ゆうじ88さんの行った(口コミ)お店一覧

ゆうじ88が訪問したレストラン、と名付けて頂きました

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行ったお店

「イタリアン」で検索しました。

これらの口コミは、訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。詳しくはこちら

120 件を表示 47

カイノヤ

移転カイノヤ

朝日通、天文館通、市役所前/イタリアン

4.34

141

-

¥8,000~¥9,999

定休日
-

昼の点数:5.0

1回

ズイジ

栄町、栄(名古屋)、矢場町/バル、イタリアン、ダイニングバー

3.55

341

¥4,000~¥4,999

-

定休日
-

夜の点数:4.4

この日は珍しく妻が私の仕事が終わるタイミングに合わせて、はるばる車で迎えに来てくれることにしていた。 別宅に翌朝早くからの所用があり、そのために久しぶりに泊まることにしたからだ。 仕事が終わったら食事を一緒に… と約束してあり、さてどちらで頂こうかと思案した結果、コチラを思い出したのだ。 思い出した、としたのは、妻と再婚する以前には二人でコチラを何度か訪れていたが、住まいを妻の家に移すようになって、自然に足が遠退いてしまっていたからだ。 その時からコチラは私以上に妻がお気に入りで、特に前菜で注文したゴルゴンゾーラチーズのムースと蜂蜜のブルスケッタのような料理が大好きだった。 その他にも様々な料理、特にグリルした肉料理が楽しめるコチラは私達が夫婦になる前からの付き合いだったのだ。 優しい妻はこの日も勿論ハンドルキーパーを務めてくれる。 私は最初お気に入りのスペインワインをグラスで。 妻は辛口のジンジャーエールを、先記したゴルゴンゾーラチーズと蜂蜜のブルスケッタと共にまず先に注文し、その他にも「冷凍したゴルゴンゾーラチーズを削った羊のタンのカルパッチョ」「zuiji サラダ」それに「ズイジーズグリル」の「B 」をお願いした。 すると残念なことに、この日はチョイスした鴨肉が売り切れてしまったようで、仕方なく「C 」の「厳選赤身肉三種」に変更することにした。 最近に運ばれてきたブルスケッタは 二人の思い出の味だ。 当時の記憶と比較して、ゴルゴンゾーラのムースの量が増えたように思われたが、それはそれで嬉しいことだ。 ゴルゴンゾーラと蜂蜜。妻はこの鉄板のマリアージュをコチラで初めて体験して以来、ゴルゴンゾーラチーズにハマッてしまったのだ。 その当時のままの美味しい前菜だ。 羊のタンのカルパッチョもまた素晴らしい。 独特の癖のある羊肉に冷凍した削りたてのゴルゴンゾーラは、先程の物とは別物の顔を見せてくれる。 羊肉と合わせることで、まるでシェーブルのチーズを味わっているようだ。 ブラックペッパーを散らしたことで、このスペインワインのガルナッチャやテンプラニーニョのスパイシーなニュアンスと絶妙に合う。 zuiji サラダは良い箸休めになった。 コリアンダーの効いた、少しエスニックであり、甘やかなドレッシングを纏っている。 赤身肉のジュを逃さずグリルした肉料理の後の口直しには最高だった。 そのメインの三種の赤身肉のグリル。 それぞれの特長を活かす為には このチャコールのグリルが最良だと思う。 とにかく赤身肉の最大の魅力である そのジュを逃さず包み込まないと、ただのパサパサの肉塊になってしまう。 そういう意味でもコチラの焼き手の人は かなりの手練れの人だろう。 申し分のない焼き加減は、それぞれの味わいを最大限に引き出していた素晴らしい美味しさだった。 久しぶりの訪問になったが、あの頃と変わらない美味しい料理、雰囲気、そして何よりスタッフの皆さんの笑顔溢れる接客が、お店の最大の魅力だろう。 ごちそうさまでした。 また是非伺わせて頂きます。

2024/02訪問

1回

そ~れ

栄町、栄(名古屋)、矢場町/パスタ、居酒屋、郷土料理

3.49

431

¥1,000~¥1,999

~¥999

定休日
日曜日

昼の点数:4.4

先にレビューした 私の大好きな居酒屋「たから屋」さんと肩を並べる11度目の再訪の「そ~れ」さん。 名古屋めし という物は様々あれど、中でもコテコテの名古屋人の私が「決して他県には無い、受け入れてもらいにくい、しかしながら孤高の存在でもある!」と、No.1 の評価をする「あんかけスパゲッティー」の発祥のお店であり、味わいもNo.1評価のお店だ。 もう何度もレビューしたので、今回は再訪したことだけを記載させて頂くことにした。 もう数えきれない程伺っている「あんかけスパゲッティ」の名店「そ~れ」さん。 私が名古屋をしばらく離れることになると、戻ってきたら真っ先に伺うのがコチラだ。 もうコチラの賛辞は書き飽きたので割愛させていただくが、今回はいつもの「イチハン、クラシックソース」に加え、白身魚フライをトッピングすることにした。 珍しくそんな事をしたのは、いつも会計時にお釣りと一緒にお店のサービス券をもらうのだが、お店の人に「このサービス券、貯めてくれているならかなりの枚数がありますよね? たまには使ってくださいね」と言われたからだ。 確かにたくさん貯まってはいた。が、一度の使用が5枚が限度で しかもトッピングを選ぶサービスだ。 私は常々「あんかけスパゲッティはソースを食べるもの」とうそぶいているように、麺とソース以外は興味が無い。 それでも会計する度に渡されるサービス券を無碍にするのも申し訳ない。 そんな思いで今回は使わせて頂くことにしたのだ。 うん。やはりトッピングはどうでもいい。 私にはこの麺とソースさえあれば満足だから……。 宮古島での勤務を終えて内地に戻り、真っ先に向かった名古屋めしのお店はなんと言ってもコチラ「そ~れ」さんだ。 私が 数ある名古屋めしの中でも一番好きな料理はこの「あんかけスパゲッティー」だが、その中でも頭1つ抜けて美味しいのがコチラだと思っている。 なにせ発祥のお店だ。 間違い無い美味しさはクラシックソースでこそ、と思う。 そのクラシックソースに、更に追い討ちをかけるがごとくブラックペッパーの雨を降り注がせるのが私流の楽しみ方。 そこへダメ押しのガーリックパウダーを加えると完璧だ。 宮古島では絶対に味わうことができなかったこの愛すべきあんかけスパゲッティー。 いつも、いつまでも大好きだ。 金沢での長期出張から帰った私。 会社に報告に行くより何より前に、先ずはコチラ「そ~れ」さんで 私が様々な「名古屋めし」でも一番好きな「あんかけスパゲッティ」を食べてからにしよう! あんかけスパゲッティは何故か他の土地には無い。 何故だろう……。 受け入れてもらえないのが不思議に思える。 私は今もこの書き込みをしながら「そ~れ」さんに向かっている途中だ。 もはや中毒とも思う。 そして数あるあんかけスパゲッティのお店の中でも やはり一番美味しいと思わせるのはコチラ「そ~れ」さんだ。 この日も美味しく頂いた。 この変わらぬ美味しさ。いつまでも守り続けてほしい。 大好きな大好きな名古屋めしの中でもベスト5に入る「あんかけスパゲッティー」。 その元祖であり名店なのがコチラ「そ~れ」さん。 私の勤め先のすぐ裏側にあるので 従業員食堂のメニューが気にいらなければ すぐにコチラで食事をしてしまう。 しかも注文するメニューも毎回同じ。 そう、「イチハン、クラシックで」と呪文のように唱えるのだ。 イチハン、と言えば一番シンプルであり基本でもある、店名を冠したメニュー「そ~れ」の1.5倍の事。 あんかけスパゲッティはソースを食べるパスタだ。 私にとっては具材やトッピングなど どうでもいい。 ソースとパスタが合っているか、美味しいのか が大事なのだ。 したがって常連客で注文の際に分量だけを唱えることは このメニューを指していることになる。 ソースもスタンダードとクラシックがあるので、クラシックソースが好きな私はいつもコレ 一択。 この ただでさえスパイシーなクラシックソースに土砂降りの雨の如くブラックペッパーをふりかけ、更にガーリックグラニューで仕上げるのが私流なのだ。 私が勝手に「たった1つの 啜りあげることを許されるロングパスタ」と言っている この「そ~れ の あんかけスパゲティー」 もはや中毒だな、こりゃ……。 コテコテの名古屋人の私が、あえて一番好きな「名古屋めし」を一つ挙げるとするならば、それがコチラ「そ~れ」さんの 「あんかけスパゲッティー」だ。 それも他のお店のではなく、この「そ~れ」さんのが一番美味しいと思っている。 他の有名店もたべあるいたが、コチラにはかなわない。 そう思うほど この味に惚れ込んでいるのだ。 最近まで静岡県の下田で仕事をしていた時も、思い出すのは赤だしの味噌汁と「そ~れ」のあんかけスパゲッティーだった。 この日は その下田から帰還してから最初の訪問だった。 待ち焦がれた味。 やはり「そ~れ の あんかけスパゲッティー」は名古屋の誇りだ! いつもいつも通いつめている、私の大好きな名古屋めしの中でも筆頭格の位置付け、あんかけスパゲッティーの元祖「そ~れ」さん。 単に勤め先から近いという理由だけでなく、やはり創業当時の味を復刻するべく現在のご主人の努力からリボーンした「クラシックソース」は他のあんかけスパゲッティーの追随を許さない不動のNo.1だ。 この日、最近の私はいよいよ「イチハン(通常の1.5倍の量)」が食べられなくなってしまったので「イチニ(1.2倍)」を注文した。 以前より私は「あんかけスパゲッティーはソースを食べる料理」と言い続け、また「唯一すすり上げて食べることを許されたロングパスタ」とも言ってきた。 今回も私はソースに更なるブラックペッパーを雨のように降りかけ、加えてガーリックパウダーも。 これこそが私も含めた名古屋人の「コテコテ大好き文化」の極みだと思いながら、今日も美味しく頂いた。 いつもお世話になっている会社近くの「あんかけスパゲッティ」の名店。 今日は私の中で異変が起きた。 いつもなら判で押したように「イチハン、クラシックソースで。」と注文する私が今回は「イチニ(1.2倍)、クラシックソース」に「変更」したのだ! これは明らかに私の異変だ。お昼のサービスで「イチハン」は普通の量の物と同額なので、あんかけスパゲッティ大好きな私は決まってイチハンにしていたが、今回は何故かイチハンを止めてみようと思った。 これは私が最近、特に妻から言われる「タヌキみたいなお腹だよ」と言われる言葉を気にしているからに他ならない。 なにより私は分別をわきまえた大人だ。 いつまでも若い頃のような訳にはいかないということを自覚せねばなるまい。 ビールが大好きな私としては、それが止められないなら食事をコントロールするしかないのだ。 やがて運ばれてきたスパゲッティは、ルックスだけならイチハンとさほど変わらない。 「これで本当にイチニなのか?……」 食べ終えた個人的な感想は (イチハンもイチニもさほど変わらないんだなぁ…。)だった。 味は勿論同じだから、これからはためらいもなく、 「イチニ、クラシックソースで!」と注文しよう。 「ゆうじ、お前も大人になったなぁ。偉いぞぉ!」 と思える私の自己満足を得る為にww いつもお世話になっている、私的には名古屋で一番美味しいと思っている「あんかけスパゲッティ」のお店。 今回も相変わらず「イチハン、クラシックで」と注文する。 これで通用するのだ。前稿した際と同じくあんかけスパゲッティはソースを楽しむ物。余分なトッピングは必要無いと思っているので。 そして相変わらず旨い!もはや私は中毒患者かもしれないw 私が名古屋人として最も愛してやまないB級グルメが こちらの「そ~れ」さんの「あんかけスパゲッティ」である。 諸説ある あんかけスパゲッティ発祥のお店の事を私は 「この そ~れ で働いていた横井氏なる従業員があんかけスパゲッティのレシピを考えだした」ので、こちらの そ~れ さんが発祥のお店だと認識している。 同じようにあんかけスパゲッティの人気店の「ヨコイ」さんは「自分たちが元祖」と主張しているようだが、私の説が正しいのであれば、考案したのは横井さんでも、当時は そ~れ の従業員であったのであれば、そのレシピは個人の物ではなく、お店に帰属する物であるからだ。 難しい話はさておき、こちらのお店のあんかけスパゲッティのソースは、これまでの物でも十分美味しいのだが、勉強熱心な現在のシェフは、その創作された当時のレシピを掘り起こし、新たに「クラシックソース」として再販したのである。 その味たるや見事な物で、スパイスがより効いた味は他にもいろんなあんかけスパゲッティのお店の中でもアタマひとつ抜けているように思う。 私の好みは このクラシックソースをチョイスした、一番シンプルな「そ~れ」という店名を冠したスパゲッティが大好きだ。 「ミラカン」とか、トッピングがある人気のメニューの物も悪くはないのだが、私はこのあんかけスパゲッティはあくまで「ソースを食べるスパゲッティ」であり、唯一「すすり上げて食べることが許されるロングパスタ」だと勝手に考えている。 故にこの「そ~れ」という一番シンプルなメニューは、常連客はオーダーの際、量しか言わない。 だから私も「イチハン(1.5人前)クラシックソースで」と言うだけだ。 出てくるスパゲッティはおそらく400~500gはあろうか、という量で、これをたいらげることで至福の満足感を得ることができるのだ。

