ゆうじ88さんの行った(口コミ)お店一覧

ゆうじ88が訪問したレストラン、と名付けて頂きました

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行ったお店

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これらの口コミは、訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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120 件を表示 42

中国料理 チャイナシャドー

石垣市/中華料理、四川料理

3.70

49

¥4,000~¥4,999

¥3,000~¥3,999

定休日
水曜日

夜の点数:4.5

石垣島でのバカンス。 最大のお楽しみはコチラ、インターコンチネンタル石垣島リゾートホテルのレストラン「チャイナシャドー」さんで食事をすることだった。 昨夏に訪問した際、その美味しさに 正直言って石垣島でこれ程の中華料理を頂くことができる事に良い意味での驚きがあった。 さて、今回は… と、結論を先にすれば 更なるパワーアップ!  更なるハイパフォーマンスに脱帽だった! 昨夏の良いイメージを引きづり店内へと進む。 私達夫婦は静かな席を好む傾向があるが、最初からアテンドして頂いた際「コチラの比較的静かな席をご用意させて頂きました。」と、私達の嗜好を覚えていてくださった。 この ちょっとした心遣いが有るのか無いのかで、そのレストランの実力、品格が現れる。 着席し、メニューを見るまでもなくお願いしたコース料理の内容は もう一つのコースやアラカルトには無い料理が列記されてある。 飲み物は 妻は軽めの赤ワインを勧めてもらい、私は紹興酒のオンザロックから始めた。 さぁ、先ずはスターターとして提供された「島イカの湯引き」。 絶妙な湯引き加減はイカの旨味、歯ごたえを残しながらも決して固くはない。 優しい味わいのソースとも良く合っている。 妻は早くもこの一品から「コレ、美味しいね!」とテンションが相当上がっている。 次なるは「広東風 焼き物の盛り合わせ」。 四種類の焼き物全て美味しいのだが、特筆すべきはチャーシュー。 久しぶりに本物の「又焼」を頂いた。 香港の又焼専門の店でテイクアウトして、宿泊したホテルの部屋でワインと一緒に食べた時と同じクオリティだ。 スープ仕立ての料理が運ばれて来た。 「衣笠茸と燕の巣、干し貝柱風味」。 衣笠茸は「茸の女王」とも称される物で、それに「世界三大美女」の1人、楊貴妃が好んだという燕の巣をたっぷり詰め込んである。 干し貝柱の豊かな出汁で取ったスープと合わせる贅沢な一品だ。 「大海老 塩卵の黄身包み」。 私は来年還暦を迎えるが、その人生の中で三本の指に入れたいほど美味しい海老料理がコチラだった。 身のプリっとした大きな海老を、優しい味わいの塩卵の黄身で包み、それがお互いを引き立てあっている。 潔の良い油の切れは、海老の食感を、旨味を最大限に引き出している。 余分なソース、例えばチリソースやマヨネーズソースなどいらない。 このままの姿、このままの料理方法で完結だと思う。 もう私の陳腐な言葉では表現出来ない程、この料理は美味しい! この年齢になってこの料理と出会えた事に喜びを感じた程だ。 感動の余韻に浸りながら次の料理が。 「鮑の姿煮込み オイスターソース」。 まさに中華料理の王道を行く料理だ。 深い味わいのオイスターソースが沁みわたった、まさにぐうの音も出ない美味しさ。 いつの間にか紹興酒は次なる銘柄に。 陳年紹興貴酒 8年を追加だ。 やはり最近は紹興酒もようやく良い品質の物が手に入るようになったので、こうした中華料理を楽しむ際には好んで紹興酒を飲むようになった。 紹興酒だって大雑把に言えばワインと同じ醸造酒だ。 「島鮮魚の甘酢仕立て」が。 島鮮魚はミーバイだ。 ハタ科の魚で白身なのだが、魚体は小豆を帯びた茜色の、沖縄では高級魚の部類になる。 甘酢と言いつつピリッとした辛味のアクセントが締まった味になっている。 最後の〆だ。 私はコチラに伺う前にホテルの朝食の際、スタッフの人との会話から「チャイナシャドーの麻婆豆腐は召し上がられた事がございますか? とても美味しいんですよ!」と勧められた経緯を説明し、私の方だけエキストラチャージの支払いで変更して欲しい、との申し出を快く引き受けてくださった。 その麻婆豆腐。 土鍋でグツグツと熱々に提供される姿は見ているだけで美味しそう。花椒が熱っせられる事で立ち上る香りがたまらない。肉には豚肉ではなく石垣牛を使用しているそうだ。 お願いした訳ではないが、白いご飯が一緒に提供されたのには納得できた。 確かに白いご飯と一緒に食べたくなる味だ。 私が汗をかきながら食べているそばで、妻の方に提供された本来の〆の料理が「ワサビ風味冷麺」。 王道の中華料理を頂いた後の、一服の涼となっている。 最後のデザートは先島諸島の名産品が。 宮古島産マンゴーを使用したマンゴープリンと、石垣島産のパイナップルを使用したひとくちサイズのタルトが。 いやはや参りました! 昨夏よりも更に好印象の内容には脱帽するしかない。 ありがとうございました。 石垣島を訪れる際にはまた利用させて頂きます。 私が見た事がなかった衣笠茸をわざわざ調べて頂き、それを画像で見せてくださったスタッフの人の機転の効いたサービス、全てが良い思い出になりました。 ANAインターコンチネンタル石垣島リゾートにある中国料理のレストラン。 私達の初日のディナーはコチラ「チャイナシャドー」さんで頂くことにした。 わざわざ石垣島まで行って中国料理?、と案ずるなかれ! 私はコチラが沖縄県内ではトップランクに位置するレストランだと思っている。 今夜のコースメニューで最後の食事の海南鶏飯を麺料理に変更は出来ますか?との希望にも快く応じて頂いた。 先ずはワインだ。 ブルゴーニュの日本人醸造家の「Lou Dumont」のピノ・ノワールを合わせてみる。 少し冷やし過ぎたようで、香りがなかなか上がってこない。しかしこんなものではないはずだ。 スワリングしながら気長に待つとしよう。 最初の前菜が運ばれてきた。 ここ、石垣島はマグロの水揚げが盛んで、良いマグロを食べることができるが、そのクロマグロを使った中国風カルパッチョだ。 青パパイア、人参、ナッツ、胡麻…、様々な薬味に別添えの香醋のソースをかけてからよく和えて食べる。 香醋の優しい酸が食欲を刺激する。 北京ダックと広東式焼き物の盛り合わせ。 最近、雑な作り方で提供する割には結構な金額のする北京ダックだが、久しぶりに本物の、非常に手間隙をかけて作る北京ダックを食べさせてもらった。甜麺醤をベースにしたソースは勿論シェフの手作りだ。 広東式の又焼は脂の少ない部位にありがちな固い物ではなく、逆に柔らか過ぎることのない、そこそこの歯ごたえを残しながらも 咀嚼するとその中に閉じ込められた旨味が口中に溢れてくる。 豚の腸詰めも、ソーセージとは全くの別物。燻香の残る、小さな名脇役だ。 スープには驚いた。 美崎牛という石垣島のブランド牛のテールを使ったのだが、透き通った色はまるでフレンチレストランで頂くダブルコンソメのような深い味わい。これだけの味を残す為には相当な手間をかけているのだろう。よく煮込まれたテールは骨の部分を外してあり食べやすい。 驚きはまだ続く。 海老と貝柱のチリソースは西洋のハーブであるローズマリーやバジルの香りを添えた物。 その付け合わせに驚かされた! 蒸しパンは中国料理でしばしばお目にかかるが、あまり好んでまで手を伸ばさなかった。 それがコチラの料理に添えた蒸しパンは、サクッとした歯ごたえを感じさせるように表面だけを素揚げにした物。 そのひと手間が見事に本来の持つ甘味に加え、料理に彩りと、美味しさと、楽しさを加えている。 石垣島のステーキは言うに及ばず。 美しくミディアムレアに焼かれたステーキに、シェフオリジナルのブラックビーンズ(豆鼓)のソースが素晴らしい! 美味しい、が約束された組み合わせだ。 最後のデザートには惜しみなく使った燕の巣のココナッツミルク。それに様々なフルーツとタピオカが。 胡麻団子は業務用の冷凍の物ではなく、きちんとこの厨 房内で作られた物。 一緒にサーブされたお茶も中国茶では高価な凍頂烏龍茶。 期待通りの素晴らしいディナーだった。 アラカルトで干し鮑の煮込みも考えたが、これだけでも すでに苦しい程なのが私達夫婦が年齢を重ねたからだ。 決して無理してはいけない。余韻に酔いしれるくらいが張と良いのだ。 いつまでもこのような素晴らしい料理を頂けるよう、健康には留意しなくては。 ありがとうございました。また来ますね……。

