと(笑)
❾トキシラズのカマ焼
醤油、味醂、酒で味付けした物。
強烈な脂ののり。
これは白飯欲しくなる旨さでした。
❾ 山梨県産白桃のコンポート
デセールは白桃の他、
・ベトナム産チョコレートの、ムース
・パッションフルーツのスフレ
・緑レンズ豆を使ったブランマンジェと生姜のアイスクリーム
からの4択。
確か去年も食べてますが、やっぱり桃でしょって事でチョイス。
そしてやっぱり美味いです。
➓ハーブティーとアメリカンチェリーのパイ?
以上のコース内容にジンジャーエール、大盛りのエキストラチャージ、消費税、サービス税を加えてトータル22000円。
ちなみに今回のメニューは、アニバーサリーコースで通常コースとは内容も値段も異なると思います。
又その時の食材の入荷や人数もあると思いますので、アニバーサリーコースを希望される方は事前に中田シェフに確認される事をお勧めします。
2021/07/12 更新
2021/05 訪問
中田シェフの魚のメニューは毎回感動レベル
2月以来5回目の訪問。
ゴールデンウィーク最終日のランチにオヤジ1匹フレンチです。
あまりに天気がいいので、代々木公園から散歩がてら歩いて開店12時の5分前に到着すると1番乗り。
今回は初めてカウンター1番奥に案内されます。
ここはオープンキッチンである厨房が良く見えるポジションで嬉しい。
カウンターはアクリルの仕切り板もあり減席していて安心感バッチリ。
本日のランチも満席であり、半分以上は常連客の模様。
そしてふと見るとなんと近くでレストランも経営されている超有名美食家様がいるではありませんか。昔そのお店を訪問した私ですが覚えてる訳無いし(笑)
厨房は中田シェフの他、若いアシスタント3人とサービスは可愛い女の子2人のオペレーション。
中田シェフ以外は全員2回りくらい若い子ばかりであり、調理、接客、片付けの指導まで中田シェフの細かい目配りと指導が飛び、中田シェフのフル回転ぶりには毎回驚きです。
■感想
前回2月は美味いんだけど正直感動の域まで行かなかったのですが、今回は私のツボにツキ刺さるメニューがバンバン登場。
食べていて、あ〜やっぱり中田シェフの料理って美味いよなぁと改めて惚れ直す内容でした(笑)
特に魚を使ったメニューが実に素晴らしい。
今回はコースメニューの中にアナゴ、カツオ、サクラマス、太刀魚と4皿登場しますが、どれも他のお店では体験できないキレ味であり、これは旨すぎてバッチリ印象に残ります。
昨年8月に初訪問した時に食べた夏野菜と魚介のサラダの味に雷に打たれて通い始めた私であり、これは食べに来る価値ありです。
次回は7月に予約を入れさせて頂きましたが、なんとシャントレルは7月1日で10周年との事で、どうやらアニバーサリーコースっぽい。
これには期待してニヤついてしまう私でした(笑)
■本日の1万円のコース+ポーションアップ1500円(税別)の内容は以下の通り
❶アミューズ
ヒヨコ豆のフムス、キノコのクロックムッシュ
❷グリーンピースのマカロン、キノコのスープ
❸アナゴのベニエと山菜のフリット、トマトのガスパチョ
アナゴはちゃんと美味い。失敗してる店に多い変な臭さや、逆に味が全く無いなんて事はありません。
またコゴミ、コシアブラと和えたホタルイカも激うま。
❹淡路島産新玉ねぎのムース
ムースは玉ねぎ以外何も加えずにそのままとの事でとても優しい甘味。
トマトのジュレは鋭角的な旨味で味わいを引き締めます。またアクセントに刻んだ玉ねぎもいい。
❺カツオのタタキ
カツオ独特の血生臭さはなく、逆になんか甘味を感じる。そこにローストした紫キャベツ、菜の花、乾燥させた黒オリーブのパウダーで食べるともうこれは素晴らしいハーモニー。
中田シェフの生魚のお料理は毎回感動です。間違いなくオススメ。
❻サクラマス、ホワイトアスパラガス
スモークされたサクラマスのミキュイの風味、ホロホロ感は、先日感動した『ラパルタメントディナオキ』と甲乙付け難い旨さ。
更に日向夏のマヨネーズ、ドレッシングがトドメを刺すブースト感。