2024/02訪問

10回

イタリア食房 TAVERNA VISCONTI

庄内緑地公園、小田井/イタリアン、パスタ、居酒屋

3.39

46

¥4,000~¥4,999

¥1,000~¥1,999

定休日
水曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.3

昼の点数:4.3

久しぶりのヴィスコンティさんだ。 最近は私よりも妻が気に入っているようで、ランチでパスタを食べるならコチラがいい、とまで言うようになった。 プロのオペラ歌手として活躍している奥様は、ご自身が出産、子育てを経験し、その愛息の為とご自身の教育理念の為、ぺーちゃん(コチラのオーナーシェフのこと)と離れ、現在は鹿児島県の与論島で生活をしているという、私達にすれば考えられない異色のご夫婦だ。 (私は妻が大好きなので離ればなれなどあり得ないと思うw) 料理は当初 妻が大好きなパスタランチを、と思っていたが、前日までの予約制のコース料理が食べたくなった。 ダメ元でぺーちゃんに聞いてみたら、 「今日は予約無しでも大丈夫ですよ」と。 妻も了承してくれたのでメニュー内容はお任せになった。 先ずは前菜から。 戻りカツオのタタキをカルパッチョで。 2種類のヴィネグレットがまだ残暑が厳しいこの日は嬉しい爽やかなスターターだ。 プリモには珍しいロングパスタを。 南イタリア辺りの「ジータ(ズィタ)」という穴あきの、聞いた事の無い名前のロングパスタだそうだ。 後で調べたが、メーカーの「ディチェコ」の日本向けサイトでは紹介が無い。 どうやって入手したんだろう…。 このパスタはシンプルにボロネーゼを合わせてくれた。 セコンドはスパゲティー二で。 サーモンと白菜のクリームソースだ。 これまたシンプルな、でもぺーちゃんがお得意のソース。 上から散らしたミニョネットが良いアクセントだ。 メイン料理の魚は ぺーちゃんが「エビフライです」と冗談交じりで提供してくれた、海老のガダイフ包み揚げだ。 肉料理は豚肩ロース。秋らしい茸をあしらったソースはポルチーニのオイルを使用しているのだろう。 豊かな香りを鼻腔が喜んでいる。 デザート。 華麗さ、繊細さ、とは かけ離れてはいるが、逆にぺーちゃんの人柄が出ている 手作り感満載のアシェットだ。 林檎のシフォン、ティラミスにマロンペーストを挟んだマカロンは、どれも武骨な男が作った優しい味がした。 ダブルのエスプレッソで完結したコース料理。 突然の申し出にも快く応えてくれたぺーちゃんに感謝だ。 ありがとうね、ぺーちゃん。 奥さんと離れてても頑張ってね! 以前なら自宅からさほど遠くなかったこともあり、しばしば通っていたお気に入りのイタリアン。 タヴェルナだけあって、お値打ちに お手軽に美味しい料理を食べることができる愛すべきお店だ。 ちなみにタヴェルナとはイタリア語で大衆食堂、もしくは居酒屋のようなお店のことで、トラットリアとは少し解釈に相違がある。 日本的に言うならタヴェルナは居酒屋、トラットリアは割烹、リストランテが料亭と理解している。 もう1つ加えるなら、上記のお店ではピザは出さないのが本来のはずで、ピザはピッツェリアという専門店が扱う物だ。 勿論 ヴィスコンティもピザはメニューには無い。 さて、話しはこの日の事に戻る。 ぺーちゃん(加藤シェフの事)には素晴らしい奥様と素敵な仲間達がいる。 マダムの優子さんはプロのソプラノ歌手で、お子さんを出産後も様々な公演をこなしている。 そしてアコーディオン奏者のアンジェロ アクィリーニさん。 この二人がコラボしてミニコンサートを行うことは ヴィスコンティさんの名物企画。いつも楽しみにしていた。 今回はクリスマスにちなんだメニュー内容に加え、コンサートではマダムの優子さんが 夢を追いかける為に沖縄の離島に転居するという告白が発表された為、しばらくお目にかかれないことになってしまうので、なんとか時間を作って伺いたかった。 ぺーちゃんの料理は本当に優しい。 今回頂いた料理は 全てにぺーちゃんの思いが、優しさが込められていると感じる物ばかりで、この飾らない人柄が作り出す味は 他ではなかなか出会えない。 いつ食べても 心の中が温かくなるのだ。 この日頂いた料理も そんな料理だった。 コンサートはいつものように食後のグラッパを片手にアンジェロさんの伴奏と優子さんのソプラノ、あるいは「アンジェロタイム」と優子さんが紹介する、アンジェロさんのソロの演奏を楽しんだ。 満足したクリスマスディナーだったが、しばらく優子さんと会えなくなる寂しさもあり、ちょっとセンチメンタルな気分になってしまった夜だった……。 ごちそうさまでした。 ぺーちゃん、寂しくないよな!頑張ってくださいね! もう何度も訪れているイタリア料理のタヴェルナ「ビスコンティ」さん。 タヴェルナとはイタリア語で「大衆食堂」という意味の、きわめて庶民的なお店の事だが、コチラはまさにそういったお店で私は1人でも家族とでも何度か訪れている。 コチラのお店の魅力は料理はもちろんだが、それ以上にオーナーシェフの「ペーちゃん」(この呼び名はマダムの優子さんが「主人の苗字が加藤さんなの。加藤さんならカトちゃんペーでしょ?w」なる由来からそう呼ばせて頂いているw)と、マダムの優子さん(優子さんはプロのソプラノ歌手で、しばしば公演等でお店を離れることもある)の人柄がとても素敵なのである。 また、コチラのお店を通じて様々な人達と素晴らしいご縁を結ばせて頂くことが出来た。 私にとってはとても大切な、大好きなお店と大好きな人達なのである。 この日は妻が私の誕生日のお祝いをしてくれるようで、どこに行く?とリクエストを求められたので、気楽に楽しめて財布にも優しいコチラを選ばせてもらった。 料理は全くのお任せ。何を食べてもペーちゃんの料理はその人柄の滲む物だ。 グランメゾンのような料理とは違う、温かさを感じる料理を頂いて素敵な誕生日を過ごすことができた。 ペーちゃん、いつもありがとう!