2023/09訪問

2回

割烹多田浜

美栄橋、県庁前、旭橋/日本料理、沖縄料理

3.14

8

¥3,000~¥3,999

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.5

1回

ANAインターコンチネンタル石垣リゾート

石垣市/ホテル

3.27

110

-

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

その他の点数:4.4

今夏のバカンスで、早くから決めていた石垣島への旅。 最大の目的は美しい海や島の風景ではなく、コチラ 「インターコンチネンタル石垣島リゾートホテル」に投宿することだ。 昨夏に続き、今夏もお世話になりたかったのは、なんと言ってもホテルスタッフの皆さんの素晴らしいホスピタリティーだ。 笑顔が素敵で、いつも気持ちの良い接客をしてくれる。 8月生まれの私が、今夏は仕事の都合でいつものような誕生日を迎えることができず、妻が「遅れた誕生日のお祝いをしようね」と予約を入れてくれたが、その初日、チェックインを済ませ部屋に入るとウェルカムのアソートの焼き菓子には「Happy Birthday 」の文字のチョコレートプレートが。 こんな小さな心遣いも当事者にすれば嬉しいもの。 翌朝の朝食には入り口のスタッフにお礼申し上げた。 その朝食。 ブッフェ嫌いな私が「この内容ならば……」と気に入ったのだ。 それほどコチラのブッフェは素晴らしい。 料理の種類の豊富なことは勿論、1つひとつの料理のクオリティが非常に高いのだ。 お粥ひとつ取り上げても、別添えの食材にはピータン、クコの実、香菜の他に、アミエビのX.O.醤や、搾菜などは本格的な高級中華料理店のクオリティと遜色ない。 その味は香港で食べたことをを想起させてくれた。 八重山そばも本格的な出汁の、とても美味しい物。 更にはマグロ丼まで。 沖縄、特に先島諸島近海はマグロとカツオの水揚げが豊富で、冷凍物は使用する必要が無いほどだ。 そのカツオで鰹節を生産し、八重山そばの出汁に。 生マグロは刺身や丼に、と。 チーズのアソートは朝から3~4種類が並んでいる。 近くにはサーモンフュメ、生ハムまで…。 これには我慢できず、グラスワインを所望してしまった。 リゾートホテルでゆっくりとした朝を迎え、充実した朝食を頂ければ、それだけで贅沢というものだろう。 ホテルのスタッフの皆さんの笑顔が嬉しい。 それが1日の活力にも繋がる。 朝からとびきりの笑顔に触れ合えれば、それが素晴らしい1日のスタートになりそうで…。 私達夫婦が愛して止まないリゾートホテルだ。

2023/09訪問

1回

石垣島きたうち牧場 真栄里店

石垣市/焼肉、ハンバーグ、ホルモン

3.26

35

¥6,000~¥7,999

¥1,000~¥1,999

定休日
-

夜の点数:4.3

今年のバカンスは石垣島に行く!  と、早くから決めていた。 その石垣島に行くならコチラを素通りは出来ない。 きたうち牧場さん。 私が「本当の和牛とは…」を教えてくれた、数少ない本物の優良畜産農家さんだ。 その畜産農家さん直営のお店がコチラを含め石垣島には3店舗ある。そのうちの1つがコチラ「真栄里店」さんだ。 話が長くなるので割愛させて頂くが、コチラの「きたうちプレミアムビーフ」、思いを共にする畜産農家さん達で組織された「八重山郷里」の牛。 私がどれほど信頼を寄せているかは、上記した文言で検索して頂ければ理解してもらえると思う。 逆にコチラの牛肉を知ってしまったが故に、私はめったな事では自分で選んだ牛肉以外、口にしたくなくなった程だ。 石垣島に来るにあたり、もはやきたうち牧場さんの牛肉は必須条件となっている。 今回のバカンスの初日のディナーは、宿泊するインターコンチネンタルホテルからなら徒歩で行けるコチラ「真栄里店」で頂くことにした。 到着した日のディナーだ。 ホテル内のレストランで旅の疲れを癒しながらゆっくりと…も魅力的だが、それは明日と明後日のお楽しみに残しておこう。 それほどきたうち牧場さんの牛肉が恋しかったのだ。 行きはタクシーを利用した。 地図アプリではいまいち距離感が掴めない。 ワンメーターで行ける距離とは理解しているが、わざわざお迎えの為にホテルの車寄せで待機してもらっていた運転手さんにはお礼の言葉と共に僅かだがチップを渡しておいた。 案の定、徒歩でも十分に歩いて行ける事、帰り道を理解して車から降り立った。 広い道路に面した平屋建ての店舗は駐車場も十分な広さがある。 扉を開けて中へと進み、予約した旨を伝えると、係の人が席へと案内してくれた。 最初の卓上の設えには タレの入ったプレートに「石垣島 きたうち牧場」の文字が。 ドレッシングのような物で書いてあるのかな…と触れてみると、製造段階で作られたプレートのデザインだった。 前回本店に訪れた際にはなかった物で、なかなかアイデア溢れる良い物だ。 きたうち牧場さんの牛肉は、なにも焼き肉だからといって全てタレを使って食べなくても、焼き上がった肉におろし山葵と塩だけで食べた方が肉そのものの味が解りやすいし、その方がさっぱりと食べられる。 なので、プレート内がその食べ方が出来るように小窓が複数ある設定なのだろう。 肉は「八重山郷里牛 お任せ五種 特選盛」を注文した。 私達は普段、牛肉は赤身の部位を好んで食べる。 が、きたうち牧場さんの牛肉は上記したように全幅の信頼を寄せている。 きたうち牧場さんの牛肉はサシの入った部位を食べても不飽和脂肪酸の低い融点のおかげで胃もたれすることはない。 その証拠にカットされた肉の断面はしばらくするとまるで蝋細工のようにテカテカと濡れているような状態になる。 常温、室温、体温でも脂が溶ける事がこれで解る。 他ではなかなか巡り会えない良質なサシ(脂)だ。 なのでお任せ五種の中にサシが含まれた部位が有っても美味しく食べられるのだ。 早速焼いてみる。 その焼き上がった最初の肉は、勿論タレではなく塩と山葵だ。 う~ん、美味しい!   まさに期待通り! この肉が食べたかったからこそ石垣島に来た、と言っても過言ではない。 肉のジュース、健康的な脂の甘味、それらが口中で渾然一体となり、十分に咀嚼した後に赤ワインを流し込めば…… あぁ!至福だ! 他には妻のリクエストとしては珍しく「この牛のホルモンが食べてみたい」と。 めったにホルモンを食べたい とは言わない妻がそう言うのだ。 この牛の健康状態を理解しているからこそだろう。 ただし、決して批判的な意味で言うのではないが、その後に注文した「肉の盛り合わせ」的な、牛肉の他に豚肉や鶏肉が合わさったプレート。 これを牛肉ばかりのプレートと勘違いして注文したのが痛かった。 初老の私達夫婦だ。 胃袋のキャパシティには限界がある。 やはり豚肉や鶏肉も美味しいが、せっかくコチラに来たのだ。 牛肉1択で良かった…と、後に後悔した。 最初の五種盛りに、ホルモンと あとはプレミアムビーフの1種類を追加でちょうど良かったのかもしれない。 ワインも良い物を比較的安価で提供してくれる。 石垣島初日のディナー、大満足であった。

