ゆうじ88さんの行った(口コミ)お店一覧

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中華料理

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行ったお店

「中華料理」で検索しました。

これらの口コミは、訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。詳しくはこちら

120 件を表示 64

中国料理 チャイナシャドー

石垣市/中華料理、四川料理

3.70

49

¥4,000~¥4,999

¥3,000~¥3,999

定休日
水曜日

夜の点数:4.5

石垣島でのバカンス。 最大のお楽しみはコチラ、インターコンチネンタル石垣島リゾートホテルのレストラン「チャイナシャドー」さんで食事をすることだった。 昨夏に訪問した際、その美味しさに 正直言って石垣島でこれ程の中華料理を頂くことができる事に良い意味での驚きがあった。 さて、今回は… と、結論を先にすれば 更なるパワーアップ!  更なるハイパフォーマンスに脱帽だった! 昨夏の良いイメージを引きづり店内へと進む。 私達夫婦は静かな席を好む傾向があるが、最初からアテンドして頂いた際「コチラの比較的静かな席をご用意させて頂きました。」と、私達の嗜好を覚えていてくださった。 この ちょっとした心遣いが有るのか無いのかで、そのレストランの実力、品格が現れる。 着席し、メニューを見るまでもなくお願いしたコース料理の内容は もう一つのコースやアラカルトには無い料理が列記されてある。 飲み物は 妻は軽めの赤ワインを勧めてもらい、私は紹興酒のオンザロックから始めた。 さぁ、先ずはスターターとして提供された「島イカの湯引き」。 絶妙な湯引き加減はイカの旨味、歯ごたえを残しながらも決して固くはない。 優しい味わいのソースとも良く合っている。 妻は早くもこの一品から「コレ、美味しいね!」とテンションが相当上がっている。 次なるは「広東風 焼き物の盛り合わせ」。 四種類の焼き物全て美味しいのだが、特筆すべきはチャーシュー。 久しぶりに本物の「又焼」を頂いた。 香港の又焼専門の店でテイクアウトして、宿泊したホテルの部屋でワインと一緒に食べた時と同じクオリティだ。 スープ仕立ての料理が運ばれて来た。 「衣笠茸と燕の巣、干し貝柱風味」。 衣笠茸は「茸の女王」とも称される物で、それに「世界三大美女」の1人、楊貴妃が好んだという燕の巣をたっぷり詰め込んである。 干し貝柱の豊かな出汁で取ったスープと合わせる贅沢な一品だ。 「大海老 塩卵の黄身包み」。 私は来年還暦を迎えるが、その人生の中で三本の指に入れたいほど美味しい海老料理がコチラだった。 身のプリっとした大きな海老を、優しい味わいの塩卵の黄身で包み、それがお互いを引き立てあっている。 潔の良い油の切れは、海老の食感を、旨味を最大限に引き出している。 余分なソース、例えばチリソースやマヨネーズソースなどいらない。 このままの姿、このままの料理方法で完結だと思う。 もう私の陳腐な言葉では表現出来ない程、この料理は美味しい! この年齢になってこの料理と出会えた事に喜びを感じた程だ。 感動の余韻に浸りながら次の料理が。 「鮑の姿煮込み オイスターソース」。 まさに中華料理の王道を行く料理だ。 深い味わいのオイスターソースが沁みわたった、まさにぐうの音も出ない美味しさ。 いつの間にか紹興酒は次なる銘柄に。 陳年紹興貴酒 8年を追加だ。 やはり最近は紹興酒もようやく良い品質の物が手に入るようになったので、こうした中華料理を楽しむ際には好んで紹興酒を飲むようになった。 紹興酒だって大雑把に言えばワインと同じ醸造酒だ。 「島鮮魚の甘酢仕立て」が。 島鮮魚はミーバイだ。 ハタ科の魚で白身なのだが、魚体は小豆を帯びた茜色の、沖縄では高級魚の部類になる。 甘酢と言いつつピリッとした辛味のアクセントが締まった味になっている。 最後の〆だ。 私はコチラに伺う前にホテルの朝食の際、スタッフの人との会話から「チャイナシャドーの麻婆豆腐は召し上がられた事がございますか? とても美味しいんですよ!」と勧められた経緯を説明し、私の方だけエキストラチャージの支払いで変更して欲しい、との申し出を快く引き受けてくださった。 その麻婆豆腐。 土鍋でグツグツと熱々に提供される姿は見ているだけで美味しそう。花椒が熱っせられる事で立ち上る香りがたまらない。肉には豚肉ではなく石垣牛を使用しているそうだ。 お願いした訳ではないが、白いご飯が一緒に提供されたのには納得できた。 確かに白いご飯と一緒に食べたくなる味だ。 私が汗をかきながら食べているそばで、妻の方に提供された本来の〆の料理が「ワサビ風味冷麺」。 王道の中華料理を頂いた後の、一服の涼となっている。 最後のデザートは先島諸島の名産品が。 宮古島産マンゴーを使用したマンゴープリンと、石垣島産のパイナップルを使用したひとくちサイズのタルトが。 いやはや参りました! 昨夏よりも更に好印象の内容には脱帽するしかない。 ありがとうございました。 石垣島を訪れる際にはまた利用させて頂きます。 私が見た事がなかった衣笠茸をわざわざ調べて頂き、それを画像で見せてくださったスタッフの人の機転の効いたサービス、全てが良い思い出になりました。 ANAインターコンチネンタル石垣島リゾートにある中国料理のレストラン。 私達の初日のディナーはコチラ「チャイナシャドー」さんで頂くことにした。 わざわざ石垣島まで行って中国料理?、と案ずるなかれ! 私はコチラが沖縄県内ではトップランクに位置するレストランだと思っている。 今夜のコースメニューで最後の食事の海南鶏飯を麺料理に変更は出来ますか?との希望にも快く応じて頂いた。 先ずはワインだ。 ブルゴーニュの日本人醸造家の「Lou Dumont」のピノ・ノワールを合わせてみる。 少し冷やし過ぎたようで、香りがなかなか上がってこない。しかしこんなものではないはずだ。 スワリングしながら気長に待つとしよう。 最初の前菜が運ばれてきた。 ここ、石垣島はマグロの水揚げが盛んで、良いマグロを食べることができるが、そのクロマグロを使った中国風カルパッチョだ。 青パパイア、人参、ナッツ、胡麻…、様々な薬味に別添えの香醋のソースをかけてからよく和えて食べる。 香醋の優しい酸が食欲を刺激する。 北京ダックと広東式焼き物の盛り合わせ。 最近、雑な作り方で提供する割には結構な金額のする北京ダックだが、久しぶりに本物の、非常に手間隙をかけて作る北京ダックを食べさせてもらった。甜麺醤をベースにしたソースは勿論シェフの手作りだ。 広東式の又焼は脂の少ない部位にありがちな固い物ではなく、逆に柔らか過ぎることのない、そこそこの歯ごたえを残しながらも 咀嚼するとその中に閉じ込められた旨味が口中に溢れてくる。 豚の腸詰めも、ソーセージとは全くの別物。燻香の残る、小さな名脇役だ。 スープには驚いた。 美崎牛という石垣島のブランド牛のテールを使ったのだが、透き通った色はまるでフレンチレストランで頂くダブルコンソメのような深い味わい。これだけの味を残す為には相当な手間をかけているのだろう。よく煮込まれたテールは骨の部分を外してあり食べやすい。 驚きはまだ続く。 海老と貝柱のチリソースは西洋のハーブであるローズマリーやバジルの香りを添えた物。 その付け合わせに驚かされた! 蒸しパンは中国料理でしばしばお目にかかるが、あまり好んでまで手を伸ばさなかった。 それがコチラの料理に添えた蒸しパンは、サクッとした歯ごたえを感じさせるように表面だけを素揚げにした物。 そのひと手間が見事に本来の持つ甘味に加え、料理に彩りと、美味しさと、楽しさを加えている。 石垣島のステーキは言うに及ばず。 美しくミディアムレアに焼かれたステーキに、シェフオリジナルのブラックビーンズ(豆鼓)のソースが素晴らしい! 美味しい、が約束された組み合わせだ。 最後のデザートには惜しみなく使った燕の巣のココナッツミルク。それに様々なフルーツとタピオカが。 胡麻団子は業務用の冷凍の物ではなく、きちんとこの厨 房内で作られた物。 一緒にサーブされたお茶も中国茶では高価な凍頂烏龍茶。 期待通りの素晴らしいディナーだった。 アラカルトで干し鮑の煮込みも考えたが、これだけでも すでに苦しい程なのが私達夫婦が年齢を重ねたからだ。 決して無理してはいけない。余韻に酔いしれるくらいが張と良いのだ。 いつまでもこのような素晴らしい料理を頂けるよう、健康には留意しなくては。 ありがとうございました。また来ますね……。