2023/09訪問

4回

レストランミケイラ

高松、高松築港/イタリアン、ヨーロッパ料理、ダイニングバー

3.42

103

¥3,000~¥3,999

¥1,000~¥1,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.2

5月の晴れた日、早めに仕事を切り上げて向かったのがコチラのお店。 高松は港町である。 大小様々な船が行き交う港は整備され、交通の利便性の良さも手伝って散歩をしたりする人達もたくさんいる、市民からも愛されているスポットだ。 その一角にコチラはある。 テラス席も備えたコチラのお店は、今まさに夕暮れ時が迫ろうとしている時間帯に利用すると、素敵なビュースポットが広がる。 開店間もない時間に伺えば、料理の進行に合わせるかのような素晴らしいロケーションが同時に味わえるのだ。 もうすぐ高松を離れる私。 柄にもなく 少しセンチメンタルな気分だったのかもしれない。 コチラのテラス席からの眺めを、高松を、目に焼き付けながら食事がしたかったのだ。 夕陽が美しく映える時間の予約、イコールそれは開店時間に伺った。 海辺には様々な人達が、思い思いの時間を楽しんでいる。 もうすぐ、もしくは この日結婚式を挙げたのか、幸せそうなカップルが 二人ではしゃぎながら写真を撮っている姿もあった。 そんな眺めを私も楽しむべく、先ずはメニューを決め、場所柄シーフードを注文し、ついでにグラスの白もお願いした。 キレ味良いソアーヴェはアペリティフに最適だ。 そのグラスに夕陽が重なる。 しばし見とれてしまう。 その後は何を飲もうかな…。 んっ? 私の好きなワインがあるじゃないか! それもボトルでの販売価格としては格安だ。 メートルに「このワイン、飲みきれなかったら持ち帰ってもいいですか?」と尋ねたところ「構いません。大丈夫です」と。 「オノロ・ヴェラ」 映画の祭典「アカデミー賞」のガラディナーのシェフを担当するウルフギャングバック氏。 その席上で振る舞われるワインは、氏が知名度が全く無いと言って良いほどの銘柄のワインをどこからともなく発掘、提供し、その無名のワインのパフォーマンスに招待者の誰もが驚かされる…という。 オノロ・ヴェラも その銘柄の1つで、個性的なエチケットも手伝って一気に知名度が高まったワインだ。 それがワインショップでの販売価格並みで提供されているなら飲まない手は無いだろう。 今日選んだ料理との相性でいうと勿論ベストチョイスとは言えないが、私の嗜好と合わさり この価格の前では問答無用だ。 最初のオニオングラタンスープが運ばれてきた。 私が大好きな料理の1つだ。 スープというよりも むしろ前菜というイメージで楽しめるのが魅力だ。 だからと言って コチラのオニオングラタンスープはその中に入れるバケットが多過ぎて、それが水分をほとんど吸収してしまっていた。 まぁそれもいいだろう。 私はオードブル感覚で注文したのだから。 次に魚料理が。 サワラだ。 グリルしたサワラを囲む 色とりどりの野菜達、緩めのブール・ブランを引き立てるかのようなポワヴル・ルージュが食欲をそそる。 それにしても この辺りの人達は余程サワラが大好きなのか、それとも旬だからなのか 和洋中問わず、いろんなお店で提供されるイメージがある。 私もサワラは大好きだから異論は無いが…。 やがてこの日のメイン料理として注文した「ペスカトーレ」も。 イタリア料理店でコース料理を注文すると、パスタ料理はセコンドで提供されることが多く、先程の魚料理や肉料理は その後になるが、今回は あえて逆の順番にしてみた。 コチラのペスカトーレは それがメイン料理としてふさわしい程の存在感があると思えたからだ。 注文する段階でメートルから「ボリュームがありますけど大丈夫ですか?」と尋ねられた程だ。 そうして運ばれてきたペスカトーレには確かに圧倒されそうになった。 そのボリュームといい、ルックスといい、メイン料理にふさわしい。 パスタもリングイネを使用しており、食べ応えもあり2人でシェアしても良いほどだ。 使用されているシーフードも良い物で、大きな海老が大好きな私としてはそれがとても嬉しかった。 いつの間にか夕陽も沈み、街の灯りが点り始めた。 卓上にはランプが届けられ、一層ムードが高まる。 ワインもまだ4分の1ほど残っている。 持ち帰るには中途半端だなぁ…。 そこでデザートにショコラテリーヌを見つけた。 うん、これをお願いしよう。 ビターなチョコレートとガルナッチャとの相性が悪い訳ではないはずだ……。 ちょっと飲み過ぎたかな。 火照る頬に海からの風が心地好い。 離れがたいと思う心を仕舞い込み、テーブルチェックをお願いした。 高松……。 もう少しでお別れだ。 今日は良い思い出が残せた。 そうだな、あと少し頑張ろう。

2024/04訪問

1回

土佐あかうしとワイン プティ・ヴェール

大橋通、高知城前、堀詰/ヨーロッパ料理、イタリアン、バル

3.61

73

¥8,000~¥9,999

-

定休日
月曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.2

南国土佐を満喫した1日。締めくくりは コチラで。 非常に希少な和牛である「あか牛」。 褐色の胴体をしていることから こう呼ばれている。 知識の薄い私が知るよしで、この「あか牛」の肉を食べたことのあるのは、この高知の他には熊本しか思い浮かばない。 私が好きな、昔から生息している在来種の牛を、おかしな飼料などは与えず、自然な飼育方法で育てている健康な牛。 コチラでは、メニューとしては ほぼ「あか牛推し」の内容であり、正直言って私も あか牛の肉をしっかりと堪能出来れば、あとはチーズでも 残ったワインと一緒に楽しめれば…… くらいに思っていたのだ。 オードブルとして屋台餃子とビールを、ドゥジェムとして「ごめんケンカ軍鶏」を串焼きで、河岸を変えてポワソンとしてカツオのタタキをそれぞれフレンチのコース料理のように楽しんできた。 最後にメイン料理を頂くべくコチラに伺ったのだ。 海産物を提供するお店がひしめく「ひろめ市場」場内では異色な存在だろう。 潔い、と言ってもよい程、メニューはあか牛だ。 いや、むしろ店主は この素晴らしい食材を愛すればこその意気込みを感ぜずにはいられない。 マダムが注文を聞きに来てくれた。 迷うも何も、最初から「あか牛の塊肉」1択だ。 だが ちょっと待って!肉を見せてもらえませんか? ウデ、モモ、フィレとあるうち、フィレには興味は無い。 フィレは私に言わせてもらえば、あれは「内臓肉」だ。 内臓近くにあり、普段あまり動かす事が無い部位だから柔らかい(運動不足で鍛えていない)だけの、あまり肉の旨味を感じられない部位だからだ。 ウデ、モモと見せて頂き、気に入った方を「厚みはこれくらいで……」とオーダーカットしてもらったのは「ウデ」だった。 写真を見て欲しい。 赤身が勝った、それでいて適度にサシも入った部位。 理想はこの部位を約2.5~3cmの厚みにカットした物を、出来るだけトレ・ブルー(ベリーレア)で仕上げて欲しいと願った。 この厚みの肉を上手に焼こうと思えば、少々時間が必要になるのは承知の上だ。 待つ間に 先ずは合わせるワインをセレクトしよう。 コチラは様々なワインをグラスで分けてくれるのも嬉しい。 その中から私はカリフォルニアを選んだ。 「カーニヴォ」だ。 ジンファンデルなら赤身肉には合うだろう。 しかし私が慌てんぼなのか、単なる思い込みが過ぎたのか、コチラのカーニヴォはジンファンデルではなくカベルネソーヴニヨンの物だった。 まぁいいや。 これがあか牛に合わないことは無いだろう。 たっぷりの肉を食べる前に、これまた土佐の名産品のフルーツトマトを一緒に頂こう。 それをツマミながら やがて私の肉が焼き上ったようだ。 見事な焼き具合だ。私の望み通りに仕上げてくれた。 「ロゼ」よりも赤い「ルージュ」に近い、と表現したくなる。 ソースは何も無い。 セル・ポアのみの直球勝負だ。 よほど肉と自分の腕前に自信が無いと出来ない力業だ。 そして、それに応える肉の旨味はどうだ! 本来の、健康な飼育方法で育てられた和牛の味は、JA の規格にあるA5 やらの肉とは比べ物にならないパフォーマンスがある。 咀嚼すればする程、肉汁が口中いっぱいに溢れてくる。 余分なソースなど、かえって無い方が良かったとさえ思える程だ。 しかし ちょっと残念だったのは、この焼き具合であるにも関わらず、何故鉄板に乗せて提供したのだろう。 そこが府に落ちず、後程シェフに聞いてみたところ、悪戯っぽい笑顔で「そう言われると思いましたよ」。 「鉄板は決して熱々にせず、あえて肉には火が通り過ぎないない、かつ、肉が冷めない程度、という温度にしてあります」 そうですよね! さすがです! これが熱々なら、それはファミレスの仕事ですもんね。 約250gの美味しい肉を満喫し、シェフと楽しく語らえば、やはり仕上げはチーズが必要だ。 2種類が選べる物をお願いし、好みを尋ねられた。 私はウォッシュとシェーブルをお願いした。 シェーブルのタイミングは完璧だったが、ウォッシュは まだまだ早い。 それを話題に、「チーズは消費期限が過ぎて、なおかつ もうしばらくしてからが旨い」という共通の考えを語り合えば、「じゃあコレ、試してみて!」と。 シェフが厨房から戻って来て、少しの白カビを持ってきた。 その完璧な熟成感には思わず「コレだよね!」と。 美味しい肉とワイン。 楽しい語らいに寄り添う熟成を極めたチーズ…。 この素晴らしかった1日を見事締めくくってくれた。 シェフ。楽しかったですよ!美味しかった! また高知に来ることがあれば、必ず伺うよ! その時には また美味しい「あか牛」食べさせくださいね!

