ゆうじ88さんの行った(口コミ)お店一覧

ゆうじ88が訪問したレストラン、と名付けて頂きました

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これらの口コミは、訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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120 件を表示 58

釜あげうどん 長田 in 香の香

うどん KAGAWA 百名店 2024 選出店

食べログ うどん KAGAWA 百名店 2024 選出店

釜あげうどん 長田 in 香の香

金蔵寺/うどん

3.95

2840

-

~¥999

定休日
水曜日、木曜日

昼の点数:4.3

妻が私の出張先の高松に来ている間に 1日の仕事の休日があった。 ハードな勤務状況ゆえに、ちょっとゆっくり身体を休めたいとは思ったが、せっかく遠方より来てくれた妻の為に、以前から行ってみたかった「善通寺」と「東山魁夷せとうち美術館」を巡ることにした。 またしても雨だ。 ついてない。妻が滞在中の高松地方は雨ばかり。 唯一の晴れ間は この翌日という予報だ。 その善通寺に参拝する前に、まずは1駅手前の「金蔵寺駅」で下車しよう。 「美味しいって評判のうどん屋さんがあるんだよ」 それがコチラ「釜あげうどん 長田in香の香」さんだ。 金蔵寺駅に到着した私達。 傘をさしながらお店へと徒歩で向かう。 時間にして約10分程の距離だ。 やがて大きな看板が見えてきた。 駐車場はかなりの大きさだが、車はあまり停まってはいない。 やはり雨が影響しているのかな……。 しかし私達がお店の、まだシャッターが半開き状態の入り口まで進むと、おのおの自家用車の車内で待っていた人達が続々と集まってきた。 結局 私達は一番に店内へと進むことになる。 初めてゆえに勝手がわからないから、出来れば誰かの後にしたかったが 成り行きだ。 とりあえず予備知識として得ていた「釜あげうどん 特大」を1つお願いし、番号札をもらい、席へと着いた。 一番奥のテーブルに腰を降ろすと、そのすぐ近くにポットと 重ねて置いてある湯呑みがある。 妻がその湯呑みを取り上げ、ポットの中の物を注ぐ。 その時はじめて「異変」に気が付いた。 なんと、そのポットの中身は「冷たいつけ汁」だったのだ。 そして その積み上げられた湯呑みから離れた左側にお茶を注ぐ給湯器があった。 コチラでは湯呑みもつけ汁も同じ器を使用するようだ。 これは解らなかった。 あまり… というより初めての経験だ。 妻はお店の人に謝ってつけ汁の入った器を返却した。 しかし妻を擁護する訳ではないが、この方法は もう少し解りやすい表示をするべきだろう。 私達のような県外からの観光客は まず戸惑うはずだ。 一番最初の客だからか、茹でたてを提供するがゆえに多少の時間がかかったが、特大から使用する桶に入れられた釜あげうどんが 番号を呼ばれながら運ばれてきた。 待ちきれずにつけ汁を早々にスタンバイしていた私達は さっそく箸を伸ばす。 麺が長い! 箸で持ち上げるが あまりにも長いので、持ち上げきれないままつけ汁に。 すると今度は その長い麺をつけ汁に入れると 器からつけ汁があふれそうになる。 私の頭の中はパニック状態だ。 ようやく落ち着いて ふた箸目を手繰る。 その美味しさに 改めて感激する。 麺もつけ汁も文句無しに美味しい。 讃岐に来てから「釜あげうどん」は初めて食べたが、コチラのように もはや専門店並みに出卓するお店の釜あげうどんは他店とは一線を画すのだろう。 妻も大満足のようだ。 朝早くから起きて、わざわざ伺って良かったね。 とても満たされた気持ちで善通寺に参拝できそうだ。 ごちそうさまでした。

2024/03訪問

1回

手打うどん 風月

うどん KAGAWA 百名店 2024 選出店

食べログ うどん KAGAWA 百名店 2024 選出店

手打うどん 風月

高松築港、片原町(高松)、高松/うどん、天ぷら

3.73

443

-

¥1,000~¥1,999

定休日
日曜日、祝日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.3

結婚記念日に四国・高松に来た旅も、この日は昼過ぎから神戸までの移動日。 午前中に市内の名勝「栗林公園」を散策し、フェリーに乗船する前の最後の昼食に妻と共にコチラに伺った。 妻は今回の旅で未だに本場の讃岐うどんを一度も食べていない。 最初で最後の讃岐うどんのお店にはコチラにした。 セルフのお店とは違い、お店の人が最後まで調理してくれる物を頂くお店だ。 妻には「きちんとした」とまでは言わないが、そのように丁寧に作ってもらえるお店の物を食べてみて欲しかった。 開店時間の5分前にお店に着いたが、行列はしていない。 ちょっと以外に思ったが、なんとお店の好意で早めに店内に入れてもらえた人達が既に6名いらっしゃった。 私達が席につくと、ほぼ満席に近い。ラッキーだった。 メニューを拝見する。 諸兄のレビューによると とり天が人気のようだが、私は最初は純粋にうどんと出汁だけを味わいたいので、妻は「ざるうどん」を、私は「ぶっかけうどん」を選び、別皿で「とり天」を注文した。 やはり人気のとり天を試してみたかったから、妻とシェアすることにしたのだ。 やはり丁寧に仕事をするが故に 提供される迄にはある程度の時間は必要なようで、二人分ずつを作っては提供しているので少々待つことにはなる。 急いでいる時、時間があまり無い時には覚悟した方が良いかもしれない。 ようやく私達のうどんが提供された。 その艶々とした美しさはどうだ! まさに うどんが「輝いて」いる。 箸を伸ばすことすら躊躇いそうだ。 私は先に提供された その美しい麺に「つゆをぶっかける」という悪魔的な所業に出て、しかも それを混ぜ合わせる、という 私に内在しているかもしれないサディスティックな一面を、喜びを引き出されてしまった。 先ずはひと手繰り。 啜る。 感動しかない…… 言葉にならない。 高松に来て、最初の早朝から営業しているお店が とても美味しくて、その後に伺った駅近くのセルフうどんのお店に 本物の讃岐うどんとは… を教えられた気がしていた。 しかし それさえも凌駕する、この美味しさはどうだ! 讃岐うどんとは どれだけ奥が深いのだ。 もしかしたら コチラよりも更に美味しいお店が……。 もう 讃岐うどんにK.O.されてしまった。 ちなみにコチラはとり天も揚げたてで美味しい。 なるほど諸兄が「とり天うどん」を支持するのも納得だ。 高松で讃岐うどんを「満喫した」とは まだまだ言えないだろうが、素晴らしい思い出になった。 ありがとう。ご馳走様でした。 いつかまた……。