ピサンリ美味いんだけど、フォークに刺さらずこれは毎回どこのお店でも食べにくい(笑)
❼グリーンアスパラガスのクタクタ煮
これが素朴だけど実に美味い。マジで唸りました。
バターと水で煮詰めただけとの事でしたが、グリーンアスパラガスの甘味がバターでビンビン引き出されてるようなパワフル感。
❽太刀魚の炙りとたけのこ
ブールブランソースに入れた瀬戸内レモンのパンチ力、存在感が半端ない。このソースは感動!素晴らしい!これだけ飲みたい(笑)
❾仔牛のロースト
出てきた瞬間、その肉塊のデカさに爆笑してしまいます(笑)
恐らく250gくらいはあるような(笑)
いくらポーションアップ代1500円を払っているとはいえ、このボリュームは果たしてお店は儲かってるのでしょうか(笑)
そして更に笑ってしまったのが物凄い量のモリーユ茸。
高級食材であり、私が1皿で食べたモリーユ茸としては間違いなく過去最高の量であり肉1口にモリーユ茸1つを食べました(笑)
このモリーユ茸のボリュームは恵比寿『アーティショー』を超えました(笑)
旨味を吸い込んだ力強いモリーユ茸と仔牛を食べるともう言葉を失います。主役はあくまでモリーユ茸で仔牛は脇役。
更にグリーンピース、ポワロネギも口の中にぶち込むと、春野菜の甘味が加わりもう涙涙涙の旨さ。
➓デセールは、黄金柑のスフレ、ベトナム産チョコレートのテリーヌと赤ワインとブルーベリーのアイスクリーム、イチゴとベルベーヌのゼリー寄せからの3択。
美味かったスフレと迷いましたが、食べたことのないゼリー寄せにしました。
これはまぁ普通でしょうか。
11.ハーブティー
ウイキョウのブリュレが激うま。
あ〜旨さの感動と素晴らしい満腹感。
7月も宜しくお願いします。
2021/05/10 更新
2020/12 訪問
中田祭り
今年8月に初訪問して、そのあまりの旨さに衝撃を受けたお店。以来2ヶ月毎に通わせて頂き、10月に続いて本日で3回目の訪問です。
青山の老舗フレンチ『ラブランシュ』出身の中田シェフのお店であり、今年もミシュラン一つ星をキープ。
今年最後のフレンチであり、正にフレンチ食べ納めになります。
前回訪問時に年末のコース内容は一斉大放出のスペシャルメニューとの話を聞いてしまい、これには食いしん坊の血が騒ぎ、速攻予約を入れる私でした(笑)
■感想
年末はどうやら常連様向けの特別営業で、そんな場所に訪問3回目の新参者の私が紛れ込んでしまいました(笑)
メニューを見ると冒頭に
『中田祭り』
と書かれてます(笑)
シェフからはメニュー非公開の指示が出たので詳細は書きませんが、一言
凄かったです(笑)
お店のスペシャリテであるキノコ料理に本日は黒トリュフ、アルバ産白トリュフなどキノコ尽くしで、かつ普段使わないような食材も登場して正に豪華絢爛。
更に中田シェフに加えてシェフの友人だと言う、某有名イタリアンシェフも参戦していて、普段のシャントレルでは味わえないメニュー構成。
一度にフレンチとイタリアンを味わえる、スペシャル企画でした(笑)
お値段もなかなか行きましたが、その金額を上回る満足感。
本日は、最近フレンチに開眼し始めた相棒も連れてきて、そのあまりの満足度に気分は早くも正月気分になる私と相棒でした。
これは、来年の年末も予約を入れるしかない。
2020/12/30 更新
2020/10 訪問
衝撃のキノコ尽くしメニュー
前回の初訪問で食べてる途中で、再訪を決めるほど衝撃的に美味かったお店であり、今回の再訪が、超〜待ち遠しかったです。
店名の『シャントレル』はジロール茸のフランス語読みであり、これは秋のキノコの季節に訪問しない訳には行きません。
狙った訳ではないのですが、当店の中田シェフの師匠のお店である青山の老舗フレンチ『ラブランシュ』そして卒業生で、中田シェフの先輩にあたる永田シェフのお店である麻布十番の『ラリューン』そして当店とたまたま3連続の訪問になってしまいました(笑)
8月の訪問以来2回目で、平日の夜にオヤジ一匹フレンチで突入。
代々木上原駅から10分くらい歩いて閑静な住宅街にお店はあります。
■店内の様子