2023/09訪問

1回

喜八

焼肉 WEST 百名店 2021 選出店

食べログ 焼肉 WEST 百名店 2021 選出店

喜八

宮古島市/焼肉、ホルモン、冷麺

3.53

247

¥8,000~¥9,999

-

定休日
月曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.3

妻がわざわざ宮古島まで来てくれている。 私のことを心配してなのか、単に遊びたかったのか…。 まぁ、妻が大好きな私としては理由などなんでもいい。 一緒にいてくれるだけで嬉しいものだ。 そんな愛する妻に、せっかくだから 美味しいと評判の「宮古牛」を食べさせてあげたい。 そこで宮古牛を一番美味しく食べさせてくれそうなお店を探し、訪れることにしたのがコチラ「喜八」さんだ。 予約する際に 「処理場の都合で宮古牛の入荷が無い、ということがあるかもしれないが…」と言われたが 「それでも構いません」と。 正直、そんなことがあるとガッカリしてしまうかもしれないが、それも仕方ない。 夕方の6時にお店に到着した。 お店からは「予約はご利用できるのは6時から7時50分までと、8時からになりますが…」と予約段階でのハウスルールを告げられていたので早い時間の方をお願いしてあった。 L字型のカウンターがメインで、テーブル席もあるがあまり大きくはない。 しかしなから開店と同時に満席になることが、このお店の人気と実力の証明だろう。 私達もカウンターのほぼ真ん中あたりに案内された。 席には最初の設えからお通しのもずくが用意してある。 さて、先ずはドリンクからだ。 私はオリオンの瓶ビール、ハンドルキーパーの妻はソフトドリンクを注文した。 そして肉だが、正直種類が多すぎて、どの肉はどんな特徴なのか解らない。 赤身なのか、サシのあるマーブルなのか…。 そこでお店のお勧めでもある「おまかせ五種盛り」をお願いすることにした。 一通り食べてみて、気に入った物を追加注文すれば良い。 他にも妻が「見て!水槽の中で海ぶどうを「飼って」いるよ」と驚いたようで、 「美味しそう!間違いなく新鮮だよね!食べたいな」と。 私はといえば気になっている「宮古牛のスジ煮込み」をそれぞれ追加した。 その海ぶどう。 一応 付けタレも添えてもらえるが、むしろ何も付けずにそのまま食べた方が美味しかった。 それだけ良質、かつ新鮮だからだろう。 宮古牛のスジ煮込みも丁寧な下処理がされているものなので、臭みなど勿論無い美味しい煮込みだ。 五種盛りの肉が運ばれて来た。 赤身が3種類、マーブルが2種類の構成だ。 それでは、と赤身の肉から焼き始めてみる。 その前にご主人からお勧めの食べ方の指南を受ける。 肉は全て漬タレ等の下味は付けてはいない。 その為、赤身は卓上のミルを挽いたセル・ポアで……等々の拘りがあるようだ。 そのような食べ方を勧めるのは肉質に自信がある他ない。 焼き上がった肉を勧められた食べ方で食べてみる。 おぉ!素晴らしい! しっかりと肉のジュースを残している。 私は牛肉は焼き肉よりステーキで食べることが好きだ。 なぜなら肉を厚みを感じる程度にカットした物でないと、焼く時に肉のジュースを閉じ込めることができないからだ。 しかしながらコチラの肉は焼き肉用にスライスしてはあるが、焼き過ぎないよう注意していればとても美味しく食べられることができた。 他の部位も同様。 盛り合わされた五種すべてが美味しかった。 さて、追加はどうしよう……。 やはり私達夫婦は赤身肉が好きだ。 そんな訳で追加は最初に食べた「クリミ」を。 それに加えてタンとアグー豚の肩ロースも一緒にお願いした。 牛肉は一番美味しいと思えた部位だから再度美味しいのは勿論だが、アグー豚もとても美味しかった。 しかし悲しいかな、私達夫婦はもう初老だ、 若い頃のように沢山は食べられない…。 この追加した肉でギブアップだ。 それでも宮古牛のなんたるかは垣間見ることができた。 とても良いお店なので、次回はまた違った部位を堪能したいものだ。

2023/08訪問

1回

和風ダイニング やえびし

宮古島市/沖縄料理、日本料理、中華料理

3.41

57

¥5,000~¥5,999

-

定休日
-

夜の点数:4.3

宮古島東急ホテル&リゾーツの中にある和食と中華料理が楽しめるレストラン。 私の59回目の誕生日は それを共に祝ってくれる妻と共にコチラでお世話になることにした。 コチラでは和食と中華の他に寿司カウンターや鉄板焼コーナーも併設され、勿論沖縄の郷土料理まで様々なメニューを楽しむことができる。 今回は放栓料を支払い、ワインは北海道・余市の「平川ワイナリー」の「エスプリ」という、平川ワイナリーのトップキュヴェ「ローブ」のセカンドを持ち込ませてもらった。 北の大地が育んだワインを南の島で楽しむのも一興だろう。 先ずはビールを。勿論オリオンだ。 アサヒがライセンス生産するようになってからは内地でも楽しめるようになったが、なぜか沖縄で飲むオリオンは以前と同じように美味しいままで頂けるのが不思議だ。 きっと沖縄の風土に合っているのかもしれない。 料理はコースもあるが、今回は全てアラカルトで注文した。 その口取りの意味を込めて注文した「ミミガー」。 コリコリとした歯ごたえを楽しむのだか、コチラではそれをジーマミー(沖縄でピーナッツの意味)で和えてある。 せっかちな私は何か口に運ぶものがないと酒が進まないがそれを満たしてくれた。 お造りの五種盛りが。 沖縄近海で捕れる白身魚「ミーバイ」、「アカマチ」と、他も近海であがるセーイカ、キハダマグロ、シマアジが盛り込まれていて、どれもがとても美味しい。 なかには「沖縄の魚は美味しいのかなぁ…」と懐疑的な諸兄もいらっしゃるようだが、なんのなんの!  沖縄の魚はとても美味しいんです。 キハダマグロやカツオは沖縄近海でよく捕れるので、台風でもない限り冷凍物など一切無い。 その他の魚介類も、逆に この地に来ないと食べることすらかなわない素敵な海の幸(例えばヤシガニ等)が沢山ある。 その海の幸の一つ、鮑を。 中華料理も出来るので和食と どちらかの好みの料理方が選べるのだが、これは和食の酒蒸しに。 別添えになっている肝のソースを付けて頂くのだが、シンプルに蒸しあげた鮑をそれと一緒に食べるのは、もはや美味しいが決定しているようなもの。 文句の付けようがない美味しさだ。 もう一品 海の幸を。伊勢海老だ。 沖縄では伊勢海老も捕れる。 その地物の伊勢海老も次の料理を勘案して和食仕立てで。 半身にカットされた伊勢海老を、頭の味噌を取り出し雲丹と合わせた物をソースとして焼き上げる。 時に鉄板焼を食べる時に思うのだが、鮮度の良い魚介類はあれこれと凝った技法で調理するよりも、あまり手を加えない、シンプルに焼き上げた物をシンプルなソースで食べるのが一番美味しいのでは…と思うことがあるが、今回の鮑といい伊勢海老といい、まさにその調理方法に近い、素材の味を最大限に活かしたものだった。 さぁ、そろそろ中華料理も頂きたくなった。 ミーバイの黒酢あんかけをお願いした。 先に刺身でも登場したミーバイ。 鮮やかな赤色の魚体のハタ科の白身魚は沖縄では高級魚だ。 そのミーバイをカラッと揚げて、野菜と合わせた黒酢の餡をかける。 サッと炒めた野菜を黒酢のさっぱりとした餡にしたソースで、ミーバイは先程の刺身とは違う魅力を振り舞いてくれる。 もう一品、中華料理を。 海老のマヨネーズソースにはシークヮーサーの風味を加えたもの。 えもいわれぬ美味しさはシークヮーサーの爽やかさが演出したものだろう。 様々な料理をワインを共に楽しめば、いつからか店内には三線の音色が。 沖縄民謡を三線の演奏と共に歌って聞かせてくれるのだ。 私の好きな「安里屋ユンタ」を歌ってくれた時には、ちょっと恥ずかしかったが「さぁー ゆぃゆぃー」と合いの手を入れると演奏もノリノリになってくれた。   素敵な演奏にいつしかワインも空になり、次なるは勿論泡盛だ。 休日に見学に訪れた「多良川」のフラッグシップ「久遠」を頂こう。 最後の〆にはソーメンチャンプルーだ。 コチラのソーメンチャンプルーの量は凄まじい。 とてもレギュラーサイズのは私達初老の夫婦では完食するのは無理だ。 そこで「ハーフサイズで…」とお願いしてみると快く了解して頂いた。 料理に酔い、酒に酔い、歌に酔い…… 素晴らしい宮古島での夜を過ごすことができた。