2024/04訪問

1回

JAM17 DINING

西武新宿、新宿西口、新大久保/イタリアン、ステーキ、パスタ

3.46

182

¥8,000~¥9,999

¥3,000~¥3,999

定休日
-

昼の点数:4.2

新宿に新しいホテルが開業した。 どんな感じだろう……  早速行ってみたくなった。 この春、末娘が進学してこちらで一人暮らしを始めた。 父親としては可愛い可愛い末娘だ。 他人には「そんなに心配しなくてもいいんじゃない……」 なんて言われても「はい。そうですね」とは いく訳がない。 どんな生活をしているんだろう…  ガサ入れだ!www その前にコチラで食事を頂くことにしよう。 本当はコチラのレストランのあるホテルより さらに上層階のホテルにあるメインダイニングで食事がしたかったのたが、やはり土曜日のお昼ということもあり、予約が出来なかった。 そこでホテルのオールデイダイニングのコチラなら…… と相成っての訪問だ。 新宿駅に降り立つと、東口からはどこからでも…… という威風堂々とした建物が目立つ。 新宿東口の新しいランドマークタワーの誕生だ。 人の賑わいも半端ではない。 エスカレーターを上がったフロアのフードコートなと 大勢の人で溢れかえっている。 その人混みを避けるような場所にエレベーターがあり、そこから17階へと上がるとレストランがあった。 受付で予約がある旨を伝え、席へと案内してもらう。 店内は先ずは左手にコの字型のバーカウンターがあり、右手に進むとオープンキッチンの出迎えを受けながら自席に向かう。 天井が高く、広々としたレストランは外にテラスもあり、カジュアルな雰囲気のスタッフの制服と相まってとても良い。 窓からは前を遮る建物も無く、解放感も抜群だ。 メニューは短いコースを選択。 メインはエキストラチャージで赤身の牛肉の石窯ローストに変更した。 グラスワインを所望し、リストを拝見したが、様々な国の様々なセパージュのワインがリストアップされており、料理の内容から最初はレストランのお勧めする白を頂くことに。 最初にフォカッチャと共に運ばれてきたのは、新タマネギのスープ。 良く見るとスープの表面にはオリーブオイルで「ニコチャンマーク」のような物が描かれている。 シェフの遊び心に 一気にお店とお客との距離が縮まる。 その優しさ溢れるスープの後には またまたシェフの遊び心が仕込まれたサラダが。 このサラダ、かなりのボリュームだ。 初老の私では後から続く料理が食べきれるかが心配になるほど。 そのサラダに別添えになっているドレッシングを降り混ぜ食べ進むと、生野菜の影でグリルで焼き冷ましたズッキーニやカリフラワーがかくれんぼをしていた。 生野菜のサラダだと思っていたが、こんな場所に隠れていたんだぁ、と思いながら 更に食べ進んで行くと、今度は器の一番下に隠れていた鬼さん(ラタトゥイユの事)を見つけた。 いやいや、楽しい演出だ。 お一人様での訪問となったが、こうした演出や遊び心が退屈させない。 セコンドのパスタは日替りの内容で、この日はアマトリチャーナが。 結構な硬めの茹で上がりのパスタは、パンチェッタの塩味とトマトの酸味のバランスが良い。 小さなポーションだが、美味しいのでもっとたくさん食べたくなる。 メイン料理がサーブされた。 国産牛の赤身肉(この日はランプ)は、私が好きな部位。 この肉は上手にグリップを残して焼き上げると、咀嚼する度にジュースが口中に溢れてくる。 脂の甘味や柔らかさも多少は必要だとは思うが、私はこんな感じの牛肉の方が圧倒的に好きだ。 過度にサシの入っている肉はくど過ぎて食べられない。 そんな私の期待に見事に応えてくれた料理だった。 あくまでも想像だが、おそらく低温調理器を使用してからの石窯でのローストではなかろうか。 そうでなければ これ程見事なロゼに焼き上げるには相当の修練された技術が必要だ。 別添えに赤ワインベースにポメリーマスタードを加えたソースが添えられたが、それとは別に 料理の皿の上にも 小さなココットに入った岩塩も。 私にはシェフが「ソースよりも こちらの岩塩を使用して…」という声に聞こえた。 さっそく岩塩を用いて食べてみる。 この食べ方は普段自宅で私が牛肉を食べる時と同じ食べ方だ。 少しだけ違いがあるなら、私は自宅では粗くすりおろした山葵も一緒に用いて食べるのだが…。 味は言うまでもない。とても美味しい一皿になっている。 石窯でローストされているので、焼き目の香りまで楽しめる 内包された肉のジュースが、パラパラと振りかけた岩塩と相まって……。 勿論、その前に追加した赤ワインと一緒に味わえば まさに至福と言って良いだろう。 デセールは少々わがままを聞いて頂いた。 結構お腹が満たされてしまったので、チーズケーキやティラミスがデセールのようだが、もっと軽い物にしたい。 ジェラートを外向きにも販売しているようだったので、そちらに変更出来ませんか? と。 すると「大丈夫です」との返答の後、小さなQRコードのついた用紙を持って来て「コチラを読み取って頂くと、本日のジェラートのメニューが紹介出来ます」と言われた。 言われた通りに読み込むと、かなりの種類のジェラートが紹介された。 これは楽しい。レストランでこのようなサービスは初めてだ。 選んだピスタチオとプレミアムミルクのジェラートは どちらもとても美味しかった。 一緒にカプチーノを所望した。 「シナモンスティックはありますか?」との私の問いかけには残念ながら「申し訳ございませんが…」と。 しかし たっぷりと注がれたカプチーノは、食後の語らいを十分に満たしてくれるだろう。 開業間もないレストランだが、オペレーションもしっかりとしており、とても良い印象を受けた。 是非また訪問したいものだ。

2023/05訪問

1回

デリツィオーゾ イタリア 名古屋駅店

名鉄名古屋、名古屋、近鉄名古屋/イタリアン、ピザ、パスタ

3.54

135

¥5,000~¥5,999

¥1,000~¥1,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.2

1回

Garba

森下、大曽根、ナゴヤドーム前矢田/イタリアン、カフェ、日本料理

3.38

27

¥5,000~¥5,999

~¥999

定休日
月曜日、火曜日

夜の点数:4.2

昼の点数:4.0

最近知ったお店だ。 別宅のある場所から徒歩3分程の距離にあり、以前ランチで初訪問した際、とても良い印象を受けたのだ。 ご夫妻が営むこのお店、朝・昼はパニーニをメインとするイタリア風のカフェスタイル、夜は和食をメインとする、ご夫妻それぞれの得意分野を活かしたお店として営業している。 なので今回は夜に来てみたかったが、朝・昼と暖簾が掛かる入り口から趣きが異なっていた。 ゆえにコチラは朝・昼は「Garba 」という店名だが、今回はあえて夜の「雅流」という店名で紹介したい。 約3週間ぶりの再訪となったが、やはり昼と夜では雰囲気が違う。 予約した時間よりも少し早くお店の暖簾を潜った。 入り口から近い、前回ランチで訪れた時と同じ、大きなテーブルの席に案内をされた。 若い奥様がにこやかにメニューを届けに来てくれた。 前回ランチで訪れた際に聞いてはいたが、再度お店のシステムから説明を受ける。 夜はコース料理が2種類あり、いずれも内容はお任せだ。 ショートコースは当日でも大丈夫だが、8,500円のコースは前日までの要予約となる。 あとはアラカルトだ。 この日、私達はいろんな料理を試してみたく、アラカルトの料理をシェアするつもりだと伝えて注文した。 先ずはハートランドを二人で。 軽く喉を潤しながら、様々な料理を待った。 最初に運ばれてきたのは「牡蠣と菜花のお浸し」だ。 とても大ぶりの牡蠣を使用していたが、シェアするつもりだと伝えたことで 提供する前から牡蠣を半分に切り分けてくれてあった。 その心遣いがスターターとしての牡蠣と菜花のお浸しを 更に美味しくする調味料となった。 八寸だ。 ご主人の名刺代わりと思えるような料理の数々。 なんと言えば良いのだろう。 一品ひと品が華やかさよりも優しさが伝わってくる。 豪華ではないが寂しくもない。 丁寧に作られた料理に心がほっこりとするようだ。 思わず日本酒が欲しくなったが、この八寸が提供されてすぐにワインがサーヴされた。 イタリアのトスカーナのワインだが、奥様はイタリアに造詣が深く、セパージュは同じサンジョベーゼながらキャンティとは別物に…云々の説明を丁寧にしてくださる。 なるほど、確かに食中酒には最適なワインだ。 これなら和食とのマリアージュも合いそうだ。 刺身は2種類のうち、帆立の炙りの方をお願いした。 表面に色が付く程度の焼き目を入れた帆立貝。 香ばしさを纏った まったりとした甘やかな貝に濃厚な黄身醤油がとても美味しい。 椀物が。 鱈と筍の炙りの擦り流し仕立てだ。 これもまた最初から半分ずつに盛り付けて頂いた。 日本料理の華である椀物を、本来の姿ではなく崩した形で…とは、せっかく作った料理人の腕前を、料理に込めた思いを台無しにしてしまうようで とても申し訳ない気持ちにさせられたが、これもまたご主人の優しさなのだと感謝して頂くことにした。 自家製の山椒油の風味がたまらない。 筍と相まって 春の伊吹を感じる椀だ。 牛スネ肉の煮込み。山芋の唐揚げと共に白菜餡で。 よく煮込まれた柔らかな牛スネ肉に、白菜餡が優しさを添えている。 これなら日本酒だけでなく、牛肉とはいえ力強い物なら白ワインでも合いそうだ。 そして私の大好きな 甘鯛の鱗焼きだ。 パリパリの鱗の食感は甘鯛独特のもの。 京料理では「甘鯛の若狭焼き」といって、上手に焼けるようになるには余程の修練が必要なものだ。 フレンチの「ナスキャビア」のような焼き茄子のソースがまた良い。 ガロニと共に添えてあるフレークは鰹節から作られた物。 きっと出汁を取った後の物を再利用したと思われる。 精進料理に通ずる姿勢だ。 最後には妻が一番のお楽しみにしていた飛騨牛だ。 赤身の部位のローストだろう。 焼き加減は申し分無く、肉汁を上手く閉じ込めている。 なによりもソースだ。 ちょっと ひなびた感のある牛蒡と山椒という組み合わせが、飛騨で育てられた牛肉のイメージとシンクロする。 妻も「赤身なのに柔らかで美味しい!」と満足そうだ。 ワインが少しだけ残ったので、アソートのチーズも追加した。 ゴルゴンゾーラ、パルミジャーノ・レッジャーノにカマンベール。 グリッシーニは奥様のお手製の物だ。 更にはデザートも。 「今日のデザートは?」と尋ねたところ、苺と山羊のチーズを使った物らしい。 山羊が苦手な妻は腰がひけたようだが、私は興味津々。 1人分だけお願いした。 運ばれてきたデザートの皿。 二層になった上部は苺、下部は山羊のチーズ(ギリシャのフェタチーズのことだった)で構成された、フリーズ気味の物だ。 スプーンを上下の部分を一緒に味わえるように入れる。 フェタチーズはギリシャ料理ではサラダにも使用されるように、あまり自己主張が無い、食べやすい物。 苺とのマリアージュはなかなか気に入った。 私が 美味しいと満足気に食べていると「やっぱり私も食べる!」と、何でも興味を示す妻(笑) 恐る恐る口にすると「美味しい!!」と(笑笑) 前回、ランチで訪れた際にも満足したが、今日はそれ以上の満足感が得られた。 まだまだお若いご夫妻のお店。 これからも しばしば訪れて応援してあげたいものだ。 休日のこの日。 妻と二人、久しぶりに別宅のマンションの大掃除に取りかかった。 その別宅の近く。 徒歩で5分とかからない場所にコチラのお店はある。 今から約2年程前にオープンしたらしいが、車で通り過ぎると気が付かないものだ。 それが何故繋がったのか。 私がSNS で繋がりのある酒蔵があり、その「酒蔵開放」のイベントでコチラの食事が振る舞われたと聞き、その食事を提供したお店の所在地は名古屋市の大曽根、としてあった。 「大曽根のどの辺りだろう…」と興味をひかれ調べたところ、なんと私の別宅のすぐ近くではないか。 しかも、コチラのお店を営むご夫妻は それぞれが違う分野の料理人で、朝・昼は奥様のイタリアン、夜はご主人の和食を提供している、ちょっと珍しい形態のお店らしい。 これは見過ごすことは出来ない。 妻に「次に大曽根に行く時は コチラでランチを頂いてみようよ」と提案した。 お店の前にも駐車場があるが、あまりにも近いので私達は自分たちの別宅の駐車場に停め、徒歩で向かった。 すると駐車場は既に一杯で、人気があるのが解る。 席もかなり埋まっており、伺う前に電話で予約をしておいて良かった、と安堵する。 コチラでは来店し、扉を開けたすぐの場所で、着席する前に注文を先にして支払いも済ませる。 私達はお互い別々のパニーニを注文したら、「シェアするなら最初から半分ずつカットしておきましょうか?」との提案を受けた。 それには「我が意を得たり!」と、そうして頂くようお願いした。 違いを確認したくて、私は追加料金を支払いサラダを大盛に。 更に追加で「本日のスープ」もお願いした。 やがて料理が運ばれてきた。 私が注文したのが定番メニューのパニーニ「サルシッチャ」、妻が期間限定メニューの「グランキオ」。 それぞれ半分にカットした物が、お店の雰囲気に合っているウッドプレートに、サラダやポテトと一緒に乗っている。 お店の人から「コチラのポテトは作りたての熱々なので、気をつけてくださいね」と説明を受ける。 なるほど。さっそく そのポテトから頂いてみたが、ふんわりローズマリーが香り、熱々で美味しい。 スープも素材の良さを引き出した、と言うより素材の邪魔をしないように作られた、自然の風合いがとても優しく感じられる。 一緒に運ばれてきた切れのある軽い白のワインが それを引き立てる。 陽気の良い季節の昼下がりにテラス席で楽しむようなワインと料理だ。 そのパニーニ。 2種類を食べ比べてみたが、個人的な嗜好で言えば今回はサルシッチャの方が美味しいと二人共に思った。 バランスがとても良いのだ。 パンの焼き上がり具合、サルシッチャの香ばしさ、それに甘酸っぱいソース……。 それらが渾然一体となり、美味しさが口一杯に広がる。 完璧なハーモニーだ。 私は今までパニーニという料理を美味しいと思えた事がなかった。 しかし、ちゃんとした料理人がちゃんと作るパニーニ(お店は「パニーニ」ではなく「パニーノ」と紹介しているが、きちんとした発音だとそのようなヒアリングになるのかな…)は、これ程美味しいのだ!と、まさしく「目から鱗が落ちた」気持ちになってしまった。 これは良いお店に出逢えた。 しかも別宅のすぐ近く。 嬉しいことに、お店のことや料理のことをアレコレ聞いていたら、和食を担当するご主人もわざわざ奥から出てこられ、ご挨拶をして頂いた。 和食のメニューも魅力的なラインナップだ。 妻もすっかりお気に入りのようで、「次は夜に来てみたいな…」と。 それは私も同感だ。 ご馳走様でした。 また次回は違う一面を楽しみに伺うことにしますね。