2023/09訪問

2回

聘珍樓 横濱本店

中国料理 EAST 百名店 2021 選出店

食べログ 中国料理 EAST 百名店 2021 選出店

掲載保留聘珍樓 横濱本店

日本大通り、元町・中華街、石川町/中華料理、飲茶・点心

3.75

846

¥10,000~¥14,999

¥4,000~¥4,999

定休日
-

夜の点数:4.5

1回

菜の花

中国料理 EAST 百名店 2023 選出店

食べログ 中国料理 EAST 百名店 2023 選出店

菜の花

池下/中華料理

3.68

289

¥2,000~¥2,999

¥1,000~¥1,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.5

昼の点数:4.4

この日は小・中学生からの友人達が、宮古島から帰ってきた私の安着祝いの席を設けてくれることに。 ならば、と お店は私のリクエストでお願いしよう。 中華料理は大勢の人が円卓を囲み、楽しく語らいながらの食事には最適だ。   そのお店として選らばせてもらったのがコチラ 「中国家庭料理 菜の花」さんだ。 コチラの加藤シェフには随分とお世話になっている。 いつも気を使ってもらい、いろんな事を御教授頂いている私の中華料理店での一番のお気に入りのお店だ。 この日集まってくれたのは私達夫婦を含め計6人。 きっと皆を満足させてくれるに違いない。 待ち合わせは店内で。 先に到着していた友人達はすでにビールの瓶を傾けている。 そういう遠慮が無いことが友人達の逆に良いところだ。 私達の到着を待って宴は始まった。 その前に友人達とお店の加藤シェフに宮古島からの手土産を渡す。 すると その返礼なのか注文した料理よりもさきに 「シェフからのサービスですので…」と雲白肉が。 かえって気を使かわせてしまったようだ。 宴を閉じる際にお渡しすれば良かった…。 この辺りがいつも配慮に欠ける私のいけないところだ。 料理はどれもこれも非の打ち所のない美味しい物ばかり。 「よだれ鶏」に始まり私の大好きな「ピータンと搾菜の冷奴」、「海老と野菜の炒め物」はメニューにないが、私のリクエストに応えてくれた物。 他にもメインとなる「ハタの葱生姜蒸し」は、まさに目を引くサイズの蒸し上げられた大きなハタが客席までプレゼンテーションされ、その後マダムによって取り分けて頂いた。 それも含めて この日の料理は14品。 ビールだ、紹興酒だ、ワインだと飲みまくり、それでも 会計は1人当り8,000円でお釣りがあった。 こんな素晴らしい料理の数々とお酒もしっかり頂いて、 全員「コレ、間違えていないよね……」。 コチラを紹介した私も鼻高々。 加藤シェフ、マダム、ありがとうございました。 いつもいつも大満足です。 これからも宜しくお願い致します。 久しぶり、というか もう何度目の訪問だろう。 私が愛して止まない中国料理の名店「菜の花」さんだ。 いつもなら夫婦2人で訪れることが多いのだが、今日は他の所用があり、私が1人で。 いつも抜群に美味しい料理を提供して頂けるのだが、一番の思い出は子供たちと一緒にディナータイムに訪問して、その時に事前予約が必要な、仕込みに数日を要する「香港式鶏の姿揚げ」は忘れられない逸品だ。 お昼は予約不可ということもあったが、私がお店に到着したのは11時40分頃。入れるかどうか心配したが、なんとか入れて頂けることに。 私よりも5分遅れて到着した客は残念ながら入店できなかったようだ。 ランチタイムはメニューを絞り込んでいるらしく、内容も大幅には変更しないらしく、私はいつも必ず注文するピータン豆腐を。それに海老餃子とビールを追加した。 やがて運ばれてきた海老餃子だが、蒸し上がりが半透明に見えるほどの包(パオ)にしっかりと海老が織り込まれ、香る程度に醤油を漬けて口に運ぶと もっちり、ねっとりとした包が口内の粘膜をくすぐる。 その感触にうっとりしながら、あっという間に一人前の海老餃子を平らげてしまった。 次に運ばれてきたピータン豆腐は私のコチラのランチタイムのイチオシだ。間違いなく美味しいので必ず注文してしまう。 あまりに美味しいので、お店の味が恋しくなった時は自分で真似て作ってみるのだが、ソースの配合と隠し味がわからない。それに搾菜も自家製なのだろう。ピータンも私は台湾製の最上級の物を使用してみたが、シェフが使用しているのは香港製?なのかわからないが、私の物より遥かに美味しいのだ。 ビールと共に海老餃子とピータン豆腐を堪能したあとは、さてどうしよう……。 いつもなら「干し貝柱の香港式お粥」か「ずわい蟹の炒飯」を頂いていたが、今日はランチの日替りの主菜の「鶏肉と野菜の炒め物」にしてみよう。 コチラはランチとしてのセットのご飯やスープを外して単品にすると、ランチの価格から100円引いて提供して頂けるそうだ。  前菜として食べた物もあってそれほどは食べられなかった私にとっては嬉しいかぎりだ。 牛蒡、舞茸、ブロッコリー、赤パプリカに葱を使った野菜達はどれもシャッキリとした歯ごたえを残し、特に牛蒡とブロッコリーの火加減は秀逸だった。 最近は住まいが離れてしまい、なかなか頻繁には通えないのだが、加藤さん(シェフ)はよく覚えていてくださったようで、温かく声をかけて下さった。 このアットホームな雰囲気もお店の魅力だ。 ごちそうさまでした。次は妻も連れて一緒に参りますね。 相変わらずの素晴らしさ!ピータン豆腐の提供の仕方が変わったくらいが気になるも、全く問題無し。 町中華、というレベルを超越している。 本格的な、香港で食べることのできる味を体現してくれている、名店と呼ぶにふさわしいお店。 シェフの加藤さんの人柄も素晴らしい!

2023/09訪問

4回

中華 本田

中国料理 WEST 百名店 2023 選出店

食べログ 中国料理 WEST 百名店 2023 選出店

中華 本田

片原町(高松)、高松築港、高松/中華料理

3.54

23

¥10,000~¥14,999

-

定休日
月曜日、日曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.4

結婚記念日での旅行。今年は四国・高松を中心に各地を巡ることにした。 その初日。 最初に訪れた小豆島は生憎のお天気だったが、美味しい料理を頂いて気を取り直そう。 初日のディナーはコチラ「中華 本田」さんだ。 なにせ高松は半世紀ぶりになる。 瀬戸大橋はおろか、宇高連絡船で渡るしかない時代に一度母に手を引かれて訪れた記憶があるだけだ。 美味しいお店など知る由もない。 では 何故コチラを選んだのか、と問われれば、諸兄のレビューの写真を見てのこと。もうひとつは比較的安価だと思える内容だと感じたからだ。 しかし結婚記念日そのものは翌日だ。 コチラで派手な料理を楽しむのも良いが、まったく知らないお店だ。 今回は8,000円のコースでお任せするとしよう。 宿泊したホテルから徒歩数分の場所にある、ということは承知していたが、いざgoogle mapを頼りに歩を進めても 一向にお店の場所が解らない。 妻と二人で近辺を探すも解らない。 困ったなぁ… 確かにこの辺りなんだけど…… と、困惑していた時、ビルの壁があり、その裏側を覗くとその奥にちょっと解り辛い表札のような物がある。 もしや… と思い近づいてみたら「中華 本田」の文字が! これは解らないよぉ!道路側には看板も何も無いし! しかし ようやく見つけることが出来た事に妻共々安堵しお店の扉を開けた。 店内はコンクリート打ちっ放しの壁といい、中華料理店というよりもカフェのような洒落た雰囲気。 厨房にはシェフひとり、ホールもマダムひとりの さほど広くないスペースだ。 料理は既にお願いしてあったので、最初はドリンクを。 いつもと違い、今日は車を運転することがないので 妻もビールを飲みたいと。 グラスに注ぐと「この薄張りのグラスがいいよね」と。 グラスを合わせることなく乾杯だ。 最初の料理が運ばれてきた。 数種類の茸をふんだんに使用した、辛味も酸味も抑えられた酸辣湯からだ。 寒い冬の路地を歩いて来た客にとって、最初に優しい味わいのスープを提供されれば、身も心も暖まる。 しかもふんだんに使用された茸によって前菜としての要素も満たされる。 次に よだれ鶏が。 これがとても美味しいのだ! ナッティーな香ばしさを供えたソースは きっと良い醤を使用しているからこそ出せる味なのだろう。 辛過ぎず、深いコクを湛えている。 しっとりとした鶏肉の加減も申し分ない。 これはいい! 最近食べたよだれ鶏では一番だ! 最初の二品で この先の料理に期待が高まる。 次なる料理は帆立貝柱と銀杏、里芋の炒め物。 優しい塩味の炒め物だが、その前の一仕事が効いている。 里芋は小ぶりながらねっとりとした味わいで、他の食材との良いパイプ役になっている。 予め火を入れたものを使用したので銀杏や帆立貝柱に纏わりなんともいえない食感になった。 牛肉と四川唐辛子炒めが運ばれてきた。 独特な形をした四川唐辛子は素揚げにすることで辛味を抑えられ、そのまま食べることができる。 一度煮た牛肉は柔らかで、再度四川唐辛子と茸を一緒に炒めた、お酒が進む味わいだ。 そのお酒。 最近 その良さがようやく解りかけてきた紹興酒。 始めは甕だしの三年熟成の物を選んで飲んだが、料理のクオリティの高さに合わせ、おかわりは15年熟成の物に切り替えた。 フカヒレと白菜のスープ。 独特の深いコクのあるフカヒレのスープに 白菜を笹掻いて合わせたもの。 とろみのついた濃厚な味わいの美味しいフカヒレスープに笹掻いた白菜の食感がアクセントになっている。 春巻は海老をふんだんに使用したもの。 プリプリとした海老の歯ごたえと サクサクした皮がとても美味しいハーモニーを奏でている。 酢豚は中国の黒酢を使用したもの。 独特な香りと酸味のある中国の黒酢を纏った濃厚な味の酢豚は、一緒に添えてある包(パオ)に挟んでも楽しめる。 料理の最後を飾るのは、〆の食事だ。 この時は麺か飯かを選ばせてくれる。 無類の麺好きな私。躊躇うことなく麺をお願いした。 提供されたのは あおさ海苔だけのシンプルな汁そば。 あっさりした白醤油のスープ、麺は尋ねなかったがお店の自家製麺かもしれない。 最後の食事にはピッタリの、もう少し大きなサイズの丼で頂きたくなる程美味しい麺料理だ。 デザートもついていた。 杏仁豆腐と餡を詰めた揚げ饅頭だ。 これまた自家製? と思わせる、丁寧な味わいだ。 大満足だ。 これ程の価格でこれ程のクオリティの料理。 ちなみに12,000円の内容を聞いてみたが、そちらにすれば良かった、と軽く後悔した程だ。 結婚記念日旅行の初日のディナーで こんな素敵なお店に出逢うことができた。 お世話になったシェフ、マダムにお礼を伝え、お店を後にした。 また高松に来ることがあれば是非とも再訪したい、高松に行く予定のある人にもお勧めしたい、そんなお店だった。 しかし、シェフ。 もう少しお店の場所を解りやすくした方が良いんじゃないですか?(笑)