2023/12訪問

1回

ざいごうどん 本家 わら家

うどん KAGAWA 百名店 2024 選出店

食べログ うどん KAGAWA 百名店 2024 選出店

ざいごうどん 本家 わら家

琴電屋島、古高松、屋島/うどん

3.72

769

~¥999

¥1,000~¥1,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.2

休日のこの日。 今日は何をしようか……。 そうだ、屋島に行こうかな… となった。 出張先の職場で一番頼りにしている、私と年齢の近い女性社員に「○○さんのお薦めのうどん屋さん」を聞いてみたところ、名前があがった3つのお店のうちの1つが この屋島にあるという。 そこに行ってみよう。 雨がそぼ降るなか、電車を乗り継ぎ「琴電屋島駅」に到着した。 そこから徒歩でも無理ではなさそうだが、この日は土日祝だけ運行するシャトルバスがある。 駅前にあるバス停から乗車して「四国村入口」まで行けば、その近くにお店があるようだ。 雨も降っていることだし、それに乗って行くことに。 バスはすぐに到着した。 満開のツツジに迎えられ辺りを見回すが、沿道ぞいには うどん屋さんらしき看板も建物もなさそうだった。 仕方なく四国村に向かって歩くと、あぁ、この藁葺き屋根がそうなのか、と気付いた。 お店の入り口まで来てみると、その横にお店と四国村の生い立ちが紹介されており、創業者の優しさに心を打たれた。 そして入り口から伸びるスタンションポールの長さが お店の人気を物語っているようだ。 やがて開店時間となり、中へと進む。 その先にあるキャッシャーで注文をして、先に会計を済ませてから席へと案内される。 この日 私が選んだ物は、○○さんお勧めの「釜あげ」と、「天ぷらも美味しいんですよ」との言葉を思い出し、冷たいうどんも試してみたかったので「えび天ぶっかけ」も。 古民家を改築した店内はかなり広く、席数には余裕がある。 案内された そんな風情の残る席の窓越しには青もみじが望め、紅葉の最盛期には一服の画のようだろう。 先に届けられたのは、大きな徳利に入れられた出汁と刻みネギ、おろし生姜だ。 それを自分で器に注ぎ入れるのだが、これが少々テクニックを要する。 詳しくは写真を参照して欲しいが 熱々の出汁ゆえに小さなお子さん等に任せるのは危険と思える程だ。 注意深く注ぎ入れ、薬味を入れて待っていると、先に「釜あげ」が。 麺を手繰り、出汁につけて啜る。 おぉ! 美味しい! 麺はもちろん、つゆが美味しいのだ。 名古屋に生まれ育った私。 こうしたつゆは個人的には少々濃いめが好みだが、コチラは「味が濃い」のではなく「出汁が濃い」のだ。 それが良い。 喉越しの良い麺を胃袋に落とし込んだ後でもイリコの風味が鼻腔をくすぐっている。 ネギと生姜だけを加えた出汁が余計にそれを引き立たせる。 しばらく「釜あげ」を楽しんでいると、もう1つの「えび天ぶっかけ」も運ばれてきた。 なかなか見事なサイズの海老が2本。 そのうちの1本を、先程まで食べていた「釜あげ」のつゆに入れて食べてみる。 サックリと揚がったえび天は、当然のように このつゆに合う。 先程までネギと生姜だけを加えていたつゆに、更に天ぷらのコクを加えられたことによって味変した釜あげのつゆは もう1段ステップアップした美味しさになった。 ぶっかけには残りのえび天と大葉の天ぷらに、別添えの大根おろしを乗せたところへ「つゆは全部入れて」というお店のアドバイスに従い投入。 先ずは麺を啜る。 うーん!これも美味しい! どちらもとても美味しいので、優劣がつけられない。 次にコチラに来店したら、私はどちらにするかを決められず、結局この日のように2種類注文してしまうに違いないだろう。 あえて魅力を精査するなら、つゆが美味しい「釜あげ」、麺が美味しく頂ける「ぶっかけ」か。 海老や野菜、何でも美味しいと思える天ぷらはマストかもしれない。 一月程前に妻と一緒に訪れた、同じ香川県の金蔵寺駅の近くにある「釜あげうどん」の名店で、その美味しさに感激したが、あくまでも私個人の嗜好だが今回訪れたコチラの釜あげうどんの方が美味しいと思った。 もうすぐ任期終了して高松を離れる私。 さぬきうどんの奥深さに触れ、驚き、感激し、喜んだ。 同時に 私は帰ってから、地元にあるうどんのお店で満足することができるだろうか……。 最近、こんなことを感じている。 ご馳走様でした。ありがとうございます。

2024/04訪問

1回

麺処 綿谷 高松店

うどん KAGAWA 百名店 2024 選出店

食べログ うどん KAGAWA 百名店 2024 選出店

麺処 綿谷 高松店

瓦町、栗林、片原町(高松)/うどん、そば

3.65

497

-

~¥999

定休日
日曜日、祝日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.2

高松に出張中の私。 ようやく任期の4分の1を迎えようとしている。 が、しかし。 「うどん県・香川」にいながらにして まだまだ美味しいうどん屋さんには数軒しか行っていない。 今日は休日。 美味しいうどん屋さんに行くぜぃ! …なんて、意気込みだけは「いっちょまえ」だが、行動が伴っていない。 結局、自転車で行ける あまり遠くないお店を選んだ。 本来ならレンタカーでも利用して 遠くにある美味しいうどん屋巡りでもしたい… と、思ってはいるのだが……(恥) それでも私、コチラのお店を選んだ事を決して恥てはいない! なぜならコチラのお店。 おそらく高松辺りに在住の諸兄と思われる方々のレビューを拝読させて頂けば「観光客が人気を押し上げている店ではなく、香川県民が本当に美味しいと思う店を忖度無しで選んだ際、第1位に選ばれたうどん店」がコチラなのだそうだ! それが本当なら なんと素晴らしい! うどんを知り尽くしている、と言っても過言ではない香川県民が認めるのだ。 そのお店を期待せずに、他のどこを期待しろと言うのだ! 俄然 私は燃えてきた! よし! さっそく自転車で出動だ! 私が投宿しているホテルから自転車で5分程で到着。 既に開店前から5~6名が待っている。 商店街の邪魔にならないよう、注意して自転車を停め、列へと加わる。(それが開店3分前のこと) 時間になり、お店の人が高い場所にあるところに暖簾の竿をかけ、「お待たせしましたぁ。順番にどうぞぉ」の声に、待ちかねた人達が行儀良く進んで行く。 私もトレイと箸、給湯器のお茶を注いでから進んでいく。 最初に揚げ物が並んでいる場所があるが、その辺りで先に注文を聞いてもらい、その後好みで揚げ物や卵を取り、会計へと進む。 私は「かけうどん(小)」と「ぶっかけうどん(ひや・小)」をそれぞれ注文したが、それが後程大変な事になってしまうのだ……。 とにかく(小)といえども その量が凄いのだ! 諸兄のレビューを思い出しても「量が多い…」旨を記載されていた人は多数いたが、実際のうどんを目の当たりにすると、いかに自分が(うどん2杯なら…)と なめてかかっていた事を思い知らされた。 さぁ、どうする……。 食べ残しは失礼極まりないし、私のポリシーにも反する行為だ。 頭の中で今、戦いのゴングが鳴った気がした……。 先ずは「かけうどん」からだ。 さぬきうどんの美味しいお店に総じて言えるのは、かけうどんの出汁がとても上品にまとまっている事だ。 いりこ、アゴ… お店によって様々なれど、私がかけうどんを頂いてきたお店は どこも皆 上品な味わいの出汁を提供してくれる。 コチラもご多分に漏れず、とても美味しい出汁のうどんだ。 麺は手打ちなのだろう。 私は まだまだ他店との比較が出来る程、うどんを食べ込んではいないが、コチラのうどんは とても太く、コシのあるタイプに思えた。 ぶっかけうどんもしかり。 私はやはり うどんだけを比べると、この ぶっかけうどんの方が好きだ。 そして 勿論同じ麺だが、温かい出汁に浸ったうどんと 冷たい水で引き締めた そのままのうどんでは食感が違うのは当然だ。   とても美味しい。素晴らしいうどんだ。 そんな意味でも 今回も私は「ぶっかけうどん」に軍配を上げ……たくても、手を上げるのも大変と思った程、お腹はパンパンだ。 いつもいつも(タヌキみたいなお腹に…)って 気にしてはいるのになぁ。 学習能力も年齢と共に衰えていくんだね……。