2024/02訪問

2回

Orpo

栗東/イタリアン、カフェ、バル

3.22

16

¥5,000~¥5,999

¥3,000~¥3,999

定休日
月曜日、木曜日

デリバリーの点数:4.1

明けましておめで…… とう、とは言えない新年の幕開けに なってしまった。 北陸は昨年の春に金沢に2ヶ月間出張して、その間に沢山の友人が出来、休日にはコチラに来てくれた妻と一緒に富山県の氷見、七尾、射水、高岡で沢山の思い出もできた。 その愛すべき土地がこんなことに……。 今回の地震で被災された多くの人達に、一刻も早く元通りの生活が戻って来ますよう 切に願っております…。 私の居住する地域では、かなり前から「東海・東南海地震」という大災害にみまわれる時が来る、と言われており 来るべき時の備えはしてはいるが、幸いにも未だそのようなことにはなっていない。 こうした激甚災害が他の地域で発生する度に、心が痛む思いだ。 そんな新年だけに、今年ははしゃぐ気になれなかったが、せっかく購入したおせちを頂き、北陸に向かってグラスを置き献杯した。 こんな心境ゆえに 気の効いたレビューは出来そうもないが、今年初めて頂くことにしたコチラのおせちはとても良かった。 一折りが一人前になっているのも、私達初老の夫婦二人暮らしにはちょうど良く、内容もワインに合わせやすい物でありながら、随所に紅白なますや数の子などの「和」の趣きも織り込んであり、その出来映えは「フレンチオードブルセット」ではなく「おせち」に仕上がっていた。 味も勿論美味しく、妻と「機会があれば今度はお店で食事をしたいね」と話し合っていた。 「北陸の皆さんも こんな感じでおせちを囲みながらの団欒を楽しみたかっただろうな…」 と思い、箸を進めた……。

2024/01訪問

1回

ソロ ピッツァ ナポレターナ ダ ルーチョ 名古屋駅店

ピザ 百名店 2021 選出店

食べログ ピザ 百名店 2021 選出店

ソロ ピッツァ ナポレターナ ダ ルーチョ 名古屋駅店

名鉄名古屋、名古屋、近鉄名古屋/ピザ、イタリアン、カフェ

3.66

834

¥1,000~¥1,999

~¥999

定休日
-

夜の点数:4.2

昼の点数:3.9

スペイン料理店でディナーを頂いたが、最後に注文しようとしていたパエリアがまさかの「注文は二人前からになります…」とのこと。 初老の私達夫婦にはちょっと辛い。 ならば…… と、スペイン料理店のアフターで伺うことにしたのがコチラだ。 コチラならピザ1枚とデザートやドリンクを選んでシェアすることも出来る。 四等分にカットしたピザのうち、私が三枚、妻は一枚。 私はグラスワインを追加。 妻は更にデザートを選んでコーヒーと共に注文した。 コーヒーはフェア価格だったのか、1杯100円という嬉しい価格で提供してもらえた。 焼き上がったピザを食べる。 もう言葉はいらない。 今まで何度も訪れたコチラの「マルゲリータ・エクストラ」は間違いない美味しいピザだ。 もう何年前になるのだろう……。 私が実家に近いコチラの本店(?)である「チェザリ」さん(当時はそちら1店舗だけだった)で牧島氏のピザを初めて食した際の衝撃は今でも強烈に覚えている。 「こんなに美味しいピザが、この価格で……」 それまでのピザは、宅配ピザにしろ店舗で販売する物にしろ、結構な価格だった。 それがこんなに美味しいく、低価格で提供されるなんて…。 私のピザの概念を覆す出会いだった。 あれから何年が過ぎたのかな…。 今では日本中でコチラと同じような美味しい、本物のナポリピッツァを提供してくれるお店は増えたが、やはりコチラはその先鞭をつけたという意味で素晴らしいと思っている。 これからも美味しいピザを提供し続けて欲しいと願っている。 もう何度目の訪問だろう。 ここ数年、自分から訪れるピッツェリアはコチラだけだ。 それほどコチラと、大須にある本店、もしくは矢場町のお店が同じ「チェザリ」からの分枝の各店舗の本場のナポリピッツァが大好きだ。 コチラの牧島氏が初めてイタリアのナポリピッツァの世界大会で優勝して以来、氏のお弟子さん達も次々と同じ、もしくは別のカテゴリーのナポリピッツァの世界大会で栄冠に輝いた、実力は折り紙付きのお店だ。 しかも圧倒的にコスパが良いのも特徴で、一番安価なピッツァはワンコイン程度の物からもあるのだ。 先程からピザではなく「ピッツァ」というのも牧島氏のこだわりのようで、あくまでも宅配のようなピザとは異なる物だとおっしゃりたいようだ。 この日は妻と一緒に行く野球観戦の前に訪問したが、G.W.最後の土曜日とあり、このお店の界隈はランチは予約が無いと大変だろう。コチラはランチタイムはコース料理を注文すれば予約を受けてくれるが、それ以外の客は来店順になる。 野球の試合開始時間を考えると、早めに来店しておかないと……。 私達がお店に到着したのは開店時間の20分程前だったが、その時点では私達が一番最初だった。 しかしその後すぐに後ろに列ができはじめ、開店の時間には結構な行列になっていた。 やはり早めに来て正解だった。この時点で行列の最後尾では、その後のスケジュールに大きな影響を与えることになりかねなかった。 さて、いつもならバッファローモツァレラのマルゲリータがお気に入りだが今日は違うものを試してみようとなり、マルゲリータに追加トッピングとしてアンチョビを加え、もう1つはクワトロフォルマッジョを注文してみた。 クワトロフォルマッジョはコチラでは初めて食べるが、別添えのイタリア産のアカシア蜂蜜と一緒に食べるのを妻はとても美味しいと言って、ある意味このお店で一番美味しいピッツァかもしれない、とまで言っていた。 アンチョビを加えたマルゲリータもとてもいい。 塩気とわずかな苦味が相性良く、この日は暑いくらいのお昼だったのでビールを所望したが、この味なら白ワインの方が良いかもしれない。 いずれのピッツァもとても美味しく、次回はメニューを選ぶときに迷ってしまいそうだ。 今日は娘に夜に食事に連れていけ、とせがまれた。 東京の日本橋にある商社を辞め、自分の開発する化粧品を販売したいという夢を叶える為に名古屋に戻ってきた娘だ。 大きな商社で、海外出張などにも度々出かけ、我が娘ながら良い会社に就職出来たものだ、と喜んでいたが、先妻に似たのか突然大胆なことをしでかすところがある。 せっかくこんな良い会社に入れてもらいながら、何も辞めなくても……と思うのは私だけかなぁ……。 前回、共に食事をしたスペイン料理の店を「リザーブしておいたからね」と言われ、予約はそちら、財布はこちらである。 せっかく名古屋まで出かけるのであれば、いつもの美容院にも寄って髪を切ってもらおう。 それならランチも……となり、大好きなピッツェリアで食事をすることにしよう、とこちらに訪れた。 今日はいつものメニューをやめて、店員さんにお薦め頂いた「パシュクアーレ」というピザとビールを一緒に注文し、これまた珍しく店内が空いていて好きな席に着くことができたので、普段あまり利用しないテラス席に着いた。 この日の気候は曇り空ながらすごしやすい日になり、ビルの間を吹く風が心地よい。テラスで過ごすには最適だ。 やがて私のピザが出来上がりの声がかかり、ビールと共にピックアップ。 さて、まずはビールで軽く喉を潤してから、お薦め頂いたピザのお味は……と、さっそくかぶりつく。 うーん……  美味しい……  美味しいんだけど何か違うなぁ…… 普段は判で押したように水牛モツァレラのマルゲリータエクストラを食べているからか、具材も全く違うこのピザはいわゆる「いつもの味」ではなかったからだ。 当たり前だけに今日も「いつもの味」を求めておけば良かったと少しの後悔。 新しい味に挑戦する時は複数名でシェアできる機会を探すことにしよう。 しかし程よいお天気の昼にテラスで飲むビールは最高だなっ! 休日のこの日、妻を誘って映画を観に行った。 最近の映画の料金は夫婦のどちらかが50歳を越えていれば 2人で2,200円という低料金で観賞できる。ありがたいことだ。 役所広司さん主演の作品を観た後、お昼を少し過ぎていた のでランチは軽めにしよう、となり、さて何を食べよう… と思案してコチラを訪問した。 このお店の訪問は実は初めてではない。むしろ何度目になるだろう…。それくらい名古屋駅周辺に出掛ける際にはたまに利用させていただいている。以前は私の実家である名古屋の大須という街にこのお店の本店があり、そのご縁で本店の方をたまに利用していたのだが、あまりの人気に連日凄まじい行列が出来ていて、人混み嫌いな私はだんだん離れていったのだが、最近は数店舗の系列店が出来たようで、その時その店の行列次第で利用するか否かを決めている。 幸いというか悲しいことに、この日はコロナ渦の影響を受けていることはコチラも例外ではないようで、想像したよりも空いていてすぐに着席できた。 私も妻も同じ「ピッツァ マルゲリータ」を注文し、1つ だけアンチョビを追加でトッピングして、シェアすることに。 焼き上がったピッツァを頬張る。 うん。相変わらずの美味しさだ。私達夫婦は共にこの薄焼きのナポリピッツァが好きだ。むしろ最近はこんな薄い ピッツァでも食べきれない程、胃袋が小さくなっている。 無理をして詰め込むと、今度は夕食が食べられなくなる。 それに料金設定も良い。 私は宅配のピザは何故あれほど高価格なのか疑問に思っている。確かに日本人は人件費がかかり、そういった様々な要因が価格に反映されるのは百も承知していても、それにしても高過ぎる。 コチラのピッツァはイタリアのナポリのピッツェリアと大抵似たような価格設定だと思うが、これが適正価格だと思うし、あれこれトッピングされた物は確かにもう少し価格もあがるが、私はこのピッツァマルゲリータのようなシンプルなレシピの物が好きだ。 蕎麦やうどん、ラーメンも例外なくシンプルな物、あまりトッピングがない物の方が本質的な部分が解りやすい。 コチラのピッツァも生地、ソース、具材、焼き加減… 全てが素晴らしいのでそれがピッツァの世界大会でも評価されるのだと思う。 ただ……  やはり行列は嫌だなぁ……。 この日くらい空いているなら…の条件付きでまた利用させて頂きます(苦笑)。