2023/12訪問

1回

中国料理 伊万里

湯島、末広町、上野広小路/中華料理

3.38

39

-

¥1,000~¥1,999

定休日
火曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.4

東京は湯島。 素晴らしいお店に出逢えることができた。 それがコチラ「伊万里」さんだ。 中国料理店なのだが、失礼ながら「らしくない」店名は記載した写真を見てもらえば一目瞭然。 全てに「伊万里」もしくは「九谷」を使用している事に由来しているのだろう。 表通りに面しているわけではない、少し分かりにくい場所にお店はあった。 扉を開けると左側にカウンター席が。右側にはエレベーターがあり、1人で来店した私は勿論カウンター席に案内してもらった。 エレベーターを使用するのは確認してはいないが、上階にも複数名の為の席があるようだ。 この日はあらかじめコース料理をお願いしてあった。 それに食いしん坊な私は最初から追加料理も。 先ずはビールだ。 それが嬉しいことに扱っているお店が少なく、なかなかお目にかかれない私が一番好きなビール、キリン「ブラウマイスター」の生ビールを提供してくれた。 もうこのクオリティの生ビールを扱っている事だけでテンションが上がってしまったが、その生ビールのツマミに提供された胡桃のようなナッツにビターなキャラメルと胡麻のコーティングされた物。 これがとても美味しいのだ! あまりにも美味しいので、お店の人に「これは販売している物ですか?それともコチラで作っているのですか?」「もし作っているなら販売してくれますか?」と立て続けに質問する始末。 早くも興奮状態になってしまった。 料理も全て美味しい。非の打ち所が無い。 そして写真を参照して頂けたら理解して頂けると思うが、料理の美味しさに加えて器も素晴らしい。 オンザロックに使用する氷など、まるで一流のバーにでも来たような気分にしてくれる。 鮑には豆鼓をクリームソースに仕上げたり、椀物は焼き鰆に酸辣湯のようなスープにあおさのりを加えて…と、創作的な料理も楽しい。 このような素晴らしい内容でありながら、追加した料理を加えても金額が12,000円程とは、もはや信じられないレベルだ。 カウンターの背後には金華ハムを熟成させている庫もあり、食材にもこだわっている事が良く解る。 いやはや、とても素敵な出逢いに感動してしまった。 次に東京に来たら必ず再訪したいお店だ。 その時には愛する妻も同伴して この感動を分かち合いたいものだ。

2023/05訪問

1回

和風ダイニング やえびし

宮古島市/沖縄料理、日本料理、中華料理

3.41

57

¥5,000~¥5,999

-

定休日
-

夜の点数:4.3

宮古島東急ホテル&リゾーツの中にある和食と中華料理が楽しめるレストラン。 私の59回目の誕生日は それを共に祝ってくれる妻と共にコチラでお世話になることにした。 コチラでは和食と中華の他に寿司カウンターや鉄板焼コーナーも併設され、勿論沖縄の郷土料理まで様々なメニューを楽しむことができる。 今回は放栓料を支払い、ワインは北海道・余市の「平川ワイナリー」の「エスプリ」という、平川ワイナリーのトップキュヴェ「ローブ」のセカンドを持ち込ませてもらった。 北の大地が育んだワインを南の島で楽しむのも一興だろう。 先ずはビールを。勿論オリオンだ。 アサヒがライセンス生産するようになってからは内地でも楽しめるようになったが、なぜか沖縄で飲むオリオンは以前と同じように美味しいままで頂けるのが不思議だ。 きっと沖縄の風土に合っているのかもしれない。 料理はコースもあるが、今回は全てアラカルトで注文した。 その口取りの意味を込めて注文した「ミミガー」。 コリコリとした歯ごたえを楽しむのだか、コチラではそれをジーマミー(沖縄でピーナッツの意味)で和えてある。 せっかちな私は何か口に運ぶものがないと酒が進まないがそれを満たしてくれた。 お造りの五種盛りが。 沖縄近海で捕れる白身魚「ミーバイ」、「アカマチ」と、他も近海であがるセーイカ、キハダマグロ、シマアジが盛り込まれていて、どれもがとても美味しい。 なかには「沖縄の魚は美味しいのかなぁ…」と懐疑的な諸兄もいらっしゃるようだが、なんのなんの!  沖縄の魚はとても美味しいんです。 キハダマグロやカツオは沖縄近海でよく捕れるので、台風でもない限り冷凍物など一切無い。 その他の魚介類も、逆に この地に来ないと食べることすらかなわない素敵な海の幸(例えばヤシガニ等)が沢山ある。 その海の幸の一つ、鮑を。 中華料理も出来るので和食と どちらかの好みの料理方が選べるのだが、これは和食の酒蒸しに。 別添えになっている肝のソースを付けて頂くのだが、シンプルに蒸しあげた鮑をそれと一緒に食べるのは、もはや美味しいが決定しているようなもの。 文句の付けようがない美味しさだ。 もう一品 海の幸を。伊勢海老だ。 沖縄では伊勢海老も捕れる。 その地物の伊勢海老も次の料理を勘案して和食仕立てで。 半身にカットされた伊勢海老を、頭の味噌を取り出し雲丹と合わせた物をソースとして焼き上げる。 時に鉄板焼を食べる時に思うのだが、鮮度の良い魚介類はあれこれと凝った技法で調理するよりも、あまり手を加えない、シンプルに焼き上げた物をシンプルなソースで食べるのが一番美味しいのでは…と思うことがあるが、今回の鮑といい伊勢海老といい、まさにその調理方法に近い、素材の味を最大限に活かしたものだった。 さぁ、そろそろ中華料理も頂きたくなった。 ミーバイの黒酢あんかけをお願いした。 先に刺身でも登場したミーバイ。 鮮やかな赤色の魚体のハタ科の白身魚は沖縄では高級魚だ。 そのミーバイをカラッと揚げて、野菜と合わせた黒酢の餡をかける。 サッと炒めた野菜を黒酢のさっぱりとした餡にしたソースで、ミーバイは先程の刺身とは違う魅力を振り舞いてくれる。 もう一品、中華料理を。 海老のマヨネーズソースにはシークヮーサーの風味を加えたもの。 えもいわれぬ美味しさはシークヮーサーの爽やかさが演出したものだろう。 様々な料理をワインを共に楽しめば、いつからか店内には三線の音色が。 沖縄民謡を三線の演奏と共に歌って聞かせてくれるのだ。 私の好きな「安里屋ユンタ」を歌ってくれた時には、ちょっと恥ずかしかったが「さぁー ゆぃゆぃー」と合いの手を入れると演奏もノリノリになってくれた。   素敵な演奏にいつしかワインも空になり、次なるは勿論泡盛だ。 休日に見学に訪れた「多良川」のフラッグシップ「久遠」を頂こう。 最後の〆にはソーメンチャンプルーだ。 コチラのソーメンチャンプルーの量は凄まじい。 とてもレギュラーサイズのは私達初老の夫婦では完食するのは無理だ。 そこで「ハーフサイズで…」とお願いしてみると快く了解して頂いた。 料理に酔い、酒に酔い、歌に酔い…… 素晴らしい宮古島での夜を過ごすことができた。