2024/03訪問

1回

さか枝うどん 南新町店

瓦町、片原町(高松)、今橋/うどん

3.56

262

-

~¥999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.1

前回 伺って「釜かけうどん」を頂き、その時とても好印象が残ったコチラのお店に再訪した。 「さか枝うどん 南新町店」さんだ。 この日も休日とあって、高松の出張期間中は 休日の朝は「うどん率」が高いのだが、遠くにあるお店に出向くのも良いが、やはり近くにあって 安くて美味しいお店が一番だ。 そんな意味でも 私のお気に入りは高松駅前にある「めり○んうどん」さんか コチラを選んでいる。 春爛漫のこの日。 温かいうどんもいいが、基本的に私は冷たいうどんの方が好きなので、今回は「ざるうどん」を選んでみた。 諸兄諸氏のご意見は様々あろうが、私は讃岐うどんは そのコシが命であり、それを味わう為には このような冷たい「ざるうどん」「ぶっかけうどん」が一番美味しい食べ方だと思っているからだ。 そんな訳で、前回美味しいと思った「釜かけうどん」は、今回はスルーしたのだ。 果たしてそのお味は… といえば、やはり名店として名高い本店の味そのままを提供してくれた、期待通りの内容だった。 強いコシのある麺の美しさはどうだ! 艶々と輝いても見える。 朝ということもあり、天ぷらは避けたが、少しの天かすと刻みネギ、おろし生姜だけを加えたシンプルなつけ汁で頂く。 私が「うどんの命」としたコシの強さも本店同様だ。 香川県民は羨ましいな…… 朝からこんなにも美味しいうどんでパワーチャージが出来るのだから。 以前 伺った「さか枝うどん」さんの支店がコチラだ。 その時は「かけうどん」と「ぶっかけうどん」を それぞれ頂き、同じお店の、同じ麺なのに これ程の違いがあるのか… と感じたのが正直なところだった。 そして、その経験を踏まえたうえで、再度 支店であるコチラに伺ったのは、確か本店には無かった「釜かけうどん」なるメニューがあるからだ。 釜あげうどんのように、茹で上がったはかりの麺を そのまま丼に移し、そこへ かけうどんの出汁を投入するという、私が今まで食べたことのない工程のうどんを提供してくれるようなのだ。 もとより私は讃岐うどんなら 冷たい「ぶっかけ」、もしくは「釜あげ」が好きだった。 冷たいなら冷たい、温かいなら温かいなりに感じられる それぞれの「コシ」が好きなのだ。 「かけうどん」は通常なら、一度冷水でシメた物を再度加熱する(温め直す)為、私に言わせれば「コシが抜けてしまった」状態になってしまう。 しかし この工程で提供されれば、その「一度冷水でシメる」ことを省けるのだ。 手間も省け、まさに「一石二鳥」ではないか。 こんな事に 何故もっと早く気が付かなかったのだろう。 さっそく朝イチから朝食として頂きに行こう! 本店のように早朝からの営業で、アーケードの繁華街の一角にあるので、行列でもできてるのかな…と覚悟していたが、席数があるからなのか意外にも空いていた。 お店の人に注文を聞いてもらい「釜かけ」の「中」を、とお願いすると、 「ちょっと待ってもらうけど…。5分くらい。」と。 急いでいる訳じゃない。 茹でたてが食べられるのであれば むしろ歓迎だ。 そして待つこと5分。 出来上がった「釜かけ」を運んできてもらった。 「スプーン2杯まで」との制約が書かれた刻みネギと天かすを入れて食してみる。 なるほど! やはりイメージ通りの味わいだ。 茹でたてのコシを残したままの温かい麺に、アゴの効いた出汁が美味しい! 持ってきた「マイ七味唐辛子」をふりかければ、更に引き締まった味わいに大満足だ。 なるほど。 美味しい「かけうどん」が食べたければ こうすればいいのか! ちょっと「目から鱗が落ちる」ような体験だった。 ありがとうございます。ご馳走様でした。

2024/04訪問

2回

日の出製麺所

うどん KAGAWA 百名店 2024 選出店

食べログ うどん KAGAWA 百名店 2024 選出店

日の出製麺所

坂出/うどん

3.98

1661

-

~¥999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.1

テイクアウトの点数:4.1

この日から 約3ヶ月半ほど前に、プライベートな旅行で妻と一緒に訪れていた金刀比羅宮。 その帰りにJR琴平駅構内のコンビニで販売されていたコチラの生うどん。 自宅に持ち帰り 食べた時の美味しさは記憶に残るものだった。 機会に恵まれたら いつかお店で茹でたてを食べてみたい… そんな事を思っていたが、以外に早く その機会は訪れた。 善通寺を参拝した後、ちょうど良いタイミング坂出駅に到着する電車に乗ることができたのだ。 店内でのイートインはお昼の1時間だけ、という高いハードルもこなすことができる。 まさか朝食と昼食を 讃岐うどんの長い行列ができる名店で連食できることになれたのは、お天気も手伝ってくれたのだろうがラッキーだった。 雨は降り止まない。 お店の営業は始まっている。 今日はこんなお天気のなか、どれだけの行列が出来ているのだろう……。 坂出駅を降り立った私達。 お店までの道順は頭の中に入れてあるが、せっかちな私だ。 雨も降っていることだし、タクシーを利用しよう。 お店の前までタクシーは到着した。 が、律儀にもお店の前まで着けてくれるようで、Uターンするタイミングを待っている。 車窓からはその間にも続々と行列に加わる人が……。 心の中では「あぁ-っ、もうココで降ろして…」と叫ぶ せっかちな自分がいるが、大きな道路のセンターライン上では そうはいかない。 妻には小声で「タクシーが着いたら 支払いをしている私を気にせず とにかく行列に加わって…」と。 運転手さんにお礼を伝え、私もタクシーを降りる。 雨が影響しているのだろう。 思った程、行列は出来てはいないと感じた。 私達も その行列に加わり並んでいると、お店の人と思われる女性が外に出てきて 人数や注文を順番に聞いている。 私達も同様な事を聞かれたが、メニューも何も無いので いったい何があるのか、それの値段は。 何も解らないままお店の女性に 「冷たいの? 熱いの? どうする?」とだけ聞かれ、そう聞かれたら とりあえず両方食べたいから「冷たいのと熱いのを」と答えると、 「小でいいの?」と早口で。 もう頭の中はクエスチョンマークだらけだ。 何を どう答えたら良いのか戸惑っていると、またまた例の女性が 「じゃあお二人さん? こっちに行って」と、別の入り口と思われるところに向かうよう指示された。 扉を開いて中の様子を見るが、まだ席に着いていない人が大勢いる。 しかし お店の人がかたずける訳ではなく、食べた人が その食べ終えた器を下げつつレジに向かい、伝票も何も無いまま自己申告で会計するのだ。 ちょっとしたカルチャーショックだ。 100%お客を信じているのだろう。 この忙しさの中だ。 正解なウォッチングは難しい。器の色や形で判別することは可能だが、あげや卵を食べたのか までを正確に覚えるのは大変だ…。 しかし 先程の入り口前での女性のやり取りには少々閉口した。 何も解らない私達の注文を勝手に決められたからだ。 これには私も抵抗させてもらった。 「冷たい小の人~」と呼ばれたのは私達の注文のようだが、お店の人には 「私達は何も解らないまま注文を決められてコチラに案内されたが、本当に食べたいのは 冷たい中 と、釜たまの中 だった」ことを説明し、改めて作り直してもらうことになった。 忙しいのは解る。 回転率を上げないと行列も捌けない。 ならばメニューを複数枚作製して、行列で待っている間に注文を決めてもらえばスムーズだろう。 メモ用紙も同時に渡す事ができたら、お客自身に注文の種類と数量、氏名も記入してもらえば 更に効率も上がるのでは…。 1時間のイートインスペースの解放は、お店(会社)のご好意であろう事は理解するが、それでも わざわざ来てくれるお客に不快な思いをさせるくらいなら、1日の提供数を限定にするとかの工夫を考えてもらいたいものだ。 確かにうどんは美味しかった。 しかし私達の心に僅かなわだかまりが残ったのも事実だ。 後程、食べ終わり会計をしている私に 入り口前にいた女性の人が私達に声をかけに来てくれたのがせめてもの救いになった出来事だった……。 昨年末に香川県を旅した際、JR 琴平駅の構内のコンビニで販売しているのを発見。 行列が出来る讃岐うどんの名店の生うどんだ。 お店にも行ってみたかったが、この生うどんを買った事で我慢することにした。 帰宅して牛蒡と海老を天ぷらにして、生うどんを茹で、一緒に食べてみた。 つゆは同封されている物を使用したので、結構リアルなお店の味に近くなっているのかな…。 先ず驚いたのは、やはり麺だ! 私のような者が家庭用の小さな鍋で茹でた物でさえ美味しいのだ。 お店の大きな鍋で たっぷりのお湯で茹で、冷たい水で締めた麺ならどれだけ美味しいのだろう。 ツルツルの麺は喉越しも良く、いつか読んだ本には「讃岐の人は うどんは嚙まない。喉で食べるんだ」 と記された一文を思い出した。 さすがに数ある讃岐うどんのお店の中でも指折りの名店のうどんだけはある。 実際のお店には行けなくても これで満足できた。