本日もカウンターに案内されます。
店内は中田シェフと若いアシスタントさん2名。
サービスは若い男性と、前回はいなかった若い女性の2人のオペレーション。
と言っても完全なオープンキッチンであり、中田シェフが調理から、ワインのセレクト、接客、予約対応まで、とにかく中田シェフの細かい気配りが凄いです。
■感想
店名にキノコの名前を冠しているだけであって、キノコ尽くしの素晴らしいメニュー構成。
キノコ好きならこの季節に絶対訪問すべきお店でしょう。
ちなみに当店では、説明でもなんでも絶対ジロール茸とは言わず、『シャントレル』と言います(笑)
中田シェフからの話では、今年はキノコが不作で毎年恒例のメニューが出せなかったらしく、昨日やっと入ってきたとの事。
本日はギリギリで間に合ったとの事で、日頃から行いの良い私は超ラッキー(笑)
そして特に感動したのが、シャントレルのピューレとボタンエビのショーフロワ
当店のスペシャリテとの事だけあって、本日1番衝撃を受けた1皿。
出てきた瞬間からまずそのシャントレルの強烈な香りにやられます。
食べると蜂蜜ビネガーで和えたシャントレルと濃厚なシャントレルのピューレの強烈なハーモニー。コレだけでもノックアウトですが、更にボタンエビの甘さが加わり私の味覚は溢れる味の多重攻撃で完全に破壊されるのでした。
■本日の1万円のコース内容は以下の通り
❶アミューズ
スモークサーモンのリエット
キノコのクロックムッシュ
❷アミューズ
枝豆のマカロンの風味が素晴らしい。
キノコのコンソメスープは、季節のせいか前回よりもキノコ感マシマシ。
❸メヒカリのベニエとトマトのガスパチョ
北島亭で良く出てきますが、見た事のない大きさのメヒカリです。食べると中はフワフワのトロトロで美味い。
❹魚貝と野菜の盛り合わせ
サワラ、イワシ、サンマ、イカ、茗荷、舞茸、他
前回食べた夏野菜と魚貝のサラダでも衝撃を受けましたが、今回も感動。
シェフも自慢の一皿ゆうだけあって、どうやら中田シェフは生魚の扱いが得意らしいです。
正直、寿司屋で食べるよりも美味い。
コルトューランのドレッシングが、実にいい。
❺シャントレルのピューレのボタンエビのショーフロワ
❻セップ茸
バターとニンニクとパセリでソテーしただけとの説明ですが、歯応え、香り最高。
通常付け合わせとして脇役で出てきて食べることが多く、セップ茸だけを単独でこれだけ集中して食べた事は無いかも。
こんなに美味いセップ茸は食べた事ありません。
❼ポワソン
甘鯛、鴨ナスのロースト、万願寺唐辛子のピューレ
シェリンビネガーの焦がしソースは、ラブランシュ田代シェフのレシピらしく、ジワジワ来ます。
❽アントレ
シストロン仔羊、シャラン産鴨、蝦夷鹿、和牛ハラミ。そしてなんとペルドローグリ(山ウズラ)からの選択。
ペルドローだと一羽でダブルポーションになってしまうので、皿数を減らす事になるとの事で、欲張りな私はいろいろ食べたいので、仕方なく蝦夷鹿のローストを選択。
散々食べてる蝦夷鹿ですが、食べるとその火入れに他店との明らかな違いを感じました。表面がカリッとしていて、中はシットリで素晴らしい。
更にフォアグラと赤ワインと黒胡椒のソース、とトランペット茸のピューレとブルーベリーのソースが、ベテランシェフの貫禄を感じされるパンチ力。パンで一滴残らず舐め回しました(笑)テーブルキノコとジロール茸のソテーも激うま。
❾デセール
中田シェフのキノコへの拘りと愛は最後まで続きます(笑)
イチジクのコンポートか、和栗のモンブランとの事で当然モンブランを選択。
すると出てきたお皿を見て、アラフィフのオヤジでも笑顔になる可愛さ(笑)
完全に見た目キノコです(笑)
メレンゲをキノコの軸にしてその上にマロンペーストがのっかってキノコを再現しており、その完成度が素晴らしい。
食べると甘さ控えめの栗感満載のマロンペーストと、甘味の利いたメレンゲで緩急つけてきて美味いです。
更にセイロンティーのアイスクリームも侮れない美味さで、一緒に食べると見事な味変。
➓ハーブティー
ベトナム産チョコレートのテリーヌ