2023/08訪問

1回

茗圃

中国料理 EAST 百名店 2023 選出店

食べログ 中国料理 EAST 百名店 2023 選出店

茗圃

伏見、大須観音、矢場町/中華料理、居酒屋、飲茶・点心

3.68

288

¥10,000~¥14,999

¥3,000~¥3,999

定休日
月曜日

昼の点数:4.3

私がお世話になっている生命保険会社の担当者の人に 「どこか美味しい料理を食べさせてもらえるお店は…」と 尋ねたところ、コチラを紹介して頂いた。 ランチに行かれるなら飲茶がメインになるので男性客よりも圧倒的に女性客が多いと思いますよ、とも。 男性1人ではアウェー感がたまらないので、妻と一緒に行ける機会を探していたのだ。 そしてこの日、バンテリンドームの野球観戦に妻を誘い、せっかくだからランチも名古屋で頂こうとなり、コチラに初訪問となった。 野球はナイトゲームなので あまり早く行っても… との理由からお昼の13時に予約をしたのだが、それまでが かなり忙しかったようで、お店の人は 扉を抜けて入り口に佇んでいる私達にまでは気がまわらない様子だ。  私達から声をかけ、やっと席へと案内してもらった。 メニューを渡され、それに目を落とす。 もうお昼をとうに過ぎているので、私達は二人共に軽い内容のメニューを選択することにした。 飲茶は香港にあるような本格的なお店と同じ注文方法で、昔懐かしいワゴンを引いた人が店内を巡り、出来立ての物を売るスタイルは今はほとんど見かけない。 コチラのように、専用の紙に記入した物をスタッフに手渡す方法だ。 妻は中国茶、私はビールで喉を潤していると、さっそく蒸し上がった焼売と餃子が到着した。 肉焼売には飛び子がトッピングしてあり、色目を添える。 粗挽きと言って差し支えない餡は実に肉々しく美味しい。 フカヒレ餃子は豪華なルックス。 細く削がれたフカヒレの食感がたまらない。 スペアリブの黒豆蒸しは私が一番楽しみにしていた料理。 香港で食べた、あの美味しさに再会出来た。 他に数種類の飲茶を楽しんだが、元来食いしん坊の私達夫婦は この軽めのコースだけでは止まらない。 あまりの美味しさに後の野球の事は考えず構わず追加だ。 屋台風香港焼きそばと楊州炒飯をお願いする。 焼きそばは麺が独特で、日本には馴染みの薄い極細麺を使用した物。 香港焼きそばを標榜するだけのことはある。 最後の炒飯は「これが日本のお店とは違うんだよなぁ…」と思わずにはいられない、タイ米を使用したパラパラの仕上がり。 これを〆にすることで、このお店での食事が非常にレベルの高いことを証明してくれた。 妻の杏仁豆腐を横目で見ながら、名古屋という地方都市で本場の味が楽しめる幸せを噛みしめていた……。

2023/05訪問

1回

中国家常菜 燕郷房

中国料理 WEST 百名店 2021 選出店

食べログ 中国料理 WEST 百名店 2021 選出店

休業中国家常菜 燕郷房

旭橋、県庁前、壺川/中華料理、四川料理

3.69

417

¥3,000~¥3,999

~¥999

定休日
火曜日

夜の点数:4.2

入籍記念日に訪れた沖縄の旅、2日目のディナーは 以前、テイクアウトした料理が美味しくて、次回那覇市で夕食をとるなら伺いたいと思っていたコチラ「燕郷房」さんだ。 沖縄は古くから中国、台湾、香港などアジア各国との交易が盛んだったからだろう、中華料理の美味しいお店が多くあるが、コチラもそのうちの1軒だ。 アラカルトで好きなものを…とも考えたが、初老の私達夫婦故にあまり沢山は食べられない。 そこでこの日はコース料理で注文することにした。 やはり少しずついろいろと食べることができるコース料理のほうがそのお店をより理解できる。 先ずは乾杯だ。 最近、私は中華料理を食べる際には紹興酒を好んで注文することが多い。 勿論ちゃんとした品質の紹興酒をきちんと管理出来ているお店の物しか飲まないが…。 最初に日本に紹興酒が紹介された頃は、粗悪な品質と管理によって劣化した物が多く、当時の日本人には あまり美味しくない飲み物という認識が定着してしまった。 それでもなんとか飲めないものか、と思い付いたのが、紹興酒を温めて そこにザラメ糖を溶かし入れ、甘くする手法だ。 元々紹興酒は日本酒やワインと同じ醸造酒。 基本的にはそのままで楽しむのが本来の姿だ。 きちんと管理された良い品質の紹興酒はとても美味しいということにようやく皆が気が付いたのだ。 私のように氷を入れる飲み方も邪道かもしれないし、加熱した紹興酒にザラメ糖を入れる飲み方も否定はしない。 それは全て「酒は嗜好品」という観点では間違いではないからだ。 いつも話が脱線するが、肝心の料理はやはりコース料理でお願いして良かったと思う。 前菜の盛り合わせからだが一品一品がクオリティが高い。 春巻はお店の名物の「海老ニラ饅頭」とのチョイスだったが、私達はコチラにして良かったと思った。 細長い春巻は海老やイカがびっしり隙間無く詰められていて、特にソースは必要無いほどしっかりした味わいだ。 先の紹興酒だが、とても美味しいのでおかわりはデキャンタで追加した。 レタスのニンニク生姜和えは良い箸休めになる。 1玉ぐらいは軽くイケそうだ。 魚の蒸し物が出てきた。 蒸した後に熱々の油を掛け廻す。 ネギの香り、醤のコクが白身魚としては濃厚な脂の銀鱈にとてもマッチしている。 次に黒毛和牛の自家製X.O.醤炒めが。 肉の部位はランプだろうか。 脂分の軽い、あっさりとしている部位は柔らかさの中に肉のジュースをしっかり湛えている。 火加減を心得ているからなしえる技だろう。 海老のチリソース。 やはり海老は大きなサイズのほうが旨い。 あまり過剰なサイズは例外だが、今回提供されたサイズは海老を口いっぱいに頬張って、しっかり咀嚼することで一番旨味を感じることができると思う。 食事の〆はフカヒレのスープと干し貝柱のスープ焼きそばだ。 スープ焼きそばといってもスープ状の物が有るわけではない。干し貝柱から採った出汁を使用した焼きそばは黄ニラなどの野菜と合わせて炒めることで軽めな仕上がりながら干し貝柱の風味が優雅さを引き出している。 フカヒレスープはゆし豆腐が入っていて、沖縄らしさを演出する。 フィナーレは杏仁豆腐と黒胡麻のアイスクリーム。 杏仁豆腐は優しさが、黒胡麻アイスクリームは濃厚さが  食事の満足度を高めている。 素晴らしい料理内容だった。 更に嬉しいことにはこのコース料理が非常にお値打ちに提供されていることだ。 私の感覚で言わせてもらえるなら、この料理の価格は五割増し、いや、倍近くの価格でも文句を言うことはない。 事実、大きな都会の中国料理のレストランではそのくらいだと思う…。 それほど満足した夜だった。 ありがとうございました。ごちそうさまです。

2023/02訪問

1回

おか田 大曽根店

大曽根、平安通、ナゴヤドーム前矢田/ラーメン、中華料理

3.48

152

¥1,000~¥1,999

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.2

昼の点数:4.2

バンテリンドームでの野球観戦を終えて、大曽根にある行きつけの居酒屋さんで寛ぎ、最後の〆に寄ったのがコチラの「おか田」さん。 私のなかではこの「おか田」の台湾ラーメンが、他の台湾ラーメンとの比較でアタマ1つ2つ抜けた存在に思われる、というくらい美味しいのだ。 まずは麺。元々製麺業者が始めたお店なので、美味しさは折り紙つきだ。 それにスープも特徴的で、隠し味に使用していると思われる味噌が良い。 台湾ラーメン自体は他にはトッピングなどはあまり無く、豚ミンチやニラ、ニンニク等が入っている程度だが、そんなシンプルなラーメンだけに、麺とスープが美味しい、ということがなによりなのだ。 今日は注文しなかったが、炒飯もとても美味しい。 そしてこの唐揚げ! (小)サイズなのにこのボリューム! 食べきれなければ少額でパックをもらって持ち帰えっても良いのだ。 ただなぁ…… ランチも営業してくれたらなぁ。 〆にはするにはちょっと罪作りだょ…(苦笑) 名古屋めし、と言われる物の中に「台湾ラーメン」という物がある。 豚の挽き肉に唐辛子、ニラやにんにく等が一体となったスープが特徴の、かなり辛味の強いラーメンだ。 この台湾ラーメンの有名店に名古屋の「味仙」というのがあり、地元民の他に観光客にも人気があるようだが、私は台湾ラーメンが一番美味しいのはコチラの「おか田」さんだと思う。というか名古屋で一番美味しい台湾ラーメンだ。 台湾ラーメンのスープは先程の味仙をはじめ澄んだ醤油味のスープが多いのだが、コチラの台湾ラーメンはそのタイプのとは区別した「おか田台湾」と呼んでいる物があり、それがとても美味しいのだ。 味仙の台湾ラーメンと食べ比べてほしい。 その良さが実感できることだと思う。そんなラーメンだ。