2024/03訪問

2回

めりけんや 高松駅前店

高松、高松築港、片原町(高松)/うどん

3.49

931

-

~¥999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.1

今日から連休だ。 そして大好きな妻が勤務先である高松まで来てくれることになっている。 その為に私は高松駅から岡山駅まで迎えに行き、新幹線口で待ち合わせて 岡山市内で1泊して周囲の観光を楽しんでから高松に向かうことにした。 その出発前。 軽く朝食をとってから向かおう。 それには最適なお店がコチラ「めりけんや 高松駅前店」さんだ。 もう三度目の訪問になるが、やはり立地条件の良さは大きな魅力だ。 私の街、名古屋にもJR名古屋駅のホームにある立ち喰いのお店で名物「きしめん」を、新幹線などで移動する前、特に朝食として度々利用しているが、「めりけんや」さんも私としては同様の利用の仕方をしている。 クイックサービス、リーズナブルな価格、消化の良さ、どれをとっても朝食として最適だ。 もちろん味も言うこと無し。 コシの強い麺はコチラの最大の魅力になっている。 それゆえ私は かけうどんのような出汁の物より、よりコシの強さを楽しむ為に「ぶっかけうどん」の冷製を好んで食べている。 あぁ、今日もとても美味しかった。 間違いなく満足できる高松の玄関口の名店だ。 高松での朝食なら私なら断然うどんだ。 普段は朝食は軽く済ませる私だが、せっかく「うどん県」に来ているのだ。 いつもと同じではつまらない。 そして さすが高松市だ。 早朝から営業しているうどんのお店を探すのには困らない。 そこで3ヶ月前に訪問して とても美味しいと良い印象が残ったコチラを再訪しよう、となった。 この日は日曜日。 私が到着したのは8時頃だった。 外には行列が出来ているのかな…… と心配したが、幸いお店の外には誰もいなかった。 そこで入り口の扉を開くと、その扉越しの店内で行列が出来ていた。 それでも人数にすれば10名程で、コチラのお店のうどんを提供する方法なら、席さえ空いていれば さほど心配することもない。 案の定、すぐに私の順番がやってきた。 前回は「ぶっかけうどんの小(1玉)」を急ぎ食べたので今回は地元の人の勧めもあって「かけうどん」を注文した。 私としては以外だったのが、地元の人達はうどんは「かけうどん」が基本で、ぶっかけうどんや釜玉うどんは「最近の食べ方」だそうだ。 うどんとセットで出汁も美味しいお店が「良いお店」「美味しいお店」なのだ、と教えてもらったのだ。 うどんや蕎麦は「ぶっかけ」や「もり」のように 冷たい状態で食べるのが好きな私としては少々ショックを受けた。 が、「郷に入れば郷に従え」の諺もある。 今回の高松での任期終了までは なるべく「かけうどん」を楽しんでみよう、と考えたのだ。 そこで注文した「かけうどんの大(2玉)」を受け取り会計へと進む途中、私の目を奪う物があった。 それが追加トッピングした「ゲソ天」だ。 写真を見てもらえば理解してもらえると思うが、これ程のジャンボサイズが180円としてある! 思わず手を伸ばしてしまった。 これで うどん2玉とジャンボなゲソ天…。 私の朝食としては若干食べ過ぎだ。 会計を済ませ、自席へと運ぶ。 七味唐辛子は 今回の出張のお供として連れてきた、長野県は善光寺門前に店を構える老舗の名店「八幡屋磯五郎」で、私好みにカスタマイズしたオリジナルブレンドの物を持参したので、さっそくそれを振りかける。 先ずは出汁からだ。 なるほど! 地元の人が勧めたくなるのも理解できる、確かな美味しさだ。 やがて じわじわとゲソ天の油が出汁に溶け込んでいき、その出汁を吸い込んだゲソ天も美味しくなる相乗効果を生み出し始めた。 そこへ持参した七味唐辛子が味を引き締める。 最後の出汁までも飲み干して、お腹はもうパンパンだ。 まだまだ朝晩は冷え込むこの時期、やはり朝食にうどんは正解だろう。 でも、次はうどんを1玉にするか、天ぷらを止めるかしないといけないな…… と、最近 タヌキのようになってきたお腹を擦りながら反省した次第だ(涙)。 結婚記念日旅行で四国・高松に来た。 ここを起点に小豆島や金刀比羅宮などを巡る旅だ。 その「こんぴらさん」を参拝し、丸亀の「一鶴」さんで精進落としをし、その後の宿泊しているホテルまでの帰り道。 JR高松駅を降り立った時、その駅の程近くにコチラの看板が目に入ってきた。 よく見ると、今朝の早い時間(午前5時)に讃岐うどんを求めて訪問したお店の並びにコチラはあった。 故あって今回の旅は朝食を全て讃岐うどんにするつもりが宿泊先のホテルの支配人からの配慮で宿泊プランには無い朝食をサービスしてもらうことになってしまった。 無下に断るのも失礼と思い、頂戴することにしたが、その分讃岐うどんを食べる機会を失ってしまった。 無類の麺料理好きな私。 香川県は高松まで来て讃岐うどんの1杯も食べずに帰ることなど到底できない! そんな私のことを良く理解してくれる妻曰く 「私、隣のコンビニで待っててあげるから食べてきたら? うどんの1杯くらい食べられるんでしょう?」と。 なんと優しい我が妻よ! (*≧∇≦)ノ そうかそうか、ありがとう! ぶっかけうどんの小さいもの1つだけ、サッと平らげて来るから待っててね! という訳で、私の今回の旅で二度目の讃岐うどんはコチラ「めりけんや 高松駅前店」で頂くことに。 扉を開き、中へと進むと お馴染みのセルフスタイルが。 注文を聞かれ、迷うことなく「ぶっかけうどん(小)」をお願いした。 今回も今朝のうどんと比較できるよう、ネギや天かす等のトッピングは極力控えた。 会計を先に済ませ、自席へと運ぶ。 出汁やトッピングの材料とを よく混ぜ合わせ、一気にすすりあげる。 うん! 旨い!! 今朝がた食べたお店のうどんも美味しかったが、コチラのは もう1ランク上のものだ。 単純な比較でもうどんのコシの強さが違う。出汁も旨い。 これが本場の讃岐うどんなのか…… 某チェーン店の「○○製麺」の讃岐うどんでも十分美味しいと思っていたが、これは別物だ。 なるほど、讃岐うどんの名店を巡る旅で1日に何軒もお店を周り食べる人がいるようだが、これだけ美味しいお店が他にも沢山あるのであれば、その気持ちも理解できる。 妻を待たせてしまっているので、いつまでも余韻に浸っている訳にもいかず早々にお店を後にしたが、このお店は高松に再び来る機会に恵まれたら是非とも再訪したいと思った。

2024/03訪問

3回

釜あげうどん 岡じま 高松店

高松築港、高松、片原町(高松)/うどん

3.56

291

-

~¥999

定休日
-

昼の点数:4.0

高松での勤務も残り3日となったこの日。 昼食は悔いの残らないよう、まだ訪問していないお店のうどんを頂くことにした。 それがコチラ「釜あげうどん 岡じま」さんだ。 店名にもあるように、コチラのイチオシは釜あげうどんのようだ。 中でも私が高松で覚えた味の「釜かけ」も頂ける。 これは本当に「目から鱗が落ちる」体験だった。 私が普段暮らす地方の讃岐うどんの某チェーン店ではこの「釜かけうどん」は無い。 一度茹であがってから冷水で締めた麺を もう一度湯にくぐらせてから熱い出汁をかけると、その分どうしてもコシが弱くなる。 しかし この「釜かけ」なら、一度冷水で締める工程を省くから、釜あげのうどんのコシを、熱々の出汁と共に楽しめる。 私としては、どうして今までこの「釜かけ」に気付かなかったのかが恥ずかしくなった。 そしてコチラの「釜かけ」も安価でとても美味しい。 いりこの効いた澄んだ出汁と相まって、「これこそ讃岐うどんの真骨頂なのだろう…」と思わせられた。 高松での勤務先のスタッフ皆が「うどんはかけうどんで食べるもの」と言っていた意味が、この「釜かけ」でわかったつもりだ。 ご馳走様でした。