2023/08訪問

1回

サルティーダ

石垣市/ビストロ

3.46

92

¥5,000~¥5,999

¥4,000~¥4,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.5

昼の点数:4.0

今夏のバカンスで石垣島に来ている。 昨夏にとても好印象を得たインターコンチネンタル石垣リゾートに投宿して、美味しい料理を食べてゆっくりしたいね、と妻とは春先からの計画だった。 そのメインダイニングがコチラ「サルティーダ」さんだ。 昨夏の利用の際に料理の良さは勿論、スタッフの皆さんのホスピタリティー溢れるサービスがとても良かったからだ。 改めて振り返ると、私達がお気に入りのお店、もしくはホテルは全てそこで従事している人達が気に入ったところばかりだ。 やはり人が大事なのだ。 良い人がいるからお客が集まるのだ。 そんな意味では私達夫婦が石垣島に来るのは、コチラのホテル、レストランの皆さんに会いに来たいという気持ちが強かったからだ。 更に嬉しいことに、料理内容もパワーアップしている。 昨夏はメイン料理を選び、その他の料理(主にオードブルやサラダ、デザート)はブッフェスタイルで楽しむことになっていたが、今年からはオールブッフェ(全ての料理がブッフェスタイルで楽しめる)になっていた。 内容もホームページで閲覧できるが、とても素敵な料理が列記されている。 それが季節にもよるだろうが宿泊者限定でお値引きになるプランまであったから言うこと無しだ。 3泊する中日のディナーで利用してみた。 午前中の朝食の際、やはりいつもの笑顔に触れることができたので、その日の夜も安心して再訪した。 簡単な説明を受けた後、先にドリンクの注文をお願いする。 妻はシャンパンを石垣島のパイナップルのジュースでハーフ&ハーフにした「パイナップルミモザ」を。 私は赤ワイン(シャトー・グリュオ・ラローズのセカンド)をそれぞれお願いした。 席を立ち、料理台に向かう。 様々な美味しそうな料理に目移りしてしまう。 オードブル、サラダの近くには大きなプラッターが。 見たところ50cm は有ろうかというビッグサイズのミーバイが丸ごとローストされてある。 それを客がめいめい好きな部位を好きなだけ…… なんと豪快なんだろう! 他にも牛リブロースの塩窯焼きや仔羊の煮込み等、全て食べたいが初老の私達ではとても無理と思える品数だ。 チーズやデザートも充実している。 ワインが進んで仕方ない。 妻共々満足し、会計をルームチャージで済ませた後はナイトプールを散策してみた。 プールサイドバーはペリエ・ジュエとのタイアップによる素敵な空間が演出されてあり、そこでシャンパンでも飲みながらライトアップされたプールを楽しむのも一興だろう。 やはり此処はいい。 人も、料理も、ワインも全てに完璧だ。 また利用させてもらいたい…  そう、また皆さんの笑顔に会いに来たいとの思いから……。 ANAインターコンチネンタル石垣島リゾート2日目の夜。 今朝の朝食のブッフェに非常に好感が持てたので、同じレストランで今度はディナーも頂いてみよう、となった。 当初はホテル内の和食のレストランでマグロずくしのディナーも考えにあったが、朝食の際のスタッフの皆さんの笑顔溢れるホスピタリティーに心をうごかされたのだ。 幸い持ち込みのお酒は新政のNo.6を考えていたが、ホテルの部屋で飲もうとしていたムルソーがあった。 このレストランのディナーブッフェはハーフブッフェで、メインディッシュだけは好みの料理を選んで提供してくれるシステムだ。 魚料理と豚肉料理があったので、それを選んでムルソーに合わせれば良い。 この日は夏至に近いこともあり、19時を過ぎてもまだ夕陽が名残惜しむようにホテル全体を赤く染めていた。 外が明るいとディナーの雰囲気が出ないが、予約した時間だから仕方ない。 窓に近い席へと案内してもらい、食事を始めた。 さすがにディナーはブッフェの内容も一段と華やかだ。 ライブキッチンも素敵な料理をシェフが作ってくれる姿を見ていると自然と料理を手にしてしまう。 朝のチーズは主にハード系のチーズだったが、夜はワイン等に相性の良い物を並べている。 仔羊のナヴァランはブッフェ料理とは思えない美味しさだ。 私が持ち込んだムルソーは自宅のセラーで保管していたのだが、いかにルイ・ジャドといえども2000年のヴィンテージではもたなかった…。 抜栓した瞬間だけは楽しめたが、空気に触れた時からみるみるピークアウトの症状があらわてしまった。 食事を十分楽しんだ後、スタッフの人が 「デザートはプールサイドのテラス席でいかがでしょうか?」 と勧めてくださった。 せっかくなので移動すると、ソファーの席には適度な大きさのクッションがあり、リラックスできる。 プールを照らすライトアップがロマンチックな雰囲気を演出している。 二人でいるところを度々写真におさめてもらったが、そういったスタッフの皆さんの、お客様に楽しんで頂だこうという気持ちが伝わってくる。 やはり良い料理、良い飲み物だけではない。 こうしたホスピタリティー溢れるサービスが必要不可欠だと改めて感じることができたディナーだった。 2日目の朝食はコチラのブッフェ料理のレストラン 「サルティーダ」さんで頂くことにした。 もう1ヶ所別のブッフェ料理のレストランがあるのだが、そちらはもう少しカジュアルな内容と聞いており、子供向きの料理等もあるようで、家族連れのゲストにはそちらの利用を勧めているようだ。 私達夫婦は子育てはとうの昔に卒業しているので、レストランでの食事は落ち着いて食べたいと思っている。 なので必然的にコチラのレストランを選んだのだ。 それはすぐさま正解だと思った。 先ずは料理の内容が違う。ジュースはすべてフレッシュな物で、濃縮果汁還元の物は一切無い。 チーズもナチュラルな物で、料理台にサーモンフュメやケッパーベリー、生ハム等があれば、私に「朝からワインはいかがですか?」と問いかけられたような気分になる。 スタッフの皆さんの笑顔、サービス、ホスピタリティーも素晴らしい。 石垣島はマグロの水揚げが盛んなので、和食のレストランで本マグロずくしの料理を頂くことにしていたが、急遽ディナーも頂きたくなった。 この皆さんの笑顔が、夜、もう一度コチラで食事をしたいという気持ちを後押しした。 ごちそうさまでした。今夜またお会いしましょう……。

2023/09訪問

3回

Grand Bleu Gamin

フレンチ WEST 百名店 2023 選出店

食べログ フレンチ WEST 百名店 2023 選出店

Grand Bleu Gamin

宮古島市/フレンチ、オーベルジュ、バー

3.78

173

¥15,000~¥19,999

¥3,000~¥3,999

定休日
-

昼の点数:4.2

宮古島での勤務の休日。 島まで来てくれている妻と一緒にドライブに出かけた。 勤務先からカーシェアの車を走らせること約40分。 コチラのお店に到着した。 コチラは本来はリゾートホテルの中にあるダイニングで、基本的には宿泊者の為に営業しているようだが、席が空いていればビジターでも受け入れてくださるようだ。 予約をした時間よりも10分程早く到着した私達。 入り口辺りで写真を撮るなりしていたら、お店(ホテル?)のスタッフが出てきてくれて  「食事のご予約のお客様ですか?暑いのでよろしければ中でお待ちください」 と声をかけてくれた。 それでは、と中に進むと洒落たインテリアのウェイティングスペースが。 ホテルオリジナルのグッズの販売もしているこの場所で、 「ランチのお席の準備が出来ますまでコチラでお待ち下さい」と。 メニューもお持ちします、と言われたので妻と拝見することに。 最初は二人共に同じコースを…と思っていたが、メニューを見て気が変わった。 追加メニューにお店のスペシャリティが紹介されていて、それが食べたくなったのだ。 結局私はパスタとメイン、妻はメインに追加のスペシャリティ、という組み合わせにした。 それを仲良くシェアすることに。 ドリンクはこの日のハンドルキーパーは私だったので、サンペレグリノのボトルを これも二人でシェアだ。 前菜が。 私にはお店のもう1つのスペシャリティ「とうもろこしのムース」と「島野菜のシーザーサラダ」が。 このムースの上には非常に良質なムラサキウニが添えてあり、これ等を併せて口に運べば なるほど、もう1つのスペシャリティと自慢するだけのことはある。 雲丹が大好きな妻は大絶賛で 「私、コチラの方がいい。交換して。」と。 妻の方にサーブされた料理も美味しく、私はむしろコチラの方が良いくらい。 これまた良質な帆立貝を使用したセビーチェだ。 セビーチェ、シェフはペルー料理にも精通しているのか…。 とても美味しい、昔 南青山のペルー料理店で食べた感動が甦ってきた。 私達がメニューを決めてからの後、けたたましくボウルを打つ音が響きわたっていたが、それが次の料理に。 先記した追加のスペシャリティだ。 メレンゲを沢山泡立てる際、白トリュフのオイルを一緒に馴染ませ香りを載せる。 それを鉄板で丁寧に焼き上げる。 ふわふわの、かなり大きなサイズに見えるが、シェフが 「かなり大きいと思われるでしょうが、口当たりが軽いので以外とペロッと食べてしまえるんですよ。」と。 焼き上がったメレンゲには更にサマートリュフと蜂蜜を。 最初から2つに分けてお皿に盛りつけて頂いた。 なるほど、ナイフはいらないかもしれないと思うほどの軽い食感。 2つのトリュフの香りが官能的だ。 甘やかな蜂蜜が「さぁ、もっと……」と誘惑の手を差し伸べてくる……。 気が付くと、お皿には何も残っていない。 まるでデジャブのように……。 その目を覚まさせる一品が。 焼き茄子と島ゴーヤのアラビアータだ。 手打ちのパスタは歯触り、舌触りが素晴らしく、トマトのソースはアラビアータなのだが、島唐辛子のナイフのような鋭い辛味は押さえられ、限りなく優しい味わいだ。 メイン料理がサーブされる。 本日の魚料理、として紹介されたのはブイヤベース。 近海で上がった真鯛とセーイカがメインだが、それ以外の魚介類の出汁が豊かな味と香りをもたらしている。 別に添えられたルイユも良いアクセントだ。 パンも美味しく食べられる。 もう1つのメインは厚切り牛タンのカツレツだ。 先に煮炊きされて柔らかく、味も含まれた牛タンをカツレツにして、自家製マヨネーズをソースに ピクルスアッシェがアクセントだ。 ブイヨンで柔らかく仕上げられた牛タン。 カツレツにすることで新しい魅力を引き出してくれた。 デザートには妻の方だけエキストラチャージの支払いでグレードアップした「マンゴーパフェ」を。 私は抹茶のガトーに波照間産の黒糖のグラスが添えられた物を。 お茶はエスプレッソをダブルで所望した。 料理の美味しさは勿論、シェフとの楽しいお話が更に美味しさを引き立てる。 フロアのサービススタッフの皆さんもとても笑顔の良い、ホスピタリティー溢れる人達だ。 とても気持ちの良い休日となった。 皆さん、ありがとうございました。ご馳走さまです。 次回はディナーで利用したいなぁ……。