2023/10訪問

4回

モリ

宇治山田、伊勢市/喫茶店、パスタ、サンドイッチ

3.55

304

~¥999

~¥999

定休日
月曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.0

2024年の初詣は伊勢神宮に。 いつもの「お伊勢詣り」なら外宮からお詣りするのだが、この日は最初から寄り道をした。 それがコチラで伊勢市民のソウルフードとまで言わしめるスパゲッティを食べてみたかったからだ。 正月の賑わいをあえて避けた平日とはいえ、コチラの人気ぶりは朝から行列をなすほどらしく、行列嫌いの私達夫婦は開店前20分にお店に到着した。 するとお店の前にはまだ誰もいない。 どうやら私達が一番のりだったようだ。 それでも他人がいつ食べ終わるのかをヤキモキしながら待っているより余程いい。 そう思っている矢先に、他のお客さんが次々と到着し、やはりコチラは人気店なのだと改めて認識した。 その人達は自家用車で来たようで、お店の人に駐車場の有無を尋ねていたが、以前はあったようだが今は近隣のコインパーキングを利用して欲しい、と案内していた。 開店時間となり、順番に階段を上がり店内へと進む。 窓際には四名掛けのテーブルが4つあり、私達は角にあたるテーブルに着いた。 他にもテーブルがあり、全て四名掛け。全部で10台程の店内だ。 卓上にはメニューが無く、壁に掲げてあるメニューを見上げて注文する。 最初からタバスコが全テーブルに用意してあることがコチラでのオーダーが皆「モリスパ」を求めていることがわかる。 私達も例にもれず「大モリ」に、諸兄のレビューで それに続く人気と思われる「玉子サンドイッチ」、そして同様の理由でミックスジュースをお願いした。 上記のメニューでだいたいのお店の看板商品をカバーできるだろう。 開店直後にも関わらず、仕込みがしっかり出来ていたのか、イメージよりも早く「大モリ」が着丼した。 見た目はまさに「the 昭和」のイメージそのもの。 熱々の鉄板の上にナポリタン(この地方ではイタリアンとも言うらしい)、赤ウィンナー、グリーンピースという、良い意味で まるで価格も店内の雰囲気も全て含めて昭和がそのまま残っている、という印象だ。 ふわふわに敷かれた卵をフォーク一本で絡めて頂く。 スパゲッティを食べるのにスプーンなど使わない。 口に運ぶ。 うん、旨い! 旨い、というより私のような初老のおじさんには懐かしい味わいだ。 幼い頃、近所のおじさんに連れていってもらった喫茶店で食べさせてもらった、あの味だ。 後から運ばれてきた玉子サンドイッチとミックスジュースもしかり。 全てが美味しく、全てが懐かしい。 玉子サンドイッチは諸兄のレビュー通り、焼きたての卵を柔らかなパンで挟み、好みを聞かれ加えてもらったマスタードが良い仕事をしている。 私個人の嗜好では、モリスパよりも むしろコチラを推したい、と思える程だ。 価格についても妻が「本当にこれで利益が出るのかなぁ?」と心配するほど良心的であり、本当に昭和からの時が止まっているかのようだった。 凄まじい行列が出来ていれば、それに加わり待ってでも… とまでは思えないが、タイミングさえ合えば是非再訪したい…。 そんなお店であった。

2024/01訪問

1回

ボッテガ ディ タカマッツオ

野町/イタリアン

3.63

115

¥8,000~¥9,999

¥2,000~¥2,999

定休日
日曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.0

約2ヶ月以上に及んだ金沢への出張。 いよいよ後少しで離任、というところまで来た。 妻も私の事を心配して(? 本当は遊びに来たかっただけ? 笑)金沢に10泊もしてくれたが、そろそろ自宅に戻る事に。 感謝と、また暫しのお別れを惜しんで最後の夜にはコチラでディナーを取ることにした。 春先に着任した頃と比べて随分陽が長くなった。 まだ明るさの残る夕暮れ時に私達は訪問した。 お店はディナーではアラカルトが基本のようだが、この日はシェフからの提案で、お任せの内容でコース料理に仕立てた物を頂くことにした。 本当はアラカルトで好きな料理だけを注文したかったが、せっかくの申し出だ。 代わりに食べたかった食材、苦手な食材を織りまぜてくれるという。 先ずは乾杯だ。 妻は好きな赤ワイン、私は料理に合わせた白ワインをグラスでお願いした。 どんな料理が提供されるのかわからないので、ワインもお任せで料理とペアリングする物を選んでもらう事にしたのだ。 プリモにはシーフードのマリネだ。 様々な魚介類のマリネのヴァリエーションが楽しい。 次の料理は残念ながら失念したが、真鯛を使用した料理と記憶している。 スカンピ(手長エビ)が出てきた。 炭火焼で提供されたスカンピは殻が焼ける事で香ばしさを伴う。 その香りと共に甘やかなスカンピを味わえば、シンプルながら これが最上の料理方なのでは…と思わせる。 次はメイン料理。 私がリクエストした「牛、豚、鶏肉以外の肉料理」を受けてシェフが提供してくれたのはトリュフの風味を纏った鹿肉のロティだ。 ワインもリクエストでグルナッシュやシラーの物で、とお願いしたが、「生憎ご用意が…」と。 ならば、とシェフが「100%カベルネ・ソーヴィニヨンのイタリアワインはいかがですか?」と提案してくれた。 「わかりました。それを頂きます」となった 野生味を残した鹿肉の部位は、おそらくランプだろう。 私はトリュフをさほど好まないが、この鹿肉には合う。 しっかりと咀嚼すると肉のジュースとトリュフが相まってとても美味しい。 セコンドとして登場することが多いパスタがコースに織り込まれているなら、それも私のリクエストでメイン料理のあとに出して欲しいと。 そうして登場したボッタルカのパスタは、いわゆる〆の一品だ。 ワインも美味しい。 デザートは不要、と伝えていたが、もう少し余韻に浸っていたかったので、チーズのアソートも追加した。 すっかり暗くなった窓の外を眺めながら、忙しくも楽しかった金沢での生活も終わりをむかえようとしている。 最後に思い出になる料理を頂けた事、お店に感謝申し上げたい。 ありがとうございました。ご馳走様です。