2024/05訪問

1回

手打ちうどん 大蔵

高松、高松築港、昭和町/うどん

3.19

18

-

¥1,000~¥1,999

定休日
木曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.0

高松を離れるまで あと1週間になった。 さぬきうどん。 どれだけのお店に伺ったのかを数えてみた。 自分なりに「こんなにもたくさんのお店に…」とは 思っているが、人間の欲というものにはキリがない。 なにせコンビニの数よりもうどん屋さんの方が多いのが香川県。 (まだまだ美味しいうどんのお店に行きたい) 食いしん坊と自覚はしているが、 欲深い人間だなぁ、私は。 またしてもお昼は新規開拓のうどん屋さんだ。 新規開拓とは言えど、コチラは以前より評判の良いお店であり、それが理由はわからないが現在の地に移転され、営業を再開しているようだ。 移転前に提供されていたメニューは 今のところ無い物もあり、以前を知る人のレビューには おでん等の提供もされていたようだ。 開店時間の5分前にお店に着いたが、ちょうどその時に先に待っていた人達が 早めに開けてくれたお店の案内で続々と中に入っていっている。 何人が待っていたんだろう……。 お店の前に自転車を駐輪し、暖簾を掛けようとしていたお店の人に「1人ですが、入ってもいいですか?」と尋ねたところ「大丈夫ですよ。カウンターでお願いします」と。 良かったぁ。行列は嫌いなのだ。 なんとか一巡目で入ることができた。 お店は少々手狭な感じは歪めない。 高さも形も異なる変形カウンターの、一番入り口扉に近い席に腰を下ろした。 新規開店する飲食店は、その規模の大小に関わらず、タブレットを使用しての注文方法を採用しているお店が増えてきたが、それはコチラも同様だ。 私もさっそく手に取り、海老の天ぷらが乗った冷たいうどんの注文を送信した。 その後「セルフでお願いしています」と言われたお水を汲んで席に戻る。 改めてタブレットを手にし、他にどんなメニューがあるのかを見てみる。 そこで「…!」  気がついたのだ。 私が先程送信したメニューは「えび天ぶっかけ」。 しかし私が本当に食べたかったのは「えび天ざる」だ。 あ~あ、やっちゃったよ……。 これだからせっかちでアナログなオジサンは…。 忙しいのにお店の人を呼び、事情を話して 今更だけど変更は可能でしょうか?と聞いてみたところ「大丈夫ですよ」と優しいお言葉を頂けた。 それに感謝しながら暫く待っていると、美味しそうなうどんが運ばれてきた。 えび天ぷらも程よいサイズが2尾、大葉の天ぷらと一緒に乗っている。 せっかくだから、と揚げたてを口にしたが、サックりと上手に揚がった美味しい天ぷらだった。 うどんは艶々と輝いており、おそらく… と想像して箸で一本だけ手繰ると、その通り とても長い麺が。 さぬきうどんを自家製麺で提供されるお店の多くは、コチラ同様 一本がかなり長い、ということを学習したのだ。 その麺だが、さすがに人気があるだけの実力が理解できる。 もっちりとしたなかにコシも十分にあり、とても美味しいうどんだ。 これも総じて言えると思うが、うどんはコシを楽しむなら「冷」で。出汁を味わうには「温」が良いのではと。 まぁ 個人的な感想なので、一概にはそれが正しいとは言えないかもしれないが、私が今回の高松での出張期間中に食べてみて感じた印象だ。 巡ったお店は2ヶ月半で20軒。 まだまだ さぬきうどんの真髄が理解できた訳ではない。 なんと奥が深いことだろう……。

2024/05訪問

1回

手打うどん はりや

うどん KAGAWA 百名店 2024 選出店

食べログ うどん KAGAWA 百名店 2024 選出店

手打うどん はりや

香西、昭和町/うどん

3.93

429

-

¥1,000~¥1,999

定休日
日曜日、祝日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.0

香川県高松市でうどんのお店を検索すると、食べログNo.1 のお店がコチラという結果が出ている 長期の出張中である私。 せっかくだから 美味しいうどんのお店は出来るだけ行ってみたいと思ってはいるが、なにぶん足が無い。 レンタカーを借りてまでの情熱も無く、せいぜい会社の自転車で行くことができそうなお店に限っていた。 が、休日のこの日。 特にやることもない。 こんな日だからこそ、ちょっと諦めていたお店目当ての遠征をしてもいいじゃないか。 ヨシッ!行こう! 出足から躓いてしまった。 会社の会議で、どうしても私の意見が必要らしく、仕方なく顔を出したが、9時30分からの会議はせいぜい1時間程で終わるか… が、甘かった。 結局、お店から最寄りのバス停に向かうバスに乗車したのが ちょうど12時。 お店に到着したしたのが12時20分くらいだった。 そんな時間では… と思っていた通り、お店の扉からは10名程が並んでいる。 私も列に加わり、順番を待つことにした。 その順番は なかなか進まない。 私がお店の扉前にたどり着けたのが、並び始めてから30分程が経過していた。 しかし更なる試練が待っていた。 順番が来て 店内に進むと、その店内にも席が空くまで待っている人が10名近くいる。 店内で待つこと更に約20分。 ようやく席に着くが、麺の茹で上げに17分のタイマーを駆使しているように、すこぶる回転が悪い。 私が注文した「ゲソ天ざる 大盛」に箸を伸ばす事ができたのは、並び始めてから約70分。 午後1時30分になっていた。 更なる試練が私を待っていた。 そんな時間に大量の天ぷらと大盛うどん。 お腹に納める事が出来るだろうか?…… 出来たとしても、果たしてその日の夕食はどうするつもりだ?…… 私の目の前に提供された「ゲソ天ざる 大盛」を眺めながら、ふと そんな先の事の考えが浮かんだ。 それほどのボリュームなのだ「ゲソ天ざる 大盛」は。 特にゲソ天。 うどんよりも先んじて提供されるが、うどんのつけ汁とは別に 天つゆも配られる。 柔らかく、上手に揚がった天ぷらだが、これ程の量は果たして必要なのだろうか…。 私のような初老のオジサンでは、このゲソ天だけでもお腹いっぱいだ。 更には 大盛のうどん。 これも……   食品サンプルでも使って「普通盛りはコレ、大盛ならコレ」みたいに、その量がわかる術があったなら、私は大盛を注文することはなかったかもしれない…。 いや、なかっただろう。 コチラのうどんの1玉は それほどのボリュームなのだ。 それが大盛…… もう夕食は無理だな。諦めよう。今日はコチラのうどんと心中だ。 肝心なのは そのうどん。 先日、他店のうどんの事を記した際、「美味しいうどんを食べ続けているために、感動する心が麻痺しているのかも…」としたことを思い出したが、今回もまさしく同様の感想を抱いてしまった。 美味しいのだ。 間違いなく美味しいのだ。 しかし なんだろう、この気持ちは。 美味しい!と感動した程の、あの時の心の震えは いったい何処へ行ってしまったのか……。 もう どんな美味しいうどんを頂いても、コチラのような最高評価のうどんでも あの時のような気持ちにはなれないのか?…… 食べ終えて お店を後にした。 もうお腹はパンパンだ。 ちょっと遠いけど、駅まで歩こう。 歩いて… 歩いて歩いて、 それで自分を一度リセットしてみよう。 うどんは美味しかったのだ。 きっと今日という休日は 良い1日だったに違いないから……。