2023/08訪問

1回

バー・ムーンシェル

宮古島市/バー、カフェ、沖縄料理

3.46

59

¥2,000~¥2,999

¥1,000~¥1,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.2

宮古島東急ホテル&リゾーツではランチは2度程頂いた。 館内で唯一ランチ営業をしているのがコチラ「ムーン シェル」さんだ。 リゾートホテルらしく屋外のテラス席では水着のまま飲食が出来ることもあり、シーズンにはかなりの賑わいがある。 地元の人気料理である「宮古そば」「タコライス」などの他にアメリカンクラブハウスサンドイッチやパスタ、ハンバーガーは「ワークスバーガー」というビッグサイズのオリジナルまで幅広いメニューがある。 宮古島産マンゴーをふんだんに使用したパフェや、F.F.L.(フレッシュフリーズレモネード)というトロピカル感溢れるドリンクも。 今回の滞在中で上記のメニューを頂いたが、どれもがとても美味しいものだった。 トップシーズンは宿泊者だけの利用となるのだが、それ以外はビジターの利用も可能になる。 東洋一と言われる与那覇前浜ビーチを訪れる際には利用したいお店だ。

2023/08訪問

1回

中国家常菜 燕郷房

中国料理 WEST 百名店 2021 選出店

食べログ 中国料理 WEST 百名店 2021 選出店

掲載保留中国家常菜 燕郷房

旭橋、県庁前、壺川/中華料理、四川料理

3.69

417

¥3,000~¥3,999

~¥999

定休日
火曜日

夜の点数:4.2

入籍記念日に訪れた沖縄の旅、2日目のディナーは 以前、テイクアウトした料理が美味しくて、次回那覇市で夕食をとるなら伺いたいと思っていたコチラ「燕郷房」さんだ。 沖縄は古くから中国、台湾、香港などアジア各国との交易が盛んだったからだろう、中華料理の美味しいお店が多くあるが、コチラもそのうちの1軒だ。 アラカルトで好きなものを…とも考えたが、初老の私達夫婦故にあまり沢山は食べられない。 そこでこの日はコース料理で注文することにした。 やはり少しずついろいろと食べることができるコース料理のほうがそのお店をより理解できる。 先ずは乾杯だ。 最近、私は中華料理を食べる際には紹興酒を好んで注文することが多い。 勿論ちゃんとした品質の紹興酒をきちんと管理出来ているお店の物しか飲まないが…。 最初に日本に紹興酒が紹介された頃は、粗悪な品質と管理によって劣化した物が多く、当時の日本人には あまり美味しくない飲み物という認識が定着してしまった。 それでもなんとか飲めないものか、と思い付いたのが、紹興酒を温めて そこにザラメ糖を溶かし入れ、甘くする手法だ。 元々紹興酒は日本酒やワインと同じ醸造酒。 基本的にはそのままで楽しむのが本来の姿だ。 きちんと管理された良い品質の紹興酒はとても美味しいということにようやく皆が気が付いたのだ。 私のように氷を入れる飲み方も邪道かもしれないし、加熱した紹興酒にザラメ糖を入れる飲み方も否定はしない。 それは全て「酒は嗜好品」という観点では間違いではないからだ。 いつも話が脱線するが、肝心の料理はやはりコース料理でお願いして良かったと思う。 前菜の盛り合わせからだが一品一品がクオリティが高い。 春巻はお店の名物の「海老ニラ饅頭」とのチョイスだったが、私達はコチラにして良かったと思った。 細長い春巻は海老やイカがびっしり隙間無く詰められていて、特にソースは必要無いほどしっかりした味わいだ。 先の紹興酒だが、とても美味しいのでおかわりはデキャンタで追加した。 レタスのニンニク生姜和えは良い箸休めになる。 1玉ぐらいは軽くイケそうだ。 魚の蒸し物が出てきた。 蒸した後に熱々の油を掛け廻す。 ネギの香り、醤のコクが白身魚としては濃厚な脂の銀鱈にとてもマッチしている。 次に黒毛和牛の自家製X.O.醤炒めが。 肉の部位はランプだろうか。 脂分の軽い、あっさりとしている部位は柔らかさの中に肉のジュースをしっかり湛えている。 火加減を心得ているからなしえる技だろう。 海老のチリソース。 やはり海老は大きなサイズのほうが旨い。 あまり過剰なサイズは例外だが、今回提供されたサイズは海老を口いっぱいに頬張って、しっかり咀嚼することで一番旨味を感じることができると思う。 食事の〆はフカヒレのスープと干し貝柱のスープ焼きそばだ。 スープ焼きそばといってもスープ状の物が有るわけではない。干し貝柱から採った出汁を使用した焼きそばは黄ニラなどの野菜と合わせて炒めることで軽めな仕上がりながら干し貝柱の風味が優雅さを引き出している。 フカヒレスープはゆし豆腐が入っていて、沖縄らしさを演出する。 フィナーレは杏仁豆腐と黒胡麻のアイスクリーム。 杏仁豆腐は優しさが、黒胡麻アイスクリームは濃厚さが  食事の満足度を高めている。 素晴らしい料理内容だった。 更に嬉しいことにはこのコース料理が非常にお値打ちに提供されていることだ。 私の感覚で言わせてもらえるなら、この料理の価格は五割増し、いや、倍近くの価格でも文句を言うことはない。 事実、大きな都会の中国料理のレストランではそのくらいだと思う…。 それほど満足した夜だった。 ありがとうございました。ごちそうさまです。

2023/02訪問

1回

BRUAL

宮古島市/ハンバーガー、カフェ

3.40

76

¥5,000~¥5,999

¥1,000~¥1,999

定休日
-

昼の点数:4.1

宮古島での勤務の休日。 相変わらずのカーシェア利用で買い出し&ランチに出かけた。 いつもなら毎朝ホテルのブッフェの朝食を食べるのだが、さすがに1ヶ月以上連続すると、微妙に内容が変わるとはいえ飽きてくる。 休日はランチを外食で済ます日はホテルの朝食を食べないようにしていた。 と、なればランチ時にはお腹が空いた状態になっている。 しっかりした物を食べよう、と思うのは自然な流れだ。 さて、何を食べようかな……。 思案した結果、大きなハンバーガーが食べたくなった。 以前、宮古島では有名な「D」で始まる店名のお店でハンバーガーを食べた事があったが、同じお店ではつまらない。 他に美味しいハンバーガーのお店はないものか… と探してコチラにたどり着いた。 車はお店の横に 詰めれば3台は駐車できそうなスペースがあり、そこに置かせてもらった。 外観といい、内装といい、バックバーに泡盛が有ることでかろうじてコチラが宮古島にあるお店だ、と意識できる程凝った造りだ。 そのカウンター席に腰をおろし、お目当てのオニオンチーズバーガーをパティを200gにサイズアップして、サイドにサラダとポテト、それにドリンクが付くセットメニューを注文した。 すぐに選んだドリンクの自家製レモンスカッシュが届けられたが、ハンバーガーが提供されるまでにはもう少し時間が必要なようだ。 それでもさほど待つこともなく、トレーごとハンバーガーが到着した。 厚みのあるグリルしたオニオンに負けないようにパティをサイズアップしたのは正解だったようだ。 チーズの溶け具合といい、とても美味しそうだ。 たまらずペーパーに包んで限界まで大きく口を開いてかぶり付く。 パティは100%宮古牛を使用した、しっかりとした味わい。 その美味しいパティを引き立てるソース、様々な具材達。 バンズは意外な程軽い物に思われたが、全てを口中に納めて咀嚼すれば、そのバランスの良さ、美味しさに思わず頬が弛んでしまう。 サイド達もなかなかだ。 ポテトにはケイジャンスパイスのような物が纏わせてあり、サラダはコブサラダのドレッシングで和えてある。 それをサーブしてくれたカラフルなドレッドヘアの若い女性スタッフ。ここはアメリカの西海岸なのか……?  その素敵なドレッドヘアの女性スタッフにテイクアウトのお勧めを伺ったところ、ガーリックシュリンプを推してくれた。 今夜のホテルの部屋でワインを飲みたかったので、それをお願いした。 「冷めても美味しいのかなぁ」 「温め直した方がいいんですけど冷めてしまっても美味しいんですよ。ちなみに私は付け合わせはポテトよりもライスがお勧めです」 その言葉を素直に受け入れて、お勧めのスタイルでテイクアウトした。 夕食の時間になり白ワインと共にガーリックシュリンプを頂く。 温めなくても美味しい、という言葉を信じて食べてみたが、なるほどその通りだ。 確かに温め直した方がより良いのだろうが、いちいち電子レンジ対応の器に入れ直して、別棟の別のフロアにあるレンジの場所に行くのが億劫だったこともある。 お昼に頂いたハンバーガーといい、このガーリックシュリンプといい、かなりのクオリティだ。 先記した「D」よりも満足感が高く、宮古島ではNo.1のハンバーガーと言って差し支えないだろうと思った。