2021/04訪問

3回

一品香

伊豆急下田/ラーメン、中華料理、四川料理

3.44

86

¥2,000~¥2,999

~¥999

定休日
木曜日

昼の点数:4.1

凝り性の私(しつこい性格、とも言う)は、どうしても最後にコチラのワンタンを食べずに地元には帰れない、と思った。 そこで会社には最後の仕事の日を早朝からお昼迄の時間帯にしてもらい、荷造りは後回しにして コチラに向かった。 塩ラーメンのトッピングとしてのワンタンではなく、ワンタンを堪能する為の特別メニューを作ってもらうことにして頂いた。 それが写真の「ワンタンスープ」だ。 ワンタンを6つ入れたスープは十分満足できるので、そのお供には これまたメニューには無いが、作ってくれる とのご好意で炒飯も注文した。 ご主人はとても腕の立つ人のようで、炒飯の美味しさも この地域では群を抜く。 又焼のエンドカットをふんだんに使用した炒飯はパラリと仕上がり、もう少しだけ具材が入っていれば炒飯には少々うるさい私でも納得する理想的な出来映えだ。 ワンタンを堪能しながら美味しい炒飯を頂く……。 このお店での一番の楽しみ方かもしれない。 こんな良いお店とお別れするのがとても寂しく思った。 ありがとうございました。 また下田に来たら必ず伺いますね。 下田での勤務が終わろうとしている。 短い期間ではあったが、この素晴らしい街での思い出は忘れ難いものになるだろう。 そんな短期間で私が是非もう一度、と思っているお店を 下田を離れる前に訪ねておきたい。 それが町中華のお店ではコチラ「一品香」さんだ。 今日は前回食したワンタン入りの塩ラーメンと餃子、それに 壁のホワイトボードに記載されていた「金目鯛と海老入り焼売」を追加した。 先ずはビールと共にちょっとしたツマミが。 昆布を炊いた物だが、おそらく出汁として使用した昆布をリサイクルした物だろう。 これは私の妻も同じことをするが、最近の SDGs の観点から食材を無駄にしないという意味で立派なことだ。 餃子と焼売が提供された。 ちなみに焼売は注文してから15~20分程時間がかかるようで、時間が無い時やせっかちな性格の人は注意が必要だ。 その焼売だが、私のイメージしていた物とは若干のズレがあった。もっと金目鯛や海老を感じられる物なのか、と思って注文したが、オーソドックスな豚肉の焼売に金目鯛が練り込まれているようで、豚肉に金目鯛の風味が消されてしまっている。 海老も小さなものが1つだけ。海老を入れたという意味がアピールできていない。 かといって、では不味いのか?と問われたら 決してそんなことはない、むしろ美味しい焼売だ。 なので過度に金目鯛や海老を意識して注文するよりも、普通に美味しい焼売を注文する、というイメージが良いと思った。 餃子は前回同様、焼き目も美しく、自家製の辣油と共に食べる美味しい餃子だ。ビールと共に味わえば至福の時間が楽しめるだろう。 そして〆には私のコチラのお店でのイチオシ! 「金目鯛と海老のワンタン入り下田の天然塩のラーメン」だ。 このラーメンの素晴らしさは なんといってもワンタンにある。 大袈裟な話しになるかもしれないが、このお店のワンタンは 香港で食べた 本場のレベルの高い雲呑麺と同じ味がするのだ。 そう思うほど 私はコチラのワンタンに惚れ込んでしまった。 というより、私がコチラを訪れるのは このワンタンを食べるためだと言っても過言ではない。 ラーメンとしての美味しさも 勿論あるので、このワンタン入りの塩ラーメンは是非食べて欲しい逸品だ。 今回も満足できた食事でした。 これを最後にはしたくない……。 もう一度、もう一度だけでも……。 今日からの2ヶ月の間、静岡県は伊豆半島の下田市で仕事をすることになった。 この日はその為の移動日だったので、伊豆急下田駅に到着したら先ずは腹ごしらえを、と思って伺ったのがコチラ。 メニューには下田市自慢の日本一の水揚げ量を誇る金目鯛や伊勢海老等を使用した内容がお勧めのようで、駅近くでもあることから ある意味観光客目当てのお店なのかな?とも感じた。 注文はそのお勧めの「キンメ、エビのワンタン入り下田天然塩ラーメン」と焼き餃子をお願いした。 店内にはカウンターのような席が無く、私のようなお一人様は円卓に案内された。同じような客が来たらその円卓で相席になるのだろう。 やがて先にラーメンが届けられた。 麺が見えない程、具材で覆われたラーメンは、ワンタンが三個、チャーシューが二枚、少しのメンマに青海苔がビッシリと敷かれていた。 先ずはワンタンから頂く。 おぉ! とても美味しいワンタンだ! 最初のアタックはエビのブリブリとした食感が楽しめる。 それと相まって金目鯛のすり身の風味がとても良い。 スープを啜ると青海苔の風味が塩味のスープと抜群の相性を見せる。 この青海苔を麺と絡ませながらスープと一緒に口に運ぶと、港町ならではの風情を感じることができる。 チャーシューも美味しいのだが、やはりこのメンバーの中では脇役に甘んじてしまうのも仕方ないか。 次に焼き餃子が運ばれて来た。 敢えて「焼き餃子」と記したのは、コチラは水餃子もあるからで、どちらも自家製の辣油をたっぷりと一緒に食べることを勧めている。 言われた通りに酢と辣油をたっぷりで口にする。 想像していたより辛くはない、一時期ブームになった「食べる辣油」のような物だ。 焼き目も鮮やかな餃子自体はやや大きめの、野菜が多めに入っている比較的アッサリした美味しい餃子だ。 ラーメンもそこそこのボリュームなので、私のような初老のおじさんにはこのコンビで十分な量だろう。 当初のイメージとはかけ離れた、美味しい町中華のお店だった。 こだわりなのか、こうしたお店のわりには炒飯がメニューに無いのはご主人の考え方なのかな……。 2ヶ月お世話になる街で、またまた良いお店に巡り会えた。 下田市、良い街だなぁ……。

2022/09訪問

3回

人生餃子

六番町/中華料理、ラーメン、餃子

3.54

717

¥1,000~¥1,999

~¥999

定休日
月曜日

昼の点数:4.1

今日はいつも通っている医者に診てもらう日。 名古屋の金山駅の近くにある。 そこから地下鉄で二駅に「六番町」という駅があり、そこで下車してから西へ歩くこと約10分。 奇しくもお互いから100mと離れていない場所に行列の絶えない名店が二軒ある。 今回はその1つ、「八剱ロック 人生餃子」さんを先ずは訪問した。 診察が終わり、店の前に到着したのは10時30分頃。 私の前には既に二組(3名)の名前がウェイティングボードに書き込まれていた。 それから11時の開店時間までにどんどんお客が集まってくる。開店する頃には20~30名が待っていたと思われる。 開店10分前になると、待っている順番の人から先に注文を聞き出した。そこで注文すると追加の注文は受け付けてもらえないらしい。 私は皿台湾の中辛、ニンニクはO.K.(普通の量ということ)に、焼豚の1枚をトッピングと、餃子の4個を注文。 ついでにビール…と言ったら「(まん延防止措置の間は)アルコールの提供は出来ません」とのこと。 先ずはサービスのスープが。動物由来の、少しクセのあるスープだ。 そして皿台湾が。トッピングの焼豚はかなり大きな物。 ルックスは炒めた豚ミンチ、ニラ、もやしで覆い尽くされ麺は見えないほど。 それらをよく混ぜ合わせ食らいつく。 かなりの油分を感じるが、辛さやニンニクのパンチも効いてとてもジャンクな食べ物だ。 私のような初老の男性には胃腸にかなりの負担がかかと思われるが、それでも禁断の味わいに箸が止まらない。 途中、卓上の調味料の中に中国の花椒があったので、ミルで挽きながら味変を試みる。 すると先程までの辛さ、ニンニク等のコクに痺れが加わりますます箸のスピードが加速する。 箸休めの餃子もなかなかの美味しさだ。 正直、私は名古屋メシの中でも台湾ラーメンはあまり好きではない。スープの辛さに騙されているようだが、いい加減な出汁の取り方の店や業務用の缶入りのスープの店もたくさんある。 そんなスープの旨味が感じられないお店の台湾ラーメンだったら自分で作った方が美味しく出来るからだ。 しかしコチラの皿台湾は「台湾まぜそば」とも違う。 炒め合わせた具材が奏でるハーモニーが感じられるのだ。 これは良い経験を積まして頂いた。 料理の世界はかくもまた楽しからずや、だ。