2024/04訪問

1回

うどん さか枝

うどん KAGAWA 百名店 2024 選出店

食べログ うどん KAGAWA 百名店 2024 選出店

うどん さか枝

栗林公園北口、昭和町、瓦町/うどん

3.79

1275

-

~¥999

定休日
土曜日、日曜日

昼の点数:4.0

高松に来て、仕事は休日になったがやることが無い… 訳ではないが、約3ヶ月前に妻と観光目的で来ているので、金刀比羅宮や栗林公園に再び行くのも…… と、この日の天気のようにグズグズしている私。 そうだ! うどん屋さん巡りをしよう! 思い立ったが吉日!とばかりにサッサと着替えを済ませ、ホテルに自転車を借りて出発だ! 投宿しているホテルから自転車で10分もかからなかった場所にコチラがあった。 コチラを1軒目に選んだのは、お店が朝7時から営業している、というのも決め手になった。 今日の朝食と昼食をうどんにすると、昨夜の〆にも うどんを食べているので3食連続となるが、それは決して嫌ではない。 私は無類の麺好きなので、連食はむしろウェルカムだ。 開店時間の20分後にお店に到着し、自転車を停める。 行列でも出来ているのかな… と店内を覗くが以外と空いている。 前日の雨が残っているかのような はっきりしないお天気のせいだろうか、行列が出来ているのかな…と想像したが、総数の半分くらいしか席は埋まってなかった。 扉を開けて、向かって右手に進み、先ずはレジで注文をして会計を済ませる。 左手に移動して、温かい麺料理を選んだ人は その麺の丼を受け取り、その麺を湯溜めで篭の中に入れて温め直し、水分を切って丼に戻す。 振り返った場所に、注ぎ口が4ヶ所ある大きなタンクに入った出汁を丼に注ぐ。 更に移動して、好みの具材(刻みネギや天かす等)をいれたら準備完了。自席で楽しむのだ。 さて、高松市内のさぬきうどんのお店では 人気のランキングで上位に位置するコチラのうどんは、と…。 先ずは「かけうどん」から。 スープを頂く。 うん、良く出汁が取れた美味しいスープだ。 しかし私の個人的な嗜好で言えば、熱々のスープではないのが少々残念だった。 朝イチだからなのか、それとも これがお店の通常なのかは解らないが。 もっと驚いたのは、麺にあまりコシが無かった事だ。 私の勝手な思い込みかもしれないが、今までのさぬきうどんのお店のかけうどんは どこもコシがある物だったが、コチラの麺は今までの どのお店よりも「やわらかい」麺だった。 更に驚いたのは、ぶっかけうどんだ。 先に食べたかけうどんは麺にコシが無かったが、このぶっかけうどんの麺はどうだ! とてもしっかりとしたコシがある、いわゆる「さぬきうどんらしい」麺だった。 うんうん! とても美味しい! これだよ!  このクオリティなら コチラが行列が出来るお店だというのも納得だ。 さぬきうどんのお店には まだまだたくさんのお店に伺おうかと考えているが、まだ数軒しか頂いてないのに これだけ多彩な表情をお店ごとに見せてくれる。 やはり奥が深いなぁ……。 高松市(香川県)での滞在が益々楽しみになってきた。

2024/03訪問

1回

さぬき麺業 兵庫町店

片原町(高松)、高松築港、高松/うどん

3.23

115

~¥999

~¥999

定休日
-

夜の点数:4.0

投宿しているホテルのすぐ近くにあるお店。 焼き鳥のお店で晩酌を済ませた後に伺った。 赴任先の皆さんから「うどんは かけうどん」の言葉がまるで呪文のように頭にこびりついて離れない。 〆のうどんを頂こうと扉を開けたが自分の本来の好みである「ぶっかけ」ではなく、かけうどんを注文してしまった…。 閉店時間が近いからか、店内には あまり他のお客の姿は見られない。 そんな時、そんな雰囲気のお店で かけうどん一杯だけを注文するのは正直言って気が引けた。 しかし コチラのホール係の女性。 関心する程 接客が素晴らしいのだ。 私は普段から飲食店は味や価格はもちろんだが、それ以上に接客の応対を気にする。 せっかく美味しい料理を頂いても接客態度が悪かったり、笑顔が無い応対はお店の評価を下げてしまう。 しかしコチラのホール係の女性は、その笑顔といい 言葉使いといい ホスピタリティーといい、どれも非の打ち所の無いものだ。 もう それだけで、コチラのお店の品格が解るというものだ。 運ばれてきたかけうどんも 当然シンプルながら出汁の効いたスープ、コシのあるうどんがとても美味しい。 お酒の後の〆には コレが一番良いだろう。 そうして私がうどんを味わっていると、1組の男女が来店して、席に着いたと思ったら すぐさま立ち上がり、何かを覗いている。 なんだろう……  あっ、おでんだ! おでんを選んでいるのかぁ。 そっかぁ、おでんもいいなぁ。 テイクアウトしてホテルに戻ったらそれで焼酎でも… …って、ちょっと待て! うどんで〆じゃないのか!(笑) しかし その心とは裏腹に足は既におでんに向かってしまった。 先程の素晴らしい接客の女性が「おでんも美味しいんですよ」の言葉が益々拍車をかける。 結局、4種類のおでんも購入した。 ホテルの自室に戻り、焼酎をグラスに注ぐ。 おでんには2種類の味噌(赤味噌と白味噌)が添えてあり、それは好みで使い分ける。 うん。美味しい美味しい。 高松のおでんも なかなかのものだ。 それにしても意志薄弱な私……。 またまたタヌキのようになったお腹が気になるくせに やめられない とまらないんだよなぁ……。

2024/03訪問

1回

みのや

比良/うどん、そば、カレーうどん

3.51

162

¥1,000~¥1,999

¥1,000~¥1,999

定休日
水曜日、木曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.0

今から約3ヶ月前に結婚記念日旅行で訪れた四国は香川県・高松市。 なんと その高松市に、今度は会社の長期の出張で再び訪れることになった。 今回も期間がおよそ2ヶ月になるようだが、その間 私が過去に経験した苦労として一番困ったのが「赤味噌が無い!」ことだった。 生粋の名古屋人の私。 愛すべき「名古屋めし」がしばらく食べられないのは本当に辛い。 あんかけスパゲッティに始まり、きしめん、「スガキヤ」のラーメン… 数々の名古屋めしが大好きな私。 そんな私ゆえに味噌汁を初めとする赤味噌を使用する料理が食べられないのは深刻な問題だ。 そこで 出発前の最後の休日のこの日。 出張の準備も整い、もうすぐ名古屋を離れる…というタイミングでの食事で選んだのがコチラ。 「味噌煮込みうどんをお腹いっぱい食べておこう!」だった。 お店には一番乗りで到着した。 とはいえ開店時間まではあと数分。 入り口辺りで待つことに。 その横にあるメニューやお店の案内を見ると、コチラでもQRコードを読み込み注文するシステムを導入していた。 「人手不足の解消として…」とあったが、今や飲食業界の人手不足の問題は相当深刻な事がうかがえる。 さて、開店時間となり、お店の人に中へと招かれる。 「お好きなテーブルをどうぞ」と言われ、二人で利用するのには一番面積の小さなテーブルに腰を下ろした。 注文は開店前から外に置いてあったメニューから予め決めていた物をQRコードから送信する。 私はスタンダードな「味噌煮込みうどん」を大盛で、追加で「ちくわ天」も。 辛い物が好きな妻は「辛いカレー煮込み」をそれぞれ注文した。 ちょっと不可解だったのは、私達の注文が一番先だったはずなのに、後からの人の料理が先に提供されていた事だった。 私達は三番目に料理を提供されたが、先の2組はいずれも私達と同様の注文と思われる煮込みうどんだ。 私が大盛にしたからか、それとも妻と別々の料理を注文したからなのか…。 理由は聞かなかったが、いずれにしてもガス台が足らないのか、どの料理、どのテーブルにも提供するまでに時間がかかっていたようで、今後利用するには時間にゆとりがある時にしようと思わせられた。 さて、やっと私達の料理が着丼した。 が、「すいませんが ちくわ天はもう少し後から…」と言われ、やはり人手不足は こうした形で影響しているのがわかった。 しかし 待ちかねた分だけ空腹が良いスパイスになったのか、肝心の味噌煮込みうどんはとても美味しく、特に麺はあの大手有名チェーン店の「山○屋」を遥かに凌ぐ出来映えだった。 ちょっと大袈裟かもしれないが、私が今まで食べてきた味噌煮込みうどんのお店の中でも三本の指に入れたいほどだ。 その麺。 先ずは固さが良い! 決して固すぎることなく、程よい弾力がある。 あとは麺の長さ、食べ応え、味噌味に負けない小麦の風味…。 これ程美味しい味噌煮込みうどんの麺はちょっと記憶に無いものだ。 もちろん妻の「辛いカレー煮込み」に使用されている麺も同様、とても美味しい。 コチラも少し味見をさせてもらったが、私も妻も「辛い」という割にはさほど辛味は感じなく、むしろスパイスの風味が立っている。 トッピングの野菜達のルックスと併せて、北海道のスープカレーを想起した。 中心に据えられた卵を割り崩すと、更にマイルドになり、そこへフレッシュなトマトの酸味までもが加わり渾然一体となり、全くの別の料理に変貌する。 これはとても面白い煮込みうどんだ。 お待ちかねの「ちくわ天」も届けられ、揚げたてを少し出汁に潜らせて口にすれば、サクサクに揚がった食感が嬉しく、出汁に入れて時間を置けば、油の染みた出汁になり、煮込みうどん自体が更に美味しくなる。 あぁ、至福だ。  大満足した。 これで後ろ髪を引かれることなく、高松に行くことができる。 味噌煮込みのうどんが食べられなくても 再び本場の讃岐うどんが待っているぜぃ!(笑)