2023/08訪問

1回

宮古冷麺

宮古島市/冷麺

3.38

57

-

¥1,000~¥1,999

定休日
木曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.1

宮古島での勤務の休日。 リゾートホテル内で寝泊まりしている身にとって、たまの休日に買い出し等に出かけるのが唯一のチャンスであり楽しみでもある。 ホテルの敷地内にあるカーシェア用の車を利用して買い出し&ランチに出かけた。 この日は夕方の早い時間から営業する居酒屋さんに予約を入れてあり、そのためランチでお腹いっぱいになることは避けたかった。 何か軽く食べられる物は… と思案して、最近妻が教えてくれたコチラに伺うことにしてみた。 芸能人の人が始めた冷麺のお店かぁ……。 正直、私はこのようなシチュエーションは好まない。 何も無理して変わり種を食べなくても、こういう冷たい麺が食べたくなったら冷やし中華や盛り蕎麦などで良い。 食べてみてガッカリするようなら、最初から美味しいと解っているお店を利用すればいいと思っている。 しかしながらここは宮古島だ。 麺料理を提供しているお店のほとんどが「宮古そば」のお店で、その麺を利用して作る焼きそばやカレー味等のそばを提供し、それ以外ならラーメンのお店が少数、蕎麦屋やうどん屋は「希少生物」だ。 果たしてコチラの冷麺、美味しいのか否か……。 車で到着したが、店舗独自の駐車場は無く、近隣のコインパーキングを利用しなければならない。 お店は洒落た外見。 目の前はパイナガマビーチという好立地だ。 扉を開けるとスタッフの方から「いらっしゃいませ。先に注文と会計をコチラでお願いします。」と声を掛けられた。 その際にもらう番号のプレートを真後ろのカウンターにいる調理スタッフに手渡し、席に着く。 席は店内の他にテラス席もあるが、私は店内の窓越しにビーチが見えるカウンター席を選んだ。 なるほど、このロケーションもスパイスの一種だろう。 やがて会計の際、レシートにも記入してもらった自分の番号が呼ばれたら自分で取りに行く。 要はショッピングモール内にあるフードコートと同じスタイル。 水も、食べ終わった物を下膳するのも全てがセルフサービスだ。 その割にはこの料金、フルサービスの店舗ではないのに少々割高にも思えるが……。 しかしそれも杞憂に終わることになる! 結論を先に言えば、とても美味しいのだ! 先ずはそのビジュアル。 真っ白な麺に透き通ったスープ。 器もセンスの良い物を使用している。 そして高く積み上げられた海ぶどうと酢橘のグリーンが、窓越しに広がる宮古ブルーの海と空に溶け合い美しい。 指南してもらった通りに最初にスープを少し試してみたが、けっして味が薄いということはない。 むしろ丁寧な取り方のスープゆえの上品な、濁りの無い、美味しいスープに仕上がっている。 麺も独自の物で、真っ白なのは米粉を使用している故であろうか、それでも歯ごたえ、のど越しが共に良い。 この組み合わせだけでも私には十分美味しいのだが、更にこの高く積み上げられた海ぶどうの下には、大袈裟に言うとまるで宝箱の蓋を開けたような気分になる物が隠されてあった。 地元・宮古島で製造された鰹のなまり節をマヨネーズ等で味付けされた、まるでツナマヨのような物が鎮座している。 これをスープに溶かし、それと共に海ぶどうと麺を絡めて食べれば、「元々の味わいはこうしたかったのか…」と思えるような、しかし最初から濁りのあるスープで提供したくはない、という意匠を感じることができる。 更に好みで島の調味料「コーレーグース」や柚子胡椒、ビネガーも加えれば、また違った味変も楽しめる。 私はコーレーグースを加えてみたが、キレのある辛味が加わって夏らしい味わいになった。 いやはや恐れ入りました! これ程美味しい麺料理を食べることができるとは……。 「芸能人の方が趣味的に始められたのだろう…」とたかをくくっていたが、大変失礼であった。 帰り際にはスタッフの方々に 「ご馳走様でした。素晴らしい、唯一無二の美味しさでした。」とお礼申し上げ、お店を後にした。 諸兄にも宮古島を訪れ、宮古そばに飽きて別の麺料理が食べたくなったらお勧めしたいものだ。

2023/08訪問

1回

多良川

宮古島市/その他

3.07

13

-

-

定休日
日曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.1

仕事の休日。私が宮古島にいる間にどうしても訪れたかったのがコチラ「多良川酒造」さんだ。 島内でも人気の銘柄の泡盛を製造しているコチラでは、貴重な体験ができる工場見学のコースがある。 泡盛がどのように造られているのかは知識としては知ってはいるものの、コチラでは独自の方法で熟成期間を設けているようで、その内容を知りたかったのだ。 交通では不便な立地にあるコチラでは、まず車でないと訪問することは難しい。 すぐ近くには宮古そばの有名店「丸吉食堂」さんがあるが、そこまで行くイメージが必要だ。 路線バスは無く、見学後の試飲を楽しみたいなら複数名のうち誰かがハンドルキーパーになるか、帰りは代行運転のタクシー、もしくは往復でタクシーを利用するしかない。 あらかじめ電話で工場見学の予約も必要だ。 私達は見学の最終回の時間帯に伺うことになっていた。 その10分くらい前に到着したが、既に10数名の人達が集合場所の物販と試飲コーナーとなっている場所に来ていた。 先ず案内して頂いたのは少し離れた場所にある自然の洞窟で、その洞窟内部で泡盛を熟成させているという、いわば見学のメインがいきなりの順路のコースだ。 うっそうと生い茂る樹木や草木をわけいって進むと、格子状の金網の扉で閉じられた洞窟の入り口に到着した。 驚くことにこの洞窟、多良川酒造の社長の私有地になるとの事で、偶然発見されたらしい。 その内部で泡盛を熟成させているのだ。 様々な甕やボトルが整然と並べられ、中には著名人から預かった物も多数あった。 この、夏は涼しく冬は暖かく、ある一定の湿度も保つことができるのが熟成庫として最適なのだ、と。 この貴重な体験が済むと、再び工場の敷地に戻り、次には発酵槽や、更に別の熟成庫も見学させて頂いた。 最後に集合場所に戻り、多良川酒造さんの全ての泡盛を試飲させて頂ける時間をもらった。 私はフラッグシップブランドの「久遠」を試飲させてもらったが、さすがに古酒独特なまろやかさ、角の無いスムーズなのど越し、どれも最高峰モデルに相応しいと感じた。 工場見学は散会となったが、私達はその後今回の思い出に自分の泡盛をボトルで購入し、あの洞窟内で10年間熟成させてもらえる、という物を購入した。 木札に自分で思いおもいの文言を記入して、それをボトルネックに掛けて洞窟という揺りかごの中で「その時」まで眠りにつくのだ。 10年…… 私達は「それまでお互いに元気でいようね」と、郵送してくれるのを待つのではなく、再びこの地に一緒にやって来て、共に祝杯をあげようと約束をした。