2023/04訪問

1回

グラディート

可児川、美濃太田/イタリアン、パスタ、ピザ

3.36

35

¥3,000~¥3,999

¥1,000~¥1,999

定休日
火曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.0

昼の点数:4.0

11月22日。この日は「いい夫婦の日」だそうだ。 たまたま休日になった私。 夕食には私が妻の為に腕を奮ろう。 その為の食材を買い出しに行くのだが、そのついでにランチは飲食店を利用することにした。 そこで伺ったのがコチラ「グラディード」さんだ。 私達が居住している街においては イタリアンならコチラだろう。 処々の都合でお店に伺ったのはお昼も過ぎた12時45分頃。 時間的にも「今日は軽めにパスタランチにしておこう」となり、妻と私それぞれが好きなパスタを選ぶことにした。 妻は季節のお勧めの「牡蠣とほうれん草のアーリオオーリオ」を。 私はオンリストされてはいないが、店内の黒板には記載してあった「イカ墨」のパスタが食べたくなった。 そこでお店のマダムに相談したら「普段はお断りしていますが、今日は手があいているようなので特別に…」と、快く引き受けて頂いた。 妻のパスタは私も気になっていたので「大盛」にして それを少しシェアされてもらおう。 そして私はいつものように白のグラスワインを追加した。 先ずはオードブルヴァリエからだ。 5種類の料理はどれも美味しいが、カツオのタタキにバルサミコのソースを合わせた物はちょっと面白かった。 スープはキャベツとトマトを加えたブイヨン。 やがてパスタが運ばれてきた。 先にイカ墨のスパゲティー二が。 私が食べたかったイカ墨のイメージとは若干の差異を感じたが、それでもソースたっぷりの美味しいパスタだ。 私の嗜好から言わせてもらえば もう少しコクがあった方が良いのでは…と思った程度の範囲だ。 次に牡蠣とほうれん草のアーリオオーリオも。 レギュラーサイズだと何個入っているのかは解らないが、この時期の物としては大粒の牡蠣が五貫入っている。 その牡蠣の火入れ加減が素晴らしい。 プリプリとした食感を残しながらもけっして縮んだりしていない、牡蠣だけを食べてもとても美味しい仕上がりになっている。 ただし これもイカ墨と同様、少しアーリオオーリオが足りない。 しかしながら牡蠣の風味を活かす為… という意味があれば、それは正解だ。 最後のコーヒーを飲みながら、やはりランチタイムはメインターゲットが主婦層ならば あまりパンチの効いた料理は敬遠されるのかもしれない… なんて事を考えながらお店を出た。 やはりコチラはディナーで利用する方が良いと思った。 妻と日帰りで郡上八幡の紅葉を楽しんだ帰り道、「次回はディナーで…」と思っていたトラットリアに寄らせてもらうことができた。 前回のランチで頂いた「渡り蟹のパスタ」が美味しかったコチラ「グラディート」さんだ。 その際、店内の黒板に記載されていたお勧めのメニューの内容から、次回は是非ディナーで…と相成った。 お店はご繁盛のようで、テーブル席は満席。私達はカウンターに案内された。 郡上八幡で食べ歩きみたいな事をしていたので、コース料理のようなものは避けてアラカルトで注文した物をシェアすることにした。 お勧めのメニューからは「ツムブリ」という、聞いたことの無い魚のグリルを。 メインには前回の良いイメージから「ペスカトーレ」を選んだ。 コチラのペスカトーレは渡り蟹を丸々一杯使用するのに加えて大ぶりな海老やホタテの貝柱、それにタコやイカも使用した豪華な物だ。これを楽しみにしていたと言ってもいい。 白ワインを頂きながら、とりあえずクイックメニューをと思いブルスケッタを。 これをツマミながら料理を待っていると、最初の料理「牡蠣のグラタン」が。 まだ この時期なのでサイズには期待していなかったが、なかなか大ぶりのサイズの牡蠣が6貫入っていた。 ベシャメルソースとチーズと牡蠣の相性が悪かろうはずがない。牡蠣が大好きな妻も満足している。 ピザは生地がミラノピッツァよりも更に薄い物で 味わいも食感も非常に軽い仕上がり。お酒のツマミにはちょうど良いが、お腹を満たすものではない。 ツムブリのグリルはシンプルそのもの。塩、胡椒で焼き上げたものをオリーブオイルやレモンを絞りかけながら食べるのだが、素材が良いので それだけでも十分に美味しい。 お待ちかねのペスカトーレは文句のつけようがない。 前回もそうだが「はたしてコレで利益はあるのだろうか…」と老婆心が覗いてしまう。 様々な魚介類の出汁が溢れるソースは パンを使って最後の隅々まで味わいたくなる。 渡り蟹を食べる為のフォークを使いだす頃には二人共に無言になり蟹にむしゃぶりついていた。 うん。今日もとても良い1日になった。 紅葉狩りから郡上八幡の街を満喫して、最後の〆に美味しい料理を頂く。 明日からの仕事や生活の活力を生み出してくれた1日だった。 今の住居に移り住んでから三年程たつが、何故コチラのお店を存在を認知していながら一度も訪れなかったのだろう。 もっと早く知っておくべきだった……。 そう思わせるお店だ。 この日は休日で、妻と共に歯科医院に歯のメンテナンスに行った。 歯科医院の予約が取れたのがお昼近くの時間だったので、そのままランチを頂きに行くことに。 妻はコチラが人気店であることを承知していたので、12時30分の少し前だから予約は無理かも、と言っていた。 では「ダメもと」でいいから、と向かったが、さすがに駐車場は満車の状態。 諦めかけたその時、お店からご夫婦の客が2人出てきた。 これはラッキー! そのご夫婦の車が出庫された後に私達の車を駐車してお店に入った。 店内はやはり賑わっていて、お店の人に「只今、注文が重なってしまっているのでお時間がかかりますが…」と言われたが、私達は「構いません」と席に着いた。 お昼はパスタランチが中心のようだ。 辛い料理が好きな妻は「激辛アラビアータ」を、私は渡り蟹のパスタをラージサイズで注文した。 急ぐことはない、と気長に待っていたら、先ずはオードブルのバリエーションが届けられた。 手をかけた優しい味わいの盛り合わせだ。 次にスープ。これもシンプルだが美味しいもの。 妻のアラビアータが届けられた。同時にパンと、私には蟹フォークも。 その名の通り、アラビアータはかなりの激辛具合。 作っている厨房から鷹の爪を加熱している香りが離れたテーブルにも届いていた程だった。 次に私のパスタが。 パスタの量はレギュラーとラージではかなりの差異がある。 蟹の姿そのものが迫力を演出する。 ソースにはかなりの量の蟹味噌や内子のような物を使用したと思わせる濃厚な味。おそらくこの蟹まるごとを使用したのだろう。 殻だけかと思っていたが、身の部分も脚の部分もすべて使用している。 茹でたてなのか かなり熱々の状態だ。 パスタを先に食べてからは蟹との格闘が始まる。 蟹フォークを武器に戦闘開始だ! ソースにまみれた本体を食べるため、手や指はベタベタだ。 なんとか身をほぐしたら、しばしのリングアウト。 手洗いに進み、石鹸で手を洗い第2ラウンド開始だ。 バケットをちぎり、その上にソース、さらにほぐした蟹の身をトッピングして食べる。 パスタも同様に食べたかったが、時間を掛けすぎるとパスタ自体のパフォーマンスが落ちる。 やはりこの食べ方が正解なのだろう。 お店の人に「コレで利益出るんですか?」と言ったら笑っていらっしゃった。 最後はデザートを省き、ドリンクだけを。 アイスのカプチーノも大丈夫だった。 いやぁ、こんな素敵なお店、なんで今まで来なかったんだろう……。 もっと早くから知っておくべきだった。 これからもお付き合いの程、宜しくお願い致します。

2023/11訪問

3回

THE FUJIYA GOHONJIN

善光寺下、権堂/イタリアン、パスタ

3.61

242

¥8,000~¥9,999

¥3,000~¥3,999

定休日
-

昼の点数:4.0

牛にひかれた訳ではないが、まだ幼稚園に通っていた頃に親に手をひかれて連れて来てもらった長野の善光寺。 従っておよそ半世紀ぶり(笑)のお詣りだ。 今年は7年に一度の御前立本尊の御開帳の年廻り。 今年を逃すと次はコチラの命が危なくなっているかもしれない(笑) 念願かなってのお詣りだ。 居住地からJR中央線の特急「しなの」でも3時間。 決して近いとは言えない長野市からタクシーを利用して 約2km。ようやく善光寺の表参道までたどり着いた。 しかし参拝の前に先ずは腹ごしらえだ。 G.W.は過ぎたとはいえ、御開帳に沸く善光寺だ。 それなりの賑わいを予想して、食事は予約が出来るお店にしておきたかった。 伺う3日程前に電話したところ「11時15分に来店頂けるならなんとか…」という返事が。 なるほどかなりのご繁盛のようだ。 さて当日。有名な七味唐辛子の老舗「八幡屋礒五郎」さんの隣、という立地を頼りにタクシーに連れていってもらったが、伺うレストランの話をすると「なーんだ、藤屋さんですか。」と言われた。地元でも相当な有名店のようだ。 (後程解ったがホテル前にあるバス停は このホテルの名前のバス停だった。なるほど道理で。) 入り口で予約がある旨を告げると女性のスタッフがうやむやしく席へと案内してくれる。 ロビーラウンジを抜け、中庭のあるラウンジも抜けても まだまだ先に進んで行く。 かなりの広さのようだ。 やがてドリンクのパントリーを抜けたらようやくダイニングルームに到着した。 オープンキッチンのダイニングルームは天井が高く開放的で、奥には手入れが行き届いた庭がある。 スタッフの皆さんは非常に良い笑顔で迎えてくれ、ゲストにウェルカムの思いが伝わってくる。 翌日に上高地を訪れ、そのまま高山に抜けるルートなので Gジャンで来てしまったが、この雰囲気にせめて上着ぐらい着てくれば良かった…と後悔した(が、後の祭りだな…。) 料理は予めお願いしていた「シェフズランチ」で、パスタとメインはチョイスが出来るもの。 パスタは「トマトソースのスパゲッティーニ、魚介のラグー」を。 メインは追加料金で「鹿肉のグリル」を選んだ。 お詣りを控えているのでアルコールは止めようと思っていたが、この日は初夏の陽気で暑いぐらいの1日。 当初はスパークリングのミネラルウォーターを注文したが、我慢できずに慌てて注文を変更してビールを頂いた。 料理もとても美味しい。中でもメインに選んだ鹿肉は、最近では一番の美味しい鹿肉だった。 まずは火加減が素晴らしい。贅沢にもロースの部位の、良い部分だけを使用したグリルは「これ以下は…」と思える程のギリギリのレアのなっていた。その火加減ゆえにロースの肉が最も柔らかく食べることが出来、グリッドも上手に閉じ込めてあるので咀嚼すればするほど肉のジュースが溢れてくる。 ソースは無花果だったが、この鹿肉なら赤黒い果実のソースでも良かったかも……。 蝦夷鹿と違い本州鹿はこれからの季節から夏が美味しくなる肉だ。無花果をソースにしたのはそんなシェフのイメージだったかもしれない……。(生意気言ってすいません…。) 席まで案内してもらう途中のラウンジを素敵です、と言っていたら「ではよろしければデザートはコチラに席を移して召し上がられますか?」と勧めて頂いたので、また違った雰囲気のなか、デザートとコーヒーを楽しませて頂いた。 会計はテーブルチェックではなく、入り口のキャッシャーで、とのことなので、再度館内をゆっくり拝見しながら進んだが、最初は気付かなかったワインセラーなど、規模もコレクションも素晴らしいものだった。 江戸時代には加賀100万石の大名の参勤交代の際の本陣としての歴史を有し、以降も皇族や福沢諭吉、伊藤博文といった名士も投宿したという。 なるほど確かに素晴らしい建築物とスタッフのホスピタリティーだ。 善光寺参りとして幸先の良いスタートとなった。