2024/02訪問

1回

ちく泉

高松、高松築港、片原町(高松)/うどん

3.29

44

-

~¥999

定休日
日曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:3.9

勤務中の昼食として伺った。 もう少しで高松を離れる私。 随分いろんなお店に伺ったが、どのお店でも感じるのが「長過ぎる麺」。 なぜ高松(讃岐全般?)のうどんの麺は、これ程長いのだろう。 私のような他県民は、これ程長いと一気に啜りあげることができず、食べにくいと思うのだが…。 勤め先から徒歩数分という圏内にありながら、初訪問となったコチラでも、注文したざるうどんの麺はとても長く、箸で一本だけ麺を掴み啜るが、それでも途中で一息入れないと 一気に啜りあげることができない。 セルフのうどん店であるが、とても美味しいのに この長過ぎる麺の食べ辛さは伝統的なものなのかなぁ。 ご馳走様でした。

2024/05訪問

1回

枡うどん

沖松島、春日川、松島二丁目/うどん、天ぷら、カレー

3.55

92

-

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:3.9

休日のこの日。 久しぶりに映画を観に行くことに。 高松での映画鑑賞は 限られたシネコンになるので、おのずと市内で一番最寄りの所で観ることになる。 上映時間が13時50分のスケジュールの回を予約したので、映画の前のランチも このシネコン近くのお店で済ますことにした。 どこか良いお店は…… と検索し、コチラを知った。 滞在しているホテルからは、地図上では かなり遠いのではと認識してはいたが、映画の時間や その前のランチを含めて考えたら、路線バスに頼ったらアクセスが悪かったので、仕方なく自転車で向かうことにした。 それでも私の認識は当てにならないようで、滞在先のホテルからは約15分強で 先ずはコチラに到着することができた。 時間的にお昼のピークを過ぎて ひと安心といったタイミングだったのか、私が入り口の扉を開けた時にはお客はあまり見かけられなかった。 いつもなら 初訪問のお店は勝手がわからず、まごついてしまう私だが、こうした感じなら ゆっくりと周りを見渡すことができる。 入ったすぐ左には天ぷらやおにぎりが。 先ずはそれらを選び、その先に進み うどんの好みを伝え、会計を済ませる。 受け取ったら その先にあるセルフのトッピングの刻みネギや天かすを入れて、それを自席に運んで…… って!   えっ?! この「ご自由にどうぞ」って……? 一瞬、私は訳がわからず、夢でも見ているのか、と思った程だ。 コチラは この「うどん」を食べてもらうことを生業としているのではないか? 見た目では 最後の1つのように見受けられるから、ひょっとしたら もっと沢山あったのでは……。 もしかしてコチラのお店の経営者は慈善事業団体の関係者ですか?…… あまりにシンプルな文言に、私は思わず 「コレって、無料で頂いても良いんですか?」と 確認の意味を込めて尋ねてしまったが、いともあっさりと「はい。どうぞ」と。 ……ちょっとしたカルチャーショックに見舞われてしまった。 後に頂いてみた後の話だが、軽く2玉ぐらいは入っていた。 麺のクオリティも 実食したお店の麺と同じだ。 そして 勿論美味しかった。 何故? どうして?……   もう頭の中は?クエスチョンマークだらけだ。 お店で食べたうどんは美味しかった。 ゲソ天も しっかりしたサイズの美味しくお値打ちな物だった。 しかし 申し訳ないのだが、この出来事が理解できなかった私の頭脳は、お店のうどんの美味しさをインプットするよりも「ご自由にどうぞ」に支配されてしまった。 香川県、讃岐うどん…… どれだけ奥深い文化、風土、人柄、味わいがあるのだろう。 一言 「参った!」 だ。

2024/04訪問

1回

手打十段 うどんバカ一代

うどん KAGAWA 百名店 2024 選出店

食べログ うどん KAGAWA 百名店 2024 選出店

手打十段 うどんバカ一代

花園(高松)、今橋、瓦町/うどん

3.79

3219

-

~¥999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:3.9

仕事は休み。 妻は帰ってしまった……。 あーっ! つまんない! 今日は何をしようかな…。 高松での仕事の仲間と うどんの話をしていたとき、 「バカ一代、行きましたか?」と言われた。 「うん。調べていたら 結構な有名店で、行列も凄いんだよね?」 「はい。そこそこ美味しいんですよ。」 という会話をした事を思い出した。 寝苦しい夜で、時計をみると まだ夜中の3時だ。 このまま眠れなくなったら……  夜明け前の5時に決断した。 よし行こう! 「手打十段 うどんバカ一代」! 投宿先のホテルで自転車を借り、5時35分に出発。 早朝の時間帯とあり、人も車も少ない。 お店には開店15分前に到着…… って、誰もいない。 食べログの諸兄のレビューには、若干の差異があるものの、開店早々から行列が…というレビューを拝読しての訪問なので、「もしかして定休日or臨時休業?」 という心配事が頭を満たす。 恐る恐る自転車を降りて 店内を覗くと、電気が灯るなか、仕込みをしている人の姿が。 なんと!  私が開店一番乗りだったのだ! まさかの展開に戸惑いながらも、入り口に設置された わずか2つの椅子に腰をおろした。 やがて開店時間となる頃には、私の後ろには およそ10人弱の行列が。 暖簾が掛かり、「どうぞぉー」の声で中へと進む。 先日の さぬきうどんの有名店でも同様の思いをしたのだが、このような有名店を初訪問するなら 一番は他の人に譲った方が良い。 勝手がわからないのに先頭を任されては 自分が本当に注文したかった、食べたかった物が 上手く伝えられないのが初老の私だ。 この日も諸兄のレビューで圧倒的な人気の「釜バター」にしようかギリギリまで迷ったが、美味しさをジャッジするのに直球勝負しないと「変化球」では…。 その信念のもと、私が注文したのが「かけうどん」と「ざるうどん」(それぞれ小)だ。 最初にレジへと進み、注文を伝え、支払いを済ませたら、「お客様の番号は1番です。お呼びするので席でお待ち下さい」と言われた。 その時点では、天ぷらは1種類だけ。 他には 煮あげ 各種のおにぎりがあるだけ。 なのに私の番号が呼ばれてから、しばらくすると他の天ぷらがどんどん並べられていく…。 やっぱり1番なんて ろくなことがない。 ゲソ天、食べてみたかったなぁ…。 気をとりなおし、番号を呼ばれたので うどんを取りに行き、そこへ無料のトッピングの刻みネギと天かすを入れて自席へと運ぶ。 さぬきうどんのお店では 初めての「ざるうどん」。 普段なら冷たい麺は「ぶっかけ」1択だったが、最近はカットしたレモンを添えるお店を避けている自分がいる。 うどんのぶっかけつゆに、レモンや大根おろしは私には邪魔なのだ。 温かいうどんと冷たいうどんなら、先ずは温かい「かけうどん」からだ。 じっくり(ぼやぼや)していると、麺がのびてしまう。 出汁を啜る。 なんだぁ? 甘い。 なんだか甘いなぁ。 これが このお店の出汁かぁ…  と思ったのだが、やがて「なんだぁ? なんかやっぱり美味しいぞ?」と、私の印象も変わっていった。 私は今回の出張でも、長野県の老舗の七味唐辛子のお店の「八幡屋礒五郎」で、カスタマイズした自分好みの七味唐辛子を持ち歩いているので、それをふりかけたら見事に味変したのだ。 続いて「ざるうどん」も。 うん。 これもとても美味しい。 が、どうしてだろう……。 沸き上がる感動のような気分になれないのだ。 美味しくない、なんて言わない。 むしろ美味しいと言ってよいぐらいだ。 なのに心が踊らないのは、これまでに食べてきた数々の名店の美味しいうどんを食べてきたからに他ならない。 比較している訳ではないが、いろんなお店でいろんな美味しいうどんを食べ続けると、「感動する心」がマヒしてしまうのかもしれない。 コチラは食べログの諸兄も、私の勤め先の地元民も推しの名店なのかもしれない。 が、私の心に訴えてくることは……。

