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昼の点数:4.5
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 4.2
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|サービス 4.1
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|雰囲気 3.5
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|CP 4.3
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.2
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| サービス4.1
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| 雰囲気3.5
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| CP4.3
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| 酒・ドリンク- ]
だって、男なんだもん。
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海老フライ定食
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海老フライ定食
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チラリズム・・・
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2014/07/03 更新
女人禁制ってわけじゃない。でも圧倒的に男性客が多い。ネクタイしたサラリーマンはもちろん、作業着姿の職人さんやクリエイターと思われるカジュアル姿。確かにそのボリュームは男の胃袋を満たすための量が担保されており、女性の胃袋にはヘビーに思える。
洒落乙な街、西麻布。交差点のほど近くに、大の男が20〜30分くらい並んででも食いたい店がある。トンカツ屋の「三河屋」だ。ランチ営業のみ、揚げ物のみの硬派な店。「がっつりいきてーよ」って時に利用させていただいている。
時間は12時過ぎ。店の前には既に6〜7名ほどの列が。。。「やっぱりか。仕方ないな」と最後尾に付く。並び始めてすぐに後ろが並ぶ。皆、常連なのだろう。「この店じゃ待つのは当り前」って感じの表情で並びながらスマホをいじっている。なんていうか、こいつら全員、この店を愛する同志の様で嫌いじゃない。
待っていると、さぞ満腹といった感じの満足気な表情の客が出てくる。そして店員さんに促され、一人、また一人と店に吸い込まれる。「俺の番はまだか?」とはやる気持ちを抑えて「今日はなにを食うべきか?」を検討し始める。人気店で時間をかけるのは迷惑。並びながら決めるのが男のランチマナーだろう。
王道はやはり「ミックスフライ」だ。こいつはメンチ、ハムカツ、コロッケ、チキンカツと男が好きな揚げ物のオールスター。ミックスと言うよりマックスだ。ボリューム満点な奴で、いつでも期待を裏切らない。その他にもこの店のエース、メンチだけで攻める方法もある。食べ応えのあるメンチを存分に楽しむのだ。考えるとよだれが出てくる。だが、裏番長のハムカツもいい。実はもともとハムカツに対して「ハムだけで食べた方がうまくね?」と懐疑的だったが、ここのハムカツを食べてハムカツを見直した程のウマさなのだ。ああっ、悩ましい。
どれにするか?真剣に胃袋と相談していると壁にかかったメニューが眼に入る。「んっ?この隠れてる奴は?」壁のメニューには飾りで隠れているが、なんと海老フライが書かれていた。(普通のメニューにも書かれているけど)。この男心を誘うチラリズム感。そそられてしまった。決定だ。今日は歌舞伎役者・海老蔵が暴行を受けた現場の近くで海老フライを食おう。
店内は相席。だが悪い気はしない。並ぶほど、この店を愛する同志と食卓を囲んでいるのだから。まぁ会話は一切なく、黙々と食べるだけなんだけどね。前に座ったオッサンはミックスフライを攻めていた。「うん、わかるよ。それお得感半端じゃねーよな!」などと勝手に共感していると海老フライ定食が颯爽と登場する。
「はーい、海老フライの方、お待ち〜!」。店員さんの声が元気で「食うぞっ!」って気分をかき立てる。来やがったな!海老フライとその仲間達め。美味しく頂いてやる。三河屋の海老フライ定食は海老フライだけでなない。チキンカツが半分(4切れ程度)とジャガイモ感の豊富なコロッケが付いている。だが最初に口を攻めるのは海老フライだ。決して大きな海老ではないが、3本も入っているので海老から攻めなきゃバチが当たる。皿の端にたっぷりとあるタルタルソースに海老フライをくぐらせる。「ザクッ」良い歯ごたえだ。「ぷりっ」と感はないものの衣の具合と海老の程よい固さが酸味の聞いたタルタルとよく合う。「んまい」。
そしてお次は、可愛いサイズのコロッケ。コイツも歯ごたえがいい。ジャガイモのゴロっと感がすばらしい。口の中でほくほくのジャガイモをすりつぶすウマさだ。そしてご飯が口に運ぶ。いや、吸い込まれると言った方がいいかもしれない。口がブラックホール化してる。この店の嬉しいところは、ご飯がおかわり自由なところだ。なんとふりかけまで用意している。すぐさま2杯目をお願いすると、嬉しそうに用意してくれた。なんていうか笑顔で持ってきてもらうとそれだけでウマく感じる。どんだけ米を食べさせたいのだろう?
なんだかんだで、あっという間に完食した。やりきった感はミックスフライに劣るものの、満足感は大きい。達成感と満足感が全身を支配する。おっと、こうしている場合じゃない。この味を待っている同志がいるのだ。さっさと会計を済まして次にバトンタッチしなければ。