このテリーヌが侮れない旨さであり、最後まで手を緩めません。
いや〜今回も美味かったです。
年内、又来ます。
2021/09/03 更新
2020/08 訪問
ラブランシュのDNA
代々木上原のミシュラン1つ星フレンチ。
シャントレルとは、ジロール茸のフランス語読みのようです。
ずいぶん前からBMしてましたが、口コミとか読むとどうも私の好みと合わないかなぁと今まで未訪問に。
しかし最近すっかり青山『ラブランシュ』の田代シェフの味に心酔している私は、ラブランシュから独立されたシェフのお店巡りをすることに。
以前、銀座の老舗フレンチ『ルマノアールダスティン』の五十嵐シェフから独立したお店を巡る、『五十嵐巡り』もやりましたが、これが実に良い体験でした。
師匠と弟子の味のDNAを意識しながら食べるのもこれまた楽しい物です。
ラブランシュで修行された石井シェフの北参道『シンシア』と、花澤シェフの祐天寺『ボンシュマン』は既に訪問済なので、永田シェフの麻布十番『ラリューン』と、中田シェフの代々木上原『シャントレル』が今回ターゲットになりました。
とゆう事で、日曜日のランチにオヤジ1匹フレンチで突入。
代々木上原駅の東口から徒歩5分くらいは歩くと、住宅街の中のお店に到着。
■店内の様子
1つ星のお店ですが、そんなに堅苦しくなく意外とカジュアルな雰囲気です。
カウンターとテーブル×3で、テーブルにはクロスありで、私はカウンターに案内されます。
中田シェフと若いアシスタント2名にサービスマン1人のオペレーションで、中田シェフがテキパキとかなり具体的な指示を出していて、パリっとした雰囲気です。
調理はほぼ中田シェフが行ってます。完全なオープンキッチンで、中田シェフの手元まで良く見えて、これはカウターに座るべきでしょう。
メニューは無く、カトラリーはその都度交換。
■感想
もっと早く来るべきお店でした。
とにかく素晴らしい。
どのメニューも丁寧な仕事ぶりと、何よりも中田シェフの愛情を感じる旨さでした。
私の好みであるドクラシックで、ガツンと来るテイスト。ポーションもバッチリ大食いである私の胃袋に合わせくれました。
しかもこの内容で1万円は素晴らしいお値段です。
大満足であり、メインが出てくる前に再訪を決意してしまいました(笑)
全てを食べ終わり、他のテーブルへのお料理の提供も出し終えた頃を見計らって、シェフに話しかけたいオーラをビンビン出すと、中田シェフはちゃんと拾ってくれました(笑)
話した中田シェフの印象ですが、師匠の田代シェフと同じくとにかく料理に実直な方、真面目な方とお見受けしました。
お客さんに対しては、初めに全員にそれぞれ笑顔で挨拶を交わします。
この笑顔でこちらも一気にほぐれますね。
調理中もキッチンの中田シェフから、料理の説明が直接聞けてこれは嬉しい。
テイスト的にはラブランシュよりもっと、渡仏した経験を生かした本番フランス寄りの重たいフレンチに感じました。
■本日のコース内容
❶アミューズ
レンズ豆のフムス、パン、キノコのクロックムッシュ
❷アミューズ
フォアグラのマカロンは、ちょっと甘すぎかなぁ。
キノコのコンソメスープ
❸パン
❹稚鮎のフリットとパセリのソース
身は小さいが、肝の旨味の切れ味は良かったです。
北海道産トマトのガスパチョ
トマトとキューリとオリーブオイルのみとの事で優しい味わい。
❺夏野菜と魚貝のサラダ
本日1番衝撃を受けた1皿。
今年で10年目を迎えるとの事ですが、中田シェフが初めて挑戦したメニューとの事。
私にとっては、神楽坂『ラトューエル』のメリメロサラダや、白金台『リストランテセンソ』のオルトと並ぶ、サラダの傑作でした。
夏野菜をボイル、グリル、フライなどいろいろ手間暇をかけて、そこにイワシ、アジ、カツオ、アナゴ、イカの魚貝も入っていて、これはたまりません。
更にコラトューラと呼ばれるイタリアの魚醤とシェリビネガーのソースが、魚貝と夏野菜の全てを見事に1つのベクトルにまとめ上げていて、これは悶絶するしかありませんでした。この1皿だけで十分満足(笑)来年も絶対に食べに来よう!