2022/03訪問

1回

大鵬

中国料理 WEST 百名店 2023 選出店

食べログ 中国料理 WEST 百名店 2023 選出店

大鵬

二条、西大路三条、西大路御池/四川料理、中華料理

3.75

754

¥5,000~¥5,999

¥1,000~¥1,999

定休日
火曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.1

私が京都で好きな四川料理のお店で夕食をとることにした。 JR の二条駅の西口から程近くにお店はある。 予約時間よりも早く到着したが快く席につかせてもらった。 さて、今夜のお勧めは、と……。 う~ん、ボードにはあまり食べたいと思っていたイメージの料理、食材と重なる物が無い。 他に何かジビエのような物は…とお店の人に伺ったが、「今は山羊があるんですけど、サイズが大きくて…。」 とのこと。 仕方がない。とりあえず「琵琶スズキのピリ辛炒め」を注文して「あとはビールを。」とお願いしたら、 「すいませんがまん延防止…。」といつもの台詞が(泣) コチラの四川料理をビール無しは本当に辛い。 もういい加減にしてもらいたいものだ。 これまた仕方がないのでガス有のミネラルウォーターで我慢するしかないか…。 コチラの四川料理は本格的だ。本当の四川料理とはこんなものです、とでも言うように味には容赦が無い。 日本人の舌に合わせることなど一切無い。 (故にビールや紹興酒が無いのは辛いのだ……。) 先の琵琶スズキもたっぷりの二種類の唐辛子が使用してあり、食べられないので皿の隅に寄せてみたら…… 写真のような量の唐辛子だった(汗) しかしこれがまたあとを引く美味しさ! 辛いのだがカラッと揚がった琵琶スズキに箸が止まらない! やはりここは一流だ! さて、次は…ということで、コチラで初めて麻婆豆腐を食べることにした。 今まで当たり前過ぎて遠回りしていたが、やはり一度は食べてみたいと思った。 お店の女性に「お一人なら極小サイズもお作り出来ますけど。」と言われたが、普通の(小)で注文してみた。 しかしこれが勇み足に! 到着した麻婆豆腐は見た目にも辛そう…。 ひとくちレンゲですくう。 口に運ぶ。 ………………辛ッ!!! 今まで食べてきた麻婆豆腐の中でも一番辛い! よくテレビのバラエティー番組で芸能人が激辛に挑戦する企画があるが、この時の私がまさにそうだった。 涙までは出なかったが、汗はおろか鼻水まで。 汗もいつもとは出方が違う。頭のてっぺんから出てくる。 ハンカチで拭えど拭えど汗は止まらない…。 もう無理だ… 残そうかな……。 そう思っても何故かレンゲを手に取ってしまうのだ。 まさしくコレが「悪魔の誘惑」というヤツだろう。 味わいのオシリが心配になってきたが、もはや後戻り出来ない。 なんとか完食はしたが、暫くは舌がヒリヒリしていた。 恐るべし大鵬さん。次は辛い物大好きな私の妻に敵を伐ってもらうぞ! 京都にある四川料理のお店。 町中華のような雰囲気で、丼物に名物メニューがあることで有名なお店のようだが、私の評価としては かなり美味しい本格四川料理と創作中華料理が食べられるお店だ。

2022/03訪問

2回

中国料理 桃花苑

片原町(高松)、高松築港、高松/中華料理

3.40

34

¥6,000~¥7,999

¥1,000~¥1,999

定休日
月曜日、火曜日

昼の点数:4.0

前回の訪問の際、その美味しさに「高松での出張期間中に必ずもう一度…」と機会を伺っていたお店がコチラ「中国料理 桃花苑」さんだ。 前回頂いた「海老あんかけ焼きそば」が忘れられなかったからだ。 勿論他の料理も美味しかったが、中でも「海老あんかけ焼きそば」の味は際立っていた。 という訳で、再訪したのだから当然「海老あんかけ焼きそば」を注文するのかと思いきや、血液型がAB型の私。 案内された席に着席後に 一応メニューに目を落とすA型の善良な私に、もう1人のB型の悪魔君がささやいた。 「おい、もっとよく見ろよ。"五目あんかけ焼きそば" って書いてあるぜ。こっちもきっと旨いんだろうなぁ…。 どうだい? ちょっと食べ比べしてみたいと思ってるんじゃないか?……」 メニューを見るまでもなく、「海老あんかけ焼きそば」と決めての再訪の私の気持ちが揺さぶるられる。 ……どうしよう。 オーダーテイク待ちのスタッフと目が合ってしまい、注文を聞きに来た女性に、まさかの 「五目あんかけ焼きそば1つ お願いします」 と告げる優柔不断なもう1人の私が言った……。 あぁ! なぜ私はいつもこうなんだろう! 「海老あんかけ焼きそば」は美味しいに決まっている。 だからこそ それを目当てにしていたのに……。 そして大概のパターンとして「やっぱり初志貫徹するべきだった…」と後悔するのだ。 しかしさすがだ! 良い意味で私が後悔することが無い、美味しい「五目あんかけ焼きそば」が提供された。 期待通りのしっかりとパリパリに焼かれた麺には、海老あんかけ焼きそばの時とは異なる餡が添えられており、具材も「五目」どころか豚肉をはじめ、海老や烏賊、複数種類の野菜達が賑やかだ。 うん! こちらを選んで良かった。 後悔など微塵もない。 美味しい「五目あんかけ焼きそば」を頂くことができたが、もし次回コチラを再訪することになれば、どちらを選んだら良いのか悩ましくなってしまった程だ。 ありがとうございました。 また1つ、高松での思い出が増えました…。 高松に来てくれていた妻が帰る日になった。 午前中に仕事を切り上げた私は高松駅まで見送ることにしていたが、その出発前にランチを一緒に食べようとコチラを予約していた。 宿泊先のホテルからもすぐ近くにあるため、預かってもらったチェックアウト後のスーツケースも すぐに取りに行けるのも選んだ理由の1つだが、リーガホテルグループの直営店、というのも もう1つの魅力だった。 リーガホテルの建物とは道1つ隔てた別館にコチラはある。 1階の入り口よりエスカレーターを利用して2階に上がると、雰囲気のある店舗への入り口が見えてきた。 店内へと進むと更に ここがホテルの中華料理のお店だ、と感じられる 趣ある造りだ。 特に夫婦で伺うとは伝えてはいなかったが、私達が案内された席は窓際のカップルシートのような席。 ちょっと嬉しいような恥ずかしいような気分だ。 メニューを渡されたが、予めのリサーチで内容は理解していたので、そのまま注文することに。 妻は2種類のメイン料理が楽しめる「ダブルランチ」を。 私は「海老あんかけ焼きそば」と「五目焼き飯」を それぞれ注文することにした。 やがて妻のダブルランチが先に運ばれてきた。 この日は「海老と春野菜のあっさり煮、揚げニンニク風味」と「スペイン産栗豚の黒酢すぶた」のメイン料理に 小鉢、サラダ、スープ、ライスに搾菜などの盛りだくさんな内容だ。 小鉢といっても それはしっかりした一品で、真鯛を使ったあんかけソースの料理は温かい料理かと思ったら冷製の料理だったが、これだけでも とても美味しい料理だった。 勿論メイン料理の2つも間違いなく美味しくて、少しずつシェアした私も「コチラにした方が良かったかな…」と一瞬思ってしまった程だ。 それでも「やっぱりコチラにして良かった!」と思い直させてくれた料理が私に運ばれてきた。 それが「五目焼き飯」であり「海老あんかけ焼きそば」だった。 五目焼き飯は、ある意味 私が理想とする炒飯だ。 パラパラな仕上がりといい、具沢山な内容といい、「美味しい炒飯とは…」のお手本のような炒飯だった。 中華料理店の実力を計る1つの方法に、一番普通の炒飯を注文してみると良い。 強い火力を必要とする中華料理。 その火力を御する技術がないと、美味しい中華料理は作れない。 それは炒飯を食べてみるとすぐわかる。 その技術が無いと、この日の炒飯のようなパラパラな仕上がりにはならないからだ。 火を御する技術がない人が作る炒飯は、その火力を怖がるか、コントロールできないので、油を多く使用する。 そんな炒飯を 良い言い方をする擁護派の人は「しっとりした」とかの言葉で表現するが、私に言わせてもらえば それは本国・中国の炒飯ではなく、それこそが「焼き飯」という「日本の料理」なのだ。 よほどのお店でない限り、中国で「しっとりした」炒飯は、まず出て来ない。 その点、コチラは謙遜して「焼き飯」と表記したのか、関西圏では炒飯は「焼きめし」という表記のお店が多くあるが故なのかは わからない。 味も基本的な塩のみ。 ほんの少しの胡椒が「感じられる程度」で、それに香りを付ける為に熱々になっている鍋肌にほんの数滴の醤油を当てて、醤油の焦げた香りだけを炒飯に纏わせるのが、本当の炒飯の作り方なのだ。 抜群に美味しい炒飯だと思って喜んでいた私だが、それを更に凌駕する料理が「海老あんかけ焼きそば」だった! これはいったいどうしたことだ! こんな美味しい「あんかけ焼きそば」は、ちょっと最近の私の記憶には無い。 特筆したいのが麺だ。 平たい太麺は食べ応えがあり、微妙な焦げ具合、かといってモチモチした食感を殺してもいない焼き加減はまさに職人技だ。 勿論その素晴らしい焼き加減の麺には、これまた抜群に美味しい餡がかかっている。 ベースになっている鶏ガラのスープが美味しいから、あれこれと手を加えなくても、塩が中心だろうが それだけでも他の具材(海老や野菜)の旨味が加わることで味わいが深まっていく。 先程の炒飯といい、このあんかけ焼きそばといい、本場の調理法の基本に忠実だからこその味わいだ。 しかし あえて重箱の角をつつかせてもらえば、デザートの杏仁豆腐とコーヒーはいただけなかった…。 特に食事の最後を締めるお茶には、無理してコーヒーでなくても良いのではないか。 これだけ高いクオリティの料理を提供してくれているのだ。 最後のお茶には、外連味もなく中国茶でも 私は良いと思う。 そんな些細なことを気にすることなく、私は必ず高松に滞在中に、この「海老あんかけ焼きそば」を求めてリピートするだろう。 リピートするはずに違いない! 会計をするため席を立ち、レジへと進むと、その横に「くるみの蜜煮揚げ」を販売していた。 これ、美味しいんだよねぇ。ビールに合うんだよ。 昨年、東京・湯島にある中華料理店で提供されて以来のファンで、探してもなかなか見つけられなかった。 それがコチラで再会できるとは! 嬉しくなってしまい、そちらも一緒に購入した。 妻は大きなスーツケースなので、高松駅まで見送りがてらタクシーで一緒に運んであげ、走り出した列車をながめながら、またしばらくの間のお別れだ。 その寂しさは、一緒に食事したレストランの、この「くるみの蜜煮揚げ」とビールが癒してくれるに違いない……。

