この口コミは、アヴさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。
問題のある口コミを報告する
-
昼の点数:3.9
-
~¥999 / 1人
-
-
料理・味 3.9
-
|サービス 3.0
-
|雰囲気 3.0
-
|CP 4.0
-
|酒・ドリンク -
-
-
[ 料理・味3.9
-
| サービス3.0
-
| 雰囲気3.0
-
| CP4.0
-
| 酒・ドリンク- ]
潔さNo.1
-
マグロトロ丼
{"count_target":".js-result-ReviewImage-28999055 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-28999055","content_type":"ReviewImage","content_id":28999055,"voted_flag":false,"count":12,"user_status":"","blocked":false}
-
暖簾がイカしてるが店名はどこにも書かれていない。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-28999053 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-28999053","content_type":"ReviewImage","content_id":28999053,"voted_flag":false,"count":10,"user_status":"","blocked":false}
2014/07/15 更新
美味いものは、どんどん食べにくくなっていく。例えば、鰻、鯨、そして鮪。どれもボクの好物。「今のうちに存分に楽しんでおくべきだ」ということで、今日はマグロを食べに「白川」にやってきた。白川に看板はない。そこに店があることは認識していたが、食べログで初めて店名を知ったほどだ。というよりも「マグロ専門店」であることも知らなかった。しかし店の名前『まぐろだけ“ボーノ” 白川』って本当だろうか?本当にまぐろしか扱ってないけど。
訪れたのは12:00過ぎくらい。店内は想像していた以上に狭い。L字型のカウンターと、3人が限界のテーブル席。10人が限界だろう。その狭さと昼時という時間帯も影響しているだろうが満席だ。すると女将さんが「ちょっと詰めてあげて」と即座に客に指示を出す。なんていうか、この雰囲気、嫌いじゃないぞ。メニューは本当にマグロだけ。いや、潔いなぁ!あと日本酒は種類が豊富みたいだ。
オーダーしたのは「まぐろトロ丼」。赤身だけじゃ物足りないし、ネギトロも惹かれるが、せっかくのマグロ専門店なのだから食べたいのを喰うことにした。昼から贅沢にも握りをオーダーしたが、夜のみの提供とのこと。残念。ただ言うほど贅沢じゃない。なぜなら安いためだ。この店のコスパ、立地を考えたら相当いいぞ。
他の客が帰ったため、運良くカウンター席に移動。おかげで大将の仕事っぷりを目の前で見ることができた。まず驚いたのが、マグロの扱い方だ。年季を感じるまな板のようなネタ専用らしき板にサクが5つ。大将はその内の1つを丁寧に手に取ると、まな板に移して30cm以上はある包丁で切る。その仕草がまるで産まれたばかりの我が子を扱うかのような丁寧なものなのだ。「この人、ガチでマグロが好きなんだな!」そう思わざる得ない。
そしてサクから2切ればかり切り分けると、別のサクからまた2〜3切れほど切り別ける。部位ごとに味が若干異なるのだろう。長い包丁の端から端までを惜しみなく使って、それはそれは丁寧に切り分ける。その仕事は職人らしさを感じる。その仕事を見つめながら、最後にトロの部分を切っているときには、思わず「もう一枚!もう一枚!」と心の中で叫んでいた。
そうして出てきたボクのまぐろトロ丼。トロが5切れ、赤身が8切れの大盛りだ。テンション上がる!早速一口「ん、んまい!やっぱりマグロは最高だよぉ!」と心の中でまた叫ぶ。このまま勢いの任せて行くか!と思ったが、なにやらツマが乗っている。「こいつあとでジャマしてくれそうだな」と投げやりにクチに運んだ。「えっ?このツマ、ごくごく細く切られた大葉がいい風味を出しててうまいんですけど!」してやられた。マグロだけじゃねーよ。この店!
嬉しいサプライズのあと、改めて丼を見る。ネタは決して大きいとは言えないが、綺麗に盛りつけられており、また13切れというボリュームは食べ応えがある。店が変われば1.5倍以上の値段を覚悟しなければ喰えないだろう。いいぞ。ボーノ、いい。改めてテンション上がったボクは、がつがつ喰い始める。赤身、ご飯、お茶に行ってトロ!「美味いぃぃ!」あっという間に無くなってしまった。寂しい。もっと喰いたい。
「こりゃー夜にまた来るしかねーな」と改めてメニューを確認すると、「お客様の健康のため、お酒が3本まで」との記載が。「我慢させる店だなぁ」と微笑ましい。お客の要望にすべて応えなくても繁盛している店。その人気はやっぱりマグロへのこだわりなんだと思う。いや、大将の頭といい、ホントに潔い店だわ。