❻トキシラズの瞬間燻製
要はスモークサーモンですが、ブルーチーズのロックフォールとクリームのソースが正に重たいソースで、トキシラズと見事なハーモニー。
冷やしナスもいいアシスト。
❼スズキのポワレのスープ仕立て。
スズキのポワレは当然文句の付けようの無い火入れと旨さですが、スズキの骨から取ったスープドポワゾンとモンサンミッシェルのムール貝の煮汁のスープがこれまた素晴らしい。
更にジャガイモの甘味もナイスアシスト。
❽メインは、以下の3択でした。
シストロン産仔羊、ジュのソース
シャラン鴨、シェリービネガーのソーズ
牛ハラミのステーキ
シストロンと聞いて、当然私は仔羊を選択。これが大当たり。
白金台『ラリューム』で初めて食べたシストロンを超える人生で1番美味いシストロン産の仔羊でした。
北海道の牧草をわざわざ取り寄せて、最後に燻して香り付しての提供。
オーストラリア産のような強烈な羊臭さは無く、かといって羊特有の旨味はガッツリきます。
脂身の旨味は最高峰であり、骨をしゃぶりたかった(笑)
❾桃のコンフォートとパッションフルーツの2択ですが、昨日桃のパフェを食べ損なった桃難民の私は迷わず飛びつきます(笑)
➓ハーブティ
ガトーショコラ
他のレビューワー様の口コミとは、お料理の内容もシェフの印象もだいぶ違う印象となりました。
やはり自分の舌で確かめるのが1番です。
本当に素晴らしい。改めて言いますがもっと早く来るべきお店でした。しかしまた通わなければ行けないお店が増えてしまいました(笑)
『ラリューン』にも行かなかればならないし、中田シェフの話ですと恵比寿の『ルコック』のシェフもラブランシュ出身との事。
更に近くの『ピジョン』とゆうフレンチもオススメだと。まだまだフレンチ食べ歩きの旅は続きます。
2020/08/24 更新
代々木八幡のお気に入りフレンチで21回目の訪問。
本日はツレが来られないので、代打で母がシャントレルに初参戦。
日曜日の午前中、神代植物公園で素晴らしい薔薇を見てからお昼に訪問です。
実はフレンチの高級食材であるリードヴォー(仔牛の胸腺)やロニョン(腎臓)が苦手な私。
その独特な食感とその味がどうしても素直に美味いと感じない(笑)
しかし2年前にシャントレルで食べたリードヴォーだけ唯一感動。
本日は敢えて苦手食材であるリードヴォーをリクエストしておきました。
■感想
結果は大正解!
やっぱり中田シェフのリードヴォー、めちゃくちゃ美味い‼️
中田シェフが使うのはフランス産のフレッシュのリードヴォーで、ノワと言う部位とゴルジュと言う部位の食べ比べ。
それを目の前で大量のバターを使ってムニエルすると美味そうな香りに早くもテンションMAX。
ドキドキしながら食べると苦手なはずのリードヴォー独特の食感と味がストレートに美味しいと感じる(笑)
付け合わせとして合わせたグリーンピースとソースもやばい!
最後は舞茸ご飯と残ったソースを合わせフィニッシュ!
いや〜感動の一皿でした!
本日はその他のメニューも相変わらず中田シェフらしい一捻りしてくるテイストにいちいち私のツボをついてきて大満足でした。
やっぱり中田シェフの技術って凄いとと思うし、唯一無二のテイスト!
母も量を減らしてもらって無事に最後まで完食。
70歳過ぎの母に果たしてフレンチが大丈夫か迷いましたが、中田シェフのフレンチは基本的に重たく無くあっさり爽やかであり母も大満足でした。
連れて来て良かった。
■本日のコース内容は以下の通り
1.クロックムッシュ、サーモンのリエット。
2.キノコのスープ、フォアグラのマカロン。
3.新玉ねぎのムース、ウニ、トマトのゼリー。
4.メヒカリと舞茸のベニエ、ホタルイカと田芹のサラダ、トマトのガスパチョ。
5.カツオ、生姜、ニンニクのサラダ仕立て。
6.ボルドー産ホワイトアスパラガス、サクラマス。
7.桜海老、帆立のフラン、桜海老のビスク。
8.フランス産フレッシュのリドヴォー、イタリア産子牛フィレ肉盛り合わせ。グリーンピース、舞茸ご飯。
9. 黄金柑のスフレ
母はイチゴのクレームダンジュ
10.ハーブティー、お茶菓子