2023/08訪問

1回

ファイブ・スター・デリ

北谷町/サンドイッチ

3.43

42

-

-

定休日
水曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.1

入籍記念日に訪れた沖縄の旅、2日目。 この日はお天気に恵まれたので、レンタカーを借りてドライブに出かけた。 本島の中部、西側には未だ訪れたことが無く、最初に妻が行きたいとリクエストしてきたガラス作品の作家さんによる展示と販売をしているお店に寄り、その近くにある残波岬灯台にも足を伸ばした。 折り返して我が中日ドラゴンズが春期キャンプをしている北谷町に行くことにして、ランチもこの街で頂くことに。 そこで楽しみにしていたお店がコチラ「ファイブスターデリ」さんだ。 近くにあるハンバーガーの有名店にも食指が動いたが、コチラのレビューを、写真を拝見して「ピンと来る」ものがあったからだ。 そして そのレビュアーさん達は皆がこぞって賛辞を送り、リピート確実と言わんばかりのコメントを並べていた。 車が到着したのは12時を過ぎていた。 幸いものすごい混雑ではなかったものの、お店の入り口近くのテラス席には米軍の兵士達が数名で席を埋め、店内の席も他のゲストが。 私達がギリギリでテーブルに腰を降ろすことができたようだ。 注文は予め決めていた。 皆さんが賛辞を送った「ザ•ルーベン」と、同じ物を二つよりも違うメニューも試したくて「ザ•フィリー チーズステーキ」も。 それにサイドメニューの「人気ですよ」とスタッフの人にお勧めされたコールスローサラダと、もう一つはマカロニのサラダを一緒に頂くことにした。 あ~っ、ビールが飲みたい……。 なんとなくだが、今回のオーダーにはビール以外考えられない気がした。 しかし今回は久しぶりに私がレンタカーのハンドルキーパーだ。アルコールを飲む訳にはいかない。我慢だ……。 注文を終えてテーブルに向かうと、普通の家屋の部屋のようなスペースにテーブルが二つ。 そちらにも外国人の男女が食事を楽しんでいる。 少ししてからトイレをお借りすると、ユニットバスのようだ。 やはりコチラは以前は普通の民家だったのだろう。 そして圧倒的に外国人客の利用者が多いということだ。 やがてお待ちかねの料理が運ばれてきた。 ルーベンはなるほど、自家製パストラミが迫力満点だ。 さっそく口にする。 うーん、なるほど……。 これは外国人客が好きなサンドイッチだ。 非常に肉々しい、それでいてザワークラウトの酸味が良い仕事をしている。トーストされたパンの香ばしさと相まってとても美味しいサンドイッチに仕上がっている。 サイドメニューからチョイスしたコールスローサラダやマカロニサラダも合間に食べると良い口直しだ。 しかし私達夫婦はこのルーベンよりも美味しいと思ったのが、もう一つのサンドイッチのザ•フィリーだ! ルックスはルーベンにはかなわないが、味わいはルーベンをはるかに凌ぐ。 コチラはある意味ルーベン以上に肉々しいサンドイッチなのに、一緒に炒めたオニオンやマッシュルームに加え、チーズがコクを与えている。 それらがお店のオリジナルソースと絡んで絶妙な味わいになっている。 さらには追加料金で肉を増量することも出来るので、更に肉々しいサンドイッチにすることも可能だ。 なるほど、これなら腹ペコの米軍兵士の胃袋を満たすことができるかもしれないのが人気の訳なのだろう。 未だ日本国内ではお見かけすることの無いサンドイッチだ。 諸兄も沖縄本島、北谷町を訪れることがあるならお勧めしたいお店だ。

2023/02訪問

1回

ちゅらさん亭

旭橋、県庁前、壺川/海鮮、沖縄料理、居酒屋

3.49

304

¥6,000~¥7,999

-

定休日
水曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.1

妻との入籍記念日に沖縄を訪れた。 二人で初めて沖縄に来た際、その最初の夕食に利用させてもらった思い出のお店の1つがコチラ「ちゅらさん亭」さんだ。 その時に頂いた美味しい魚の数々は今でも鮮明に記憶の中にある。 ある人に言わせれば「沖縄の魚って美味しいの? なんだか真っ青や真っ赤な熱帯魚みたいな魚なんでしょう?」という概念があるようだ。 それはある意味正解。 確かに色彩に関してはそう認めざるを得ないが、肝心の味に関しては譲れない。 そう、とても美味しいのだ。 私達夫婦が沖縄が好きな理由の1つに この豊かな自然の恵みがあるからだ。 派手なネオンが輝く店頭には生け簀があり、その中にはセミエビや夜光貝、伊勢海老などいろんな魚介類がいる。 それらのお出迎えを受けながら扉を開く。 すぐ前にあるカウンター席に着くと、目の前のネタケースには沖縄らしい魚介類が並んでいる。 先ずは県民の誇り、オリオンビールで乾杯だ。 一緒に提供されたもずくがまた旨い。 同時に刺身の盛り合わせを注文し、他に脱皮した車海老の唐揚げ、いろんな県産の魚の天ぷらも。 刺身は二人前で7種類の魚が。 マクブやミーバイ、アカジンといった、内地では見かけない、見かけても呼び名が違う魚達が並んでいる。 そして そのどれもが美味しいのだ。 そして私達が一番コチラを気に入っている理由の1つに お店の自家製の辛い薬味があり、それを刺身でいうと山葵の代わりに少量付けて食べるのだ。 ただし付けすぎてはいけない。とても辛いのだ。 しかしこの辛みは病みつきになる辛さで、盛り合わせの皿には山葵もあるが、私達は見向きもせずにこの薬味を使うほどだ。 (ちなみにこの薬味は希望者には1つ300円で譲って頂けるので、私達は毎回購入して自宅でも使用している) 沖縄県は車海老の養殖も盛んな土地だ。 今回は脱皮したばかりの車海老を唐揚げに。 大きく成長した車海老は刺身にしてもらった。 唐揚げにした車海老は脱皮したばかりなので勿論頭から全て食べられる。 なかなか食べる機会に恵まれない貴重な体験た。 刺身の美味しさはいうに及ばす。甘やかで強い歯ごたえのある刺身は私の嗜好としては伊勢海老以上の評価だ。 お酒は無論泡盛だ。 種類もまずまず揃っており、十分楽しめる。 その中で最初の1杯目には「久米仙 ブラック」を水割りで所望する。 次にはお値打ちメニュー「いろんな県産の魚の天ぷら」が。 これを天つゆ等は無く、最初からの味付けのみ、もしくは少量の塩を振りかけて頂く。 これもまた旨いのだ! 魚はおそらく刺身に使用する魚の切り落としだろう。 しかしそれゆえに鮮度の良いネタなので、しかも4、5種類の魚を揚げてあるので、微妙な味の違いも楽しめる。 しかも安い! それが一番いい! 安くて旨い、それに勝ることはないだろう。 全てに満足した私達は次に行くお店を決めていたのだが、 予約をした訳ではないので 「どうする? このお店で沈没してもいいよねぇ…」とまで考え方を方向転換させられてしまいそうになってしまった。(しかし結果、次のお店に行くことになる…。) やっぱり沖縄は素晴らしい! コチラでは県産の魚介類に特化して料理と泡盛を楽しんだが、その他にも野菜も豚肉も牛肉も鶏肉も、その全てが美味しいのだ。 もう間もなく定年を迎える身として本気で沖縄に移住する気持ちを考えている……。

2023/02訪問

1回

アイシィジェラート 宮古島店

宮古島市/ジェラート・アイスクリーム、立ち飲み

3.05

3

¥1,000~¥1,999

~¥999

定休日
木曜日

夜の点数:4.0

美味しい「宮古牛」を焼き肉で頂いた後、そのお店の真向かいに賑やかな店内のお店が。 「何のお店だろうね? ちょっと覗いてみようよ」 近くに寄ってみると「あっ、ジェラートのお店だ!」 ちょうど良かった。 焼き肉店ではデザートは食べていないのでコチラで頂いてみよう、となった。 お店のロゴの入った扉を開けると、既に2組のお客がジェラートを楽しんでいる。 私達もショーケースを覗くと、美味しそうなジェラートが8種類ある。 どれも魅力的で美味しそうだが、やはりここは宮古島だ。 島らしい材料の物にしようよ、と選んだのが 「島バナナミルク」と「黒糖ミルク」だ。 ダブルカップを二人でシェアしてもよろしいですか? とご主人に聞いてみたところ「構いませんよ」と。 それでは、とジェラートを受け取り席についた。 島バナナミルクにはシナモンパウダーを添えてくれた。 二人で仲良くシェアして食べてみたが、とても美味しいのにビックリした! 失礼ながら期待以上に美味しくて妻と二人で興奮状態だ。 島バナナミルクは後に添えたシナモンが嬉しい。 これでワンランクもツーランクもアップだ。 黒糖ミルクも素朴な風味を活かした仕上がり。 いづれも南の島ならではの美味しいジェラートだ。 鉄板焼の高級店のように、ステーキや焼き肉とデザートは雰囲気が相容れないので別のスペースに案内されるが、 お向かいの美味しい宮古牛の焼き肉を食べて、コチラに移動するのは、まるで同じ理屈に当てはまる。 車の交通量が多いが、注意して道を渡れば…… お勧めしたいルートだ。