2024/05訪問

2回

中國菜 神谷

半田、知多半田、成岩/四川料理、中華料理

3.51

67

¥4,000~¥4,999

¥1,000~¥1,999

定休日
火曜日

昼の点数:4.0

日間賀島への旅からの帰り。 宿のチェックアウトの時間、高速船の時間を考えるとお昼ごはんは少々早めの時間になってしまうかな…。 しかし宿の朝食が美味しかったので、朝から3杯もご飯をおかわりした私。 コースやランチのセットメニューはちょっとキツいなぁ。 さて、どこで何を食べるとしよう……。 そこで選んだのがコチラ「中國菜 神谷」さんだ。 ちなみにランチメニューは平日だけのようで、それ以外の曜日はアラカルトだけになるようだ。 故に麺・飯料理を避けて料理を選べば良いと思ったのだ。 お店に到着したのは まだ開店時間5分前。さすがに早すぎた。お店の駐車場スペースで暫く待つことになった。 やがて開店時間になり、扉を抜けて店内に進む。 ご主人に「お好きな席に…」と言われ、一番奥のテーブルに妻と一緒に腰をおろした。 メニューはグランドメニュー以外にも壁のボードにも その日のメニューの記載がある。 私達はスターターとして先ずは「ピータン」を。 他にもボードから「海老と野菜のXO醤炒め」、グランドメニューから「神谷の麻婆豆腐」それにビールを注文した。 10月だと言うのに、信じられない程まだ残暑が厳しい。 コチラまで来るだけでまだ汗をかく程暑かったのでビールが欲しかった。 すると瓶ビールは「赤星」が。 渋い!大瓶ならなお良いのだが、そこまで望むのは贅沢だろう。 その赤星とほぼ同時に提供された「ピータン」。 これがいきなりの先制パンチだった! 良い加減に漬け込まれたピータンは、ねっとり、まったりとした素晴らしい仕上がり具合だ。 これは旨い! しかも次なる料理でカウンターパンチを喰らってしまう。 壁のボードからチョイスした「海老と野菜のXO醤炒め」。 想像を越える旨さに悶絶だ! 更に「神谷の麻婆豆腐」。 「四川の麻婆豆腐」との違いを尋ねたら、辛さの違いです、との答えが。 「どちらが辛いの?」との質問に「四川です。」と。 良かった。 辛い料理は嫌いではないが、辛過ぎるのは苦手だ。 しかし この「神谷の麻婆豆腐」もなかなかの辛さだ。 花椒(ホワジョウ。中国山椒の事)が効いている。 麻(マー。しびれ)、辣(ラー。辛さ)を しっかりとした骨格にしている本物の四川「陳麻婆豆腐」だ。 たまらない……。 ビールだけでは治まらなくなってきた。 紹興貴酒 陳年八年を追加だ。 妻のリクエストで「黒酢スブタ」を追加注文する。 しかし肉質は…。 正直、豚ヒレ肉あたりを使用してくれたら尚良いのに…。 それでも黒酢の餡はとても美味しい。 妻はこの黒酢餡だけをスプーンで食べていた程だ(苦笑)。 朝食を食べ過ぎたこともあり、お腹も膨れてきた。 そろそろ〆にしよう。 さて、麺類か飯類か。 迷い、妻と相談した結果、カニチャーハンを選択した。 私の好きな名古屋の中国料理店には美味しいカニチャーハンを食べさせてくれるお店があり、そのお店と比較してみたくなったからだ。 やがて運ばれてきたカニチャーハン。 パラパラに仕上がった、見るからに美味しそうだ。 しかし…… 粒のコーンが入っている。 このコーンは私の好みではなかった。 せっかく全体的にパラパラになったチャーハンの食感だが、私にはこのコーンが邪魔になる。 面倒だったが、まるで好き嫌いのある子供のように チャーハンからコーンの粒だけをピックアップして、それを最後にまとめて食べたほどだ。 私がカニチャーハンを食べている間に、妻は杏仁豆腐を食べることにした。 この杏仁豆腐も至って普通のもので、わずかにマーマレードのようなコンフィチュールが添えてあった。 いきなり最初からの先制パンチだったが、少し私達の好みではない料理もあった。 しかし全体的な料理のクオリティ、雰囲気などはとても満足できるものだ。 ご主人がお一人でのオペレーションでは、あれもこれもと望むのは酷というものかもしれない。 半田市に訪れる機会があれば是非また利用させてもらいたい、そんなお店だ。

2023/10訪問

1回

圓家

春日井(名鉄)/ちゃんぽん、中華料理、ラーメン

3.56

244

¥1,000~¥1,999

¥1,000~¥1,999

定休日
水曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.0

以前に伺った時には 月に一度の木曜日の定休日をうっかり忘れて しまっていたので、今回はリベンジの再度の初訪問だ。 今回は近くにある映画館のチケットを予約で購入していたのでそれに間に合うには開店と同時に入らないといけない。 妻と一緒に到着したのが開店の15分前。 その時点で1台の車が駐車場で待機していたようだが、二番目の私達は寒さもなんのその!気合いで開店前の一番のりで入り口に並んだ。 するとさすがに人気店。すぐさま私達の後ろにも列ができ、開店時間にはおよそ10人ぐらいの人が列を作っていた。 私達はあらかじめ決めていたメニューを注文する。 ニンニクチャーハンのふわとろ玉子のせ、ピリ辛ちゃんぽん、 それに餃子とビールも。 行列していた人の注文も同時に厨房に伝えているので、調理する側も一度に大量のオーダーが入り 大変だ。 そのせいか、ちょっと待たされた気分になったが、なんとか最初のオーダーの餃子とビールが到着。 きれいな焼き目の餃子は野菜が多く軽い口あたり。 スターターとしてはまずまずだが、これが5個で440円は ちょっと高いかなぁ…。 やがてニンニクチャーハンが着丼。続いてピリ辛ちゃんぽんも。 先ずはニンニクチャーハン。 総合的な評価としては とても美味しい! ふわとろ玉子は 卵を何個分使用しているのだろう。 かなりの大きさだが、この玉子を崩し 更にその下に隠されてある肉野菜炒めとチャーハンを共に混ぜ合わせることで なんとも言えない絶妙なバランスになるのだ。 私は炒飯は自分でもこだわって作るほど大好きな料理で、ご飯はパラパラに仕上げるのが良いのだが、コチラのチャーハンはご飯はパラパラではない。が、しかしその必要性はない。 肉野菜炒めが乗った時点で その油分が加わるし、更にはふわとろ玉子が添えられてしまえば おのずとパラパラは無理だ。 というか、意味が無い。 しかしその味わいは、もう1つのチャーハンとしてのジャンルではトップクラスの美味しさだ。 これはいい!美味しい! 続いて ピリ辛ちゃんぽん。 これまた秀逸だ! 当初、妻との話し合いでは ちゃんぽんは普通のにするか、ピリ辛にするかを議論したが、結論としてピリ辛に。 しかし それが良かったのだ! ピリ辛は辣油とか唐辛子の辛味ではなく 山椒の辛味だそうだ。 その辛味の加減が これまた絶妙で、今にして思い返せば 普通のちゃんぽんでは 少し物足りなかったかもしれない。 それほどベストマッチしたちゃんぽんはスープまで完食! 最後まで飲み干してしまいたくなる美味しさだった。 いやぁ、久しぶりに町中華の名店に出逢えた。 機会があればぜひ再訪したいものだ。