2022/05訪問

1回

オルト

2024年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2024 Bronze 受賞店

オルト

烏丸御池、烏丸、四条(京都市営)/イノベーティブ、イタリアン、フレンチ

3.88

565

¥10,000~¥14,999

-

定休日
水曜日

昼の点数:4.0

京都への旅、2日目。 「茶寮 宝泉」さんで心を整えた後は京都市中心部にある 六角堂に向かった。 そこで参拝を済ませた後に訪問したのは、六角堂から徒歩で5分程にあるコチラ「オルト」さんだ。 12時にスタートすること、品数が多いので食事には3時間程が必要な場合があること等を予約時に説明されていたので、12時の5分前に到着した。 L字型のカウンターの一番奥の席に案内されるが、どうやら1名での利用は私だけのようだ。 すぐ隣にはイタリア産のワインを中心にコレクションしたセラーが。 カウンター正面には各種のアルコールのボトルが並び、バーのような雰囲気にもかんじられる。 ファーストドリンクは少々喉が渇いていたのでピールを所望する。 良い雰囲気のお店だ…と感じていたら、私以外のお客が入ってきた。 その二組はいずれも店内での待ち合わせのようだ。 先ずは入り口に近い方の女性2名が揃ったようだ。 その人たちも少し時間が過ぎていたのだが、もう一組の人が揃わない。 ようやく12時を10分余り経過した頃に待ち合わせの相方が来たようだが そこからがいただけない…。 久しぶりなのかどうかは知らないが、顔を合わせたとたんに大きな声で喜びあっている。 私や別の女性客は貴女達が揃うまで食事を待たされていたのにまるで眼中に無いようだ。 そのままのテンションでずっと大きな声で隣でしゃべり続けられたから1人で来ている私は…… たまらずその女性二人に そっと声を掛けさせてもらった 「楽しく食事しているところにごめんなさいね。でも もう少し小さな声でお話しようよ」 するとその女性客は「すいません…」と声のボリュームを下げてくれた。 偉そうに説教をしたつもりはないが、やはり他人と席を同じくする場合のマナーのようなものは存在する。 まだ二十歳前後ぐらいのお年とお見受けしたが、こういうお店で食事をする場合は必要だと思うのは私が年齢を重ねたからだろうか……。 肝心の食事はすべて美味しかった。 が、しかし料理の詳細は説明を受けてもあまり頭に入らなかった。 先程の自分の行動に後悔はしていないが、やはり気持ちがモヤモヤして晴れない。 大人げなかった、我慢していれば良かった……。 食事を済ませ会計をする際、お店のマネージャーにそっと 「お隣の女性二人のドリンクだけは私に廻してください。」とお願いした。 マネージャーから「いかがしましょう。この事は今、女性の方にお伝えした方が良いですか?」と尋ねられたが、 「いえ、内緒に。私が席をたった後でお願いします。」 支払いを済ませ、席を立ち上がり、去り際に女性二人には 「せっかく楽しい時間を過ごそうとしていたのに気分を損ねるような事を言ってしまったね。ごめんなさいね。」 と、一言お詫びして外に出た。 その様子を見ていたのか、シェフとマネージャーが扉の外まで見送ってくれた時に「何かございましたか?」と心配して頂いたので、上記した通りの事を簡単に説明し、私の気持ちとしてせめて飲み物ぐらいは…と考えた旨を伝えると、お店としても気になっていたのか最後には「ご配慮頂きありがとうございました。」とおっしゃってくれた。 細い路地を進み、曲がり角まで見送っくださったマネージャーのホスビタリティに救われた思いの食事だった。 私はわがままなのかなぁ…………。

2022/03訪問

1回

雀の庵 郡上

郡上八幡/イタリアン、オーベルジュ

3.67

60

¥10,000~¥14,999

¥4,000~¥4,999

定休日
-

昼の点数:4.0

結婚記念日の食事として今年はコチラのオーベルジュを選んだ。 ディナーで伺いたかったのだが、私の仕事の都合で仕方なくお昼に。 しかしメニューはディナーで提供しているシェフのお任せになる「ケモノコース」にした。 コチラは郡上八幡という場所柄、夏は長良川で獲れる天然の鮎づくしのコースが。冬はジビエで構成されるコースを提供しているようで、ジビエが好きな私達はこの時期を待っていたのだ。 当日はあいにくの雨降りになってしまったが、エントランスの石畳をしっとりと濡らし、良く手入れがされた庭もまた風情を醸し出していた。 寒い日ではあったが、ウェイティングルームより案内された個室では薪ストーブが焚かれ、その独特な暖かさに包まれ寒がりな妻も嬉しそうだ。 メニューに目を落とすと内容としては目新しさは無いのだが、食材が魅力的。 前菜のカルパッチョもクエやトロサワラ、明石の天然鯛といった贅沢な物。 本州鹿のテリーヌに洋梨を遇わせたのはマリアージュとして素晴らしく美味しい。 更には天然の鴨はコルベールとはいかなかった(いや、出来れば使いたかったが猟師さんが「獲れなかった」と言っていたらしい)が、国産の真鴨を使った料理は思い出に残る美味しさだった。 良いレストランと出逢えた。是非また来よう……。

2021/12訪問

1回

The Lighthouse Restaurant & Rooftop Bar

マリーナ・エリア/イタリアン、バー

3.03

4

¥15,000~¥19,999

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.0

宿泊したフラトンホテルの屋上にあるルーフトップバー。 対岸にマリーナベイサンズを望むことができる絶好のロケーションだ。

1回

シロッコ

片原町(高松)、高松築港、今橋/イタリアン

3.37

46

-

¥1,000~¥1,999

定休日
月曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:3.9

無類の麺料理好きな私。 高松に来てからというもの、やはりうどんにシフトしてしまい、パスタはなかなか口にしなかった。 しかし久しぶりに食べたくなり、どちらで…と考えた結果、以前に私が投稿したレビューを見て頂いた人が、私と同じように仕事で高松に在住していた際、「一番通っていた…」と推していらっしゃったコチラに興味が湧いた。 投宿しているホテルからも程近く、雨が降っていたが それも気にならないのも決め手になった。 そのお店に到着したが、入り口がよく解らない。 少し横に細い道が伸びている角地になるが、その細い道側に入り口があった。 カウンター席のみのようで、予約させてもらった旨を伝え、一番隅の席に腰を下ろす。 メニューを渡され、ランチメニューからメイン料理も含まれている物を選んだが、お店のマダム(?)から「1時間以上時間が必要ですが…」との確認を受け、大丈夫ですよ、と答えた。 先ずはオードブルヴァリエが。 飲まないつもりでいたが、それを見てしまうと急にワインも欲しくなった。 一番安価なトレヴィアーノをグラスで所望した。 キレの良いトレヴィアーノなら、この後の料理にも合うだろう。 オードブルヴァリエは全体的に優しい味わいの物で構成され、スターターとしては十分だ。 プリモにはスパゲティー二が。 「ホタルイカとマグロのカラスミ」だ。 ボッタルガとは異なる味わいの、なかなか美味しいパスタで、アルデンテの仕上がりも良かった。 メイン料理は「サワラのソテー」。 ソースはブール・ブランかな。 無難な味わいだが、それ以上にサワラの良さが活かされていた。 プリンはリコッタチーズを使用した物で、ブリュレのようにキャラメリゼした表面の食感も良かったが、もう少し量が欲しかったかな…。 しかし それを更に引き立たせてくれたのが、最後のエスプレッソだ。 このレベルのエスプレッソを出してもらえるとはとても嬉しかった。 ワインを除けば税込2,000円はかなりお値打ちだと思ったが、最後に気になる事を聞いてみた。 アラカルトのメニューが魅力的だが、ランチタイムでの提供は無理ですよね? と。 すると以外にも「前日の夜からの延長になるので、無くなっている物もありますが大丈夫ですよ」との事。 そうかぁ。 早とちりしたが、最初に聞いてみれば良かった。 まぁ仕方がない。 その楽しみは次回までとっておきますか……。

2024/05訪問

1回

フォンテンブロー

美濃山崎、駒野/洋食、ピザ、喫茶店

3.34

47

¥1,000~¥1,999

¥1,000~¥1,999

定休日
水曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:3.9

休日のこの日。 いつものようにお出かけは妻と一緒だ。 この日は私のリクエストで、岐阜県海津市にある日本三大稲荷神社にたとえられる「千代保稲荷神社」 (地元では「お千代保稲荷」通称「おちょぼさん」として親しまれている)に参拝したかったのだ。 同県とはいえ私達の自宅からは高速道路を利用しても1時間以上はかかる場所にありながら、私の実家の稼業が飲食店を営んでいたので、幼い頃からしばしば連れてこられた思い出が、久しぶりの参拝に脚を向けさせたのだ。 参拝を済ませる前に、早めにランチを頂くことにしてコチラに伺った。 三連休のさなかのこの日、「おちょぼさん」の参道はとても混雑しており、昼食を食べるたけでも一苦労するからだ。 そしてコチラには ちょっと気になるメニューが。 それが今回 私が頂いた「ギスパ」なるパスタだ。 「ギスパ」とは、私よりも先にレビューした諸兄の方が参考になると思うが、私も その先達のレビューが気になってコチラに伺うことにしたのだ。 ローカルに半世紀もの間 愛され続けたパスタとは いったいどんな味なのだろう……。 よく晴れわたったこの日。 予約した時間よりも少し早く到着したが、朝から営業していらっしゃるので、快く店内に案内して頂いた。 メニューを見ると、私が楽しみにしていた「ギスパ」が無い。 少々不安になり、お店の人に「この時間帯でもギスパを食べることは出来ますか?」と尋ねてみたところ「大丈夫です」と。 やはり人気メニューゆえに、本来はディナーメニューである「ギスパ」だけは、ランチの時間帯でも提供してくださるようだ。 その他のメニューも気になっていたので、妻には日替りランチを勧めてみたところ、それがいい、と言ってくれた。 私はお目当ての「ギスパ」に、追加トッピングの卵をプラスしてもらった。 しばらくして日替りランチのスープが。 ちょっと塩味の強いスープだが、パンやライスに遇わせてあるのだろう。 その後に日替りランチのメインも。 この日はハンバーグとサーモンのグラタンだ。 これにサラダ野菜も添えてある。 しかしながら、この料理は共に美味しいのだが、失礼ながら印象的な料理とは言えなかった。 それが私の「ギスパ」が届けられ、その感想が一変する。 この「ギスパ」、なんだろう!とても美味しいのだ! お店の人に聞いてみたところ、ミートソースを主に味をつけているようです、と教えてもらったが、その複雑な味をどう表現したらいいのだろう…。 更に面白いのが、ピザ用のとろけるチーズをトップに乗せているが、あえてそれを溶かさずにそのまま提供している。 熱々な鉄板に乗せての提供なので、チーズはパスタと混ぜ合わせることで溶け始め、それがパスタに絡んで更なるコクを加えている。 私が追加トッピングした卵は、おそらく二個は使用していると思う程、鉄板の上で厚みがあり、先記した状態のパスタに追い討ちをかけることに。 卓上のペッパーソース、粉チーズも足して食せば、ある意味ジャンクとも取れる魔力に満ちた味に、たちまち引き込まれてしまった……。 あまりに私が美味しそうに食べているので、妻も「私も食べてみたい!」と。 交換してみた感想が「私もコッチが良かった」だ。 アッという間に完食してしまった。 なるほど。これが半世紀もの間、ローカルに愛され続けた味なんだ……。 いいなぁ。 私の街にも支店を出してくれないかなぁ…。

2024/02訪問

1回

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