2023/08訪問

1回

マルヨシ鮮魚店

宮古島市/その他

-

3

¥1,000~¥1,999

¥1,000~¥1,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

テイクアウトの点数:4.0

宮古島で美味しい刺身が食べたかったらコチラ! と決めている「マルヨシ鮮魚店」さん。 すっかりお気に入りになってしまった。 このボリューム、新鮮さ、バリエーションの豊かさ。 これで税込1,000円は信じられないことだ。 ホテルからは離れた場所にある為、カーシェアの車で買いに行くのだが、休日ともなると与那覇前浜ビーチで美しい「宮古ブルー」を堪能した後、ホテルのイベントとしてほぼ毎日開催されるサンセットライブ等の演奏を楽しんで、そしてこの刺身の盛り合わせを肴に泡盛を傾ける……。 こんな贅沢な休日はまさに役得と言わざるを得ないだろう。 最後の休日にも同じ予定にするつもりだ。 マルヨシさん、宜しくお願い致します。 ホテル暮らしが続いている私。 たまの公休日に出かけることが楽しみだ。 客室内では調理が出来ないので、刺身などが無性に食べたくなる。 しかし島内のスーパーでは以外と思える程、近海物の魚の刺身が販売されていない。 無い訳ではないが、種類が少ないのだ。 そんな事情を踏まえて島内で美味しい魚の刺身を販売されている店を探したところ、コチラを見つけることができた。 レンタカーを借りてお店に向かったが、ナビは目的地付近に到着したことを告げているのに、一向にそれらしきお店が見つけられない…… と思っている時に「あっ! ここだ!」と。 看板も小さめで、のぼり等も無い。 何かの事務所のような店構えは うっかりすると見過ごしてしまいそうになる。 小型車なら2台ぐらいは駐車出来そうなスペースが店の前にはあり、そこに車を停めてお店の扉を開ける。 中に入ると、おぉっ! イラブチャーやミーバイ、アカマチなどの近海物の魚がお出迎えしてくれた。 水槽もあり、中にはサザエのような貝類(おそらくサザエだろう…)もいる。 お店のご主人に 「刺身を盛り合わせで1000円ぐらいの内容でお願いしたいのですが。」 と声をかけると 「何人で食べるの?」 「1人です」  「(量が)多いと思うよぉ?(笑)」 といったやり取りが。 「大丈夫です!刺身に飢えてますから!(笑)」 といった返事で盛り合わせを作って頂くことに。 出来上がった刺身を受け取り代金を支払いお礼を告げてホテルに戻った。 部屋に戻り、さっそく食べてみることに。 おぉ! 素晴らしい! これで1000円で良いのか! 魚はキハダマグロやカツオも含め全て近海で揚がった物。 勿論地物のタコにセーイカもあり、全部で8種類だ。 醤油に山葵……  ではなく、醤油には同じ沖縄県那覇市で購入した、お気に入りの海鮮居酒屋自家製の島唐辛子の調味料を添える。 これがまた辛いが旨いのだ! この組み合わせに泡盛も進む進む! あぁ、やっと満足できる刺身を楽しむことができた。 ご主人、ありがとうございます。 宮古島に滞在中は何度かお世話になりたいと思います。

2023/08訪問

2回

居酒屋シノワーズ 武ちゃん

宮古島市/居酒屋、創作料理、沖縄料理

3.04

3

¥3,000~¥3,999

-

定休日
-

夜の点数:4.0

この夏の勤務地である宮古島に到着した。 乗り継ぎ便の為、宮古空港ではなく下地島空港に着陸した私を会社の人事部の人が迎えに来てくれた。 今回はリブインの為、先ずは荷物を置きにホテルへと向かう。 (本来、このような場合は会社の寮の1室があてがわれるのだが、その寮自体が満室の場合、やむを得ず勤務するホテル内の客室で生活することがあるのだ) そこで一息ついたら、先ずは打ち合わせだ。 大雑把な話を伺った後、もう少し詳しい話は到着したのが夕方になっていたこともあり、担当の支配人が 「夕食はどうするの?良かったら一緒に食事しながら…」 と相成った。 そして連れてきて頂いたのがコチラ。 なんでも会社の従業員の人の身内の人のお店だそうな。 宮古島の繁華街で、そのうちの一角にあるビルの二階部分にお店はある。 初めての、何の予備知識も無いお店は多少緊張するが、身内の人のお店ということが尚更拍車をかける。 先ずはオリオンの生ビールだ。 近年、大手のメーカーと手を携えて以来、少し毛並みが変わったように感じていたが、やはり沖縄ではビールはオリオン1択になってしまう。 お通しが。 ジーマミー豆腐を少しアレンジした物だ。 口取りとしては良かったのたが、写真はこれまで! この先は仕事の話も絡み、真剣な会話をしながら… だったので、写真を撮るような雰囲気にはなれない。 しかしなから、その後は泡盛をボトルで注文しながら料理もいくつかお願いしたが、お店の看板に偽り無し! 創作料理っぽい中華や地元の郷土料理もあり、満足できるものであった。 会計はご馳走になってしまったのでわからないが、庶民的な価格と思える。 先記したが繁華街の中心地にあり、リゾートホテルではなく近隣のホテルに宿泊しているなら使い勝手が良いと思えるお店だ。

2023/07訪問

1回

OKINAWA BLUE

那覇空港/バー

3.26

27

-

¥1,000~¥1,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.0

沖縄への旅、最終日。 空港に到着し、チェックインして荷物を預け ほっとする。 ボーディングまで30分と少しあるので空港のラウンジで時間を潰そうか…とも考えていたが、妻が 「ねぇ、あそこにバーのようなお店があるんじゃない?」と、コチラを発見してくれた。 さすが我が愛する妻よ! 夫のことを良く理解してくれている。 さっそく伺うとしよう! という訳でカウンターだけの小さなお店にたどり着いた。 メニューを見ると、ビールやソフトドリンクもあるのだが推しは自社生産のウィスキーのようだ。 私はたとえどんな場合でも、1日のファーストアルコールドリンクはビールと決めているので、コチラでもビールを頂き、妻は帰路に車を運転する都合シークヮーサーソーダをそれぞれ注文した。 この それぞれのドリンクは間違いなく美味しいのだが、 お店イチオシのウィスキーまでには至らなかったのが残念だった。 お店のスタッフの女性は自社の商品について とても良く勉強していて、応対も気持ちが良い。 また那覇空港に来る際には立ち寄らせて頂こう。

2023/02訪問

1回

新小屋

安里、牧志、おもろまち/もつ焼き、串焼き、豚料理

3.59

197

¥4,000~¥4,999

-

定休日
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夜の点数:4.0

入籍記念日に訪れた沖縄の旅。 初日の二軒目は以前訪問してとても良かったコチラ「新小屋(アラコヤ)」さんに。 串焼きをメインに標榜してはいるが、料理の内容からコチラのシェフ、もしくはオーナーはフレンチにも精通しているのでは…と思わせるメニューなのだ。 いや、フレンチに限らず、どちらかというとフュージョン料理と言ってもいいだろう。 串焼きのメニューにも「仔羊の串焼き」がオンリストされているのたが、これにはクミンを効かせて焼き上げ、少し添えてあるパクチーがなんともエスニックだ。 一緒に焼いてもらったタン元やカシラは本格的なモツ焼きの名店の物と遜色ない良い素材の物だ。 沖縄に来ているのだから料理には泡盛を…とは思うのだが、コチラの料理にはワインしかイメージできない。 ワインリストにはセンスの良い物がオンリストされている。 この日、先ずは軽くソーヴィニヨンブランを「海老とセロリのサラダ」に合わせてみた。 勿論、タン元やカシラにも合う。 仔羊の串焼きやシャルキュトリーにはグルナッシュやシラーのワインを。 バーボン樽で熟成された、とても力強い味わいと立ち上る芳香。 シラーの持つスパイシーさ、グルナッシュの持つプルーンのような黒い果実をイメージさせる香り…。 とても良いワインを安価で提供している。 そのシャルキュトリーはメニューの豊富さに嬉しい迷いが出てしまい、お店の人に「アレもコレも……」と複数のメニューを注文すると「それでは いろいろな物を少しずつ盛り合わせにしましょうか?」との提案が。 我が意を得たり。そうして頂だこう。 提供された盛り合わせはかなりの種類があるが、全て2ピースずつなので夫婦でシェアするのにちょうどいい。 特に鶏レバーのペーストの上品な濃厚さ、豚足のテリーヌのオリジナリティは印象に残る味わいだ。 本当はもっといろんな料理を楽しみたかったのだが、最初に伺ったお店の料理もまだ胃袋に残っていて……。 残念だがこの日はコレでフィニッシュとしよう。 新小屋さん、また来ますね。ごちそうさまでした。

2023/02訪問

1回

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