2022/12訪問

1回

聘珍樓 東京大丸店

東京、大手町、二重橋前/中華料理、肉まん、飲茶・点心

3.03

21

~¥999

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

テイクアウトの点数:4.0

今や横浜の中華街の名店は失くなってしまった…。 が、しかし その名店の味は健在だ。 妻のリクエストで土産として購入した中華饅頭。 以前に購入して食べた時、その美味しさは深く印象に残るものだった。 再訪したが、その饅頭も健在。 さっそく持ち帰り、妻と美味しく頂いた。 横浜中華街で長く日本の中国料理を牽引してきた名店が閉店してしまった。 再開することも検討中とのことだが、私にとっても思い出の詰まったお店だ。 是非再開して頂くことを願っている。 そのお店の点心が味わえるテイクアウト専門のお店が東京駅の大丸の地下にある。 以前、妻と東京駅から帰る間際に見つけ、その美味しそうな雰囲気とビジュアルに惹かれ、一度購入したことがあった。 テイクアウトの中華饅頭で、1つとしての単価がこれ以上の物を私は見たことがない。 それほど大きくて、それほど豪華な食材を使用している中華饅頭なのだ。 もちろん あの聘珍楼が提供しているのだ。 冗談では無いし、ましてやインスタ映えを狙っての商品でもない。 美味しいのだ。 これ以上の中華饅頭にはお目にかかったことがない。 これを私達夫婦でシェアすることで、お腹も心も どちらも満たされるのだ。 そう考えるとこの値段も決して高いとは思えない。 1人750円のランチを食べることと同じだ。 750円でこの満足感はなかなか得ることはできない。 家に持ち帰り。電子レンジ対応の深めの器に移して温め直すだけだ。 それだけで あの一流店の極上の中華饅頭が頂ける。 便利な世の中になったことを感謝しなければ……。

2023/05訪問

2回

中国飯店 富麗華

2024年Silver受賞店

The Tabelog Award 2024 Silver 受賞店

中国料理 TOKYO 百名店 2023 選出店

食べログ 中国料理 TOKYO 百名店 2023 選出店

中国飯店 富麗華

麻布十番、赤羽橋、神谷町/中華料理

4.19

1878

¥10,000~¥14,999

¥3,000~¥3,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.0

末娘が通う高校の和太鼓の部活で、娘が部長を努めているらしいのたが、その部活で娘は全国大会に出場することになったらしい。 くしくも私の誕生日に会場である東京で演奏をするらしく、娘の晴れ姿を目に焼き付けておこうと上京した。 前日のうちに東京入りした私がまずはランチを頂く為に訪問したのがコチラだ。 ランチメニューにあった「素菜料理」に興味をひかれたのだ。 前菜から始まるコースの内容はとても素晴らしいものだったが、それ以上に私が評価したいのが接客である。 予約の為の電話対応からそれは感じていた。 忙がしい時間帯にも関わらずとても丁寧な応対に好感が持てたが、実際に来店しサービスを受ける際もそれは変わらず、むしろ電話では見えない笑顔が更にお店のレベルの高さを感じさせてくれる。 このようなサービスを受けて頂く食事は料理の味だけでなく、その雰囲気が更なる幸福感を得ることができるのだ。 勿論、肝心の料理もとても美味しく、特に点心の美味しさにはコースの内容は飲茶にしても良かったかな、と思ってしまったほど。 中華料理はデサートにあまり華がないのだが、この日の物はブルーベリーを添えたヨーグルトにライチのジュレを逢わせた この季節には嬉しいサッパリとしたもの。 久しぶりに気持ちの良いレストランに出会える事ができた。 流石に東京のレストランはレベルが高い。 ありがとう。ご馳走さまでした。また来ますね。

2022/08訪問

1回

涵梅舫

中国料理 EAST 百名店 2021 選出店

食べログ 中国料理 EAST 百名店 2021 選出店

涵梅舫

近鉄名古屋、名鉄名古屋、名古屋/中華料理、飲茶・点心

3.51

132

¥8,000~¥9,999

¥3,000~¥3,999

定休日
-

昼の点数:4.0

妻との結婚記念日を祝おうと、先ずは名古屋駅に出かけ、映画を観る前にランチを頂くことでコチラのお店を訪問した。 北京料理の名店と認識している故に料理には期待していたが、見事にその期待に答えてくれた。 料理は全て美味しく、品格を感じさせる。 麻婆豆腐は北京料理とは言えない料理で、しかも中国山椒は使った時に独特の食感があるものだが、山椒はオイルにした物を使用しているのか、しっかりと風味は感じられるもので、とても美味しかった。 点心を食べてみたくなり、焼売をセットメニューとは別に追加注文したが、コレも専門の点心師が作り出す、非常に満足が得られる物であった。 アラカルトも充実した内容で、次は是非ディナーで訪れたいと思った。

2020/12訪問

1回

一芳亭 本店

中国料理 WEST 百名店 2021 選出店

食べログ 中国料理 WEST 百名店 2021 選出店

一芳亭 本店

難波(南海)、近鉄日本橋、日本橋/中華料理、飲茶・点心

3.71

1526

-

~¥999

定休日
日曜日、祝日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.0

焼売で有名だが、焼売は勿論春巻と唐揚げが秀逸!

2020/03訪問

1回

中華食房 石狩

美濃川合、日本ライン今渡、新可児/ラーメン、中華料理、餃子

3.12

16

¥1,000~¥1,999

~¥999

定休日
-

昼の点数:3.9

年内最後の休日となったこの日、妻と一緒に墓参に出かけた。 花と線香を手向け、この一年間、夫婦共にたいした病気や怪我も無く過ごせたことに感謝した。 その帰り。 出かけた時間がお昼近くだったので、食事は外で済ませようと決めてはいたか、さて、どこで頂くことにしよう…。 そこで以前から気になっていたコチラで昼食を頂くことにした。 今まで気にしながらも躊躇していたのは、地元のタウン紙などにコチラが掲載されると、お店の名物料理として「味噌TOMATO 麺」なる物が紹介されるのだが、それが美味しいというイメージが 私のような者には沸き上がってこなかったからだ。 それでも 買い物途中にお店の前を通り過ぎると、駐車場には いつもソコソコの車の数を見かける。 人気があるからなのだろう。 それが私達の「一度行ってみようか…」の決め手になった。 お店に到着したのはお昼を過ぎていたが、駐車場は満車に近い状態。 扉を開けて中に進むと、カウンター席以外が満席だった。 そのカウンター席に着き、メニューを見ようとすると 家族経営と思われるお店ながら、注文はタブレットでメニューをみながらの入力・送信で。 このような いわゆる町中華のお店でタブレットを使用して注文するシステムを採用しているお店は初めてだ。 確かに このほうがホール係の手間が減り、紙ベースの注文書きが厨房に届くから 間違いも減り、分かりやすい。 ご多分に漏れず、コチラも人手が足らないのを こうして補っているのだろう。 この先の時代、店の規模の大小に関わらず、いかに少ない人手でやっていけるのかを模索し、採用していく時代が すぐそこまで来ているのかもしれない…。 メニューは豊富だ。 しかしながら 私達はお店の名物である「味噌TOMATO 麺」や「黒チャーハン」は今回はスルーして、もう少し いろんな料理が試してみたく、セットメニューの1つと あとはアラカルトで注文することに。 その「スタミナランチ」にはニラレバ炒めと餃子、それにスープとご飯、自家製と思われる白菜漬けが。 アラカルトで黒酢酢豚と麻婆豆腐をジャストサイズの物で。 もちろんビールも。 そのビールだが、価格的にも中瓶と思っていたが、大瓶だった。 うん。ちょっと嬉しいな、これは。 厨房もホール係もおそらく皆さんご家族なのでは… と思えるオペレーション。 全員が忙しく立ち回っている。 やがてスタミナランチが先に到着した。 ニラレバ炒めはとってもボリューミー。焼き餃子もしっかりと焼き目の付いた、野菜が多めの軽い味わい。これなら何個でもイケそうだ。 追っかけでジャストサイズの麻婆豆腐と黒酢酢豚も。 まず このジャストサイズのメニューがあるのが嬉しかった。 私達初老の夫婦は量は食べられない。 それでも中華の魅力である、いろんな料理をシェアしたいと思っている。 それにはこのような少量のメニューを揃えてもらっているほうが多少割高になっても私達にとって都合が良いのだ。 麻婆豆腐は見た目ほど辛さは無く、旨味が前面に出ているが、より辛さの大丈夫な人には もっと花椒の効いた もう1つの麻婆豆腐もあるようだ。 黒酢酢豚はとても美味しくて ちょっと驚いた程だった。 酸味より甘味が強いが、それを散らした胡麻や白髪ネギ等の風味が補って、とてもバランスの良い味にまとまっている。 町中華のレベルではないし、黒酢を使わない酢豚もメニューにあるようだ。 おかげで この日の内容はニラレバ炒め、餃子、黒酢酢豚に麻婆豆腐、スープにご飯と盛りだくさん。 ビールの大瓶を飲んで会計が3,110円です、と言われた時には 私に「大丈夫ですか? 安過ぎですけど会計間違えてませんか?」と失礼なことまで言わしめる程だった。 これは良いお店を「ようやく」見つけた。 私が現在の地に来た時から、中華料理屋さんに「これだ!」と思えるお店になかなか出逢えなかったが、ようやく見つけることができたと思った。 ご馳走様。 ありがとうございました。 また近々利用させて頂きます。

2023/12訪問

1回

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