2024/04訪問

1回

手打うどん 牛コロ 宮内

うどん EAST 百名店 2020 選出店

食べログ うどん EAST 百名店 2020 選出店

手打うどん 牛コロ 宮内

志賀本通、平安通、尼ケ坂/うどん、そば、カレーうどん

3.59

540

¥1,000~¥1,999

¥1,000~¥1,999

定休日
日曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:3.9

掃除嫌いな私の母親の為に、妻と一緒に別宅の掃除を済ませ、その後にランチを頂くことにした。 コチラ、その別宅から車で約5分、地下鉄なら2区の場所にある、以前から気になっていたお店だ。 とても評判の良いお店で、ランチタイムには常に行列が出来ることから、行列嫌いな私は脚が遠退いてしまっていた。 しかも妻は炭水化物をあまり好まない。 それも「行こうよ」と言い出せない足枷になっていた。 それがこの日は 朝から頑張って掃除をしたので、二人とも冬だというのに汗だくになり、食事も「牛コロ」という、冷製の麺に心ひかれたのだ。 「コロ」とは この地方独特の言葉かもしれない。 漢字で「香露」と書くのが「コウロ」→「コロ」に移り変わっていったという説がある。 簡単にいえば、「ぶっかけ」のことだ。 そのツユが 様々な節と溜まり醤油などを使用する、この地方独特のツユを「ぶっかけ」たのが「コロ」なのだ。 それを「コロうどん」、きしめんなら「コロきし」と呼んで愛されてきたのが「コロ」、という訳だ。 しかし、コチラの「牛コロ」は、普通の物とは異なる物で、牛肉で取った出汁の味が前面に出た、私の印象では むしろすき焼きの残り汁を使ったようなイメージの物、という気がする。 勿論 残り物などとは程遠い、しっかりした大きめにカットされた牛バラ肉がたっぷりと入っている とても美味しいうどんだ。 その うどんも手打ちの物らしい、しっかりとしたコシがあり、うどんそのものが美味しいから、その他のうどんメニューもきっと美味しいだろう想像がつく。 私は その名物の「牛コロ」を。 妻は「私はきしめんで」と、「牛コロきしめん」をそれぞれ注文し、私だけは加えて あえてメニューには記載されていなかった「チャーシュー麺」も。 先ずは驚く程早く私の「牛コロ」うどんが到着した。 おそらくお店の外で待っている間に注文を聞いてくれていたので、クイックサービスが出来たのだろう。 先記したが、その通りの美味しいうどんだ。 牛肉の出汁は、すき焼きのソレに似てはいるが、それをもっと品良く仕上げた物だ。 また 大量の山葵が添えてあったが、それを出汁に溶かして食べると、さほど辛味が強くない山葵で風味が良くなる。 なるほど、お店から説明をされた訳ではなかったが、山葵は味変には必須アイテムなのだろう。 対して妻の「牛コロきしめん」は、うどん程のインパクトが無い。 妻も「うどんの方が美味しいね。私のきしめんと替えてあげる(笑)」と。 しかし私の想像を遥かに越える味に出くわしたのが、 何故かメニューには記載されていなかった「チャーシュー麺」の美味しさだった! この裏メニューとも取れる物。どうして知ったかというと、食べログの諸兄のレビューに この「チャーシュー麺」が記載されていたからだ。 私のラーメン(中華そば)デビューは、幼い頃の近所にあったうどん屋さんの中華そばだ。 故に うどん屋さんの中華そばの、和風出汁に近いラーメンのスープは私のラーメン好きの源流だ。 コチラのお店の写真を見て、これは間違いなく美味しいに違いない、と確信しての注文だった。 そして着丼。 先ずはスープをひとくち啜る。 やはり想像した通り、動物系と節系が相まった美味しいスープだ。 麺も「まさかコレも自家製麺?…」とさえ思える美味しさ。 更にはチャーシューだ。 結構なサイズの、比較的厚めにスライスされたチャーシューが4枚。 バラ肉をロールにした物だが、うどん屋さんの物とは思えないレベルのチャーシューだ。 私が次回コチラを訪れるなら、メインはむしろこのチャーシュー麺にしたいとさえ思っている。 いやいや、さすがにいつも行列が出来ているお店だけのことはある。 これだけ近くに住まいながら、これまで一度も伺ってなかったことを少し後悔した。 これからは度々お世話になろう。 その際はどうぞ宜しくお願い致します。

2024/02訪問

1回

どんどん庵 師勝店

西春、徳重・名古屋芸大、比良/そば、うどん

3.03

23

~¥999

~¥999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:3.9

名古屋めしの中でも五指に入れたいほど大好きな「きしめん」。 中でもコチラ「どんどん庵」は、味の良さと低価格が魅力の私が大好きなチェーン店だ。 何が良いのかって、2種類あるおつゆのうち「赤つゆ」がとても美味しいのだ。 他府県の諸兄におかれてはJR名古屋駅のホームにある「きしめん」が美味しいと評判のようだが、私に言わせてもらえればアレは「違う」。 昔っからの街のうどん屋さんにある「きしめん」やうどんは、コチラ「どんどん庵」さんの「赤つゆ」と同じような出汁で提供していたものだ。 カツオに加えてムロやサバ等の節を加えた濃い目の出汁に、溜まり醤油で味を整える。 そんな 見た目が真っ黒なつゆ「赤つゆ」こそ、名古屋の庶民に昔っから長く愛されている「きしめん」なのだ。 コチラではセルフの部分は有るものの、きしめん1杯が今どき¥340という安価で食べられるのも魅力の1つだ。 それゆえに私はどんなに暑い時期でも躊躇することなく「きしめん 大(大盛) 赤つゆ」オンリーだ。 それに「花かつお(¥40)」を追加購入し、セルフで麺を温めた後、大好きな赤つゆを目いっぱい丼に注ぎ入れ、好きなだけ入れることのできる刻みネギをたっぷり乗せて自席まで運ぶ。 先に購入した花かつおを全て投入し、卓上の七味唐辛子を振りかけたら私が愛して止まない「きしめん」の完成だ。 先ずは赤つゆから。 旨い! 言うこと無しだ。 麺の上にある刻みネギ、花かつお、七味唐辛子を適当に散らしたら麺を手繰る。 うどんとは違う、きしめんならではの つゆが絡みやすいペラペラの麺の独特の食感が楽しい。 もう初老と言われる年齢の私だが、この赤つゆだけは止められない。 丼の底部には七味唐辛子が僅かに残る程度まで飲み干してしまうのが常だ。 どんどん庵さんは、私が愛するきしめんの味をこれからも守り続けて欲しいと願っている。

2023/09訪問

1回

百万石うどん 近江町店

北鉄金沢/うどん、そば、丼

3.37

114

~¥999

~¥999

定休日
木曜日、日曜日、祝日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:3.9

日曜日に近江町市場に出かけてみた。 朝9時頃には到着したが、人気のある飲食店には既に数名の待ちが出来ていた。 この日の私は特にお目当てが無く、ただ散策するだけにしようと思っていたが、やはりいろいろ見ていると胃袋が刺激される。 しかし日曜日の市場で海鮮物を食べる気持ちにはなれず、そう思いながらぶらぶら歩いていたらコチラを見つけた。 市場の中にありがちな、朝早くから働く人に サッと提供できる温かい食べ物、うどんやラーメンのお店だ。 しかもお値打ちな金額が嬉しくもあり、小腹の空いた私はコチラを利用してみることにした。 扉を開けると右手に券売機があるのだが、コインを投入することができず、1000円札のみを使用して下さい、と。 機械の不具合だろうが いきなり面白い。 その中から私が選んだのが いわゆる普通の「ラーメン」だ。 さてさてどんなものだろう。 楽しみに待っているところにラーメンが着丼した。 当然ながらシンプルなルックス。 しかしながらワンコインでこの内容なら優秀だ。 スープは澄みきり、油は浮いてはいない。 麺はもちろん自家製麺。細めでもしっかりコシのある麺だ。 具材のチャーシューは1枚とはいえなかなかの厚み。 更には金沢らしく なると巻きではなく赤巻きが。 食べてみると、節を効かせた和風の美味しい優しいスープが朝から食べることを想定すればとても良い。 美味しく頂きお店を出ると、入り口横には持ち帰り用の麺やスープが販売されている。 「このスープはお店で提供している物と同じですか?」 と聞いてみたところ、なんとラーメンもうどんも同じスープです、との答えが帰ってきた。 なるほど。 そりゃ確かに和風の味がする訳だ。 しかし それはそれで良いのではないだろうか。 間違いなく美味しい出汁ならうどんもラーメン美味しく食べられるのだ。 またひとつ賢くなれた気がした。

2023/03訪問

1回

八千代

大曽根、森下、平安通/そば、うどん、天ぷら

3.49

261

¥2,000~¥2,999

¥1,000~¥1,999

定休日
-

昼の点数:3.9

1回

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